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群青の鉱石

本日の依頼はですね


ロイド
「今日の依頼はなんだ」
彩羽
「群青の鉱石の採取ね」
汐路
「群青の鉱石?」
ガングート
「なんだそれは」
ロイド
「名前の通りだろ」
彩羽
「まあそうなるわね」
汐路
「だな」
ガングート
「ふっ、その程度なら任せておけ」
ロイド
「それにしてもガングートって意外と頼りになるよな」
彩羽
「そうね、偉そうだけど実際はいい人だし」
汐路
「だそうだぞ」
ガングート
「やかましいッ」
ロイド
「へへ、やっぱガングートはそうでなくちゃな」
彩羽
「ロイドって口達者よねぇ」
汐路
「無自覚に人を口説くその口は恐ろしいものだ」
ガングート
「全くだ、この私を口説き落とそうなど」
ロイド
「そんなつもりはねぇっての」
彩羽
「本当に無自覚なんだから怖いわよね」
汐路
「天然ナンパ師か」
ガングート
「このガングートを口説き落としかけるのだから恐ろしいものだ」
ロイド
「俺はそんなつもりはねぇっての」
彩羽
「クランの女の子達が揃って口説かれそうになったって言ってるのよ」
汐路
「本当に自覚がないのか」
ガングート
「我が同志までもが口説き落とされそうになったらしいからな」
ロイド
「おい」
彩羽
「ふふ、でもロイドはそれでこそよね」
汐路
「そうだな、寧ろ賢いロイドは見たくない」
ガングート
「ロイドは馬鹿でこそだな」
ロイド
「誰が馬鹿だよ」
彩羽
「万死に値するとか絶対言えないわよね」
汐路
「そんな頭はないからな」
ガングート
「ははっ、それはいい」
ロイド
「別に勉強なんて最低限出来れば生きていけるし」
彩羽
「勉強っていうのは日常ではそんなに使わないけど、覚えてると便利なものだもの」
汐路
「彩羽らしいな」
ガングート
「ふっ」
ロイド
「ガングートってやっぱいい奴だわ」
彩羽
「銃殺刑にしなければね」
汐路
「すぐにそれは感心しないな」
ガングート
「なんだ、処刑と言えば銃殺刑だろう」
ロイド
「いや、そうじゃなくてな」
彩羽
「まあいいんじゃないかしら」
汐路
「彩羽はのらりくらりと躱すな」
ガングート
「彩羽は私よりずっとタチが悪いぞ」
ロイド
「ガングートって押しに弱いよな」
彩羽
「そんな気はするわね」
汐路
「押されると断れないタイプか」
ガングート
「こほん」
ロイド
「やっぱガングートは可愛い一面もあるよな」
彩羽
「ほらそれ」
汐路
「全くだ」
ガングート
「困った奴だな」
ロイド
「んじゃ行くか」
彩羽
「そうね」
汐路
「だな」
ガングート
「ああ」



ロイド
「んで今日はどこへ行くんだ」
彩羽
「アイアンバレーね」
汐路
「アイアンバレーな」
ガングート
「そんな場所があるのか」
ロイド
「あるんだろうな」
彩羽
「あるんでしょうね」
汐路
「適当だな」
ガングート
「まあいいんじゃないか」
ロイド
「でも鉱石な、鉄の加工ぐらいなら出来るぜ」
彩羽
「ロイドってたまにお鍋とか直してるわよね」
汐路
「頼りになる男だな」
ガングート
「ドワーフ仕込みは伊達ではないという事か」
ロイド
「まあな、手先の器用さはみんな認めてるしな」
彩羽
「ロイドの器用さはそれだけ役に立っているのよね」
汐路
「だな、大したものだ」
ガングート
「宝石だけでなく金属まで扱えるとはな」
ロイド
「へへん」
彩羽
「やれやれね」
汐路
「だがそれでこそだな」
ガングート
「全くだ」
ロイド
「んじゃ行くか」
彩羽
「そうね」
汐路
「だな」
ガングート
「ああ」



ロイド
「ここがアイアンバレーか」
彩羽
「探すのは名前の通りよ」
汐路
「分かった」
ガングート
「行くぞ」



ロイド
「お、こいつか」
彩羽
「みたいね、他にもあるから集めて」
汐路
「分かった」
ガングート
「ああ」



ロイド
「結構集まるな」
彩羽
「これならすぐに終わりそうね」
汐路
「ならさっさと終わらせるぞ」
ガングート
「だな、行くぞ」



ロイド
「こんなもんか」
彩羽
「そうね、それじゃ依頼達成よ」
汐路
「帰るぞ」
ガングート
「ん?あれは…おい!そこのお前!お前ゴトランドか!」
ゴトランド
「あら?ガングートじゃない、こんな所で何してるの?」
ロイド
「知り合いか?」
ゴトランド
「ゴトランドです、ガングートの知り合いですよ、それよりガングートは何を?」
彩羽
「かくかくしかじかよ」
ゴトランド
「なるほど、なら私も混ぜてもらえないかしら」
汐路
「構わん、ではよろしく頼む」
ゴトランド
「はい、こちらこそ」
ガングート
「帰るぞ」
ゴトランド
「何か来ます」

「見つけたぞ」
ロイド
「出やがったな」
アルジュナ
「今度こそぶっ殺してやる」
彩羽
「相手になるわよ」
汐路
「負けんぞ」
ガングート
「では」
ゴトランド
「参ります!」
アルジュナ
「ぶっ殺す!」



汐路
「行くぞ!」
汐路
「いい気になるな!目障りだ!私の目の前から…消えてしまえ!絶輝、煌刃殺!!」
汐路
「貴様などに何が分かる!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
汐路
「アクセル解放!ガードデストロイ!」
汐路
「崩輝閃!!」
汐路
「まだだ!貴様の覚悟はそんなものか!絶襲斬!十覇!!」
汐路
「こんなものか」
彩羽
「行くわよ!」
彩羽
「瞬撃絶倒!相伝の技!刮目なさい!空を裂く!喰らえッ!鈴木流!影鷲!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
彩羽
「アクセル解放!シャドウスラッシュ!」
彩羽
「影鎚!!」
彩羽
「お仕置きの時間よ!可愛そうだけど…拒否権はないわよ!せあぁぁぁぁぁっ!!」
彩羽
「闇に散り逝け…絶命の斬光!漆之型!真刑!!」
ガングート
「行くぞ!」
ガングート
「吹雪け、極寒の風!冷徹なる世界に果てろ!ウリイールメチェーリ!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
ガングート
「アクセル解放!リョートミール!」
ガングート
「撃滅氷弾!!」
ガングート
「行くぞ!氷の世界にて、粛清する!レフォールトラズルシェーニェ!!砲撃放て!砕け果てろ!」
ゴトランド
「行くわよ!」
ゴトランド
「追い詰めなさい!一気に行くわよ!モージヴォーグ!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
ゴトランド
「アクセル解放!ブロースウェル!」
ゴトランド
「旋水弾!!」
ゴトランド
「行くわよ!海の力に潰されよ!クロノールハーヴ!!終わりよ!」
アルジュナ
「撤退だな」



ロイド
「んじゃ依頼達成だな」
彩羽
「帰るわよ」
汐路
「だな」
ガングート
「ああ」
ゴトランド
「ええ」


こうして依頼達成
その鉱石は美しく光る

バルウォーク 第三十七回

本日も平和なようで


レイヴン
「んー」
山風
「提督、何見てるの」
レイヴン
「ん?ツイッターだけど」
沙希
「レイヴンさんツイッターなんかやってたんですか」
レイヴン
「やってるな」
萌楓
「炎上してそうですね」
レイヴン
「おい」
山風
「そういえばうちの国にもツイッターみたいなのあるよね」
レイヴン
「あるな、シエルちゃんが立ち上げたやつ」
沙希
「なんでもやりますね」
レイヴン
「そっちもアカウント持ってるぞ、使い分けてる」
萌楓
「はぁ」
レイヴン
「そもそも今は現職の大統領がツイッターやら動画やらで発信してる時代だし」
山風
「それも凄いよね」
レイヴン
「まあうちの国は何かとやってんのよ、メッセージアプリも作ってるしな」
沙希
「あ、それ私も始めましたよ、凄い使いやすくて重宝してます」
レイヴン
「ほう」
萌楓
「確かシアンですよね」
レイヴン
「それだな、世界シェア獲得しつつあるらしいぞ」
山風
「へぇ、凄いね」
レイヴン
「検索エンジンも作ったらしいし、なんでもありだわ」
沙希
「凄いですね、シエルさんは」
レイヴン
「全くだわ」
萌楓
「でもシェアの方はどうなんですか」
レイヴン
「全世界の6割は今のとこ取ってるらしい」
山風
「凄すぎない?」
レイヴン
「明らかに凄いわな」
沙希
「そういえばバルディア発の携帯端末も出てませんでした?」
レイヴン
「それな、それもうちの研究者が開発したもんだぞ」
萌楓
「もはや何でもありですね」
レイヴン
「スマホを駆逐する事を目的に開発したらしい」
山風
「あはは」
レイヴン
「実際今その携帯端末がスマホのシェア凄まじい速度で奪ってるらしい」
沙希
「まっじで」
レイヴン
「ゲーム機能はついてないけどな、それでもスマホのシェアをすでに7割奪ってるらしい」
萌楓
「それ凄すぎませんか」
レイヴン
「うちのゲーム開発も一作だけスマホで出したけど、それっきりだしな、あとは全部コンシューマ」
山風
「それなのに売れるのは凄いね」
レイヴン
「スマホを駆逐するって宣言して売り出したからな」
沙希
「恐るべし」
レイヴン
「実際これのせいで仁本のスマホゲームの売上クッソ落ちたらしい」
萌楓
「なにか恨みでもあるんですかね」
レイヴン
「ゲーム開発者として嘆きと本気よね」
山風
「恐るべし」
レイヴン
「さて、少し出てくる」
沙希
「宣伝ですね」
レイヴン
「おう、んじゃ行ってくる」
萌楓
「行ってらっしゃい」
レイヴン
「おう」



レイヴン
「集まったな」
ロジー
「宣伝のやつだな」
珠子
「どこでも付き合うわよ」
初月
「僕も異論はない」
レイヴン
「決まりね、行くわよ」
ロジー
「ああ」
珠子
「ええ」
初月
「ああ」



レイヴン
「まずはここだな」
ロジー
「ここは惣菜屋か?」
珠子
「いい匂いがするわね」
初月
「何が美味しいんだ」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何かお食べになりますか」
ロジー
「何かおすすめとかあるか」
店員
「そうですね、ではイカフライなどいかがですか」
珠子
「ならそれでお願い」
店員
「かしこまりました、少々お待ちください」
初月
「イカフライ…」
レイヴン
「美味いよな、イカフライ」
ロジー
「ああ、俺も今では好物だよ」
珠子
「私もお酒の肴によく食べるわよ」
初月
「僕も好きだぞ、イカフライは美味しいよな」
店員
「お待たせしました、イカフライです」
レイヴン
「おう」
店員
「当店のイカフライはバルディア近海のイカを使っているんです」
ロジー
「へぇ、他の店もそうだけど、それっていいよな」
店員
「はい、この国で商売をしている人達は何かとこだわりがありますからね」
珠子
「だから美味しいのね」
店員
「そういう事です」
初月
「このイカフライは実に美味しいな」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店の惣菜をぜひ」
レイヴン
「さて、んじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「ありがとうね」
初月
「ではな」



レイヴン
「さて、次はどうするか」
ロジー
「そうだな」
珠子
「何かある」
初月
「なら僕が行きたい所があるからそこに行くか」



レイヴン
「ここか」
ロジー
「ここはパン屋か」
珠子
「いい匂いね」
初月
「ここのクロワッサンは絶品なんだ」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何かお食べになりますか」
ロジー
「ならクロワッサンを頼む」
店員
「かしこまりました、少々お待ちください」
珠子
「クロワッサン…」
初月
「ここのクロワッサンは絶品だぞ」
レイヴン
「クロワッサンか」
ロジー
「レイヴンは苦手か?」
珠子
「確かにクロワッサンは少し甘いものね」
初月
「そうだな、でもここのは美味しいぞ」
店員
「お待たせしました、クロワッサンです」
レイヴン
「おう」
店員
「当店のクロワッサンは小麦にもこだわっているんてせすよ」
ロジー
「へぇ、そりゃ美味しい訳だ」
店員
「はい、材料からこだわるのは当然ですから」
珠子
「だからこんな美味しいのね」
店員
「当店のクロワッサンは選び抜いた材料を使っていますから」
初月
「それなのにこの値段は努力のおかげなんだろうな」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店のパンをぜひ」
レイヴン
「んじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「ありがとうね」
初月
「ではな」



レイヴン
「次はここだな」
ロジー
「なんの会社だ」
珠子
「とりあえず入ってみましょ」
初月
「だな」



社員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
社員
「当社は主にお菓子を扱っていますよ」
ロジー
「へぇ、お菓子か」
社員
「主にグミやチョコなどが主力商品ですね」
珠子
「いいわね、美味しそう」
社員
「では当社のお菓子を見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね」
初月
「うむ」



レイヴン
「戻ったぞ」
山風
「お帰り」
レイヴン
「お土産のクロワッサンな」
沙希
「やった」
レイヴン
「さて」
萌楓
「クロワッサン…」
レイヴン
「仕事だ」


こうして宣伝は続く
美味しい食べ物もたくさんあります

ハイタカの羽根

本日の依頼はですね


アリーシャ
「今日の依頼はなんだ」
ニオ
「えっと、ハイタカの羽根の採取だね」
早苗
「ハイタカの羽根?」
択捉
「そんなもの何に使うの」
アリーシャ
「ペンにでもするのではないか」
ニオ
「だと思うけど」
早苗
「羽根ペンね」
択捉
「それって高級品なんじゃない」
アリーシャ
「確かに今は羽根ペンは高級品だな」
ニオ
「うん、でも今はペンなら種類もあるしね」
早苗
「そうね、あとお高いペンは本当によく書けるのよ」
択捉
「そんなものなの?」
アリーシャ
「値段は嘘をつかないという事か」
ニオ
「そういう事なの?」
早苗
「ええ、例えばデパートなんかで買える高い傘は本当に壊れないわよ」
択捉
「そういうものなのね」
アリーシャ
「やはり値段は嘘をつかないという事なのだな」
ニオ
「みたいだね」
早苗
「ペンでも高級な万年筆は凄く綺麗に書けるのよ」
択捉
「へぇ、やっぱり値段相応ってあるのね」
アリーシャ
「そのようだな」
ニオ
「でも確かに薬とかも高い方が効き目がよかったりするしね」
早苗
「安かろう悪かろうよね」
択捉
「まさに言葉のままね」
アリーシャ
「安かろう悪かろう、か」
ニオ
「結局安さを求めると品質は下がるんだよね」
早苗
「そういう事よ、品質向上にお金を使うのは当然だもの」
択捉
「なるほどね」
アリーシャ
「品質のいいものは相応の値段がするという事だな」
ニオ
「そういう事」
早苗
「品質とは値段である、そういうものよ」
択捉
「早苗らしいわね」
アリーシャ
「でもそれは道具に限らないかもしれないな」
ニオ
「そうだね、食べ物でも飲み物でもさ」
早苗
「あと食べ物なんかは量が少ないから安い、これも基本よ」
択捉
「お菓子なんかはまさにそれよね」
アリーシャ
「値段据え置きの減量を値上げと見るかどうか、そんな感じか」
ニオ
「そういう事だね」
早苗
「量はそのままで値上げするか値段据え置きで減量するか、これって人の見方で変わるわよ」
択捉
「なるほど、単純に値上げするか量が減った事で実質的な値上げか、ね」
アリーシャ
「値段とは品質、それが値上げの方法でどう映るか、だな」
ニオ
「そういう事だね」
早苗
「結局は品質を維持する為に値上げをするっていうのは仕方ないのよ」
択捉
「難しいものよね、こればかりは」
アリーシャ
「だな」
ニオ
「早苗の言う品質っていうのは道具でも食べ物でも安かろう悪かろうなんだよね」
早苗
「そういう事よ」
択捉
「早苗らしいわよね」
アリーシャ
「結局は値段は嘘をつかないなのだな」
ニオ
「それこそが正義って事だね」
早苗
「値段は正義、そういうものよ」
択捉
「早苗が言うと説得力あるわよね」
アリーシャ
「では行くか」
ニオ
「だね」
早苗
「ええ」
択捉
「そうね」



アリーシャ
「それで今日はどこへ行くんだ」
ニオ
「鷹の森だね」
早苗
「鷹の森ね」
択捉
「そこで羽根を採取するのね」
アリーシャ
「そうなるな」
ニオ
「鷹の羽根は高級品だからね」
早苗
「そうね、高値で取引されるものよ」
択捉
「ふーん」
アリーシャ
「象牙的な感じなのか」
ニオ
「まあ象牙は今は取引禁止されてるけどね」
早苗
「象牙に関しては乱獲のせいもあるのよ」
択捉
「人の業ってやつね」
アリーシャ
「だな」
ニオ
「まあ世の中なんてそんなものなのかもね」
早苗
「そうね、悲しいけど」
択捉
「世の中は皮肉なものよね」
アリーシャ
「では行くか」
ニオ
「だね」
早苗
「ええ」
択捉
「ええ」



アリーシャ
「ここが鷹の森か」
ニオ
「うん、ここで羽根を採取してね」
早苗
「了解よ」
択捉
「行くわよ」



アリーシャ
「これか?」
ニオ
「うん、他にもあるから集めてね」
早苗
「ええ」
択捉
「了解よ」



アリーシャ
「結構集まるな」
ニオ
「これならすぐに終わりそうだね」
早苗
「そうね、さっさと終わらせるわよ」
択捉
「ええ」



アリーシャ
「こんなものか」
ニオ
「だね、それじゃ依頼達成だよ」
早苗
「帰るわよ」
択捉
「ん?あれって…神鷹!神鷹よね!」
神鷹
「えっ?もしかして択捉…ですか?」
アリーシャ
「彼女は?」
神鷹
「グーテンターク、神鷹です、それで択捉は何を?」
ニオ
「かくかくしかじかだよ」
神鷹
「なら私も混ぜてもらえませんか」
早苗
「もちろん構わないわよ」
神鷹
「はい、よろしくお願いします」
択捉
「それじゃ帰るわよ」
神鷹
「何か来ます」

「見つけたぞ」
アリーシャ
「出たな」
ヨシツネ
「今度は勝つ」
ニオ
「相手になるよ」
早苗
「負けないわよ」
択捉
「それじゃ」
神鷹
「行きます!」
ヨシツネ
「斬る!」



早苗
「行くわよ!」
早苗
「駆け抜ける事雷帝の如し!帝王雷皇剣!!」
ヨシツネ
「っ!?」
早苗
「アクセル解放!セピアエレメント!」
早苗
「震雷剣!!」
早苗
「見せてあげるわ…!貫け!轟!雷!天!翔!斬!!」
ニオ
「行くよ!」
ニオ
「終わらせるよ!閃く刃は誓いの証!約束果たす、星光剣!ボルテックシェイド!!落ちて!」
ヨシツネ
「っ!?」
ニオ
「アクセル解放!ヒールスター!」
ニオ
「アインスフロウ!!」
ニオ
「私に力を!集え!世界を支える創世の理!やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!受けなさい!」
ニオ
「やってあげる!やあぁぁぁぁぁぁっ!!響け!歌え!全てを滅する光となれ!カブリエルフェザー!!」
択捉
「行くわよ!」
択捉
「逃がさないわ!震えなさい!御蔵震破!!」
ヨシツネ
「っ!?」
択捉
「アクセル解放!ブレイクショット!」
択捉
「雷連!!」
択捉
「行くわよ!兵装展開!大東改砲!!雷撃轟く砲撃、撃ち方始め!てーっ!」
神鷹
「行きます!」
神鷹
「旋風よ、巻き上げろ!斬る!ロストックヴィント!!」
ヨシツネ
「っ!?」
神鷹
「アクセル解放!スカイオプション!」
神鷹
「連閃射撃!!」
神鷹
「行きます!兵装展開!粟島烈掃!!空より襲い来る砲撃、撃ち方始め!行け!」
ヨシツネ
「撤退ね」



