妖精の葉

本日の依頼はですね


ジェイド
「今日の依頼はなんですか」
ブラッド
「妖精の葉の採取だと」

「妖精の葉?」
エシト
「なんですかそれは」
ジェイド
「さあ?珍しいものなんですかね」
ブラッド
「名前からして珍しいものだろ」

「だと思うけど」
エシト
「貴重な品だとは思いますね」
ジェイド
「まあなんとでもなりますよ」
ブラッド
「そうあって欲しいな」

「でも僕としても興味はあるけどね」
エシト
「翠さんは好奇心はあるようですね」
ジェイド
「ですね、本を読むのが好きなようですし」
ブラッド
「俺は難しいのは苦手だよ」

「でもブラッドはいい人」
エシト
「そうですね、少し無愛想ですが」
ジェイド
「ブラッドはローラの幼馴染なんでしたっけ」
ブラッド
「その事か、まあ一応はな」

「そういうのっていいよね」
エシト
「ブラッドさんは恋愛には疎いようですけどね」
ジェイド
「とはいえブラッドは立派だとは思いますけどね」
ブラッド
「俺はそんな立派な奴じゃないよ、まあ何もせずに見てるような馬鹿でもないけどさ」

「ふーん」
エシト
「それだけでも立派だと思いますけどね」
ジェイド
「まあ誰だって危険な事に首を突っ込みたくはないものですよ」
ブラッド
「そんなの当たり前だろ」

「それは分かるけどね」
エシト
「だからこそ対処はするのですね」
ジェイド
「そういえばブラッドは槍の腕はそれなりに立ちますよね」
ブラッド
「一応兵士はやってたからな、最低限の事は身につけてるよ」

「兵士なんだね」
エシト
「でも元軍人だと将校クラスの方が貴重なのでは?」
ジェイド
「私は大佐ですけどね、まあクランの元軍人は高位の将校クラスは少ないと思われます」
ブラッド
「だな、よくて小隊長とかその辺の経歴の奴は多いよ」

「軍の階級もいろいろだからね」
エシト
「あと軍隊によって呼び名も変わりますしね」
ジェイド
「そういう事です」
ブラッド
「ジェイドは大佐だけど軍隊はどこなんだ?」

「そうだね、確かマルクト軍だよね」
エシト
「陸軍でしょうか」
ジェイド
「陸軍ですよ、まあ言われれば海軍の指揮も執れますけどね」
ブラッド
「その辺は有能さが分かる話だな」

「頭だけはいいもんね、人格に問題あるけど」
エシト
「ジェイドさんは人格は見事にひん曲がってますからね」
ジェイド
「悪かったですね、まあ自分でも性根は腐ってるとは思ってますよ」
ブラッド
「自覚はしてるんだな」

「なんか意外かも」
エシト
「ですね」
ジェイド
「とはいえ私は人に慕われるのは好まないですし、ヒール役で構いませんよ」
ブラッド
「言うもんだな」

「自分から嫌われに行くのか」
エシト
「それもらしさですかね」
ジェイド
「では行きますよ」
ブラッド
「ああ」

「うん」
エシト
「はい」



ジェイド
「それで今日はどこへ行くんです」
ブラッド
「妖精の森だと」

「妖精の森ね」
エシト
「妖精に出会えたりするんですかね」
ジェイド
「どうでしょうね、妖精というのは人前には滅多に姿を見せないそうですし」
ブラッド
「クランの妖精はレアケースって事か」

「そうなるかな」
エシト
「妖精はついでに悪戯好きな種族ですからね」
ジェイド
「ですね、持ち物を盗られたりしないように」
ブラッド
「分かってるよ」

「ふふ、まあ会えたら幸運かな」
エシト
「そうなりますかね」
ジェイド
「とはいえ妖精の森でも魔物は出ますけどね」
ブラッド
「妖精が襲われたりしないのか」

「妖精は高い所に家を作るからよほどの事がないと襲われない筈だよ」
エシト
「ええ、少なくとも鳥の魔物でもない限り襲えないかと」
ジェイド
「なので妖精は意外と襲われないものなんですよね」
ブラッド
「知らなかった」

「現実はそんなものなのかもね」
エシト
「意外と賢い生き物ですからね」
ジェイド
「では行きますか」
ブラッド
「ああ」

「うん」
エシト
「ですね」



ジェイド
「ここが妖精の森ですか」
ブラッド
「ギザギザの葉を集めろってさ」

「分かった」
エシト
「では参りますか」



ジェイド
「これですかね」
ブラッド
「みたいだな、他にもある筈だから集めてくれ」

「了解」
エシト
「行きますか」



ジェイド
「意外と集まりますね」
ブラッド
「思ったよりも珍しくないんだな」

「やっぱり妖精は見えないか」
エシト
「虎視眈々と狙っている可能性はありますけどね」
ジェイド
「はぁ、持ち物盗られたくはありませんねぇ」
ブラッド
「ならさっさと終わらせて帰ろうぜ」

「それがいいね」
エシト
「ならさっさと終わらせますよ」



ジェイド
「もう少しですかね」
ブラッド
「だな」

「どんどん行くよ」
エシト
「はい」



ジェイド
「こんなものですかね」
ブラッド
「それじゃ依頼達成だな」

「帰ろうか」
エシト
「何か来ます」
魔物
「みーっけ」
ジェイド
「出ましたか」
魔物
「覚悟してよね」
ブラッド
「ったく」

「負けないよ」
エシト
「参ります!」
魔物
「来いッ!」




「行くよ!」

「忌まわしき風を飲み込む、閃光の終焉!フラッシュエンド!!」
魔物
「ひゃっ!?」

「アクセル解放!マジックエナジー!」

「エメラルドサイクロン!!」

「ご覧あれ、我が心となり!仇なす者に粛清を!原初へと回帰せん!マジェスティ・イングレイス!!」
ブラッド
「行くぞ!」
ブラッド
「参る!奥義!ライトニングヘイル!!」
魔物
「ひゃっ!?」
ブラッド
「アクセル解放!ガードブースター!」
ブラッド
「エコーランス!!」
ブラッド
「参る!響け!轟け!全てを貫く光となれ!刹那の光で穿つ!聖槍瞬撃破!!」
エシト
「参りますよ!」
エシト
「うふふ、快感を与えて差し上げます!情熱折檻!!気持ちいいですよねぇ!」
魔物
「ひゃっ!?」
エシト
「アクセル解放!マスターテンション!」
エシト
「ハードパニッシュ!!」
エシト
「参ります!うふふ、快楽に堕として差し上げましょう!ほらほらほらほら!!快楽痛打!!酔い痴れなさい!」
魔物
「撤退だね」



ジェイド
「では依頼達成ですね」
ブラッド
「帰るか」

「だね」
エシト
「行きましょう」


こうして依頼達成
その葉は魔法の力を秘めているらしい

評判の料理屋 第一話

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、暇なの?」
レイヴン
「暇って訳でもないが」
穂奈美
「ま、仕事の隙間ぐらいあるさ」
レイヴン
「隙間って」
エロイナ
「お前がマスターだったのだな、最初は不潔なおっさんにしか見えなかった」
レイヴン
「うっさいわ」
山風
「でも提督は髭が素敵」
レイヴン
「無精髭なんだが」
穂奈美
「いいじゃないか、男は髭があった方が貫禄があるぞ」
レイヴン
「そういうもんかね」
エロイナ
「とはいえ適当に見えて意外と紳士なのはそれこそ意外だな」
レイヴン
「おい」
山風
「でもエロイナはお姫様の護衛なんでしょ」
レイヴン
「そういやそうだったな」
穂奈美
「まあこの国なら簡単に襲われたりはしないだろうさ」
レイヴン
「実際お姫様とかたくさん参加してるしな、うちには」
エロイナ
「そうだな、他国の姫君との交流は何かと収穫になるだろう」
レイヴン
「実際そういうお姫様や貴族や王様との交流は知らない世界を知れるしな」
山風
「お姫様っていいよね」
レイヴン
「女の子の憧れよな」
穂奈美
「そうだねぇ、私も小さい時はそういうのに憧れたもんさ」
レイヴン
「そして気づいたら口の悪い先生に」
エロイナ
「だが穂奈美を見ていると人生の経験は感じるがな」
レイヴン
「そうねぇ、俺も穂奈美ちゃんも伊達に歳食ってないわな」
山風
「あたしは…」
レイヴン
「山風ちゃんはまあ」
穂奈美
「なんにしてもエロイナも年取れば分かるさ」
レイヴン
「大人の余裕だねぇ」
エロイナ
「むぅ、そんなものなのか」
レイヴン
「そんなもんよね」
山風
「提督が言うなら」
レイヴン
「そういやアヌークちゃんの例の食堂は今やってんのか」
穂奈美
「あれな、今の時間だと仕込みの時間だろ」
レイヴン
「そうね、まあ時間はあるしな」
エロイナ
「仕込みな、料理は美味しい、特にここのものはな」
レイヴン
「エロイナちゃんもすっかり虜やね」
山風
「美味しいもんね」
レイヴン
「それな」
穂奈美
「ま、好き嫌いする奴もいて当然ではあるか」
レイヴン
「好みなんて誰にでもあるしな」
エロイナ
「やはりそういうものなのか」
レイヴン
「そういうもんよね、さて仕事するか」

その頃

アヌーク
「ふんふーん、おや?仕込んでおいたポテトポタージュがありまセンネ」
アヌーク
「…人の気配がシマス」
男の子
「すぅ~」
アヌーク
「おや、気持ちよさそうに寝てマスネ」
男の子
「すぅ~」
アヌーク
「もしもーし、こんな所で寝てると風邪引きマスヨ」
男の子
「うにゅ、はっ!?うわっ!?お姉さん誰!?」
アヌーク
「ここの店主デス」
男の子
「店主?」
アヌーク
「ポテトポタージュを飲み干したのはあなたデスネ」
男の子
「あぐっ、ごめんなさい、お腹が空いてたから」
アヌーク
「スープは別にいいデスヨ、それよりお腹が空いているんデスネ」
男の子
「あ、うん」
アヌーク
「よければモーニングでも食べていきマス?簡単なものしか作れマセンガ」
男の子
「いいの?」
アヌーク
「構いまセン、どうしマス?」
男の子
「えっと、それじゃ頂きます」
アヌーク
「決まりデスネ、それとお名前を教えて頂けマスカ」
アレッシオ
「アレッシオだけど」
アヌーク
「分かりマシタ、では今ササッと作るので少しお待ちを」
アレッシオ
「ああ」
アヌーク
「それと汚れたままではあれデス、シャワー室があるので体を綺麗にしてクダサイ、あそこデスヨ」
アレッシオ
「シャワー室?分かった」
アヌーク
「使い方もついでに説明シマスネ」



アヌーク
「ドウゾ」
アレッシオ
「うわ、美味そう…それに凄くいい匂い…」
アヌーク
「モーニングなのでこんなものデスガ」
アレッシオ
「えっと、偉大なる神々よ、我が糧をお恵みくださり感謝致します」
アヌーク
「フム、特に問題ないデスネ」
アレッシオ
「美味っ!?なにこれ!?めっちゃ美味い!」
アヌーク
「モーニングならこんなものなのデスガ異世界の方にはご馳走なのデスネ」
アレッシオ
「はふっ、はふっ」
アヌーク
「そういえばアレッシオサンは人間ではないデスヨネ」
アレッシオ
「ん?ああ、僕は神族だよ、でも魔力が全然なくてさ、髪の毛もこの通り金髪だろ」
アヌーク
「そうデスネ、綺麗な金髪デス」
アレッシオ
「本来神族は銀髪なんだよ、だから僕は神族としては役立たずって事」
アヌーク
「フム、それであんなみすぼらしい格好だったのデスネ」
アレッシオ
「そうだよ、向こうだと仕事を見つけるのも苦労するしさ」
アヌーク
「ではここで給仕として働きマセンカ?私一人だと何かとあるのデス」
アレッシオ
「働かせてくれるのか!」
アヌーク
「ハイ、ただ一週間に一度の土曜の日になりマスガ」
アレッシオ
「それでもいい!働かせてくれ!」
アヌーク
「決まりデスネ、給金は銀貨十枚でよろしいデスネ?」
アレッシオ
「銀貨十枚!?そんな出してくれるのか!?」
アヌーク
「そちらの世界の相場は私には分かりマセン、少し高すぎデスカ?」
アレッシオ
「銀貨十枚なんてそれこそ高給取りだよ、平民の仕事なんてよくて銅貨30枚ぐらいだぞ」
アヌーク
「だとしたら高いみたいデスネ、でも言ってしまったので約束通り銀貨十枚でお支払いシマス」
アレッシオ
「あ、ありがとう…」
アヌーク
「一週間に一度の仕事デスカラ、一週間分の賃金と考えれば安いデスカネ」
アレッシオ
「うーん、でも僕の世界だと銀貨十枚は一ヶ月は暮らせるぞ」
アヌーク
「おや、そうデシタカ」
アレッシオ
「アヌークさんどんだけ太っ腹なの」
アヌーク
「まあ私もお給金は凄い時は銀貨30枚分ぐらいもらってたと思いマスヨ」
アレッシオ
「はぁ!?」
アヌーク
「相場が分からないのデスガ、たぶんこっちに換算して5万ぐらいデスカネ?」
アレッシオ
「いや、僕にはそっちの相場が分からない」
アヌーク
「銀貨10枚で一ヶ月だともっと高いんデスカネ、だとしたら10万ぐらいデショウカ」
アレッシオ
「うーん、でも貴族のお小遣いが一ヶ月で金貨一枚とか聞くからな」
アヌーク
「仮に金貨一枚が1万だとシタラ銀貨10枚は7千ぐらいデスカネ」
アレッシオ
「確か銅貨百枚で銀貨一枚、銀貨十枚で金貨一枚分だったと思う」
アヌーク
「フム、だとしたら金銭の価値自体違うようデスネ、異世界デスシ」
アレッシオ
「そうなるんじゃないかな」
アヌーク
「まあなんにしてもお給金は銀貨十枚で手を打ちマス」
アレッシオ
「そんなに出してくれるなんてな」
アヌーク
「とりあえずもう少しで開店デス、制服の予備があるのでそれに着替えてクダサイ」
アレッシオ
「分かった」



アレッシオ
「どうだ?」
アヌーク
「いい感じデス、とりあえず今日は私の仕事を見て覚えてクダサイ」
アレッシオ
「分かった」

「ここはなんじゃ?」
アヌーク
「イラッシャイマセ、ここは異世界食堂ことイヌワシ亭デスヨ」
女性
「イヌワシ亭?」
アヌーク
「料理を提供するお店デス」
女性
「ほう、では何か提供してもらおうか」
アヌーク
「ハイ、こちらメニューにナリマス」
アカ
「それと私の事はアカと呼んでいい」
アヌーク
「ハイ、ではアカサン何か決まりましたらお呼びクダサイ」
アカ
「うむ」



アカ
「このビーフシチューというのをもらえるか」
アヌーク
「ビーフシチューデスネ、少しお待ちを」
アレッシオ
「…」
アカ
「お主は神族か?とはいえはみ出し者のようじゃな」
アレッシオ
「まあな、でも恥ずかしいとは思わないさ」
アカ
「逞しいのぉ」
アヌーク
「お待たせシマシタ、ビーフシチューデス」
アカ
「ほう、これがビーフシチューというものか、では頂くとしよう」
アヌーク
「どうデスカ?」
アカ
「こいつは美味いな、長く生きているがこんな美味いものははじめて食べた」
アヌーク
「それはよかったデス」
アカ
「これの持ち帰りは出来ぬのか」
アヌーク
「そうデスネ、今の時間は開店したばかりデス、土曜の日に扉が出現シマス」
アカ
「ふむ」
アヌーク
「その日の内なら大丈夫ナノデ閉店前に来てくれれば出来なくはないデス」
アカ
「分かった、ではこれからはその時間に来させてもらおう」
アヌーク
「分かりマシタ」
アカ
「それとお代わりをもらえるか」
アヌーク
「了解デス」



アカ
「では次回からは遅くに来る、頼んだぞ」
アヌーク
「ハイ」
アレッシオ
「あんな感じでいいのか」
アヌーク
「ハイ、あとはメニューとかを覚えてクダサイ」
アレッシオ
「分かった」
アヌーク
「では他のお客様を待ちマスカ」
アレッシオ
「おう」


こうして食堂は意外と上手く回っている
新たなスタッフも増えたのです

風に舞う日常 パート97

8人の挨拶も終わり


シルヴィア
「ここは凄いですね、驚いてばかりですよ」
キール
「まあ最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」
カミナル
「そうあって欲しいですね」
アリシア
「お二人はお姫様か何かなんですか」
シルヴィア
「ええ、一応は」
ライコネン
「へぇ、本物なんだ」
カミナル
「ええ、まあここで働くのも理由があってですが」
旗風
「理由ですか?」
シルヴィア
「ええ」
キール
「とはいえそういう奴もここには多い、気にする必要はないぞ」
カミナル
「それは感謝します」
アリシア
「お近付きの印にケーキでもどうぞ」
シルヴィア
「では頂きますね」
ライコネン
「美味しいよ」
カミナル
「美味しい…なんですのこのケーキは」
旗風
「アリシアさんのケーキはもちろんキールさんのも美味しいですからね」
シルヴィア
「これ自分で焼いてるんですか?」
キール
「そうだぞ、このふわふわケーキは僕が作ったものだ」
カミナル
「本当にふわふわですね」
アリシア
「ケーキをふわふわにする方法は私も勉強ですよ」
シルヴィア
「凄いなぁ」
ライコネン
「まあ人生常に勉強だよね」
カミナル
「素晴らしいですね」
旗風
「アリシアさんは通販でケーキ売ってますからね」
シルヴィア
「そうなんですか?」
キール
「ああ、完全予約制だけどな」
カミナル
「でもクランならその方がいいのでは?」
アリシア
「ええ、なので運営も楽ですしね」
シルヴィア
「考えてるんですね」
ライコネン
「だね、売り方もいろいろかな」
カミナル
「ですね」
旗風
「なんにしても美味しそうに食べのすね」
シルヴィア
「本当に美味しいですから」
キール
「それは何よりだ」
カミナル
「はい、とても」
アリシア
「それはよかったです」
シルヴィア
「でもケーキが焼けるなんて凄いんですね」
ライコネン
「うちはいろいろやってるからね、ケーキぐらいは焼けるよ」
カミナル
「なるほど」
旗風
「副業でそういう事をしていますからね」
シルヴィア
「副業でケーキ屋かぁ」
キール
「ケーキはいいぞ」
カミナル
「キールさんって甘党なんですね」
アリシア
「キールさんは甘いものが大好きですからね」
シルヴィア
「本当に甘いものが好きなんですね」
ライコネン
「まあね、うふふっ」
カミナル
「でも美味しかったですよ」
旗風
「ではよろしく頼みますね」
シルヴィア
「はい、こちらこそ」
カミナル
「よろしく頼みますね」

その頃

エロイナ
「ここは凄いな、驚いてばかりだ」
セネル
「まあ最初はそんなものだ、、すぐに慣れるさ」
マリア
「そうあって欲しいですね」
ソフィー
「それにしてもあのマリア・ビショップかぁ」
エロイナ
「少し事情があってな、ここで保護してもらおうと思っている」
ジル
「ふーん、でもそれは構わないよね」
マリア
「感謝します」
天霧
「ま、本物ならそれだけって事だしな」
エロイナ
「そうなるな」
セネル
「それはそうとパン食うか?余り物だが」
マリア
「あ、はい、それじゃ頂きます」
ソフィー
「お菓子もどうぞ」
エロイナ
「すまんな」
ジル
「美味しいよ」
マリア
「確かに美味しい…」
天霧
「だろ?セネルのパンだからな」
エロイナ
「こんな美味しいパンははじめて食べたな」
セネル
「自炊が気づいたらこうなってただけだよ」
マリア
「あはは、凄いですね」
ソフィー
「ふふ、気に入ってくれて嬉しいよ」
エロイナ
「お菓子も美味しいしいい所だな、ここは」
ジル
「ふふっ、ならよかった」
マリア
「ここに来てよかったですね」
天霧
「そんじゃよろしく頼むぜ」
エロイナ
「ああ、こちらこそな」
マリア
「よろしく頼みますね」

その頃

玲奈
「ここは凄いな、驚いてばかりだよ」
ローエン
「まあ最初はそんなものですよ、すぐに慣れます」
理亜
「そうあって欲しいな」
ニナ
「ふふ、大丈夫ですよ」
玲奈
「なんか大人に囲まれるとね」

「そうか?」
理亜
「まあ何かとな」

「2人は不良なの?」
玲奈
「あたしは不良というよりギャルだね」
ローエン
「理亜さんは立派な不良ですね」
理亜
「うっせ」
ニナ
「ふふ、それと喫煙はおすすめしませんよ」
玲奈
「言われてんな」

「アタシにも言ってるだろ」
理亜
「別にいいだろ、煙草ぐらい好きに吸わせろよ」

「未成年が吸うのが問題なんじゃないの」
玲奈
「だよね」
ローエン
「煙草を吸うのは勝手ですが、未成年ならおすすめしませんね」
理亜
「わりぃかよ」
ニナ
「まあ止めはしませんけどね」
玲奈
「止めないんだな」

「ニナって何気に鬼畜だからな」
理亜
「おい」

「やれやれね」
玲奈
「でもみんな大人だなぁ」
ローエン
「伊達に歳は食っていませんよ」
理亜
「ローエンには勝てる気がしないぜ」
ニナ
「ローエンさんは策士ですからね」
玲奈
「マジかよ」

「アタシでもローエンには勝てる気がしないしね」
理亜
「おっかねぇな」

「でもギャルと不良なんて凄いわね」
玲奈
「ま、あたしも夢ぐらいはあるしね」
ローエン
「お二人は大したものですね」
理亜
「褒められてる気がしねぇ」
ニナ
「うふふ、褒めていませんからね」
玲奈
「おい」

「ま、煙草は吸いすぎるなよ」
理亜
「はいはい」

「それじゃよろしく頼むわね」
玲奈
「こちらこそね」
理亜
「よろしくな」

その頃


「ここは凄いね、驚いてばかりだよ」
リーガル
「まあ最初はそんなものだ、、すぐに慣れるさ」
絢華
「そうあって欲しいですね」
エリー
「ふふ、まあきっと平気ですよ」

「でもここは楽しいね、わくわくするよ」
真白
「ふふ、きっとこれからもっと楽しくなりますよ」
絢華
「まあ私も慣れていくしかないですね」
長月
「そうなるな、だがここはみんないい奴だ、安心していい」

「それは分かる、それよりこのチーズケーキ食べていいの」
リーガル
「構わんぞ」
絢華
「では…ん、美味しいですね」
エリー
「私が焼いたものですからね」

「エリーが焼いたんだ」
真白
「ここは料理が得意な人も多いですからね」
絢華
「悔しいけど美味しいです」
長月
「ふっ、満足したのなら何よりだ」

「こんな美味しいのが食べられるんだね」
リーガル
「飯には期待していいぞ」
絢華
「ならそうしておくわ」
エリー
「うふふっ」

「幸せの味だよ」
真白
「美味しそうで何よりです」
絢華
「ここのレベルの高さが分かりますね」
長月
「ではよろしく頼むぞ」

「うん、こちらこそね」
絢華
「よろしく頼みます」


こうして8人も馴染んでいる様子
新人募集の締め切りまでもう少し

新人は金色の乙女

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督も大変だね」
レイヴン
「言うな」

「レイヴンって人を惹き付ける魅力でもあるのか」
レイヴン
「知らんわ」
ニーカ
「だがレイヴンの下には自然と人が集まっているな」
レイヴン
「うーん」
山風
「あたしは提督が好き、だよ」
レイヴン
「本当に懐かれたな」

「羨ましいねぇ」
レイヴン
「…」
ニーカ
「ふっ」
レイヴン
「なんだ」
山風
「でも提督はそれが魅力」
レイヴン
「うーん」

「人を惹き付ける魅力みたいなのはあるんだろ」
レイヴン
「そんなもんなのかね」
ニーカ
「だが私もレイヴンは好きだ、ダディの次に好きだ」
レイヴン
「はは」
山風
「…」
レイヴン
「山風ちゃんも俺にべったりだし」

「いいじゃないか、モテモテで」
レイヴン
「そういうもんかね」
ニーカ
「そういうものだ」
レイヴン
「んー」
山風
「提督、本当は優しい人だよね」
レイヴン
「まあ俺も真面目になったとは言われるがな」

「真面目にねぇ」
レイヴン
「昔は女の子口説いてたりしてた訳だしな」
ニーカ
「典型的なチャラ男か」
レイヴン
「うっさいわ」
山風
「ふふっ」
レイヴン
「山風ちゃん、変なとこがツボよね」

「可愛くていいじゃないか」
レイヴン
「そうねぇ、守りたいこの笑顔」
ニーカ
「山風の守ってあげなきゃ感は異常」
レイヴン
「分かる、凄い守ってあげたくなるよな」
山風
「嬉しいけど…」
レイヴン
「ま、俺も騎士になった理由がモテたいからだしな」

「それ本当に分かりやすくていいよな」
レイヴン
「…」
ニーカ
「動機は不純」
レイヴン
「動機なんてそれでええんやぞ」
山風
「提督らしいね」
レイヴン
「やる気があれば動機なんて結果論やぞ」

「まあアタシも結果として慕われてるしな」
レイヴン
「苺ちゃんも何気に人気者よな」
ニーカ
「同意だな」
レイヴン
「さて、仕事だ」

その頃

エミリア
「ふぅ」
カイウス
「すっかり涼しくなったな」
エミリア
「そうね、まあたまに暑い日もあるけど」
狭霧
「でも気持ちいいですよね」
エミリア
「そうね、ただ季節の変わり目には気をつけなさいよ」
小梅
「眠くなったりしますよね」
エミリア
「それね」
カイウス
「きついよなぁ、季節の変わり目にって」
エミリア
「でもあの眠気には私もきついのよ」
狭霧
「雨の日は眠くなったりするようにですね」
エミリア
「ええ、おかげで雨の日は本当に辛いのよね」
小梅
「眠くて死にそうになりますからね」
エミリア
「あの天気は本当に勝てないものね」
カイウス
「眠くなるのだけは勘弁だよ」
エミリア
「全くよ」
狭霧
「雨は嫌です」
エミリア
「眠いわ」
小梅
「はぁ」
エミリア
「なんにしても仕事ね」

その頃

レイヴン
「ふぅ」
山風
「はい、お茶」

「眠いな」
ニーカ
「季節の変わり目は辛い」
なつめ
「失礼します、お客さんが見えてるよ」
レイヴン
「おう、通していいぞ」
なつめ
「こっちだよ、どうぞ」
高貴そうな女の子
「失礼します」
ギャルっぽそうな女の子
「失礼するよ」
騎士っぽい女の子
「失礼する」
不良っぽそうな女の子
「邪魔するぜ」
元気そうな女の子
「失礼します」
小さな女の子
「失礼します」
真面目そうな女の子
「失礼します」
黒髪の女性
「失礼します」
山風
「えっと、自己紹介頼める」
シルヴィア
「シルヴィア・ル・クルスクラウン・ソルティレージュ・シスアです」
玲奈
「妃玲奈だよ」
エロイナ
「エロイナ・ディ・カバリェロ・イスタだ」
理亜
「僧間理亜だぜ」

「栗生茜です」
カミナル
「カミナル・ル・プルテア・ソルティレージュ・シスアですわ」
絢華
「城ヶ崎絢華です」
マリア
「マリア・ビショップです」

「はいよ、そんで用件は新人募集でいいな」
シルヴィア
「はい」
玲奈
「少し事情もあってね」
エロイナ
「それでここを選んだという訳だ」
理亜
「断らないから現地に来いって事だろ?」
ニーカ
「うむ、では参加は認めるからキリキリ働くんだぞ」

「本当にあっさりだね」
カミナル
「では決まりでいいのですね」
絢華
「そのようです」
マリア
「ほっ」
レイヴン
「それで質問とかあるかね」
シルヴィア
「えっと、お風呂とか食事は」
玲奈
「どうなってんの」
エロイナ
「それは気になっている」
理亜
「どうなんだ」
山風
「食事は食堂、お風呂は地下に混浴の大浴場があるよ、時間内なら自由だから」

「稼ぎとかは?」
カミナル
「どうなっていますか」

「基本的には副業をやってもらう、既存のチームに参加してもいいし新規に立ち上げてもいい」
絢華
「そうですか、あとは周りの人に訊きます」
マリア
「その方が早そうだものね」
ニーカ
「分かった、ではよろしく頼む」
レイヴン
「それと戦いの方は問題ないね」
シルヴィア
「はい、問題ないですよ」
玲奈
「同じく」
エロイナ
「問題ない」
理亜
「同じく」

「問題ないですよ」
カミナル
「ありませんわ」
絢華
「問題ないです」
マリア
「同じく」
山風
「分かった」

「そんじゃよろしく頼む」
ニーカ
「なつめ、案内を頼む」
なつめ
「うん、行くよ」
シルヴィア
「はい」
玲奈
「はいよ」
エロイナ
「ああ」
理亜
「おう」

「はーい」
カミナル
「はい」
絢華
「ええ」
マリア
「はい」
レイヴン
「マリア・ビショップって」
山風
「知ってるの?」

「本物だよな」
ニーカ
「恐らく」

その頃

なつめ
「大体は分かったかな」
シルヴィア
「はい」
玲奈
「問題ないよ」
エロイナ
「同じく」
理亜
「ないぜ」

「同じくっ」
カミナル
「ありませんわ」
絢華
「問題ないです」
マリア
「同じく」
エミル
「あ、新しい人かな」
コーリオ
「そうっぽいね」
なつめ
「今は案内中だからあとでね」
エミル
「うん、それじゃね」
コーリオ
「それじゃ」
なつめ
「行くよ」
シルヴィア
「はい」
玲奈
「はいはい」
エロイナ
「ああ」
理亜
「はいよ」

「はいっ」
カミナル
「ええ」
絢華
「ええ」
マリア
「はい」


こうして8人も加わる事に
今年の新人募集も間もなく終わりとなる

風に舞う日常 パート96

5人の挨拶も終わり


音々
「ここは凄いですね、驚いてばかりですよ」
キール
「まあ最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」
音々
「そうあって欲しいですね」
アリシア
「でも音々さんっていかにも才色兼備って感じですよね」
音々
「うーん、まあ確かに平均よりはこなせますけど」

「それだけでも凄いんだぜ」
音々
「でも平均より出来るだけで突出してるって訳でもないですから」
夕雲
「それでも大したものだと思いますよ」
音々
「そうでしょうか」
キール
「僕は頭はいいが運動はからっきしだからな」
音々
「キールさんって学者ですよね」
アリシア
「そうですよ」
音々
「それだけでも凄いですよ」

「頭のよさでは敵わないんだぜ」
音々
「でもその若さで学者ですか」
夕雲
「キールさんは秀才ですよ」
音々
「なるほど…それとこのケーキ食べていいんですか?」
キール
「構わんぞ」
音々
「では頂きます」
アリシア
「どうですか」
音々
「美味しい…なんですかこの美味しいケーキ…」

「キールのケーキは絶品なんだぜ」
音々
「これキールさんが焼いたんですか?」
夕雲
「そうですよ、そっちのはアリシアさんのですね」
音々
「凄くふわふわでクリームもしっかりしてて…」
キール
「甘いものは欲しいんだが買うと高いからな、業務用で材料買って自分で作ってる」
音々
「あはは、凄いですね」
アリシア
「私はケーキ屋をやってますかすらね」
音々
「もしかしてあのアリシアさんですか?」

「だぜ」
音々
「そんな人まで参加してるなんて…」
夕雲
「アリシアさんのケーキは基本通販限定ですからね、たまに委託したりもしてますが」
音々
「そんな美味しいケーキが食べれるなんて幸せですね」
キール
「僕もケーキには自信があるがアリシアには勝てる気がしないからな」
音々
「あはは」
アリシア
「満足頂けて何よりですね」
音々
「まさかあのアリシアのケーキが食べられるなんて」

「みんな最初はそれを言うんだぜ」
音々
「知る人ぞ知るアリシアのケーキですからね」
夕雲
「そうですね、宣伝はあまりしませんし基本クチコミですから」
音々
「なるほど」
キール
「アリシアのケーキは基本通販だからこそ必要な数を作れるというものだ」
音々
「通販の強みですね」
アリシア
「そういう事です」
音々
「でも私は幸せですよ」

「ケーキの事だぜ?」
音々
「はい」
夕雲
「ふふ、まあよろしく頼みますよ」
音々
「はい、こちらこそ」

その頃

穂純
「ここは凄いですね、驚いてばかりですよ」
カイル
「まあ最初はそんなものだよ、すぐに慣れるさ」
穂純
「そうあって欲しいですね」
アメリア
「穂純って動物の世話とか出来たりするの?」
穂純
「まあ出来ますけど」
雪乃
「ふーん、獣医でも目指してるの?」
穂純
「いえ、学校でそういう活動をしてたので」
松輪
「なるほど」
穂純
「なので動物の世話とかはそれなりに得意ですよ」
カイル
「なるほどね、でも立派じゃん」
穂純
「そんな事は…」
アメリア
「あたしは動物は苦手だからなぁ」
穂純
「そうなんですか?」
雪乃
「アメリアは大型の動物が苦手なのよね」
穂純
「ああ、そういう事ですか」
松輪
「私も大型の動物は苦手で…」
穂純
「でも分かる気がしますね」
カイル
「大型犬とか苦手っていう人はそれなりにいるもんね」
穂純
「ですね」
アメリア
「大きいのは苦手だよ」
穂純
「あと動物そのものが苦手な人とかもいますからね」
雪乃
「動物恐怖症というものね」
穂純
「ええ、なので動物に関しては難しいと思いますよ」
松輪
「で、ですよね」
穂純
「なんにしても難しいですね」
カイル
「だね」
穂純
「大型の動物が苦手ですか」
アメリア
「うん」
穂純
「でも仕方ないですよね」
雪乃
「こればかりはね」
穂純
「ですね」
松輪
「ではよろしく頼みますね」
穂純
「はい、こちらこそ」

その頃

あやめ
「ここは凄いのね、驚いてばかりよ」
セネル
「まあ最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」
あやめ
「そうあって欲しいわね」
芳乃
「あやめさんってゲームが好きなんですか」
あやめ
「ええ、ガチ勢と言われる程度には」
由芽
「ガチ勢ねぇ」
あやめ
「ここなら働きつつゲームがやれそうだもの」
時雨
「逞しいね」
あやめ
「ふふ、ゲームの為なら時間は惜しくないわ」
セネル
「こいつは…」
あやめ
「それはそうとこのパン食べていいの?」
芳乃
「構いませんよ、セネルさんの作ったやつの余り物ですし」
あやめ
「ん、美味しい…なにこの美味しいの…」
由芽
「セネルのパンだものね」
あやめ
「こんな美味しいパンはじめてよ」
時雨
「それはよかったね」
あやめ
「でもなんで余るのよ」
セネル
「通販でパン屋やっててな、いつも余分に焼くんだよ」
あやめ
「そういう事なのね」
芳乃
「そういう事です」
あやめ
「でも美味しかったわ」
由芽
「それはよかったわね」
あやめ
「ええ」
時雨
「それじゃよろしくね」
あやめ
「ええ、よろしく」

その頃

美万里
「ここは凄いですね、驚いてばかりですよ」
ロニ
「まあ最初はそんなもんだ、すぐに慣れるさ」
美万里
「そうあって欲しいですね」
ソフィー
「にしても美万里っていかにもお嬢様って感じだね」
美万里
「そ、そうですか?」
ジル
「うん、でもなんかそれらしくなさも感じるかも」
美万里
「はぁ」
榛名
「ですが美万里さんは意外と欠点がありそうですね」
美万里
「うぐっ」
ロニ
「図星なのか」
美万里
「あの、それよりこのパンとかお菓子食べていいんですか」
ソフィー
「食べていいよ、余り物だしね」
美万里
「それじゃあ…美味しい…凄く美味しいです」
ジル
「ならよかった」
美万里
「これ誰が作ったんですか」
榛名
「パンはロニさん、お菓子はソフィーさんですね」
美万里
「凄いですね、こんな美味しいものを作れるなんて」
ロニ
「通販でセネルとパン屋やってるからな」
美万里
「へぇ~」
ソフィー
「あたしは錬金術士だしね」
美万里
「ジャンクフードが好きな私でもこの味は虜ですよ」
ジル
「ジャンクフードが好きって」
美万里
「ふふっ」
榛名
「ではよろしく頼みますね」
美万里
「はい、こちらこそ」

その頃

果乃
「ここは凄いですね、驚いてばかりですよ」
クレス
「まあ最初はそんなものだよ、すぐに慣れるさ」
天梨
「そうあって欲しいね」
あやり
「にしても果乃って真面目そうに見えて実は元気っ子でしょ」
果乃
「うぐっ、なぜそれを」

「元気っ子なんだ」
天梨
「普段は真面目を装ってるけどね」
霧島
「人は隠そうとしてもバレるものがあるのですよ」
果乃
「うーん」
クレス
「僕はそれも悪くないと思うけどね」
天梨
「器が大きいねぇ」
あやり
「うふふ」
果乃
「恐るべし…」

「まあその方が楽しそうでいいけどね」
天梨
「楽しんでるね」
霧島
「ではよろしく頼みますね」
果乃
「はい、こちらこそ」
天梨
「よろしくね」


こうして6人も馴染んでいる様子
変態は隠しておこう

新人はウブな変態

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「すっかり涼しくなったね」
レイヴン
「せやねぇ、まあまだ少し暑いけどな」
穂奈美
「残暑ってやつな」
レイヴン
「冬は億劫だねぇ」
ニーカ
「レイヴンは寒いのが苦手か?」
レイヴン
「苦手ね」
山風
「提督は寒いのが苦手だもんね」
レイヴン
「寒いって嫌だわ」
穂奈美
「まさにおっさんだな」
レイヴン
「うっさいわ」
ニーカ
「だがレイヴンは世話焼きだ、面倒と言いつつも世話を焼いてくれる」
レイヴン
「まあ、うん」
山風
「ふふっ」
レイヴン
「意地悪だな」
穂奈美
「からかうのが楽しいからな」
レイヴン
「おい」
ニーカ
「だがレイヴンは娘にも優しい、いい奴だ」
レイヴン
「にしてもニーカちゃんって本当にそっくりよな」
山風
「だよね、お母さんなんだよね」
レイヴン
「でもそっくりすぎて姉妹にしか見えない」
穂奈美
「娘は完全に母親の遺伝子だよな」
レイヴン
「寧ろ父親がどんな奴なのかが気になるんだが」
ニーカ
「ダディはいい奴、私の認めた旦那」
レイヴン
「あ、そすか」
山風
「でも意外と家族関係は良好?」
レイヴン
「マイカちゃんもなんだかんだで慕ってるしな」
穂奈美
「ま、いい母親なんだろ」
レイヴン
「だな、俺も家からは勘当状態だしな」
ニーカ
「レイヴンはなぜそうなっているんだ」
レイヴン
「んー、騎士とか全部辞めちまったからね」
山風
「そういう事なんだね」
レイヴン
「成功する保証もないこんなクランを始めるなんて言ったら親もそりゃ怒るわ」
穂奈美
「でも成功したんだから親をギャフンと言わせたんだろ」
レイヴン
「まあそうなるな」
ニーカ
「見返したという事か」
レイヴン
「だろうな」
山風
「でも提督はそういうのが凄い」
レイヴン
「はは」
穂奈美
「ま、レイヴンは何気に強運なんだろ」
レイヴン
「そんなもんかね」
ニーカ
「レイヴンは意外と出来る奴」
レイヴン
「…」
山風
「提督って不思議な魅力があるよね」
レイヴン
「俺にはよく分からんが」
穂奈美
「なぜかレイヴンの周りには人が集まるからねぇ、磁石か何かかな」
レイヴン
「人を磁石扱いするな」
ニーカ
「カリスマ的なものでもあるのか」
レイヴン
「俺にカリスマなんかないやろ」
山風
「でもあたしは提督が好き」
レイヴン
「あ、そすか」
穂奈美
「はっはっは、まあそういう事にしておけ」
レイヴン
「おい」
ニーカ
「ふっ」
レイヴン
「はぁ、仕事だ」

その頃

瀬奈
「ふぅ」
イネス
「すっかり涼しくなったわね」
瀬奈
「そうですね、まあ少し暑い日は続いてますけど」
秋月
「でも丁度いいですよ」
瀬奈
「真夏に比べれば全然涼しいですからね」
ラオ
「そうねぇ、お肌も荒れないしいい感じ」
瀬奈
「ラオさんって男なんですよね」
イネス
「オネエか」
瀬奈
「でもそういうのも私は好きですよ」
秋月
「オネエってオカマなんですか」
瀬奈
「うーん、違うようなそうなような」
ラオ
「うふふ、でもアタシは女の子より男の子が好きだからね」
瀬奈
「あ、やっぱりそうなんですね」
イネス
「そこはオネエだわ」
瀬奈
「そのようで」
秋月
「難しいですね」
瀬奈
「でもいい人で羨ましいです」
ラオ
「ま、差別とかするほど暇でもないしね」
瀬奈
「いいですね、ふふっ」

その頃

レイヴン
「はぁ」
山風
「提督も大変」
穂奈美
「苦労はしてるっぽいしな」
ニーカ
「そのようだ」
杏奈
「失礼します、お客さんが見えてるよ」
レイヴン
「おう、通していいぞ」
杏奈
「こっちだよ、どうぞ」
赤毛の女の子
「失礼します」
真面目そうな女の子
「失礼します」
黒髪の女の子
「失礼します」
銀髪の女の子
「失礼します」
誠実そうな女の子
「失礼します」
のんびりした女の子
「失礼します」
山風
「えっと、自己紹介頼める」
音々
「七里音々です」
穂純
「桃園穂純です」
あやめ
「氷上あやめよ」
美万里
「姉崎美万里です」
果乃
「星見果乃です」
天梨
「白砂天梨よ」
穂奈美
「ああ、それで用件は新人募集でいいんだな」
音々
「はい」
穂純
「ここの求人が面白そうだったので」
あやめ
「それにその方が自由にやれそうだもの」
美万里
「それでここを選んだんです」
果乃
「覚悟は出来てますから」
天梨
「元よりそのつもりだしね」
ニーカ
「そうか、なら参加は認めるからキリキリ働くんだぞ」
音々
「本当にあっさりですね」
穂純
「でもよかったです」
あやめ
「そうね」
美万里
「一安心です」
果乃
「ですね」
天梨
「断らないって本当なんだね」
レイヴン
「それで質問はあるかね」
音々
「食事とかお風呂とかはどうなってますか」
穂純
「その辺が気になって」
山風
「食事は食堂、お風呂は地下に混浴の大浴場がある、時間内なら自由だよ」
あやめ
「稼ぎとかは?」
美万里
「どうなってます?」
穂奈美
「基本的には副業をやってもらう、既存のチームに参加してもいいし新規に立ち上げてもいい」
果乃
「分かりました」
天梨
「あとは周りに訊くから」
ニーカ
「あとはないな」
レイヴン
「それと戦いの方は問題ないかね」
音々
「問題ありませんよ」
穂純
「同じく」
あやめ
「問題ないわよ」
美万里
「問題ありませんね」
果乃
「同じく」
天梨
「ないよ」
山風
「分かった」
穂奈美
「それじゃよろしくな」
ニーカ
「杏奈、案内を頼む」
杏奈
「うん、行くよ」
音々
「はい」
穂純
「はい」
あやめ
「ええ」
美万里
「はい」
果乃
「はい」
天梨
「はーい」
レイヴン
「大変そうだな」
山風
「でもきっとなんとかなる」
穂奈美
「そうあって欲しいがな」
ニーカ
「だな」

その頃

杏奈
「大体は分かったかな」
音々
「はい」
穂純
「問題ないですよ」
あやめ
「同じく」
美万里
「問題ないですよ」
果乃
「同じく」
天梨
「ないよ」
ジェイド
「おや、新しい人ですか」
涼乃
「そのようですね」
杏奈
「今は案内してるからあとでね」
ジェイド
「ええ、それでは」
涼乃
「それでは」
杏奈
「行こうか」
音々
「はい」
穂純
「はい」
あやめ
「ええ」
美万里
「はい」
果乃
「はい」
天梨
「はーい」