アリーシャ
「では依頼達成だな」
ニオ
「帰るよ」
早苗
「ええ」
択捉
「そうね」
神鷹
「はい」


こうして依頼達成
羽根は高値で取引される

天を貫く塔 第五十一話

その頃のアスベル達は


セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「任せておけ」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「もういいよ」
リンメル
「はぁ」
陽炎
「それより行くわよ」



冒険者
「お、行くのか」
セルエン
「うん、負けていられないからね」
冒険者
「ははっ、それはいいな」
アスベル
「俺達も仕事はしないとだしな」
冒険者
「なら負けるなよ」
エイプス
「言われなくてもね」
冒険者
「頼んだぜ」
クルル
「おうよ」
冒険者
「それじゃ俺は行くぜ、幸運を」
乃月
「行きますわよ」
フィリー
「うん」
リンメル
「だね」
陽炎
「行くわよ」



セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「今回は366層からか」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「それより行きますか」
陽炎
「そうね」



セルエン
「光よ踊れ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ爆ぜよ!」
クルル
「ドーン」
魔物
「グァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「散れ!」
リンメル
「はあっ!」
陽炎
「燃えろ!」
魔物
「グァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「…」
エイプス
「どうすんのこれ」
クルル
「知らン」
乃月
「ですわ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「どうしたものか」
陽炎
「全くよね」
セルエン
「アスベルも大変だね」
アスベル
「…」
エイプス
「はぁ」
クルル
「むふふ」
乃月
「全く」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「困ったものですね」
陽炎
「それより行くわよ」



セルエン
「光よ踊れ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ爆ぜよ!」
クルル
「ドーン」
魔物
「グァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「そこっ!」
リンメル
「はあっ!」
陽炎
「燃えろ!」
魔物
「グァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「…」
エイプス
「これどうすんの」
クルル
「知らン」
乃月
「ですわ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「もう」
陽炎
「困ったものよね」
セルエン
「そんなに揃わないのが嫌なのか」
アスベル
「…」
エイプス
「そして諦めてる」
クルル
「大変だねぇ」
乃月
「全くですわ」
フィリー
「誰のせいなの」
リンメル
「ですよねぇ」
陽炎
「ほら、行くわよ」



ヘルタウロス
「ふー」
セルエン
「ヘルタウロス!」
アスベル
「デッドモンスターか!」
エイプス
「これはなかなかに強いわよ、どうする」
クルル
「つまり倒してしまっても構わんのだろう」
乃月
「フラグを立てるな」
フィリー
「やる?」
リンメル
「もちろんです」
陽炎
「行くわよ!」
ヘルタウロス
「ふー」



ヘルタウロス
「ふしゅー…」
セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「流石に強かったな」
エイプス
「でも魔法が効いたから助かったわね」
クルル
「脳筋だし」
乃月
「魔法耐性は捨ててますものね」
フィリー
「それじゃ行こうか」
リンメル
「ですね」
陽炎
「ええ」



ケルベロス
「グルル」
セルエン
「ケルベロス!」
アスベル
「こいつがここのボスか」
エイプス
「やるわよ」
クルル
「ぶっ飛ばす」
乃月
「ミンチにしてやりますわ」
フィリー
「それじゃ」
リンメル
「いざ」
陽炎
「参る!」
ケルベロス
「グルル」



ケルベロス
「グルル…」
セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「それじゃ今回はこの辺で引き上げるか」
エイプス
「そうね」
クルル
「それじゃ撤退だね」
乃月
「ですわね」
フィリー
「うん」
リンメル
「では」
陽炎
「撤退ね」



セルエン
「そうだ、ランクアップしに行こうよ」
アスベル
「今はランク5だよな」
エイプス
「ええ、だからそろそろランク6になれる筈よ」
クルル
「ランク6はどの辺りまで開放されるのかな」
乃月
「確か700層ぐらいまでですわね」
フィリー
「ならランクアップ申請しに行こうか」
リンメル
「ですね」
陽炎
「行くわよ」


こうしてダンジョン攻略は続く
元の世界にはまだ帰れそうにない

金砂の海岸

本日の依頼はですね


ライフィセット
「今日の依頼は何かな」
小鉄
「金砂の海岸での採取ですわ」
千鳥
「金砂の海岸ですか?」
早霜
「そんな場所があるんですね」
ライフィセット
「あるんだろうね」
小鉄
「まあそんな難しい依頼でもありませんわよ」
千鳥
「ですね」
早霜
「それにしても小鉄さんは名前が完全に男ですよね」
ライフィセット
「本人は気にしてるんだから言わない方が」
小鉄
「はぁ、分かってますわよ、とはいえ親がくれた名前ですものね」
千鳥
「分かってはいるんですね」
早霜
「そのようですね」
ライフィセット
「女の子なのに小鉄だもんね」
小鉄
「分かっていますのよ、名前を変えられるという事も」
千鳥
「分かってても変えないのは小鉄さんなりの気持ちなんでしょうね」
早霜
「ですね、名前にコンプレックスがあるのは知っていますが」
ライフィセット
「小鉄も複雑なんだろうね」
小鉄
「全くですわよ」
千鳥
「でも小鉄さんも分かっているんですよね」
早霜
「まあ女の子なりの悩みですよね」
ライフィセット
「難しいなぁ」
小鉄
「まあ付き合っていきますわよ、親を悲しませたくもないですもの」
千鳥
「小鉄さん…」
早霜
「偉いですね」
ライフィセット
「それより早霜って片目が隠れてるけど、前髪切らないの」
小鉄
「でも伸びますの?確か改造人間ですわよね」
千鳥
「でも前が見えにくそうですよね」
早霜
「特に問題はないので平気ですよ」
ライフィセット
「ならいいんだけど」
小鉄
「むぅ、目隠れというのは視界が悪そうなものですわ」
千鳥
「本人が平気と言うなら平気なんですよ」
早霜
「はい、そういう事です」
ライフィセット
「そういうのが流行りなのかな」
小鉄
「流行りなんですの?」
千鳥
「さあ?」
早霜
「…」
ライフィセット
「ま、まあね」
小鉄
「ですわよ」
千鳥
「はぁ」
早霜
「ふふっ」
ライフィセット
「早霜って表情が乏しいけど笑うと可愛いよね」
小鉄
「あら」
千鳥
「まあ」
早霜
「ライフィセットさんも上手くなりましたね」
ライフィセット
「そういうつもりじゃ…」
小鉄
「可愛いですわね」
千鳥
「ええ、とても」
早霜
「可愛いですね」
ライフィセット
「もうっ」
小鉄
「ふふっ」
千鳥
「いいものです」
早霜
「それでこそです」
ライフィセット
「それより行くよ」
小鉄
「ええ」
千鳥
「はい」
早霜
「ええ」



ライフィセット
「それでその金砂の海岸ってこの先だよね」
小鉄
「ええ、そうですわよ」
千鳥
「何を採取するんですか」
早霜
「海岸ですし貝殻とかでは」
ライフィセット
「まあだとは思うけど」
小鉄
「ええ、ですわよ」
千鳥
「でも金砂というのも気になりますね」
早霜
「名前の通り金の砂ですかね」
ライフィセット
「だと思うけど」
小鉄
「金色のように見える砂らしいですわ」
千鳥
「へぇ」
早霜
「面白いですね」
ライフィセット
「金の砂…」
小鉄
「綺麗なんですの?」
千鳥
「金の砂ですからね」
早霜
「ですね」
ライフィセット
「それより行こうか」
小鉄
「ですわね」
千鳥
「はい」
早霜
「ええ」



ライフィセット
「ここが金砂の海岸だね」
小鉄
「採取するのは貝殻などですわよ」
千鳥
「分かりました」
早霜
「行きますか」



ライフィセット
「こういうのかな」
小鉄
「ええ、他にも集めてくださいな」
千鳥
「はい」
早霜
「ええ」



ライフィセット
「結構集まるね」
小鉄
「これならすぐに終わりそうですわね」
千鳥
「ならさっさと終わらせますか」
早霜
「ですね」



ライフィセット
「こんなものかな」
小鉄
「ですわね、では依頼達成ですわ」
千鳥
「帰りますか」
早霜
「ん?あれは…あの!岸波姉さんですよね!」
岸波
「ん?あら、早霜じゃないですか」
ライフィセット
「えっと、岸波さん?」
岸波
「こちらの方々は?」
小鉄
「かくかくしかじかですわ」
岸波
「なるほど、では私も混ぜていただけますか」
千鳥
「もちろん歓迎しますよ」
岸波
「ありがとう」
早霜
「では帰りますか」
岸波
「何か来ます」

「発見」
ライフィセット
「出たね」
マルドゥーク
「今度ハ勝ツ」
小鉄
「相手になりますわよ」
千鳥
「負けません」
早霜
「では」
岸波
「参ります!」
マルドゥーク
「殲滅開始」



千鳥
「参ります!」
千鳥
「これで終わらせます!行きますよ!万物!命墜撃!!」
マルドゥーク
「損傷」
千鳥
「アクセル解放!マイティスロー!」
千鳥
「もらいました!!」
千鳥
「ふぅぅぅぅっ…はっ!ふっ!はあっ!吹き飛びなさい!!」
小鉄
「参りますわ!」
小鉄
「終わらせますわ!緋炎を斬り裂く!舞え!紅の翼!鳳凰翔炎駆!!」
マルドゥーク
「損傷」
小鉄
「アクセル解放!アイアンエッジ!」
小鉄
「鉄震破!!」
小鉄
「神速の斬光!見切れますの!荒ぶる鉄…静寂なる熱の如く…靭やかに…斬!!」
小鉄
「勝てない勝負はするものではありませんわ」
早霜
「行きます!」
早霜
「逃がしません!はっ!斬り刻む、谷風断輪投!!」
マルドゥーク
「損傷」
早霜
「アクセル解放!ロングスラスト!」
早霜
「旋輪!!」
早霜
「行きます!封じよ!兵装展開!敷波霧砲撃!!貫く砲撃、撃ち方始め!撃て!」
岸波
「行きます!」
岸波
「一気に刻み込む!雲雀旋駆!!貫け!」
マルドゥーク
「損傷」
岸波
「アクセル解放!ファイトソウル!」
岸波
「波駆槍!!」
岸波
「行きます!天より貫け!鹿島空震!!海に果てなさい!」
マルドゥーク
「撤退スル」



ライフィセット
「それじゃ依頼達成だね」
小鉄
「帰りますわよ」
千鳥
「ですね」
早霜
「帰りますか」
岸波
「はい」


こうして依頼達成
その海岸はきらびやかに見えた

評判の料理屋 第三十六話

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督って暇に見えて暇じゃないよね」
レイヴン
「何を言い出すのか」
雫音
「レイヴンは本気を出さないタイプよね」
レイヴン
「まあ適度に手は抜いてるが」
芳乃
「でも適度に手を抜ける人って有能って言うわよね」
レイヴン
「芳乃ちゃんもそんな事言うんか」
山風
「提督が手を抜いてるのは知ってるよね」
レイヴン
「はぁ」
雫音
「レイヴンはいろいろ出来るのよね」
レイヴン
「まあ運動もそれなりに出来るしな」
芳乃
「何気に万能よね、文武両道なのかしら」
レイヴン
「一応貴族の次男坊だからな」
山風
「習い事とかやってたの」
レイヴン
「やってたけど基本サボってたぞ」
雫音
「それはいけないわね」
レイヴン
「そもそもなんで嫌いなもんを習わなきゃならんのか」
芳乃
「そりゃそうだけど」
レイヴン
「どうしたら好きになってもらえるかじゃなくて、どうしたら面白さが伝わるかだし」
山風
「なるほど」
レイヴン
「嫌いなものを好きにするって本人からしたらストレスマッハやぞ」
雫音
「それはそうなんだけど」
レイヴン
「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、これでええやんか」
芳乃
「まあそうなんだけど」
レイヴン
「だから好きにしようというのは本人にとっては最高に不快なんだわ」
山風
「なるほどね」
レイヴン
「好きになってもらうんじゃなくて面白さを伝える方が大切だからな」
雫音
「そういう考えもあるのね」
レイヴン
「そういう事だ」
芳乃
「私も雫音も習い事はいろいろやってたけど嫌なものもあったわね」
レイヴン
「せやろ?勉強とか習い事は無理にやらせると逆効果なんよ」
山風
「そういうものなんだね」
レイヴン
「例えば親に褒めてもらえるとやる気になるやん?褒めるっていうのはモチベ的な意味でも大切よね」
雫音
「褒める…」
レイヴン
「出来た事を褒めてもらってやる気が出るのは大人も子供も変わらんのよ」
芳乃
「やっぱりやる気にさせないと駄目なのね」
レイヴン
「だな、やる気にさせないとそれで終わっちまう」
山風
「でも仁本人って褒めるの本当に苦手だなと改めて思うね」
レイヴン
「減点方式か加点方式かって事よね」
雫音
「減点と加点…」
レイヴン
「そう、加点はいい所を探し減点は悪い所を探すのよ、その違いね」
芳乃
「なるほどね」
レイヴン
「そういや今は異世界食堂の時間か」
山風
「お腹空いた」
レイヴン
「我慢なさい」
雫音
「ふふ、いいお父さんね」
レイヴン
「勘弁してくれ」
芳乃
「いいものね」
レイヴン
「はぁ、俺もそんな歳か」

その頃

アヌーク
「ふんふーん」
アレッシオ
「いい匂いだね」
アヌーク
「料理は美味しいと感じさせるのも大切なのデスヨ」
クロ
「それが匂いなんですね」
アヌーク
「そういう事デス」
ヴァイオラ
「でも匂いがきつくても美味しい食べ物はあるよね」
アヌーク
「ありマスネ」
リュウゴロウ
「やはり美味い飯は匂いもいいという事か」
アヌーク
「デスネ」
ヴァイオラ
「でもこのプリンは私は好きだよ、甘いものっていいよね」
アヌーク
「ヴァイオラさんは甘党デスネ」
リュウゴロウ
「私も甘いものは好きだぞ、とはいえこのテリヤキのような甘さだが」
アヌーク
「リュウゴロウサンは意外と甘いものもイケるクチデスカ」
ヴァイオラ
「それにしてもプリンにもいろいろあるんだね」
アヌーク
「ハイ、様々ありマスヨ」
リュウゴロウ
「甘味か、やはり女子は甘いものを好むのか?」
アヌーク
「そんな事はないと思いマスヨ」
ヴァイオラ
「うーん、でも好きな人は結構いるかもね」
アヌーク
「でも男の人でも甘党はいマスヨ」
リュウゴロウ
「難しいものだな」
アレッシオ
「まあそこは人によるんじゃない」
クロ
「はい、私は辛いものが好きですから」
アヌーク
「なので一概には言えマセンね」
ヴァイオラ
「まあそれもそうか」
アヌーク
「そういう事デス」
リュウゴロウ
「まあテリヤキの甘さも好きだぞ」
アヌーク
「そういえばこれ食べマス?ほうじ茶プリンデス」
ヴァイオラ
「ほうじ茶プリン?」
アヌーク
「ほうじ茶というお茶を使って作ったプリンデスヨ」
ヴァイオラ
「いいね、ならもらおうかな」
アヌーク
「ハイ、ドウゾ」
リュウゴロウ
「お茶まで甘味に使うのか、凄いな」
アヌーク
「ハイ、他にもコーヒーを使ったりもしマスヨ」
ヴァイオラ
「ん、これは美味しいね、お茶の味もするしそれでしっかり甘いし」
アヌーク
「気に入ったようデスネ」

「ここは…あの、ここはどこですか?」
アヌーク
「ここは異世界食堂ことイヌワシ亭デスヨ」
女性
「イヌワシ亭…もしかして料理をいただけるんですか」
アレッシオ
「はい、何か食べていきます」
女性
「ですね、ならそうします」
クロ
「では適当な席にどうぞ」
セシリー
「はい、それと私はセシリーです」
アヌーク
「ハイ、よろしくデス」
アレッシオ
「おしぼりとお冷とメニューです」
セシリー
「どうも」
アレッシオ
「注文が決まったら呼んでください」
セシリー
「はい」
ヴァイオラ
「見た感じ村娘かな」
リュウゴロウ
「そうだろうな、裕福な感じには見えん」
セシリー
「すみません、よろしいですか」
アレッシオ
「はい」
セシリー
「えっと、この鮭のムニエルというのをいただけますか」
アレッシオ
「かしこまりました、鮭のムニエルです!」
アヌーク
「了解デス!」
アレッシオ
「では少々お待ちください」
ヴァイオラ
「あなたは村娘だよね」
セシリー
「はい、東大陸の村で暮らしています」
リュウゴロウ
「そこまで裕福という訳でもなさそうだな」
セシリー
「ええ、まあ貧しいという訳でもないんですが」
ヴァイオラ
「なるほど」
セシリー
「とはいえ子供もいるのでお金のやりくりは大変ですね」
リュウゴロウ
「やはり家族が多いとそれだけ大変なのだな」
セシリー
「ええ、まあなんとか暮らせていますので」
ヴァイオラ
「ならいいんだけど」
セシリー
「はい、生活というのも意外と大変ですからね」
リュウゴロウ
「やはりそういうものなのか」
アヌーク
「アレッシオサン!鮭のムニエル上がりマシタ!」
アレッシオ
「はい!」
アレッシオ
「お待たせしました、鮭のムニエルです」
セシリー
「ありがとうございます」
セシリー
「ではいただきますか」
セシリー
「ん、これは美味しいですね、ほのかに甘くそれでありながら塩気もある」
セシリー
「付け合せの野菜も美味しいですし、これは…牛の乳の味でしょうか」
セシリー
「牛の乳を使って味をつけている?そんな感じの味ですね」
セシリー
「ですが魚をこのように調理するものもあるのですね」
セシリー
「ん、美味しい」



ヴァイオラ
「それじゃ私は行くね、これは代金ね」
アヌーク
「ハイ、確かに、それと持ち帰りのプリンデス」
ヴァイオラ
「ありがとう、それじゃね」
リュウゴロウ
「私も行くとするよ、これは代金だ」
アヌーク
「ハイ、確かに」
リュウゴロウ
「では失礼するよ」
セシリー
「私も行きますね、これは代金です」
アヌーク
「ハイ、確かに」
セシリー
「それとまた来てもいいですか」
アヌーク
「ハイ、扉は7日に1度なのでその時にドウゾ」
セシリー
「分かりました、それでは失礼します」
アヌーク
「では今のうちにお昼にしマスカ」
アレッシオ
「だね」
クロ
「はい」


こうして食堂は繁盛する
美味しい食事に境界線はない

風に舞う日常 パート109

5人の挨拶も終わり


姫色
「ここは凄いわね、驚いてばかりよ」
キール
「最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」
姫色
「そうあって欲しいわね」
アリシア
「でも姫色さんってどこか男っぽいですよね」
姫色
「あー、それね」
冬弥
「なにかあるの?」
姫色
「えっと、昔不良漫画読んでそれに影響されただけ」
ガンビア
「ヤンキーってやつですね」
姫色
「まあ、うん」
キール
「ヤンキーか、ただ僕はヤンキーと不良は別物だと思っている」
姫色
「そうなの?」
アリシア
「キールさんは学者ですからね」
姫色
「へぇ、凄いわね」
冬弥
「キールって暇な時は変な論文発表してるよね」
姫色
「例えば?」
ガンビア
「この前は軽い食べ物でお腹は膨れるのかとかやってましたね」
姫色
「暇なの?」
キール
「本業は精霊研究なんだがな、それだけやってるのも暇が出来るんだよ」
姫色
「はぁ」
アリシア
「なのでたまに変な論文出してるんですよ」
姫色
「キールは暇なのかしら」
冬弥
「暇って訳ではないみたいだけど」
姫色
「はぁ」
ガンビア
「ユニークですよね」
姫色
「それはそうとこのケーキ食べていいの」
キール
「構わないぞ」
姫色
「じゃあいただきます」
アリシア
「どうです」
姫色
「美味しいわね」
冬弥
「あのアリシアのケーキだしね」
姫色
「あのアリシア?」
ガンビア
「名前ぐらいは聞いた事ありません?」
姫色
「もしかしてあのアリシア?マジ?」
キール
「マジだな」
姫色
「そんな凄い人のケーキを食べられるなんて光栄ね」
アリシア
「そっちのキールさんのケーキもどうぞ」
姫色
「これかしら?凄いふわふわなんだけど」
冬弥
「キール特製のふわふわケーキだよね」
姫色
「何を使ったらこんなふわふわになるの」
ガンビア
「それはキールさんの秘伝らしいです」
姫色
「はぁ」
キール
「ふふ、僕の自慢のケーキだ」
姫色
「キールはケーキも焼けるなんて凄いわね」
アリシア
「キールさんはお菓子全般が得意ですよ」
姫色
「ふぁっ?」
冬弥
「お菓子作りが得意なんだよね、キール」
姫色
「恐るべし」
ガンビア
「ではよろしくお願いしますね」
姫色
「ええ、こちらこそ」

その頃

かもめ
「ここは凄いわね、驚いてばかりよ」
クレア
「最初はそんなものよ、すぐに慣れるわ」

「そうあって欲しいね」
ソフィー
「それにしても2人は仲良しなの?」
かもめ
「そうね、そんな所かしら」
みやび
「なるほど」

「それにしてもいい匂いですね」
涼月
「そこのピーチパイでは」
かもめ
「ピーチパイ?これかしら」
クレア
「食べる?」

「ならいただきます」
ソフィー
「それじゃ切り分けないとね」
かもめ
「美味しそうな匂いね」
みやび
「クレアさんのピーチパイは絶品ですよ」

「そんなに美味しいんですか」
涼月
「それはもう」
かもめ
「楽しみね」
クレア
「はい、どうぞ」

「いただきます」
ソフィー
「あたしの作ったソフィナンシェとソティーもどうぞ」
かもめ
「ソフィナンシェ?ダジャレかしら」
みやび
「錬金術士とダジャレは切っても切れないそうです」

「はぁ」
涼月
「それで美味しいですか」
かもめ
「ええ、凄く美味しいわ」
クレア
「ふふ、それはどうも」

「激ウマですね、これ」
ソフィー
「でしょー」
かもめ
「ソフィナンシェも美味しいし、凄いものね」
みやび
「気に入ったみたいですね」

「はい、美味しいです」
涼月
「ふふ、ではよろしく頼みますね」
かもめ
「ええ、こちらこそ」

「よろしくです」

その頃


「ここは凄い、驚いてばかり」
セネル
「最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」

「そうあって欲しい」
茉優
「それはそうと雲は巫女なのかな」

「うん、家は神社」
沙希
「ほう、巫女さんですか」

「うん、巫女」
浜波
「巫女さん…いいな」

「それよりいい匂いがする」
セネル
「俺の焼いたパンだな、食うか?」

「食べる」
茉優
「アタシの淹れたコーヒーもどうぞ、カフェオレにしてあるよ」

「うん」
沙希
「セネルさんのパンは絶品ですからね」

「確かに美味しい、これは絶品」
浜波
「気に入ったみたいですね」

「うん、美味しい」
セネル
「一応副業でパン屋やってるからな」

「セネルはパン屋?」
茉優
「一応本業はマリントルーパーなんだけどね」

「マリントルーパー?」
沙希
「海洋警察ですね」

「凄い」
浜波
「えっと、ではよろしく…」

「うん、こちらこそ」

その頃

紫織
「ここは凄いね、驚いてばかりだよ」
メルディ
「最初はそんなものよ、すぐに慣れるよ」
紫織
「そうあってほしいね」
ソプラ
「それにしても紫織って結構筋肉あるよね、スポーツとかやってる?」
紫織
「あ、えっと、家で格闘技習わされてたから」
芳乃
「それでなのね」
紫織
「うん、だから凄い力持ちなんだよ」
リシュリュー
「へぇ、それは面白いわね」
紫織
「それよりこのカレーみたいなやつなに?」
メルディ
「メルディ特製のザラメライスよ、食べるか」
紫織
「ざ、ザラメライス?」
ソプラ
「メルディの故郷の料理だよね、ソディってやつを使うんだよ」
紫織
「ソディ?」
芳乃
「調味料ね、瓶一つ丸ごと使うらしいの」
紫織
「瓶一つ!?」
リシュリュー
「おかげで凄い味なのよ、激辛だし激甘だし激苦だし」
紫織
「そんな凄いんだ、それにしてもこのザラメライス凄い甘い匂いがする」
メルディ
「パープルソディもあるよ、凄く甘くて凄く苦くて凄く辛い味ね」
紫織
「うわぁ、想像出来ない」
ソプラ
「プロの料理人は必ず使うらしいね」
紫織
「はぁ」
芳乃
「味は極端だけど不味くはないのよ、不味くはないの」
紫織
「食べたんだ」
リシュリュー
「まあよろしく頼むわね」
紫織
「うん、こちらこそ」


こうして5人も馴染んでいる様子
ヒーローにはなれるのか

新人はヒーローになりたい

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「すっかり涼しくなったね」
レイヴン
「そうだねぇ、寒いのが苦手な俺っちには辛い」
詩乃
「レイヴンさん寒いの苦手なんですね」
レイヴン
「苦手だな」
彩楓
「でも歳取ると暑いのは平気になって寒いのは苦手になるって言うわよね」
レイヴン
「うっさいわ」
山風
「提督も歳なの」
レイヴン
「まあ50も近いしな」
詩乃
「そんな歳だったんですか、もう少し若いかと」
レイヴン
「おっさんも歳だわ」
彩楓
「自虐的ねぇ」
レイヴン
「まあ生きられる限り生きてやるから」
山風
「提督ってしぶとそうだよね」
レイヴン
「おい」
詩乃
「あははっ、でもそんな気はしますね」
レイヴン
「あのねぇ」
彩楓
「まあレイヴンはそんな簡単にくたばらないと思うわよ」
レイヴン
「人をなんだと思ってんだ」
山風
「そういえば提督、それなに」
レイヴン
「漬物、小腹が空いたから」
詩乃
「小腹が空いたから漬物って、ますますおっさんですね」
レイヴン
「まあ肉とかも食えるけどな」
彩楓
「でも年寄りになると肉より魚や野菜って本当なのね」
レイヴン
「はぁ」
山風
「提督、塩分摂り過ぎは駄目」
レイヴン
「まあ漬物は塩分の塊だからな」
詩乃
「レイヴンさんって意外と塩っ気のあるものを好みますよね」
レイヴン
「味が薄いものは食った気しないんよ」
彩楓
「そういうと意外と若いのかしら」
レイヴン
「だって世に氾濫してるカロリーカットとかゼロカロリーみたいなのが美味しかった試しないし」
山風
「そう?」
レイヴン
「カロリーカットって要するに味を薄くするって事だからな」
詩乃
「まあ確かに」
レイヴン
「あとエネルギー補給が目的のゼリー飲料をゼロカロリーにするとかアホかと」
彩楓
「でも太るのは嫌じゃない」
レイヴン
「そもそもゼリー飲料はエネルギー補給が目的なのにゼロカロリーにすんなや」
山風
「まあそれはそうだけど」
レイヴン
「エネルギー補給が目的って事はカロリーがなかったら意味ないやん」
詩乃
「まあそうですよね」
レイヴン
「そんなの当たり前の事だぞ」
彩楓
「まあエネルギー補給が目的なのは元々の事だしね」
レイヴン
「せやろ」
山風
「エネルギー補給目的なのになんでゼロカロリーにしたんだろう」
レイヴン
「それな」
詩乃
「やっぱり痩せたいんじゃないですかね」
レイヴン
「それならエネルギー補給が目的のものをゼロカロリーにしなくてもいいやろ」
彩楓
「ああ言えばこう言う」
レイヴン
「そもそもそんなに低カロリーなものが食べたいんか」
山風
「確かに栄養的にはね」
レイヴン
「そういう事だ」
詩乃
「まあ健康志向ですかね」
レイヴン
「カロリーカットが健康ねぇ」
彩楓
「難しいものよね」
レイヴン
「仕事しよ」

その頃

ナナリー
「ふぅ」
青葉
「すっかり涼しくなりましたね」
ナナリー
「全くだよ」
瀬奈
「温かいメニューも増やさないといけませんね」
ナナリー
「だね」
エミリア
「そろそろ秋だものね」
ナナリー
「なんにしても寒さが始まるかね」
青葉
「ですね、薄着じゃそろそろきついです」
ナナリー
「今年の新人募集も今月で終わり、そっちもだね」
瀬奈
「ええ、今年も結構集まりましたからね」
ナナリー
「ま、なんにしても今年も結構だし来年も楽しみにしとくかね」
エミリア
「そうね、ふふ」
ナナリー
「さて、仕事だ」

その頃

レイヴン
「ふぅ」
山風
「はい、お茶」
レイヴン
「おう」
詩乃
「むぅ」
レイヴン
「拗ねない」
彩楓
「ふふっ」
このか
「失礼します、お客さんが見えてますよ」
レイヴン
「おう、通していいぞ」
赤毛の女の子
「失礼します」
小柄な女の子
「失礼するわよ」
金髪の女の子
「失礼します」
銀髪の女の子
「失礼する」
清楚な女の子
「失礼します」
山風
「えっと、自己紹介頼めるかな」
姫色
「飛鳥井姫色よ」
かもめ
「黒羽かもめよ」

「乙原恋です」

「刻乃雲」
紫織
「七夕紫織です」
詩乃
「はい、それで用件は新人募集でいいんですよね」
姫色
「ええ、そうよ」
かもめ
「面白そうな求人を見つけたからね」

「まだ間に合いますよね」

「9月が終わるまでって書いてあった」
紫織
「平気だよね」
彩楓
「ええ、平気よ、それじゃ参加は認めるからしっかり働いてね」
姫色
「本当にあっさりなのね」
かもめ
「断らないって本当なのね」

「でもよろしくお願いしますね」

「よろしく」
紫織
「よろしくね」
レイヴン
「おう、それで質問とかあるかね」
姫色
「お風呂とか食事はどうなってるの」
かもめ
「大切な事よ」
山風
「食事は食堂、お風呂は地下に混浴の大浴場があるよ、時間内なら自由だね」

「仕事とかは」

「何をすればいい」
詩乃
「基本的には自由ですね、依頼をこなしてもらうのと副業をしてもらいます」
紫織
「分かったわ、あとは周りに訊くから」
彩楓
「分かったわ、それじゃよろしくね」
レイヴン
「あと戦いは平気かね」
姫色
「問題ないわよ」
かもめ
「同じく」

「問題ないよ」

「同じく」
紫織
「問題ないよ」
山風
「分かった、それじゃこのか、あとは任せるね」
詩乃
「ではよろしくお願いします」
彩楓
「よろしくね」
このか
「はい、では行きますよ」
姫色
「ええ」
かもめ
「よろしくね」

「はい」

「うん」
紫織
「うん」
レイヴン
「いい感じの子達ね」
山風
「提督のえっち」
詩乃
「レイヴンさんも隅に置けませんね」
彩楓
「ふふっ」

その頃

このか
「大体は分かりましたね」
姫色
「ええ、問題ないわよ」
かもめ
「同じく」

「大丈夫ですよ」

「問題ない」
紫織
「平気だよ」
ナタリア
「あら、新しい人ですの」
カルド
「そのようだね」
このか
「今は案内中なのであとで頼みますね」
ナタリア
「ええ、それでは」
カルド
「あとでね」
このか
「行きますよ」
姫色
「ええ」
かもめ
「了解よ」

「はーい」

「うん」
紫織
「うん」


こうして5人が加わる事に
ヒーローに憧れるのは世の常です

意思を持つ武器 聖木の霊弓

とある情報を得た為情報の場所へとやってきていた


チェスター
「この辺りか?情報の場所は」
ジル
「みたいだね、なんでも突然巨大な木が見えたとか」
皇女
「巨大な木?」
レニー
「何よそれ」
チェスター
「分からん」
ジル
「同じく」
皇女
「だよねぇ」
レニー
「巨大な木ってなんなのよ」
チェスター
「知らん」
ジル
「でも相当立派な木なのかな」
皇女
「さあ?」
レニー
「私に訊かれてもね」
チェスター
「それでどうするんだ」
ジル
「調べてみる?」
皇女
「それがよさそうだね」
レニー
「決まりね、行くわよ」



チェスター
「何もないな」
ジル
「あるのは草木ばかりだね」
皇女
「草原だしね」
レニー
「嘘だって通報するのは親告罪よ」
チェスター
「そうだよなぁ」
ジル
「調査は続行でいいよ」
皇女
「でも何を調べるの」
レニー
「そうねぇ」
チェスター
「何かないのか」
ジル
「情報とか」
皇女
「情報か」
レニー
「そんなのあるのかしら」
チェスター
「あるんじゃね」
ジル
「適当だね」
皇女
「うーん」
レニー
「でもそんなのあるものなの」
チェスター
「あるといいけどな」
ジル
「だね」
皇女
「あるのかな」
レニー
「そんな簡単に行くものかしら」
チェスター
「それかヒントとかな」
ジル
「ヒント…」
皇女
「あるといいけど」
レニー
「うーん」
チェスター
「落ちてたりしないかね」
ジル
「落ちてるものなのかな」
皇女
「落ちてるかもよ」
レニー
「落ちてるといいわね」
チェスター
「ん?何か光ってるな」
ジル
「転送の魔法陣だね」
皇女
「なんでそんなのが?」
レニー
「さあ?」
チェスター
「なら入ってみるか、先に行くぜ」
ジル
「あ、待って」
皇女
「どうする?」
レニー
「迷っても仕方ないわよ」
皇女
「だね、行くよ」
レニー
「ええ」



チェスター
「ここは…」
ジル
「遺跡かな?木の葉が舞ってるね」
皇女
「何なんだろう、ここ」
レニー
「さあ?」
チェスター
「何かあるのかね」
ジル
「何かって?」
皇女
「あれ?マナを感じないね、ここは隔離された世界みたい」
レニー
「本当ね、何なのかしら」

ようこそ、聖木の心を宿す乙女よ

チェスター
「声がするな、誰だ」

私の名は霊弓セインリーフ、聖木の力を秘めた弓です

ジル
「もしかして私かな」

はい、あなたになら私の聖木の力は相応しい

皇女
「それって聖なる木だよね」

はい、その力は魔を退ける木の力です

レニー
「言うわね」

さて、では私は奥で待っています。力を求めるのなら来てください

チェスター
「だとよ」
ジル
「行くよ、聖木の力を受け取りに」
皇女
「決まりだね」
レニー
「行くわよ」



チェスター
「そういえばジルって異世界のエルフなんだよな」
ジル
「そうだよ、まあこの世界のエルフと差はそんなにないみたいだけど」
皇女
「そんなものなんだね」
ジル
「うん、それに私もこれでも100歳超えてるしね」
レニー
「そこはエルフが長命って分かる話よね」
ジル
「うん、だからお姉ちゃんなんだよ」
チェスター
「こんな姉がいたら駄目人間になりそうだな」
ジル
「甘やかすのが好きだからね」
皇女
「あ、これ駄目人間にするやつだ」
ジル
「別に駄目人間にするつもりはないよ」
レニー
「確実に駄目人間にされるわね、これ」
ジル
「もうっ、私をなんだと思ってるの」
チェスター
「いやねぇ」
ジル
「駄目人間になんかしないもん」
皇女
「でもこんなお姉ちゃんがいたら確実に駄目人間にされるとしか思えない」
ジル
「でも厳しくするのは可哀想なんだよ」
レニー
「そこは難しいけど、ジルは確実に甘やかすわよね」
ジル
「むぅ~」
チェスター
「でも人間と仲良く出来るエルフってのも意外と珍しいよな」
ジル
「こっちのエルフは人間と仲が悪いんだっけ」
皇女
「うん、だからハーフエルフは嫌われるんだよね」
ジル
「私は別に悪いとは思わないけどなぁ」
レニー
「そこは価値観の違いよ、仕方ないわ」
ジル
「難しい」
チェスター
「それより行くぞ」
ジル
「うん」
皇女
「行くよ」
レニー
「ええ」



チェスター
「行き止まりだな」
ジル
「目の前には大岩だね」
皇女
「壊せって事かな」
レニー
「でもどうやって」
チェスター
「うーん」
ジル
「私には無理だよ」
皇女
「ならあたしがやるよ、下がってて」
レニー
「ええ」
皇女
「行くよ」
皇女
「やあっ!!」
チェスター
「見事だな」
ジル
「流石だね」
皇女
「これで進めるね」
レニー
「そうね」
チェスター
「それじゃ行くか」
ジル
「うん」
皇女
「行くよ」
レニー
「ええ」



チェスター
「あれか」
ジル
「みたいだね、木に囲まれた祭壇だから間違いないよ」
皇女
「美しいね」
レニー
「機能美ね」

ようこそ、聖木の心を宿す乙女よ

チェスター
「あんたがセインリーフか」

はい、私こそが聖木の弓のセインリーフです

ジル
「そして指名は私だね」

はい、あなたになら私の聖木の力は相応しい

皇女
「聖なる木なんて言うよね」

その力は魔を退ける木の力です

レニー
「言うわね」

さて、ではこちらに。私に相応しい筈ですよ

ジル
「うん」

さあ、手に取って

ジル
「やっ!!」
チェスター
「すげぇな」
皇女
「本物の力だね」
レニー
「ええ、本物の木の力よ」
ジル
「これが…自然と手に馴染むね」

これからは力になります、よろしく頼みますね

ジル
「うん、こちらこそね」

忘れないでください、力とは時に己を成長させてくれると

ジル
「そうだね、私も成長出来てるのかな」

それを感じられるのはあなた自身ですよ

ジル
「うーん、でもきっと出来てるかな」

あなたの成長はきっとあなた自身が知っています

ジル
「うん」

さて、では戻りなさい。大切な場所に

ジル
「うん」
ジル
「お待たせ」
チェスター
「ジルも成長してるさ、きっとな」
皇女
「あたしもそれは思うよ」
レニー
「意外と分からないものだものね」
ジル
「うん、まあ私もそうだと信じたいね」
チェスター
「それでいい」
皇女
「信じるって大切だからね」
レニー
「そういう事よ」
チェスター
「んじゃ帰るか」
皇女
「あそこに転送の魔法陣があるよ」
レニー
「それじゃ帰るわよ」
ジル
「うん」
ジル
「力は時に己を成長させてくれる、か。尤もかも」
ジル
「私も成長出来てるって思いたいもんね」
ジル
「それにやっぱり私は人が好きだから」
ジル
「エルフと人では寿命も違うのは分かってるけどね」
ジル
「それでも好きな人と結婚したいって思うのが女の子だよ」
ジル
「だから私は私の恋愛をする、それだけかな」
ジル
「それが私の生き方、それだけなんだから」
ジル
「さて、戻ろう」


こうしてジルは聖木の力を手にした
自分はエルフである
それは人と同じ時間を生きられないという事
寿命の問題は種族としての問題でもある
好きな人と同じ時間は生きられないという事なのだ
だがそんな事はジルにとっては関係ない
自分の好きな人と恋愛をして幸せになる
ただそれだけが夢なのだから
ジルの人生観とはそういうものなのだ
もちろん悲しさもあるのは理解している
それでも幸せだったと思える事が人生においての幸福だ
幸せとはそういうものなのだと理解しているからこそ
聖木の乙女ジルコニア=シルヴァトーレは進む、幸せの先にある未来へと
次の武器をご期待ください

そらおかける!大航空ラジオ 超 第26回

本日はラジオです


シング
「そういえば今日か、聴いてみよう」



えあ
「へくちっ」
すかい
「突然冷えるようになったわねぇ」
ふりっく
「夏も終わりでやんすな」
えあ
「そうだね、暑かったけど美味しいものも食べたなぁ」
すかい
「それはそれとして秋の味覚の季節よ」
ふりっく
「太るでやんすあべしぃっ!?」
えあ
「お前も太らせてやろうか」
すかい
「どこの閣下よ」
ふりっく
「理不尽でやんす!」
えあ
「うふふ」
すかい
「全く」
ふりっく
「理不尽でやんす…それよりお宝でやんすよ」
えあ
「えっと、黄金の栗だって」
すかい
「ならそれでいいわよ」
ふりっく
「決まりでやんすな」
えあ
「それじゃ」
すかい
「お宝目指して」
ふりっく
「飛空艇発進でやんす!」