こうして6人が加わる事に
その正体は変態である

意思を持つ武器 地桜の鋭剣

とある情報を得た為情報の場所へとやって来ていた


スタン
「この辺りか?情報の場所って」
まなみ
「みたいだね、なんでも突然大きな桜の木が見えたとか」
芳乃
「大きな桜の木?」
眠り姫
「ん、なにそれ」
スタン
「さあ?」
まなみ
「大きな桜の木…」
芳乃
「何なんでしょうか」
眠り姫
「ん、分からない」
スタン
「うーん」
まなみ
「大きな桜の木って何なのかな」
芳乃
「分かりませんね」
眠り姫
「今は秋」
スタン
「それでどうする?」
まなみ
「調べてみる?」
芳乃
「それがいいかと」
眠り姫
「決まり、行こう」



スタン
「なにもないな」
まなみ
「あるのは草木ばかりだね」
芳乃
「森の中ですからね」
眠り姫
「ん、嘘だって通報するのは親告罪」
スタン
「だよな、それでどうする」
まなみ
「調査は続行でいいよ」
芳乃
「でも何を調べます?」
眠り姫
「それが問題」
スタン
「何かあるのか」
まなみ
「何かあるとは思うけど」
芳乃
「何か…」
眠り姫
「ん、何が?」
スタン
「うーん」
まなみ
「情報とか」
芳乃
「情報ですか」
眠り姫
「そんなのあるの?」
スタン
「あるんじゃないか」
まなみ
「あるといいけど」
芳乃
「あるんですかね」
眠り姫
「あるかも」
スタン
「それかヒントとかな」
まなみ
「ヒントかぁ」
芳乃
「そんなのあるんですかね」
眠り姫
「意外と落ちてるかも」
スタン
「落ちてるといいけどな」
まなみ
「意外と落ちてたりして」
芳乃
「落ちてるものなんですか」
眠り姫
「落ちてたら嬉しい」
スタン
「ん?何か光ってるな」
まなみ
「転送の魔法陣だね」
芳乃
「なんでそんなのが?」
眠り姫
「さあ?」
スタン
「なら入ってみるか、お先」
まなみ
「あ、待って」
芳乃
「どうします?」
眠り姫
「迷っても仕方ない」
芳乃
「ですね、では行きましょう」
眠り姫
「ん」



スタン
「ここは…」
まなみ
「遺跡かな?桜の木が立ってる」
芳乃
「何なんでしょうか、ここ」
眠り姫
「分からない」
スタン
「何かあるのかな」
まなみ
「何か…」
芳乃
「あれ?マナを感じませんね、ここは隔離された世界みたいです」
眠り姫
「本当だ、何なのかな」

ようこそ、地桜を秘める乙女よ

スタン
「声がするな、誰だ」

僕の名は鋭剣・舞桜、地桜の力を秘めた剣だよ

まなみ
「もしかして私かな」

うん、君になら私の地桜の力は相応しい

芳乃
「それって大地の桜って事でいいんですか」

うん、その力は大地に根を下ろす桜さ

眠り姫
「ん、素敵」

さて、それじゃ僕は奥で待ってるよ。力を求めるなら来るといい

スタン
「だってさ」
まなみ
「行こうか、地桜の力を受け取りに」
芳乃
「決まりですね」
眠り姫
「行こう」



スタン
「そういえばまなみってそこそこいい身分なのか?」
まなみ
「うーん、裕福ではないけど貧しくもないかな」
芳乃
「俗に言う中流家庭ですか」
まなみ
「だと思う」
眠り姫
「ん、でも精神的な余裕を感じる」
まなみ
「確かに余裕はある気がするかも」
スタン
「まあ俺も家は田舎だけどそれなりに余裕あったしな」
まなみ
「そうなんだ」
芳乃
「私は家が神社ですしね」
まなみ
「何気にそれなりにいい家なんだね」
眠り姫
「でもまなみは大人って感じがする」
まなみ
「そうかな」
スタン
「たぶん余裕を感じられるからなんだろうな」
まなみ
「なるほど」
芳乃
「まなみさんは余裕がありますよね」
まなみ
「よく分からないけど」
眠り姫
「ん、まなみは精神的に大人」
まなみ
「自分ではよく分からないな」
スタン
「まあまなみは意外と動じないからなのかもな」
まなみ
「あ、なんかそうかも」
芳乃
「精神的な成熟より動じにくいからなんでしょうか」
まなみ
「かもしれないね」
眠り姫
「意外とどっしり系」
まなみ
「あはは」
スタン
「行くか」
まなみ
「だね」
芳乃
「はい」
眠り姫
「ん」



スタン
「行き止まりだな」
まなみ
「目の前には大岩ですね」
芳乃
「壊せって事ですかね」
眠り姫
「でもどうやって?」
スタン
「うーん」
まなみ
「私には無理だよ」
芳乃
「なら私がやります、下がっててもらえますか」
眠り姫
「ん」
芳乃
「行きますよ」
芳乃
「やあっ!!」
スタン
「見事だな」
まなみ
「流石かな」
芳乃
「これで進めますね」
眠り姫
「ん」
スタン
「それじゃ行くか」
まなみ
「だね」
芳乃
「ええ」
眠り姫
「ん」



スタン
「あれか」
まなみ
「みたいだね、桜の木に囲まれた祭壇だから間違いないよ」
芳乃
「美しいですね」
眠り姫
「ん、機能美」

ようこそ、地桜を秘める乙女よ

スタン
「あんたが舞桜か」

うん、僕こそが地桜の剣の舞桜だよ

まなみ
「そして指名は私だね」

うん、君になら僕の地桜の力は相応しい

芳乃
「地桜なんて素敵ですよね」

その力は大地に根を下ろす桜さ

眠り姫
「ん、素敵」

さて、それじゃこっちに来て僕に相応しい筈だよ

まなみ
「うん」

さあ、手に取って

まなみ
「やっ!!」
スタン
「凄いな」
芳乃
「本物の力ですね」
眠り姫
「ん、本物の地の力」
まなみ
「これが…自然と手に馴染むね」

これからは力になるよ、よろしくね

まなみ
「うん、こちらこそ」

忘れないでね、力とは時に大切なものを引き裂いてしまうと

まなみ
「だね、そうならない為に私は戦うの」

君の守りたいもの、忘れちゃ駄目だよ

まなみ
「分かってるよ」

大切なものは近くにある、忘れずにね

まなみ
「うん」

さて、それじゃ戻りなよ。大切な場所へ

まなみ
「うん」
まなみ
「お待たせ」
スタン
「まなみもしっかりしてるよな」
芳乃
「しっかり者ですよね」
眠り姫
「ん」
まなみ
「ふふ、私は大切な人がいるからね」
スタン
「そっか」
芳乃
「なら安心だな」
眠り姫
「ん」
まなみ
「うん」
スタン
「それじゃ帰るか」
芳乃
「あそこに転送の魔法陣がありますよ」
眠り姫
「ん、帰ろう」
まなみ
「うん」
まなみ
「力は時に大切なものを引き裂いてしまう、か。尤もかも」
まなみ
「でも私はそれを守りたい、それだけだよ」
まなみ
「それに大切なものは近くにある、きっとそういうもの」
まなみ
「私にとっての大切なもの、そんなの決まってるもんね」
まなみ
「だから私はそんな手の届く範囲を守りたいかな」
まなみ
「別に世界を救うとは言わない、でも手の届く範囲だけは守りたいな」
まなみ
「それが私の大切なもの、だもんね」
まなみ
「さて、戻ろう」


こうしてまなみは地桜の力を手にした
自分にとっての大切なものは何なのか
そんなものはとっくの昔に気づいている
手の届く範囲にある大切なもの
まなみはそんな大切なものを守りたいと願う
本当に守りたいものはそんな身近なものなのだから
何を守りたいかなど言うまでもないのだ
これからもそんな大切なものを守りたい
だからこそまなみは大切なものを知っている
近くにあるものには意外と気づかないものなのだから
大切なもの、それはきっと近くにあると信じて
この手の届く範囲にあるそんな大切な何かを守る為にも
地桜の乙女小峰まなみは進む、大切な人と共にある未来へと
次の武器をご期待ください

そらおかける!大航空ラジオ 超 第2回

本日はラジオです


ロイド
「そういえば今日か、聴いてみるかな」



えあ
「涼しくなったねぇ」
すかい
「すっかり秋になったわよね」
ふりっく
「なんか秋の味覚が食べたいでやんす」
えあ
「いいねぇ、栗ご飯とか」
すかい
「いいわね、ならお宝ついでに栗拾いでも行く?」
ふりっく
「賛成でやんす」
えあ
「えっと、お宝は黄金の剣?」
すかい
「ならそれでいいわよ」
ふりっく
「決まりでやんすな」
えあ
「それじゃ」
すかい
「お宝目指して!」
ふりっく
「飛空艇発信でやんす!」



三人
「そらおかける!大航空ラジオ!超!」
オペラ
「さて、始まりましたそらじおスーパー」
ステラ
「安いよ安いよ~」
ニック
「だから何がだ」
オペラ
「さて、タイトル変わって二回目ですよ」
ステラ
「まあノリは変わりませんけどね」
ニック
「そうそう、いつも通りにな」
オペラ
「ヒャッハー」
ステラ
「それでこそですよね」
ニック
「だな」
オペラ
「では通の便りを読みますか」
ステラ
「ラジオネーム『スキンベッド』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、スキンベッドです、野球も優勝が決まりましたね」
ステラ
「今年の日シリはどうなるでしょうか」
ニック
「日シリなぁ、意外と楽天が下克上したら面白いけどな」
オペラ
「セリーグは横浜来ませんかねぇ」
ステラ
「楽天対横浜の日シリとかなったら絶頂不可避」
ニック
「マジで思うわ、そうなったら俺も悶えちまうぜ」
オペラ
「夢ぐらい見させろよ」
ステラ
「あはは」
ニック
「夢は見るものだからな」
オペラ
「そういう事です」
ステラ
「それで楽天大失速の理由はなんなんです?」
ニック
「大体サンスポが悪い」
オペラ
「縁起物は出すなとあれほど言ったのだ!」
ステラ
「阪神の悪夢は繰り返されるのだ」
ニック
「やめろ、阪神は悪くない」
オペラ
「阪神の悪夢」
ステラ
「もはやなんでもありですね」
ニック
「コーナー行くか」
オペラ
「貴様は今までに見た性癖の数を覚えているのか!貴様の性癖を教えろ!」
ステラ
「このコーナーは投稿者の性癖を暴露しちゃうコーナーです」
ニック
「なんでも教えてくれよな」
オペラ
「では本日の性癖はこちら」
ステラ
「ラジオネーム『ドーソン』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、ドーソンです、自分の性癖は太腿フェチです、どうでしょうか」
ニック
「太腿フェチか」
オペラ
「いいですよねぇ、絶対領域とかあると特に」
ステラ
「太腿はロマンですよね」
ニック
「だな、それこそ太腿はあのムッチリ感がいい」
オペラ
「細い足など滅べばいいのだ」
ステラ
「オペラさんらしいですね」
ニック
「太腿は太い方が好きだぜ」
オペラ
「そんな訳で投稿待ってますね」
ステラ
「なんでもいいですよ」
ニック
「いったんコマーシャルだぜ」



ロイド
「太腿フェチなぁ」

コマーシャル明けました

オペラ
「涼しくなりましたねぇ」
ステラ
「すっかり秋模様ですね」
ニック
「だな、まあまだ暑い日はあるが」
オペラ
「暑いのは嫌いだ」
ステラ
「同じく」
ニック
「コーナー行くか」
オペラ
「俺の悩みを聞け!人生ぶん投げる!」
ステラ
「このコーナーは投稿者のお悩みを聞くだけ聞いてぶん投げるコーナーです」
ニック
「とりあえずぶん投げとくぜ」
オペラ
「では本日のお悩みはこちら」
ステラ
「ラジオネーム『ボンバッファ』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、ボンバッファです」
ステラ
「今回の悩みはどうしても食べすぎてしまう事です、どうすればいいでしょう」
ニック
「とりあえず外食は禁止な」
オペラ
「もやしでも大量に食おうぜ」
ステラ
「もやしの炒め物をたくさん作って白米をたくさん用意しましょう」
ニック
「それだけで格安で腹は満たせるぜ」
オペラ
「もやしを食べよう」
ステラ
「自炊の強い味方ですよ」
ニック
「外食は自分へのご褒美だよな」
オペラ
「はい、ご褒美です」
ステラ
「だからこそ美味しいのですよ」
ニック
「自炊は作り置きとかも大切だからな」
オペラ
「ご飯を冷凍しましょう」
ステラ
「冷凍ご飯は便利ですよ」
ニック
「もやしと冷凍ご飯最強だよな」
オペラ
「もやしのお買い得感は異常」
ステラ
「なのでもやしを食べましょう」
ニック
「以上!」
オペラ
「では投稿待ってますね」
ステラ
「なんでもいいですよ」
ニック
「このあとは振り返りな」



ロイド
「もやしかよ…」



オペラ
「今回も満足でしたね」
ステラ
「ですね、次回も3人ですよね」
ニック
「おう、そうなるな」
オペラ
「では次回もかっ飛ばしますか」
ステラ
「ですね」
ニック
「次回もよろしくな」
オペラ
「ではこのあとは」
ステラ
「ドラマ後編です」
ニック
「もう少し付き合ってくれよな」



えあ
「この辺だと思うけど」
すかい
「黄金の剣ねぇ」
ふりっく
「あるといいでやんすが」
えあ
「あっ、なにかある」
すかい
「これみたいね、金ピカの剣」
ふりっく
「回収でやんす」

「オーッホッホッホ!!」
えあ
「あっ」
レン
「お久しぶりですわ」
すかい
「あんた達もね」
メラ
「そうですね、お嬢様も楽しいのですよ」
ふりっく
「献身的でやんすな」
ソウジ
「はい、我々も楽しいですよ」
えあ
「そっか、でも私達も負けないよ」
レン
「ええ、ライバルですものね」
すかい
「勝手に言ってるだけのような」
メラ
「ふふ、それだけ楽しいのですよ」
ふりっく
「それは何よりでやんす」
ソウジ
「はい、ほっほっ」
レン
「では行きますわよ」
メラ
「それでは」
ソウジ
「失礼致します」
えあ
「引き上げようか」
すかい
「だね」
ふりっく
「でやんす」



ロイド
「楽しそうだな」


放送終了です

アナザーストーリー ギィ編 最終話

本日は帰還する日です


ギィ
「荷物とかは持ったな」
エステル
「はい、問題なく」
リンカ
「問題ありませんよ」
花純
「同じく」
エルメナ
「問題ないわ」
エポニーヌ
「あたしもね」
トシ
「同じく」
リィリィ
「ないよ~」
ラオ
「問題ないわ」
七重
「問題ないぞ」
ギィ
「そんじゃ行くか」



ギィ
「お、来てたな」
イネット
「世話になるわよ」
エン
「よろしくお願いします」
ギィ
「ああ」
エステル
「では行くとしますか」
リンカ
「はい」
花純
「行きますか」
エルメナ
「そうね」
エポニーヌ
「そういえばマリーテは?」
トシ
「もう行ってしまわれたのですか」
イネット
「早朝にね」
エン
「行ってしまいましたよ」
リィリィ
「そうなんだ~」
ラオ
「アタシ達も行きましょ」
七重
「では参らん!」



ギィ
「この辺りだな」
エステル
「連絡はしてあるのでそろそろですね」
リンカ
「あ、あれでは」
花純
「おーい、ここですよー」
エルメナ
「やっと帰れるわね」
エポニーヌ
「凄いわね」
トシ
「空を飛ぶ乗り物ですか」
イネット
「面白いじゃない」
エン
「ええ、とても」
リィリィ
「凄いねぇ~」
ラオ
「驚いちゃう」
七重
「素晴らしいな」
パスカル
「はい、おまたー」
ギィ
「すまないな」
パスカル
「新しい人もいるね、とりあえず乗って」
ギィ
「ああ」
エステル
「ではどうぞ」
リンカ
「どんどん乗ってください」
花純
「どうぞ」
エルメナ
「ふぅ」
エポニーヌ
「お邪魔するわよ」
トシ
「失礼します」
イネット
「お邪魔するわよ」
エン
「お邪魔します」
リィリィ
「お邪魔します~」
ラオ
「失礼するわよ」
七重
「失礼する」
パスカル
「ひーふーみーっと、はい全員確認!そんじゃ出発進行!辛子高菜ー!」



パスカル
「はい、着いたよ」
ギィ
「サンキュな」
パスカル
「そんじゃ紹介と報告よろしくね」
ギィ
「ああ、それじゃ他は解散していいぞ」
エステル
「はい、それでは」
リンカ
「失礼します」
花純
「それでは」
エルメナ
「それじゃね」
ギィ
「行くぞ」
エポニーヌ
「ええ」
トシ
「はい」
イネット
「ええ」
エン
「はい」
リィリィ
「はぁ~い」
ラオ
「ええ」
七重
「うむ」
パスカル
「さてっと、シャトル格納しなきゃ」



ギィ
「戻ったぞ」
レイヴン
「おう、お帰り」
香取
「その様子だと無事に終えたようですね」

「新しい奴もいるな」
早苗
「とりあえず自己紹介頼めるかしら」
エポニーヌ
「エポニーヌよ」
トシ
「トシと申します」
イネット
「イネットよ」
エン
「エンと申します」
リィリィ
「リィリィ・ロースバルだよ~」
ラオ
「ラオ・リオネルよ」
七重
「天閣寺七重じゃ」
レイヴン
「はいよ」
香取
「では報告も頼みますね」

「頼むぞ」
早苗
「それじゃ宜しくね」
ギィ
「ああ」



エステル
「ふぅ」
リタ
「あら、帰ってたのね」
エステル
「あ、はい、さっき」
クラース
「その様子だと何かあったか」
エステル
「そうですね、まあ少しは」
リタ
「エステルもお人好しよね、騙されたりしなかった」
エステル
「問題ありません」
クラース
「エステルも何気にそういう所はしっかりしているからな」
エステル
「ふふ、はい」
リタ
「ったく」
エステル
「リタも心配してくれてありがとうございます」
クラース
「エステルはそれでこそだな」
エステル
「さて、では私は仕事を数日免除してもらって休むとします」
リタ
「ま、なんだかんだでね」
クラース
「そういう奴だ」

その頃

リンカ
「ふぅ」
マリオン
「あら、帰ってたのね」
リンカ
「はい、先ほど」
エマ
「その様子だと何かありましたか」
リンカ
「そうですね、少しは見聞も広がった気はします」
マリオン
「リンカは剣以外はからっきしだものね」
リンカ
「努力はしているのですが」
エマ
「ふふ、まあきっといつかは上達しますよ」
リンカ
「そうあって欲しいものです」
マリオン
「まあ成長してくれるなら私は嬉しいわよ」
リンカ
「マリオンの喜ぶ顔は見たいですからね」
エマ
「素敵ですね、うふふ」
リンカ
「さて、では私は仕事を数日免除してもらって休むとします」
マリオン
「リンカも努力はしてるのよね」
エマ
「報われてないみたいですけどね」

その頃

花純
「ふぅ」
瑠璃
「あ、帰ってたんだ」
花純
「はい、さっき」

「その様子だと何かあったかな」
花純
「うん、まあね」
瑠璃
「そっか、花純も成長するんだね」
花純
「まあ、そうかも」

「でも楽しそうで何よりかな」
花純
「はい、うふふ」
瑠璃
「いいねぇ」
花純
「でも大切なのは気持ちなんでしょうね」

「大切なのは気持ち…」
花純
「さて、それじゃ私は仕事を数日免除してもらって休むとします」
瑠璃
「花純も大人になるね」

「本当にね」

その頃

エルメナ
「ふぅ」
フィエ
「あ、帰ってたんですね」
エルメナ
「ええ、さっきね」
アノット
「その様子だと何かあった」
エルメナ
「まあ少しね」
フィエ
「でもなんか嬉しそうです」
エルメナ
「嬉しい、か」
アノット
「エルメナは普段から仏頂面だからねぇ」
エルメナ
「感情表現は得意じゃないの」
フィエ
「でもなんか嬉しそうですよね」
エルメナ
「それはあるかもね、ふふっ」
アノット
「ならそれでええんでないの」
エルメナ
「さて、それじゃあたしは仕事を数日免除してもらって休むとするね」
フィエ
「エルメナさんも大変ですよね」
アノット
「でも不思議と楽しそうよね」



ギィ
「以上だ」
レイヴン
「はいよ」
香取
「それではその人達の案内を頼みますね」

「きちんと休めよ」
早苗
「それじゃお疲れ様」
ギィ
「ああ、行くぞ」
エポニーヌ
「ええ」
トシ
「はい」
イネット
「ええ」
エン
「はい」
リィリィ
「よろしくねぇ~」
ラオ
「それじゃねん」
七重
「よろしく頼むぞ」
レイヴン
「オネエか…」
香取
「提督もですよね」

「だな」
早苗
「ふふっ、それじゃ仕事よ」


今回は少し遠回りだけど無事に目的は果たせたな
俺の大切な人への恩返し、やっとだ
強くなるっていうのがどういう事なのか、分かった気がするよ
でもゴールなんかじゃない、寧ろここからが俺の道の始まりなんだ
もっと強くなって、マリーテが言ったように剣聖になるぐらいに
どんなに努力しても辿り着くのが難しいその頂にさ
剣っていうのはいろんな人からそれを学ぶのも大切だよ
それこそ俺もたくさんの人からそんな剣を学んだんだ
学ぶっていうのは楽しいし、それを自分のものに出来る楽しさがある
勝った事が俺にとってのスタートなんだ
やっとスタート地点に立てた、俺はここから歩き出すんだ
剣の道の頂点、掴んでやろうじゃないか
最後に
今回一緒に来てくれたみんな、ありがとう
こんな俺だけどこれからも仲良くして欲しい
さて、それじゃ剣の練習だな


                                           ギィ筆

アナザーストーリー
ギィ編


                              fin

アナザーストーリー ギィ編 第九話

本日は1日休息です


ギィ
「ふぅ」
トシ
「嬉しそうですね」
ギィ
「まあな、やっと最初の一歩なんだと思うとさ」
トシ
「ギィ殿にとってはそれだけマリーテ殿への尊敬があったんですね」
ギィ
「だと思う、初めて出会ったあの日の事は今でも覚えてるよ」
トシ
「それだけ鮮烈なんですね」
ギィ
「だな、それで挑んだら一方的にやられたあの日の事」
トシ
「でも今のあなたは彼女を打ち負かすぐらいに育った、誇っていいのですよ」
ギィ
「そうだな、でも慢心は最大の敵だよ」
トシ
「ですね、勝ったからといってそこで終わりではありませんから」
ギィ
「当然だろ」
トシ
「でもそういう相手がいるのは少し羨ましいですよ」
ギィ
「俺にとって越えるべき壁だった、それだけだよ」
トシ
「だからこそ始まりなのですね」
ギィ
「そうだよ、他にも強い剣士はたくさんいる、でも彼女は特別なんだ」
トシ
「それだけ与えた影響は大きかったと」
ギィ
「そうなるな」
トシ
「やはり影響というのは大きいものなのですね」
ギィ
「だろうな、それだけ俺にとっては強烈だったんだ」
トシ
「そしてあなたはそれを越えていった、立派なものですね」
ギィ
「でもさ目標を持ち続けられるって凄いと思うよ」
トシ
「そうですね、幸福な人生とは目標を達する事ではなく目標を持ち続ける事です」
ギィ
「目標を持ち続ける事、か」
トシ
「だから目標とは達成したら終わりではないのですよ」
ギィ
「トシ…」
トシ
「目標を持ち続ける限りそれがあなたを裏切る事はないと思いますよ」
ギィ
「目標はそれを裏切らない…」
トシ
「あなたは最初の一歩を踏み出した、新たな目標があなたを更なる高みへ連れて行ってくれる」
ギィ
「更なる高みへ、か」
トシ
「きっとあなたはもっと強くなれる、限界とは自分がそれを決めるまでが限界なのですよ」
ギィ
「限界は自分で決めるもの、か」
トシ
「そうです、あなたは若いのですから限界なんてものは天高くに設定してしまえばいい」
ギィ
「ははっ、言ってくれるな」
トシ
「もっと強くなる為にはどうすればいいか、答えは明白ですよ」
ギィ
「もっと強くなる為には…」
トシ
「強さとは肉体だけではありませんからね」
ギィ
「そうだな、俺は…」
トシ
「本当の強さとは肉体を鍛えるだけでは得られませんからね」
ギィ
「ああ、俺はそんな強さを身に付けたい」
トシ
「ならば強くなるのみ、ですよね」
ギィ
「ああ!」
トシ
「それでこそです」
ギィ
「トシもいい奴だな」
トシ
「あなたよりは歳上ですからね」
ギィ
「ははっ、違いない」
トシ
「壁とは越えた所がスタート地点、ですよね」
ギィ
「そういう事だな」
トシ
「越えるべき壁、それがあるのはいいものですね」
ギィ
「かもな、ふふっ」
トシ
「ギィさんは幸せ者ですね」
ギィ
「幸せ者、か」
トシ
「ふふ」
ギィ
「俺も…」

その頃

エステル
「ふぅ」
エポニーヌ
「エステルって本当に変な人よね」
エステル
「そうですか?」
エポニーヌ
「そうよ、貴族ってそんなにお人好しなの」
エステル
「うーん、でも精神的な余裕があるとは思いますよ」
エポニーヌ
「精神的な余裕?」
エステル
「ええ、裕福というのは言い換えれば精神的な余裕ですからね」
エポニーヌ
「うーん、よく分からん」
エステル
「心に余裕があるという事ですよ」
エポニーヌ
「でもそれがお人好しに繋がるの?」
エステル
「例えば貧しい人が積極的にボランティアをしようとは思いませんよね」
エポニーヌ
「全部ではないけど、まあ確かに」
エステル
「余裕があるからこそ他者への奉仕も出来るというものですよ」
エポニーヌ
「他者への奉仕…」
エステル
「はい、つまり余裕があるからこそ他にも目が行くという事ですね」
エポニーヌ
「そう言われると確かにお金持ちってそういう余裕が感じられる人が多いかも」
エステル
「そうですね、なので余裕があるというのはいい事ですよ」
エポニーヌ
「勉強になるわ」
エステル
「はい、ふふ」

その頃

リンカ
「ふぅ」
リィリィ
「リンカは真面目だねぇ~」
リンカ
「真面目すぎるとは言われますけどね」
ラオ
「でもそれも可愛いと思うわよ」
リンカ
「はぁ」
リィリィ
「でもリンカはそんな真面目さが魅力だよねぇ~」
リンカ
「空回りも多いのが辛いですけどね」
ラオ
「空回りねぇ、生真面目が故にって感じかしら」
リンカ
「かもしれません」
リィリィ
「なんか大変だねぇ~」
リンカ
「おかげで怒られてばかりですよ」
ラオ
「でもリンカってそういう真っ直ぐな所がアタシは好きよ」
リンカ
「それはどうも」
リィリィ
「むふふ~」
リンカ
「リィリィは腕は立つのにマイペースですよね」
ラオ
「本人は真面目なつもりなのよ」
リンカ
「はぁ」
リィリィ
「私は常に真面目だよ~」
リンカ
「ならいいのですが」
ラオ
「うふふ、リンカも可愛いわね」
リンカ
「はぁ」

その頃

花純
「ふぅ」
七重
「花純は断りにくいタイプじゃろ」
花純
「うぐっ」
七重
「実際募金とかスルー出来ないタイプだな」
花純
「ぐふっ」
七重
「別にそれが悪いとは言わぬよ、ただお人好しというのは悪く言えば騙されやすいとも言える」
花純
「騙されやすいですか?」
七重
「うむ、他人を簡単に信じるという事はそれだけ騙される事も多いという事になる」
花純
「うーん」
七重
「だからお人好しはそれだけ人に騙されやすい性格とも言えるのだ」
花純
「そういうものなんですか」
七重
「そういうものじゃ、人を信じるとはそういう事じゃぞ」
花純
「…」
七重
「簡単に人を信じれば手痛い目にあう、かといって信じなければ人は生きてはいけぬのじゃ」
花純
「人を信じるという事…」
七重
「そういうものじゃ、人を信じるというのはとても難しいのじゃよ」
花純
「私も少しは疑う事を覚えるべきですかね」
七重
「美味い話には裏がある、美味しい話を鵜呑みにするなという事じゃ」
花純
「なるほど」
七重
「難しく考えるものでもないぞ」
花純
「はい」

その頃

エルメナ
「…」
マリーテ
「まさかあの剣聖のエルメナまでいたなんて驚きましたよ」
エルメナ
「でもあたしに教えられる事は少ないわよ」
イネット
「そもそもギィとエルメナじゃタイプが違うものね」
エルメナ
「そうね、だからあたしはギィに剣はそんな教えてないもの」
エン
「とはいえ心得ぐらいは教えているのでしょう」
エルメナ
「まあね」
マリーテ
「これからも彼を任せてもいいですか」
エルメナ
「どこまで出来るかは分からないけどね」
イネット
「若い奴には教える奴も必要よね」
エルメナ
「まあそうなんだけど」
エン
「とりあえず教える人という事ですよね」
エルメナ
「まあね」
マリーテ
「ギィの事は頼みますよ」
エルメナ
「ええ」
イネット
「ふふ」
エルメナ
「マリーテも大したものだわ」
エン
「ですね」
エルメナ
「ふぅ」


最終話に続く

アナザーストーリー ギィ編 第八話

戦闘に勝利した一行は


呪霊
「なめるな!この程度…」
ギィ
「しぶといな!」
エステル
「不浄なる者よ、その穢れを天へと還さん!」
呪霊
「それは!?やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
リンカ
「流石はエステルさんですね」
花純
「聖なる力というか」
エルメナ
「光の力というべきね」
エポニーヌ
「で、平気かしら?」
トシ
「特に異常はなさそうですが」
マリーテ
「はい、なんとか」
イネット
「剣の穢れは完全になくなっているわね、エステルの力は大したものだわ」
マリーテ
「この剣は退魔の剣、それが穢れによって邪剣へと姿を変えていたんです」
エン
「穢れ、それは邪悪な力という事でしょうか」
マリーテ
「分かりません、ですが恐らく何者かが呪いをかけたものかと」
リィリィ
「それでなんだね~」
マリーテ
「今は元に戻りましたけど」
ラオ
「困ったものよねぇ」
マリーテ
「この剣は回収しますよ」
七重
「それはそうと本題じゃろ?」
マリーテ
「ですね、外に出て話しますか」



ギィ
「マリーテ、俺はあんたにリベンジしに来たんだ、強くなったっていう自負はある」
マリーテ
「そうですか、ではここで剣を交えるとしますか」
エステル
「でも体は平気なんですか?」
マリーテ
「あの程度なら何も問題はありませんよ」
リンカ
「精神的にも強いようですね」
花純
「大丈夫でしょうか」
エルメナ
「本人が言うんだから平気でしょ」
エポニーヌ
「はぁ、心配させといてと言いたいけど、それが本来の目的なのよね」
トシ
「ですね」
イネット
「ククク、面白いではないか」
エン
「楽しんでいますね」
リィリィ
「どっちもふぁいと~」
ラオ
「負けないのよん」
七重
「うむ、熱いな!」
ギィ
「この剣を返す、その為の戦いだ」
マリーテ
「その成長、見せて頂きますよ!」



ギィ
「はっ!」
マリーテ
「甘いですよ!」
ギィ
「退かない!」
マリーテ
「ここで退かなくなった辺り、成長しましたね!」
ギィ
「当然だろ!俺は…あんたに勝って恩返しをするんだ!」
マリーテ
「いい覚悟です!ならば…こちらも退きはしませんよ!」
エステル
「凄い剣戟です…」
リンカ
「凄い速度ですね」
花純
「目で追うのも難しいです」
エルメナ
「これが剣豪マリーテ…」
エポニーヌ
「なんなのよこの2人」
トシ
「大したものですね」
イネット
「ククク」
エン
「熱いのは好きではないのですが」
リィリィ
「ふぁいと~」
ラオ
「どっちもやっちゃいなさい!」
七重
「うむ、実に熱く素晴らしいではないか!」



ギィ
「はあっ!ふうぅぅぅぅぅぅぅっ…」
マリーテ
「させませんよ!」
ギィ
「やっぱり流石だな!」
マリーテ
「あなたも、強くなりましたね!」
ギィ
「言っただろ!勝って恩返しをするってさ!」
マリーテ
「それなら…私も全力で応えてあげますよ!」
ギィ
「行くぞ!」
ギィ
「ついてこれるか!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
マリーテ
「こちらも!」
マリーテ
「ついてきなさい!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ギィ
「まだまだぁ!閃く刃は瞬く星!宙に輝く、流星剣!」
マリーテ
「相伝の技!刮目せよ!天翔る流星剣!」
ギィ
「神撃…」
マリーテ
「黒鷹…」
二人
「流星剣!!!!」



エステル
「凄いですよ…」
リンカ
「決着は…」
花純
「どっちが…」
エルメナ
「勝ったのかしら」
エポニーヌ
「あんな凄い剣戟初めて見た…」
トシ
「まさに剣士の激突ですか」
イネット
「さて」
エン
「どうなりましたかね」
リィリィ
「むむむぅ~」
ラオ
「どうなったのよ」
七重
「勝負はついた…のじゃろう?」
マリーテ
「っ!?」
ギィ
「はぁ、はぁ…勝った…のか…」
マリーテ
「見事です、あなたの勝ちですよ、ギィ」
ギィ
「俺…」
マリーテ
「まさか負けるとは思いませんでした、強くなりましたね」
ギィ
「はい!」
マリーテ
「ふふ」
ギィ
「ははっ」
マリーテ
「ふぅ」
ギィ
「そうだ、約束、勝ったらこの剣を返すって約束だろ」
マリーテ
「ええ、あなたは私に勝った、その約束は果たした、確かに返して頂きますよ」
ギィ
「ああ」
マリーテ
「それと、代わりと言ってはなんですがこれをあなたに」
ギィ
「これってさっきの…」
マリーテ
「あなたならこの剣を使いこなせると思います」
ギィ
「分かった、なら受け取るよ」
マリーテ
「この剣の名は銀剣マルティエル、天使の名を冠する退魔の剣です、きっと力になってくれますよ」
ギィ
「ありがとう」
マリーテ
「では街に戻りましょうか、私も今日は1日街にいますから」
ギィ
「ああ」
エステル
「なんかよかったですね」
リンカ
「はい、素敵でした」
花純
「ふふっ」
エルメナ
「剣で語る、素敵じゃない」
エポニーヌ
「あぁ、ふふふ」
トシ
「ふふっ」
イネット
「クックック」
エン
「ふぅ」
リィリィ
「微笑ましいねぇ~」
ラオ
「素敵よね、うふふ」
七重
「熱いのぉ、かっかっか」



イネット
「さて、あとは好きにしろ、帰る時は私達も誘えよ」
エン
「それでは」
ギィ
「さて、休むか」
エステル
「ですね」
リンカ
「はい」
花純
「それでは」
エルメナ
「それじゃ」
エポニーヌ
「それじゃね」
トシ
「ふぅ」
リィリィ
「少し寝る~」
ラオ
「お肌の手入れしなくちゃ」
七重
「素晴らしかったのぉ」



ギィ
「…」
マリーテ
「強くなりましたね」
ギィ
「そうだな、でも俺にとってはやっと最初の一歩なんだ」
マリーテ
「それだけ私への恩義を感じていたのですか?」
ギィ
「ああ、マリーテに勝つ為にいろんな剣を学んだ、血の滲むような努力もしたよ」
マリーテ
「…」
ギィ
「クランにはいろんな人がいる、その人の数だけ剣を学んだ、それが俺を勝たせたんだと思う」
マリーテ
「そうですか、素敵な人達に巡り会えたんですね」
ギィ
「かもな、それこそ凄い人達に学んだよ、それぐらいの本気があったんだろうな」
マリーテ
「本気、私に勝つ事があなたのその恩義に報いる事だったと」
ギィ
「ああ、俺を救ってくれたのは紛れもないあんたなんだ」
マリーテ
「ギィ…」
ギィ
「だからさ、俺にとってはやっと最初の一歩を踏み出したんだ、ここからが俺の道の始まりだよ」
マリーテ
「ならもっと強くなりなさい、いつの日か剣聖と呼ばれるぐらいに強くなってみせなさい」
ギィ
「ああ、約束するよ」
マリーテ
「ふふ、約束ですよ」
ギィ
「ああ!」
マリーテ
「ふふ」
ギィ
「俺はもっと強くなる、やっと…」


第九話に続く

アナザーストーリー ギィ編 第七話

その日の夜洞窟へ向かう事に


ギィ
「うっし、行くか」
エステル
「はい、マリーテさんを探しに」
リンカ
「なにもないといいですが」
花純
「信じるしかないですね」
エルメナ
「とにかく行ってみるしかないわ」
エポニーヌ
「そうね、それしかないもの」
トシ
「では参りますよ」
リィリィ
「はぁ~い」
ラオ
「夜なんて嫌だわ」
七重
「いざ参らん!」



イネット
「来たな」
エン
「お待ちしていましたよ」
ギィ
「ああ、目的地は南の洞窟だな」
イネット
「そこで発見されたという剣の事だな」
エステル
「その剣の事を確かめにですね」
エン
「そういう事です」
リンカ
「ならこの目で確かめるのみですね」
イネット
「私も気になっていたしね」
花純
「なにもないと願うのみですね」
エン
「そうあって欲しいと願いますか」
エルメナ
「そうね」
エポニーヌ
「そんじゃ行くわよ」
トシ
「では参りましょう」
イネット
「ええ」
エン
「ですね」
リィリィ
「いざ~」
ラオ
「参るわよん」
七重
「燃えるな!」



ギィ
「そういえばその剣って結局なんなんだ?」
イネット
「話では禍々しい何かを放っていたと聞くわね」
エステル
「つまり…」
エン
「魔剣、あるいは邪剣の類でしょうね」
リンカ
「では…」
イネット
「何かあったのは確定よね」
花純
「なんか嫌な予感がします」
エン
「予感というのは嫌な予感に限って当たるものですからね」
エルメナ
「そうね、悪い予感に限って当たるのが世の常よ」
エポニーヌ
「そんな暗い事言わないでよ」
トシ
「とはいえ不思議とそういうものなのですよ」
イネット
「不思議なものよね」
エン
「なんにしてもこの目で確かめるしかありません、その目で見たものが真実ですよ」
リィリィ
「言うねぇ~」
ラオ
「まあ間違ってはいないわよね」
七重
「ならばその真実を確かめるのみ、参ろうぞ」



ギィ
「ここがその洞窟か」
エステル
「確かになんか刺さるような空気が…」
リンカ
「自分も感じます、冷たく刺さるような…」
花純
「嫌な空気…」
エルメナ
「ざわざわする…」
エポニーヌ
「なら奥に行けば分かるわ」
トシ
「そういう事です」
イネット
「なら行くわよ」
エン
「ですね」
リィリィ
「行くよ~」
ラオ
「ええ」
七重
「…」



ギィ
「マリーテ…」
エステル
「やっぱり不安ですよね」
リンカ
「ギィさんにとっては恩人ですからね」
花純
「気になるのも当然かな」
エルメナ
「そうね、それはあると思う」
エポニーヌ
「何かあったら助けてやればいいのよ」
トシ
「言いますね」
イネット
「なら助ければいいわ」
エン
「そういう事ですよ」
リィリィ
「なら急ごう~」
ラオ
「恩人を助けにね」
七重
「恩義には報いるのが人間というものよ!では参らん!」



ギィ
「あれは…」
マリーテ
「…」
エステル
「やはり…」
マリーテ
「ルナ…クルナ…」
リンカ
「あの剣を引き剥がすんです!」
マリーテ
「メロ…ヤメロ…」
花純
「剣から何かが!」
エルメナ
「やっぱり…」
呪霊
「この娘の体をせっかく奪えかけている時に…」
エポニーヌ
「はっ!なんですって?」
トシ
「そのような身勝手を見逃すとでも?」
呪霊
「ならば貴様らもこの場で死んでもらうしかないな」
イネット
「ふざけんじゃないわよ」
エン
「そちらこそ身の程を弁えて頂きます」
呪霊
「ククク、ならばこの娘を…」
リィリィ
「ていっ」
呪霊
「なっ!?」
ラオ
「これであとはボコるだけねん」
七重
「参ろうぞ!」
呪霊
「なめるな!この小童どもが!」



エステル
「行きます!」
エステル
「来たれ!根源たる輝き!地水火風の導きよ、ここにその道標を示せ!エレメントクルセイダー!!」
呪霊
「ぬうっ!?」
エルメナ
「行くわよ!」
エルメナ
「彷徨い果てるは百万由旬の冥府なり!その声を聞け!無双雷鳴剣!!」
エルメナ
「アクセル解放!ブレイクヒット!」
エルメナ
「魔業刃!!」
エルメナ
「叫びに込めたるは絶望と恐怖に歪む快楽!その果てに見る地獄の空!覇道滅叫剣!!」
イネット
「行くわよ!」
イネット
「心よ、凍れ!砕いてあげるわ!ハートストラッシュ!!」
イネット
「アクセル解放!ホロウハート!」
イネット
「凍撃閃!!」
イネット
「うふふ、あなたをその快楽に溺れさせてあげる!気持ちいいわよね?うふふ、ほらほらほらほらほら!!」
エン
「行きますよ!」
エン
「一撃で落として差し上げます、ダークスライス!!」
エン
「アクセル解放!ホロウサークル!」
エン
「ダブルビーク!!」
エン
「行きますよ!牢獄に囚われよ!串刺しにして差し上げます、フェイタルプリズン!!」
リィリィ
「行くよ~」
リィリィ
「全部斬り裂いてあげる~、裂刃~」
リィリィ
「アクセル解放~、ブースタードーム~」
リィリィ
「破刹~」
リィリィ
「行くよ~、少し痛いけど~、無理しなくていいからね~、殺陣~」
呪霊
「ぬうっ!?」
ラオ
「行くわよん!」
ラオ
「乙女の一撃、燃えちゃいなさい!熱いわよ!ロングボマー!!」
ラオ
「アクセル解放!ハイパーヒッター!」
ラオ
「刹風!!」
ラオ
「情熱的に行くわよ!空高く!ロックオン!ラブリーズレイン!!」
七重
「参る!」
七重
「旋風よ斬り裂け!逃がさぬ!ガストブレイド!!」
七重
「アクセル解放!オールプロテクト!」
七重
「エーテルクロス!!」
七重
「参る!雷鳴よ穿て!雷鳴の刃にて斬り裂く!ダイダロスツイスト!!」
花純
「行きます!」
花純
「ここで終わりにします!やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!天竜!煌羽槍!!」
花純
「アクセル解放!リスクダウン!」
花純
「月皇刃!!」
花純
「終わらせます!閃く刃は誓いの印!月夜に瞬く、月光剣!夜月滅刃剣!!」
リンカ
「行くぞ!」
リンカ
「今だ!地を駆ける滅矢の炎!イグニアスダンス!!」
リンカ
「アクセル解放!クロスカウンター!」
呪霊
「なめるな!」
リンカ
「もらった!!」
リンカ
「世界を制する覇王の剣!」
リンカ
「絶火の剣…その身に刻め!絶対なる終焉…それが貴様の運命だ!奥義!セラフィックキャリバー!!」
ギィ
「行くぞ!」
ギィ
「ついてこれるか!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ギィ
「まだまだぁ!閃く刃は瞬く星!宙に輝く、流星剣!神撃流星剣!!」
呪霊
「ぬうっ!?」
ギィ
「アクセル解放!アラウンドアタック!」
呪霊
「なめるな!」
ギィ
「もらった!!」
ギィ
「容赦はしない!ふうぅぅぅぅぅぅぅっ…はっ!絶火!月光剣!!この一撃で…沈め!」
呪霊
「まだ…終わらぬ…!」


第八話に続く

アナザーストーリー ギィ編 第六話

戦闘に勝利した一行は


ギィ
「はぁ」
エステル
「まさか人が死んでいたとは…」
リンカ
「ん?なんでしょうか、これ」
花純
「黒い宝石?なにかな」
エルメナ
「一応回収しましょう」
エポニーヌ
「さてっと、そんじゃ帰りましょ」
トシ
「ですね、長居は無用ですよ」
リィリィ
「呪われたくないもんねぇ~」
ラオ
「そんじゃ撤退するわよん」
七重
「だな、引き上げよう」