三人
「そらおかける!大航空ラジオ!超!」
オペラ
「さて、始まりましたそらじおスーパー」
ステラ
「安いよ安いよ~」
ニック
「だからそっちのスーパーじゃねぇ」
オペラ
「さて、やきうもシーズンもう少しで終わりそうですが」
ステラ
「勝てなかった」
ニック
「ワシさんどうしてこうなった」
オペラ
「知らんわ!」
ステラ
「勝ちたかった」
ニック
「マモレナカッタみたいに言うな」
オペラ
「それよりセリーグ、巨人どうした」
ステラ
「四位以下ゲーム差が」
ニック
「巨人下手したら最下位の危機」
オペラ
「野球はやっぱり打ってなんぼ」
ステラ
「ピッチャーだけじゃ勝てませんね」
ニック
「それこそが正論」
オペラ
「さて、では通の便りを読みますか」
ステラ
「ラジオネーム『てぇおぺぇぺぇ』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、てぇおぺぇぺぇです、今年の日本シリーズはどうなりますかね」
ニック
「うーん」
オペラ
「セリーグは微妙ですよね、広島が優勝しても日シリとは限らないですし」
ステラ
「パリーグも下手したら西武が日シリに行けるとも限らないですし」
ニック
「まあメラドの呪いとかあるしな」
オペラ
「それな」
ステラ
「下剋上とか起こりそうな気がしなくもないですね」
ニック
「どうだろうな」
オペラ
「むむむ」
ステラ
「か゛ち゛た゛い゛」
ニック
「どこぞの藤原さんっぽく言うな」
オペラ
「どこから声出してるのやら」
ステラ
「ドヤッ」
ニック
「コーナー行くぞ」
オペラ
「貴様は今までに見た性癖の数を覚えているのか!貴様の性癖を教えろ!」
ステラ
「このコーナーは投稿者の性癖を暴露します」
ニック
「ラジオネームだから、絶対、安心」
オペラ
「では本日の性癖はこちら」
ステラ
「ラジオネーム『政権伝説』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、政権伝説です、僕の性癖は首筋フェチです、あそこがたまらんのです」
ニック
「首筋か」
オペラ
「いいですねぇ、プラグとかあるとなおよし」
ステラ
「はい?」
ニック
「攻殻機動隊かな」
オペラ
「イエス」
ステラ
「そういうものですかね」
ニック
「オペ子かな」
オペラ
「むふふ、首筋と言えばプラグですよ」
ステラ
「いい趣味してますね」
ニック
「全くだ」
オペラ
「イエス」
ステラ
「プラグ…」
ニック
「まあロマンではある」
オペラ
「電脳世界っていいですよね」
ステラ
「あはは」
ニック
「夢ではある」
オペラ
「プラグイン!」
ステラ
「某岩男エグゼ的な」
ニック
「一旦コマーシャルな」



シング
「プラグ…」

コマーシャル明けました

オペラ
「やっぱ打ってこそやな」
ステラ
「グワラゴワガキーン」
ニック
「まあ野球は打たないと勝てないしな」
オペラ
「そういう事です」
ステラ
「ご尤も」
ニック
「コーナー行くぞ」
オペラ
「俺の悩みを聞け!人生ぶん投げる!」
ステラ
「このコーナーは投稿者の悩みを聞くだけ聞いてぶん投げます」
ニック
「過度な期待はするなよ」
オペラ
「では本日のお悩みはこちら」
ステラ
「ラジオネーム『裏世界のゴブリン』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、裏世界のゴブリンです、最近涼しくなったので何か温かい食べ物を教えてください」
ニック
「温かい食べ物な」
オペラ
「にゅうめん食べようぜ」
ステラ
「いいですね、にゅうめん」
ニック
「にゅうめんってのは温かいそうめんのことな」
オペラ
「鶏ガラスープやうどんスープで食べるのがおすすめですよ」
ステラ
「風邪引いた時などにもおすすめですよ」
ニック
「にゅうめんはいいぞ」
オペラ
「にゅうめんは暖まりますしお手軽ですからね」
ステラ
「そうめんを茹でて温かいスープにインです」
ニック
「そんな訳でにゅうめんを推すぜ」
オペラ
「にゅうめん食おうぜ」
ステラ
「ぜ!」
ニック
「このあとは振り返りな」



シング
「にゅうめんかぁ」



オペラ
「本日も満足なりっと」
ステラ
「次回はいつも通りですかね」
ニック
「そうなるな」
オペラ
「では次回もかっ飛ばしますか」
ステラ
「ですね」
ニック
「んじゃ次回もよろしくな」
オペラ
「ではこのあとは」
ステラ
「ドラマ後編です」
ニック
「もう少しだけ付き合ってくれよな」



えあ
「この辺りだね」
すかい
「本当にあるのかしら」
ふりっく
「信じるでやんす」
えあ
「あっ、何か落ちてる」
すかい
「これみたいね」
ふりっく
「それじゃ回収でやんす」

「オーッホッホッホ!!」
えあ
「あっ」
レン
「お久しぶりですわ」
すかい
「そっちもね」
メラ
「はい、お嬢様はみな様がお好きなので」
ふりっく
「ワオ」
ソウジ
「愛おしいのです」
レン
「では行きますわよ」
メラ
「それでは」
ソウジ
「失礼します」
えあ
「引き上げようか」
すかい
「そうね」
ふりっく
「でやんす」



シング
「好きなのか」


放送終了です

アナザーストーリー グレーテル編 最終話

本日は帰還する日です


グレーテル
「さて、行くわよ」
リタ
「はいはい」
パメラ
「それじゃ行きましょ」
レア
「だな」
和桜
「はい」



グレーテル
「お待たせ」
つう
「うん、お世話になるよ」
人魚姫
「よろしくね」
リタ
「ええ、こちらこそね」
モルフォ
「よろしく」
ジブリール
「よろしくな」
パメラ
「よろしくね~」
絢子
「うん、よろしく」
オルタリンド
「よろしくお願いします」
レア
「うむっ、改めてよろしくな」
ヒルデ
「うん、こちらこそ」
スルード
「よろしくお願いします」
和桜
「では参りましょうか」



グレーテル
「この辺りね」
リタ
「連絡はしてあるからそろそろ来る筈よ」
パメラ
「あ、あれじゃないかしら」
レア
「おーい!ここだー!」
和桜
「ようやく帰れそうですね」
つう
「凄いね」
人魚姫
「おぉ~」
モルフォ
「凄いわね」
ジブリール
「こんなもん持ってやがったのか」
絢子
「凄いね」
オルタリンド
「凄いですね」
ヒルデ
「凄いね」
スルード
「凄いものです」
パスカル
「はい、おまたー」
グレーテル
「ありがとうね」
パスカル
「新しい人もいるね、とりあえず乗って」
グレーテル
「ええ」
リタ
「どうぞ」
パメラ
「やっと帰れるわね」
レア
「だな」
和桜
「どうぞ」
つう
「お邪魔するよ」
人魚姫
「お邪魔します」
モルフォ
「お邪魔するわね」
ジブリール
「邪魔すんぜ」
絢子
「お邪魔します」
オルタリンド
「お邪魔します」
ヒルデ
「お邪魔するよ」
スルード
「お邪魔します」
パスカル
「ひーふーみー、はい、全員確認!そんじゃ出発進行!フッフゥー!」



パスカル
「はい、着いたよー」
グレーテル
「どうもね」
パスカル
「それじゃ報告と紹介よろしくね」
グレーテル
「ええ、他は解散していいわよ」
リタ
「ええ、そんじゃお疲れ」
パメラ
「それじゃね~」
レア
「ではな」
和桜
「それでは」
グレーテル
「それじゃ行くわよ」
つう
「うん」
人魚姫
「うん」
モルフォ
「ええ」
ジブリール
「おう」
絢子
「うん」
オルタリンド
「はい」
ヒルデ
「うん」
スルード
「はい」
パスカル
「さて、シャトル格納しなきゃ」



グレーテル
「ただいま」
レイヴン
「おう、お帰り」
鹿島
「その様子だと無事に終わったみたいですね」
早苗
「新しい人もいるのね」
洋子
「とりあえず自己紹介を頼む」
つう
「つうだよ」
人魚姫
「人魚姫だよ」
モルフォ
「モルフォよ」
ジブリール
「ジブリールだ」
絢子
「羽川絢子だよ」
オルタリンド
「オルタリンドです」
ヒルデ
「ヒルデだよ」
スルード
「スルードです」
レイヴン
「はいよ」
鹿島
「では報告をお願いします」
早苗
「お願いね」
洋子
「それじゃ頼む」
グレーテル
「ええ」

その頃

リタ
「ふぅ」
エステル
「あら、帰ってたんですね」
リタ
「ええ、さっきね」
ジーニアス
「その様子だと何かあった」
リタ
「まあね、楽しかったわよ」
エステル
「リタらしいですね」
リタ
「あたしも研究に身が入るってもんよ」
ジーニアス
「研究ねぇ」
リタ
「そ、だからあたしも負けてられないわ」
エステル
「なら期待ですね」
リタ
「おうよ」
ジーニアス
「ふふっ、リタらしい」
リタ
「さて、そんじゃあたしは仕事を数日免除してもらって休むわ」
エステル
「リタも大きくなりましたね」
ジーニアス
「だね」

その頃

パメラ
「ふぅ」
メルル
「あ、帰ってたんですね」
パメラ
「ええ、さっきね」
ソプラ
「その様子だと何かあった」
パメラ
「そうね、楽しかったわよ」
メルル
「変わりませんね」
パメラ
「それがあたしだもの」
ソプラ
「パメラって本当に人生楽しそうだよね」
パメラ
「幽霊ですもの」
メルル
「あはは」
パメラ
「人生楽しく、よ」
ソプラ
「パメラらしいなぁ」
パメラ
「何事も楽しんでこそ、そういうものよ」
メルル
「そうですね、それはあると思います」
パメラ
「だから人生楽しく生きましょ」
ソプラ
「幽霊だけどね」
パメラ
「さて、それじゃあたしは仕事を数日免除してもらって休むわね」
メルル
「人生楽しく、か」
ソプラ
「それが出来たら苦労しないよね」

その頃

レア
「ふぅ」
フィン
「あ、帰ってたんですね」
レア
「ああ、さっきな」
真白
「その様子だと何かありましたか」
レア
「まあな、ソリの合わん奴と息が合うのが悔しい」
フィン
「はぁ」
レア
「真白はデカくていいな」
真白
「レアさんは大きくなりたいんですか」
レア
「まあな」
フィン
「なれますよ、たぶん」
レア
「だといいがな」
真白
「小さいなりのコンプレックスでしょうか」
レア
「あいつとはそれでも仲良くなれそうなのが困る」
フィン
「新しい人でしょうか」
レア
「ああ、性格は最悪な奴だ」
真白
「はぁ」
レア
「さて、妾は仕事を数日免除してもらって休むとするか」
フィン
「レアさんも大変ですね」
真白
「そのようです」

その頃

和桜
「ふぅ」
木乃花
「あ、帰ってたんだね」
和桜
「はい、先程」
初奈
「その様子だと何かありましたか」
和桜
「そうですね、経験は大切という事ですか」
木乃花
「ふーん」
和桜
「なのであたしもまだまだ未熟という事です」
初奈
「はぁ」
和桜
「ふふ、ですがメイドとして着実に育っていますよ」
木乃花
「ならいいんだけどね」
和桜
「うふふ、これからです」
初奈
「頼もしいんですかね」
和桜
「さて、ではあたしは仕事を数日免除してもらって休むとします」
木乃花
「和桜もどこかズレてるからなぁ」
初奈
「努力はしてるんですけどね」



グレーテル
「以上よ」
レイヴン
「はいよ」
鹿島
「では彼女達の案内を頼みますね」
早苗
「体は休めておくのよ」
洋子
「それじゃお疲れさん」
グレーテル
「ええ、行くわよ」
つう
「うん」
人魚姫
「よろしく」
モルフォ
「よろしくね」
ジブリール
「よろしく頼むぜ」
絢子
「よろしくね」
オルタリンド
「よろしくお願いします」
ヒルデ
「それじゃね」
スルード
「よろしくお願いします」
レイヴン
「姉妹なのかね」
鹿島
「でしょうね」
早苗
「また手を焼くのかしら」
洋子
「教育しがいがありそうだ」


今回は思ったよりも楽に終わったわね
でもやっぱり材料を手に入れるのも楽じゃないわ
とはいえ自分で行かないともっと面倒なのよね
だからこういうものは自分で行く、それだけ
私は運動はそこまで得意でもないしね
それに研究に使うものは自分で確かめないと怖いものよ
今後は採取したものを使ってその研究に励むのみ
液体の生命体、楽しくなりそうだわ
どんなものになるのかは今は分からないけどね
ただ研究が楽しいのもまた事実
頭脳は優秀なんだと改めて思うわね
この頭脳が役に立つというのも嬉しいものよ
これからもいろいろ研究していきたいものだわ
最後に
今回一緒に来てくれたみんな、ありがとう
こんな私だけどこれからも仲良くしてね
さて、研究に励みましょうか


                                    グレーテル筆


アナザーストーリー
グレーテル編


                          fin

アナザーストーリー グレーテル編 第九話

本日は1日休息です


グレーテル
「ふぅ」
人魚姫
「グレーテルは今が楽しそうだね」
グレーテル
「そうね、楽しいわよ」
モルフォ
「グレーテルも外の世界を知って変わったのかしら」
グレーテル
「変わったとは思うわよ、私は私の世界が全てだったから」
人魚姫
「そうなんだ」
グレーテル
「外の世界を知るって見識や視野を広げる事なのよね」
モルフォ
「そんなものなのね」
グレーテル
「ええ、だから私は外の世界を知って見識も視野も広がったもの」
人魚姫
「そうだね、私も同じ」
グレーテル
「いつまでも殻にこもってはいられないのよ、悲しいけどね」
モルフォ
「そうね、それはあるかも」
グレーテル
「そういえば人魚姫とつうも私と同じなのよね?」
人魚姫
「うん、私もおつうちゃんもそうだよ」
グレーテル
「まだいたのね、もしかしたら他にもいるのかしら」
モルフォ
「どうなのかしらね」
グレーテル
「まあもしかしたらよね」
人魚姫
「うん、仲間がいるといいな」
グレーテル
「そうね、いるならそれに越した事はないわ」
モルフォ
「にしても人魚姫って弱気な性格よね」
グレーテル
「血色はそのモデルと同じような性格なのよ」
人魚姫
「うん、だから私は人魚姫みたいな性格」
グレーテル
「それに特別な血を持ってるから何かとあるのよね」
モルフォ
「ふーん」
グレーテル
「世の中っていうのは思ってるより広いしね」
人魚姫
「うん、私も世界をもっと知りたい」
グレーテル
「でも人魚姫もつうと一緒にクランに来るのよね」
モルフォ
「アタシは行くわよ」
グレーテル
「人魚姫も来るわよね」
人魚姫
「うん、行くよ」
グレーテル
「ええ、ならよろしく頼むわよ」
モルフォ
「それにしてもグレーテルは意外と頭いいわよね」
グレーテル
「そうね、研究とか好きだし」
人魚姫
「羨ましいなぁ」
グレーテル
「あら、賢くなるのに遅いなんて事はないわよ」
モルフォ
「まあ確かにそうかもね」
グレーテル
「だから今からでも何も問題ないわよ」
人魚姫
「なるほど」
グレーテル
「ふふ、だから教えて欲しい事があれば教えてあげるわよ」
モルフォ
「いいわね、そういうの」
グレーテル
「モルフォも興味あるしね」
人魚姫
「そこはグレーテルだね」
グレーテル
「うふふ」
モルフォ
「もうっ」
グレーテル
「いいわね、こういうの」
人魚姫
「グレーテルも変わったんだね」
グレーテル
「そうね、変わったんだと思うわよ」
モルフォ
「グレーテル…」
グレーテル
「ふふ、いいものだわ」

その頃

リタ
「ふぅ」
ジブリール
「おい」
リタ
「何よ」
ジブリール
「お前研究者なんだろ」
リタ
「そうよ」
ジブリール
「でもチビなんだな」
リタ
「あ?あんただってチビのくせに人の事言えんの」
ジブリール
「うっせ、デカくなれんならなってるっての」
リタ
「…あたしだってそうよ」
ジブリール
「何かあるのかねぇ、デカくなれない理由とか」
リタ
「知るか、栄養が足りないとかじゃないの」
ジブリール
「結局はそれなのな」
リタ
「あたしは不摂生な生活してたけど、あんたはどうなのよ」
ジブリール
「そうねぇ、牛乳は飲んでたぜ」
リタ
「それで大きくなれたら苦労しないわよね」
ジブリール
「そりゃな」
リタ
「なんにしてもチビって言われた程度でブチ切れてたら単なる小物よ」
ジブリール
「乙女の悩みを言われたらそりゃキレるだろ」
リタ
「ちっさい悩みねぇ」
ジブリール
「お前はどうなんだよ」
リタ
「別に身長を気にした事なんてないし」
ジブリール
「マジかよ」
リタ
「あんたこそ身長で悩んでるぐらいじゃ大きくなれないわよ」
ジブリール
「ぐっ、言ってくれんな」
リタ
「ったく、チビって言われても暴れたら駄目よ、いいわね」
ジブリール
「へいへい」
リタ
「ったく」

その頃

パメラ
「ふぅ」
オルタリンド
「それにしても幽霊ですか」
パメラ
「珍しい?」
ヒルデ
「珍しいというか、機械のあたし達にも見えるものなんだなって」
パメラ
「そうねぇ、幽霊なんて意外とそんなものよ」
スルード
「はぁ」
パメラ
「うふふ、だから細かい事は気にしちゃ駄目よ」
オルタリンド
「ですね、そうしておきます」
パメラ
「それにしてもあなた達そっくりね~」
ヒルデ
「まあ姉妹機みたいなものだし」
パメラ
「姉妹なの?」
スルード
「そうなりますかね」
パメラ
「なるほどね~」
オルタリンド
「それにしてもパメラさんはどうにも掴めませんね」
パメラ
「幽霊だけにね」
ヒルデ
「誰が上手い事言えと」
パメラ
「うふふ~」
スルード
「大喜利ですかね」
パメラ
「うふふっ」
オルタリンド
「困った人です」
パメラ
「でもあたしもこうして楽しくやれていいものだわ」
ヒルデ
「パメラは楽しそうだね」
パメラ
「ええ、楽しいわよ」
スルード
「人生を満喫していますね、この人は」
パメラ
「うふふ~」

その頃

レア
「ふぅ」
つう
「レアは魔族なのかな」
レア
「そうだが」
つう
「それで大きくなりたいのかな」
レア
「まあな、妾は魔王になる」
つう
「あははっ、いいね」
レア
「つうは鶴なのか」
つう
「そうだよ」
レア
「つまり恩返しをするのか?」
つう
「うーん、まあ借りを作らないっていうのはあるかもね」
レア
「借りを作らないか」
つう
「まあ何かとあるんだよ」
レア
「つうと人魚姫はどういう関係なんだ」
つう
「うーん、僕は人魚姫の王子様ならそれでいいよ」
レア
「王子様、か」
つう
「うん、王子様」
レア
「ならそうあっておけ」
つう
「うん、そうするよ」
レア
「王子様、か」

その頃

和桜
「ふぅ」
絢子
「和桜は幻夷なんだよね」
和桜
「はい、そうです」
絢子
「幻夷ってどんな種族なの?亜人って事でいいの?」
和桜
「そうですね、簡単に言うなら妖怪に近いです」
絢子
「妖怪なんだ」
和桜
「はい、幻夷は人と交わる事で存続してきた種族なので」
絢子
「つまり混血って事?」
和桜
「はい、なので純血の幻夷はほぼ絶滅していますね」
絢子
「でも混血であるなら血は残ってるのか」
和桜
「はい、血は残っていますが純血はほぼ残っていません」
絢子
「存続の為にそうやって生きてきた種族、か」
和桜
「そういう事ですよ」
絢子
「種族にも何かとあるんだね」
和桜
「ええ、世の中とはそういうものです」
絢子
「世の中は何かと生きる為にやってるんだなぁ」
和桜
「生きるとは難しいですね、ふぅ」