イネット
「お、戻ったか」
ギィ
「言われた通り掘ってきたぞ」
イネット
「そうか、ではよこせ」
エステル
「ええ」
イネット
「ああ、それとついさっき洞窟に入る許可が下りた、いつでも行っていいぞ」
リンカ
「あの、最初の日の話を思い出したのですが…マリーテ殿が探している剣というのは…」
イネット
「恐らく魔剣だろうな、それもとびきり強力なやつだ」
花純
「帰っててもおかしくないのに帰ってきてないのってまさか…」
イネット
「可能性はある、今夜私達も見に行ってみようと思っていた、一緒に来るか?」
エルメナ
「そうね、ギィの事もあるしあたしもその魔剣が気になるから」
イネット
「では決まりだな、今夜街の入口に集まれ、夜の内に終わらせる」
エポニーヌ
「はいはい、それじゃ今夜ね」
イネット
「うむ、では夜までは好きにしておけ」
トシ
「分かりました」
リィリィ
「それじゃ一旦お疲れ様~」
ラオ
「それじゃねん」
七重
「失礼した」



イネット
「さて、早速試してみるとするか」
エン
「無駄だとは思いますよ」
イネット
「物は試しだ」
エン
「そうですね、試すだけならいいかと」
イネット
「ではやるぞ」
エン
「はい」



ギィ
「…」
トシ
「あの、ギィさんとそのマリーテさんとはどのような関係なんですか」
ギィ
「俺の恩人なんだよ、行き倒れてたとこを救われた事があってさ」
トシ
「まさに命の恩人ですか」
ギィ
「ああ、それでその人に勝負を挑んだんだけど一方的にボコボコにされてさ」
トシ
「ははっ、それはいいですね」
ギィ
「でもその人は言ったんだよ、俺には才能があって腐らせるには惜しいってさ」
トシ
「ほう」
ギィ
「それでこの剣を俺に預けるって言ったんだ、相応しい強さになったら返しにこいって」
トシ
「それであなたは強くなれたと思いますか?」
ギィ
「あの人に相応しい強さになったかは分からない、でも強くなったっていう自信だけはある」
トシ
「なるほど」
ギィ
「だから今度こそあの人に俺の成長を見せるんだ、認められなくてもその強さを見せてあげたい」
トシ
「勝てると思いますか?」
ギィ
「分からないな、でも剣で見せろって言われたのなら勝ちにいくよ」
トシ
「ほう、ならば決して手は抜いてはいけませんよ」
ギィ
「ああ、勝てるかどうかはともかくそれでも勝ちたい」
トシ
「剣士だからこそ剣で語る、いいものですね」
ギィ
「魔剣、無事だといいけど」
トシ
「ふふ、若いっていいですね」
ギィ
「俺は…」

その頃

エステル
「…」
エポニーヌ
「エステルって本当に変な人よね」
エステル
「そうです?」
エポニーヌ
「少なくとも盗賊を買収するとか普通ならしないわよ」
エステル
「でもエポニーヌは悪い人ではないですよね」
エポニーヌ
「うぐっ、まあ悪い事は出来るような度胸もないけど」
エステル
「ほら」
エポニーヌ
「なんにしてもエステルって変わり者なのは確かよね」
エステル
「それに優しい人だって私には分かりますから」
エポニーヌ
「はぁ、あんたどんだけ清い心の持ち主なのかしら」
エステル
「うふふ、エポニーヌは私が信じた人なので問題ありません」
エポニーヌ
「勝てる気がしないわ」
エステル
「ふふ」

その頃

リンカ
「ふぅ」
リィリィ
「今夜だね~」
リンカ
「ですね」
ラオ
「魔剣ってそもそも何なのかしら」
リンカ
「さあ…でもいいものではない気がします」
リィリィ
「邪悪な剣だとそれに乗っ取られるとかあるしね~」
リンカ
「魔剣と名のつく剣自体はこの世界では珍しくないのですけどね」
ラオ
「そうね、特に魔族とかが使う剣は大体が魔剣だもの」
リンカ
「そう考えると魔剣という称号自体は珍しくもなんともありませんね」
リィリィ
「問題なのは本物の魔剣なんだよね~」
リンカ
「そうですね、魔剣を通り越して邪剣と呼ばれるようなものです」
ラオ
「そういうのは本当におっかないものね」
リンカ
「何もないといいですが」
リィリィ
「まあなるようになるよ~」
リンカ
「そうあって欲しいものです」
ラオ
「今夜よ、お肌荒れちゃうわねぇ」
リンカ
「ふぅ」

その頃

花純
「うーん」
七重
「どうしたのじゃ」
花純
「あ、うん、少し」
七重
「お主意外と貧乏性なのではないか」
花純
「まあ裕福ではないです」
七重
「貧しい奴は心も貧しい、それは例外もあるが世の中の基本だ」
花純
「…」
七重
「清貧などという言葉もあるがそんなものは戯言に過ぎぬよ」
花純
「全てではないにしても貧しい人は心も貧しい、ですか」
七重
「もちろんお主を悪く言っているつもりはない、だが金とは使わなければただの紙切れだしくず鉄だ」
花純
「…」
七重
「金は最初こそ貯め込まねばならん、だがある程度貯まったら次は使わなければ駄目なのだ」
花純
「私の通っていた学園の理事長もそんな人でしたね、経営危機の学園を私財をガンガン投じて立て直したと」
七重
「金は確かに大切だ、だがあの世には持っていけないのだ」
花純
「…」
七重
「だから金とは使ってこそ意味がある、溜め込んだだけの金はただのゴミクズに成り果てる」
花純
「勉強になります」
七重
「花純が貧しいというのならその気持ちだけでも忘れるな、よいな」
花純
「はい」

その頃

エルメナ
「…」
イネット
「お前はただのハーフという訳ではないのだろう」
エルメナ
「ええ、あたしは魔物と人間の混血だから」
エン
「魔物と人間の混血ですか、ハーフ自体は多様なものですがそれは珍しい気がしますね」
エルメナ
「そうね、でもハーフ自体嫌われ者だしはみ出し者なのが世の常よ」
イネット
「私はそれを差別しようとも思わんがな、外見などハーフでなくとも違うのになぜ差別せねばならん」
エルメナ
「イネット…」
エン
「外見で差別が生まれるのならそれこそ肥満や大食いでも差別されてもいいとなってしまいますよ」
エルメナ
「…」
イネット
「差別など心が弱い人間がするものだ、尤も心があるかも分からん我々に言えた義理でもないがな」
エルメナ
「でもクランの仲間が言ってた、他人を見下す心や己を過信する心が差別を生むって」
エン
「それは人の本質だと私は思いますよ、平等を唱えていても心のどこかでは他者を見下しているものです」
エルメナ
「…」
イネット
「だから差別はなくなりはしないさ、人が人である限りな」
エルメナ
「人が人である限り…」
エン
「それが人の業であり本質ですからね」
エルメナ
「…本質であり業である、か」



ギィ
「そんじゃ今夜だな」
エステル
「ですね」
リンカ
「何があるか分かりませんからね」
花純
「だね」
エルメナ
「なんにしても夜を待とう」
エポニーヌ
「そうね」
トシ
「魔剣、ですか」
リィリィ
「気合い入れるよ~」
ラオ
「お肌の手入れしなきゃ」
七重
「燃えるのぉ、かっかっか」


第七話に続く

アナザーストーリー ギィ編 第五話

再び呼ばれたギィ達は


イネット
「来たな」
ギィ
「ああ、どこに行けばいいんだ」
イネット
「街の西にある鉱山に行ってある石を掘ってこい」
エステル
「石ですか?」
イネット
「そうだ、白くて透明な石だ」
リンカ
「それはなんに使うのですか?」
イネット
「それは秘密だな」
花純
「はぁ」
イネット
「なんにしてもそいつを2つほど掘ってこい」
エルメナ
「…まあいいけど」
イネット
「ククク」
エポニーヌ
「邪悪ねぇ」
トシ
「まあいいのでは」
リィリィ
「そうそう~、それじゃ行くよ~」
ラオ
「ちょっくら行ってくるわね」
七重
「任せておけ」



イネット
「まあいい、物は試しだからな」
エン
「魂をそこまでして欲するのですね」
イネット
「やはり欲しいものだろう」
エン
「イネット様の好きになさればいいかと」
イネット
「ククク」
エン
「…」



ギィ
「にしてもこの街の近辺っていろいろあるな」
エステル
「元々資源が豊かなのでしょうか」
ギィ
「かもな」
リンカ
「豊かな土地というのは羨ましいですね」
ギィ
「だな、リンカからしたら特にかも」
花純
「でもやっぱり資源が豊かというのは強いですよ」
ギィ
「それが武器の国とかあるもんな」
エルメナ
「そうね、資源が豊かというのは国としても有利なものだから」
ギィ
「結局資源が少ないだけで止められたら国として死ぬもんな」
トシ
「どんな危険な国でも資源を止めてしまえば暴発する恐れがありますからね」
ギィ
「生きる為に戦争に踏み切るとかな」
リィリィ
「それは現実にある話だもんねぇ~」
ギィ
「だな」
ラオ
「迂闊に資源止めて暴れられたら困るものよね」
ギィ
「そうだな、暴発とか一番怖いし」
七重
「追い詰められた狐はジャッカルにすら牙を剥くものじゃ」
ギィ
「行くか」



ギィ
「ここがその鉱山みたいだな」
エステル
「普通に使われてるみたいですね」
ギィ
「白くて透明な石か」
リンカ
「とりあえず適当に掘ってみますか」
ギィ
「だな」
花純
「何に使うんでしょうね」
ギィ
「さあな」
エルメナ
「…」
ギィ
「まあいいか」
エポニーヌ
「さっさと終わらせるわよ」
トシ
「ですね」
リィリィ
「お仕事開始~」
ラオ
「うふふ」
七重
「やれやれ」



ギィ
「この辺りは普通の水晶とかしか出ないな」
エステル
「もっと奥に行ってみますか?」
リンカ
「2つと言っていたという事はそれなりに貴重なものなのでしょうね」
花純
「それなりに貴重なもの…」
エルメナ
「たぶん魂魄石だと思う、結構貴重なものよ」
エポニーヌ
「なら奥に行ってみるしかないんじゃない」
トシ
「でしょうね、油断はしないように」
リィリィ
「それじゃレッツゴ~」
ラオ
「リィリィは楽しそうね」
七重
「まあよい、行こうではないか」



ギィ
「うわっ!?」
エステル
「ガスが出てますね」
リンカ
「この先は危険ですよ」
花純
「ガスの中に長時間はいれませんからね」
エルメナ
「クリーンコート!これでしばらくはガスの効果を中和出来るわ」
エポニーヌ
「やるじゃない」
トシ
「とりあえずは安心ですかね」
リィリィ
「なら行ってみよう~」
ラオ
「行くわよん」
七重
「うむ、行こう」



ギィ
「この辺りにもないのか」
エステル
「やっぱり貴重なものなんですね」
ギィ
「うーん」
リンカ
「もっと奥に進むしかないでしょうね」
ギィ
「そうだな、行くか」
花純
「本当にガスの中でも平気ですね」
ギィ
「エルメナって何気に凄いよな」
エルメナ
「一応魔物の技能を覚えられるから」
ギィ
「そこは魔物の血って事か」
エポニーヌ
「にしても何に使うのかしらね」
トシ
「そんな危険な事には使わないでしょうけど」
リィリィ
「そんな人にも見えないしねぇ~」
ラオ
「そうね、そこまで愚かでもないでしょ」
七重
「言われた以上はやるのみ、さっさと見つけてしまいたいものだ、行くぞ」



ギィ
「かなり奥まで来たぞ」
エステル
「まだ出てきませんね」
ギィ
「本当に出ないな」
リンカ
「それだけ貴重なものなのでしょうか」
ギィ
「クランの依頼ならサクッと出るのにな」
花純
「あはは」
ギィ
「うーん」
エルメナ
「でも鉱石とかの純度は高くなってるから、出る筈よ」
ギィ
「ならもう少しだけ奥に行ってみるか」
エポニーヌ
「ガスは平気とはいえねぇ」
トシ
「…」
リィリィ
「とにかく行くよ~」
ラオ
「疲れるわねぇ」
七重
「…」



ギィ
「あった!」
エステル
「2つ確保出来ましたね、これなら文句はありません」
リンカ
「では帰りましょう」
花純
「待って!」
怨霊
「おぉぉぉぉ…」
エルメナ
「まさかここで死んだ人間の怨霊…」
エポニーヌ
「やるしかないわよ、道を塞がれてる」
トシ
「幽霊を斬るのは久しいのですけどね」
リィリィ
「まあまあ~」
ラオ
「呪われたくないしね」
七重
「行くぞ!」
怨霊
「に…がさん…」



エステル
「行きます!」
エステル
「理の根源、具現せよ!」
フィアンマ
「峻烈の炎!」
アイレ
「非情なる疾風!」
ヒュドール
「猛り立つ怒涛!」
エステル
「万感の想い…放て!アルティメットエレメンツ!!」
エステル
「これが世界の理です!」
怨霊
「おぉぉぉぉ」
エルメナ
「アクセル解放!ブレイクヒット!」
エルメナ
「雷撃剣!!」
エルメナ
「叫びに込めたるは絶望と恐怖に歪む快楽!その果てに見る地獄の空!覇道滅叫剣!!」
花純
「アクセル解放!リスクダウン!」
花純
「月突!!」
花純
「終わらせます!閃く刃は誓いの印!月夜に瞬く、月光剣!夜月滅刃剣!!」
リンカ
「アクセル解放!クロスカウンター!」
怨霊
「おぉぉぉぉ」
リンカ
「もらった!!」
リンカ
「世界を制する覇王の剣!」
リンカ
「絶火の剣…その身に刻め!絶対なる終焉…それが貴様の運命だ!奥義!セラフィックキャリバー!!」
怨霊
「おぉぉぉぉ」
ギィ
「アクセル解放!アラウンドアタック!」
怨霊
「おぉぉぉぉ」
ギィ
「もらった!!」
ギィ
「容赦はしない!ふうぅぅぅぅぅぅぅっ…はっ!絶火!月光剣!!この一撃で…沈め!」
怨霊
「きえ…る…」


第六話に続く

アナザーストーリー ギィ編 第四話

戦闘に勝利した一行は


女性
「おのれ…」
ギィ
「もう無理だろ」
女性
「ぐうっ!?」
エステル
「何かが出てきます!」
リンカ
「これは…」
花純
「以前もありましたね」
エルメナ
「はあっ!」
女性
「…ここは?私は…」
エポニーヌ
「元に戻ったわね」
トシ
「ですね」
リィリィ
「平気~?」
ラオ
「かしら?」
女性
「む…お主達は…」
ギィ
「カクカクシカジカで」
女性
「そうか、ならば私も仲間になろう、構わぬか」
エステル
「構いませんよ」
七重
「うむ、私は七重じゃ、よろしくな」
リンカ
「ええ、こちらこそ」
花純
「それじゃ帰りますか」
エルメナ
「そうね」
エポニーヌ
「行くわよ」
トシ
「ですね」
リィリィ
「帰るよ~」
ラオ
「行くわよ」
七重
「うむ」



イネット
「お、戻ったな」
ギィ
「ぶちのめして来たぞ」
イネット
「そいつは何よりだ」
エステル
「とりあえず休息ですね」
イネット
「うむ、それと明日許可が下りる前にもう一つ仕事をしてもらうぞ」
花純
「分かりました」
イネット
「ではあとは好きにしろ」
エルメナ
「ええ」
エポニーヌ
「それじゃ一旦自由ね」
トシ
「ですね、それでは」
リィリィ
「それじゃ~」
ラオ
「あとでねん」
七重
「世話になるぞ」



イネット
「やれやれ」
エン
「イネット様も難儀ですね」
イネット
「私とて暇潰しでやっているのだがな」
エン
「暇潰しという名目で仕事ですか」
イネット
「ふふ、まああいつらもやってくれるならそれでいい」
エン
「ふぅ、まあ好きになさればいいかと」
イネット
「うむ、クックック」
エン
「ふぅ」

その頃

ギィ
「ふぅ」
トシ
「ギィさんは東方の剣士でいいんですよね?」
ギィ
「一応な、まあ正しくは草原の民なんだけど」
トシ
「草原の民ですか、つまり遊牧の一族ですよね」
ギィ
「ああ」
トシ
「ですが遊牧民は弓が得意だと聞いていましたが」
ギィ
「俺は弓はからっきしなんだよ、それで剣の道を選んだだけさ」
トシ
「つまり弓の才能がなかったという事ですか」
ギィ
「そういう事、あと馬術も苦手なんだ」
トシ
「それは草原の民としては致命的な気もしますが」
ギィ
「そうなんだよなぁ、だから部族を離れて武者修行だよ」
トシ
「何かと苦労されているのですね」
ギィ
「全くだよ、そのせいで部族にも帰りにくいし」
トシ
「帰っても何かとありそうですからね」
ギィ
「でもだからこそ剣を極めたいとも思える、それも神様の与えた試練だと思えば楽しいもんさ」
トシ
「ははっ、その前向きさは見習わないといけませんね」
ギィ
「だから俺は剣を極める、それだけさ」
トシ
「ならばその道を進むのみ、強くなりなさい」
ギィ
「ああ」
トシ
「才能も様々、ですか」

その頃

エステル
「ふぅ」
エポニーヌ
「エステルって変わり者でしょ」
エステル
「なんでです?」
エポニーヌ
「あたしみたいな人を買収して仲間にしようとか普通に変人よね」
エステル
「でもエポニーヌは悪い人には見えませんよ」
エポニーヌ
「はぁ、盗賊やってる身としてはそれ言われるとね」
エステル
「それに私からしたらエポニーヌはそこまで悪い人だと思いません」
エポニーヌ
「…あんたお人好しすぎるわよ」
エステル
「お人好しでもいいじゃないですか」
エポニーヌ
「いいように利用されそうよね、あんた」
エステル
「優しさが罪だと言うなら私は罪人で構いませんよ」
エポニーヌ
「どんだけ聖人なのよ、あんた」
エステル
「聖人だと思った事なんかないですよ」
エポニーヌ
「勝てる気がしないわ」
エステル
「うふふ」
エポニーヌ
「大物よねぇ、ホント」

その頃

リンカ
「ふぅ」
リィリィ
「リンカってどこか仏頂面だよね~」
リンカ
「どうにも真面目だとは言われますね」
ラオ
「真面目なのね」
リンカ
「あと私は剣以外はからっきしなので」
リィリィ
「家事とか出来ないの~?」
リンカ
「何かとあれば雷が飛んできますよ、おかげで苦労をかけています」
ラオ
「大変ねぇ」
リンカ
「こっちも努力はしているんですよ、でもなぜか全くで」
リィリィ
「なんでかな~」
リンカ
「言われた通りにやってるつもりなんですが」
ラオ
「どこか抜けてるのかしらね」
リンカ
「むぅ」
リィリィ
「不思議だね~」
リンカ
「本当ですよ」
ラオ
「リンカちゃんって真面目可愛いって感じよね」
リンカ
「はぁ」
リィリィ
「まあなんとでもなるさ~」
リンカ
「そうあって欲しいですよ」
ラオ
「大変ね、でもそこが可愛い」
リンカ
「はぁ」

その頃

花純
「あの」
七重
「なんじゃ」
花純
「七重さんって和風な国の人…ですよね」
七重
「まあ出身はな」
花純
「それなのに武器は槍なんですね」
七重
「ハイカラだろう?こういうのも好きなのだ」
花純
「はぁ」
七重
「それに侍に進むというのも定番すぎてつまらぬからな」
花純
「定番って」
七重
「なので西洋の騎士とやらになった」
花純
「はぁ」
七重
「守りなら任せるがよい」
花純
「頼もしいですね」
七重
「かっかっか」
花純
「そういえばお酒は好きなんですか?」
七重
「うむ、酒は好きだぞ、あと辛いものが好きだ」
花純
「辛いものですか」
七重
「うむ、激辛だろうと好んで食べる」
花純
「凄いですね」
七重
「うむ、はっはっは」
花純
「頼もしそうです」
七重
「期待してよいぞ、はっはっは」
花純
「いい人みたいですね」

その頃

エルメナ
「…」
イネット
「私達が珍しいか?」
エルメナ
「人形に意志が宿るのはあるって聞いてたけど」
エン
「そうですね、我々はそのケースなのだと思います」
エルメナ
「とはいえここまで人間と遜色ない人形というのは珍しい気がする」
イネット
「かもな、とはいえ私達には魂というものがない」
エルメナ
「魂ね」
エン
「はい、なのでお嬢様は魂を求めているのですよ」
エルメナ
「魂…」
イネット
「魂ってやっぱり欲しいものじゃない」
エルメナ
「そういう所は人形なのね、やっぱり」
エン
「かもしれませんね」
エルメナ
「魂、ね」



ギィ
「許可が下りる前にもう一つ仕事か」
エステル
「ギィさんの探してるマリーテさんは洞窟に向かったんですよね」
リンカ
「帰っていてもいい筈なのですが」
花純
「何かあったんでしょうか」
エルメナ
「それは気になる所よね」
エポニーヌ
「行けば分かるでしょ」
トシ
「洞窟、そしてある剣ですか」
リィリィ
「不穏だね~」
ラオ
「許可が下りるまで我慢よ」
七重
「それまで休んでおくとしよう」


第五話に続く

アナザーストーリー ギィ編 第三話

本日は仕事です


イネット
「来たな」
ギィ
「それで何をしたらいいんだ」
イネット
「今回は南東の森にある倉庫に行ってもらう」
エステル
「そこに何かあるんです?」
イネット
「そこに住み着いた奴をぶっ飛ばしてきなさい」
リンカ
「つまり倉庫を取り戻せという事ですか?」
イネット
「まあそうなるわね」
花純
「その倉庫に住み着いた奴をぶっ飛ばすですか」
イネット
「街の奴らじゃどうせ歯が立たないだろうしね」
エルメナ
「まあそういう事なら」
イネット
「許可が出るのは明日の昼ぐらいだから」
エポニーヌ
「倉庫に何があるのかしらね」
イネット
「全く迷惑な話だな」
トシ
「なんにしてもその住み着いた奴を叩きのめせばいいと」
イネット
「そういう事」
リィリィ
「なら任せなさ~い」
イネット
「それじゃさっさと行きなさい」
ラオ
「了解よ」



イネット
「ったく」
エン
「イネット様も大変ですね」
イネット
「まあ今回は面白そうだしね」
エン
「私は従うまでですよ」
イネット
「どうもね」
エン
「いえ」



ギィ
「にしても倉庫に何があるってんだ」
エステル
「何者かが住み着いたとは言ってましたよね」
ギィ
「食料とか食い尽くす気かな」
リンカ
「分かりませんね」
ギィ
「迷惑な話だよな」
花純
「あはは」
ギィ
「なんにしてもその住み着いた奴をぶっ飛ばして来いって事だろうけど」
エルメナ
「どんなのが住み着いたのかしら」
ギィ
「さあなぁ」
エポニーヌ
「そんな奴は問答無用でぶっ飛ばせばいいのよ」
ギィ
「エポニーヌは過激だな」
トシ
「ふふ、まあ悪人に人権なしと言いますしね」
ギィ
「トシって地味にあれだな」
リィリィ
「ぶっ飛ばせばいいんだよね~」
ギィ
「結局そうなるのか」
ラオ
「そういう事よん」
ギィ
「はぁ、行くか」



ギィ
「ここがその森か」
エステル
「倉庫は森のどの辺なんでしょう」
リンカ
「とにかく進んでみればいいのでは」
花純
「ですね、行ってみましょう」
エルメナ
「そうね」
エポニーヌ
「行くわよ」
トシ
「ですね」
リィリィ
「わくわくするねぇ~」
ラオ
「リィリィは緊張感ないわねぇ」



ギィ
「でもなんで倉庫なんかに住み着くんだよ」
エステル
「食料とかがあるからでは」
ギィ
「本当にそれだけなのか」
リンカ
「食料以外に別の何かがあるんじゃないですか?」
ギィ
「食料以外に別の何か…」
花純
「お酒とか」
ギィ
「まさか倉庫の酒を飲みたくて住み着いたとか」
エルメナ
「…でもそれなら飲み尽くしたらどうするの?」
ギィ
「知らん」
エポニーヌ
「お酒なんて美味しいの?」
ギィ
「不味くはないよな、まあ俺はそんな好きじゃないけど」
トシ
「私は好きですけどね」
ギィ
「うーん」
リィリィ
「お酒は美味しいよ~」
ギィ
「…」
ラオ
「難しく考えないの、ほら行くわよ」
ギィ
「そうだな」



ギィ
「でもさ、倉庫に住み着いてもすぐに食い尽くすんじゃないか?」
エステル
「どの程度備蓄してるかですよね」
ギィ
「結局はそこだよな」
リンカ
「私も食べる方ですが倉庫を食い尽くすのは流石に無理ですね」
ギィ
「リンカは大盛りチャーハン軽く平らげるからな」
花純
「あはは」
ギィ
「なんにしても気になる」
エルメナ
「うーん」
ギィ
「ま、行ってみりゃ分かるか」
エポニーヌ
「ギィも大変ね」
ギィ
「目的があって来てるからな」
トシ
「ふふ」
ギィ
「…」
リィリィ
「何かとあるよねぇ~」
ギィ
「はぁ」
ラオ
「苦労してるのねぇ、若いの」
ギィ
「行くぞ」



ギィ
「ん?小屋が見える」
エステル
「たぶんあれが倉庫ですかね」
リンカ
「とりあえず行ってみますか」
花純
「ですね」
エルメナ
「…」
エポニーヌ
「ほら、行くわよ」
トシ
「ですね」
リィリィ
「わくわく」
ラオ
「リィリィはお気楽ねぇ」



ギィ
「中から音がする」
エステル
「臭いが漏れてますね…お酒の臭いです」
リンカ
「踏み込みますか?」
花純
「慎重に行くべきじゃ…」
エルメナ
「気にしないの」
エポニーヌ
「行くわよ」
トシ
「エポニーヌさんは強気ですね」
リィリィ
「いいねぇ~」
ラオ
「やれやれね」



ギィ
「そこまでだ!」
女性
「なんじゃ、私の時間を邪魔するな」
エステル
「お酒臭い…」
女性
「酒はいい、安らぎじゃ」
リンカ
「ここは倉庫なのですが」
女性
「一緒に飲まんか?」
花純
「えっと」
女性
「まあいい、ならば邪魔をするというのなら排除するまで、しないのなら失せろ」
エルメナ
「やるしかないって事みたいね」
女性
「酔狂よのぉ、ならば相手になろうぞ」
エポニーヌ
「…」
トシ
「やれやれですね」
リィリィ
「お酒は楽しく~」
ラオ
「飲まなきゃね」
女性
「酔い踊ろうではないか!」



エステル
「行きます!」
エステル
「邪と交わりし悪しき魂に清き聖断を!セイクリッドブレイム!!」
女性
「ぬうっ!?」
エルメナ
「行くわよ!」
エルメナ
「彷徨い果てるは百万由旬の冥府なり!その声を聞け!無双雷鳴剣!!」
花純
「行きます!」
花純
「ここで終わりにします!やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!天竜!煌羽槍!!」
リンカ
「行くぞ!」
リンカ
「今だ!地を駆ける滅矢の炎!イグニアスダンス!!」
女性
「ぬうっ!?」
ギィ
「行くぞ!」
ギィ
「ついてこれるか!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ギィ
「まだまだぁ!閃く刃は瞬く星!宙に輝く、流星剣!神撃流星剣!!」
女性
「酔狂…よのぉ…」


第四話に続く

アナザーストーリー ギィ編 第二話

テルミエの街にやって来た一行は


ギィ
「さて、どうやって探そうか」
エステル
「知ってそうな人を探しますか」
リンカ
「それがよさそうですね」
花純
「それじゃ行ってみようか」
エルメナ
「そうね」



ギィ
「ここの主人なら知ってるって言ってたな」
エステル
「なんか不気味な洋館ですね」
リンカ
「とにかく行ってみましょう」
花純
「平気なのかな」
エルメナ
「邪悪な気は感じないから平気だとは思う」



ギィ
「誰かいないか!」
メイド
「お客様ですか、何かご用でしょうか」
ギィ
「ここの主人に会いたい」
メイド
「かしこまりました、ではこちらに」
ギィ
「へっ、あ、ああ」
エステル
「なんかあっさりですね」
リンカ
「あのメイドは…」
花純
「…」
エルメナ
「…」



イネット
「私が主人のイネットだ、用件を聞こうか」
ギィ
「マリーテっていう人を探してる、この街に来てないか」
イネット
「マリーテ、来ていたな、そんな奴が、私の下へも来た」
ギィ
「本当か!それで今はどこに!」
イネット
「その女はある剣を探していた、それを探しに行ったんだろうな」
ギィ
「その行き先は?」
イネット
「街の南にある洞窟だ、ただし許可が必要だがな」
ギィ
「許可は出せるか」
イネット
「出せる、ただし1日ほど必要だ」
ギィ
「それでもいい、許可を出してくれ」
イネット
「いいだろう、ただし条件がある、許可が出るまで私の頼みを聞け」
ギィ
「そんな事ぐらいお安い御用だ」
イネット
「承知した、ではエン、奴らを部屋に案内しろ、それと街は好きに見て回っていいぞ」
ギィ
「分かった」
エン
「ご案内致します」
ギィ
「ああ」
エステル
「はい」
リンカ
「ええ」
花純
「はい」
エルメナ
「ええ」



ギィ
「さて、どうしようかな」

「おや、あなたはもしかして東方の剣士ですか」
ギィ
「あんたは…侍か?」
トシ
「トシと申します」
ギィ
「…それで何か?」
トシ
「あなたはどこかの組織に属していませんか」
ギィ
「一応クランに属してるけど」
トシ
「実は私もどこか属せる組織を探しているんです、よければ仲間にして頂けませんか」
ギィ
「まあ構わないけど」
トシ
「感謝します」
ギィ
「あんた見た感じからして侍で合ってるよな」
トシ
「はい」
ギィ
「そっか、ならよろしく頼むぜ」
トシ
「はい、こちらこそ」

その頃

エステル
「…」
女の子
「あら、ごめんなさい」
エステル
「いえ、こちらこそ、それと今盗った財布を返して頂けますか」
女の子
「なんの事かしら」
エステル
「とぼけても無駄ですよ」
女の子
「はぁ、負けね、はい」
エステル
「どうも」
女の子
「にしてもあっさりバレるとかあんた何者よ?ただの貴族にも見えないけど」
エステル
「一応騎士の心得がありますから」
女の子
「マジか…」
エステル
「それであなた、お名前は」
エポニーヌ
「エポニーヌよ」
エステル
「ふむ、では私があなたを買収します、仲間になってもらえますか」
エポニーヌ
「は?」
エステル
「買収の金額は10万程度でいいですか?」
エポニーヌ
「あははっ、あんた本当に面白い人だわ、なら買収されてやろうじゃない」
エステル
「おや、素直ですね」
エポニーヌ
「あんたみたいに最高にクレイジーな人について行けるなんて面白そうだもの」
エステル
「はい、ではよろしく頼みますね」
エポニーヌ
「あとお金はいらないわ、あんたの心がお金代わり」
エステル
「そうですか、でも一応これだけ受け取って下さい」
エポニーヌ
「一万ね、まあ受け取っておくわ」
エステル
「ではよろしく頼みますね」
エポニーヌ
「ええ、こちらこそね」

その頃

リンカ
「…いい街ですね」

「あれ~、強そうなお姉さんだねぇ」
リンカ
「何者ですか」
男性
「あら、敵じゃないわよ、怖い顔しないの」
リンカ
「…それで何かご用ですか」
リィリィ
「私はリィリィ、こっちは相方のラオだよ~」
ラオ
「ラオよん、よろしくね」
リンカ
「それで何かご用ですか」
リィリィ
「お姉さんなかなか強そうだねぇ~」
ラオ
「アタシには分かるわ、その歴戦の戦士って感じが」
リンカ
「だから用件はなんだと訊いている」
リィリィ
「う~ん、私達も仲間にして欲しいなぁ~って」
ラオ
「あんた一人じゃないんでしょ」
リンカ
「それはそうなのだが」
リィリィ
「それで仲間にしてくれる?」
ラオ
「どうかしら、うふ」
リンカ
「分かった、好きにしていい」
リィリィ
「どうもねぇ~」
ラオ
「アリガトね」
リンカ
「腕は保証していいのですね」
リィリィ
「もちろん~、任せなさ~い」
ラオ
「アタシ達こう見えてそれなりに強いのよん」
リンカ
「分かりました、ではよろしく頼みます」
リィリィ
「任せてね~」
ラオ
「期待してなさいよ」

その頃

花純
「…結構いい街ですね」
花純
「ん?」
男性
「なあ、聞いたか」
女性
「ええ、また襲われたんでしょう」
花純
「あの、何かあったんですか」
男性
「ん?ああ、少しな」
花純
「それで何が…」
女性
「街の南東にある森の中に倉庫があるんです、そこに何者かが住み着いてしまって」
花純
「何者かが?」
男性
「様子を見に行った奴はみんな返り討ちさ、このままじゃ食料とか食い尽くされちまうよ」
花純
「はぁ」
女性
「ただ森の中の倉庫なので人気がないのも厄介で」
花純
「気になりますね」
男性
「一応領主様には話は通してあるしなんとかなると思いたいけど」
花純
「…」
女性
「森の中の倉庫だから見回りも定期的だし」
花純
「でも見回りはしてるんだ」
男性
「ま、なんとでもなるよ」
花純
「だといいけど」
女性
「不穏ですね、本当に」
花純
「森の中の倉庫…」

その頃

エルメナ
「ねえ」
イネット
「なんだ」
エルメナ
「あなた達人間じゃないわよね」
エン
「おや、鋭いですね」
エルメナ
「あなた達からは生命の力を感じない、何者なの」
イネット
「人形さ、自動人形だよ」
エルメナ
「…」
エン
「意思を持つ自動人形というのも珍しいですか」
エルメナ
「珍しいというかそういうのは知ってるわ」
イネット
「ほう」
エルメナ
「でも不思議なものね」
エン
「人形に宿る何かがあるのかもしれませんね」
エルメナ
「かもしれないわね」
イネット
「おい、それと目的を達したら私達もクランとやらに連れていけ、構わないわね」
エルメナ
「それは構わないけど」
エン
「分かりました、ではよろしくお願いします」
エルメナ
「こちらこそね」



ギィ
「許可が出るまでは別の仕事だな」
エステル
「ですね、まあゆっくり待ちますか」
リンカ
「そうですね」
花純
「…」
エルメナ
「なんか嫌な予感がする」
エポニーヌ
「気楽に行けばいいわよ」
トシ
「気張りすぎてもいけませんよ」
リィリィ
「そうそう~」
ラオ
「とりあえず手伝うわよ、だから今夜は寝ておきましょ」


第三話に続く

アナザーストーリー ギィ編 第一話

本日も平和なようで


レイヴン
「はぁ」
山風
「提督?暇なの?」
レイヴン
「んな事はないが」

「でも普段から溜息多いわよね」
レイヴン
「悪かったな」
リアーネ
「うふふ、意外と大変なのよね」
レイヴン
「リアーネちゃんは変わらずのようで」
山風
「でも提督は普段から暇そう」
レイヴン
「一応仕事してるんだぜ?」

「とはいえそれが疲れになってるんじゃない」
レイヴン
「んー」
リアーネ
「でもレイヴンはお父さんじゃない」
レイヴン
「そうねぇ」
山風
「パパ?」
レイヴン
「やめてくれ」

「うふふ」
レイヴン
「環ちゃんも地味に意地悪よな」
リアーネ
「環には大人の貫禄を感じるわ」
レイヴン
「既婚者だしな」
山風
「結婚してるんだよね」
レイヴン
「にしても若く見えるな」

「一応おばさんなのよ?」
レイヴン
「そうも見えないのが恐ろしいな」
リアーネ
「どうしたらそんな若く見せられるのかしら」
レイヴン
「分からん」
山風
「凄いよね」
レイヴン
「全くだ」

「ふふ、おばさんを甘く見ないのね」
レイヴン
「おっさん泣いちゃう」
リアーネ
「おっさんとは認めてるのね」
レイヴン
「悪いか」
山風
「素敵なおっさん」
レイヴン
「山風ちゃんもすっかり俺っちにべったりよね」

「微笑ましいわね」
レイヴン
「やめんか」
リアーネ
「あら、素敵じゃない」
レイヴン
「リアーネちゃんも女の子よなぁ」
山風
「ふふっ」
レイヴン
「…」

「そんな顔しないの」
レイヴン
「んー」
リアーネ
「悩ましいわね」
レイヴン
「はぁ」
山風
「提督も大変なんだね」
レイヴン
「言うな」

「あらあら」
レイヴン
「環ちゃんの貫禄よ」
リアーネ
「凄いものよね」
レイヴン
「俺もそうなりたいもんよ」
山風
「提督は充分だと思うよ」
レイヴン
「そうかねぇ」

「そうよ」
レイヴン
「まあいいか」
リアーネ
「そういう事よね」
レイヴン
「さて、仕事だ」

その頃

ギィ
「うーん」
ジュディス
「どうしたの?」
ギィ
「ん?ああ、少しな」
レヴィ
「何か悩みか?」
ギィ
「俺もそろそろあの人に会いに行こうかなって思ってた」
霧江
「それってその剣を借りたっていう人かな?」
ギィ
「ああ」
ジュディス
「でもどこにいるか分かるのかしら」
ギィ
「それなんだよな」
レヴィ
「居場所が分からん事には会いに行けんだろう」
ギィ
「うーん、どうにかして分からないかな」
霧江
「そうねぇ、透視とか千里眼みたいな能力持ちに相談するとか」
ギィ
「そんな奴いたかな」
ジュディス
「そうね、どうしたものかしら」
ギィ
「うーん」
レヴィ
「なら占い師にでも訊いてみるか?」
ギィ
「そうだな、それがいいかも」
霧江
「なら善は急げだね」
ギィ
「ああ、そんじゃな」



ギィ
「って訳なんだ」
ヒルダ
「人の居場所を占って欲しいね」
ギィ
「出来るか」
ヒルダ
「正確に当てられる保証はないわよ」
ギィ
「それでもいい」
ヒルダ
「分かった、ならやってみるわ」
ギィ
「頼む」
ヒルダ
「それじゃ始めるわよ」
ギィ
「ああ」
ヒルダ
「…」
ギィ
「…」
ヒルダ
「出たわ」
ギィ
「マジか」
ヒルダ
「テルミエの街っていう所みたいね、そこにあなたの求める人はいるわ」
ギィ
「分かった、サンキュ、そんじゃな」
ヒルダ
「…的中率はそんな高くないけどね」



ギィ
「入るぞ」
レイヴン
「おう」
ギィ
「少し外に行きたいんだけど許可もらえるか」
レイヴン
「構わんよ、どこ行くんかね」
ギィ
「恩人に会いに行く」
レイヴン
「分かった、なら人は連れて行くのよ」
ギィ
「分かった、そんじゃ行ってくる」
レイヴン
「おう」
山風
「ギィの恩人、か」

「若いっていいわね」
リアーネ
「あらあら」



ギィ
「集まったな」
エステル
「仕事です?」
リンカ
「自分はどこでもお付き合い致します」
花純
「私も言われたなら行くよ」
エルメナ
「そうね、あたしも異論はないわ」
ギィ
「ああ、今回はテルミエの街ってとこに行く」
エルメナ
「そこに何かあるんです?」
ギィ
「俺の恩人に会いに行くんだ」
リンカ
「恩人ですか、なら私もそれにお付き合い致しましょう」
ギィ
「サンキュな」
花純
「確かその剣を返しに行くんですよね」
ギィ
「そういう事だ」
エルメナ
「立派な剣よね、優れた逸品って分かるわ」
ギィ
「うっし、それじゃ行くか」
エステル
「はい」
リンカ
「はい」
花純
「うん」
エルメナ
「ええ」



パスカル
「シャトルの用意出来たよ」
ギィ
「すまないな」
パスカル
「それでどこまで行けばいいの」
ギィ
「テルミエの街まで頼む」
パスカル
「分かった、そんじゃ乗って」
ギィ
「ああ」
エステル
「お邪魔します」
リンカ
「失礼します」
花純
「失礼します」
エルメナ
「お邪魔します」
パスカル
「ひーふーみーっと、はい全員確認!そんじゃ出発進行!たくあーん!」



パスカル
「はい、着いたよ」
ギィ
「サンキュな」
パスカル
「うん、帰りは連絡くれれば迎えに来るからね」
ギィ
「分かった」
パスカル
「そんじゃあたしは帰るね、バーイ」
ギィ
「そんじゃ行くか」
エステル
「ですね」
リンカ
「はい」
花純
「うん」
エルメナ
「ええ」


第二話に続く

忘却の廃墟

本日の依頼はですね


イリア
「今日の依頼って何よ」
ティアナ
「えっと、忘却の廃墟の調査だって」
由希江
「忘却の廃墟?」
アノット
「なにそれ」
イリア
「知らん、遺跡か何かかしら」
ティアナ
「だと思うよ」
由希江
「遺跡ね」
アノット
「なにかあるんかね」
イリア
「お宝とか?」
ティアナ
「おぉ~、いいねぇ、もらっていいのかな」
由希江
「確か法律では発見者に権利が与えられる筈よ」
アノット
「ふーん」
イリア
「ならもらっても問題ナッスィンね」
ティアナ
「イリアってさ」
由希江
「意外と女の子らしいわよね」
アノット
「あと辛党で野菜嫌い」
イリア
「うっさい、ドタマ撃ち抜くぞ」
ティアナ
「図星なのか」
由希江
「可愛いものね」
アノット
「好物はステーキだもんね」
イリア
「おほほ、お肉は美味しくってよ」
ティアナ
「イリアって可愛いからいじめたくなるタイプでしょ」
由希江
「確かに見てるとそんな感じはするわね」
アノット
「お主も素直じゃないのぉ」
イリア
「まああたしとしても理由もなく暴力振るったりはしないわよ」
ティアナ
「ふーん」
由希江
「うふふ、かかあ天下になるわね」
アノット
「分かる、尻に敷くタイプだわ」
イリア
「なんにしてもあんた達に言われたくはないけどね」
ティアナ
「そう?あたしはラブラブになりたいよ」
由希江
「私は濃厚なのがいいわ」
アノット
「由希江、あんたガチの性欲モンスターね」
イリア
「由希江と結婚したら一滴残らず搾り取られそうね」
ティアナ
「牛でも飼うの?」
由希江
「うふふ」
アノット
「これあれだ、カラカラになるまで搾り取るやつだ」
イリア
「恐るべし」
ティアナ
「酪農でもやるのかな」
由希江
「ティアナもその内分かるわよ」
アノット
「そーそー」
イリア
「由希江と結婚する男は大変だわ」
ティアナ
「ん?」
由希江
「うふふ」
アノット
「由希江、恐ろしい子」
イリア
「全くだわ」
ティアナ
「なんなのさ」
由希江
「秘密」
アノット
「やれやれ」
イリア
「こいつぁ厄介だぜ」
ティアナ
「分かるように言ってよ」
由希江
「うふふ、赤くなるわよ」
アノット
「由希江って悪魔だわ」
イリア
「行くわよ」
ティアナ
「はーい」
由希江
「ええ」
アノット
「はいよ」



イリア
「それでその忘却の廃墟ってこの先でいいの?」
ティアナ
「うん、なんか不思議な廃墟なんだってさ」
由希江
「ふーん」
アノット
「何かあるのかねぇ、未知のお菓子のレシピとか」
イリア
「そればっかね、あんた」
ティアナ
「お菓子大好きだよね」
由希江
「そうね、特に限定品に弱い」
アノット
「高級品などいらぬ、限定品を食わせるのじゃ」
イリア
「はは」
ティアナ
「でも意外とおっぱい大きいよね」
由希江
「そうね、アノットって意外とムッチリしてて」
アノット
「太ってるとか言うな」
イリア
「まだ何も言ってない」
ティアナ
「とはいえ由希江といい大きくていいなぁ」
由希江
「そう?大きいのも何かと大変なのよ?」
アノット
「だよね、肩凝りとか肩凝りとか」
イリア
「はは」
ティアナ
「そういうものなんだ」
由希江
「そういうものよ」
アノット
「ま、あたしだって甘く見られちゃ困るぜ」
イリア
「アノットって何気に有能なのかしら」
ティアナ
「かもしれない」
由希江
「侮れないわね」
アノット
「むっふっふ」
イリア
「行くか」
ティアナ
「だね」
由希江
「ええ」
アノット
「はいよ」