最終話に続く

アナザーストーリー グレーテル編 第八話

戦闘に勝利した一行は


グレーテル
「なんとかなったわね」
リタ
「水は採取出来たの?」
グレーテル
「ええ、この通りね」
パメラ
「それじゃ目的は達成かしら」
グレーテル
「そうなるわね、あとは研究を進めるだけよ」
レア
「ならさっさとクランに戻るか?」
グレーテル
「そうね、1日休んでから帰るとするわ」
和桜
「分かりました」
グレーテル
「それじゃ引き上げるわよ」
絢子
「うん」
オルタリンド
「ですね」
ヒルデ
「うん」
スルード
「はい」



グレーテル
「あら、夜明けね」
リタ
「一段落ね」
パメラ
「そうね~、落ち着けるわ~」
レア
「さて、つう達が待っているし帰るか」
和桜
「ですね」
絢子
「うん」
オルタリンド
「ですね」
ヒルデ
「帰ろうか」
スルード
「ええ」



つう
「お帰り」
グレーテル
「ただいま」
人魚姫
「液体は採取出来た」
リタ
「ええ、問題なくね」
モルフォ
「なら一安心ね」
パメラ
「今日は休んで明日帰るわよ」
ジブリール
「分かった、んじゃ今日は自由だな」
レア
「ああ、そうなるな」
和桜
「では一旦自由にしますか」
絢子
「だね」
オルタリンド
「それでは」
ヒルデ
「あとでね」
スルード
「では」



グレーテル
「ふぅ」
オルタリンド
「グレーテルは研究者なのですか?」
グレーテル
「まあそんな所ね」
ヒルデ
「眼鏡してるのも目が悪いから?」
グレーテル
「そうよ」
スルード
「人間は大変なのですね」
グレーテル
「まあ元々暮らしてた環境が劣悪だったっていうのもあるのかしらね」
オルタリンド
「というと?」
グレーテル
「元々は廃墟で兄と一緒に暮らしていたのよ、その兄も怪物になって死んでしまったけどね」
ヒルデ
「そんな事があったんだね」
グレーテル
「外の世界も知らなかったものね、食器を使ったりしたのもそれがはじめてよ」
スルード
「もしかして孤児とか?」
グレーテル
「孤児というか血色っていうものらしいわ」
オルタリンド
「血色?」
グレーテル
「特別な血らしいの、それで生まれた時の事とかも覚えてないし」
ヒルデ
「親の事とか知らないんだね」
グレーテル
「そうね、でもその廃墟の近くに住んでた錬金術士に拾われてから今では楽しく生きてるわよ」
スルード
「過去とか気にならないんですか」
グレーテル
「過去を知った所で何か変わる訳でもないもの、それなら今を楽しく生きた方がいいわ」
オルタリンド
「なるほど」
グレーテル
「だから私はクランでその頭脳を使って好きな事してるわ」
ヒルデ
「グレーテルらしいね」
グレーテル
「ええ、好きな事しながら生きるのもいいものよ」
スルード
「好きな事しながら、ですか」
グレーテル
「世の中分からないものよね」

その頃

リタ
「ふぅ」
人魚姫
「リタは研究者か何かなの」
リタ
「うーん、まあそんなとこかしらね」
人魚姫
「リタって小さいよね、栄養摂ってる?」
リタ
「元々食事なんてお腹が膨れればいいって考えで生きてたから」
人魚姫
「駄目だよ、栄養は大切だよ」
リタ
「それに本を読むのが好きだからいちいち食べるのとか面倒なのよ」
人魚姫
「だから成長しなかったんだね」
リタ
「うっさいわ」
人魚姫
「リタはもう成長しないよね、年齢的に」
リタ
「まあ好きな食べ物がおにぎりとかサンドイッチとかだし」
人魚姫
「もう少しまともなもの食べようよ」
リタ
「あたしはお腹が膨れればいいの」
人魚姫
「困った人だね」
リタ
「はぁ」

その頃

パメラ
「ふぅ」
つう
「パメラは幽霊なんだよね」
パメラ
「そうよ~」
つう
「不思議だね、生霊なのかな」
パメラ
「うーん、肉体は一応あるのよ?でも幽霊の方が気楽なのよね」
つう
「あははっ、それはいいね」
パメラ
「だから幽霊の方が落ち着くのよ」
つう
「パメラは意外と自由なのかな」
パメラ
「そうねぇ、どっちかといえばそうかしら」
つう
「やっぱりパメラはどこか掴めないね」
パメラ
「そう?」
つう
「うん」
パメラ
「あたしは普通にしてるだけなのにね」
つう
「普通の基準が分からないけど」
パメラ
「でもつうちゃんも王子様って感じでいいわね」
つう
「うん、僕は王子様だからね」
パメラ
「女の子でも王子様になれる、いいものじゃない」
つう
「ああ、僕は人魚姫の王子様だから」
パメラ
「ふふっ、素敵ね」

その頃

レア
「ふぅ」
モルフォ
「レアってポンコツなの?」
レア
「やかましいわ」
ジブリール
「実際偉そうにしてるだけのポンコツだろ」
レア
「はっ、チビに言われたくはないわ」
モルフォ
「うーん」
レア
「まあ妾も人の事は言えんがな」
ジブリール
「はっ、チビにチビって言われる筋合いはねぇよ」
レア
「言ってくれるな」
モルフォ
「この2人どこか似てるわよね」
レア
「誰がこんなチビと」
ジブリール
「一緒にしてんじゃねぇよ」
レア
「…」
モルフォ
「やっぱり似てるわ」
レア
「どうにも腑に落ちんな」
ジブリール
「こっちもだ」
レア
「妾も少しは大きくなりたいものだな」
モルフォ
「レアもジブリールも大きく見せたいだけよね」
レア
「だそうだぞ」
ジブリール
「あ?てめぇに言ってんだろ」
レア
「抜かせ、小童が」
モルフォ
「困ったものだわ」
レア
「こいつにだけは負けん」
ジブリール
「そりゃこっちの台詞だ」
レア
「やれやれ」

その頃

和桜
「ふぅ」
絢子
「和桜はメイドなんだよね」
和桜
「そうですよ」
絢子
「でも家事は微妙なんだよね」
和桜
「はい、ですが経験不足だそうで、きちんと上達しています」
絢子
「なるほど」
和桜
「それにあたしは幻夷ですから」
絢子
「幻夷?」
和桜
「分かりやすく言うと妖怪のようなものです、外見的には亜人に近いですが」
絢子
「でも人にしか見えないよ」
和桜
「そうですね、あたしは翼を持つタイプの幻夷で普段は隠しているので」
絢子
「ふーん」
和桜
「まあ何かとあるのですよ」
絢子
「そっか」
和桜
「世の中は何かとあるものですね」


第九話に続く

アナザーストーリー グレーテル編 第七話

その日の夜液体を採取しに行く事に


グレーテル
「さて、行くわよ」
リタ
「はいはい」
パメラ
「は~い」
レア
「うむ」
和桜
「はい」
つう
「僕達は留守番してるよ、水場は苦手だからね」
人魚姫
「私はおつうちゃんの側にいる」
モルフォ
「アタシも水場は苦手だから」
ジブリール
「変な真似はしねぇから、行って来い」
絢子
「そっか、なら留守番お願いね」
オルタリンド
「では行ってきます」
ヒルデ
「留守は任せたから」
スルード
「それでは」



グレーテル
「さて」
リタ
「液体の採取ってどこに行くのよ」
グレーテル
「地下水路よ」
パメラ
「地下水路~?」
グレーテル
「そこには上質の液体が流れてるらしいの」
レア
「それでか」
グレーテル
「ええ」
和桜
「ならそれを採取するのですね」
グレーテル
「そういう事」
絢子
「地下水路の水、でもこの都市だと汚れてたりしないかな」
グレーテル
「なんでもここの地下水路は不思議な事に綺麗らしいのよ」
オルタリンド
「なぜなんでしょう」
グレーテル
「私に訊かれてもね」
ヒルデ
「不思議だね」
グレーテル
「何かあるのかしらね」
スルード
「私には分かりませんが」
グレーテル
「まあそこで液体を採取するという事よ」
リタ
「うーん」
グレーテル
「不思議な地下水路よね」
パメラ
「何か秘密があるのかしら」
グレーテル
「それは私にも分からないけど」
レア
「だが綺麗なのだろう」
グレーテル
「そうらしいわよ」
和桜
「どうなっているんでしょうね」
グレーテル
「謎はあった方がいいわよ」
絢子
「グレーテルらしいね」
グレーテル
「好奇心は謎があってこそよ」
オルタリンド
「言いますね」
グレーテル
「それが探究心であり好奇心よ」
ヒルデ
「なるほど」
グレーテル
「知識欲って大切よ」
スルード
「知識欲…」
グレーテル
「そろそろね、行くわよ」



グレーテル
「ここがその地下水路ね」
リタ
「それでどこまで行くの」
グレーテル
「奥の方ね」
パメラ
「了解よ~」
グレーテル
「奥の出口近くまでね」
レア
「分かった」
グレーテル
「それじゃ行くわよ」
和桜
「はい」
絢子
「うん」
オルタリンド
「はい」
ヒルデ
「うん」
スルード
「はい」



グレーテル
「ここは涼しいわね」
リタ
「水場だしね、それにしても本当に綺麗だわ」
パメラ
「不思議ね~」
レア
「どうなっているのだ」
和桜
「さあ?」
絢子
「不思議だなぁ」
オルタリンド
「そんな遠くはなさそうですね、急ぎますか」
ヒルデ
「だね」
スルード
「はい」



グレーテル
「もう少しよ」
リタ
「ならさっさと終わらせましょ」
パメラ
「そうね~」
レア
「行くぞ」
和桜
「ですね」
絢子
「うん」
オルタリンド
「はい」
ヒルデ
「だね」
スルード
「ええ」



グレーテル
「ここね、とりあえず水を採取しちゃいましょ」
リタ
「待って!何か来るわよ!」
水球
「…」
パメラ
「あらあら~」
レア
「こいつを倒すしかないという事か」
和桜
「ならさっさと終わらせますか」
絢子
「はぁ、やるしかないか」
オルタリンド
「それでは」
ヒルデ
「いっちょ」
スルード
「行きますよ!」



リタ
「行くわよ!」
リタ
「太古より燃え盛る古の業火よ、ここに燃え広がりその世界を灰燼と化せ!バーストオブエクセリオン!!」
水球
「…」
和桜
「参ります!」
和桜
「全力で、叩き斬ってあげます!月破両断!!」
和桜
「アクセル解放!クールプレス!」
和桜
「斬滅剣!!」
和桜
「行きます!月よ、来たれ!一気に決めてあげます!月空閃断!!」
絢子
「行くよ!」
絢子
「この速度について来れる!バニシングブレット!!まだまだまだぁっ!!」
絢子
「アクセル解放!ダークモード!」
絢子
「ヘルクイック!!」
絢子
「あなたが壊れるまで、叩き込んであげるよ!インフェルノクイック!!あははははっ!!壊れなさい!」
オルタリンド
「行きます!」
オルタリンド
「白翼の槍よ!穿て!ニーベルンスピア!!弾けよ!」
オルタリンド
「アクセル解放!ブースタースピア!」
オルタリンド
「天駆!!」
オルタリンド
「行きます!我が同機達よ、ここに来たれ!聖槍はここに雨とならん!少女降臨!!」
ヒルデ
「行くよ!」
ヒルデ
「白翼の槍よ!続けて穿て!ニーベルグランス!!まだまだ!」
ヒルデ
「アクセル解放!マジックランサー!」
ヒルデ
「天落!!」
ヒルデ
「行くよ!我が同機達よ、ここに来たれ!聖槍はここに雨と降らん!少女再臨!!」
水球
「…」
スルード
「行きます!白翼の槍よ!続けて穿て!ヴァレスティスピア!!封殺せよ!」
スルード
「アクセル解放!ウェポンランサー!」
スルード
「天翔!!」
スルード
「行きます!我が同機達よ、ここに来たれ!聖槍はここに雨と来たる!少女再誕!!」
レア
「行くぞ!」
レア
「起これ!黒き殺戮の深淵!キリングホール!!」
レア
「アクセル解放!リトルデーモン!」
レア
「ヘルベアクロー!!」
レア
「全てを穢す、純粋なる闇よ!暗黒を紡ぎ、恐怖を示せ!闇あれかし、崩壊を紡ぐ黒き摂理!!」
パメラ
「行くわよ~」
パメラ
「蕩けるような愛をあげるわね~、メルトディザイアー、うふふっ」
パメラ
「アクセル解放~、ファントムナイト~」
パメラ
「幽幻波~」
パメラ
「見せてあげるわ~、本気で行かせてもらうわね~、あとは任せるわね~」
パメラ
「幽霊は不死身なのよ~」
グレーテル
「行くわよ!」
グレーテル
「行くわよ!ありったけ!輝け!月光!唸れ!暗黒!濡れよ!激流!根源より来たりて止めとなれ!」
グレーテル
「エレメンタルジェイル!!」
水球
「…」
グレーテル
「アクセル解放!ジェノサイドサイス!」
グレーテル
「滅びなさい!!」
グレーテル
「うふふ、死になさいな!私のものになるのよ!逃げちゃ駄目よおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
水球
「…」


第八話に続く

アナザーストーリー グレーテル編 第六話

戦闘に勝利した一行は


ゴーレム
「しゅー」
グレーテル
「やったかしら」
リタ
「それより電子の欠片は」
グレーテル
「無事みたいね」
パメラ
「何が復活するのかしら」
妖精?
「ん、あれ?ここは?」
グレーテル
「これは…妖精?電子の?」
妖精?
「あなた達は?」
レア
「かくかくしかじかでな」
妖精?
「そういう事、ならアタシも一緒に行っていいかしら」
グレーテル
「もちろんよ」
モルフォ
「ありがとう、あたしはシア…じゃなくてモルフォよ」
和桜
「はい、よろしくお願いしますね」
グレーテル
「それじゃ引き上げましょ」
つう
「待って、まだ何か来るよ」
人魚姫
「上みたい」
ジブリール
「は?」
絢子
「なにあれ…」
天使?
「我々を呼び起こしたのはあなた達ですか?」
グレーテル
「天使…それも三体も?」
天使?
「それよりあたし達を起こしたのはあなた達だよね」
リタ
「まさかオーバーテクノロジーって…」
天使?
「はい、我々は人ではなく機械です」
グレーテル
「そういう事ね、起こしたからにはついてくるのかしら」
天使?
「はい、マスターですから」
パメラ
「だそうよ」
天使?
「よろしくね、マスター」
グレーテル
「まあいいわ、好きになさい」
天使?
「ありがとうございます」
レア
「それよりお前達、名はなんという」
オルタリンド
「オルタリンドです」
ヒルデ
「ヒルデだよ」
スルード
「スルードです」
グレーテル
「分かったわ、よろしくね」
オルタリンド
「はい」
ヒルデ
「こちらこそ」
スルード
「よろしくお願いします」
和桜
「では今度こそ帰りますか」
つう
「だね」
人魚姫
「帰ろう」
モルフォ
「そうね」
ジブリール
「引き上げるぞ」
絢子
「うん」
オルタリンド
「はい」
ヒルデ
「はーい」
スルード
「はい」



グレーテル
「さて、今夜にでも最後の液体を採りに行くから」
リタ
「了解よ」
パメラ
「は~い」
レア
「分かった」
和桜
「それでは一旦自由ですね」
つう
「うん、それじゃね」
人魚姫
「それじゃ」
モルフォ
「それじゃね」
ジブリール
「んじゃな」
絢子
「それじゃ」
オルタリンド
「それでは」
ヒルデ
「それじゃね」
スルード
「それでは」



グレーテル
「ふぅ」
モルフォ
「それにしてもまさか甦れるなんてね」
グレーテル
「モルフォは電子の妖精なのかしら」
ジブリール
「見た感じはそんな感じだよな」
グレーテル
「でも電子生命体だから実体はないのよね?」
モルフォ
「ええ、姿こそ見えてもね」
グレーテル
「なるほど」
ジブリール
「世の中は広いもんだな」
グレーテル
「全くよね」
モルフォ
「えへん」
グレーテル
「ドヤらない」
ジブリール
「ったく」
グレーテル
「面白いものね、全く」

その頃

リタ
「あんた達はアンドロイドって事でいいのかしら」
オルタリンド
「そうですね、それでいいとは思います」
リタ
「ふーん」
ヒルデ
「でも天界で作られたからそこは微妙かもね」
リタ
「なんであそこに眠ってたのよ」
スルード
「密かに人間界に落とされた場所があそこだっただけですよ」
リタ
「あ、そう」
オルタリンド
「それに久しぶりに目覚めたのですから今の世を楽しみますよ」
リタ
「まあ今は争いもそんなにないしね」
ヒルデ
「なら楽しめそうだね」
リタ
「そうね、楽しみなさいな」
スルード
「はい、そうさせてもらいます」
リタ
「天界、ね」

その頃

パメラ
「ふぅ」
絢子
「パメラはなんで幽霊になったの」
パメラ
「うーん、それはなんていうのかしら」
絢子
「難しいの?」
パメラ
「肉体はあるのよ、でも幽霊の方が気楽なのよね」
絢子
「はぁ」
パメラ
「だから幽霊でいるってだけなの」
絢子
「そうなんだ」
パメラ
「幽霊でいる期間が長かったからかもしれないわね」
絢子
「それはそれでなんていうのか」
パメラ
「だから幽霊でいいのよ」
絢子
「そんなものなんだね」
パメラ
「そんなものよ~」
絢子
「何かと大変なんだね」
パメラ
「そういう事よ~、うふふっ」

その頃

レア
「ふぅ」
人魚姫
「レアは小さいのに大きいよね」
レア
「どういう意味だ」
人魚姫
「体は小さいけど心は大きいって意味」
レア
「なるほど」
人魚姫
「野望は大きく、だもんね」
レア
「まあな」
人魚姫
「魔王になるんだもんね」
レア
「うむ、妾は魔王になる」
人魚姫
「なれるといいね」
レア
「なってみせるさ」
人魚姫
「その時は私も一緒」
レア
「なんだ、妾の手下になりたいのか」
人魚姫
「ううん、黒幕」
レア
「妾が操られる側かッ!」
人魚姫
「ふふ、冗談だよ」
レア
「全く」
人魚姫
「ふふっ」
レア
「やれやれ」

その頃

和桜
「ふぅ」
つう
「和桜は相変わらずだね」
和桜
「これでも料理などは上達したんですよ」
つう
「そうなのかい?」
和桜
「単に経験不足と言われました、経験さえ積めば問題ないと」
つう
「まあ何事もそういうものだよね」
和桜
「なのでまだまだ未熟ですね」
つう
「ならこれからが楽しみだね」
和桜
「精進しますよ、ふふ」



グレーテル
「それじゃ今夜ね」
リタ
「了解」
パメラ
「お任せあれ~」
レア
「では夜まで休むか」
和桜
「ですね」
つう
「液体か」
人魚姫
「どんな液体なのかな」
モルフォ
「水は苦手よ」
ジブリール
「オレもだ」
絢子
「仕方ないかな」
オルタリンド
「では夜に」
ヒルデ
「燃えてきたね」
スルード
「ふふ、お任せを」


第七話に続く

アナザーストーリー グレーテル編 第五話

本日は電気を採取しにいく事に


グレーテル
「さて、行くわよ」
リタ
「はいはい」
パメラ
「はぁ~い」
レア
「うむ」
和桜
「はい」
つう
「では行こうか」
人魚姫
「うん」
ジブリール
「さっさと行くぞ」
絢子
「だね」