イリア
「ここが忘却の廃墟か」
ティアナ
「確かに不思議な感じね」
由希江
「調査でしょ、奥へ進んでみましょ」
アノット
「だね、行くぜぇ」



イリア
「何なのかしら、ここ」
ティアナ
「さあ…でも現代って感じがしないね」
由希江
「異世界のものとか?」
アノット
「異世界ねぇ」
イリア
「奥に行ってみりゃ分かるわよ、行くわよ」
ティアナ
「だね」
由希江
「行くわよ」
アノット
「はいよ」



イリア
「うーん」
ティアナ
「不思議だねぇ」
由希江
「でも何かあるのかしら」
アノット
「行ってみりゃ分かるっしょ、ほれ行くよ」



イリア
「ここが一番奥?」
ティアナ
「ん?なんだろこれ」
由希江
「大きな水晶…の中に人がいるわよ」
アノット
「見た感じ機械人?でもこれすっごい硬くて壊せる気がしないよ」
イリア
「今は諦めるしかないわね、後日再度来ましょ」
ティアナ
「だね、それじゃ依頼達成かな」
由希江
「帰りましょ」
アノット
「何か来るよ」
魔物
「見つけたわ」
イリア
「出やがったわね」
魔物
「覚悟はいいかしら」
ティアナ
「やるしかなさそうだね」
由希江
「負けないわよ」
アノット
「行くぜぇ!」
魔物
「殲滅する!」



由希江
「行くわよ!」
由希江
「フィニッシュよ!螺旋は氷結し、月光も夜光に凍る!非情なる所業に、悲歌を!ムーンライトフィナーレ!!」
魔物
「っ!?」
由希江
「アクセル解放!ロングダウン!」
由希江
「月貫!!」
由希江
「止めよ!数多の光よ、ここに集え…汝が見る月、淫らに照らす!妖艶!月花荘乱!!」
ティアナ
「行くよ!」
ティアナ
「それじゃ済まないよ!瞬撃絶倒!この距離なら外さない!エアブレイバー!!」
魔物
「っ!?」
ティアナ
「アクセル解放!ブーストサンダー!」
ティアナ
「テトラスラッシュ!!」
ティアナ
「見せてあげる…!貫け!はっ!ふっ!今だ!あたしは鳥になる!斬凰…天翔剣!!」
アノット
「行くよ!」
アノット
「綺麗に掃除してやんぜぇ!クリーンスイープ!!」
アノット
「お掃除完了!」
魔物
「っ!?」
アノット
「アクセル解放!スロウコート!」
アノット
「スイートカット!!」
アノット
「行くぜぇ!有能メイドをなめんなよ!ロワイヤルスイート!!ヒャッハー!」
魔物
「くっ、撤退ね」



イリア
「そんじゃ依頼達成ね」
ティアナ
「帰るよ」
由希江
「ええ」
アノット
「はいよ」


こうして依頼達成
水晶の中の機械人は後日再訪する事に

美味しいケーキ

本日も平和なようで


レイヴン
「…はぁ」
山風
「またお菓子もらったの?」
レイヴン
「せやで」

「甘いもの苦手なんだから断ればいいのに」
レイヴン
「断りにくいんよ」
オメット
「そんで今日のお菓子は何かな」
レイヴン
「ケーキっぽい」
山風
「食べていいの?」
レイヴン
「どうせ俺は食わんからな、いいぞ」

「なら頂こうかしら、あら美味しそう」
レイヴン
「…」
オメット
「ってこれエグシュガァの限定モンブランタルトじゃん!あんたなんで毎回のように限定品もらってんの!」
レイヴン
「そんな凄いんか?」
山風
「あたしはそういうのよく分からない」
レイヴン
「環ちゃん分かる?」

「そんな詳しくはないけど、それなりに有名な洋菓子店ね、季節の限定ケーキはすぐに売り切れるとか」
レイヴン
「ほー」
オメット
「そんな訳で頂きます!」
レイヴン
「モンブランタルトねぇ」
山風
「美味しい」
レイヴン
「そりゃよかった」

「美味しいわね、これ」
レイヴン
「…思えばうちって甘いものが苦手な大人多くないか?」
オメット
「確かに、リカちゃんとかその辺も甘いの苦手よね」
レイヴン
「あとリーガルはメロンが苦手らしいぞ」
山風
「そうなの?知らなかった」
レイヴン
「クラースの旦那は甘さ控えめのチェリーパイが好みらしいし」

「ふーん、うちの大人達は揃いも揃って甘いもの苦手なのね」
レイヴン
「男達は特にな」
オメット
「なんで甘いもんが苦手なのかねぇ、こんな美味しいのに」
レイヴン
「甘いものが苦手って多分砂糖の甘さとか匂いが苦手って人が多いんよ」
山風
「そうなんだ、匂いか」
レイヴン
「甘いものは味より匂いが苦手って人は意外といるみたいね」

「ふーん、確かに甘い匂いって嗅ぎすぎると気持ち悪くなるわよね」
レイヴン
「せやろ?」
オメット
「まあ確かにあたしでも甘い匂い嗅ぎすぎたら吐き気はするわな」
レイヴン
「ほう」
山風
「甘いものって大変なんだね」
レイヴン
「そうね、甘い匂いって麻薬みたいな感じはあるし」

「まあ砂糖は麻薬とか言うしね」
レイヴン
「つってもその理論で行くとお茶とかコーヒーも麻薬になるがな」
オメット
「おっかないねぇ、もういっその事食べ物全部麻薬でいいんでないの?」
レイヴン
「仙人にでもなるんか」
山風
「でも砂糖が麻薬ってなんでなのかな」
レイヴン
「中毒性があるんよ、砂糖ってもんは」

「そうね、でも砂糖とかそういう味というもの自体麻薬性があるって事になるわよ」
レイヴン
「そうねぇ、確かにお茶とかコーヒーのカフェインもドーピングに近いしな」
オメット
「でも最近のお茶はほとんどノンカフェインじゃん」
レイヴン
「そうね、寧ろ栄養ドリンクとかの方がカフェインはやばい」
山風
「翼を授ける、意味深」
レイヴン
「やめーや」

「なんにしてもケーキは美味しいんだけどね」
レイヴン
「ならいいんだが」
オメット
「麻薬ねぇ、砂糖ってそんなもんか」
レイヴン
「はぁ」

その頃

ライコネン
「…」
リカルド
「なんだ、ケーキか」
ライコネン
「うん、買ってきたやつだけどね」
ひな
「おぉ~、どこのケーキですかっ」
ライコネン
「リトルスイートカフェっていう洋菓子店のやつね」
旗風
「リトルスイートカフェですか」
ライコネン
「うん、その内ケーキ作り再開しようかなって思ってるし」
リカルド
「…俺は甘いものは苦手なんだがな」
ライコネン
「そうなんだ、リカちゃんはパスかな」
ひな
「食べていいんですかっ?」
ライコネン
「いいよ、元々そのつもりで買ってきたし」
旗風
「では頂きますね」
ライコネン
「うん」
リカルド
「…甘い匂いは苦手だ」
ライコネン
「一応アールグレイショートなんだけどなぁ」
ひな
「美味しいですね」
ライコネン
「…ひなって親しい相手には砕けてるけど敬語もきちんと使えて偉いよね」
旗風
「そうですね、それは立派だと思いますよ」
ライコネン
「それにしてもしばらく作ってなかったからケーキ上手く作れるかな」
リカルド
「ブランクはあるだろうからな、得意な事だろうと離れていた期間が長いと思ったようにはいかんものだ」
ライコネン
「そうだね、まあ体が覚えてると思うから平気とは思うけどね」
ひな
「むぅ~、ひなはケーキを焼くのは苦手だよ、クッキーとかなら焼けるのに」
ライコネン
「ケーキは洋菓子でも難易度高いからね、仕方ないよ」
旗風
「こういうハイカラなものもいいですね、ここは美味しいものが食べられていいです」
ライコネン
「ふふ、旗風にとってはハイカラなんだね」
リカルド
「俺は甘いものはどうにも好かん、砂糖の甘さというか匂いが苦手なんだろうな」
ライコネン
「でも甘いものが苦手な人って大体そういう人が多いよ?甘い匂いは麻薬とも言うしね」
ひな
「はうっ」
ライコネン
「実際砂糖は麻薬なんて揶揄されたりもするから」
旗風
「なぜなんでしょうか」
ライコネン
「やっぱり中毒性があるからだよ、それこそカフェインだって麻薬になっちゃうし」
リカルド
「カフェインだと最近のお茶はノンカフェインだぞ、それにコーヒーよりエナジードリンクの方が遥かに危険だ」
ライコネン
「まさしく翼を授ける、カッコ意味深って所かな」
ひな
「それシャレにならないよっ!」
ライコネン
「ふふ、エナドリの飲み過ぎは本当に翼を授かっちゃうから程々にね」
旗風
「あはは」
ライコネン
「ケーキ作るようになったらうちのケーキ屋に合流しようかなぁ」

その頃

美亜
「…」
カイウス
「なんだ、ケーキなんか買ってきたのか」
美亜
「あげないわよ」
小春
「いいなぁ、それでどんなケーキなの」
美亜
「かぼちゃのチーズケーキよ」
択捉
「へぇ、ハイカラじゃない」
美亜
「うふふ、甘いものは正義よ」
カイウス
「俺は甘いの苦手なんだよな、ケーキとか食えなくはないんだけど」
美亜
「カイウスって甘いの苦手なのね」
小春
「でもかぼちゃのチーズケーキかぁ、私もお菓子は作れるけどケーキは作れないかも」
美亜
「せっかくだからね、限定ケーキは食べておかなきゃ」
択捉
「限定なのね」
美亜
「限定だからこそ尊いのよ」
カイウス
「はは、まあそういう奴もいるよな」
美亜
「ケーキは季節の味が美味しいの、定番もいいけどね」
小春
「美亜は本当に甘いのが好きなんだね」
美亜
「そうね、甘いものには目がないのは確かかしら」
択捉
「でも甘いのが苦手な人ってどんな所が苦手なのかしら」
美亜
「甘いのが苦手な人って砂糖の甘さとか甘い匂いが駄目っていう人は意外と多いわよ」
カイウス
「俺はまさにそれだよ、あの匂い嗅いでると気持ち悪くなっちまう」
美亜
「実際果物とかの甘さは平気っていう人はいるものね」
小春
「確かにレイヴンなんかは甘いの苦手だけど果物とか普通に食べてるよね」
美亜
「だから甘いのが苦手な人は大体は砂糖か匂いなのよね」
択捉
「ふーん、甘い匂いと砂糖ね」
美亜
「それじゃ頂こうかしら」
カイウス
「俺もかぼちゃは好きなんだけどな、チーズケーキとなると流石に」
美亜
「カイウスらしいわね」
小春
「でもお砂糖が苦手って大変だよね」
美亜
「お菓子だと料理よりも遥かに多くの砂糖を使うからだと思う」
択捉
「砂糖と匂い、甘さってそういう事なのね」
美亜
「うん、美味しい」

その頃

莉里
「…」
ルカ
「あれ、莉里、ケーキ?」
莉里
「ああ、少し参考に買ってきた」
六花
「そういえば莉里さんはケーキ屋なんでしたっけ」
莉里
「そうだよ、家がケーキ屋だから」
早霜
「それで何のケーキですか」
莉里
「マロンタルトだよ、こういうのもたまにはいいだろ」
ルカ
「マロンタルトか、僕は甘いの好きだからケーキは好きだよ」
莉里
「そういえばルカは甘党だったな」
六花
「マロンタルト、秋らしいですね」
莉里
「定番よりも限定品の方が参考になるんだよな」
早霜
「なるほど」
莉里
「なんにしてもこういうのは他店も参考にしなきゃな」
ルカ
「莉里らしいね」
莉里
「まあな」
六花
「莉里さんは貪欲ですね」
莉里
「かもな」
早霜
「マロンタルト…」
莉里
「さて、食べようかな」


こうして美味しいケーキを食す
甘いのが苦手なのも大変

意思を持つ武器 心月の霊剣

とある情報を得た為情報の場所へとやって来ていた


フレン
「この辺りかな?情報の場所って」
花純
「みたいですね、なんでも突然大きな月が見えたとか」
レナ
「大きな月でありますか?」
ラプンツェル
「なにそれ」
フレン
「さあ…」
花純
「分かりませんね」
レナ
「同じくであります」
ラプンツェル
「大きな月ってなにかな」
フレン
「うーん」
花純
「大きな月…」
レナ
「何なのでしょうか」
ラプンツェル
「知らない」
フレン
「それでどうする?」
花純
「調べてみましょうか」
レナ
「それがよさそうでありますな」
ラプンツェル
「決まりだね、行くよ」



フレン
「何もないね」
花純
「あるのは草木ばかりですね」
レナ
「森の中でありますからね」
ラプンツェル
「嘘だと通報するのは親告罪だよね」
フレン
「うーん」
花純
「調査は続行でいいですよ」
レナ
「でも何を調べるでありますか」
ラプンツェル
「そこからだよね」
フレン
「何かないのかな」
花純
「何か…」
レナ
「そんなのあるのでありますか」
ラプンツェル
「あるんじゃない」
フレン
「情報とか?」
花純
「情報…」
レナ
「そんなのあるのでしょうか」
ラプンツェル
「意外とあるかもね」
フレン
「情報、か」
花純
「それかヒントとか」
レナ
「ヒントでありますか」
ラプンツェル
「そんなのあるのかな」
フレン
「意外とあるかもしれないよ」
花純
「うーん」
レナ
「あるといいですけど」
ラプンツェル
「うーん」
フレン
「意外と落ちてたりして」
花純
「落ちてたらいいですけど」
レナ
「落ちてるものなのでありますか」
ラプンツェル
「落ちてるんじゃない」
フレン
「ん?何か光ってるね」
花純
「転送の魔法陣だね」
レナ
「なぜそんなものが?」
ラプンツェル
「さあ?」
フレン
「なら入ってみようか、お先に」
花純
「あ、待って下さい」
レナ
「どうするでありますか」
ラプンツェル
「迷っても仕方ないよ」
レナ
「でありますな」
ラプンツェル
「行こう」



フレン
「ここは…」
花純
「遺跡でしょうか、月が見えますね」
レナ
「なんでありますか、ここは」
ラプンツェル
「さあ…」
フレン
「何かあるのかな」
花純
「何か…」
レナ
「おや?マナを感じないでありますな、どうやらここは隔離された世界のようであります」
ラプンツェル
「本当だ、何なのかな」

ようこそ、心月を映す乙女よ

フレン
「声がするね、誰かな」

私の名は霊剣・心花、心月の力を秘めた剣です

花純
「もしかして私ですか?」

はい、あなたになら私の心月の力は相応しい

レナ
「心月とは?」

その力は心に宿る月のように

ラプンツェル
「それで心月なんだ」

それでは私は奥で待っています。力を求めるのなら来て下さい

フレン
「だってさ」
花純
「行きましょう、心月の力を受け取りに」
レナ
「決まりでありますな」
ラプンツェル
「行こう」



フレン
「そういえば花純って弟と妹がいるんだよね」
花純
「うん、今は預かってもらってるけどその内こっちに呼ぼうかなって」
レナ
「それはぜひ一度お目にかかりたいでありますな」
花純
「呼んだ時はお世話になってるっていう家にホームステイさせようかな」
ラプンツェル
「おぉ~」
花純
「知り合いの家なら問題ないと思うしね」
フレン
「いつか会ってみたいね」
花純
「その時は紹介しますね」
レナ
「ぜひ頼むであります」
花純
「はい」
ラプンツェル
「花純の弟と妹かぁ」
花純
「可愛いですよ」
フレン
「ははっ、それはいいね」
花純
「もう結構大きくなったんでしょうね」
レナ
「人は成長するものでありますからね」
花純
「ですね」
ラプンツェル
「どんな人なのかな」
花純
「少しやんちゃな子ですね」
フレン
「年相応って感じか」
花純
「はい」
レナ
「子供はそれでいいのでありますよ」
花純
「ですね、ふふ」
ラプンツェル
「だよね」
花純
「2人もその内…」
フレン
「それじゃ行こうか」
花純
「ですね」
レナ
「はいであります」
ラプンツェル
「はーい」



フレン
「行き止まりだね」
花純
「目の前には大岩ですね」
レナ
「壊せという事でありますか」
ラプンツェル
「でもどうやって?」
フレン
「うーん」
花純
「私には無理ですよ」
レナ
「なら私がやるでありますよ、下がっているであります」
ラプンツェル
「うん」
レナ
「行くであります」
レナ
「そいやっ!!」
フレン
「見事だね」
花純
「流石です」
レナ
「これで進めるであります」
ラプンツェル
「だね」
フレン
「それじゃ行くよ」
花純
「はい」
レナ
「であります」
ラプンツェル
「うん」



フレン
「あれかな」
花純
「みたいですね、光に囲まれた祭壇ですから間違いないです」
レナ
「美しいでありますな」
ラプンツェル
「機能美だね」

ようこそ、心月を映す乙女よ

フレン
「君が心花だね」

はい、私こそが心月の剣の心花です

花純
「そして指名は私ですね」

はい、あなたになら私の心月の力は相応しい

レナ
「心の月、言いますね」

その力は心に宿る月のように

ラプンツェル
「言うね」

さて、ではこちらに。私に相応しい筈ですよ

花純
「はい」

さあ、手に取って

花純
「やっ!!」
フレン
「凄いね」
レナ
「本物の力でありますよ」
ラプンツェル
「うん、本物の力」
花純
「これが…自然と手に馴染みますね」

忘れないで下さいね、力とは時に大切なものを壊してしまうと

花純
「そうですね、私もそうならないように」

大切なものはとても近くにある、それもお忘れなく

花純
「はい、分かっています」

あなたの大切なものを守れるようになるのですよ

花純
「はい」

さて、では戻りなさい。大切な場所へ

花純
「はい」
花純
「お待たせしました」
フレン
「花純の大切なものか」
レナ
「そんなの決まっているでありますよ」
ラプンツェル
「だよね」
花純
「もちろんですよ」
フレン
「それを守れるようにならなきゃね」
レナ
「でありますよ」
ラプンツェル
「もっと強くならなきゃね」
花純
「はい、当然です」
フレン
「さて、それじゃ帰ろうか」
レナ
「あそこに転送の魔法陣がありますよ」
ラプンツェル
「それじゃ帰ろう」
花純
「はい」
花純
「力は時に大切なものを壊してしまう、ですか。尤もですね」
花純
「私の大切なもの、そんなの決まってます」
花純
「2人を呼ぶ為にも今は努力あるのみですね」
花純
「私も少しはお金を貯めないといけませんしね」
花純
「2人に仕送りするのも楽じゃないですから」
花純
「それに学校の人達にも恩義がありますから」
花純
「私は大切な人の為にも努力をするだけ、ですよ」
花純
「さて、戻りますか」


こうして花純は心月の力を手にした
自分にとっての大切なもの
そんな大切なものを守る為にも強くなる
そしていつかはこの国で家族で暮らしたい
2人の事はやはり気にかかるものだ
それは姉として当然なのである
だからこそいつかバルディアに2人も呼びたい
家族で再び暮らせるように
大切な2人の家族を養うのも姉の仕事である
クランの報酬の何割かを今は仕送りしている
稼ぎはいいので2人も生活には困っていないだろう
花純の大切なものの為にも今日も働くのだから
心月の乙女丹下花純は進む、大切な家族と共にある未来へと
次の武器をご期待下さい

海辺の洋館

本日の依頼はですね


マリー
「今日の依頼はなんだい」
たま
「えっとね、海辺の洋館の調査だって」
ことり
「海辺の洋館ですか」
ジェミィ
「そこに何かあるのか」
マリー
「さあねぇ」
たま
「なんか今は使われてない洋館なんだって」
ことり
「はぁ」
ジェミィ
「何か出るかもね、幽霊的な」
マリー
「まあそんなの今更怖くないさ」
たま
「そういう事」
ことり
「慣れって怖いですね」
ジェミィ
「ははっ、それもいいね」
マリー
「やれやれだね」
たま
「まあ慣れだよね」
ことり
「慣れるってなんか」
ジェミィ
「まあいいんじゃないか」
マリー
「ジェミィも意外と強心臓だね」
たま
「格闘センスもいいしね」
ことり
「確かにそうですね、特に足技が」
ジェミィ
「手は汚したくないじゃない」
マリー
「ほぉ、そいつは面白いね」
たま
「そういう理由なんだ」
ことり
「手を汚したくないですか」
ジェミィ
「そうだ、悪くない理由だろ」
マリー
「私はそういう考えはなかなか思いつかなかったね」
たま
「そうだね、でも足技だけの格闘家っているよね」
ことり
「リーガルさんみたいな」
ジェミィ
「そういう事だね、それもセンスって事さ」
マリー
「世の中は広いねぇ」
たま
「でもなんかかっこいいかも」
ことり
「ですね」
ジェミィ
「たまも格闘は出来るでしょ」
マリー
「そうだね、それも洗練されてる」
たま
「うん、でも得意なのは忍術かな」
ことり
「忍術ですか」
ジェミィ
「でも忍術は幻術みたいなものって聞いたね」
マリー
「厄介だねぇ、幻なのに本物みたいなんだろ」
たま
「でも忍者は相手を欺いたり騙したりするものだから、寧ろ納得かもね」
ことり
「忍者って元々はスパイみたいなものなんですよね」
ジェミィ
「そうだね、それが間違った解釈が独り歩きした感じ」
マリー
「なんでそうなったのさ」
たま
「里の長が言ってたけど、わざと間違った情報流してるって」
ことり
「わざとなんですね」
ジェミィ
「忍者へのイメージを植え付けてるって事かな」
マリー
「策士だねぇ」
たま
「とはいえ忍者は戦闘訓練も受けるからね、戦闘スタイルに関しては間違ってないかも」
ことり
「近接戦闘ってやつですね」
ジェミィ
「基本的には奇襲とかだけどいざという時のためにもか」
マリー
「忍者の教育はそれだけ厳しいって事か」
たま
「そういう事」
ことり
「奥が深いですね」
ジェミィ
「本当だよ」
マリー
「さて、行こうか」
たま
「だね」
ことり
「はい」
ジェミィ
「はいよ」



マリー
「それでその海辺の洋館っていうのはこの先かな」
たま
「そうだよ、そこの海から少し離れた所だって」
ことり
「ふーん」
ジェミィ
「何かあるのかね」
マリー
「さあねぇ、やっぱり幽霊的なものとか出るのかもね」
たま
「今更怖くないけどね」
ことり
「あはは」
ジェミィ
「慣れって怖いね」
マリー
「まあいいんじゃないかな」
たま
「そうそう」
ことり
「はぁ」
ジェミィ
「幽霊なんて怖くないしな」
マリー
「全く」
たま
「うふふ」
ことり
「たまも結構な強心臓ですよね」
ジェミィ
「忍者だからなのか本当に動じないよね、マイペースなのかもしれないけど」
マリー
「その肝っ玉は見習うべきなのかね」
たま
「忍者が慌てふためいたら駄目だからね」
ことり
「それはそうなんですけど」
ジェミィ
「なんかねぇ」
マリー
「…行くか」
たま
「だね」
ことり
「はい」
ジェミィ
「だね」



マリー
「ここがその洋館だね」
たま
「見事に荒れてるねぇ」
ことり
「とりあえず調査ですよね」
ジェミィ
「行くよ」



マリー
「うーん、魔物は出るが特に何かありそうにも思えないね」
たま
「なにもないのかな」
ことり
「もう少し調べてみます?」
ジェミィ
「とにかく奥だね、行くよ」



マリー
「館自体はそんな広くないっぽいね」
たま
「これならすぐに終わりそう」
ことり
「とにかく行きますか」
ジェミィ
「だね」



マリー
「この部屋が最後か」
たま
「みたいだね」
ことり
「あっさり終わっちゃいましたね」
ジェミィ
「ことり地味に何か期待してた?」

「人ですか、少しいいですか」
マリー
「声?もしかしてあれか?」
アンドロイド
「はい、そうです」
たま
「アンドロイド?でも首だけだね、一応上半身の骨格は丸見えだけどあと手もある」
アンドロイド
「開発途中に博士が亡くなったのでこのままなのです」
ことり
「はぁ」
アンドロイド
「みなさんの知り合いに技術者とかいませんか」
ジェミィ
「まあいるかな」
アンドロイド
「なら私を連れて行ってください、このままでは不便ですし体を作ってもらえますか」
マリー
「まあそういう事なら構わないかね」
アンドロイド
「感謝します」
たま
「それじゃ一応依頼は達成?」
ことり
「ですね、帰りますか」
ジェミィ
「何か来るよ」
魔物
「うふふ」
マリー
「出たね」
魔物
「今度は勝つ」
たま
「やるしかなさそうだね」
ことり
「負けませんよ」
ジェミィ
「行くよ!」
魔物
「行くわよ!」



ことり
「行きます!」
ことり
「水に飲まれて!スプレッドコール!!」
ことり
「優しい夢を!」
魔物
「くっ!?」
ことり
「アクセル解放!アクアワルキュリア!」
ことり
「水連!!」
ことり
「私が仕留める!矢は絶望の徒となり…奈落の果てまでも追い詰める!水覇!滅蒼弓!!」
たま
「行くよ!」
たま
「風の鎖に抗えるかな!燃えよ灼火!忍法!旋火!!」
魔物
「くっ!?」
たま
「アクセル解放!キャットマジック!」
たま
「忍法!風払!」
たま
「我が栄光の軌跡見切れるかな!あなたの覚悟はそんなものなの!忍法!栄星!!」
ジェミィ
「行くよ!」
ジェミィ
「逃がすと思うな!滅多打ちにしてやる!ハイウェイキック!!砕けろ!」
魔物
「くっ!?」
ジェミィ
「アクセル解放!ドライオーラ!」
ジェミィ
「アサルトヒール!!」
ジェミィ
「行くよ!マッドハニー!!あんたの腹に風穴空けるよ!輝きの波動、ぶっ放せ!」
魔物
「悔しい…わね…」



マリー
「そんじゃ依頼達成だね」
たま
「帰ろうか」
ことり
「ですね」
ジェミィ
「この子も忘れずにね」
アンドロイド
「はい」


こうして依頼達成
その彼女に体を作る事に

オアシスの水

本日の依頼はですね


エステル
「今日の依頼は何です」
ドロッセル
「オアシスの水の採取だってさ」

「オアシスの水?」
香子
「そんなの何に使いますの」
エステル
「さあ?でも飲水以外にも使い道はありますよね」
ドロッセル
「だね、錬金術とか」

「なるほど」
香子
「それなら納得ですわね」
エステル
「ですね」
ドロッセル
「にしても信君は可愛いねぇ、ハグハグしたいよ」

「勘弁して」
香子
「信さんは人気者ですわね」
エステル
「うふふ、信は可愛いです」
ドロッセル
「うんうん、あたしの胸に埋もれる?」

「勘弁してよ」
香子
「うふふ」
エステル
「でも信は苦労してるんですよね」
ドロッセル
「お姉さんに全世界に女装を公開されたんだっけ」

「そうだよ、あの時は本気で死にたくなったもん」
香子
「それはなんというのか」
エステル
「大変ですよね」
ドロッセル
「見ただけなら女の子だよねぇ、信君」

「あはは」
香子
「苦労してますのね」
エステル
「そのようです」
ドロッセル
「あたしのおっぱいで癒やしてあげよっか」

「ドロッセル、オープンすぎ」
香子
「ですわよね」
エステル
「はぁ」
ドロッセル
「どうよ」

「遠慮しておきます」
香子
「信さんも男の子ですわね」
エステル
「そのようです」
ドロッセル
「うふふ」

「ドロッセルってでも大人だよね」
香子
「ええ、立派な大人ですわ」
エステル
「その割にどこか子供っぽさも」
ドロッセル
「あたしは常に自由だからね、とはいえ脚本家の仕事はきちんとしてるよ」

「そういえば脚本家なんだっけ」
香子
「すっかり忘れてましたわ」
エステル
「でも脚本家なんて素敵ですよね」
ドロッセル
「ふふん、どうよ」

「ドヤらなくても」
香子
「それはそれですわよね」
エステル
「まあ私は好きですよ」
ドロッセル
「そりゃどうも」

「まあ僕も絵を描いてるからね」
香子
「信さんもなんだかんだで芸術家ですわよね」
エステル
「ですね、私は信の絵は好きですよ」
ドロッセル
「流石はお姫様」

「ありがとうね」
香子
「ふふ」
エステル
「行きますか」
ドロッセル
「だね」

「うん」
香子
「ですわね」



エステル
「それでそのオアシスの水ってこの先の砂漠です?」
ドロッセル
「みたいだね」

「オアシスの水か」
香子
「何かと使えそうですわね」
エステル
「そうですね、オアシスは砂漠の旅には欠かせないものです」
ドロッセル
「でも飲んでも平気なもんなの?」

「うーん、でも山とかに比べれば…」
香子
「山の水なんかはどこで汚れが混じっているか分かりませんものね」
エステル
「そうですね、だとしたらオアシスの水はまだ平気な方なんでしょうか」
ドロッセル
「だと思う」

「うーん」
香子
「まあそういうものですわね」
エステル
「水の問題は難しいですね」
ドロッセル
「だね」

「水の問題、か」
香子
「自然の水なんて迂闊に飲むものじゃありませんわ」
エステル
「では行きますか」
ドロッセル
「うん」

「だね」
香子
「ええ」



エステル
「ここですか」
ドロッセル
「そんじゃオアシスを目指そうか」

「だね」
香子
「行きますわよ」



エステル
「それにしても砂漠ですか、昼間は暑くて夜は寒いんですよね」
ドロッセル
「夜は一気に熱が逃げるからね」

「ふーん」
香子
「何かとありますのね」
エステル
「砂漠も大変ですね」
ドロッセル
「ま、なんとでもなるさ」

「ドロッセルは楽観的だね」
香子
「行きますわよ」



エステル
「あ、見えましたよ」
ドロッセル
「そんじゃ急ごうか」

「うん」
香子
「ええ」



エステル
「それじゃ汲みますね」
ドロッセル
「さっさと終わらせますか」

「…」
香子
「まあ今回は楽でしたわね」
エステル
「うん、こんなものですね」
ドロッセル
「依頼達成っと」

「帰ろうか」
香子
「何か来ますわ」
魔物
「見つけた」
エステル
「出ましたね」
魔物
「今度は勝つ」
ドロッセル
「受けて立とうじゃん」

「負けないよ」
香子
「行きますわよ!」
魔物
「来なさい」




「行くよ!」

「終わらせる!閃く刃は誓いの証!夜空に光る、月光剣!月姫滅震剣!!」
魔物
「っ!?」

「アクセル解放!ダブルモーション!」

「月破斬!!」

「負けられ…ないんだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ドロッセル
「行くよ!」
ドロッセル
「全てを屠る!このあたしの一撃!終わりだよ!塵になれ!爆砕ブレイキン!!」
魔物
「っ!?」
ドロッセル
「アクセル解放!パペットライン!」
ドロッセル
「焔薙!!」
ドロッセル
「続けて喰らえ!そらそらそらそらそらぁっ!!派手に行こう!追撃もおまけもお任せ!神速バニッシュ!!」
ドロッセル
「イエス!グッジョブ!」
香子
「行きますわよ!」
香子
「滅多打ちにして差し上げますわ!渾身の…殺劇烈蹴弾!!」
魔物
「っ!?」
香子
「アクセル解放!スパイダスネット!」
香子
「トライリーチ!!」
香子
「行きますわよ!一瞬で決めますわ!空間断裂陣!!斬り裂け!」
魔物
「撤退、ね」



エステル
「それでは依頼達成ですね」
ドロッセル
「帰るよ」

「うん」
香子
「ですわね」


こうして依頼達成
その水は何かと使えるらしい

甘いは正義

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督?またお菓子もらったの?」
レイヴン
「ああ、そうだが」
穂奈美
「苦手なのにもらうのか」
レイヴン
「断りにくいんだ」
早希
「それで何かな、そのお菓子とやらは」
レイヴン
「…饅頭だな」
山風
「食べていい?」
レイヴン
「構わんぞ」
穂奈美
「それじゃ頂くとしようか」
レイヴン
「おう」
早希
「ってこれ半月堂の栗饅頭じゃん、こんないいもの食わないとか贅沢な」
レイヴン
「そんないいもんなんか」
山風
「あたしはよく分からない」
レイヴン
「俺も」
穂奈美
「半月堂の栗饅頭と言えば秋限定の饅頭ですぐに売り切れるって有名だぞ」
レイヴン
「マジか」
早希
「そんなものもらえるとか贅沢すぎるでしょ」
レイヴン
「俺が甘いの苦手って知っとるよな」
山風
「まあ…」
レイヴン
「レア物って言われても実感がな」
穂奈美
「でもよく手に入ったねぇ」
レイヴン
「どこから手に入れとるんだ」
早希
「んま」
レイヴン
「…」
山風
「提督は食べないんだね」
レイヴン
「和菓子は砂糖きつすぎてな」
穂奈美
「まあ確かに和菓子は砂糖の量半端ないよな」
レイヴン
「それな」
早希
「洋菓子より砂糖使うらしいからね」
レイヴン
「それな」
山風
「そんなに使うんだ」
レイヴン
「使うらしいな」
穂奈美
「まあ好みの問題にどうこう言うつもりはないさ」
レイヴン
「どうも」
早希
「にしてもんま」
レイヴン
「よく食うねぇ」
山風
「美味しいんだもん」
レイヴン
「そりゃ何よりだ」
穂奈美
「確かに美味いな」
レイヴン
「俺には分からん味だわ」
早希
「甘いのが苦手って難儀だよね」
レイヴン
「まあ甘いものが好きな人って多いしな」
山風
「あたしも甘いものは好き」
レイヴン
「山風ちゃんは美味しそうに食べるからねぇ」
穂奈美
「こっちまで幸せになるよな」
レイヴン
「全くだ」
早希
「山風を見てるとこっちも幸せになるね、可愛いもんだ」
レイヴン
「ははっ、だそうだぞ」
山風
「うぅ~」
レイヴン
「ふふ」
穂奈美
「はぁ、んま」
レイヴン
「…」
早希
「美味いねぇ」
レイヴン
「仕事するか」

その頃

エミリア
「ふぅ」
パスカル
「お、なにそれ」
エミリア
「貰い物のお菓子よ」
久遠
「貰い物?して中身はなんだ」
エミリア
「たぶんバナナパイ、それもお高いやつ」
アーク
「バナナパイ?」
エミリア
「よければ食べる?」
パスカル
「やたー!そんじゃもらうね」
エミリア
「あなた達も食べていいわよ」
久遠
「では頂くとしよう」
エミリア
「アークも」
アーク
「うむ、では頂くとする」
エミリア
「私も食べましょ」
パスカル
「んまー!なにこれ超美味い!」
エミリア
「お高いやつっぽいしね」
久遠
「お高いバナナパイとは美味しいのだな」
エミリア
「そうね、甘さがいい感じ」
アーク
「確かにこれはグッドな味ね」
エミリア
「そうね、凄く美味しいわ」
パスカル
「んまー!」
エミリア
「パスカルは本当に美味しそうに食べるわね」
久遠
「だが確かに美味い」
エミリア
「そうね、それは確かなんだけど」
アーク
「やっぱりここの食べ物は美味しいわ」
エミリア
「それはどうも」
パスカル
「でもお高いバナナパイかぁ、使ってるバナナがお高いのかな」
エミリア
「かもしれないわね、バナナって産地で値段が結構違うのよ」
久遠
「そうなのか」
エミリア
「だからやっぱりいい産地のバナナ使ってるんでしょうね」
アーク
「いい産地ね」
エミリア
「紅茶でも淹れてあげるわね」

その頃

アニー
「ふぅ」

「昨日連れてきたメイドさんぐっすり寝てますね」
アニー
「気絶してたって事ですけど」
琴音
「どう考えても意識戻ってますよね」
アニー
「グースカ寝てますね」

「だよね、はむ」
アニー
「汐さん、そのお菓子どうしたんです?」

「いい匂いですね」
アニー
「クッキーですか」
琴音
「美味しそうです」
アニー
「…」

「食べる?」
アニー
「では」

「ん、美味しいですね」
アニー
「ええ、適度にチョコの味もいい感じです」
琴音
「美味しいですね」
アニー
「はい」

「はむ」

「甘い匂い…お菓子ッ!」
アニー
「うわっ!?」
メイド
「お菓子よこせ!」

「えいっ」
メイド
「はむっ、んまー!」
琴音
「あはは」
メイド
「もっとよこせ!」

「ちょ、まっ!?」
メイド
「んまー!」
アニー
「…あの」
メイド
「ん?なに」

「あなたのお名前は?」
アノット
「アノットだよ、あんた達があたしをここに連れてきたの?」
琴音
「はい」
アノット
「ならあたしも働かせて、恩義には報いる主義だから」

「それは構わないけど、なら案内するね」
アノット
「はいよ、そんじゃね」
アニー
「驚きましたね…」

「甘いものが好きなようで」
琴音
「みたいです」




「お邪魔するよ」
アノット
「お邪魔しまーす」
レイヴン
「おう、そこの彼女は昨日のアレか」
アノット
「アノットだよ、今日から世話になるね」
レイヴン
「そういう事か、ならよろしく頼むぜ」
アノット
「はいよ」

「それじゃ案内するね」
アノット
「はーい」
レイヴン
「のんびりしとるな」
山風
「だね」
穂奈美
「やる気なさそうな奴だな」
早希
「それもいいかもね」


こうしてアノットが加わる事に
メイドとしては優秀らしい

海底の宮殿

本日の依頼はですね


ヒスイ
「今日の依頼ってなんだ」
真奈
「海底の宮殿の調査ですって」
汐理
「海底の宮殿?」
ティム
「なんですかそれ」
ヒスイ
「…なんでこの手の依頼は毎回呼ばれんの?」
真奈
「ヒスイはカナヅチだものね」
汐理
「それなのに水に潜る依頼にはよく呼ばれるのよね」
ティム
「難儀ですね」
ヒスイ
「言うな」
真奈
「お祓い行ったら?」
汐理
「それは流石に」
ティム
「あはは」
ヒスイ
「…泳げる奴が羨ましい」
真奈
「汐理からはそこはかとなく犯罪臭が」
汐理
「私は大人ですッ!」
ティム
「ですよね」
ヒスイ
「汐理って何かと難儀な性格してるよな、寧ろお前がお祓い行け」
真奈
「ヒスイのマジレス乙」
汐理
「グレてやる!!」
ティム
「なんかもう」
ヒスイ
「…」
真奈
「汐理ってもう結婚とかがあれよね」
汐理
「やかましいわ!」
ティム
「汐理さん、キャラ崩壊してます」
ヒスイ
「難儀すぎる」
真奈
「汐理は独身のまま死ぬのね」
汐理
「いいわよ、独身貴族を謳歌してやるんだから」
ティム
「独身貴族って」
ヒスイ
「もう人生ぶん投げてるな」
真奈
「人生ぶん投げる」
汐理
「イジメかッ!」
ティム
「可哀想ですよ」
ヒスイ
「…もう全部ぶん投げてるな」
真奈
「もうなんかいろいろあれよね」
汐理
「今夜はやけ酒だわ!」
ティム
「もう汐理さんの体力は0ですね」
ヒスイ
「やめたれや」
真奈
「言い出しっぺ誰よ」
汐理
「そうよそうよ」
ティム
「…」
ヒスイ
「まあなんだ、すまん」
真奈
「…」
汐理
「分かればよろしい」
ティム
「はぁ」
ヒスイ
「もうハチャメチャだな」
真奈
「やれやれね」
汐理
「全く」
ティム
「ふふ」
ヒスイ
「疲れる」
真奈
「同じく」
汐理
「無駄に疲れたわ」
ティム
「大変ですね」
ヒスイ
「行くか」
真奈
「そうね」
汐理
「ええ」
ティム
「はい」



ヒスイ
「それでその海底の宮殿ってこの先の海でいいの?」
真奈
「ええ、人魚薬も預かってるわよ」
汐理
「飲むと水の中でも呼吸出来るやつよね」
ティム
「そんなのがあるんですね」
ヒスイ
「まあ何かと世話にはなってる」
真奈
「そうね、水に潜る依頼でね」
汐理
「便利ねぇ」
ティム
「凄いです」
ヒスイ
「はぁ」
真奈
「カナヅチのヒスイには難儀ね」
汐理
「そうね」
ティム
「平気ですよ、たぶん」
ヒスイ
「だといいけどな」
真奈
「ふふ」
汐理
「しっかりしなさいよ、男の子」
ティム
「です」
ヒスイ
「へいへい」
真奈
「男の子ね」
汐理
「そういう事」
ティム
「ですね」
ヒスイ
「俺もヘタレは卒業かねぇ」
真奈
「口は悪いけど純粋よね、ヒスイって」
汐理
「ピュアヤンキーよね」
ティム
「はい、ピュアヤンキーです」
ヒスイ
「…行くぞ」
真奈
「ええ」
汐理
「そうね」
ティム
「はい」



ヒスイ
「ここか、んじゃ薬飲むぞ」
真奈
「んっ、にが」
汐理
「これでいいのね」
ティム
「では行きましょう」



ヒスイ
「お、何か見えてきた」
真奈
「それじゃ行くわよ」
汐理
「ええ」
ティム
「はい」



ヒスイ
「なんだここ」
真奈
「竜宮城みたいね」
汐理
「でも魚とかの姿が見えないわよ」
ティム
「何かあったんでしょうか」
ヒスイ
「…一応奥に進んでみるか」
真奈
「そうね」
汐理
「行ってみましょう」
ティム
「そうですね」



ヒスイ
「本当に魚がいねぇな」
真奈
「何があったのかしら」
汐理
「逃げたとか?」
ティム
「逃げたって…とにかく行ってみますか」



ヒスイ
「…」
女性
「ん?あんた達なに?」
真奈
「なにこの自堕落な人」
女性
「ねえ、なんか食べ物持ってない?出来れば甘いやつ」
汐理
「…まさか乙姫?」
オツ姫
「違うわよ、あたしはオツ姫」
ティム
「オツ姫って」
オツ姫
「家臣の魚達みーんな逃げちまってさ、でも働きたくないじゃん?」
ヒスイ
「てめぇはヒキニートか」
オツ姫
「そんであんた達が甘いもの持ってそうな感じがする」
真奈
「…更生させてやる!この自堕落が!」
オツ姫
「は?ちょ、まっ!?だー!なら正当防衛だかんね!」
汐理
「はぁ、やるしかないって事ね」
ティム
「仕方ないですね、はぁ」
オツ姫
「あたしの生活は守ってやる!」



汐理
「行くわよ!」
汐理
「我が刃にて…水塵と化せ!水塵!滅!封!殺!!」
オツ姫
「ひゃん!?」
汐理
「アクセル解放!アサルトスルー!」
オツ姫
「おらぁ!」
汐理
「甘い!!」
汐理
「止めよ!数多の雫よ、ここに集え…汝が見る海、儚く揺れる!落涙!水華流刃!!」
真奈
「行くわよ!」
真奈
「今よ!世界を救う勇者の光!輝け!勇者の心!これで終わりよ!破邪雄王斬!!」
オツ姫
「ひゃん!?」
真奈
「アクセル解放!ブレイブヒーロー!」
真奈
「幻光斬!!」
真奈
「負けられ…ないんだからあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ティム
「行きます!」
ティム
「逃がしませんよ!斬り刻む!はっ!まだまだ!エリアレスレイブ!!」
オツ姫
「ひゃん!?」
ティム
「アクセル解放!サーチアサルト!」
ティム
「ピストンニードル!!」
ティム
「もらいました!」
ティム
「行きますよ!ターゲットロックオン、掃討開始、デスペラードストーム!!殲滅して!」
オツ姫
「働きたくないでござる~!!」



オツ姫
「あうにゅる~」
ヒスイ
「待て、何か出てくる」
真奈
「こいつは…そういう事か!せあっ!」
汐理
「何か悪しきものが取り憑いてたのね」
ティム
「どうしましょう」
ヒスイ
「気絶しちまったな、見た感じメイドっぽいし一応連れて帰るか、俺がおぶる」
真奈
「頼もしいわね」
汐理
「それじゃ依頼達成ね、帰りましょ」
ティム
「ですね」


こうして依頼達成
そのメイドはクランに連れて帰りました

限定のお菓子

本日も平和なようで


レイヴン
「んー」
山風
「提督?その袋なに?」
レイヴン
「ジュディスちゃんにもらったお菓子なんだが、俺っち甘いの苦手やんか」

「そうなんですか?レイヴンは甘いのが苦手なんですね」
レイヴン
「ああ、気持ちは嬉しいからつい受け取っちまったんだが」
オメット
「ならあたしがもらったげようか?」
レイヴン
「…そうね、おたくら食べるかね」
山風
「いいの?」
レイヴン
「甘いの苦手だからねぇ」