グレーテル
「それで今回は電気を採取しに行く訳だけど」
リタ
「電気なんてどうやって採取するのよ」
グレーテル
「データ施設には電気を帯びた電気玉があるらしいからそれね」
パメラ
「痺れるのは嫌だわ」
グレーテル
「とりあえず絶縁手袋は必須ね」
レア
「迂闊に触って痺れたくはないからな」
グレーテル
「そういう事」
和桜
「電線に触れると死ぬのと同じですね」
グレーテル
「流石にそんな馬鹿な真似はしないわよ」
つう
「僕は電気は苦手だ」
グレーテル
「そうなの?」
人魚姫
「うん、私も苦手」
グレーテル
「鶴と人魚姫、そういう事ね」
ジブリール
「でも流石に電線に触る馬鹿はいねぇだろ、子供の勇気でも無理だ」
グレーテル
「そりゃそうよね」
絢子
「でも家の2階が電線と同じぐらいの高さだったりしたら」
グレーテル
「触れてしまうわね」
リタ
「そんな馬鹿な真似をするとしたらアホガキだけよね」
グレーテル
「リタも辛辣ね」
パメラ
「リタちゃんはズバッと言うタイプだものね」
グレーテル
「全くね」
レア
「まあ危険なものに触る馬鹿はいないだろう」
グレーテル
「子供ならやりかねないけどね」
和桜
「子供の怖さですね」
グレーテル
「全くよ」
つう
「流石にそんな子はいないと信じたいね」
グレーテル
「電気って感電したらほぼ即死よ」
人魚姫
「電線を触って感電したら本当に死ぬ」
グレーテル
「全くよ」
ジブリール
「おっかねぇな」
グレーテル
「世の中そういう人も本当にいるのよ」
絢子
「子供ってたまに怖いよね」
グレーテル
「あ、見えてきたわ、行くわよ」



グレーテル
「ここがそのデータ施設ね」
リタ
「とりあえず電気の採取でしょ、行くわよ」
パメラ
「そうね~」
レア
「では行くぞ」
和桜
「はい」
つう
「うん」
人魚姫
「行こう」
ジブリール
「ああ」
絢子
「うん」



グレーテル
「あったわ、これね」
リタ
「そういえばここってオーバーテクノロジーがあるって噂よ」
パメラ
「オーバーテクノロジー?」
レア
「なんだそれは」
和桜
「恐らく未知の技術とかそういうものかと」
つう
「そんなものがあるのか」
人魚姫
「それも見つけられるかな」
ジブリール
「だといいがな」
絢子
「とにかく奥に進んでみようか」



グレーテル
「そういえば電子の欠片の復活も頼まれてたわね、強い電気があるのなら奥かしら」
リタ
「とりあえずそっちの方も達成しないとね」
パメラ
「そうね」
レア
「電子の欠片な」
和桜
「何が復活するんでしょうか」
つう
「なにか面白そうだね」
人魚姫
「電子の欠片ってなに?」
ジブリール
「よく分かんねぇな」
絢子
「とにかく奥に行けば分かるよ、行こう」



グレーテル
「それにしても放棄されても電気は残ってるのね」
リタ
「設備自体は生きてるって事かしら」
パメラ
「そうなるでしょうね」
レア
「電気は止まらないものなのだな」
和桜
「そうなりますね」
つう
「電気は採取出来ているし、なんとでもなるさ」
人魚姫
「うん、とりあえずは目的を優先する」
ジブリール
「そういうこった、ほら行くぞ」
絢子
「分かった」



グレーテル
「結構採取出来ているわね」
リタ
「一応一番奥まで行ってみる?」
パメラ
「そうね、オーバーテクノロジーも気になるもの」
レア
「そっちも出来れば見てみたいしな」
和桜
「ですね、気になります」
つう
「なら調べるまでだね」
人魚姫
「うん、行こう」
ジブリール
「オレも気になるからな」
絢子
「オーバーテクノロジー…」



グレーテル
「それにしてもオーバーテクノロジーってなんなのかしら」
リタ
「さあ?まあ面白そうではあるわよね」
パメラ
「うーん」
レア
「まあ噂だからな」
和桜
「ですね」
つう
「噂とはいえ気になるよね」
人魚姫
「うん」
ジブリール
「オーバーテクノロジーなぁ」
絢子
「とにかく行こうか」



グレーテル
「ここが一番奥ね、それじゃ電子の欠片に電気を集めるわよ」
リタ
「電気が集まっていくわね」
パメラ
「何が復活するのかしら」
レア
「待て!何か来る!」
和桜
「電気が何かを呼び覚ましたようです」
ゴーレム
「しゅー」
つう
「ゴーレムか!」
人魚姫
「倒すよ!」
ジブリール
「ぶっ壊してやる!」
絢子
「来るよ!」
ゴーレム
「しゅー」



リタ
「行くわよ!」
リタ
「天光満つる処我はあり、黄泉の門開く処に汝あり、出よ!神の雷!これで終わりよ!」
リタ
「インディグネイション!!」
ゴーレム
「しゅー」
和桜
「アクセル解放!クールプレス!」
和桜
「崩撃剣!!」
和桜
「行きます!月よ、来たれ!一気に決めてあげます!月空閃断!!」
レア
「アクセル解放!リトルデーモン!」
レア
「デモンソウル!!」
レア
「全てを穢す、純粋なる闇よ!暗黒を紡ぎ、恐怖を示せ!闇あれかし、崩壊を紡ぐ黒き摂理!!」
パメラ
「アクセル解放~、ファントムナイト~」
パメラ
「幽影斬~」
パメラ
「見せてあげるわ~、本気で行かせてもらうわね~、あとは任せるわね~」
パメラ
「幽霊は不死身なのよ~」
ゴーレム
「しゅー」
グレーテル
「アクセル解放!ジェノサイドサイス!」
グレーテル
「滅びなさい!!」
グレーテル
「うふふ、死になさいな!私のものになるのよ!逃げちゃ駄目よおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ゴーレム
「しゅー」


第六話に続く

アナザーストーリー グレーテル編 第四話

戦闘に勝利した一行は


ジブリール
「くっそぉ…ざけんな!」
グレーテル
「ムーンレイ」
ジブリール
「ぬおぉぉっ!?」
リタ
「サンダーブレード」
ジブリール
「があぁぁぁっ!?」
パメラ
「やりすぎじゃないかしら」
ジブリール
「何しやがる!死体蹴りか!」
レア
「やれやれ、程々にしてやれ」
ジブリール
「おい!」
和桜
「それはそうとこちらの2人も動けるようになったようですよ」
礼服の男性?
「助かった、すまないね」
女の子
「ありがとう」
絢子
「とりあえず話を聞くから帰ろうか」
礼服の男性?
「ああ」
女の子
「分かった」
ジブリール
「ざっけんな!クソっ!」



グレーテル
「さて、あなた達の名前は?」
つう
「僕はつうだよ」
人魚姫
「人魚姫だよ」
リタ
「ええ、それであなた達何してたの」
つう
「人助けの旅の途中だよ」
人魚姫
「私はおつうちゃんのパートナーだから」
パメラ
「そうなのね」
つう
「それはそうと君達は?」
人魚姫
「なんなの?」
レア
「かくかくしかじかでな」
つう
「なら僕達も一緒に行くよ、人助けが出来そうだからね」
人魚姫
「いい?」
和桜
「構いませんよ、よろしくお願いします」
つう
「うん、よろしくね」
人魚姫
「よろしく」
絢子
「それじゃ一旦自由にしようか」



グレーテル
「ふぅ」

「おい!見つけたぞ!」
グレーテル
「…あなたしつこいわね」
ジブリール
「うるせぇっ!こっちも大人しく引き下がれるかよ!」
グレーテル
「それで何よ」
ジブリール
「オレはてめぇらについていく、拒否権はねぇぞ!」
グレーテル
「ついてくるのは勝手だけど、どういう風の吹き回しなのよ」
ジブリール
「あんたの魔法はすげぇ、もっとオレに浴びせて欲しいんだ」
グレーテル
「…何を言っているのかしら」
ジブリール
「乙女心だよ!」
グレーテル
「マゾなのが?」
ジブリール
「そうだ!オレはあんたに惚れた、その魔法をもっとオレに浴びせろ!」
グレーテル
「困った人ね、ついてくるのは勝手にしたらいいけど、人に魔法を浴びせる趣味はないわよ」
ジブリール
「なんにしてもオレはあんたに惚れた、それは確かだ!」
グレーテル
「はぁ、勝手にしなさいよ」
ジブリール
「ああ」
グレーテル
「それにしてもあなた、小さいのがコンプレックスなの?」
ジブリール
「そうだよ、わりぃか」
グレーテル
「悪くはないわよ、でもそれを言われて暴れるようじゃ小物にしかならないわよ」
ジブリール
「ぐっ、人の悩みに何かと言いやがって」
グレーテル
「まあいいわ、あなたの事は黙っててあげるから」
ジブリール
「いいのか?」
グレーテル
「魔物がやったって事にしておくわ」
ジブリール
「すまねぇな」
グレーテル
「別にいいわよ」
ジブリール
「こいつも分かってて言ってんのか」
グレーテル
「うふふ」

その頃

リタ
「データ施設にはオーバーテクノロジーが眠ってるねぇ」
男性
「その噂が気になってるのかい」
リタ
「あら、昨日の」
男性
「覚えてたのか」
リタ
「でもあんたなんでその噂を聞いたのよ」
男性
「僕は元々皇神のデータ施設の警備をしてたんだよ、その際に聞いたんだ」
リタ
「そういう事ね」
男性
「ただあるっていう噂だけで本当かは僕にも分からないからね」
リタ
「まあ警備員なら噂ぐらいは耳にしてもよさそうだしね」
男性
「うん、まああくまでも噂だから君がそれを聞きたいって言ってくれてよかったよ」
リタ
「ええ、それにしてもデータが損失したって何があったの」
男性
「なんかテロリストに襲われたとか聞いたけど」
リタ
「テロリストって」
男性
「まあなんにしても施設は今は放棄されてるから入れるとは思うよ」
リタ
「そう、なら覚えておくわ」
男性
「うん」
リタ
「オーバーテクノロジー、そんなものあるのかしらね」

その頃

パメラ
「絢子ちゃんはなんで旅をしてたのかしら」
絢子
「うーん、故郷を離れたかったのもあるかも」
パメラ
「故郷を?」
絢子
「うん、逃げたっていうのかな」
パメラ
「逃げた?」
絢子
「詳しくは言えないけど」
パメラ
「そう、ならあたしもそれについては聞かないわ」
絢子
「私は嫌になったんだろうね、押し付けられるのが」
パメラ
「押し付ける?」
絢子
「なんでもない」
パメラ
「まあいいわ、でもあたしはそれも悪くないとは思うわよ」
絢子
「そう?」
パメラ
「環境を変えるって大切だもの」
絢子
「そっか」
パメラ
「だからあまり無理はしないのよ」
絢子
「うん」
パメラ
「絢子ちゃんも何かと大変なのね」

その頃

レア
「ふぅ」
人魚姫
「レアは魔族なの?」
レア
「まあな」
人魚姫
「そっか、でもへっぽこなんでしょ」
レア
「やかましいわ」
人魚姫
「ふふっ、レアは面白い」
レア
「お前からかっているのか」
人魚姫
「そんな事はないよ」
レア
「まあいいか」
人魚姫
「でもレアは口が悪いだけでいい人だっていうのは分かるよ」
レア
「そうか」
人魚姫
「ふふ」
レア
「やれやれ」

その頃

和桜
「ふぅ」
つう
「和桜はメイドなのかな」
和桜
「はい、まあ家事に関してはやっと上手くなり始めたんですが」
つう
「それなのにメイドなのか」
和桜
「はい、お金を稼げるのと社会勉強です」
つう
「あはは、いいねそれ」
和桜
「はい、勉強です」
つう
「和桜はお嬢様とか?」
和桜
「それなりにいい家の出ではありますね」
つう
「ふーん」
和桜
「あたしも世の中を知れているのでいいものですよ」
つう
「和桜はまだまだこれからかな」
和桜
「さて、明日の準備をしますか」



グレーテル
「それじゃ明日は電気を採取しに行くわよ」
リタ
「はいはい」
パメラ
「は~い」
レア
「了解だ」
和桜
「はい」
つう
「うん」
人魚姫
「任せて」
ジブリール
「派手に暴れてやんぜ」
絢子
「それじゃ休もうか」


第五話に続く

アナザーストーリー グレーテル編 第三話

本日は鉄分を採取しに行く事に


グレーテル
「さて、行くわよ」
リタ
「はいはい」
パメラ
「お任せあれ~」
レア
「うむ」
和桜
「はい」
絢子
「うん」



グレーテル
「それにしても街外れの洋館の噂は聞いてるわよね」
リタ
「一応ね」
グレーテル
「神隠しか殺人事件か」
パメラ
「怖いわねぇ~」
グレーテル
「パメラが言うと怖く感じないわよ」
レア
「全くだ」
グレーテル
「でも気になる話よね」
和桜
「そうですね、何があったのやら」
グレーテル
「人が入ったっきり帰ってこない、ね」
絢子
「やっぱり殺人事件なのかな」
グレーテル
「どうなのかしらね、その館には希少な血液があるから」
リタ
「鉄分の採取ってそういう事ね」
グレーテル
「ええ」
パメラ
「血液は鉄分の固まりだものね」
グレーテル
「そういう事よ」
レア
「グレーテルの言う事はいまいち分からん」
グレーテル
「レアっておつむが弱いわよね」
和桜
「ついでに運動神経も壊滅ですよ」
グレーテル
「それでよく魔王になりたいとか言えたものよね」
絢子
「あはは」
グレーテル
「まあ私も運動はそんな得意じゃないからいいけど」
リタ
「私だって運動は苦手よ」
グレーテル
「でもレアよりは出来るわよ」
パメラ
「あまり言ってあげないの」
グレーテル
「ごめんなさいね」
レア
「本当だから構わんがな」
グレーテル
「でも洋館の話は気になるわよね」
和桜
「そうですね」
グレーテル
「洋館の秘密、まあ最近の話だけど」
絢子
「うーん」
グレーテル
「なんなのかしらね」
リタ
「拷問器具とかも気になるわよね」
グレーテル
「そうね、悪趣味だとは思うけど」
パメラ
「拷問器具、なんなのかしらね」
グレーテル
「行ってみれば分かるかしらね」
レア
「それしかなかろうな」
グレーテル
「そうね」
和桜
「拷問器具、なんでそんなものが」
グレーテル
「あ、見えてきたわ、行くわよ」
絢子
「ええ」



グレーテル
「ここがその洋館みたいね」
リタ
「すんすん、血の臭いがするわ」
パメラ
「やっぱり何かあるのね」
レア
「それしかなかろうな」
和桜
「あとカップルらしき2人というのも気になります、そちらも一緒に探しましょう」
絢子
「だね、行こう」



ゾンビ
「うぅ~」
グレーテル
「なにこいつ、ゾンビかしら」
ゾンビ
「うぅ~」
リタ
「ファイアボール!」
ゾンビ
「うぁ~」
パメラ
「崩れちゃったわね」
レア
「なんだったんだ」
和桜
「引っかかりますね、奥に進みましょう」
絢子
「うん」



グレーテル
「ゾンビがちょくちょく出るわね」
リタ
「思ったんだけどあのゾンビってさ」
パメラ
「ええ、あたしも思ってたわ」
レア
「ここにいる奴がやったという事か」
和桜
「でしょうね」
絢子
「酷い…」
グレーテル
「とりあえず鉄分の採取は出来てるから、そっちも調べてみましょうか」
リタ
「そうね、誰かがやってるならとっちめてやるわ」
パメラ
「程々にするのよ」
レア
「ボコる事は止めんのか」
和桜
「悪人に人権などありません」
絢子
「あはは」
グレーテル
「ほら、行くわよ」
リタ
「はいはい」
パメラ
「は~い」
レア
「やれやれ」
和桜
「…」
絢子
「凄い人だなぁ」



グレーテル
「これが噂の拷問器具かしら」
リタ
「なんでアイアンメイデン…誰の趣味よ」
パメラ
「うーん」
レア
「悪趣味すぎるだろ」
和桜
「とにかくもっと奥に進んでみますか」
絢子
「だね」



グレーテル
「これ人の靴跡よ」
リタ
「例のカップルらしき2人かしら」
パメラ
「奥に行ったみたいね」
レア
「なら奥に行くか」
和桜
「それがよさそうですね」
絢子
「何があるんだろう」



礼服の男性?
「お前…何をした!」
女の子
「体が…動かない…」
小さな女の子
「てめぇらの血を固めてやったのさ、動けねぇだろ?」
礼服の男性
「くそっ、このままじゃ…」
女の子
「本当に…」
グレーテル
「あなた、何をしているの?」
小さな女の子
「あん?まだネズミが紛れてやがったか」
リタ
「このちっこいガキがやったの?何か異能持ちかしら」
小さな女の子
「なっ!?てめぇ、今なんて言いやがった…チビだぁ!!」
パメラ
「リタちゃんが地雷を踏んだみたいね」
小さな女の子
「人をチビとか言いやがって…」
レア
「はっ、チビにチビと言って何が悪い」
ジブリール
「ブチ切れたぜ!てめぇら全員このジブリール様がズタズタに引き裂いてやる、覚悟しやがれ!」
和桜
「地雷を踏んだせいで話し合いどころではなさそうですね、黙らせますか」
ジブリール
「てめぇら全員許しやしねぇ!」
絢子
「来るよ!」



リタ
「行くわよ!」
リタ
「万象を為し得る根源たる力…太古より刻まれしその記憶…我が呼び声に応え…今ここに甦れ!」
リタ
「エンシェントカタストロフィ!!」
リタ
「これがあたしの研究成果よ!」
ジブリール
「ちいっ!?」
和桜
「参ります!」
和桜
「全力で、叩き斬ってあげます!月破両断!!」
レア
「行くぞ!」
レア
「起これ!黒き殺戮の深淵!キリングホール!!」
パメラ
「行くわよ~」
パメラ
「蕩けるような愛をあげるわね~、メルトディザイアー、うふふっ」
ジブリール
「ちいっ!?」
グレーテル
「行くわよ!」
グレーテル
「行くわよ!ありったけ!輝け!月光!唸れ!暗黒!濡れよ!激流!根源より来たりて止めとなれ!」
グレーテル
「エレメンタルジェイル!!」
ジブリール
「ざけんじゃ…ねぇ…」


第四話に続く

アナザーストーリー グレーテル編 第二話

皇神にやってきた一行は


グレーテル
「まずは宿を確保するわよ」
リタ
「了解よ」
パメラ
「は~い」
レア
「うむ」
和桜
「はい」



グレーテル
「さて、宿は確保したから一旦自由にしていいわよ」
リタ
「はいはい」
パメラ
「は~い」
レア
「うむ」
和桜
「はい」



グレーテル
「ふぅ」
男性
「またなのか?」
女性
「これで10人目、どうなってるのかね」
グレーテル
「何かあったのかしら」
男性
「ん?ああ、実は最近街外れの洋館に人が連れ去られてるって噂でな」
グレーテル
「街外れの洋館?」
女性
「それで捜索に入った警察まで帰ってこないんだよ」
グレーテル
「街外れの洋館…行く予定の場所ね」
男性
「神隠しとか殺人鬼が住んでるとかいろいろ噂になっててさ」
グレーテル
「その洋館は今は使われているの?」
女性
「いや、昔から誰も住んでないね」
グレーテル
「つまり無人の洋館に入った人が行方不明に?」
男性
「うん、最初は子供が探検に行くって入ったのが発端なんだ」
グレーテル
「そうしたら帰ってこなかった、ね」
女性
「親も捜索願いとか出して警察が調査に行ったら警察まで行方不明になったんだよ」
グレーテル
「その洋館は何かあったりするの」
男性
「警察の話だと拷問器具の写真とかが送られてきたらしいね、それから音信不通だって」
グレーテル
「拷問器具…」
女性
「なんでそんなものがあるのかは知らないけどね」
グレーテル
「なら私が調べに行くわ、元々行くつもりだったから」
男性
「危険だ!君みたいな女の子が行くなんて!」
グレーテル
「これでも戦えるわ、それに死ぬつもりもないわよ」
女性
「そうは言ってもねぇ」
グレーテル
「それにその館に探してるものがあるのよ」
男性
「…無理だけはしないんだよ」
グレーテル
「分かってるわ」
女性
「生きて帰ってくるんだよ」
グレーテル
「ええ」
男性
「でもなんで行方不明になるんだろう、無人の筈なのに」
グレーテル
「誰か人がいるとしか思えないわね」
女性
「人って誰さ」
グレーテル
「それは分からないけど」
男性
「うーん」
グレーテル
「なんにしても行かなきゃね」
女性
「なんなのかねぇ、おっかないったら」
グレーテル
「…」