「好きな人にもらったものなのに」
レイヴン
「仕方ないやろ、やるから食ってくれ」
オメット
「そんじゃ頂きまーすってこれ辰屋千年堂の限定栗もなかじゃん!これ食わないとかどんだけ贅沢なのよ!」
レイヴン
「そんな凄いもんなんか」
山風
「あたしにはよく分からないけど」
レイヴン
「俺はそもそも甘い菓子が苦手だし」

「辰屋千年堂って私の国でも聞きませんね」
レイヴン
「バルディア発祥の和菓子屋なのかね」
オメット
「そうよ!それこそ秋の限定和菓子で瞬く間に売り切れる人気商品じゃん!」
レイヴン
「そうなんか、知らんかった」
山風
「ん、美味しいね」
レイヴン
「栗もなかってだけあって栗餡なのか」

「確かにこれは凄く美味しいですね、栗の甘さと適度な渋みが絶品です」
レイヴン
「栗もなかなぁ」
オメット
「まさか辰屋千年堂の栗もなかが食えるとは…うま」
レイヴン
「限定品だったんか、これ」
山風
「提督、もったいない」
レイヴン
「甘いの苦手なんよ、和菓子は砂糖の量が凄いからきついわ」

「もったいないですね、こんなに美味しいのに」
レイヴン
「確かに美味いんだろうけどな」
オメット
「んー、この甘い栗の味、たまらんわぁ~」
レイヴン
「オメットちゃん甘いもんに目がないからねぇ」
山風
「お腹が少し大変な事に」
レイヴン
「…でも思ったより太ってないよな」

「普段からあれだけグータラしてるのにですよね」
レイヴン
「何か秘密でもあるんか」
オメット
「むふふ、このオメットさんがそんな簡単に太ると思うなよ」
レイヴン
「ドヤる事じゃないやろ」
山風
「あはは」

「でもオメットさんは高級品より限定品に誘惑されるタイプですよね」
レイヴン
「分かる、オメットちゃんが買ってるお菓子って大体限定品だしな」
オメット
「高級品などいらぬ!限定品をよこすのじゃ!」
レイヴン
「はは」
山風
「そういう性格なんだね」
レイヴン
「そのようだ」

「限定品ですか」
レイヴン
「やれやれだな」
オメット
「辰屋千年堂の栗もなかを食えた事に感謝ッ!」
レイヴン
「嬉しそうだな」
山風
「それだけ嬉しかったんだね」
レイヴン
「だな」

「うふふ」
レイヴン
「はぁ」
オメット
「はぁ、んま」
レイヴン
「…仕事するか」

その頃

瀬奈
「うーん」
レイア
「瀬奈?なにそれ」
瀬奈
「ん?ああ、お菓子ですよ」
万里佳
「お菓子ですか?」
瀬奈
「リリアカミングの季節限定のパンプキンフィナンシェです」
旗風
「ぱんぷきんふぃなんしぇ?」
瀬奈
「よければ食べます?」
レイア
「いいの?なら頂きまーす」
瀬奈
「はい」
万里佳
「ん、美味しいですね」
瀬奈
「季節限定ですからね、すぐに売り切れるそうですよ」
旗風
「そんなに人気なんですね、あ、美味しい」
瀬奈
「リリアカミング自体人気の洋菓子店ですからね」
レイア
「ふーん」
瀬奈
「なので今回は幸運でしたね」
万里佳
「そんな人気の洋菓子店だったなんて」
瀬奈
「うふふ」
旗風
「洋菓子もいいものですね」
瀬奈
「ですね、うふふ」
レイア
「んまー」
瀬奈
「うん、美味しいです」
万里佳
「ふぅ」
瀬奈
「紅茶もありますよ」
旗風
「どうも」
瀬奈
「ふぅ、たまにはいいものですね」

その頃

モーゼス
「少しいいかの」
クリトリスル
「ん?なにかな」
かぐや姫
「実はカクカクシカジカでして」
クリトリスル
「つまりその石化した人の石化を解けないかって事だね」

「うむ、出来るか」
クリトリスル
「多分出来るよ、連れて行ってくれる」
モーゼス
「分かった、行くかの」
かぐや姫
「ですね」

「うむ」
クリトリスル
「…」



モーゼス
「こいつじゃ」
かぐや姫
「出来そうですか」

「どうだ」
クリトリスル
「これなら出来そうだね、それじゃやるよ」
クリトリスル
「不浄なるものを取り除け…」
女性
「う、ここは…あんた達は?」
モーゼス
「クランの人間じゃ、主を偶然見つけたんでの」
女性
「そうか、すまなかったね」
かぐや姫
「それでどうします?」
女性
「あんた達と行くよ、どうせ行く宛もないしね」

「分かった、して名を訊いていいか」
ジェミィ
「ジェミィだ」
クリトリスル
「よろしくね、それじゃ帰るよ」
ジェミィ
「ああ」



モーゼス
「そんじゃ葵の嬢ちゃんに任せてもええかの」
かぐや姫
「任せますねぇ」

「分かった、では行くぞ」
ジェミィ
「ああ」
クリトリスル
「こういうのはよくやらされるなぁ、まあいいか」




「邪魔するぞ」
ジェミィ
「失礼するよ」
レイヴン
「おう、そちらの人は?」
ジェミィ
「ジェミィだ、今日から世話になるけどいいよね」
レイヴン
「構わんぞ」
ジェミィ
「すまないね、それじゃよろしく頼む」

「では案内してくる、行くぞ」
ジェミィ
「はいよ」
レイヴン
「サバサバしてる感じね」
山風
「お姉さんって感じ」

「ですね」
オメット
「それより栗もなか~」

その頃


「さて」
ジェミィ
「…」
メルディ
「お、新しい人だな」
ルトガー
「そのようだな」
ジェミィ
「ジェミィよ」
メルディ
「メルディはメルディよ」
ルトガー
「…」
ジェミィ
「そっちの剣士は仏頂面ね」
メルディ
「言われてるよ」
ルトガー
「やかましい」
ジェミィ
「ふふ、でもいいよ、よろしく頼むな」
メルディ
「はいな」
ルトガー
「よろしく頼む」
ジェミィ
「ふふ」


こうしてジェミィが加わる事に
限定品のお菓子は美味しい

VS空戦騎士エミル

戦闘開始です


空戦騎士エミル
「行くよ!」
アルヴィン
「来やがれ!」
ヒルダ
「行くわよ!」
ギィ
「覚悟しろよ!」
瑞穂
「負けない!」
空戦騎士エミル
「はっ!てっ!はあっ!」(体力後240030)
アルヴィン
「ふっ!はっ!そら!」
ヒルダ
「弾けよ!石よ!」
ギィ
「はっ!火迅!裂紅!翔炎!」
瑞穂
「やっ!水剣!三連水!投破!」
空戦騎士エミル
「はっ!たっ!はっ!」(体力後232144)
アルヴィン
「ふっ!せっ!はあっ!」
ヒルダ
「噴き上がれ!水よ!」
ギィ
「はっ!薙火!火燕!空炎!」
瑞穂
「やっ!水閃!深水!天雨!」
空戦騎士エミル
「はっ!そこっ!飛べ!」(体力後224339)
アルヴィン
「ふっ!なんの!撃ち抜け!」
ヒルダ
「貫け!雷槍!」
ギィ
「はっ!震火!紅蓮!紅天!」
瑞穂
「やっ!重水!貫蒼!天撃!」
空戦騎士エミル
「はっ!それっ!はあっ!」(体力後216324)
アルヴィン
「ふっ!おら!はあっ!」
ヒルダ
「砕けよ!石よ!」
ギィ
「はっ!迅裂!斬火!滅天!」
瑞穂
「やっ!旋剣!渦貫!双連!」
空戦騎士エミル
「はっ!てっ!はあっ!」(体力後208452)
アルヴィン
「ふっ!てっ!そらっ!」
ヒルダ
「噴き上がれ!水流!」
ギィ
「はっ!散火!天翔!双連!」
瑞穂
「やっ!天針!流影!疾剣!」
アルヴィン
「行くぜ!」
アルヴィン
「やっちゃいますか!お先!仕上げてやるよ!バレット・クルシフィクション!!」
アルヴィン
「散り際は美しく、な」
空戦騎士エミル
「舐めるなッ!!」
空戦騎士エミル
「はっ!そこっ!はあっ!」(体力後170032)
アルヴィン
「ふっ!おら!ほらほら!」
ヒルダ
「落ちよ!光の雨よ!」
ギィ
「はっ!竜尾!塵裂!幻狼!」
瑞穂
「やっ!四連水!貫閃!魔神幻投!」
空戦騎士エミル
「はっ!甘い!はあっ!」(体力後162144)
アルヴィン
「ふっ!甘いっての!そこか!」
ヒルダ
「降り注げ!晶石!」
ギィ
「はっ!炎薙!帝火!砕炎!」
瑞穂
「やっ!無影投!幻魔衝剣!竜水剣!」
空戦騎士エミル
「はっ!そこっ!散れ!」(体力後154238)
アルヴィン
「ふっ!飛べ!落ちろ!」
ヒルダ
「貫け!氷槍!」
ギィ
「はっ!迅裂!連火!猛火!」
瑞穂
「やっ!螺旋水!廻旋!流廻!」
空戦騎士エミル
「はっ!なんの!はあっ!」(体力後146588)
アルヴィン
「ふっ!甘いぜ!散れ!」
ヒルダ
「輝け!光の涙よ!」
ギィ
「はっ!旋炎!陽撃!疾閃!」
瑞穂
「やっ!空墜!閃連!乱剣撃!」
空戦騎士エミル
「はっ!なんのッ!散れ!」(体力後138214)
アルヴィン
「ふっ!そこか!砕けろ!」
ヒルダ
「大地よ吼えろ!全てを飲み込め!」
ギィ
「はっ!天身!旋斬!竜星!」
瑞穂
「やっ!乱裂剣!天投!水震剣!」
ヒルダ
「行くわよ!」
ヒルダ
「開け!異空の扉!塵も残さず、虚空へ消え去れ!デュアル・ザ・サン!!」
空戦騎士エミル
「舐めるなッ!!」
空戦騎士エミル
「はっ!せっ!散れ!」(体力後100087)
アルヴィン
「ふっ!なんの!ほらほら!」
ヒルダ
「氷の棺よ!永久に眠れ!」
ギィ
「はっ!双炎!魔炎!火天!」
瑞穂
「やっ!流影剣!無影連投!猛蒼剣!」
空戦騎士エミル
「はっ!なんの!はあっ!」(体力後92336)
アルヴィン
「ふっ!甘い!燃えろ!」
ヒルダ
「聖なる意志よ!仇なす敵を討て!」
ギィ
「はっ!羅炎!刹火!刹閃!」
瑞穂
「やっ!煌閃破!裂旋!霊牙!」
空戦騎士エミル
「はっ!なんの!そらっ!」(体力後84211)
アルヴィン
「ふっ!散れ!砕けろ!」
ヒルダ
「氷よ!弾け飛べ!」
ギィ
「はっ!流閃!狼牙!疾天!」
瑞穂
「やっ!魔神連投!五連水!牙剣!」
空戦騎士エミル
「はっ!甘い!はあっ!」(体力後76239)
アルヴィン
「ふっ!はあっ!散れ!」
ヒルダ
「岩槍よ!落ちよ!」
ギィ
「はっ!刹旋!裂火!紅華!」
瑞穂
「やっ!魔神天投!空破剣!無影幻投!」
空戦騎士エミル
「はっ!なんの!散れ!」(体力後68126)
アルヴィン
「ふっ!せっ!燃えろ!」
ヒルダ
「落ちよ!岩石の雨!」
ギィ
「はっ!無影!刹震!斬華!」
瑞穂
「やっ!竜投!水震投破!夢幻投!」
アルヴィン
「行くぜ!」
アルヴィン
「毎度!冥土への片道切符、安くしとくぜ?遠慮するなって!エクスペンダブルプライド!!」
アルヴィン
「サービスしすぎちまったか?」
空戦騎士エミル
「舐めるなッ!!」
空戦騎士エミル
「やるね」
アルヴィン
「エミルこそな」
ヒルダ
「そこは伊達じゃないのね」
ギィ
「だからこそ燃えるってもんだな」
瑞穂
「うん、エミルは強いぞ」
空戦騎士エミル
「それはどうも」
アルヴィン
「やっぱ速い奴は羨ましいぜ」
ヒルダ
「アルヴィンは重量級だものね」
ギィ
「みたいだな」
瑞穂
「それでもギィもいるぞ」
空戦騎士エミル
「あはは、ギィは僕より速いもんね」
アルヴィン
「ま、俺は力で押し切るさ」
ヒルダ
「それがアルヴィンよね」
ギィ
「それでこそだよ」
瑞穂
「そうだな、それでこそだ」
空戦騎士エミル
「さて、それじゃ」
アルヴィン
「おう、負けねぇぜ」
ヒルダ
「一気に行くわよ」
ギィ
「覚悟しろよ」
瑞穂
「行くぞ!」
空戦騎士エミル
「はっ!そこっ!はあっ!」(体力後30021)
アルヴィン
「ふっ!まだまだ!甘いっての!」
ヒルダ
「光よ唸れ!震撃の刃よ!」
ギィ
「はっ!羅旋!魔迅!薙鳥!」
瑞穂
「やっ!貫蒼!絶天!無影散投!」
空戦騎士エミル
「はっ!まだまだ!はあっ!」(体力後22346)
アルヴィン
「ふっ!散れ!はあっ!」
ヒルダ
「断罪の剣よ!ここに顕現せよ!」
ギィ
「はっ!斬刹!連天!燕薙!」
瑞穂
「やっ!散連投!螺旋投!水柱投!」
空戦騎士エミル
「やるね、本気で行くよ!」
アルヴィン
「来やがれ!」
ヒルダ
「耐えてみせる!」
ギィ
「負けないぜ!」
瑞穂
「来い!」
空戦騎士エミル
「見せてやる!これが闇夜を駆け抜ける黒炎の疾走!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!煉鳥、空獄走!!」
アルヴィン
「舐めんなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ヒルダ
「この程度ッ!!」
空戦騎士エミル
「僕にだって負けられない理由があるんだ!」(体力後14001)
ギィ
「瑞穂!」
瑞穂
「うん!」
瑞穂
「アクセル解放!クリアショット!」
瑞穂
「夢幻連投!!」
瑞穂
「止めだ!全弾…行くぞ!泣いたって…許してなんかやらない!アクアライトドライブ!!」
空戦騎士エミル
「っ!?」(体力後7001)
ギィ
「行くぞ!」
ギィ
「付いて来れるか!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ギィ
「まだまだぁ!閃く刃は瞬く星!宙に輝く、流星剣!神撃流星剣!!」
空戦騎士エミル
「負けた…か…」



アルヴィン
「なんとか勝てたな」
ヒルダ
「勝てば官軍よ」
ギィ
「言うなぁ」
瑞穂
「だがそれが勝負の世界だ」
アルヴィン
「瑞穂は辛辣だねぇ」
ヒルダ
「それでこそよ」
ギィ
「ったく」
瑞穂
「ふっ」
空戦騎士エミル
「はぁ、負けたね」
アルヴィン
「エミルも強かったぞ」
空戦騎士エミル
「あはは、どうも」
ヒルダ
「エミルは強いわ、誇っていいのよ」
空戦騎士エミル
「うーん」
ギィ
「ま、エミルは強いぜ」
空戦騎士エミル
「そうありたいね」
瑞穂
「やれやれ」
空戦騎士エミル
「それじゃ僕は帰るね、お先に」



アルヴィン
「さて、行くか」
ヒルダ
「もう少し進んだら戻るわよ」
ギィ
「ああ」
瑞穂
「うむ」


次のボスをご期待下さい

陰と陽の洞窟 第百六十二層

久々の陰と陽の洞窟です


アルヴィン
「いい感じでないの」
ヒルダ
「そうね、でも油断しちゃ駄目よ」
ギィ
「厳しいなぁ」
瑞穂
「ヒルダは心配症ね」
アルヴィン
「ま、心配症なぐらいの方が生き残れるってもんだ」
ヒルダ
「そういう事よ」
ギィ
「そういうもんなのか?」
瑞穂
「でも聞いた事がある、戦場では臆病者だけが生き残れるって」
アルヴィン
「満更でもないんだけどな、俺も傭兵やってるが勇敢な奴はみんな先に死んじまった」
ヒルダ
「そうね私も王の盾時代に勇敢な部下はみんな先に死んでいったもの」
ギィ
「マジかよ…」
瑞穂
「そう考えると勇敢な人は早死にする?」
アルヴィン
「現実はそんなもんなんだ、勇敢な奴ほど先に死ぬってのは世の常だ」
ヒルダ
「最後まで逃げてた奴が結局最後まで生き残る、現実なんてそんなものよ」
ギィ
「勇敢って素晴らしいって思ってたけど生き残るとなると別なのか」
瑞穂
「みたいですね」
アルヴィン
「ギィも強くなりたいのは分かるが死なないための心得ってもんはある、それを覚えろ」
ヒルダ
「それだけで違うものよね」
ギィ
「うん、覚えておく」
瑞穂
「戦場で死なないための心得…」
アルヴィン
「それにギィは約束があるんだろ?なおさら死ねないってもんじゃねぇの」
ヒルダ
「強くなるための約束でしょ」
ギィ
「そうだ、この剣は借り物だからな、この剣を返しに行けるぐらい強くなるんだ」
瑞穂
「それが強くなる約束なんだね」
アルヴィン
「強さってのはいい武器を使うのはもちろん、同時に本人の技量も求められるからな」
ヒルダ
「ギィがどう思ってるかは知らないけど、その強さを信じなさいな」
ギィ
「ああ、俺は強くなってあの人にこの剣を突き返しに行くんだ」
瑞穂
「ふふっ、ならそれでいいんじゃない」
アルヴィン
「そうだな、それぐらいギィはとっくに強くなってるぜ」
ヒルダ
「そうね、本人は気付いてないだけでね」
ギィ
「確かにいろんな人から剣は学んだ、自分でも求めるものは得られたとは思ってる」
瑞穂
「ギィなりの剣の答えが見つかったのかな」
アルヴィン
「そうっぽいな、あの垢抜けない青年が立派になったもんだ」
ヒルダ
「それに少しは女の人も得意になったっぽいし」
ギィ
「う、うるさいな、女が苦手で悪いか」
瑞穂
「そういう所は可愛いですよね」
アルヴィン
「だな、若いっていいねぇ」
ヒルダ
「アルヴィンはもう少しシャンとしたら」
ギィ
「ははっ、でも俺は守りたい人は出来たのかもな」
瑞穂
「あら」
アルヴィン
「言うでないの」
ヒルダ
「ならその人のためにも強くなりなさいな」
ギィ
「当たり前だろ」
瑞穂
「それでこそよね」
アルヴィン
「ギィも強くなったねぇ、男は守りたいものがあってこそだぜ」
ヒルダ
「女の人だってそんなものよ」
ギィ
「ははっ、なら強くなるさ、どこまでもな」
瑞穂
「いつの日か剣聖なんて呼ばれるのかもね、ギィは」
アルヴィン
「かもな、それぐらいには強くなれるポテンシャルはある」
ヒルダ
「若いんだから伸びしろはまだまだあるわよね」
ギィ
「限界は俺が自分で決める、それが強くなるって事だしな」
瑞穂
「ふふっ、ならそれでいいんじゃない」
アルヴィン
「そういう事だ」
ヒルダ
「もっと上を目指す、それだけよね」
ギィ
「おう」
瑞穂
「ふふっ」
アルヴィン
「それよりここはボスだろ、ルール確認しようぜ」
ヒルダ
「ここは破壊禁止とガード禁止と秘奥義合計7回未満ね」
ギィ
「なら問題ないな、このまま行こう」
瑞穂
「うん」
アルヴィン
「それでそのボスは」
ヒルダ
「あれじゃない」
ギィ
「エミル?油断せずに行くぞ」
瑞穂
「だね」
エミル?
「あれ、こんな所まで来るなんて物好きだね」
アルヴィン
「お前はエミルか?」
空戦騎士エミル
「僕は空戦騎士エミル、俗に言う思念体だね」
ヒルダ
「空戦騎士ね、エミルらしいんじゃない」
空戦騎士エミル
「あはは、どうも」
ギィ
「俺もエミルみたいに対空能力上げたいよ」
空戦騎士エミル
「そう言われましても」
瑞穂
「エミルは謙虚なぐらいでいい」
空戦騎士エミル
「うぐ、ヘタレとか言われそう」
アルヴィン
「エミルは確かにヘタレだが芯は強いだろ?なら何も問題はないぜ」
空戦騎士エミル
「はぁ」
ヒルダ
「それだけの強さがあるなら弱気でも充分よね」
空戦騎士エミル
「そう言ってもらえると自信になります」
ギィ
「どこまでも謙虚な奴だな」
空戦騎士エミル
「そう言われるよ、ラタトスクの力なしでもっと男らしくなれたらなぁ」
瑞穂
「大変だね」
空戦騎士エミル
「うぐっ」
アルヴィン
「エミルも苦労人だからねぇ」
空戦騎士エミル
「言わないで」
ヒルダ
「ふふ、若いじゃない」
空戦騎士エミル
「からかわないでよ」
ギィ
「それでこそだろ」
空戦騎士エミル
「はぁ、僕ってこんな扱いなのか」
瑞穂
「それでこそだよね」
空戦騎士エミル
「えっと、それで訊きたい事があるから答えてくれる」
アルヴィン
「俺なんかでいいならな」
ヒルダ
「私なんかでいいならね」
ギィ
「俺なんかでいいなら」
瑞穂
「私なんかでいいなら」
空戦騎士エミル
「うん、それじゃ訊くね」
空戦騎士エミル
「大切な人っている」
アルヴィン
「当たり前だろ」
空戦騎士エミル
「なら守りたい何かはある」
ヒルダ
「あるからこそ戦うのよね」
空戦騎士エミル
「なら自分に自信は持てる」
ギィ
「強くなるってそういう事だしな」
空戦騎士エミル
「なら好きな人のために戦える」
瑞穂
「そうあって欲しい、かな」
空戦騎士エミル
「なら失うのは怖い」
アルヴィン
「そりゃ怖いさ、でもそれを越えなきゃならない」
空戦騎士エミル
「なら怖さを克服出来る」
ヒルダ
「出来ると信じたいものね」
空戦騎士エミル
「なら約束ってなんだと思う」
ギィ
「信じて交わすもの、かな」
空戦騎士エミル
「ならパートナーってどう思う」
瑞穂
「自分の背中を預けられる存在、かな」
空戦騎士エミル
「なら裏切りは怖い」
アルヴィン
「怖いさ、でもそれも人間の業ってやつだよ」
空戦騎士エミル
「なら貪欲になれるものってある」
ヒルダ
「あるからこそ真面目にそれに取り組むのよね」
空戦騎士エミル
「なら強くなりたい理由ってある」
ギィ
「理由があるから強くなりたい、俺はそう思う」
空戦騎士エミル
「なら言い訳で逃げるのはどう思う」
瑞穂
「不誠実、かな」
空戦騎士エミル
「そっか、なかなかいい返事だね」
アルヴィン
「人ってのは何かと恐怖に駆られる生き物だよ」
空戦騎士エミル
「そうだね、だからこそそれを乗り越える」
ヒルダ
「強くなるのは恐怖を越える事にあるものよ」
空戦騎士エミル
「僕もそんな恐れを克服出来たら…」
ギィ
「エミルは充分強いよ」
空戦騎士エミル
「そうかな」
瑞穂
「私は少なくともそう思うよ」
空戦騎士エミル
「さて、みんなは先に進みたいんだよね」
アルヴィン
「戦えだな」
空戦騎士エミル
「うん」
ヒルダ
「なら受けて立とうじゃない」
空戦騎士エミル
「そう来なきゃ」
ギィ
「そんじゃ」
空戦騎士エミル
「遠慮なく」
瑞穂
「本気で」
空戦騎士エミル
「行くよ!」


戦闘開始です

異空の城

本日の依頼はですね


フレン
「今日の依頼って何かな」
アメリア
「えっと、異空の城の調査だって」
胡桃
「異空の城?」
ジーネ
「何かしらそれ」
フレン
「さあ?」
アメリア
「なんか時空に割れ目が出来たからそれの調査だってさ」
胡桃
「なるほど」
ジーネ
「そんなものが発生するなんて何かあったのかしら」
フレン
「うーん、でも何かあるんだろうね」
アメリア
「そうだね、まあなんとでもなるかな」
胡桃
「そうあって欲しいけど」
ジーネ
「それはそうとアメリアは魔眼持ちなのよね」
フレン
「その事か」
アメリア
「うん、あたしはそれで村のみんなを消しちゃったから」
胡桃
「そんな事があったのね」
ジーネ
「魔眼、稀に生まれてくる場合もあれば魔法などの術式を目に組み込んで人為的にも作れるのよ」
フレン
「へぇ、凄いね」
アメリア
「ジーネは詳しいね」
胡桃
「見た目は幼いのにね」
ジーネ
「例えばだけど、アンドロイドの人工眼に術式を組み込めば魔眼持ちのアンドロイドも作れたりね」
フレン
「そんな事も出来るのか、凄いな」
アメリア
「つまりあたしのは先天的なものなのかな、国に何かされたとかはないし」
胡桃
「そうなるんじゃない?」
ジーネ
「魔眼を作る技術自体高等なものよ、よほどの腕がないと簡単ではないわ」
フレン
「へぇ」
アメリア
「でもやっぱり…」
胡桃
「少なくともコントロールは出来てるんでしょ」
ジーネ
「そうね、アメリアはそこは問題ないと思うわよ」
フレン
「何かとあるね」
アメリア
「まあ、うん」
胡桃
「なんにしてもジーネって詳しいのね」
ジーネ
「伊達に知識を蓄えてないわよ」
フレン
「あはは」
アメリア
「恐るべし」
胡桃
「流石だわ」
ジーネ
「なんにしてもアメリアの心配はなさそうね」
フレン
「だね」
アメリア
「うん」
胡桃
「ジーネって頼もしいわね」
ジーネ
「私を誰だと思っているのかしら」
フレン
「あはは、たまに尊大な所があるよね」
アメリア
「同意」
胡桃
「尊大ね」
ジーネ
「うるさいわよ」
フレン
「ふふっ」
アメリア
「ふふ」
胡桃
「ふふ」
ジーネ
「何よ」
フレン
「いや、別に」
アメリア
「だよね」
胡桃
「別に~」
ジーネ
「全く」
フレン
「それじゃ行こうか」
アメリア
「だね」
胡桃
「ええ」
ジーネ
「ええ」



フレン
「それでその異空の城ってどこにあるの」
アメリア
「この先の山間だって」
胡桃
「山間なのね」
ジーネ
「まあ次元の歪みが発生したりしてないだけマシかしら」
フレン
「そうだね、それはあるかも」
アメリア
「次元の歪みってあの時間とか世界を移動しちゃうやつ?」
胡桃
「どうだったかしら」
ジーネ
「世界なんかを移動するのが次元の歪み、時間を移動するのが時空の歪みよ、覚えておきなさい」
フレン
「うん」
アメリア
「分かった」
胡桃
「そういう違いがあったのね」
ジーネ
「次元は主に世界間移動、時空は時間移動の歪みよ」
フレン
「勉強になります」
アメリア
「なります」
胡桃
「あんた達素直ね」
ジーネ
「ふふ」
フレン
「いい笑顔だ」
アメリア
「ジーネでも笑うんだね」
胡桃
「失礼でしょ」
ジーネ
「私だって笑うわよ」
フレン
「まあそれもそうか」
アメリア
「だよね」
胡桃
「あんた達地味に失礼よね」
ジーネ
「全くよ」
フレン
「あはは」
アメリア
「ごめんなさい」
胡桃
「意外と素直ね」
ジーネ
「はぁ」
フレン
「やっぱり大人っぽいな」
アメリア
「そんな気がする」
胡桃
「そうね、見た目は幼いのに」
ジーネ
「悪かったわね」
フレン
「それじゃ行こうか」
アメリア
「だね」
胡桃
「ええ」
ジーネ
「ええ」



フレン
「これがその割れ目かな」
アメリア
「みたいだね、中に城が見えるよ」
胡桃
「それじゃ入ってみましょ」
ジーネ
「行くわよ」



フレン
「これは…」
アメリア
「意外と小さいわね」
胡桃
「とにかく中へ入ってみましょ」
ジーネ
「そうね、行くわよ」



フレン
「なんなのかな、ここ」
アメリア
「さあ…でも何かありそう」
胡桃
「とにかく奥へ行けば分かるわよ」
ジーネ
「行ってみましょう」



フレン
「…ここは?」
アメリア
「なにかあるよ」
胡桃
「なにこれ」
ジーネ
「恐らく何かしらの機械のチップね、何かに使えると思うわよ」
フレン
「なら回収しようか」
アメリア
「それじゃ依頼達成かな」
胡桃
「帰るわよ」
ジーネ
「何か来るわ」
魔物
「見つけたわ」
フレン
「やはり来たか」
魔物
「今度は負けない、覚悟しなさいよ」
アメリア
「やるしかなさそうだね」
胡桃
「負けないわよ」
ジーネ
「行くわよ!」
魔物
「勝つ!」



胡桃
「行くわよ!」
胡桃
「ここで終わりにするわよ!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!炎竜!絶牙槍!!」
魔物
「ちっ!?」
胡桃
「アクセル解放!ソニックソード!」
胡桃
「炎双牙!!」
胡桃
「見せてあげるわ!喰らいなさい!爆華!翔焔斬!!」
アメリア
「行くよ!」
アメリア
「来たれ雷!お仕置きの時間だよ!煌雷絶震衝!!終わりだよ!」
魔物
「ちっ!?」
アメリア
「アクセル解放!リバーシブルアイ!」
アメリア
「雷震突!!」
アメリア
「刹那は現!その一撃にあたしの全てを込める!翔覇滅雷槍!!」
ジーネ
「行くわよ!」
ジーネ
「雷光よ!その空より旋回し轟雷の剣となれ!ライトニングストーム!!」
魔物
「ちっ!?」
ジーネ
「アクセル解放!アルカナリフレクト!」
ジーネ
「サンダーパージ!!」
ジーネ
「行くわよ!縛れ!お仕置きをくれてあげるわ、縛雷閃刃!!」
魔物
「くっ、ここは一旦退くか」



フレン
「それじゃ依頼達成かな」
アメリア
「帰ろうか」
胡桃
「そうね」
ジーネ
「行くわよ」


こうして依頼達成
そのチップは何かに使えるのか

評判の料理屋 開店

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、暇そう」
レイヴン
「んなこたぁないが」
穂奈美
「溜息ばかりだと幸せが逃げるぞ」
レイヴン
「うっさいわ」
アスティ
「ん、レイヴンはおっさん」
レイヴン
「おい」
山風
「ふふ」
レイヴン
「はぁ」
穂奈美
「ははっ、いいねぇ」
レイヴン
「勘弁してくれ」
アスティ
「ん、レイヴンはおっさん臭い」
レイヴン
「勘弁してくれっての」
山風
「提督はそういうのがよくないよね」
レイヴン
「あのな」
穂奈美
「ま、疲れるのは分かるがな」
レイヴン
「そりゃそうだ」
アスティ
「ん、疲れの取れるお茶、飲む?」
レイヴン
「お茶?」
山風
「美味しいのかな」
レイヴン
「知らん」
穂奈美
「なら飲んでみろ」
レイヴン
「そうするか」
アスティ
「ん、今淹れる」
レイヴン
「そういやアヌークちゃんの言ってた異世界食堂ってやつ土曜だから今日か」
山風
「上手く行くかな」
レイヴン
「行って欲しいな」
穂奈美
「アヌークはあれでも人付き合いが上手いしなんとでもなるさ」
レイヴン
「だな」
アスティ
「ん、お茶」
レイヴン
「おう」
山風
「いい匂いがするね」
レイヴン
「…こいつは美味いな、スーッと抜けてく感じ」
穂奈美
「匂いからしてハーブティーの一種か?」
レイヴン
「だと思う」
アスティ
「ん、エルフ秘伝のハーブティー、疲れが取れる」
レイヴン
「そうね、気持ちいいわ」
山風
「スーッとした匂い」
レイヴン
「はぁ、癒されるねぇ」
穂奈美
「どんだけ疲れてるんだ」
レイヴン
「うっさいわ」
アスティ
「ん、ならいい」
レイヴン
「はぁ」
山風
「提督も大変だね」
レイヴン
「まあな」
穂奈美
「はぁ、私にも頼む」
レイヴン
「…」
アスティ
「了解」
レイヴン
「ふぅ」

その頃

アヌーク
「ふんふーん」

「ここはなんじゃ?」
アヌーク
「来ましたネ、しゃーせー」
老人
「ここはなんなのじゃ?」
アヌーク
「ここは料理屋のイヌワシ亭デスヨ」
老人
「ほう、料理屋とな」
アヌーク
「ハイ」
老人
「ではせっかくじゃ、何か食わせてくれ」
アヌーク
「ハイ、ではメニューを…と、その前に翻訳って出来マス?そちらの世界の言葉に直す事デス」
老人
「出来るぞ、それぐらいお安い御用じゃ」
アヌーク
「最初のお客さんにスミマセン、では言う通りに書いて頂けマスカ」
老人
「承知した」



老人
「これでいいかの?」
アヌーク
「感謝デス、それでは好きなものをドウゾ」
アルトリウス
「ああ、そうじゃ、ワシはアルトリウスというよろしくな、お嬢さん」
アヌーク
「ハイ、それでご注文は?」
アルトリウス
「そうじゃな、ではこのヒレカツとやらを頼む、あとビール?とかいう酒もな」
アヌーク
「合点デス」

「なんだここは?面妖な場所だな」
アヌーク
「お、しゃーせー、お客さん入りマス」
剣士
「ここは?」
アヌーク
「ここは料理屋デス、どんな料理でも出せマス」
剣士
「ほう、ならせっかくだし食ってみるか、何が出せる」
アヌーク
「なんでも出せマス、さっき翻訳してもらったメニューデス」
リュウゴロウ
「ああ、私はリュウゴロウという、よろしく頼むぞ、店主」
アヌーク
「ハイ」
リュウゴロウ
「ではこのテリヤキチキンとやらをもらうとしようか、酒は…セイシュとやらを頼む」
アヌーク
「合点デス」



アヌーク
「ヒレカツ上がりマシタ、アルトリウスさんドウゾ」
アルトリウス
「ほう、こいつは美味そうじゃ、では頂くとしよう」
アヌーク
「ビールもドウゾ」
アルトリウス
「うむ」
アヌーク
「カツはそこにあるソースをかけるともっと美味しいデスヨ」
アルトリウス
「分かった」
アヌーク
「それとそこにある小袋に入ったスパイスをかけるともっと美味しくなりマス」
アルトリウス
「こいつか?この粉をかけるのか?」
アヌーク
「それはアヌークスペシャルブレンドのスパイスデス、どんな料理も美味しくなる魔法のスパイスデス」
アルトリウス
「ではいろいろ試させてもらうよ」
アヌーク
「白い方はデザート用なのでお気をつけクダサイ」
アルトリウス
「うむ、分かった」
アヌーク
「ふんふーん」



アヌーク
「テリヤキチキン上がりマシタ、セイシュもドウゾ」
リュウゴロウ
「うむ、ほう、こいつは美味そうだ」
アルトリウス
「このヒレカツちゅうのは美味いのぉ、ビールとやらもこんなに美味い酒があったのかと」
アヌーク
「やはり成功したっぽいデスネ」
リュウゴロウ
「ふむ、このテリヤキチキンとやらは実に美味だな、これはいい」
アヌーク
「せっかくナノデライス要りマス?付けられマスヨ」
リュウゴロウ
「ライス、では頼むとしよう」
アヌーク
「合点デス」
アルトリウス
「このソースとやらをかけると美味いと言っておったな」
アヌーク
「ライスデス」
リュウゴロウ
「こいつと一緒に食べると美味いのか、では」
アルトリウス
「ほう、このソースとやらは実に美味い、果実と野菜、それの旨味を凝縮させスパイスを加えておるな」
リュウゴロウ
「このライスと一緒だとどんどん入るな、これはいい」

「ここはなんだい?」
アヌーク
「お客さん入りマス、しゃーせー」
老人
「ここはなんなのですか」
アヌーク
「料理屋デス、なんでも出せるので気軽に言ってクダサイ、メニュードウゾ」
エルフォード
「ああ、ワシはエルフォードというよろしく頼むよ」
アヌーク
「ハイ」
エルフォード
「ふむ、本当になんでもあるな…これは…すまんがこのボロネーゼというのを頼む」
アヌーク
「合点デス」



アヌーク
「ボロネーゼ上がりマシタ」
エルフォード
「1つ訊いてもいいかい?この麺というのは小麦を練り上げたもので合っているかな?」
アヌーク
「ハイ、レシピは教えられマセンガそれで合ってマスヨ」
エルフォード
「ふむ…だとしたら…ふふ」
アヌーク
「レシピは秘密デスヨ」
エルフォード
「そういえばメニューに持ち帰りがあると書いてあったね、ソースの持ち帰りを頼めるかな?」
アヌーク
「お土産用のソースデスネ、では何にシマス?」
エルフォード
「とりあえずあるもの全部3つずつもらえるかな」
アヌーク
「了解デス、お帰りの際にお渡しシマス」
エルフォード
「すまないね、では頂こう」
リュウゴロウ
「ふむ、実に美味かった、また来ても構わんかな」
アルトリウス
「ワシも構わんか?」
アヌーク
「もちろんデス、七日に一度、土曜日に扉がそちらに出現する筈デスヨ」
リュウゴロウ
「七日に一度…分かった、覚えておこう」
アルトリウス
「ではご馳走になったな、また来るぞ」
アヌーク
「またのご来店お待ちしてマス」
エルフォード
「こいつは…ソースは恐らく私の世界のタマラに似たものか、肉は牛の肉を細かくしたもの…ふむ」
アヌーク
「レシピは教えられマセンガ分析なら勝手にしていいデスヨ」
エルフォード
「そしてこの旨味の正体はなんだ…私の世界では感じた事のない味だ」
アヌーク
「ああ、そうそう、そこにある粉チーズをかけるともっと美味しいデスヨ」
エルフォード
「粉チーズ?こいつか、どれどれ」
アヌーク
「持ち帰りのソース用意しマスカ」
エルフォード
「こいつは…粉末になるまで細かくなったチーズがソースの味を引き立てている…まろやかでそして…」



エルフォード
「いやぁ、実に美味しかった、また来れるのかな」
アヌーク
「七日に一度、土曜日には来れマスヨ」
エルフォード
「分かった、では七日後にまた来るよ」
アヌーク
「ハイ、あとお土産のソースデス」
エルフォード
「うむ、では失礼したね」
アヌーク
「意外と好評デスネ、ではお客さんを待ちマスカ」


こうしてアヌークのイヌワシ亭は意外と好評だった
異世界からの客人は七日に一度

花園の館

本日の依頼はですね


スタン
「今日の依頼はなんだ」
夕音
「花園の館の調査だそうですよ」
望希
「花園の館ですか?」
ルノ
「どんな場所なんでしょうか」
スタン
「分からん、でも花が咲いてるんじゃないのか」
夕音
「だとは思いますけど」
望希
「花園の館、綺麗なイメージが」
ルノ
「ルノは花には興味ないですねぇ、お肉がいいです」
スタン
「あはは」
夕音
「ルノさんらしいですね」
望希
「獣ですかね」
ルノ
「かもしれません」
スタン
「かもしれませんって」
夕音
「まあ花は蜜ですからね」
望希
「ですね」
ルノ
「花の蜜なんて足りませんよ」
スタン
「言うなぁ」
夕音
「でも花の蜜といえばツツジですよね」
望希
「あれの蜜吸うのは小学生のお約束ですね」
ルノ
「そうなんですか?」
スタン
「まあ、な」
夕音
「うふふ」
望希
「夕音さんって本当に小悪魔ですよねぇ」
ルノ
「黒い何かが見えます」
スタン
「とはいえ花園の館だから何かはありそうだよな」
夕音
「ですね、そんな気はします」
望希
「未知の花とか」
ルノ
「知らないような花ですね」
スタン
「そういうのがあるといいな」
夕音
「未知の花、興味深いですね」
望希
「私も花でも好きになれば女の子らしくなれますかね」
ルノ
「望希さんは女の子らしくなりたいんですか」
スタン
「まあルノも女の子らしくはないよな」
夕音
「それはありますね」
望希
「どうせ私は王子様ですよ」
ルノ
「あはは」
スタン
「望希は王子様だもんな」
夕音
「そうですね、王子様です」
望希
「やかましいですよ」
ルノ
「嫌なんですね」
スタン
「まあ女の子だしな、一応」
夕音
「なるほど」
望希
「当然ですよ」
ルノ
「でも格好良いと思いますけど」
スタン
「とはいえ本人は嫌がってるけどな」
夕音
「格好良いと思うのですが」
望希
「それはそれですよ」
ルノ
「むぅ~」
スタン
「はは」
夕音
「もったいない」
望希
「勘弁して下さいよ」
ルノ
「大変ですね」
スタン
「行くか」
夕音
「ですね」
望希
「はい」
ルノ
「はい」



スタン
「それでその花園の館ってこの先か?」
夕音
「はい、この先の廃墟の街の街外れですね」
望希
「廃墟の街ですか」
ルノ
「何か出そうですねぇ」
スタン
「まあ平気だろ」
夕音
「ですよね」
望希
「そうあって欲しいですけど」
ルノ
「ですよねぇ」
スタン
「…」
夕音
「何か?」
望希
「そんな見て」
ルノ
「視線は胸ですかね」
スタン
「いや、そうではないけど」
夕音
「スタンさんも男の子ですね」
望希
「全くもう」
ルノ
「うふふ」
スタン
「はぁ」
夕音
「うふふ」
望希
「やれやれ」
ルノ
「ふふっ」
スタン
「だから違うからな」
夕音
「まあいいですよ」
望希
「夕音さんはオープンですねぇ」
ルノ
「オープン過ぎません」
スタン
「はは」
夕音
「…いやん」
望希
「なんですかこの人」
ルノ
「自由ですねぇ」
スタン
「行くか」
夕音
「ですね」
望希
「はい」
ルノ
「はーい」



スタン
「ここが花園の館か」
夕音
「そのようですね、では中へ進みましょう」
望希
「はい」
ルノ
「はーい」



スタン
「いろんな花があるな」
夕音
「やはり花の研究でもしていたんでしょうね」
望希
「でもどの花も新鮮ですよ、長年放置されてる筈なのに」
ルノ
「何か秘密でもあるんですかね」
スタン
「さあなぁ」
夕音
「とにかくもっと調べてみますか」
望希
「ですね」
ルノ
「レッツゴーです」



スタン
「凄いな、ここ」
夕音
「ですね、凄く不思議です」
望希
「もう少し調べてみますか」
ルノ
「ですね」



スタン
「ここが最後か」
夕音
「ん?机の上に何かありますね、花の種みたいです」
望希
「手紙もありますね、ここに来た者にこの種を託す、花を愛する研究者より」
ルノ
「つまりもらっていいって事ですね、帰って調べてもらいましょう」
スタン
「だな」
夕音
「では依頼達成ですね」
望希
「帰りますか」
ルノ
「何か来ます」
魔物
「みーつけた」
スタン
「お前は…まさか流離いの…」
魔物
「強くなって帰ってきたよ、さあ勝負!」
夕音
「やるしかなさそうですね」
望希
「負けませんよ」
ルノ
「行きますよ!」
魔物
「来いッ!」



望希
「行きますよ!」
望希
「情熱の爆炎、我が槍に宿れ!これは全てを焼き尽くす、情熱の魔槍です!奥義!グランドドライブ!!」
魔物
「ひゃんっ!?」
望希
「アクセル解放!プリンスヒート!」
望希
「炎牙閃!!」
望希
「見切りました!これが私の!全力奥義!しかと受け取りなさい!紅閃滅天焦!!」
夕音
「行きます!」
夕音
「冥氷の剣!その身に刻みなさい!エルミネスキャリバー!!」
魔物
「ひゃんっ!?」
夕音
「アクセル解放!サタンキラー!」
夕音
「氷冥剣!!」
夕音
「やっちゃいます!思いっ切り!激しく!やあぁぁぁぁぁっ!!最後は一気に!クリミナルパニッシュメント!!」
ルノ
「行きますよ!」
ルノ
「風さん!来て下さい!渾身の一撃、行きます!震風一閃!!」
魔物
「ひゃんっ!?」
ルノ
「アクセル解放!シャドウバンド!」
ルノ
「一刀斬月!!」
ルノ
「行きますよ!巻き上がれ旋風!全身全霊の!テンペスタエアレイド!!」
魔物
「負けたかぁ、てったーい」