その頃

リタ
「この都市は近未来的ね」
男性
「おや、お嬢ちゃん、この都市が気になるのかな」
リタ
「ええ、ここは近未来的で面白いわ」
男性
「この都市は皇神っていう大企業が発展させたんだ」
リタ
「皇神って都市じゃなくて企業の名前なの?」
男性
「うん、皇神グループっていう大企業だね」
リタ
「なるほどねぇ、大企業の力は大したものだわ」
男性
「そういえば面白い噂を聞いたんだけど、聞きたくないかい」
リタ
「噂ねぇ、まあ聞くだけならタダだし聞かせて」
男性
「そうこなきゃ、実は皇神のデータ施設にはオーバーテクノロジーが眠ってるって噂なんだ」
リタ
「データ施設?そこってサーバー施設とかそういうの?」
男性
「ああ、そこは以前事故でデータが損失して中身は移転したんだけどね」
リタ
「データが損失してって大変ね」
男性
「でも施設自体は生きてるらしくてね、そこにオーバーテクノロジーがあるらしいんだ」
リタ
「確かそこって今回行く電気を採取する…調べてみるべきかしら」
男性
「まあ噂だから信じるかどうかは任せるよ」
リタ
「ええ、ありがとうね」
男性
「別にいいよ、噂だからね」
リタ
「オーバーテクノロジー、ね」

その頃

パメラ
「ここは凄いのね~幽霊のあたしには場違いかしら」

「う、浮いてる…」
パメラ
「あら~、可愛い子ね~」
女の子
「あの、あなたなんなの」
パメラ
「う~ん、幽霊?」
女の子
「幽霊…そんな非科学的な」
パメラ
「それよりあなたは何なの」
女の子
「少し訳あって旅をしてるのよ」
パメラ
「ふーん」
女の子
「えっと、幽霊のお姉さんは何をしてるの」
パメラ
「少し仲間のお手伝いね」
女の子
「仲間?」
パメラ
「クランっていう所から来たのよ~」
女の子
「クラン…」
パメラ
「もしかして興味ある?」
女の子
「まあ…」
パメラ
「ならあたしと一緒に来る?」
女の子
「いいの?」
パメラ
「そっちがいいならね」
女の子
「ならそうする」
パメラ
「決まりね~、あなたお名前は」
絢子
「絢子よ」
パメラ
「ええ、よろしくね~」
絢子
「うん、こちらこそね」

その頃

レア
「ふぅ」
男性
「あれ、お嬢ちゃんは外に行かないのかい」
レア
「疲れるからな、無駄に出歩きたくはない」
男性
「はぁ」
レア
「…苦いな」
男性
「砂糖入れればいいのに」
レア
「だな」
男性
「そういえば街外れの洋館に女の子がいるって噂だよ」
レア
「街外れの洋館?」
男性
「最近その洋館に入った子供が行方不明になってね、神隠しとか殺されたとか噂はいろいろあるよ」
レア
「おっかないな」
男性
「噂だからなんとも言えないけどね」
レア
「まあ頭の隅に入れておく」
男性
「最近の話だから噂になってるんだろうね」
レア
「謎は尽きないな、どうせ行くしちょうどいい」

その頃

和桜
「…」
女性
「あなたは外には行かないのね」
和桜
「ええ、少し調べ物をしておくので」
女性
「そういえばうちに来てたカップルみたいな2人帰ってこないわね」
和桜
「カップルみたいな2人?」
女性
「ええ、なんでも街外れの洋館に調査に行くって言って出ていったの」
和桜
「街外れの洋館ですか?」
女性
「最近そこに入った子供が行方不明になって捜索に入った警察も帰ってないらしいのよ」
和桜
「なるほど」
女性
「それで神隠しとか殺人事件とかいろいろ噂が立っててね」
和桜
「街外れの洋館、行く予定ですし調べてみますか」
女性
「物騒よねぇ」
和桜
「行方不明、ですか」



グレーテル
「まずは街外れの洋館に行って鉄分を採取するわよ」
リタ
「了解よ」
パメラ
「お任せあれ~」
レア
「任せておけ」
和桜
「力になりますよ」
絢子
「それじゃ休んでおきましょ」


第三話に続く

アナザーストーリー グレーテル編 第一話

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「すっかり涼しくなったね」
レイヴン
「せやな」
蓉子
「それにしてもこの国は平和なものなのね」
レイヴン
「それはうちの姫様のおかげだぞ」
芳乃
「彼女の努力も大したものよね」
レイヴン
「だな、その苦労を見てる俺からしてもイナルナちゃんはよくやってると思うわ」
山風
「提督、お父さんみたい」
レイヴン
「まあ年齢的にも俺の方がイナルナちゃんより歳上だからな」
蓉子
「若い女王様っていうのもいいわよね、革新的な事やってくれそう」
レイヴン
「実際結構滅茶苦茶な事しとるぞ」
芳乃
「でもその滅茶苦茶な事が今のこの国を作ったのよね」
レイヴン
「そういう事だ」
山風
「若さがあるからこそかな」
レイヴン
「かもしれんな」
蓉子
「頭の固い政治家達には出来ない事を平然とやってるものね」
レイヴン
「そこが若さなんだろうな」
芳乃
「でも20代の国家元首なんて世界でもこの国だけなんじゃない?」
レイヴン
「かもしれんな、まあ世の中には若くして即位する王族とかはいるにはいるが」
山風
「でもそれって王様とかが崩御したらすぐになの?」
レイヴン
「後継者を指名してたらすんなり行くとは思う」
蓉子
「でも現実はそうも行かないものよね」
レイヴン
「そういう事だ、王族とか貴族ってのは生々しくドロドロだからな」
芳乃
「貴族出身のレイヴンが言うなら本当なんでしょうね」
レイヴン
「なんにしてもこの国が10年足らずでここまで発展したのはイナルナちゃんが本気だったからよね」
山風
「そうだね、それだけこの国が好きなんだよ」
レイヴン
「祖国を好きっていうのは何もおかしくはないからな」
蓉子
「そんなの当たり前なのにね」
レイヴン
「俺としても国は好きだし、故郷だからな」
芳乃
「レイヴンも何かとあるわよね」
レイヴン
「まあ苦労人よね、俺っちも」
山風
「提督が夢を選んだのは知ってるから」
レイヴン
「だな、俺も不良から騎士になってんで夢を選んで今に至る」
蓉子
「レイヴンはそれで成功してるんだものね」
レイヴン
「運がよかっただけやぞ」
芳乃
「それにしてもこの小汚いおじさんがマスターっていうのも最初は驚いたものよね」
レイヴン
「小汚いとか言わないで」
山風
「その無精髭のせいじゃないの」
レイヴン
「この無精髭はおっさんのチャームポイントだぞ」
蓉子
「そうなの?」
レイヴン
「せやで」
芳乃
「髭っていうと子供の時にお父さんがジョリジョリしてたのがいい思い出じゃないのよね」
レイヴン
「それは父親なりのスキンシップだ、嫌ってやるな」
山風
「提督はそういう事しないの」
レイヴン
「流石にしないわよ」
蓉子
「そういえばレイヴンは結婚しないの」
レイヴン
「なんでみんな俺っちに結婚を勧めるのか」
芳乃
「ジュディスとラブラブなのによく言うわよ」
レイヴン
「ラブラブて、確かに信頼関係だけどそこまででもないぞ」
山風
「もったいないよね」
レイヴン
「勘弁してくれ」
蓉子
「むぅ」
レイヴン
「変な所でお節介なんだから」
芳乃
「焦れったいんだもの」
レイヴン
「はぁ、俺も心配されるようになったか」

その頃

グレーテル
「うーん」
ハロルド
「何唸ってるのよ」
グレーテル
「ん?ああ、少しやってみたい研究があるのよ」
シエル
「やってみたい研究?」
グレーテル
「ええ、それに使う材料でも取りに行こうかなって」
茉優
「それでその研究ってなんなのかな」
グレーテル
「マナを使って液体の生命体を作り出せないかなと思ってね」
ハロルド
「液体の生命体ってスライムとかそういうの?」
グレーテル
「液体と電気があれば出来そうなんだけど、問題は液体を硬質化させる所なのよね」
シエル
「液体を硬質化させるね、それなら鉄分でいいんじゃないかしら」
グレーテル
「鉄分?」
茉優
「なるほどね、つまり血液が凝固するみたいな感じかな」
グレーテル
「そういう事ね、つまり液体に鉄分を混ぜればいいのかしら」
ハロルド
「血液は鉄分だものね、その原理を使えればやれるんじゃないの」
グレーテル
「だとしたら必要なのは鉄分と電気ね、あとはそれを混ぜる液体かしら」
シエル
「それを採りに行くの?」
グレーテル
「そうなるわね」
茉優
「なら行ってくれば、面白くなりそうだし」
グレーテル
「ええ、それじゃ行ってくるわ」
ハロルド
「行ってらっしゃい」
グレーテル
「ええ」
シエル
「待って、雷ならこれを持っていってもらえないかしら」
グレーテル
「これって以前拾ってきた電子の欠片よね」
茉優
「復元はここでは無理なの?」
グレーテル
「要するにその電気を採取しに行く際にこれを持っていって蘇らせてこいと」
ハロルド
「でもそんなに電気が必要なの?」
グレーテル
「雷のマナが濃いなら出来るとは思うけど」
シエル
「ええ、だからその電気を採取するついでに頼んでいい」
グレーテル
「構わないわよ、確かに預かったから、それじゃ行ってくるわ」
茉優
「行ってらっしゃい」



グレーテル
「失礼するわよ」
レイヴン
「おう、どうした」
グレーテル
「数日外に出たいんだけど、許可もらえるかしら」
レイヴン
「それは構わんが、何しに行くの」
グレーテル
「研究に使うものを採りに行くの」
レイヴン
「なるほど、なら構わんぜ、行ってらっしゃいな」
グレーテル
「ええ」
レイヴン
「あと人を連れて行くのよ、一人じゃ危険だからね」
グレーテル
「了解よ、それじゃ行ってくるわね」
レイヴン
「研究ねぇ」
山風
「グレーテルもすっかり研究者の仲間入りしたよね」
蓉子
「天才っているものだわ」
芳乃
「全くよね」



グレーテル
「集まったわね」
リタ
「どこか行くの?」
パメラ
「行くなら付き合うわよ~」
レア
「どこでもいいぞ」
和桜
「仕事ならお付き合いしますが」
グレーテル
「研究に使うものを採りに行くのよ」
リタ
「研究に使うもの?」
グレーテル
「鉄分と電気と液体ね」
パメラ
「よく分からないけど、あたしは構わないわよ~」
グレーテル
「どうもね」
レア
「よく分からんが、妾は採取の手伝いをすればいいのか」
グレーテル
「そういう事よ」
和桜
「分かりました、それぐらいなら問題はありません」
グレーテル
「ええ、付き合わせてすまないわね」
リタ
「別に構わないわよ、あたしも興味あるし」
グレーテル
「あら」
パメラ
「リタちゃんらしいわね~」
グレーテル
「なら付き合ってもらうわよ」
レア
「うむ、任せろ」
グレーテル
「頼もしいわね」
和桜
「はい、ふふ」
グレーテル
「それじゃ行くわよ」
リタ
「ええ」
パメラ
「は~い」
レア
「うむ」
和桜
「はい」



パスカル
「シャトルの用意出来たよー」
グレーテル
「どうもね」
パスカル
「それで今回はどこへ行くの」
グレーテル
「皇神って都市までお願い」
パスカル
「分かった、んじゃ乗って」
グレーテル
「ええ」
リタ
「お邪魔するわね」
パメラ
「お邪魔しま~す」
レア
「邪魔するぞ」
和桜
「お邪魔します」
パスカル
「ひーふーみーっと、はい全員確認!それじゃ出発進行!マーリオー!」



パスカル
「はい、着いたよー」
グレーテル
「どうもね」
パスカル
「帰りは連絡くれれば迎えに来るからね」
グレーテル
「了解よ」
パスカル
「んじゃあたしは帰るね、バーイ」
グレーテル
「それじゃ行くわよ」
リタ
「ええ」
パメラ
「は~い」
レア
「うむ」
和桜
「はい」


第二話に続く

辺境の沼地

本日の依頼はですね


イリア
「今日の依頼って何よ」
ネルボ
「辺境の沼地での採取ですね」

「辺境の沼地?」
御音梨
「そんな場所にも行くんだね」
イリア
「ま、なんとでもなるわよ」
ネルボ
「ですね、そんな難しい依頼でもありません」

「だね」
御音梨
「でも底なし沼ってあるけど、あれ本当に底なしなの?」
イリア
「別に底はあるわよね?」
ネルボ
「あれはよく分かっていないんですよね」

「そうなの?」
御音梨
「本当に底なしなら怖いけど」
イリア
「底がなかったら地殻まで落ちちゃうじゃない」
ネルボ
「底なしという事はないとは言われていますが」

「詳しくは分かってないのか」
御音梨
「そういうものなんだね」
イリア
「あたしは詳しくないし」
ネルボ
「私もそこまでは」

「それにしても御音梨って意外と積極的だよね」
御音梨
「そう?」
イリア
「意外と抵抗がないとは感じるわね」
ネルボ
「ええ、それも含めてなんでしょうけど」

「女の子なのにね」
御音梨
「別にそんな恥ずかしがるような事でもないでしょ」
イリア
「凄い子だ」
ネルボ
「なんか凄いですね」

「私には無理だ」
御音梨
「それにしても汐は可愛いねぇ、小さくて」
イリア
「これでも汐はお姉さんなのよね」
ネルボ
「ですよ」

「ふふん」
御音梨
「小さなお姉ちゃんか、可愛いね」
イリア
「やれやれね」
ネルボ
「御音梨さんが意外と女の子だとも分かりました」

「でも私の方が歳上だもん」
御音梨
「強がりかな」
イリア
「汐も大変ね」
ネルボ
「でも立派だと思いますよ」

「ふふん」
御音梨
「そういう所はまだ年相応だよね」
イリア
「でも御音梨も古いものが好きらしいじゃない」
ネルボ
「へぇ」

「なんかもういいよ」
御音梨
「別にそんな拗ねなくても」
イリア
「若いっていいわね」
ネルボ
「イリアさんがそれを言います?」

「まあいいんじゃない」
御音梨
「そうそう」
イリア
「全く」
ネルボ
「ふふ」

「もうっ」
御音梨
「いいねぇ、こういうの」
イリア
「ほら行くわよ」
ネルボ
「はい」

「うん」
御音梨
「だね」



イリア
「それでその辺境の沼地ってこの先よね」
ネルボ
「そうですよ」

「沼地かぁ、帰ったらお風呂かな」
御音梨
「私が洗ってあげる」
イリア
「若いっていいわね」
ネルボ
「イリアさんだって若いじゃないですか」

「そうだよ」
御音梨
「なんかねぇ」
イリア
「うっさいわ」
ネルボ
「でも御音梨さんはお姉さん属性なんですね」

「私のお姉さんとしての地位が」
御音梨
「揺らがないでしょ」
イリア
「そうよね」
ネルボ
「御音梨さんもお姉さんとは意外でしたね」

「むぅ、ライバルは多い方がいいのか」
御音梨
「そうでもないんじゃない」
イリア
「まあお姉さんなんてたくさんいるものね」
ネルボ
「そういう事です」

「そういえばネルボもお姉さんなのか」
御音梨
「みんなお姉さんだね」
イリア
「さて、行くわよ」
ネルボ
「はい」

「ええ」
御音梨
「うん」



イリア
「ここがその沼地ね」
ネルボ
「はい、植物などを採取してください」

「分かった」
御音梨
「行くよ」



イリア
「こういうのかしら」
ネルボ
「ですね、いろいろと採取してください」

「うん」
御音梨
「はーい」



イリア
「沼地ってだけはあるわね」
ネルボ
「ですね、足元注意ですよ」

「早く終わらせないとね」
御音梨
「どんどん行くよ」



イリア
「もう少しかしら」
ネルボ
「そうなりますね」

「ならさっさと終わらせるよ」
御音梨
「了解」



イリア
「こんなもんかしらね」
ネルボ
「ですね、では依頼達成です」

「帰るよ」
御音梨
「何か来るよ」

「見つけたわ~」
イリア
「出たわね」
シトラリニクエ
「今度は勝つわよ~」
ネルボ
「相手になりますよ」

「負けないから」
御音梨
「行くよ!」
シトラリニクエ
「ぺったんにしてあげるわ~」




「行くよ!」

「跪け!這いつくばるのがお似合いだね!フライマイン!!」
シトラリニクエ
「ひゃあ~!?」

「アクセル解放!スモールヒッター!」

「月空!!」

「月神招来!我が刃は月天!白き渦に慚愧せよ!ルナレナス!!」
ネルボ
「行きますよ!」
ネルボ
「母なる大地よ、我に力を与え給え!」
ネルボ
「天の渦、地の嘆き、あらゆる咎を送らんが為、今断罪の剣が振り下ろされる、滅せよ!!」
シトラリニクエ
「ひゃあ~!?」
ネルボ
「アクセル解放!ボルテックアース!」
ネルボ
「再誕と破滅の雷よ、その身に平伏し終焉の空より轟け!ヴァニッシュボルト!!」
御音梨
「行くよ!」
御音梨
「揺れる水よ、斬る!波影閃断!!」
シトラリニクエ
「ひゃあ~!?」
御音梨
「アクセル解放!ミストアップ!」
御音梨
「水空波!!」
御音梨
「行くよ!湯煙に飲まれて!叩き込む!湯煙一閃!!そこだッ!」
シトラリニクエ
「撤退ね~」



イリア
「それじゃ依頼達成ね」
ネルボ
「帰りますか」

「だね」
御音梨
「うん」


こうして依頼達成
沼地のものでも使い道は様々

得意になった訳

本日も平和なようで


レイヴン
「ほら、焼けたぞ」
山風
「やった」
レイヴン
「にしても聞きつけおったな」
詩乃
「レイヴンさんってクレープが得意なんですね」
レイヴン
「得意だな」
彩楓
「レイヴンのクレープね、それにしても綺麗に作るわね」
レイヴン
「そりゃ得意だからな」
山風
「美味しい」
レイヴン
「そりゃどうも」
詩乃
「確かに美味しいですね、これは私より美味しいかも」
レイヴン
「女の子は好きそうよね」
彩楓
「好きそうっていうか、イメージよね」
レイヴン
「だな、それはある」
山風
「みんながみんな好きとは限らないもんね」
レイヴン
「そういう事」
詩乃
「でも美味しいですね、悔しいですけど」
レイヴン
「詩乃ちゃん悔しそうやな」
彩楓
「にしてもなんでこんな美味しいのよ、レイヴンのクレープ」
レイヴン
「そりゃモテたくて必死に覚えたからな」
山風
「甘いの苦手なのにね」
レイヴン
「苦手だな」
詩乃
「それなのにこんな美味しいクレープとか」
レイヴン
「ふっ」
彩楓
「モテたくて甘いの苦手なのにクレープ極めるとか努力の方向性間違えすぎでしょ」
レイヴン
「動機なんてもんはそれでいいんよ、不純な動機だろうとやる気になるって凄いんだぞ」
山風
「提督の持論だよね、それ」
レイヴン
「そうだな、動機なんてもんは不純でいいってのは俺の持論」
詩乃
「まあ私もお金稼げそうだからメイドになった訳ですし」
レイヴン
「せやろ?動機なんてもんはそれでいいんだ」
彩楓
「なるほど、そう言われると自然と納得ね」
レイヴン
「例えばお金が欲しいから働くなんてのは別に何も文句ないしね」
山風
「詩乃の言ってる事も正論って事だね」
レイヴン
「そういう事」
詩乃
「ふふん」
レイヴン
「ま、人の為になんて綺麗事より金が欲しいんだって方が動機としてはいいわな」
彩楓
「そんなもんかしら」
レイヴン
「そんなもんよ」
山風
「でも提督がモテたくてクレープ練習したのもやる気になったって事だもんね」
レイヴン
「だぞ」
詩乃
「動機は不純でいい、ですか」
レイヴン
「そうそう、別に理由なんて真面目に考える必要はないんだぜ」
彩楓
「レイヴンが逞しいの分かった気がするわね」
レイヴン
「うっさいわ」
山風
「提督はそれでこそだよね」
レイヴン
「おい」
詩乃
「ふふ、でも美味しいクレープどうも」
レイヴン
「おう」
彩楓
「動機は不純でいい、ね」
レイヴン
「そうよ、不純だろうとやる気になる事が大切だし、それをやれる事って偉いぜ」
山風
「提督の持論はやる気になる事が大切だし、それをやれるなら不純でも立派って事だよね」
レイヴン
「そういう事」
詩乃
「実行に移せるのなら不純な動機だろうと偉い、ですか」
レイヴン
「結局は実行に移せる事の大切さよ」
彩楓
「勉強になるわね」
レイヴン
「ふぅ、クレープも人に美味しいって言ってもらえるなら本望かね」