スタン
「それじゃ依頼達成だな」
夕音
「帰りますよ」
望希
「はい」
ルノ
「はーい」


こうして依頼達成
手に入れた種はなんの種なのか

バルウォーク 第十二回

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督も疲れてるのかな」
レイヴン
「そうでもないぞ」
穂奈美
「その割には老けてるよな」
レイヴン
「うっさいわ」
ソフィー
「ふふっ、でもそれでこそだよね」
レイヴン
「…」
山風
「提督、照れてる?」
レイヴン
「そんな事はない」
穂奈美
「レイヴンはなんだかんだでやさぐれてるからな」
レイヴン
「やさぐれてる言うな」
ソフィー
「でもあたしにもお父さんがいたらこんな人なのかな」
レイヴン
「そういやソフィーちゃん親はいないんだっけか」
山風
「なんか大変だね」
レイヴン
「まあ親は存命でも家にはいないとか多いしな」
穂奈美
「最近の親は何をしてるんだか」
レイヴン
「はは」
ソフィー
「穂奈美はお母さん?」
レイヴン
「それはなんというのか」
山風
「でもそんな感じはするよね」
レイヴン
「だそうだが」
穂奈美
「うっさいわ」
レイヴン
「やれやれ」
ソフィー
「ふふっ」
レイヴン
「さて、少し出てくるからな」
山風
「宣伝のやつ?」
レイヴン
「そうよ」
穂奈美
「なら行って来い」
レイヴン
「おう」
ソフィー
「行ってらっしゃい」
レイヴン
「さてっと」



レイヴン
「さて、集まったな」
ロジー
「宣伝に行くのか」
珠子
「今回もどこへでも付いて行くわよ」
初月
「僕もどこでも行くぞ」
レイヴン
「そんじゃ行くかね」
ロジー
「ああ」
珠子
「ええ」
初月
「うむ」



レイヴン
「さて、まずはあそこに行くか」
ロジー
「俺はどこでもいいぞ」
珠子
「ならそこへ行きましょ」
初月
「行こう」



レイヴン
「ここね」
ロジー
「ここはフライドチキンの店か」
珠子
「こういうお店もあったのね」
初月
「フライドチキンか」
店員
「おや、宣伝の方ですか」
レイヴン
「おうよ」
店員
「それで何かお食べになりますか」
ロジー
「オススメとかあるのか」
店員
「そうですね、オリジナルスパイスチキンですね」
珠子
「ならそれをお願い」
店員
「かしこまりました」
初月
「オリジナルスパイスか」
レイヴン
「それが美味いんよな」
ロジー
「楽しみだな」
珠子
「美味しそうな匂いがするわ」
初月
「じゅる」
店員
「お待たせしました、どうぞ」
レイヴン
「こいつよね」
ロジー
「こいつは美味しいな」
店員
「当店の独自配合のスパイスを使っていますので」
珠子
「それでこんなに美味しいのね」
初月
「そうだな、それに骨なしで食べやすい」
店員
「骨付きにしようかとも当初は考えたそうです、ですが食べやすさを重視したそうですよ」
レイヴン
「確かに骨付きって何かと食いにくいもんな」
ロジー
「俺も嫌いじゃないが、骨付きはどうにもな」
店員
「オーナー曰く揚げる際も普通のフライドチキンよりカロリーを落とす技法があるとか」
珠子
「へぇ、それは凄いわね」
初月
「やはり凄いものだな」
店員
「試行錯誤しているという事でしょうね」
レイヴン
「うむ、美味い」
ロジー
「何かとやってると思うと頭が上がらないな」
店員
「オーナーの努力の賜物ですね」
珠子
「そうね、ふふ」
初月
「実に美味い」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店をぜひ」
レイヴン
「そんじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「それじゃね」
初月
「失礼したな」



レイヴン
「さて、次はどこに行くか」
ロジー
「なら俺が行きたい場所があるんだがいいか」
珠子
「いいわよ、ならそこに行きましょ」
初月
「では行くとしよう」



レイヴン
「ここかね」
ロジー
「ああ、そうだ」
珠子
「ここはブリトーのお店みたいね」
初月
「そんなものまであるのか」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですか」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何かお食べになりますか」
ロジー
「それじゃハムチーズを頼む」
店員
「かしこまりました」
珠子
「ハムチーズなんてまたシンプルね」
初月
「さっきのチキンもそうだが、シンプルだからこそ美味しいのかもしれん」
レイヴン
「そうね、それはありそう」
ロジー
「シンプル故の美味しさだな」
珠子
「いいわね、そういうの」
初月
「だな、ふふ」
店員
「お待たせしました、ハムチーズのブリトーです」
レイヴン
「おう」
ロジー
「うん、この味がやっぱり一番だな」
店員
「当店はバルディア産の小麦やチーズを使っていますから」
珠子
「へぇ、流石なのね」
初月
「輸入したものも使ってはいるのか?」
店員
「そうですね、ハムは輸入品ですが」
レイヴン
「でも安全なものなら輸入品でも問題ないな」
ロジー
「そうだな、美味しいものなら国は関係ない」
店員
「そういう事です」
珠子
「なるほどね」
初月
「うむ、美味い」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店をぜひ」
レイヴン
「それじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「それじゃね」
初月
「ではな」



レイヴン
「そんじゃ次はあそこに行くか」
ロジー
「俺はどこでもいいぞ」
珠子
「同じく」
初月
「では行くか」



レイヴン
「ここだな」
ロジー
「ここは電器屋か」
珠子
「それじゃ行きましょ」
初月
「行こう」



店員
「おや、宣伝の方ですか」
レイヴン
「おう」
店員
「当店の電化製品は様々ですが、どれも品質は保証しますよ」
ロジー
「それはいいな」
店員
「配送や取り付けのサービスも行っていますので」
珠子
「それは助かるわね」
店員
「バルディアに住む予定の方は当店をぜひ」
初月
「うむ」



レイヴン
「戻ったぞ」
山風
「お帰り」
レイヴン
「お土産のフライドチキンな」
穂奈美
「おや、嬉しいね」
レイヴン
「ふぅ」
ソフィー
「いい匂いだ」
レイヴン
「さて、仕事だ」


こうして宣伝は続く
フライドチキンは美味しい

この前の地図

本日の依頼はですね


カロル
「今日の依頼って何」
ルーナ
「この前の地図の場所に行くのよ」
アリス
「それってあの主にもらった地図だよね」
春衣
「何があるのかなぁ」
カロル
「さあ…でも新しい仲間に出会えるって言ってたよね」
ルーナ
「まあ行ってみてからのお楽しみよ」
アリス
「だね」
春衣
「アリスは相変わらず暗いよね」
カロル
「アリスって声が小さいだけだよね、本当は仲良く出来てるし」
ルーナ
「そうね、少なくとも怖がるような人じゃないわ」
アリス
「うぅ、やっぱり積極的に行くべきなのかな」
春衣
「意外とそういう気持ちはあるんだね」
カロル
「アリスってクランでは友達も出来てるもんね」
ルーナ
「そうね、そう考えると普通に何も問題ないわよ」
アリス
「私も勇気を出したから」
春衣
「偉いぞー」
カロル
「春衣はのんびりしてるねぇ」
ルーナ
「でもそれも可愛いわよね」
アリス
「私も少しは社交的になりたい」
春衣
「そんな焦らなくていいんだよ」
カロル
「あはは」
ルーナ
「春衣はなんというのか」
アリス
「うぅ」
春衣
「うふふ、ふぁ」
カロル
「春衣って眠そうにしてるよね」
ルーナ
「でもやる気はあるっぽいわね」
アリス
「眠いの?」
春衣
「うん、でもきちんと働くから」
カロル
「アンドロイドなのにね」
ルーナ
「不思議なものだわ」
アリス
「本当にね」
春衣
「ふぁ」
カロル
「マイペースだなぁ」
ルーナ
「全くね」
アリス
「ふふっ」
春衣
「うにゃ」
カロル
「まあいいのかな」
ルーナ
「いいんじゃない」
アリス
「ルーナも適当」
春衣
「アリスは可愛いね」
カロル
「はぁ、なんか不安」
ルーナ
「あたしも付いてるからなんとでもなるわよ」
アリス
「そうだよね、うん」
春衣
「頼りにしてるね」
カロル
「まあいいか」
ルーナ
「そういう事」
アリス
「ふふっ」
春衣
「うにゃ」
カロル
「なんかなぁ」
ルーナ
「まあなんとでもなるわよ」
アリス
「そうだよ」
春衣
「なるようになるさ」
カロル
「行こうか」
ルーナ
「そうね」
アリス
「だね」
春衣
「はーい」



カロル
「それでその地図の場所ってどこなの」
ルーナ
「この先の廃墟の街ですって」
アリス
「廃墟の街なんだ」
春衣
「廃墟ってわくわくするよねぇ」
カロル
「そうだね、廃墟ってロマンだよ」
ルーナ
「男の子ねぇ」
アリス
「でもそんなカロルが好き」
春衣
「アリスはカロルが好きなんだ」
カロル
「あはは」
ルーナ
「まあカロルは好きな人はすでにいるっぽいけどね」
アリス
「そうなの?」
春衣
「なんか意外かも」
カロル
「そうかな」
ルーナ
「ま、カロルは人気あるしね」
アリス
「私もカロルみたいになりたい」
春衣
「でもヘタレだよね」
カロル
「それ少し昔の話ね」
ルーナ
「今のカロルは勇敢よね」
アリス
「でもだからこそ格好良いよね」
春衣
「だよねぇ、私もそんなカロルが好き」
カロル
「あ、そうですか」
ルーナ
「モテる男は辛いわね」
アリス
「だって」
春衣
「だってさ」
カロル
「それはどうも」
ルーナ
「うふふ、モテる男の宿命よね」
アリス
「ルーナも言うよね」
春衣
「だよねぇ」
カロル
「行こうか」
ルーナ
「そうね」
アリス
「うん」
春衣
「はーい」



カロル
「ここがそれか」
ルーナ
「とりあえず描かれた場所に行ってみましょうか」
アリス
「だね、行くよ」
春衣
「はーい」



カロル
「こんな所に誰かいるのかな」
ルーナ
「行ってみれば分かるわよ」
アリス
「そうだね、行こうか」
春衣
「わくわく」



カロル
「ここかな」
ルーナ
「描いてあるのは間違いなくここね」
アリス
「うーん」
春衣
「人の気配はしないよ」

「お、人じゃねーの、こんなとこに来るなんて珍しいな」
カロル
「女の子?」
女の子
「お前ら何してんだ?客か?」
ルーナ
「ねえ、貴女ここに一人なの?」
女の子
「まーな、みんな死んじまったからよ」
アリス
「そうなんだ」
女の子
「お前ら外から来たんだよな?ならあたしも仲間にしてくれよ」
春衣
「いいの?」
サビラ
「このまま朽ちるよりはいいさ、そんじゃよろしく頼むぜ、あたしはサビラだ」
カロル
「あ、うん、よろしく」
ルーナ
「それじゃ依頼達成かしらね」
アリス
「帰ろうか」
春衣
「待って」
サビラ
「何か来るぜ」
魔物
「うふふ」
カロル
「魔物か」
魔物
「覚悟はいい」
ルーナ
「やるしかなさそうね」
アリス
「負けないよ」
春衣
「それじゃ」
サビラ
「行くぜ!」
魔物
「来なさい!」



アリス
「行くよ!」
アリス
「私の奥の手見せてあげる!アスタフラムライン!!」
魔物
「くっ!?」
アリス
「アクセル解放!ファイアチャージ!」
アリス
「テトラファイア!!」
アリス
「具現せよ!情熱の結晶!フラムブレイム!!情熱と、勇気の意志よ!焼き尽くせ!」
ルーナ
「行くわよ!」
ルーナ
「それじゃ済まないわよ!剣よ唸れ!太陽割斬撃!!」
魔物
「くっ!?」
ルーナ
「アクセル解放!パラメータライズ!」
ルーナ
「緋焔斬!!」
ルーナ
「炎よ、我が剣に宿れ!焼き尽くすわ!今!楽にしてあげる!炎龍!滅紅焦!!燃えろおぉぉぉぉぉっ!!」
春衣
「行くよ!」
春衣
「私の道は誰にも止められないよ!獣牙旋墜棍!!」
魔物
「くっ!?」
春衣
「アクセル解放!リンクウェイブ!」
春衣
「崩爆棍!!」
春衣
「行くよ!何度も叩いて!せーのっ!活殺獣神衝!!」
サビラ
「行くぜ!」
サビラ
「一気に沈めてやんよ!あらぁぁぁぁぁっ!!ナックルブレード!!」
魔物
「くっ!?」
サビラ
「アクセル解放!ファストヒット!」
サビラ
「クラッシュアーム!!」
サビラ
「行くぜ!ロケットパンチだ!掴んでやるぜ!これが水の力の、ロケットクロウ!!」
魔物
「悔しい…わね…」



カロル
「それじゃ依頼達成だね」
ルーナ
「帰るわよ」
アリス
「うん」
春衣
「はーい」
サビラ
「おう」


こうして依頼達成
その少女は見た目よりも長く生きている

クランに馴染んで

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、暇なの?」
レイヴン
「そんな事はないぞ」

「まあ何かとあるだろうしな」
レイヴン
「にしても苺ちゃんもすっかり馴染んどるな」
ヒカリ
「ですね、名前で呼ばれても怒らなくなりましたし」
レイヴン
「そこは大人なんだろうよ」
山風
「苺はそれだけ苦労してるのかな」
レイヴン
「どうなん?」

「はぁ、まあ今では馴染んだよな、最初は司の奴に突然旅券渡されてなんだと思ったし」
レイヴン
「その司って人は知り合いっぽいわね」
ヒカリ
「あの苺先生が頭が上がらないって凄いですね」
レイヴン
「全くだ」
山風
「そんなに凄い人なの?」
レイヴン
「どうなんよ」

「あいつには頭が上がらん、まあ腐れ縁ってやつだよ」
レイヴン
「腐れ縁な」
ヒカリ
「苺先生って勝てない相手には挑みませんよね」
レイヴン
「それは分かる」
山風
「苺って何気に賢いよね」
レイヴン
「お見合いで連敗記録更新中らしいけどな」

「やかましい、なんで相手から逃げていくんだ」
レイヴン
「それは本人が云々」
ヒカリ
「その性格のせいなんじゃ」
レイヴン
「ヒカリちゃん、正論でも言ってはいかんぞ」
山風
「あはは」
レイヴン
「まあ苺ちゃんは女傑って感じはするからなぁ」

「アタシだって少しは女らしいんだぞ」
レイヴン
「まあ苺ちゃんは何気に料理出来たりするからな」
ヒカリ
「ですよね、苺先生の卵焼き私は好きですよ」
レイヴン
「だそうだが」
山風
「苦労してるんだね」
レイヴン
「苺ちゃんって性格の悪さが全てだよな」

「うっさいわ、名前にコンプレックスがあったせいでこんなになったんだぞ」
レイヴン
「それな、その名前が全てか」
ヒカリ
「可愛いと思うんですけど」
レイヴン
「苺なんて女の子らしいやん」
山風
「だよね」
レイヴン
「可愛いよな」

「うっさい、それは分かってるがアタシにも何かとあるんだよ」
レイヴン
「その司という人も苺ちゃんとは親しいんだろうな」
ヒカリ
「そうですね、仲のよさは伝わりますよ」
レイヴン
「だな、その司って人も苺ちゃんの事を考えてんのよ」
山風
「でも苺が頭が上がらないって凄いような」
レイヴン
「確かにな」

「はぁ、アタシもなんでこうなっちまったんだか」
レイヴン
「苦労してんなぁ」
ヒカリ
「まあ苺先生も人には恵まれてるっぽいですけどね」
レイヴン
「それはあるな」
山風
「苺もクランに馴染んでるんだからいいんじゃない」
レイヴン
「だよな」

「ったく、まあアタシも仕事はするさ」
レイヴン
「ふふ、いい奴よね、苺ちゃんは」
ヒカリ
「ですね」
レイヴン
「さて、仕事だ」

その頃

瀬奈
「ふぅ」
レイア
「瀬奈も手慣れてものだよね」
瀬奈
「そんな事は…」
千代里
「にしてもこの菓子うめーな」
瀬奈
「あはは」
狭霧
「でも千代里先生もすっかり馴染んでますよね」
瀬奈
「そうですね、グータラな感じも含めて」
レイア
「ちょりさんは普段は不真面目なのに面倒見はいいからねぇ」
瀬奈
「そういう所は腐っても教師ですよね」
千代里
「腐ってもとか言うんじゃねーよ」
瀬奈
「ふふっ」
狭霧
「でも私は千代里先生は好きですよ」
瀬奈
「私も好きですね、本当は面倒見のいい所とかも」
レイア
「そういう所は魅力だよね、ちょりさん」
瀬奈
「ですね、うふふ」
千代里
「うっせ」
瀬奈
「ふふっ」
狭霧
「可愛がりたくなりますね、千代里先生は」
瀬奈
「ですね、まあ本人は嫌がりますけど」
レイア
「そりゃ大人だもんねぇ」
瀬奈
「それは分かってるんですけどね」
千代里
「大人を馬鹿にすんじゃねーよ」
瀬奈
「とはいえ本人のグータラがあれですよね」
狭霧
「ですね、でもやる時はやってくれますし」
瀬奈
「ええ、それは頼もしいですよね」
レイア
「それにクランに馴染んでるからなのか世話も焼いてくれるしね」
瀬奈
「ですね、でも私より小さいですけど」
千代里
「やかましいわ!」
瀬奈
「ふふっ」
狭霧
「微笑ましいですね、うふふ」
瀬奈
「ふふ」

その頃

レイヴン
「ふぅ」
山風
「はい、お茶」
レイヴン
「おう」

「やれやれだな」
レイヴン
「はぁ」
ヒカリ
「ふふっ」

「失礼します、お客さんが見えてますよ」
レイヴン
「おう、通していいぞ」

「こちらです、どうぞ」
和服の女性?
「失礼します」
金髪の女の子
「失礼します」

「うげっ、司!?お前何しに来たんだ!」
レイヴン
「はい?」

「紅林司です、苺ちゃんがお世話になってます」
万里佳
「読丸万里佳です」

「司…お前何しに来たんだ」

「苺ちゃんがどうなったかなーって思って先生辞めて一緒に働きに来ました」
万里佳
「私はターミナルで一緒になったので」
レイヴン
「ん?読丸…まさかちょりさんの?」

「それで参加は認めてくれますね」
万里佳
「断らないって聞いてます」
レイヴン
「それは構わんが、まあよろしく頼む」

「はい、では苺ちゃんもよろしくね」

「アタシの自由が…」
万里佳
「…姉を探してきます、それではお先に」

「あ、では私も失礼します」
レイヴン
「それで司ちゃんだっけ?苺ちゃんとはどういう関係かな」

「お友達です」
山風
「綺麗な人」

「それしどうも」

「お前らに言っておくがな、司は男だぞ?こんなナリしてるけど付いてるんだぞ」

「もう、ネタばらし早いんだから」
ヒカリ
「…ふえぇっ!?司さんって男だったんですか!?」

「はい、男です、付いてますよ」
レイヴン
「うわぁ~、男の娘じゃなくてオカマか」

「そんな歳でもないですからね」
山風
「はわわ」

「怖がらなくていいですよ」

「はぁ、さっさと挨拶に行ってこい」

「はぁーい」
ヒカリ
「…苺先生の交友って」

その頃

万里佳
「…」
レイア
「あっ、新しい人かな」
万里佳
「はい」
千代里
「うげっ!?万里佳!?なんでてめーがここにいるんだよ!」
万里佳
「姉さんがキチンと働いているか気になって」
瀬奈
「お知り合いですか?」
万里佳
「はい、姉がお世話になってます、これつまらないものですが」
レイア
「あ、どもっす」
万里佳
「姉さん、キチンと働いてますよね」
千代里
「働いてるっての」
万里佳
「ならいいんですが」
瀬奈
「あはは、よく出来た妹さんですね」
万里佳
「姉さんの事は私にお任せを」


こうして2人が加わる事に
どっちも大好きです

意思を持つ武器 水渦の透刃

とある情報を得た為情報の場所へとやって来ていた


パティ
「この辺りかの?情報の場所は」
瑞穂
「みたい、なんでも突然水の渦巻きが見えたって」
芦花
「水の渦巻き?」
シンデレラ
「なんですのそれは」
パティ
「さあな」
瑞穂
「なんでそんなのが見えたのかな」
芦花
「アタシに訊かれても」
シンデレラ
「むぅ」
パティ
「つまり渦潮とかそういうのじゃろ」
瑞穂
「そうなるね」
芦花
「うーん」
シンデレラ
「なんですの、一体」
パティ
「分からん、調べてみるか?」
瑞穂
「それがいいかもね」
芦花
「決まりだね」
シンデレラ
「行きますわよ」



パティ
「何もないの」
瑞穂
「あるのは草木ばかり」
芦花
「草原ですしね」
シンデレラ
「嘘だと通報するのは親告罪ですわよね」
パティ
「それでどうするのじゃ」
瑞穂
「調査は続行でいいよ」
芦花
「でも何を調べるの」
シンデレラ
「そこですわよね」
パティ
「むぅ、どうするのじゃ」
瑞穂
「そうだね、どうしよう」
芦花
「うーん」
シンデレラ
「何かありませんの」
パティ
「情報とかかの」
瑞穂
「情報…」
芦花
「そんなのあるのかな」
シンデレラ
「あるのではありませんの?」
パティ
「むぅ」
瑞穂
「あるのかな」
芦花
「あるといいけど」
シンデレラ
「あるものなんですの」
パティ
「それかヒントとかかの」
瑞穂
「ヒント…」
芦花
「あるのかな」
シンデレラ
「そんなのあるんですの?」
パティ
「意外と落ちてたりしての」
瑞穂
「落ちてるものなのかな」
芦花
「意外と落ちてるんじゃない」
シンデレラ
「落ちてるといいですが」
パティ
「む?何か光っているぞ」
瑞穂
「転送の魔法陣だね」
芦花
「なんでそんなのが」
シンデレラ
「さあ?」
パティ
「なら入ってみるかの、お先にじゃ」
瑞穂
「あ、待って」
芦花
「どうする?」
シンデレラ
「迷っても仕方ありませんわ」
芦花
「だね、行くよ」
シンデレラ
「ええ」



パティ
「ここは…」
瑞穂
「遺跡かな?水の遺跡って感じ」
芦花
「何なのかな、ここ」
シンデレラ
「さあ?」
パティ
「何かあるのかの」
瑞穂
「うーん」
芦花
「あれ?マナを感じないね、ここは隔離された世界みたい」
シンデレラ
「本当ですわね、何なんですの」

ようこそ、水渦に踊る乙女よ

パティ
「声がするの、誰じゃ」

私の名は透刃・綾水、水渦の力を秘めた短剣です

瑞穂
「もしかして私かな」

はい、貴女になら私の水渦の力は相応しい

芦花
「水渦、渦の事かな」

はい、その力は激しい渦のように

シンデレラ
「言いますわね」

さて、では私は奥で待っています。力を求めるのなら来て下さい

パティ
「じゃと」
瑞穂
「行くよ、水渦の力を受け取りに」
芦花
「決まりだね」
シンデレラ
「行きますわよ」



パティ
「そういえば瑞穂はメイドなのじゃろ」
瑞穂
「そうだよ」
芦花
「つまりご主人様がいるんだよね」
瑞穂
「うん、でも今はクランの一員だね」
シンデレラ
「そこはそう決めてますのね」
瑞穂
「うん、だから今はクランで働くだけかな」
パティ
「何気に仕事熱心なのじゃな」
瑞穂
「あの主人は何かと苦労させてくれたからね」
芦花
「どんなご主人様なんだろう」
瑞穂
「脳筋馬鹿」
シンデレラ
「脳筋馬鹿って」
瑞穂
「本当だけどね」
パティ
「それは苦労してそうじゃな」
瑞穂
「おかげでストレスはそれなり」
芦花
「あはは」
瑞穂
「でも私は嫌いじゃない」
シンデレラ
「それなりに好いていますのね」
瑞穂
「私を救ってくれたのはあの人だから、だから私はそれに報いただけ」
パティ
「つまり命の恩人って事じゃな」
瑞穂
「うん、私はその恩人に報いた、自由をくれたのも理由があったから」
芦花
「そっか、瑞穂も辛かったんだね」
瑞穂
「だから私は今の自由が好き、それだけ」
シンデレラ
「そうですの、幸せですわね」
瑞穂
「うん」
パティ
「では行くぞ」
瑞穂
「うん」
芦花
「うん」
シンデレラ
「ええ」



パティ
「行き止まりかの」
瑞穂
「目の前には大岩だね」
芦花
「壊せって事かな」
シンデレラ
「でもどうやってですの」
パティ
「むぅ」
瑞穂
「私には無理だよ」
芦花
「ならアタシがやる、下がってて」
シンデレラ
「ええ」
芦花
「行くよ」
芦花
「せいやっ!!」
パティ
「見事じゃな」
瑞穂
「だね」
芦花
「これで進めるね」
シンデレラ
「ですわね」
パティ
「行くぞ」
瑞穂
「うん」
芦花
「だね」
シンデレラ
「ええ」



パティ
「あれかの」
瑞穂
「みたいだね、水に囲まれた祭壇だから間違いないよ」
芦花
「美しいね」
シンデレラ
「機能美ですわね」

ようこそ、水渦に踊る乙女よ

パティ
「お主が綾水じゃな」

はい、私こそが水渦の短剣の綾水です

瑞穂
「そして指名は私だね」

はい、貴女になら私の水渦の力は相応しい

芦花
「水渦、なんか凄そう」

その力は激しい渦のように

シンデレラ
「言いますわね」

さて、ではこちらに。私に相応しい筈ですよ

瑞穂
「うん」

さあ、手に取って

瑞穂
「やっ!!」
パティ
「凄いの」
芦花
「本物の力だね」
シンデレラ
「ええ、本物の力ですわ」
瑞穂
「これが…自然と手に馴染むね」

これからは力になります、よろしく頼みますね

瑞穂
「うん、こちらこそ」

忘れないでくださいね、力とは時に思わぬ縁を結ぶと

瑞穂
「そうだね、私はそんな縁が今の私になった」

貴女を結ぶもの、忘れてはいけませんよ

瑞穂
「うん、何よりも大切なものがある」

人の縁は思わぬ所で貴女を助けてくれますから

瑞穂
「うん」

さて、では戻りなさい。大切な場所へ

瑞穂
「うん」
瑞穂
「お待たせ」
パティ
「瑞穂の大切なもの、それは言うまでもなかろうな」
芦花
「大切にしなきゃね」
シンデレラ
「貴女の心にそれはきっとありますわ」
瑞穂
「うん、今でもあるよ」
パティ
「なら何も言わん」
芦花
「だね」
シンデレラ
「それでこそですもの」
瑞穂
「うん」
パティ
「では帰るかの」
芦花
「あそこに転送の魔法陣があるよ」
シンデレラ
「では帰りますわよ」
瑞穂
「うん」
瑞穂
「力は時に思わぬ縁を結ぶ、か。尤もかも」
瑞穂
「私は六右衛門に救ってもらったんだから」
瑞穂
「彼は私の幸せを願ってた、だからこうして自由にしてくれた」
瑞穂
「私はそんな彼に恩に報いないといけないね」
瑞穂
「幸せになってみせるよ、誰よりも」
瑞穂
「それが六右衛門への恩返しで私に出来る恩返しだもん」
瑞穂
「見ててよ、私は六右衛門に言われた通り幸せになるから」
瑞穂
「さて、戻ろう」


こうして瑞穂は水渦の力を手にした
救ってくれた大切な人がいる
その恩義に報いるのが自分に出来る事
主人は幸せになって欲しいと何よりも願っていた
だから幸せになってやるのだ
誰よりも幸せになってそれをかつての主人に見せつけたい
そんな野望を抱きながらも今日も仕事に奔走する
本当は誰よりも繊細なその心を隠しながら
優しさに触れた瑞穂はその意味を知る
強さとは何か、優しさとは何かという事を
敬愛していた主人の下を離れ今はそれでも幸せだ
きっとそれはかつての主人が望んだものなのだろうから
水渦の乙女秋津原瑞穂は進む、幸せの先にある未来へと
次の武器をご期待下さい

そらおかける!大航空ラジオ 超 第1回

本日はラジオです


カイウス
「そういえば今日か、聴いてみるかな」



えあ
「涼しいねぇ」
すかい
「夏って大変だわ、暑かったり涼しかったり」
ふりっく
「でやんすなぁ、今は涼しくて」
えあ
「この涼しさは何なのかな」
すかい
「知らん」
ふりっく
「でもどうせ暑くなるんでやんすよね」
えあ
「かもね」
すかい
「それよりお宝ね」
ふりっく
「何かあるでやんすか」
えあ
「えっと銀色のナイフだって」
すかい
「ならそれでいいわよ」
ふりっく
「決まりでやんすな」
えあ
「それじゃ」
すかい
「お宝目指して」
ふりっく
「飛空艇発進でやんす!」



三人
「そらおかける!大航空ラジオ超!」
オペラ
「さて、タイトルも変わって心機一転、そらじおスーパーの始まりです」
ステラ
「安いよ安いよ~」
ニック
「超と書いてスーパーな、どこの龍玉だ」
オペラ
「むふふ、ではそんなそらじおスーパーをよろしく頼みますよ」
ステラ
「安いよ~」
ニック
「だから何がだ」
オペラ
「それとコーナー変わりますからね」
ステラ
「そっちもよろしくですよ」
ニック
「新しいコーナーもよろしくな」
オペラ
「それにしてもプロ野球どうしてこうなった」
ステラ
「楽天さん超大失速じゃないですかー」
ニック
「梨田2年目のジンクスは通じなかったな」
オペラ
「Vやねんが全て悪い」
ステラ
「あの雑誌が出てから突然不調になりましたからねぇ」
ニック
「単に夏バテとも言えるけどな」
オペラ
「お前ら体力なさすぎ」
ステラ
「たった二週間で10ゲーム空けられて三位転落ですよ」
ニック
「本当に何が悪いんだ」
オペラ
「まあとりあえず通の便りを読みますか」
ステラ
「ラジオネーム『黒いぜぇ~、トンカチ黒くなれ』さんからの投稿です」
ステラ
「お久しぶりです、トンカチです、先日テレビを見ていたのですが古い番組の復刻はいいですね」
ステラ
「最近の番組を見ていると昔の番組がどれだけ素晴らしかったか分かります」
ニック
「それは分かる」
オペラ
「マジで今のテレビ番組酷いですよね」
ステラ
「まあバルディアはそういうのを積極的に作ってはいるようですけどね」
ニック
「単に予算が出なくなったんだろうな」
オペラ
「でしょうね、だから結果として予算が安く作れる番組ばかりに」
ステラ
「あと外部からのクレームとか」
ニック
「それな、おかげで萎縮しちまってるって事だ」
オペラ
「クレームなんか突っぱねればいいものを」
ステラ
「それも出来ないんでしょうかねぇ」
ニック
「とりあえずコーナー行くぞ」
オペラ
「貴様は今まで見た性癖の数を覚えているのか!貴様の性癖を教えろ!」
ステラ
「このコーナーは投稿者の性癖を暴露しちゃおうというコーナーです」
ニック
「自分はこんな性癖がある、ってのを送ってくれ」
オペラ
「今回は初回という事でスッタフさんの投稿を読みます」
ステラ
「ラジオネーム『スパイクン』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、スパイクンと申します、自分の性癖は二の腕フェチです、どうでしょうか」
ニック
「二の腕フェチか、いいよな」
オペラ
「あのぷにぷにがなんとも言えないのです」
ステラ
「なかなかにいい性癖をお持ちですね」
ニック
「俺も二の腕は嫌いじゃないぜ」
オペラ
「流石は変態に定評のあるニックさんですね」
ステラ
「流石は変態王」
ニック
「変態王言うな」
オペラ
「ちなみに私は猫耳フェチです」
ステラ
「ご主人様を弄り倒すからですよね」
ニック
「納得した」
オペラ
「おほほ」
ステラ
「そんな訳でこんなコーナーですよ」
ニック
「次回からは投稿も待ってるぜ」
オペラ
「貴様の性癖を教えろ!」
ステラ
「では投稿お待ちしていますね」
ニック
「一旦コマーシャルだぜ」



カイウス
「二の腕フェチか」

コマーシャル明けました

オペラ
「そらじおスーパー」
ステラ
「安いよ~」
ニック
「お前らそういうの好きだな」
オペラ
「おほほ」
ステラ
「いいですよ」
ニック
「コーナー行くか」
オペラ
「俺の悩みを聞け!人生ぶん投げる!」
ステラ
「このコーナーは投稿者のお悩みを聞くだけ聞いてぶん投げるコーナーです」
ニック
「どんな悩みでもぶん投げてやるぜ」
オペラ
「では初回なのでスタッフさんのお悩みをぶん投げます」
ステラ
「ラジオネーム『チェンソフト』さんからの投稿です」
ステラ
「こんにちは、チェンソフトです」
ステラ
「私の悩みは背が中途半端に高い事です、高くもなく低くもないのが悩みです」
オペラ
「とりあえず牛乳でも飲んどけ」
ステラ
「カルシウム摂ろうぜ!」
ニック
「速攻でぶん投げたな」
オペラ
「でも背を伸ばすって意外と難しいんですよね」
ステラ
「そうですね、伸びる人は大人になってからも伸びる訳ですし」
ニック
「あれなんでなんだろうな」
オペラ
「体の問題って事ですかね」
ステラ
「かもしれません」
ニック
「伸びない奴だと大人になっても160ないとか普通だしな」
オペラ
「エロゲヒロインも最近は160越えが当たり前になってますし、価値観は変わってるんですかね」
ステラ
「そう考えると中途半端な身長は辛いですね」
ニック
「とりあえず我慢しておいてくれ」
オペラ
「そんな訳で、ぶん投げファイアー!」
ステラ
「ファイアー!」
ニック
「このあとは振り返りだぜ」



カイウス
「本当にぶん投げてやがる」



オペラ
「さて、心機一転の初回でしたが」
ステラ
「意外と悪くなかったですよね」
ニック
「コーナーは今後は2つで行くのな」
オペラ
「では次回も3人ですよ」
ステラ
「放送日はそのままでーす」
ニック
「次回もよろしくな」
オペラ
「ではこのあとは」
ステラ
「ドラマ後編です」
ニック
「もう少し付き合ってくれよな」



えあ
「この辺りかな」
すかい
「そうっぽいけど」
ふりっく
「箱があるでやんす」
えあ
「開けるよ」
すかい
「お、こいつみたいね」
ふりっく
「回収でやんす」

「オーッホッホッホ!!」
えあ
「あっ」
レン
「お久しぶりですわね!」
すかい
「ん?一人増えてる」
メラ
「ご紹介しましょう」
ソウジ
「執事のソウジと申します、以後お見知りおきを」
ふりっく
「ダンディな執事でやんす」
レン
「これからは3人であなた方に勝負を挑みますわ」
メラ
「乞うご期待あれ」
ソウジ
「若い人には負けませんぞ」
レン
「では行きますわよ」
メラ
「それでは」
ソウジ
「失礼致します」
えあ
「これは負けられないね」
すかい
「とりあえず引き上げるか」
ふりっく
「でやんす」



カイウス
「執事のソウジって」


放送終了です

輝きの海岸

本日の依頼はですね


ウィル
「今日の依頼はなんだ」
めぐる
「輝きの海岸での採取依頼ですね」
涼香
「輝きの海岸?」
江尻
「そんな場所があるんだ」
ウィル
「輝きの海岸な」
めぐる
「ウィルさんわくわくしてません?」
涼香
「珍しい生き物とか見つかるかもとか」
江尻
「珍しい生き物?」
ウィル
「こほん、そんな簡単に見つかるわけないだろ」
めぐる
「ウィルさんって意外と子供っぽい一面がありますよね」
涼香
「分かるわ、珍しい生き物を見つけると目を輝かせるもの」
江尻
「確かに子供っぽい」
ウィル
「はぁ、俺も分かってはいるんだがな」
めぐる
「そういう所は意外と子供ですよね」
涼香
「でも好きなものに夢中になれるって羨ましいわね」
江尻
「そうだね、それはあるかも」
ウィル
「まあ俺も妻を亡くしてから娘にも嫌われたりだからな、少しでも気を紛らわせていたのもある」
めぐる
「ウィルさんって何気に壮絶な人生ですよねぇ、駆け落ちして島流しにされたりとか」
涼香
「それでも大切な人を選ぶ辺り本気って事よね」
江尻
「そうだね、本気だったっていう事だけは分かるよ」
ウィル
「俺も分かっていてあいつを外の世界に連れ出したんだ、罪だとしても幸せは確かにそこにあった」
めぐる
「駆け落ちなんて夢ですよねぇ、自分も男の人に結婚式に乱入されて誘拐されたいですよ」
涼香
「誘拐とか言わないの」
江尻
「あはは」
ウィル
「そもそも駆け落ちは入念な下準備がいるぞ?結婚式に乱入してもすぐに捕まるのがオチだからな」
めぐる
「ウィルさんの駆け落ち講座が始まった」
涼香
「でもそれは分かる気がするわ、結婚式に乱入しても普通に逃げ切れるはずないもの」
江尻
「なんか現実的な話だなぁ」
ウィル
「深夜にこっそり抜け出してそのまま早朝の始発で遠くまで逃げる、これが駆け落ちの鉄則だ」
めぐる
「現実的過ぎる」
涼香
「ウィルはそれを実行したから言えるんだけど、夢もへったくれもないわね」
江尻
「あはは、だよねぇ」
ウィル
「そもそも群衆の目の前で花嫁をさらって逃げられると思っているのか」
めぐる
「そりゃそうなんですけどね」
涼香
「現実的すぎてなんかこうね」
江尻
「涼香も女の子だね」
ウィル
「駆け落ちは確かに女の夢なんだろうが計画も立てずにやっても捕まってそのまま牢獄行きだぞ」
めぐる
「大人の駆け落ち講座ですかね」
涼香
「大人のって」
江尻
「でもそんな感じはする」
ウィル
「駆け落ちは計画的にだ」
めぐる
「消費者金融のコマーシャルですかね」
涼香
「生々しいったら」
江尻
「あはは」
ウィル
「駆け落ちなんてそんなものだ、夢を見るのは勝手だが現実はな」
めぐる
「リアリティありますねぇ」
涼香
「本当に夢もへったくれもないわ」
江尻
「でもウィルらしいとは思うよね」
ウィル
「なんにしても夢は好きに見ればいいさ」
めぐる
「ですね」
涼香
「そうね、うふふ」
江尻
「だね」
ウィル
「では行くぞ」
めぐる
「はいっ」
涼香
「ええ」
江尻
「うん」



ウィル
「それでその輝きの海岸はこの先か」
めぐる
「みたいですね」
涼香
「輝きの海岸ね」
江尻
「何を採取するの」
ウィル
「貝殻とかではないか」
めぐる
「そうっぽいですね」
涼香
「貝殻ね」
江尻
「そういうのもいいかもね」
ウィル
「遊びではないのだがな」
めぐる
「まあまあ」
涼香
「ふふ」
江尻
「ウィルはいい保護者だね」
ウィル
「大人をなめるな」
めぐる
「あはは」
涼香
「やれやれね」
江尻
「はぁ」
ウィル
「まあ大人の言う事は聞いておけ」
めぐる
「そうします」
涼香
「そうね、大人の言う事は聞かなきゃ」
江尻
「だね」
ウィル
「素直でよろしい」
めぐる
「あはは」
涼香
「うふふっ」
江尻
「ふふ」
ウィル
「さて、行くぞ」
めぐる
「はい」
涼香
「ええ」
江尻
「はーい」



ウィル
「ここが輝きの海岸か」
めぐる
「ここに落ちてる白い貝殻を集めるそうです」
涼香
「分かったわ」
江尻
「それじゃ行こうか」



ウィル
「こいつでいいのか」
めぐる
「みたいですね、どんどん集めてください」
涼香
「了解よ」
江尻
「それじゃどんどん集めよう」



ウィル
「たくさん落ちているな」
めぐる
「これならすぐに終わりますね」
涼香
「そうね、さっさと終わらせるわよ」
江尻
「だね」



ウィル
「こんなものか」
めぐる
「では依頼達成ですね」
涼香
「ん?ねえ、あそこ」
江尻
「人魚だ」
人魚
「お、人間じゃねーの、こんなとこで何してやがんだ」
ウィル
「…口が悪いな」
人魚
「そうだ、お前ら煙草か酒持ってね?切らしちまってな」
めぐる
「持ってる訳ないでしょう」
人魚
「んだよ、シケてんな」
涼香
「それにしても凄い口が悪いわね」
人魚
「あん?それよりてめぇらこんなとこで何してやがんだよ」
江尻
「クランの依頼で貝殻集めだけど」
人魚
「クランって人間の組織だよな」
ウィル
「ああ」
人魚
「なら俺も連れてけ、人魚同士で生活してっと煙草も酒も入手しづらくて敵わねぇ」
めぐる
「それはいいんですけど陸に上がっても平気なんですかね」
人魚
「問題ねぇぞ、別に死んだりもしねぇしな」
涼香
「そう、ならよろしくね、あなた名前は」
キミア
「キミアだ」
江尻
「分かった、よろしくね」
キミア
「おう」
ウィル
「それでは依頼達成だな」
めぐる
「帰りますか」
涼香
「そうね」
江尻
「待って」
キミア
「何か来やがる」
魔物
「うふふ」
ウィル
「魔物か」
魔物
「覚悟はいい」
めぐる
「やるしかなさそうですね」
涼香
「負けないわよ」
江尻
「それじゃ」
キミア
「ぶっ潰してやんぜ!」
魔物
「来なさい!」



涼香
「行くわよ!」
涼香
「覚悟を決めなさい!優雅に踊れ!トロンワルツ!!」
魔物
「くっ!?」
涼香
「アクセル解放!リーダーオーラ!」
涼香
「テトラボルト!!」
涼香
「天空満ちる処に我はあり…王者の門開く処に汝あり…出よ!王者の雷!これで終わりよ!」
涼香
「キングスヴォルト!!」
めぐる
「行きますよ!」
めぐる
「自分の奥の手見せちゃいます!逆巻け旋風!ウェントゥスライン!!」
魔物
「くっ!?」
めぐる
「アクセル解放!クイックダメージ!」
めぐる
「連風!!」
めぐる
「片付けます!自分の本気は…捉えられませんよ!全部当てます!覚悟!トルネード・サークラー!!」
江尻
「行くよ!」
江尻
「天高く!何度も!そして落ちるように!滝落崩瀑脚!!」
魔物
「くっ!?」
江尻
「アクセル解放!リンクヴェイル!」
江尻
「水刃脚!!」
江尻
「行くよ!せりゃぁぁぁぁっ!!そしてもう一つ!瀑破波震脚!!」
キミア
「行くぜ!」
キミア
「突き抜けろ!シーゲルストライク!!」
魔物
「くっ!?」
キミア
「アクセル解放!アーミーファイト!」
キミア
「テイルエア!!」
キミア
「行くぜ!一気にぶっ放す!海閃魔迅槍!!飲み込みやがれ!」
魔物
「悔しい…わね…」



ウィル
「では依頼達成だな」
めぐる
「帰りますか」
涼香
「そうね」
江尻
「行くよ」
キミア
「おう」


こうして依頼達成
ヤンキー人魚が仲間になった

贈り物いろいろ

本日も平和なようで


レイヴン
「んー」
山風
「提督?何してるの?」
レイヴン
「ん?ああ、少しな」
琴音
「その箱なんですか」
レイヴン
「貰い物だが」
知彩
「貰い物ですか」
レイヴン
「食べ物みたいだがよければ食うかね」
山風
「いいの?」
レイヴン
「構わんぞ」
琴音
「ではいただきますね」
レイヴン
「おう」
知彩
「お煎餅ですか」
レイヴン
「みたいだな」
山風
「美味しい」
レイヴン
「そりゃ何よりだ」
琴音
「でもこういうのも届くんですね」
レイヴン
「まあうちの副業の人達の取引先とかあるしな」
知彩
「それ勝手に開けていいんですかね」
レイヴン
「こいつは俺宛だぞ」
山風
「あ、そうなんだ」
レイヴン
「まあ俺はそんな食わないしな」
琴音
「ん、美味しいです」
レイヴン
「こっちにはジュースもあるが飲むかね」
知彩
「ならもらっときます」
レイヴン
「おう」
山風
「このお煎餅美味しい」
レイヴン
「そこそこお高いやつだしな」
琴音
「贈り物ですからね」
レイヴン
「そういう事」
知彩
「このフルーツジュース美味しいですね」
レイヴン
「果汁オンリーのジュースやぞ」
山風
「香料入れなくても美味しいものだね」
レイヴン
「ジュースって本来は香料入れないと何かとあるんよな」
琴音
「あと酸化防止剤とかもですよね」
レイヴン
「それな」
知彩
「こういう贈り物っていいですよね」
レイヴン
「だな、意外と美味いからな」
山風
「うん、美味しい」
レイヴン
「にしても琴音ちゃんは意外と食うのな」
琴音
「あはは」
レイヴン
「知彩ちゃんも意外と食うし」
知彩
「美味しいものは食べるものですよ」
レイヴン
「あ、そすか」
山風
「提督は美味しいものくれるから好き」
レイヴン
「はは」
琴音
「美味しいですね」
レイヴン
「ふぅ、俺はトマトジュースかな」
知彩
「トマトジュースは私は苦手ですね、トマトは嫌いじゃないんですが」
レイヴン
「トマトジュースと生のトマトは好みが分かれる食べ物の代表格だからな」
山風
「確かに」
レイヴン
「トマトは俺は嫌いじゃないんだが」
琴音
「それはありますよね」
レイヴン
「まあトマトを無理に好きになれとも言わんさ」
知彩
「大人ですねぇ」
レイヴン
「…」
山風
「提督はいい人」
レイヴン
「はぁ」
琴音
「ふふっ」
レイヴン
「仕事するか」

その頃

瀬奈
「ふむ」
アイゼン
「これは?」
瀬奈
「贈り物ですよ」
旗風
「贈り物ですか?」
瀬奈
「ええ、ハムなんですけど」
サンゴ
「ハムかぁ、何か料理とかに使えないかな」
瀬奈
「そうですね、チャーハンでも作ります?」
アイゼン
「チャーハンか、それもいいかもしれんな」
瀬奈
「こっちのハムはそのまま食べてもいいですよ」
旗風
「ふむ」
瀬奈
「チャーシューとかもありますね」
サンゴ
「肉の使い道か」
瀬奈
「ふむ」
アイゼン
「ハムはそのままでも美味しいからな、俺は酒の肴によく食ったりしてる」
瀬奈
「なるほど」
旗風
「でもハムなんていいですね、そういうのが送られてくるなんて」
瀬奈
「知り合いに肉屋がいるので」
サンゴ
「交友が広いね」
瀬奈
「家からもいろいろ送られてきますしね」
アイゼン
「瀬奈は何気に顔が広いな」
瀬奈
「一応副業での委託先とかもありますし」
旗風
「でも基本的には自前の通販サイトなのでは?」
瀬奈
「一応はですね、委託もしてますから」
サンゴ
「なるほど」
瀬奈
「さて、何に使いましょうか」
アイゼン
「料理に使わないものは酒の肴にもらっていいか」
瀬奈
「それは構いませんよ」
旗風
「ハム…チャーシュー…」
瀬奈
「さて」
サンゴ
「お肉は美味しいものね」
瀬奈
「何にしましょうか…」

その頃

イナルナ
「んー」
ライフィセット
「イナルナ?」
イナルナ
「ん?何かしら」
奈恵
「なにそれ」
イナルナ
「ああ、知り合いから送られてきたものよ」
花音
「お歳暮的なあれですね」
イナルナ
「ええ、食べ物みたいなんだけどよければ食べる?」
ライフィセット
「いいの?」
イナルナ
「構わないわよ、あたしは仕事も忙しくて食べてる暇もないし」
奈恵
「ならもらっておこうかな」
イナルナ
「ええ、好きなの食べていいわよ、こっちはジュースだから」
花音
「至れり尽くせりです」
イナルナ
「ふふ、食べ物を送ってくる辺り相手も分かってるわよね」
ライフィセット
「お菓子だ、それもお高いやつ」
イナルナ
「ライフィセットはよく食べるわよね」
奈恵
「ライフィセット君は食べ盛りだよね」
イナルナ
「そうね、ふふ」
花音
「ではいただきます」
イナルナ
「ええ」
ライフィセット
「ん、美味しい」
イナルナ
「ふふ」
奈恵
「美味しいね」
イナルナ
「それなりにいいものだからね」
花音
「美味しいですねぇ」
イナルナ
「ふふっ」
ライフィセット
「はむ」
イナルナ
「美味しそうで何よりだわ」
奈恵
「こっちのジュースも美味しいね」
イナルナ
「それなりにお高いものはきちんと美味しいのよね」
花音
「高級なものは安全を買ってる訳ですしね」
イナルナ
「そういう事ね」
ライフィセット
「んー、おいひぃ」
イナルナ
「幸せそうね」
奈恵
「まあね」
イナルナ
「どんどん食べなさい」
花音
「はいっ」
イナルナ
「ふふ」

その頃

ナタリア
「ふむ」
六花
「それは贈り物ですか?」
ナタリア
「ええ、知り合いからの」
ルイージ
「それで中身は何なの」
ナタリア
「食べ物のようですわね」

「食べ物か、何かな」
ナタリア
「お菓子だと思いますわよ」
六花
「…」
ナタリア
「食べます?よろしければ」
ルイージ
「いいの?」
ナタリア
「一人で全部は食べ切れませんもの」

「ならもらっておこうかな」
ナタリア
「ええ、好きなものをどうぞ」
六花
「それなりにいいもののようですね」
ナタリア
「こっちにはジュースもありますわよ」
ルイージ
「ボーノ、ならいただきます」
ナタリア
「ふふっ」

「うん、美味しいね」
ナタリア
「ふふ」


こうして贈り物をいただく事もしばしば
人脈がそういうものを引き寄せる

天使の廃墟

本日の依頼はですね


ハロルド
「今日の依頼って何よ」
イルメリア
「えっと、天使の廃墟の調査だって」
茉莉
「天使の廃墟?」
碧山
「なんですかそれ」
ハロルド
「知らん」
イルメリア
「天使の廃墟ねぇ」
茉莉
「なんか物騒な臭いが」
碧山
「あら、天使なんて素敵ですよね」
ハロルド
「碧山はそういう感性は豊かよね」
イルメリア
「小説家だしね」
茉莉
「でも碧山って本名じゃなくてペンネームだよね」
碧山
「そうですよ、本名は秘密です」
ハロルド
「秘密ねぇ、通販のサインとかは本名書くのよね?」
イルメリア
「判子じゃないの?」
茉莉
「でも判子も本名だよね」
碧山
「はい、本名です」
ハロルド
「…今度判子見せなさいよ」
イルメリア
「それいいわね」
茉莉
「本名が知れるチャンスだね」
碧山
「それは困りますね」
ハロルド
「いっそ昔の出版社とかハックして調べるか」
イルメリア
「ハロルドはすぐそれよね」
茉莉
「ハロルドは手段があれよね」
碧山
「過激ですねぇ、でも私はそういうのもネタに出来て楽しいですよ」
ハロルド
「小説家って逞しいわね」
イルメリア
「本当よね、ネタの収集力ってやつ」
茉莉
「小説のネタにするならなんでも集めるんだよね」
碧山
「はい、おかげでクランに来てから小説の筆が進みまくりですよ」
ハロルド
「まあ確かにクランで暮らしてたらネタは無限に拾えそうよね」
イルメリア
「同意」
茉莉
「恐るべし」
碧山
「もうおかげでここ数年で小説7冊も出版したんですよ」
ハロルド
「凄いじゃないの」
イルメリア
「それだけネタがあるって事よね」
茉莉
「だね、クランの生活ってそれだけネタが豊富って事だよ」
碧山
「はい、それも出した小説は全部重版かかるぐらいのベストセラーです」
ハロルド
「才能って凄いわね」
イルメリア
「そうね、本物の才能を感じるわ」
茉莉
「碧山ってそれだけの小説家なんだね」
碧山
「うふふ、イルメリアさんの太腿を見ているとネタが湧きますね」
ハロルド
「変態ね」
イルメリア
「アタシの太腿って」
茉莉
「あははっ、いいじゃないか」
碧山
「はい、いいんです」
ハロルド
「碧山ってそういうどこかズレてるのが天才故よね」
イルメリア
「ハロルドが言うの」
茉莉
「イルメリアだって人の事言えないと思うけど」
碧山
「ですよね、うふふ」
ハロルド
「さて、行くわよ」
イルメリア
「ええ」
茉莉
「だね」
碧山
「ええ」



ハロルド
「それでその天使の廃墟ってこの先かしら」
イルメリア
「ええ、元開発都市の跡地ですって」
茉莉
「開発都市…」
碧山
「これは何かありますね、私の勘が言っています」
ハロルド
「小説家の勘ね」
イルメリア
「恐るべし」
茉莉
「ははっ、まあいいじゃないか」
碧山
「わくわくしますねぇ」
ハロルド
「完全に楽しんでるわね」
イルメリア
「全くね」
茉莉
「逞しいね、本当に」
碧山
「それが文字書きですよ」
ハロルド
「流石だわ」
イルメリア
「流石ね」
茉莉
「流石だね」
碧山
「はい、うふふ」
ハロルド
「見事なものね」
イルメリア
「本当ね」
茉莉
「勝てそうにないや」
碧山
「ドヤッ」
ハロルド
「行きましょうか」
イルメリア
「そうね」
茉莉
「うん」
碧山
「はい」



ハロルド
「ここが天使の廃墟ね」
イルメリア
「とりあえず調査よ」
茉莉
「それじゃ行こうか」
碧山
「はい」



ハロルド
「うーん、ほとんど崩落してるわね」
イルメリア
「そうね、でもなにかありそう」
茉莉
「うーん」
碧山
「ふむふむ」
ハロルド
「もう少し調べてみましょ」
イルメリア
「そうね」
茉莉
「うん」
碧山
「ですね」



ハロルド
「待って」
イルメリア
「誰かいる?」
茉莉
「女の子?」
碧山
「天使様ですねぇ」
女の子
「…誰?」
ハロルド
「あんた…」
女の子
「ここに人が来るなんて何年ぶりだろう、久しぶりに見た」
イルメリア
「その首…嘘…」
女の子
「…あなた達はどこから来たの?」
茉莉
「クランからだけど」
女の子
「クラン…」
碧山
「あの、よければ私達と一緒に来ませんか」
女の子
「…そうですね、ここにいても私には何もないですから」
ハロルド
「決まりね、名前とか言える?」
ミスナ
「ミスナ、そういう名前」
イルメリア
「分かったわ、よろしくね」
ミスナ
「はい」
茉莉
「それじゃもう少し調べようか」
碧山
「はい」
ミスナ
「…」



ハロルド
「ここが一番奥ね、結局大した事はなかったわ」
イルメリア
「それじゃ依頼達成ね」
茉莉
「帰ろうか」
碧山
「待って」
ミスナ
「何か来ます」
魔物
「うふふ」
ハロルド
「魔物ね」
魔物
「覚悟はいい」
イルメリア
「やるしかなさそうね」
茉莉
「負けないよ」
碧山
「では」
ミスナ
「参ります」
魔物
「来なさい!」



茉莉
「行くよ!」
茉莉
「…負けられないんだ!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!遊びは終わりだよ!この一撃で…沈め!」
魔物
「くっ!?」
茉莉
「アクセル解放!クールオーシャン!」
茉莉
「雷天翔!!」
茉莉
「荒れ狂う海を制す!はっ!せっ!まだまだ行くよ!てりゃあっ!行くよ!神海断撃剣!!」
イルメリア
「行くわよ!」
イルメリア
「開け!異界の扉!塵も残さず、虚無へと消え去れ!これが情熱の炎!デュアルフランム!!」
魔物
「くっ!?」
イルメリア
「アクセル解放!フレイムパッション!」
イルメリア
「スネイクファイア!!」
イルメリア
「情熱の爆炎!我が身に宿れ!これは全てを焼き尽くす、情熱の疾走!」
イルメリア
「あなたの覚悟はそんなものかしら!エンド・オブ・フィナーレ!!」
碧山
「行きます!」
碧山
「無数の兎さん達、いらっしゃ~い!一気に突撃ですよー!ラビットカーニバル!!」
魔物
「くっ!?」
碧山
「アクセル解放!スペルラピッド!」
碧山
「もふもふロール!!」
碧山
「行きます!大きな大きな兎さん、いらっしゃ~い!ぺたんこですよー!グランラビット!!」
ミスナ
「行きます…!」
ミスナ
「罪深き者に降り注ぐ雨…断罪を…!ギルティーレイン!!」
魔物
「くっ!?」
ミスナ
「アクセル解放!カルマセラフ!」
ミスナ
「罪旋!!」
ミスナ
「罪深き者に落ちる輝き…その雨は無慈悲なる断罪の煌めき…許されざる罪よ…カルマジャッジメント!!」
魔物
「悔しい…わね…」



ハロルド
「それじゃ依頼達成ね」
イルメリア
「帰るわよ」
茉莉
「だね」
碧山
「行きましょう」
ミスナ
「はい…」


こうして依頼達成
その天使は業が生み出した芸術

季節のイメージ

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、ハンバーガーなんか食べてる」
レイヴン
「ん?」
千夏
「ズルい!私にもよこせ!」
レイヴン
「…」
ライコネン
「でもこんな時間にハンバーガーなんか食べていいの」
レイヴン
「まあ1つぐらいならええやろ」
山風
「じゅる」
レイヴン
「…そんな目で見るな」
千夏
「自分の分しか買わない辺り一人っ子思考ですねぇ」
レイヴン
「兄弟はいるけどな、まあ勘当同然だから実質一人っ子状態だが」
ライコネン
「勘当って何をしたの?」
レイヴン
「家の跡継ぎとか全部放り出して夢だったこのクラン始めただけよ」
山風
「それで家にばかもーんって言われたんだ」
レイヴン
「そういう事」
千夏
「なんか壮絶な話ですねぇ」
レイヴン
「昔は放蕩息子だったからな、騎士になった理由もモテたいからだし」
ライコネン
「不純な動機だなぁ」
レイヴン
「まあやる気に繋がれば動機なんかなんでもええんやぞ」
山風
「そういうものかな」
レイヴン
「そういうもんだ」
千夏
「モテたくて騎士になるとか凄くレイヴンさんらしいですよね」
レイヴン
「言うな」
ライコネン
「それでそのハンバーガー何かな」
レイヴン
「月見バーガーやぞ、秋の風物詩だ」
山風
「それって卵のやつだよね」
レイヴン
「そ、個人経営の店でもこういうの限定で出すんよ」
千夏
「そういえばバルディアって個人経営のお店が多いですよね」
レイヴン
「イナルナちゃんが商売したい人を誘致しとるからな、だからチェーンより個人が多いな」
ライコネン
「チェーンもあるにはあるんだよね」
レイヴン
「一応な、外国のチェーンの支社があったりはする」
山風
「そうなんだ」
レイヴン
「ん、美味い」
千夏
「ずるい」
レイヴン
「…こいつやるから買ってきていいぞ」
ライコネン
「株主優待券…」
レイヴン
「こいつ出せば無料で交換してもらえるからな」
山風
「やった」
レイヴン
「んま」
千夏
「お金じゃなくて優待券くれる辺りどんだけ太っ腹なんですか」
レイヴン
「そんな頻繁には使わんしな」
ライコネン
「レイヴンは個人経営のお店で買って私達にはチェーンの優待券か」
レイヴン
「…まあ味は保証されてるからええやろ」
山風
「それはそうなんだけど」
レイヴン
「優待券なら個人経営で金払うよりお得なんだし」
千夏
「なんか不服ですね、でも今回は許してあげます」
レイヴン
「おい」
ライコネン
「それじゃあとで王都のハンバーガーショップに買いに行こうか」
レイヴン
「んま」
山風
「優待券…」
レイヴン
「さて、食い終わったし仕事するかな」
千夏
「優待券は必要なだけ使ったら返すんですよね」
レイヴン
「いや、やる、俺っちはそんなチェーンも使わんしな」
ライコネン
「嬉しいね、ならありがたくもらっておくね」
レイヴン
「さて、仕事だ」

その頃

リーガル
「ふむ、美味いな」
久遠
「む?リーガル、ハンバーガーか」
リーガル
「ああ、秋だしな、月見バーガーだ」
狭霧
「月見バーガー?」
リーガル
「9月は十五夜などもあるからな、そのイメージだろう」
知彩
「良いですね、月見、私も食べたいです」
リーガル
「…」
久遠
「自分の分しか買ってないんだな」
リーガル
「まあ誰かの分も買ってたら金が足りなくなるからな」
狭霧
「あはは」
リーガル
「すまん」
知彩
「いや、謝らなくていいですよ」
リーガル
「…」
久遠
「まあ別にいいのだがな」
リーガル
「とはいえこの季節はこういうものが出るのがいいな」
狭霧
「お月見ですね」
リーガル
「そういう事だ」
知彩
「でも美味しそうですねぇ」
リーガル
「はぁ、こいつをやるから好きにもらってくるといい」
久遠
「こいつは株主優待券か」
リーガル
「ああ、好きなものと交換してもらえるぞ」
狭霧
「そんなものもらっていいんですか」
リーガル
「そんな頻繁に使う訳でもないしな、持っていくといい」
知彩
「やったー」
リーガル
「みんなには内緒だぞ」
久遠
「すまんな」
リーガル
「なに、その内また送られてくるからな、気にするな」
狭霧
「株主なんですね、リーガルさん」
リーガル
「ああ、優待券や優待で品が贈られてくる会社の株は結構買っているな」
知彩
「いいですねぇ、そういうのってどれぐらいお金があればいいんですか」
リーガル
「優待目的なら単純に所持している事が条件だ、株価は変動するから一概には言えん」
久遠
「なるほど」
リーガル
「まあ数万あれば優待目的の株ぐらいは買えるはずだぞ」
狭霧
「数万でいいんですね」
リーガル
「総会で意見するぐらいの株はそれなりの金が必要だがな」
知彩
「なるほど、目的に応じてって事ですか」
リーガル
「そういう事だ」
久遠
「そういう所は経営者といった感じだな」
リーガル
「まあな、レザレノとしても他社の株は買っていたりする」
狭霧
「なるほど、納得です」
リーガル
「その優待券はやるから好きなものをもらってくるといい」
知彩
「はい、感謝しますね」
リーガル
「秋はやはりこれを食べねばな、ふふ」

その頃

レイヴン
「ふぅ」
山風
「はい、お茶」
レイヴン
「おう」
千夏
「何と交換してもらいましょうかねぇ」
レイヴン
「みんなには内緒だぞ」
ライコネン
「分かってる」
アリア
「失礼します、お客さんが見えてますよ」
レイヴン
「ん?ああ、通していいぞ」
アリア
「こっちです、どうぞ」
メイド服の女の子
「失礼します」
眠そうな女の子
「失礼しまーす」
レイヴン
「えっと、どちら様かな」
江尻
「江尻です、こっちは春衣、博士にここに行けって言われて」
レイヴン
「もしかして例のやつ?」
春衣
「うん、そーだよ」
レイヴン
「分かった、ならよろしく頼むぜ」
江尻
「はい」
春衣
「よろしくねー」
レイヴン
「そんじゃアリアちゃん、あとは任せた」
アリア
「はい、では行きましょう」
江尻
「はい」
春衣
「うん」
レイヴン
「その博士って奴は大したもんだな」
山風
「同意」
千夏
「さて、ではハンバーガーもらいに行きますか、ライコネンさん」
ライコネン
「だね、それじゃ行って来るね」

その頃

アリア
「大体は分かりましたね」
江尻
「うん」
春衣
「問題ないよ」
しいな
「お、新しい人かね」
みらい
「みたい」
江尻
「江尻です」
春衣
「春衣だよ」
しいな
「うん、よろしくね」
みらい
「よろしく」
アリア
「では私たちは次に行くので」
江尻
「それでは」
春衣
「あとでねー」
しいな
「最近の女の子は乳デカくなったねぇ、ハイパーインフレか」
みらい
「それはそれ、行こう」


こうして2人が新たに加わる事に
優待券をあげちゃう大人の太っ腹っぷり

姫の遺産

本日の依頼はですね


すず
「今日の依頼はなんですか」
シャリー
「姫の遺産を探してくれって」
千晴
「姫の遺産?」
フェオ
「なんですかそれ」
すず
「さあ?」
シャリー
「ある国のお姫様が昔残した遺産らしいわ、その娘からの依頼」
千晴
「なるほど、それなら納得ですね」
フェオ
「それを探すという事ですね」
すず
「そうなりますね」
シャリー
「でもお姫様の遺産なんて素敵よね」
千晴
「そうですね、夢はあると思います」
フェオ
「わくわくしますね」
すず
「でもそんな遺産を隠すような事もあるんですね」
シャリー
「国のお偉いさんっていうのも何かとあるものなのよ」
千晴
「そうですね、私も身分はそれなりなので分かりますよ」
フェオ
「身分の高い人は大変なんですね」
すず
「フェオさんが言います?」
シャリー
「フェオもそれなりにいい身分よね」
千晴
「だとは聞いてますが」
フェオ
「うーん、軍隊のお偉いさんっていう程度ですよ?」
すず
「充分立派な気がしますね」
シャリー
「同じく」
千晴
「親がコネを使って無理矢理軍に入れとか聞きましたけど」
フェオ
「まあそれはありますね、私はあまり軍人向きではないっぽいですが」
すず
「マイペースですよね、フェオさん」
シャリー
「そうね、美味しそうにサンドイッチ食べてるし」
千晴
「そこなんですか」
フェオ
「のんびりはいいですよ」
すず
「はぁ」
シャリー
「苦労してそうね」
千晴
「でも元軍人と言うだけはある気はしますね」
フェオ
「そうですか?」
すず
「はい、筋肉とか女性にしては凄く鍛えられてますからね」
シャリー
「そうよねぇ、少なくともそんな立派な筋肉私にはないもの」
千晴
「ですね、私も鍛えていますがそこまでは」
フェオ
「はぁ」
すず
「なのでやはり元軍人なのでしょうね」
シャリー
「私もガチムチとは言わないけど、少しは筋肉が欲しいもの」
千晴
「ええ、筋肉は羨ましいものですよ」
フェオ
「女の子は筋肉とか嫌がるものだと」
すず
「でも私も忍者として最低限の筋力は付けていますよ?」
シャリー
「すずは職業柄よね」
千晴
「私も護衛という任務の関係で筋力は付けていましたし」
フェオ
「なるほど」
すず
「そう考えると職業的な問題でしょうね」
シャリー
「そうね、それはありそう」
千晴
「私やすずさんの場合はまさにそれでしょうからね」
フェオ
「職業的に筋力が必要ですか」
すず
「そういう事です」
シャリー
「勉強になるわよね」
千晴
「ですね」
フェオ
「ふむふむ」
すず
「では行きますか」
シャリー
「ええ」
千晴
「ですね」
フェオ
「はい」



すず
「それで今日はどこへ行くんですか」
シャリー
「茨の離宮ですって」
千晴
「離宮ですか」
フェオ
「いかにも何かありそうですね」
すず
「姫の遺産…」
シャリー
「そのお姫様は離宮暮らしのまま亡くなったそうよ」
千晴
「でも娘がいるんですよね?」
フェオ
「一応結婚はしてたんですね」
すず
「でも人間同士の結婚でも先祖返りの子供が生まれる事もあるそうですし」
シャリー
「つまり人間同士でも家系図の中にはハーフエルフの血が混ざってる的な?」
千晴
「そういう事もあるのですね」
フェオ
「人の血筋って大変ですね」
すず
「ですね、でもそういう事もあるのがこの世界ですよ」
シャリー
「人間同士で子作りして生まれた子供がハーフエルフとかね」
千晴
「そう考えると世の中は広いと実感しますね」
フェオ
「全くですよ」
すず
「まさに先祖返りですね」
シャリー
「どこから混ざったのかしらね」
千晴
「さあ?」
フェオ
「まあそれはそれですよね」
すず
「行きますか」
シャリー
「そうね」
千晴
「ええ」
フェオ
「はい」



すず
「ここが茨の離宮ですか」
シャリー
「ここのどこかに遺産があるらしいけど」
千晴
「一応探してみますか」
フェオ
「では行きますか」



すず
「茨が生い茂ってますね」
シャリー
「除去してたら時間かかるわよ」
千晴
「とりあえず怪しげな場所を探しますか」
フェオ
「ですね」



すず
「ふむ」
シャリー
「本当にあるのかしら」
千晴
「娘さんの情報ですし嘘とも思えませんが」
フェオ
「とにかくもっと探してみますか」



すず
「…」
シャリー
「ここって礼拝堂?」
千晴
「待って、この女神像動きますよ」
フェオ
「何か箱がありますね、これでしょうか?」
すず
「手紙が入ってますね…恐らくこれで確定かと」
シャリー
「それじゃ依頼達成かしら」
千晴
「そうなりますね、では帰りましょう」
フェオ
「何か来ます」
魔物
「うふふ」
すず
「魔物ですか」
魔物
「覚悟はいい」
シャリー
「やるしかなさそうね」
千晴
「負けませんよ」
フェオ
「行きます!」
魔物
「来なさい!」



千晴
「行きますよ!」
千晴
「付いて来られますか!せあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!決めます!獅子、牙皇砕!!」
魔物
「くっ!?」
千晴
「アクセル解放!エレメントエッジ!」
千晴
「祓光斬!!」
千晴
「見せてあげます!本気で、参りますよ!せあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
シャリー
「行くわよ!」
シャリー
「遅いわよ!無様に果てなさい!ローズビートウィップ!!」
魔物
「くっ!?」
シャリー
「アクセル解放!フラワーウィザード!」
シャリー
「ペタルブレード!!」
シャリー
「妖艶に咲き誇る花々をあなたに…」
シャリー
「数多の花よ、ここに集え…汝が見る花、儚く散る!散花!絶花絢爛!!」
フェオ
「行きます!」
フェオ
「逃がしませんよ!蜂の巣です!ダブルバースト!!弾け飛べ!」
魔物
「くっ!?」
フェオ
「アクセル解放!カスタムハンズ!」
フェオ
「トリプルレイ!!」
フェオ
「行きます!この高速射撃、受け切れますか!何度でも弾ける!クイックバーン!!」
魔物
「悔しい…わね…」



すず
「では依頼達成ですね」
シャリー
「帰るわよ」
千晴
「はい」
フェオ
「はい」


こうして依頼達成
その遺産は無事に届けられました

天を貫く塔 第十八話

その頃のアスベル達は


セルエン
「よっし、行こうか」
アスベル
「だな」
エイプス
「負けられないしね」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「ま、まあまあ」
リンメル
「では行きますか」
陽炎
「そうね」



冒険者
「お、今日も行くのか」
セルエン
「うん、負けられないしね」
冒険者
「確り守ってやれよな」
アスベル
「ああ、任せておけ」
冒険者
「俺も負けてられないな、こりゃ」
エイプス
「お互いにね」
冒険者
「違いない」
クルル
「任せといてね」
冒険者
「そんじゃ俺は行くぜ、じゃあな」
乃月
「あたし達も行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「行きましょう」
陽炎
「はいはい」



セルエン
「よっし、気合い入れるよ」
アスベル
「今日は106層からか」
エイプス
「もっと上を目指さなきゃね」
クルル
「うん、元の世界に行く為にもね」
乃月
「派手にやってやりますわ」
フィリー
「それじゃ行こうか」
リンメル
「はい、負けませんよ」
陽炎
「燃えるわね」



セルエン
「光よ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇に飲まれよ!」
クルル
「ドドーン」
魔物
「グアァァァァ!!」
乃月
「死に晒せ!」
フィリー
「そこっ!」
リンメル
「たあっ!」
陽炎
「燃え上がれ!」
魔物
「グアァァァァ!!」



セルエン
「うん、絶好調!」
アスベル
「油断はするなよ」
エイプス
「セルエンは突っ走りがちだしね」
クルル
「その時は蘇生してあげるから」
乃月
「そういう問題ですの?」
フィリー
「クルルって便利だよねぇ」
リンメル
「本当ですよ、攻撃も強いですし」
陽炎
「クルルは人間かどうかもはっきりしないし」
セルエン
「そうなの?」
アスベル
「光子化の能力があるしな」
エイプス
「光子化って?」
クルル
「こういう能力、ドヤ」
乃月
「光になって…」
フィリー
「体の構成を分解してるんだっけ?」
リンメル
「凄いですね」
陽炎
「クルルってそれがあるから人間かも疑わしいんだよねぇ」
セルエン
「頼もしい訳だよ」
アスベル
「それじゃ行くか」
エイプス
「そうね」
クルル
「れっつごー」
乃月
「ったく」
フィリー
「ふふっ」
リンメル
「クルルさん凄いなぁ」
陽炎
「ふぅ」



セルエン
「光よ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇に飲まれよ!」
クルル
「ドドーン」
魔物
「グアァァァァ!!」
乃月
「死に晒せ!」
フィリー
「そこっ!」
リンメル
「たあっ!」
陽炎
「燃えろ!」



セルエン
「ふぅ」
アスベル
「今回も順調だな」
エイプス
「そうね、この調子ならまだまだ行けるわ」
クルル
「余裕だぜ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「すっかりお馴染みのやり取り」
リンメル
「慣れましたね」
陽炎
「やれやれね、ほら、行くわよ」



セルエン
「待って」
アスベル
「ここだな」
エイプス
「とりゃっ」
クルル
「隠し部屋だね」
乃月
「入ってみます?」
フィリー
「だね、行ってみようか」
リンメル
「何があるんでしょうか」
陽炎
「わくわく」



セルエン
「なんだろこれ」
アスベル
「これって指輪か、魔法を強化するものみたいだ」
エイプス
「なら私が使っていい?火力の底上げが出来そうだし」
クルル
「いいんじゃない?」
乃月
「ですわね、魔法がメインで火力のあるエイプスさんなら有効に使えますわ」
フィリー
「これだけかな?とりあえず進もうか」
リンメル
「ですね」
陽炎
「いいもの拾ったわね」



セルエン
「エイプスの火力が見事に上がってて草ァ!」
アスベル
「はは、まあ確かに強くはなってる」
エイプス
「なんか想像以上に強くなってるわね」
クルル
「すごーい」
乃月
「うざっ」
フィリー
「もう慣れた」
リンメル
「あはは、進みますか」
陽炎
「慣れって怖いわ」



クラーケン
「ぐちゅぐちゅ」
セルエン
「うげっ、クラーケン!」
アスベル
「こいつがボスか」
エイプス
「イカ刺しにしてあげるわ!」
クルル
「食べるぞー」
乃月
「おい」
フィリー
「と、とにかく!」
リンメル
「やりますよ!」
陽炎
「イカ焼きにしてやるわ!」
クラーケン
「ぐちゅぐちゅ」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「はは」
エイプス
「まあ勝てばよしよ」
クルル
「それじゃ今日はこの辺りで引き上げる?」
乃月
「ですわね、そうしますか」
フィリー
「それじゃ撤退かな」
リンメル
「ですね」
陽炎
「てったーい」



セルエン
「それじゃ何か食べに行こうか」
アスベル
「甘口カレー!」
エイプス
「アスベルはそればかりね」
クルル
「まあいいんじゃない」
乃月
「それより行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「はい」
陽炎
「ふふっ」


こうしてダンジョン攻略は続く
元の世界への道のりは遠い

竜の薬

本日の依頼はですね


カロル
「今日の依頼って何」
ルーナ
「以前言われてた竜の薬を届けに行くのよ」
志乃
「それってあの主とかいうやつか?」
ミセ
「うん、それ」
カロル
「にしてもやっとかぁ、随分かかっちゃったね」
ルーナ
「仕方ないわよ、それだけ調べるのに苦労したんだし」
志乃
「成る程」
ミセ
「でも何かお礼って貰えるのかな」
カロル
「どうだろうね」
ルーナ
「貰えるなら嬉しいけどね」
志乃
「強欲だねぇ」
ミセ
「それで良いんだよ」
カロル
「あはは」
ルーナ
「ま、あたしは金銀財宝でも良いわよ」
志乃
「ルーナは強欲すぎんだろ」
ミセ
「だがそれが良い」
カロル
「ミセって何気にノリが良いよね」
ルーナ
「意外とお茶目なのかしら」
志乃
「ってか誰だよ、ミセに変な事吹き込んでんの」
ミセ
「変な事?」
カロル
「ミセにえっちな本とか見せてる人って誰なんでしょうね」
ルーナ
「まあ想像は付く」
志乃
「うちにはそういう奴沢山居るしな」
ミセ
「でも勉強になるよ」
カロル
「まあ見せないよりは良いんだろうけどね」
ルーナ
「そういうので勉強にも一応はなるしねぇ」
志乃
「ミセもそこそこいい歳だしな」
ミセ
「うん、まあ読んでもいい歳でしょ」
カロル
「まあそうなんですけどね」
ルーナ
「ミセがえっちになるとかあたしは嫌だわ」
志乃
「おい」
ミセ
「えっちなものは好きだけどまだ早いと思うよ」
カロル
「好きだとは認めるのか」
ルーナ
「良いのかそれ」
志乃
「良いんじゃね」
ミセ
「カロルは私じゃ不満?」
カロル
「とんでもない事言い出したねぇ」
ルーナ
「別に良いんじゃない?カロルはモテて良いわね」
志乃
「ルーナ、それすっげぇ皮肉」
ミセ
「えっちする」
カロル
「…責任者デストロイして良い?」
ルーナ
「やめなさい」
志乃
「まあカロルは人気者ではあるよな」
ミセ
「それは分かる」
カロル
「なんで僕こんな扱いなの」
ルーナ
「人気者は辛いわね」
志乃
「人気者なのか」
ミセ
「なんじゃない」
カロル
「はぁ」
ルーナ
「辛いわね」
志乃
「だよな」
ミセ
「男はつらいよ」
カロル
「行こうか」
ルーナ
「そうね」
志乃
「はいよ」
ミセ
「うん」



カロル
「それでその主の洞窟か」
ルーナ
「薬も預かってるわよ」
志乃
「それで竜の薬ってどんな効果なんだ」
ミセ
「筋肉ムキムキになるとか」
カロル
「それは嫌だな」
ルーナ
「でも身体能力とかは上がりそうよね」
志乃
「それはある」
ミセ
「私も筋肉ムキムキに」
カロル
「凄いもの想像した」
ルーナ
「…カロルってあれよね」
志乃
「だよなぁ」
ミセ
「ゴリゴリのマッチョマン?」
カロル
「…」
ルーナ
「ミセって本当に悪ノリが好きね」
志乃
「全くだぜ」
ミセ
「ん?」
カロル
「はぁ」
ルーナ
「カロルが老けていく」
志乃
「このままじゃ若いのに老衰で死ぬな」
ミセ
「どうしてなのかな」
カロル
「将来禿げそう」
ルーナ
「既に生え際やばいけどね」
志乃
「追撃すんなよ」
ミセ
「禿げてもカロルは素敵だよ」
カロル
「…行こうか」
ルーナ
「ええ」
志乃
「おう」
ミセ
「うん」



カロル
「主の洞窟だね」
ルーナ
「取り敢えず以前のラシオンって奴に会いに行きましょ」
志乃
「おうよ」
ミセ
「うん」



カロル
「あ、居た」
ラシオン
「久しいな、薬は用意出来たのか」
ルーナ
「此れよね?遅くなったのは謝るわ」
ラシオン
「謝る必要はないぞ」
志乃
「それで間違いなくそいつだよな」
ラシオン
「うむ、確かにこいつが竜の薬だ、では礼をしなくてはならんな」
ミセ
「何をくれるの?」
ラシオン
「私の後ろに箱がある、そいつの中身を持っていくと良い」
カロル
「これかな?中身は…地図?」
ラシオン
「その地図に記された場所に行けば新たな仲間に出会えるだろう」
ルーナ
「何処なのかしら」
ラシオン
「それは自力で調べると良い」
志乃
「まあ良いか、帰ったら解読しようぜ」
ラシオン
「では薬は感謝する、気が向いたらまた依頼を出すかもしれぬ」
ミセ
「うん、それじゃ私達は帰るね」
ラシオン
「さらばだ、勇敢なる者達よ」



カロル
「目的達成っと」
ルーナ
「依頼は達したし帰るわよ」
志乃
「おう」
ミセ
「何か来るよ」
魔物
「うふふ」
カロル
「魔物か」
魔物
「覚悟は良い」
ルーナ
「やるしかなさそうね」
志乃
「負けないぜ」
ミセ
「行くよ!」
魔物
「来なさい!」



志乃
「行くぜ!」
志乃
「ふうぅぅぅぅぅっ…はっ!ふっ!はあっ!吹っ飛べ!!」
魔物
「くっ!?」
志乃
「アクセル解放!ブレイクナックル!」
志乃
「水震拳!!」
志乃
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!どうなっても知らねぇぞ!限界を突破してやるぜ!」
志乃
「これぞ極限!レイジングストライク!!」
ルーナ
「行くわよ!」
ルーナ
「それで済むと思わないのね!剣よ唸れ!太陽割斬撃!!」
魔物
「くっ!?」
ルーナ
「アクセル解放!パラメータライズ!」
ルーナ
「炎崩剣!!」
ルーナ
「炎よ、我が剣に宿れ!焼き尽くす!今!楽にしてあげるわ!炎龍!滅紅焦!!燃えろおぉぉぉぉぉっ!!」
ミセ
「行くよ!」
ミセ
「来て!ヴァンパイアドール!!全てを喰らう暗黒、放て!」
魔物
「くっ!?」
ミセ
「アクセル解放!ゴーストフェイズ!」
ミセ
「スパルタス!!」
ミセ
「行くよ!来て!ヴァルキリードール!全てを浄化する力、放て!」
魔物
「悔しい…わね…」



カロル
「それじゃ依頼達成だね」
ルーナ
「帰るわよ」
志乃
「おう」
ミセ
「うん」


こうして依頼達成
地図に記された場所とは

釣り日和

本日も平和なようで


レイヴン
「うっし」
山風
「提督?何処か行くの」
レイヴン
「ん?ああ、少し暇潰しに釣りにでも行くかなと」
千夏
「釣りですか、大物釣って来て下さいね」
レイヴン
「余り期待すんなよ」
ナタネ
「釣りなぁ、アタシは海で暮らしてたから釣りは得意だぞ」
レイヴン
「ほう」
山風
「提督の釣ったお魚…」
レイヴン
「まあなんにしても行って来る」
千夏
「期待してますよ」
レイヴン
「へいへい」
ナタネ
「ならアタシも行く、暇だしな」
レイヴン
「分かった、んじゃ行くか」



レイヴン
「さてっと」
ナタネ
「自慢の竿が火を吹くぞ」
フィリス
「あっ、釣りに行くの」

「面白いわね、あたし達も連れて行きなさいよ」
レイヴン
「それは構わんが」
ナタネ
「なら道具を持って来い」
フィリス
「うん」

「任せなさい」



レイヴン
「そんじゃ今度こそ行くか」
ナタネ
「だな」
フィリス
「お魚ふんふーん」

「大物釣ってやるわ」



レイヴン
「此処なら良いかね」
ナタネ
「川釣りなのか、アタシは海の方が得意なんだが」
フィリス
「でも川魚も美味しいよ」

「そうよ、川魚の魅力もあるしね」
レイヴン
「そんじゃ始めるか」
ナタネ
「まあ良い、釣ってやるさ」
フィリス
「おー」

「ふふん、見てなさいよ」



レイヴン
「ほいっと」
ナタネ
「レイヴンの奴早々に釣り上げてるな」
フィリス
「そいやっ」

「フィリスも良く釣るわねぇ、お、ヒット」
レイヴン
「秋の川釣りって何かと釣れるねぇ」
ナタネ
「…こいつイトウじゃないか?バルディアにも生息してんのか」
フィリス
「ていっ」

「ヤマメなんか釣ってる…時期が早い気もするけど」
レイヴン
「お、イワナだ」
ナタネ
「おっ、ヒット、こいつはコイか」
フィリス
「ヒット、アメマスだ」

「なんであんたらそんなレアな魚バンバン引っ掛けてんのよ」
レイヴン
「なんかレアな魚がなんでこんな掛かるんだ?」
ナタネ
「知らん、運を使い果たした気分だ」
フィリス
「ヒット、まだまだ釣れそう」

「お、ヒット」
レイヴン
「…なんか馬鹿みたいに釣れるな」
ナタネ
「なんでこんな釣れるんだか」
フィリス
「レアな魚も引っ掛かるし」

「どうなってんの、此れ」
レイヴン
「まあ良いか、もう少し釣るぞ」
ナタネ
「ん?なあ、あれ」
フィリス
「帽子?取り敢えずせいっと」

「あんた器用ね…」

「あっ、助かりました」
レイヴン
「…またラフな格好をした人が」
女性
「風に飛ばされて、私の帽子」
ナタネ
「あんた誰だ?」
フェオ
「フェオルーナと言います、フェオで良いですよ、皆さんは釣りですか」
フィリス
「うん、そうだけど」
フェオ
「この近くの人なんですか」

「都市部にあるクランの人だけど」
フェオ
「クラン…なら私も仲間にして貰えませんか、何処か属する場所を探してて」
レイヴン
「それは構わんが」
フェオ
「それはどうも」
ナタネ
「アタシ達も帰るか?」
フェオ
「そうだ、私のサンドイッチがあるんですけど一緒に食べません?」
フィリス
「おぉ、お腹空いてたし頂きます」
フェオ
「では此方にどうぞ」

「はいはい」



フェオ
「んー、美味しいですねぇ」
レイヴン
「デカいサンドイッチだな…」
フェオ
「一応元軍人なので沢山食べるんですよ」
ナタネ
「あんた元軍人なのか」
フェオ
「はい、お父さんに無理矢理入隊させられて」
フィリス
「大変だね」
フェオ
「まあお父さんも軍人だったので必然なんでしょうね」

「苦労してんのねぇ、でもなんていうか、凄いいい体してる…」
フェオ
「胸が大きいとは言われます、その割に背は低めですけど」
レイヴン
「…栄養が全部胸に行ったのか」
フェオ
「かもしれませんね」
ナタネ
「フィリスもだけど最近の奴皆胸に栄養が行くのか?」
フェオ
「…ですね」
フィリス
「巻き込まないでよ」
フェオ
「あはは」

「全く、あ、美味しい」
フェオ
「ふふっ」



レイヴン
「さて、帰って来たし魚は持ってくか」
ナタネ
「だな、そいつはアタシがやっとくよ」
フィリス
「うん、お願いね」

「フェオはあたしが案内するから、行くわよ」
フェオ
「はい」



レイヴン
「ふぅ」
山風
「お帰り」
レイヴン
「おう」
千夏
「釣れました?」
レイヴン
「運を全部使い果たしたかと思う程度には」
真白
「は、はぁ」
レイヴン
「なんにしても全員分は無理だから食いたい奴はメイド連中に言うか自分で調理してくれ」
山風
「うん」
レイヴン
「さて、俺も焼き魚にでもして食うか」
千夏
「魚、美味しいですよねぇ」
レイヴン
「ふぅ」
真白
「うふふ」
レイヴン
「さて、仕事だ」

その頃

ナタネ
「なあ」
瀬奈
「はい、何か」
ナタネ
「コイって食えるんだよな」
ナナリー
「そいつは魚の鯉だよね」
ナタネ
「うん」

「食べられるよ、鯉の煮付けとか美味しいし」
ナタネ
「ふーん」
瀬奈
「実際うちでも鯉を使った魚料理は出してますからね」
ナタネ
「そうなのか?」
ナナリー
「此方は食材の発注もしてんだから知ってて当然だろ」
ナタネ
「まあ確かに」

「鯉の唐揚げとか天ぷらは良く作るよね、私も好きだし」
ナタネ
「そうだったのか、アタシは別の魚だとばかり」
瀬奈
「鯉はタンパク質が豊富なのでタンパク源として有用ですしね」
ナタネ
「ほー」
ナナリー
「だから意外と此処でも食ってるって事さ」
ナタネ
「そうだったんだな」

「折角だし鯉を捌いてあげる、唐揚げでいい?」
ナタネ
「頼む、楽しみだな」

その頃


「大体は分かったかしら」
フェオ
「はい」
マオ
「あ、新しい人かな」
シャリー
「みたいね」
フェオ
「フェオルーナです、フェオで良いですよ」
マオ
「うん、宜しくね」
シャリー
「宜しく頼むわね」
フェオ
「はい、此方こそ」
マオ
「なんかお姉さんって感じだなぁ」
シャリー
「ナイスなバディね」
フェオ
「ふふ、まあ何かとですよね」
マオ
「なんにしても頼もしそうだネ」
シャリー
「そうね、うふふ」
フェオ
「楽しいですね、此処は」


こうして爆釣りだった模様
フェオもクランに染まって行く

風に舞う日常 パート95

4人の挨拶も終わり


まひる
「此処は凄いですね、驚いてばかりです」
キール
「まあ最初はそんなものだ、直ぐに慣れるさ」
まひる
「そうあって欲しいですね」
アリシア
「でも此処は楽しいですよ」
まひる
「そうですね、興味は尽きません」

「でも何かと良いよね、この国自体が便利だから」
まひる
「ですね、来る途中の王都もとても賑わってました」
旗風
「それにご飯も美味しいんですよ」
まひる
「そうなんですね、それでこのケーキって食べて良いんですか」
キール
「別に構わんぞ」
まひる
「では頂きます」
アリシア
「どうです」
まひる
「美味しい…何此れ…凄く美味しい…」

「そりゃキールが焼いたケーキだもんねぇ」
まひる
「キールさんってこんな美味しいケーキが焼けるんですか」
旗風
「本業は学者なのよね」
まひる
「学者なのにケーキ職人みたいな味…」
キール
「甘いものが欲しくなるんだが買うと高いから自分で作ってたらこうなった」
まひる
「なにその自炊してたらプロの料理人になったみたいなの」
アリシア
「私のケーキも食べます?」
まひる
「ええ、それじゃ」

「アリシアもプロのケーキ屋だからねぇ」
まひる
「此方も凄く美味しい…」
旗風
「美味しいですよね、ハイカラで」
まひる
「ハイカラって」
キール
「ちなみにケーキの他にクッキーとかシュークリームも作れる、というかお菓子全般を作れる」
まひる
「キールさんって学者なの?お菓子屋なの?」
アリシア
「この際両方で」
まひる
「あはは」

「キールは倹約家だからねぇ」
まひる
「倹約ってレベルじゃないような」
旗風
「まあお菓子自体自作した方が安いとはいえコストかかりますし」
まひる
「ですよねぇ」
キール
「業務用で買ってるから何も問題はないぞ」
まひる
「この抜かりのなさ…」
アリシア
「キールさんが頭良い理由ですよね」
まひる
「本当ですよ」

「業務用で小麦粉とか砂糖買ってるもんね」
まひる
「それですよね」
旗風
「キールさんの倹約術は見事ですよ」
まひる
「私も見習いたいですよ」
キール
「とはいえ金なんてものは使わないと意味がない、あの世には持っていけないからな」
まひる
「持論ですね」
アリシア
「だから計算して資産をキチンと使ってるとか」
まひる
「恐るべし」

「それだけやりくり上手なんだよね」
まひる
「みたいですね」
旗風
「では宜しくお願いしますね」
まひる
「はい、此方こそ」

その頃

亜美
「此処は凄いねぇ、驚いてばかりだよ」
ロニ
「まあ最初はそんなもんだ、直ぐに慣れるさ」
亜美
「そうあって欲しいね」
フィリス
「だね、あ、それとお近付きの印にドナケーキどうぞ」
亜美
「丸太みたいなケーキ…頂きます」

「美味しいよね、ドナケーキ」
亜美
「うん、此れは美味しい、蜂蜜もたっぷりで」
狭霧
「甘いものは最高ですよね」
亜美
「おいひぃ」
ロニ
「此方のパンも食って良いぞ、余り物だけどな」
亜美
「うん、此方も凄く美味しい」
フィリス
「ロニのパンって不格好だけど味は本物だよね」
亜美
「確かに」

「ロニはパン屋で働いてた事があるらしいから」
亜美
「それでこんな美味しいんだ」
狭霧
「経験者は違いますね」
亜美
「だね、ん、美味しい」
ロニ
「まあ不格好でも味は保証するぜ」
亜美
「まさに男のパンだね」
フィリス
「だね、ふふっ」
亜美
「でもやっぱり凄いなぁ」

「ふふっ、亜美も慣れて行くよ」
亜美
「何事も勉強だね」
狭霧
「では宜しく頼みますね」
亜美
「うん、此方こそね」

その頃

華子
「此処は凄いねぇ、驚いてばかりよ」
セネル
「まあ最初はそんなもんだ、直ぐに慣れるさ」
華子
「そうあって欲しいね」
夕音
「大丈夫ですよ、此処は楽しいですから」
華子
「成る程」
悠里
「華子って何処か眠たそうだよね」
華子
「まあ怠惰な性格とは言われる」
松輪
「そ、そうなんですね」
華子
「んでこの良い匂いのするパン食べて良いの?」
セネル
「構わないぞ、余り物だけどな」
華子
「ん、なにこのパン、めっちゃ美味い」
夕音
「セネルさんのパンは絶品なんですよ」
華子
「こんな美味いパン初めて食べたんだけど」
悠里
「セネルはパン屋やってるからね、通販限定だけど」
華子
「マジか、そりゃ美味しい訳だ」
松輪
「私もセネルさんのパン、好きです」
華子
「んめ」
セネル
「俺とて自炊の延長線だからな」
華子
「自炊の延長線って」
夕音
「でもパン作りの上手さは私も感心しているんですよ」
華子
「私もこんな美味しいパンを食って暮らしたい」
悠里
「あはは」
華子
「にしても悠里は可愛いね」
松輪
「悠里さんは男の子ですからね」
華子
「…マジ?」
セネル
「マジだな」
華子
「こんなに可愛い男の子が云々」
夕音
「可愛いですよね」
華子
「お姉さんとえっちな事するかな」
悠里
「勘弁して」
華子
「むふふ」
松輪
「で、では宜しくです」
華子
「うん、宜しくね」

その頃

ひかり
「此処は凄いのね、驚いてばかりよ」
ユージーン
「まあ最初はそんなものだ、直ぐに慣れるさ」
ひかり
「そうあって欲しいわね」
ルイーズ
「ふふ、でもきっと上手くやっていけるわよ」
ひかり
「そうあって欲しいけどね」

「でも僕としてもひかりは意外と世話焼きだと思うよ」
ひかり
「まあ…うん」
天霧
「意外と認めるのか」
ひかり
「何にしても見た事ないものばかりで新鮮ね」
ユージーン
「俺みたいなものとかもか」
ひかり
「そうね、獣人は話は聞いてたけど本物は初めて」
ルイーズ
「偏見とかは意外とないのね」
ひかり
「確かに見た目は少し怖いけど其処まで恐ろしそうにも見えないし」

「そうなんだ、なら安心かな」
ひかり
「別に其処まで怖がるものでもないわ」
天霧
「良いねぇ、それでこそだぜ」
ひかり
「でも本物の迫力はやっぱり違うものね」
ユージーン
「まあそれはあるだろうな、他の奴らも最初は驚いていたが特に偏見もなく受け入れてくれている」
ひかり
「私としては見識が広がるから寧ろ親しくなりたいものよ」
ルイーズ
「そう言ってくれると嬉しいものね」
ひかり
「だから何かと学ばせてよね」

「ならきちんと学ばないとね」
ひかり
「ええ、そうするわ」
天霧
「そんじゃ宜しく頼むぜ」
ひかり
「ええ、此方こそね」


こうして4人も馴染んでいる様子
その前向きさが輝く

新人は空を飛びたい

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「すっかり涼しくなったね」
レイヴン
「せやね、まあこの先も暑い日は来るかもしれん」
ライコネン
「だね、まあ涼しいのは良い事だよ」
レイヴン
「せやね、寒いのは嫌だが」
小梅
「レイヴンって寒いの苦手なの?」
レイヴン
「苦手やね、寒いだけで引き篭もりたくなる」
山風
「あたしが体で温める?」
レイヴン
「何処でそんなの覚えるんだ」
ライコネン
「うふふ、幸せ者め」
レイヴン
「おい」
小梅
「ま、まあね」
レイヴン
「はぁ」
山風
「あたしじゃ駄目?」
レイヴン
「いや、そうは言ってないが」
ライコネン
「うふふ」
レイヴン
「ライコネンちゃん意地悪だねぇ」
小梅
「ライコネンって小悪魔的な一面があるよね」
レイヴン
「だな、まあそれが可愛いのか」
山風
「むぅ~」
レイヴン
「拗ねるな」
ライコネン
「うふふ、可愛いね、山風は」
レイヴン
「ライコネンちゃんって何処か掴めないよな」
小梅
「うん、ふわふわしてる感じ」
レイヴン
「まあ俺からしてもそういうのは嫌いじゃない」
山風
「提督はライコネンみたいなのが好きなんだ」
レイヴン
「山風ちゃんは娘って感じなのよな」
ライコネン
「分かるそれ」
レイヴン
「だからライコネンちゃんとはベクトルが違うというか」
小梅
「確かに…山風は娘にしたいタイプだよね」
レイヴン
「そういう事だ」
山風
「あたしが提督の娘…」
レイヴン
「恋人にしたいのはライコネンちゃんだが娘にしたいのは山風ちゃんよね」
ライコネン
「ふーん、なら私としっぽりしてみる?」
レイヴン
「いや、例え話だからな」
小梅
「本気って訳じゃないのか」
レイヴン
「…」
山風
「ジュディスが居るもんね」
レイヴン
「あれはまあうん」
ライコネン
「もどかしいなぁ、さっさとくっついちゃいなよ」
レイヴン
「一回り差があるんやぞ」
小梅
「恋に年齢は関係ないでしょ」
レイヴン
「そう言われてもねぇ」
山風
「そうすれば正式にあたしが娘に」
レイヴン
「おい」
ライコネン
「焦れったいよねぇ、恋人なんだから結婚しちゃえば良いのに」
レイヴン
「お主ら俺っちをどうしたいんだ」
小梅
「くっつけさせたい」
レイヴン
「勘弁してくれ」
山風
「提督はそれで本当に良いの」
レイヴン
「別に構わんよ」
ライコネン
「やっぱり焦れったいなぁ」
レイヴン
「…」
小梅
「関係は良いのにね」
レイヴン
「はぁ、仕事するか」

その頃

エミリア
「ふぅ」
フレン
「すっかり涼しくなったね」
エミリア
「そうね、只今後も暑い日は来るかもしれないけど」
七瀬
「でもこの国って意外と涼しいのね、来た時も仁本に比べたら快適だったし」
エミリア
「それはあるわね、まあ近年は暑くはなってるけど」
イナルナ
「全くよ、暑くなったせいで脱がないとやってられないもの」
エミリア
「イナルナって本当にそういう格好が好きよね」
フレン
「国のトップなのにね」
エミリア
「それにしても今年も焼けたわよね」
七瀬
「ってかイナルナってこんなノリの良い人だったのね、もっと固い人だと思ってた」
エミリア
「イナルナは公私の使い分けが上手いわよね、だからこそ人望もあるんでしょうし」
イナルナ
「にしてもクランもどんどん大きくなるわよね」
エミリア
「そうね、人も凄い増えたし」
フレン
「でもだからこそ色々と学べるよ」
エミリア
「そうね、私も最強のメイドになるわ」
七瀬
「最強のメイドって」
エミリア
「うふふ」
イナルナ
「あたしも負けられないわね、うふふ」
エミリア
「クランも良い感じよね、本当に」

その頃

レイヴン
「ふぅ」
山風
「えへへ」
ライコネン
「すっかりべったりだね」
小梅
「だよね」
エリス
「失礼するわよ、お客さんが見えてるわよ」
レイヴン
「おう、通して良いぞ」
エリス
「此方よ、どうぞ」
天然そうな女の子
「失礼します」
控えめな女の子
「失礼します」
ダルそうな女の子
「失礼しまーす」
クールそうな女の子
「失礼します」
山風
「えっと、自己紹介頼めるかな」
まひる
「月ヶ瀬まひるです」
亜美
「椿亜美です」
華子
「二風谷華子よ」
ひかり
「桐見ひかりよ」
ライコネン
「うん、それで用件は新人募集で良いのかな」
まひる
「うん、面白そうだと思ったので」
亜美
「覚悟は決めてるよ」
華子
「マイペースに仕事出来そうなのも良いしね」
ひかり
「それで此処を選んだのよ」
小梅
「分かりました、では参加は認めるのでキリキリ働いて下さいね」
まひる
「本当にあっさりだね」
亜美
「断らないから現地に来いってそういう事か」
華子
「まあ決まりならそれでいいや」
ひかり
「そうね、決まりかしら」
レイヴン
「それで質問とかあるかね」
まひる
「お風呂とか食事はどうなってるの」
山風
「お風呂は地下に混浴の大浴場があるよ、食事は食堂で時間内なら自由だね」
亜美
「稼ぎとかはどうなってるの」
ライコネン
「基本的には副業をして貰うよ、新規でも良いし既存のチームに入っても良いよ」
華子
「部屋の行き来とかは自由なんだよね」
小梅
「うん、自由だよ」
ひかり
「分かったわ」
レイヴン
「あと戦いの方も問題ないな」
まひる
「うん、問題ないよ」
亜美
「同じく」
華子
「問題ないよ」
ひかり
「同じく」
山風
「分かった」
ライコネン
「それじゃ宜しくね」
小梅
「あとはエリスに任せるね」
エリス
「ええ、それじゃ行くわよ」
まひる
「うん」
亜美
「うん」
華子
「はいよ」
ひかり
「ええ」
レイヴン
「少し垢抜けない感じはあるね」
山風
「でもそれが良い」
ライコネン
「可愛がってあげなきゃね」
小梅
「ライコネンさんったら」

その頃

エリス
「大体は分かったわね」
まひる
「うん、問題ないよ」
亜美
「同じく」
華子
「問題なーし」
ひかり
「問題ないわ」
シェリア
「あら、新しい人かしら」
デイル
「みたいだね」
エリス
「今は案内の途中だからあとでね」
シェリア
「ええ、それじゃね」
デイル
「あとでな」
エリス
「行くわよ」
まひる
「うん」
亜美
「うん」
華子
「はいよ」
ひかり
「ええ」


こうして新たに4人が加わる事に
何処か垢抜けない感じが良い

シーナとマルタ

とある日の1枚


シーナ
「ふんふんふーん」
マルタ
「…何してるの」
シーナ
「おや、マルタ、どうしたディス」
マルタ
「1つ訊くけど、それ誰のものかな」
シーナ
「言うまでもないディス」
マルタ
「ですよねー」
シーナ
「はぁはぁ…芳しいディス」
マルタ
「…変態過ぎる」
シーナ
「マルタは好きな人のぱんつをクンカクンカしたくないディス?」
マルタ
「其処まで変態じゃないよ…」
シーナ
「そうディスか、まだまだ愛が足りないディス」
マルタ
「確かに大好きだけどそんな歪んだ愛は要らないかな」
シーナ
「このレベルに到達するには修行が足りないディスね」
マルタ
「シーナってお母さんなんだよね」
シーナ
「そうディス、そういう目的で生み出されたディス」
マルタ
「…どうしてこうなった」
シーナ
「愛とは深いものなのディス、でも最近は自立し始めてて寂しいディス」
マルタ
「親離れか、でも子供は何時かは自立して行くものだよ」
シーナ
「私を必要としなくなるのは嬉しいようで複雑なのディス」
マルタ
「そういう所は母親なんだなぁ」
シーナ
「マルタは親を大切にしてないディスか」
マルタ
「親は大切にしたいよ、でもそれが難しいんだよね」
シーナ
「そうディスか、でも親は必ず先に旅立つディス、だから生きてる内に大切にしてやるディス」
マルタ
「シーナ…」
シーナ
「ロボットの私が言っても説得力はないディス、でも親を大切にしないときっと後悔するディス」
マルタ
「…」
シーナ
「世の中には確かにロクでもない親が沢山居るディス、優しい親を持てるのは幸運なのディス」
マルタ
「幸運、か」
シーナ
「子供は親を選ぶ事は出来ないディス、それだけは忘れないで欲しいディス」
マルタ
「子供は親を選ぶ事は出来ない、か」
シーナ
「親が子供を大切にしない家庭は大抵問題ありなのディスよ」
マルタ
「…」
シーナ
「私は母親として生み出されたディス、だから子供に愛情を注ぐのは当然なのディス」
マルタ
「ロボットだけど自我があるのかな、シーナって」
シーナ
「それは分からないディス、プログラムなのか本当に愛しているのかは分からないディス」
マルタ
「うーん」
シーナ
「だけど愛情があるのは確かなのディス」
マルタ
「そっか、なんか良いなぁ」
シーナ
「マルタはお母さんになりたくないディス?」
マルタ
「私がお母さんかぁ…ラブラブな家庭…グヘヘヘ」
シーナ
「…気持ち悪いディス」
マルタ
「シーナには言われたくない」
シーナ
「なんか似た者同士な気がするディス」
マルタ
「…悔しいけど」
シーナ
「愛は偉大ディスね」
マルタ
「お互い突き抜けてる辺りもね」
シーナ
「愛とは突き抜けてこそディス、ぶち抜くのディス」
マルタ
「ぶち抜くって」
シーナ
「テッテレー」
マルタ
「…本当に楽しい人だね」
シーナ
「マルタも母親になるのディス、愛は語るものディス」
マルタ
「あはは」
シーナ
「さっさと子作りするディス、ズッコンバッコンディス」
マルタ
「…シーナってネジが飛んでるよね」
シーナ
「ネジは正常ディスよ」
マルタ
「あはは」
シーナ
「おっと、少し買い物に行く予定ディス、一緒に来るディスよ」
マルタ
「まあ良いけど」
シーナ
「荷物持ちに他にも誘うディス、先に行ってるディス」
マルタ
「うん」
シーナ
「さて、ディス」



シーナ
「待たせたディス」
マルタ
「その2人?」

「何処か行くの?」
千夜
「行くなら付き合うけど」
シーナ
「少し買い物ディスよ」
マルタ
「荷物持ちだってさ」

「まあ別に構わないけど」
千夜
「そうね、息抜きにはなるわよ」
シーナ
「では行くディス」
マルタ
「うん」

「だね」
千夜
「ええ」



シーナ
「着いたディス、早速行くディス」
マルタ
「うん」

「何を買うのやら」
千夜
「まあ良いんじゃないですか」



シーナ
「いやー、買ったディス」
マルタ
「凄い買ったね」

「愛は重いね」
千夜
「あはは」

「其処の君、少し良いかな」
シーナ
「私ディス?」
女性
「うん、君だ」
マルタ
「シーナに何か?」
女性
「ロボットが買い物をしているのも面白いと思っただけさ」

「それで用件は」
女性
「君達に付いて行けば私にとって面白いものが見られると勘が言っている、どうだろうか」
千夜
「クランに来るという事?まあ断る理由もないけど」
和月
「それは嬉しいね、私は和月、宜しく頼むよ」
シーナ
「…まあ勝手にすると良いディス」
和月
「クランとやらに行く前に少し用事がある、手伝って貰えるかな」
マルタ
「まあ良いけど」
和月
「決まりだね、では行こう」

「うん」
千夜
「ええ」



シーナ
「此処ディス?」
マルタ
「魔物から取るの?」

「それでその魔物は」
千夜
「近くに居るわ」
和月
「来るよ」
魔物
「あら」
シーナ
「こいつディスか」
マルタ
「恨みはないけどね」

「ご免」
千夜
「では」
和月
「すまないね」
魔物
「全くもう」



千夜
「行くわよ!」
千夜
「黒き影の炎よ!此処に燃え盛りその身を焼け!シェイドファイア!!」
魔物
「ひゃん!?」
千夜
「アクセル解放!ブレインサーチ!」
千夜
「黒の轟砲!!」
千夜
「行くわよ!術式展開!全てを黒に染める闇の力、解き放て!ダークヴァニシング!!」
和月
「行くよ!」
和月
「この一撃に震えると良い!外さないよ!剣撃震波!!」
魔物
「ひゃん!?」
和月
「アクセル解放!エコーヒット!」
和月
「共振斬!!」
和月
「行くよ!逃がしはしない!震え壊れろ!震貫斬破!!」

「行くよ!」

「忌まわしき風を飲み込む、閃光の終焉!フラッシュエンド!!」
魔物
「ひゃん!?」

「アクセル解放!マジックエナジー!」

「ダブルストーム!!」

「ご覧あれ、我が心となり!仇なす者に粛清を!原初へと回帰せよ!マジェスティ・イングレイス!!」
シーナ
「行くディス!」
シーナ
「歯を食い縛るディス!お別れの時間ディス!ゼロピストン!!」
魔物
「ひゃん!?」
シーナ
「アクセル解放!アイアンコーリング!」
シーナ
「ファイアピストン!!」
シーナ
「出て来るディス!ジャイアントロボ!!馬鹿にする奴は許さないディス!アイアンインパクト!!」
魔物
「まあ仕方ないか」



シーナ
「ではお疲れディス」
マルタ
「うん、それじゃね」

「それじゃ」
千夜
「和月は私が案内するわ、行きましょう」
和月
「うむ」
シーナ
「マルタも私と同じように愛の求道者なのディス」
シーナ
「だからその愛を貫く、それだけで良いのディスよ」
シーナ
「さて、可愛い娘を愛でに行くのディス」


こうしてシーナとマルタは愛を語り合う
その愛が重い

パルスとウィル

とある日の1枚


パルス
「ふんふーん」
ウィル
「…なあ」
パルス
「なに?」
ウィル
「相変わらず良く分からんものを作っているのか」
パルス
「良く分からんものって」
ウィル
「お前の発明はどうにも突拍子がないだろう」
パルス
「そうだねぇ、天才の勘ってやつだよ」
ウィル
「まあ確かにお前は天才なんだろうな、そうでなければこんな変人にはならん」
パルス
「誰が変人だって?」
ウィル
「とはいえそれでも生きていける辺り逞しさは感じるな」
パルス
「そうだねぇ、以前使ってた研究所は売っぱらって借金半分返してやっとあと半分の八割返したんだよ」
ウィル
「どれだけ借金を作るつもりだ…」
パルス
「研究にはお金が掛かるんだよ」
ウィル
「まあそれは分からんでもない、うちの研究班もクランの資金でやっているしな」
パルス
「だよねぇ、お金は大切だよ」
ウィル
「とはいえ結局研究というのは金がなくては結果すら出せん、そういうものだ」
パルス
「実際研究に大金投じてる国はそれなりの成果出してるもんね」
ウィル
「だな、研究というのは基礎研究がどれだけ大切かという事でもある」
パルス
「基礎研究ねぇ、突然ノーベル賞を取れとか言われても無理ゲーだしね」
ウィル
「そういう事だ、そもそもそういった権威ある賞ですら研究の過程だ、結果ではない」
パルス
「研究の過程でそういった賞を取る、要するにゴールじゃないって事だね」
ウィル
「そういう事だな、賞を取るために研究した所で賞など永遠に取れん」
パルス
「ウィルは世知辛いねぇ」
ウィル
「俺だって博物学者だ、そんな分かり切った当然の事を言っても良いだろう」
パルス
「そういやそうだったね、忘れてた」
ウィル
「おい」
パルス
「そういえばウィルはそっちの方面で賞取ってたっけ」
ウィル
「まあな、別に賞が欲しくて研究をしてた訳ではないんだが」
パルス
「言うよねぇ、まあだからこそ取れたんだろうけどさ」
ウィル
「賞を取る為に研究するというのは其処がゴールだ、そんなので取れるか」
パルス
「まあ研究に終わりはないからねぇ、私も賞は取れたらラッキー程度の認識かも」
ウィル
「現実はそんなものだ、俺だって好きで博物学者をやっているからな」
パルス
「だよねぇ、まあ私も好きで研究やってるし」
ウィル
「それで良いんだ、研究なんてものは物好きだからやるものだぞ」
パルス
「元も子もないね」
ウィル
「とはいえそんな研究者達が今の世の中を作ったんだ、それは忘れるなよ」
パルス
「はーい」
ウィル
「まあ研究とは金があってこそだ、そして目的の為にやるものではないという事だな」
パルス
「目的の為に、か」
ウィル
「だがな、研究というのは国における重要なファクターだ、それがどんなものであれな」
パルス
「それが殺戮兵器でも?」
ウィル
「そうだ、研究とは生み出す事に意義がある」
パルス
「でもその研究で虐殺とか起こったら私は嫌だよ」
ウィル
「そうだな、それで気分が良い奴は狂人だろう」
パルス
「でもそれを生み出す事に意義がある、それが研究なんだね」
ウィル
「そうだ、例えば殺戮兵器だって使い方さえ間違わなければ転用する用途は幾らでもある」
パルス
「ふーん」
ウィル
「結局兵器だって人の心の持ちようだ、その心が虐殺にも平和にも繋がる」
パルス
「…」
ウィル
「結局は使えば虐殺に繋がる兵器だろうと所持するというのは抑止力に繋がるからな」
パルス
「成る程」
ウィル
「別に研究で生み出した兵器を使用しろという法律はない、持っているだけでも効果はあるぞ」
パルス
「そっか、それを持つ事で守りを固める効果もあるって事だね」
ウィル
「そういう事だ、研究というのは結果としてそういう効果もあるのだぞ」
パルス
「ウィルは大人だねぇ、まあ私もこう見えて成人してるけどさ」
ウィル
「そういえばそうだったか」
パルス
「そうだ、少し外に行こうよ」
ウィル
「それは構わんが」
パルス
「決まりだね、他にも誘うから先に行ってて」
ウィル
「ああ」
パルス
「さてっと」



パルス
「お待たせ」
ウィル
「その2人か」
ヒカリ
「何処か行くんですか」
蒼龍
「行くなら付き合いますよ」
パルス
「ウィルの奢りで買い食い」
ウィル
「おい、まあ今回は特別だぞ」
ヒカリ
「はぁ、なら付き合います」
蒼龍
「奢りですしね」
パルス
「そんじゃ行くよ」
ウィル
「全く」
ヒカリ
「あはは」
蒼龍
「ウィルさんも苦労してますねぇ」



パルス
「はい着いた」
ウィル
「それで何を食うんだ?甘いものか」
ヒカリ
「まあ無難に…」
蒼龍
「そうしておきますか」



パルス
「んまー」
ウィル
「まあこの程度ならな」
ヒカリ
「パルスさんって分かっててやってますよね」
蒼龍
「此れが確信犯というものですか」
パルス
「にっしっし」
ウィル
「はぁ、俺も父親気質なのだろうな」
ヒカリ
「…なんか大変です」
蒼龍
「ん?あれは…少し待ってて貰えます」



蒼龍
「此方ですよ」
女の子
「ちょ、蒼龍、なんなの」
パルス
「そのそっくりさん誰?」
蒼龍
「知り合いの飛龍です」
飛龍
「えっと、飛龍です」
ウィル
「…クランに勧誘するのだろう?此方は全然構わんぞ」
飛龍
「クラン…蒼龍がお世話になってるならお世話になります」
ヒカリ
「宜しく頼みますね」
蒼龍
「取り敢えず飛龍の仕事があるそうなのでそれを片付けますか」
飛龍
「行きましょう」



パルス
「この辺?」
ウィル
「気配はしないな」
ヒカリ
「ですね」
蒼龍
「いえ、来ます」
飛龍
「ええ、来ますよ」
魔物
「あらら」
パルス
「こいつか」
ウィル
「恨みはないがすまんな」
ヒカリ
「では」
蒼龍
「いざ」
飛龍
「行きますよ!」
魔物
「仕方ないわね」



蒼龍
「行きます!」
蒼龍
「逃がしはしませんよ!追い詰めろ!そして逆巻け!龍田砕牙弓!!」
魔物
「くっ!?」
蒼龍
「アクセル解放!ゲイルドラゴン!」
蒼龍
「破空弓!!」
蒼龍
「行きますよ!兵装展開!天城滅空砲!!空を支配する砲撃、撃ち方始め!行け!」
飛龍
「行きます!」
飛龍
「逃がしはしませんよ!放て!一気に落とす!那珂連空撃!!」
魔物
「くっ!?」
飛龍
「アクセル解放!スカイドラゴン!」
飛龍
「破天撃!!」
飛龍
「行きます!兵装展開!隼鷹空天砲!!空を駆け巡る砲撃、撃ち方始め!てーっ!」
ヒカリ
「行きます!」
ヒカリ
「大気に舞いし妖精達よ!幸福の調べを奏でよ!ハピネスサークル!!」
ヒカリ
「そして我らには幸福の加護を!仇なす者には鉄鎚を与えよ!」
魔物
「くっ!?」
ヒカリ
「アクセル解放!ハピネスオーラ!」
ヒカリ
「ホワイトゲイザー!!」
ヒカリ
「白神招来!我が翼は白天!天を覆うは処断の白刃!ソルブライティア!!」
パルス
「行くよ!」
パルス
「嫌な事からはずっと逃げてれば?炎に踊れ!フレイムデストロイア!!」
魔物
「くっ!?」
パルス
「アクセル解放!ヒートコーリング!」
パルス
「ビットファイア!!」
パルス
「キュピーン!出て来い!デストロイエーックス!!テッテレー!ぶっ放せ!」
魔物
「まあこんなもんよね」



パルス
「そんじゃお疲れさん」
ウィル
「ああ、ではな」
ヒカリ
「それでは」
蒼龍
「飛龍は私が案内しますね、行きましょう」
飛龍
「はい」
パルス
「ウィルはやっぱり大人なんだなぁ」
パルス
「私もああいう大人になりたいや」
パルス
「さて、研究再開しよ」


こうしてパルスとウィルはその話も弾む
研究とは奥が深いものなり

意思を持つ武器 水結の青輪

とある情報を得た為情報の場所へとやって来ていた


ファラ
「この辺りかな?情報の場所は」

「みたいだね、なんでも突然水の線が見えたらしいよ」
みづは
「水の線?」
親指姫
「何よそれ」
ファラ
「さあ?」

「あたしにも分からん」
みづは
「そうだね、なんなのかな」
親指姫
「うーん」
ファラ
「水の線か」

「何なのかしら」
みづは
「分からないね」
親指姫
「全くよ」
ファラ
「それでどうするの」

「調べてみる?」
みづは
「それが良さそうだね」
親指姫
「決まりね、行くわよ」



ファラ
「何もないね」

「あるのは草木ばかりね」
みづは
「山の中だしね」
親指姫
「嘘だって通報するのは親告罪よね」
ファラ
「それでどうするの」

「調査は続行でいいわよ」
みづは
「でも何を調べるのかな」
親指姫
「そうねぇ」
ファラ
「何かあるのかな」

「何か…」
みづは
「そんなのあるのかな」
親指姫
「あるんじゃない」
ファラ
「適当だね」

「情報とかないの」
みづは
「情報ね」
親指姫
「あると良いけど」
ファラ
「情報かぁ」

「そんなのあるのかな」
みづは
「うーん」
親指姫
「あると良いけどね」
ファラ
「それかヒントとか」

「ヒントねぇ」
みづは
「あると良いね」
親指姫
「適当な」
ファラ
「落ちてたりしないかな」

「落ちてたら苦労しないわよ」
みづは
「意外と落ちているかもよ」
親指姫
「落ちてたら良いわね」
ファラ
「ん?何か光ってるよ」

「転送の魔法陣ね」
みづは
「なんでそんなのが?」
親指姫
「知らないわよ」
ファラ
「なら入ってみようか、お先に」

「あ、待ちなさいよ」
みづは
「どうする?」
親指姫
「迷っても仕方ないわよ」
みづは
「だね、行くよ」
親指姫
「ええ」



ファラ
「此処は…」

「洞窟かしら、水の洞窟って感じね」
みづは
「何なのかな、此処は」
親指姫
「さあ?」
ファラ
「何かあるのかな」

「何かねぇ」
みづは
「ん?マナを感じないね、此処は隔離された世界みたいだよ」
親指姫
「本当ね、何なのかしら」

ようこそ、水結を宿す乙女よ

ファラ
「声がするね、誰かな」

僕の名は青輪・心結、水結の力を秘めたリストだよ


「若しかしてあたしかしら」

うん、君になら僕の水結の力は相応しいからね

みづは
「それは水を結うという事かな」

うん、それは水を結う力さ

親指姫
「言ってくれるわね」

さて、それじゃ僕は奥で待っているよ。力を求めるのなら来ると良い

ファラ
「だって」

「行くわよ、水結の力を受け取りに」
みづは
「決まりだね」
親指姫
「行くわよ」



ファラ
「そういえば泉ってパン屋やってるよね」

「やってるわね、通販メインだけど」
みづは
「パンは好きなのかな」

「そりゃ好きよ、まあクランに来る前に働いてた事もあって作れるだけの知識はあるしね」
親指姫
「ふーん、意外と器用なのね」

「意外ととか言うな」
ファラ
「ふふっ、でも泉らしいよね」

「ったく」
みづは
「とはいえそういう事が出来るのは羨ましいね」

「みづはって医者だものね」
親指姫
「とはいえ泉のパンは意外と美味いわよ」

「それはどうも」
ファラ
「パン屋かぁ」

「あたしとしてはそういう人生も良いかなって」
みづは
「ははっ、なら将来はパン屋かな」

「そうね、それも良いかも」
親指姫
「意外と本気なのね」

「まあねぇ」
ファラ
「ふふ、それなら応援するよ」

「それはどうも」
みづは
「はっはっは、若いって良いね」

「どの口が言うか」
親指姫
「ふふ」

「ったく」
ファラ
「それじゃ行こうか」

「そうね」
みづは
「うむ」
親指姫
「ええ」



ファラ
「行き止まりかな」

「目の前には大岩ね」
みづは
「壊せって事かな」
親指姫
「でもどうやって?」
ファラ
「うーん」

「あたしには無理よ」
みづは
「なら私がやろう、下がっていてくれ」
親指姫
「ええ」
みづは
「行くよ」
みづは
「はあっ!!」
ファラ
「見事だね」

「流石よね」
みづは
「此れで進めるね」
親指姫
「そうね」
ファラ
「それじゃ行くよ」

「ええ」
みづは
「うむ」
親指姫
「ええ」



ファラ
「あれかな」

「みたいね、水に囲まれた祭壇だから間違いないわ」
みづは
「美しいね」
親指姫
「機能美ってやつね」

ようこそ、水結を宿す乙女よ

ファラ
「あなたが心結かな」

うん、僕こそが水結のリストの心結だよ


「そして指名はあたしね」

うん、君になら僕の水結の力は相応しいからね

みづは
「水結、素敵なものだ」

その力は水を結う力さ

親指姫
「言うわね」

さて、それじゃ此方に来て。僕に相応しい筈だよ


「ええ」

さあ、手に取って


「やっ!!」
ファラ
「凄いね」
みづは
「本物の力だね」
親指姫
「そうね、本物の力よ」

「此れが…自然と手に馴染むわね」

僕の使い方は分かるね


「問題ないよ」

此れからは力になるよ、宜しくね


「うん、此方こそ」

忘れないでね、力とは時に大切なものを引き裂いてしまうと


「そうだね、あたしもそうならないようにしたい」

君が守りたいものがあるならそれを守れるようになるんだよ


「そうね、あたしはそうなってみせるわ」

その気持ちを忘れたら駄目だよ


「ええ」

さて、それじゃ戻りなよ。大切な場所へ


「ええ」

「お待たせ」
ファラ
「泉の守りたいものか」
みづは
「きっと守れるようになるさ」
親指姫
「強くなるってそういう事よ」

「だね」
ファラ
「守れるだけの強さ、忘れないんだよ」
みづは
「強くあるようにね」
親指姫
「それが守るって事よ」

「ええ」
ファラ
「それじゃ帰ろうか」
みづは
「彼処に転送の魔法陣があるよ」
親指姫
「それじゃ帰るわよ」

「ええ」

「力は時に大切なものを引き裂いてしまう、か。尤もよね」

「だけどあたしはそれを守れるだけの強さが欲しい」

「優しさは罪って言うけど、それならあたしは罪人でも良いかな」

「なんだかんだで強くなるってそういう事なんだろうし」

「強さ、それは抽象的なものだよね」

「でも強くなるっていうのはそれを理解する事、かな」

「本当の強さを求めて、あたしは強くなりたい」

「さて、戻ろうかな」


こうして泉は水結の力を手にした
強くなるとは難しいものだ
それでも大切なものを守れるだけの強さを求める
本当の強さとは何なのか
考えても出ない答えを今日も探す
優しさが強さだと言うのだろうか
きっと答えは泉の中だけにあるのだろう
泉が求める答えはきっとそういうものの筈だ
そんな答えに何時か辿り着けるのか
求めるものはそんな自分だけの答え
守りたいものの為に強くなると誓うのだから
水結の乙女結橋泉は進む、大切なものと共にある未来へと
次の武器をご期待下さい

梟の羽

本日の依頼はですね


ジョニー
「今日の依頼はなんだい」
セーラ
「梟の羽の採取ですって」
花連
「梟の羽ですか」
莉乃
「んなの何に使うんだよ」
ジョニー
「さあな、でも俺の帽子の飾りみたいなのに使うんじゃないか」
セーラ
「それはありそうね」
花連
「成る程」
莉乃
「成金趣味か」
ジョニー
「失礼しちゃうねぇ」
セーラ
「でもジョニーって家は高貴な身分なんでしょ」
花連
「確かアクアヴェイルっていう国の領主の子息でしたか」
莉乃
「マジかよ、こんな胡散臭い奴がか」
ジョニー
「胡散臭さは道化だからな、少なくとも紳士だとは思ってるぜ」
セーラ
「なんで道化なんてやってるのよ」
花連
「それは気になりますよね」
莉乃
「家が嫌で逃げたとか?」
ジョニー
「家が嫌って事はないさ、只俺としても狭い世界で生きるのは嫌なだけだよ」
セーラ
「ふーん」
花連
「なんか分かる気がします」
莉乃
「ま、ジョニーはアタシからしたら良い兄貴だと思ってるしな」
ジョニー
「そいつはどうも」
セーラ
「でも莉乃がジョニーを慕ってるっていうのも意外な気がするわね」
花連
「莉乃さんは一匹狼だと思ってました」
莉乃
「うっせぇよ、アタシだって…その、何かとあるんだ」
ジョニー
「ま、俺からしたら他人の悩みを聞くぐらいしてやれるしな」
セーラ
「確かにジョニーって聞き上手よね、凄く」
花連
「ええ、それも的確に返事を返してくれますし」
莉乃
「今までにないタイプだからな、調子は狂うけどアタシは好きだぜ」
ジョニー
「ははっ、そいつは嬉しいねぇ」
セーラ
「莉乃って口と態度が悪いだけで良い人よね」
花連
「分かります」
莉乃
「うっせ、でもアタシって何故か子供に懐かれるんだよな」
ジョニー
「ヤンキーは子供に懐かれるというテンプレだな」
セーラ
「不思議なものよね」
花連
「子供はその内面を見透かしてるんですかね」
莉乃
「どうだかなぁ、でもガキに懐かれるってのも不思議な気分だぜ」
ジョニー
「やっぱ口と態度が悪いだけで中身は超良い奴なんだろ」
セーラ
「子供はそれが分かってるのかしらね」
花連
「無邪気な子供の前にはヤンキーさんも形無しって事でしょうか」
莉乃
「ってかアタシはヤンキーでもなければスケバンでもねぇぞ」
ジョニー
「イメージって大切だな」
セーラ
「同意ね」
花連
「だそうですよ」
莉乃
「ぐぬぬ」
ジョニー
「やっぱ分かりやすくていいな」
セーラ
「そうね、うふふ」
花連
「なんか微笑ましいです」
莉乃
「覚えとけよ」
ジョニー
「はっはっは」
セーラ
「ふふ」
花連
「うふふ」
莉乃
「その笑い止めろっての」
ジョニー
「さて、んじゃ行くか」
セーラ
「そうね」
花連
「はい」
莉乃
「はいよ」



ジョニー
「それで今日は何処へ行くんだ」
セーラ
「鳥の森ですって」
花連
「それって過去にも何度か行ってますよね」
莉乃
「鳥の森ねぇ」
ジョニー
「鳥の羽は装飾品としても人気だからな」
セーラ
「確かに今でもそういうのはあるわよね」
花連
「ですね」
莉乃
「鳥の羽ねぇ」
ジョニー
「だから鳥の羽もモノによるって事だな」
セーラ
「ジョニーって意外と博識だから困るのよね」
花連
「そうですね、矢張り道化は伊達ではないのかと」
莉乃
「こういうとこが侮れねぇんだよ」
ジョニー
「俺にとって気持ち悪いは褒め言葉だからな」
セーラ
「それでいいの」
花連
「まあ道化ですし…ね」
莉乃
「気持ち悪いは褒め言葉って」
ジョニー
「はっはっは」
セーラ
「そうやって声変えるの止めなさい」
花連
「ジョニーさんって何処から声を出してるんですかね」
莉乃
「こいつ割とマジにサイボーグなんじゃね」
ジョニー
「七色の声を持つ男を舐めるなよ」
セーラ
「七色どころか異次元の声帯って言うべきよね」
花連
「地声が分からない男って言われてますし」
莉乃
「どんな奇術師だ」
ジョニー
「言ったろ?道化だって」
セーラ
「それ意味が違うような」
花連
「まあ…ですよね」
莉乃
「ジョニーは色々おかしいだろ」
ジョニー
「さて、行こうぜ」
セーラ
「そうね」
花連
「ええ」
莉乃
「はいはい」



ジョニー
「此処が鳥の森か」
セーラ
「梟の羽は大きめの茶色い羽よ」
花連
「分かりました」
莉乃
「んじゃ行くぞ」



ジョニー
「お、こいつか」
セーラ
「みたいね、他にも落ちてる筈だからどんどん集めて」
花連
「はい」
莉乃
「はいよ」



ジョニー
「この森は色んな鳥が巣を作るから鳥の森なんて言われてんだよな」
セーラ
「そうね、それだけ環境が良いのよ」
花連
「鳥には聖地ですか」
莉乃
「鳥ねぇ、そういや烏とかも食えるんだっけか」
ジョニー
「食えなくはないな、昔凄い美味い鳩が居て狩り尽くされて絶滅した話が現実にある」
セーラ
「そんな話あったわね、人間の業っていうか」
花連
「あれって伝達手段とかにも使われるようになった事が拍車を掛けたんですよね」
莉乃
「マジかよ…人間ってやべぇな」
ジョニー
「ま、50億居た生き物を絶滅させる程度には人間はすげぇって事だ」
セーラ
「凄い皮肉でしょ、それ」
花連
「あはは」
莉乃
「皮肉すぎるっての」
ジョニー
「それより行くぞ」
セーラ
「そうね」
花連
「ですね」
莉乃
「はいよ」



ジョニー
「もう少しか」
セーラ
「そうね、さっさと終わらせましょ」
花連
「はい」
莉乃
「おう」



ジョニー
「こんなもんか」
セーラ
「それじゃ依頼達成ね」
花連
「帰りますか」
莉乃
「何か来る」
魔物
「うふふ」
ジョニー
「魔物か」
魔物
「覚悟は良い」
セーラ
「やるしかなさそうね」
花連
「負けませんよ」
莉乃
「行くぜ!」
魔物
「来なさい!」



花連
「行きます!」
花連
「覚悟は良いですか!受けよ氷鎖!凍刃縛氷剣!!」
魔物
「くっ!?」
花連
「アクセル解放!ハードフリーズ!」
花連
「凍破斬!!」
花連
「終わらせます!暗き夜に閃く刃…最後の月に、凍り付け…凍夜冷月剣!!」
セーラ
「行くわよ!」
セーラ
「後悔するのね!滅びなさい!聖皇星覇塵!!」
魔物
「くっ!?」
セーラ
「アクセル解放!マナブースト!」
セーラ
「光撃翔!!」
セーラ
「無限の鎖に抗えるかしら?轟け!聖戦の空に!インフィニティ・バインド!!」
莉乃
「行くぜ!」
莉乃
「許すと思うなよ!てめぇの命運此処までだぜ!暴撃冥波!!」
魔物
「くっ!?」
莉乃
「アクセル解放!サディストパワー!」
莉乃
「旋裂斬!!」
莉乃
「行くぜ!その命、刈り取ってやるぜ!付いて来な!オラオラオラオラオラオラオラオラ!!暴帝冥封斬!!」
魔物
「悔しい…わね…」



ジョニー
「それじゃ依頼達成な」
セーラ
「帰るわよ」
花連
「はい」
莉乃
「おう」


こうして依頼達成
人の業の深さも知ったのでした