その頃

ルーク
「ほら」
浜波
「ルークさんのおにぎりですか」
ルーク
「にしてもなんで俺の料理を食いたいとか言い出したんだ」
彩春
「いえ、ルークさんは料理が出来ると聞いて興味本位です」
ルーク
「あ、そう」
由依
「それではいただきますわ」
ルーク
「おう」
浜波
「…美味しいですね、エビマヨおにぎり」
ルーク
「今回はおにぎりだけど、よほど難しくないものでもないなら一通りは作れるぜ」
彩春
「そうなのですか?」
ルーク
「ああ、鴨せいろとかも作れるしチキンカレーとかも作れるな」
由依
「鴨せいろって結構手間なのでは」
ルーク
「好物が鶏肉とエビだからな、俺は」
浜波
「でも美味しいのは凄いです」
ルーク
「元々は料理は出来なかったんだけどな、でもやってみると楽しくてよ」
彩春
「料理をやってみようっていうきっかけなどはあったんですか」
ルーク
「母上に何か作ってやりたいってのが最初かな」
由依
「お母様ですの?」
ルーク
「うん、母上は体が弱くて病気で寝込んだ時に俺が何か作ってやりたいって思ったのが最初だな」
浜波
「孝行息子なんですね」
ルーク
「別に親孝行がしたいとかじゃないさ、ただ母上に元気でいて欲しいってだけだよ」
彩春
「それだけで立派だと思いますよ」
ルーク
「んなもんかね」
由依
「そんなものですわよ」
ルーク
「まあ気づいたら結構上手くなってたのはある」
浜波
「ルークさんは料理を作る時によく鶏肉とエビを使いますよね」
ルーク
「好物だからな」
彩春
「とはいえ母親を大切にしているのはルークさんが優しい人という事が分かりますね」
ルーク
「照れるだろ」
由依
「でもルークさんは前衛的ですわよね」
ルーク
「それは言われる」
浜波
「ルークさんは個性が出るタイプなんでしょうか」
ルーク
「そんなもんかね」
彩春
「このおにぎりも個性的ですよ」
ルーク
「あのな」
由依
「ですがきちんと美味しいのですからいいではありませんか」
ルーク
「まあそうだが」
浜波
「ルークさんのエビマヨおにぎり美味しいです」
ルーク
「そりゃどうも」
彩春
「ふふ、ですがいい勉強になりました」
ルーク
「あ、そう」
由依
「ふふっ」
ルーク
「たまにはいいかね」

その頃

リーガル
「これでいいか」
旗風
「ええ、ありがとうございます」
リーガル
「それにしてもサンドイッチが食べたいとは」
蓉子
「リーガルが料理が得意って本当だったのね」
リーガル
「まあな、趣味でやっているうちに腕前も上がっていたという事だ」
青葉
「にしてもこのホットサンド美味しいですね」
リーガル
「最近はホットサンドを作れる機材も出ているからな」
旗風
「美味しいですね、やはりハイカラなものはいいです」
リーガル
「だが私も普段から厨房に立っているんだが」
蓉子
「それとは別よ」
リーガル
「まあいいが」
青葉
「でも貴族で会社の会長なのに趣味が料理とは素敵ですね」
リーガル
「ふふ、満足していただけたかな」
旗風
「はい、とても」
リーガル
「だがお前達は料理はどうなんだ」
蓉子
「出来なくはないけど、食べる方が好きかしらね」
リーガル
「蓉子らしいな」
青葉
「私も出来ますけど、大層なものは作れませんね」
リーガル
「それでいいと思うぞ、別にプロ並みに作れなくても死にはしないからな」
旗風
「それもそうですね」
リーガル
「まあ料理が出来ると節約になるし楽しくはあるけどな」
蓉子
「そういうものかしら」
リーガル
「そういうものだ、出来るに越した事はないが出来なくても死にはしない」
青葉
「リーガルさんらしい持論ですね」
リーガル
「ふふ」
旗風
「でもリーガルさんの料理は美味しいですよね」
リーガル
「それはどうも」
蓉子
「むぅ、私もやってみようかしら」
リーガル
「それもいいとは思うぞ」
青葉
「むぅ」
リーガル
「ふふ」
旗風
「お代わりをください」
リーガル
「ああ、今焼いてやる」
蓉子
「リーガルって紳士よねぇ、羨ましいわね」
リーガル
「ふふ、女性には優しくするものだぞ」
青葉
「紳士だ」
リーガル
「ふふ、ほら」
旗風
「どうも」
リーガル
「ホットサンド、いいものだな」
蓉子
「リーガルも料理上手で羨ましいわ」
リーガル
「蓉子は食べる専門か」
青葉
「私も食べる方がメインでいいですかね」
リーガル
「料理にも様々だな」


こうして得意になった理由も様々
料理が出来ると楽しいです

魔王の墓

本日の依頼はですね


リッド
「今日の依頼ってなんだ」
ムシュア
「魔王の墓の調査だってさ」
七緒
「魔王の墓?」
ラディ
「なんすかそれ」
リッド
「名前の通りじゃね?」
ムシュア
「だと思うよ」
七緒
「魔王の墓ね」
ラディ
「面白そうっすねぇ、わくわくするっす」
リッド
「ラディってそういうの好きそうだよな」
ムシュア
「あたしも好きだよ」
七緒
「楽しんでいるな」
ラディ
「そりゃもう」
リッド
「確信犯じゃねーか」
ムシュア
「それがいい」
七緒
「よくないでしょ」
ラディ
「むふふ」
リッド
「はぁ」
ムシュア
「大丈夫だよ、きっと」
七緒
「根拠がないわよ」
ラディ
「なーに、なるようになるっすよ」
リッド
「お気楽すぎるだろ」
ムシュア
「リッドは慎重派だよね」
七緒
「困った人だわ」
ラディ
「七緒さんって苦労してそうっすよね」
リッド
「寧ろ俺と七緒が苦労してないとでも」
ムシュア
「それにしてもラディは忍者なの」
七緒
「忍者よね?忍術も使うし」
ラディ
「忍者っすね、ニンニンっす」
リッド
「でも戦闘能力はかなり高いよな」
ムシュア
「だよねぇ、体術を交えつつ刀で斬りかかってくるし」
七緒
「そういう事が出来る時点で芸達者よね」
ラディ
「むふふ、褒めていいっすよ」
リッド
「調子こきやがって」
ムシュア
「それがラディらしさだよね」
七緒
「自由な所とかね」
ラディ
「別に自由なつもりはないんすけどね」
リッド
「でもスキンシップしまくりなのもどうかと」
ムシュア
「いいじゃん、スキンシップ」
七緒
「それが困ったものよね」
ラディ
「ボディタッチは基本っすよ」
リッド
「勘弁してくれ」
ムシュア
「リッドも男の子だねぇ」
七緒
「あのねぇ」
ラディ
「男の子♪」
リッド
「こっちの身が持たねぇよ」
ムシュア
「にっしっし」
七緒
「ムシュアって邪悪よね」
ラディ
「いいっすねぇ、邪悪」
リッド
「おい」
ムシュア
「邪悪♪」
七緒
「はぁ」
ラディ
「にっしっし」
リッド
「行くぞ」
ムシュア
「だね」
七緒
「ええ」
ラディ
「うっす」



リッド
「それでその魔王の墓ってこの先か」
ムシュア
「うん、なんでも魔王って刻まれてたんだって」
七緒
「胡散臭い…」
ラディ
「でも本物の魔王かもしれないっすよ」
リッド
「それはそうかもしれねぇけど」
ムシュア
「本物だったらいいね」
七緒
「…まさか目覚めさせられるかなとか思ってないわよね」
ラディ
「思ってるっすよ」
リッド
「まあ今までの経験から魔王って言っても殺されはしないと思うけどよ」
ムシュア
「仲間にしようズェ」
七緒
「好きにしなさいよ、もう」
ラディ
「諦めたっすね」
リッド
「あの七緒が諦めた」
ムシュア
「こっちは真剣なのにね」
七緒
「真剣にそういう事言うから困ってるの」
ラディ
「そんなもんっすかね」
リッド
「はぁ、行くぞ」
ムシュア
「だね」
七緒
「ええ」
ラディ
「うっす」



リッド
「ここが魔王の墓か」
ムシュア
「こういうのはお約束として…」
七緒
「やっぱり地下に進むのね」
ラディ
「行くっすよ」



リッド
「暗いな」
ムシュア
「とりあえず先に進もうぜ」
七緒
「そうね」
ラディ
「わくわくするっすねぇ」



リッド
「この先なのかね」
ムシュア
「行ってみれば分かるさ」
七緒
「なら行くわよ」
ラディ
「ドキがムネムネっす」



リッド
「こいつは…」
ムシュア
「お墓の中にお墓とかマトリョーシカかな、それよりこの赤い宝石が気になる」
七緒
「外しても平気なものなのかしら」
ラディ
「平気じゃないっすか?ほら」
リッド
「少しは躊躇えよ」
ムシュア
「持って帰る?墓荒らしになるけど」
七緒
「好きにしなさい」
ラディ
「なら持って帰るっす」
リッド
「はぁ」
ムシュア
「そんじゃ依頼達成だね」
七緒
「帰るわよ」
ラディ
「何か来るっすよ」

「発見」
リッド
「出やがったな」
マルドゥーク
「今度ハ勝ツ」
ムシュア
「仕方ないねぇ」
七緒
「負けないわよ」
ラディ
「行くっすよ!」
マルドゥーク
「殲滅開始」



七緒
「行くわよ!」
七緒
「終わらせる!剣よ唸れ!暗迅双天牙!!」
マルドゥーク
「損傷」
七緒
「アクセル解放!ブラックセラフィン!」
七緒
「崩暗刃!!」
七緒
「見せてあげるわ…!貫け!暗!空!天!翔!斬!!」
ムシュア
「行くよ!」
ムシュア
「負けられないのさ!それじゃ済まないよ!舞え!漆黒の翼!裂翔!黒翼閃!!」
マルドゥーク
「損傷」
ムシュア
「アクセル解放!クロウアイズ!」
ムシュア
「翼翔剣!!」
ムシュア
「覚悟はいいかな?天へと還る黒翼をあなたに…黒翼剣…熾閃!!運命を…断ち切る!」
ラディ
「行くっすよ!」
ラディ
「音もなく斬り捨ててやるっす!闇を駆ける、無音斬!!」
マルドゥーク
「損傷」
ラディ
「アクセル解放!エクスペクトスペル!」
ラディ
「忍法!闇駆け!」
ラディ
「行くっすよ!混沌の渦よ、廻れっす!その渦に飲まれ、絶望するっすよ!忍法!混沌渦界!!」
マルドゥーク
「撤退スル」



リッド
「それじゃ依頼達成だな」
ムシュア
「帰るよ」
七緒
「ええ」
ラディ
「うっす」


こうして依頼達成
墓に埋め込まれていた宝石はなんなのか

涼しくなりまして

本日も平和なようで


レイヴン
「結局ついてくるのな」
山風
「提督だけに美味しい思いはさせない」
レイヴン
「…」
涼花
「でも私までよかったんですか」
レイヴン
「構わんよ」
萌楓
「それで何を食べに行くんですか」
レイヴン
「ハンバガーだが」
山風
「ハンバーガーなんだ」
レイヴン
「今の季節は月見バーガーやってるからな」
涼花
「月見バーガー?」
レイヴン
「目玉焼きを挟んだバーガーな」
萌楓
「いいですねぇ、月見」
レイヴン
「この歳になってもハンバガーガッツリいけるぞ」
山風
「提督って胃もたれとか言ってるけど、普通にハンバーガー2つとか食べるよね」
レイヴン
「まあな、好きなものは和食なんだがこういうジャンクは意外と入るもんでな」
涼花
「レイヴンって和食が好きなの?」
レイヴン
「和食は作るのも好きだな、得意料理は鯖味噌だから」
萌楓
「レイヴンさんって鯖味噌なんか作れるんですか」
レイヴン
「作れるぞ」
山風
「提督の鯖味噌美味しいよね」
レイヴン
「食べた人には好評なようで」
涼花
「レイヴンは意外と多才なんですね」
レイヴン
「あと得意なものとしてクレープもあるぞ」
萌楓
「あれ?でも甘いもの苦手ですよね?」
レイヴン
「苦手だな」
山風
「提督のクレープは美味しいよね」
レイヴン
「食べた人はみんな美味しいって言うな」
涼花
「甘いものが苦手なのにクレープが得意なんですか」
レイヴン
「モテたいっていう動機だけで覚えたんだぞ」
萌楓
「うわぁ」
レイヴン
「今度焼いてやろうか」
山風
「やった」
レイヴン
「食ってみたいかね」
涼花
「そこまで言うなら」
レイヴン
「萌楓ちゃんは」
萌楓
「ならお願いします」
レイヴン
「なら今度な」
山風
「提督のクレープは絶品なんだよ」
レイヴン
「はぁ」
涼花
「ふふ」
レイヴン
「にしても涼しくなったもんだ」
萌楓
「ですね、この前まで凄く暑かったのに」
レイヴン
「突然寒くなったもんだな」
山風
「だね」
レイヴン
「お、着いた」
涼花
「では行きますか」
レイヴン
「だな」
萌楓
「月見バーガー…」



レイヴン
「さて、食うか」
山風
「いただきます」
レイヴン
「うん、やっぱこの季節はこいつを食わないとな」
涼花
「美味しいですね」
レイヴン
「やっぱりこれが醍醐味よね」
萌楓
「うん、美味しいですね」
レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督はお茶なんだね」
レイヴン
「ジュースは苦手だからな」
涼花
「甘いものが苦手ですからね」
レイヴン
「そういう事」
萌楓
「ふふっ」
レイヴン
「はぁ」
山風
「美味しい」
レイヴン
「山風ちゃん、ちゃっかりデザートまで食べとるんか」
涼花
「あら、いけませんか」
レイヴン
「いけなくはないけどな」
萌楓
「甘いものも食べないとですよ」
レイヴン
「おたくらちゃっかりしすぎだろ」
山風
「奢りだもんね」
レイヴン
「奢りだからってちゃっかりしおって」
涼花
「ふふっ」
レイヴン
「まあいいか」
萌楓
「ふぅ」
レイヴン
「はぁ」



レイヴン
「はぁ、満足だ」
山風
「提督の奢り」
レイヴン
「人の財布を当てにしおって」
涼花
「ありがとうございました」
レイヴン
「やれやれ、ん?あれは…少し待ってな」



女の子
「次はどこに行く」
女性
「どこに行くって、就職に来たんですよね?」
女の子
「でもこんな時期に雇ってくれる所なんてあるの?」
女性
「…就活に失敗して仕事を探しに海外に行こうって言い出したあなたが言いますか」
女の子
「だってこの国は商売の国らしいからどこか雇ってくれる所あるかなーって」
女性
「本当に行き当たりばったりですね」
レイヴン
「そこの2人、少しいいかね」
女の子
「なにおじさん、ナンパ?」
レイヴン
「お二人は働き先を探してるのよね」
女性
「そうですけど」
レイヴン
「よければうちに来るかい?そっちさえいいなら歓迎するけど」
女の子
「おじさんどこかの会社の人事とか?」
レイヴン
「んー、人事じゃなくてマスターかな」
女性
「マスター?バーとかですか」
レイヴン
「んにゃ、クラン」
女の子
「クラン?」
レイヴン
「困ってる人を助ける組織って感じよ」
女性
「胡散臭い…」
レイヴン
「どうする?食事と寝床は保証するけど」
女の子
「マジ?」
レイヴン
「マジ」
女性
「…見てから決めます、案内してもらえますか」
レイヴン
「はいよ、おたくらの名前は?」
御音梨
「御音梨だよ」
深白
「深白です」
レイヴン
「おう、そんじゃよろしくな、行くぜ」
御音梨
「はーい」
深白
「ええ」



レイヴン
「ここだな」
御音梨
「うわ、立派な建物だね」
深白
「思ってるより立派でしたね」
レイヴン
「見学とかする?」
御音梨
「これ決まりでいいんじゃない」
深白
「そうですね、すみませんが決まりでいいですよ」
レイヴン
「はいよ、涼花ちゃんあとは任せていいかね」
涼花
「分かったわ、それじゃ私が案内してあげるから、行きましょう」
御音梨
「うん」
深白
「分かりました」
レイヴン
「それじゃ戻るか」
山風
「うん」
萌楓
「はい」



涼花
「さて」
御音梨
「中も広い…でも外観より中の方が広くない?」
深白
「不思議な場所ですね」
アニー
「あれ?新しい人ですか?」
六花
「みたいだね」
御音梨
「えっと、御音梨だよ」
深白
「深白です」
アニー
「アニーです」
六花
「六花だよ」
御音梨
「それにしても綺麗な…」
深白
「ここは綺麗なメイドまでいるんですか」
アニー
「えっと、六花さんは男…」
六花
「男です」
御音梨
「…変態?」
深白
「女装が趣味なんですか?」
アニー
「あー、そこには何かとありまして」
六花
「詳しく話すと長くなるんだけど」
御音梨
「はぁ」
深白
「悪い人ではなさそうですからいいですけど」
アニー
「まあよろしく頼みますね」
六花
「よろしくね」
御音梨
「うん」
深白
「こちらこそ」
涼花
「ふふっ」


こうして2人が加わる事に
行き当たりばったりでも出会いはある

意思を持つ武器 深魔の赤刃

とある情報を得た為情報の場所へとやってきていた


ローエン
「この辺りですかね?情報の場所は」
レア
「そのようだな、なんでも突然赤い穴が発生したらしい」
彩女
「赤い穴ですか?」
ネルボ
「何でしょうかそれは」
ローエン
「さあ?」
レア
「妾も分からん」
彩女
「血の吹き溜まりとか」
ネルボ
「それはそれで怖いですね」
ローエン
「それにしても気になりますね」
レア
「なんだというのだ」
彩女
「私に訊かないでください」
ネルボ
「赤い穴…」
ローエン
「それでどうしますか」
レア
「調べてみるか」
彩女
「それがよさそうですね」
ネルボ
「決まりですね、行きますか」



ローエン
「何もありませんね」
レア
「あるのは草木ばかりだな」
彩女
「草原ですからね」
ネルボ
「嘘だって通報するのは親告罪ですよ」
ローエン
「さて、どうしますか」
レア
「調査は続行でいい」
彩女
「とはいえ何を調べますか」
ネルボ
「そこからですよね」
ローエン
「何かないんですかね」
レア
「何かな」
彩女
「情報とか」
ネルボ
「そんなものあるんですかね」
ローエン
「あるといいですね」
レア
「他人事か」
彩女
「あるのならそれに越した事はないですけど」
ネルボ
「あるといいんですが」
ローエン
「あるかもしれませんよ」
レア
「簡単に言うな」
彩女
「意外とあるかもしれませんね」
ネルボ
「あるなら助かるんですが」
ローエン
「それかヒントとか」
レア
「ヒントなぁ」
彩女
「あるんですかね」
ネルボ
「あると嬉しいですが」
ローエン
「意外と落ちているかもしれませんね」
レア
「落ちてるなら助かるが」
彩女
「落ちてるんですかね」
ネルボ
「意外と落ちていたりするかも」
ローエン
「おや?何か光っていますね」
レア
「転送の魔法陣だな」
彩女
「なんでそんなものが?」
ネルボ
「さあ?」
ローエン
「なら入ってみますか、お先に失礼します」
レア
「おい、待て!」
彩女
「どうします?」
ネルボ
「迷っても仕方ないですよ」
彩女
「ですね、行きますよ」
ネルボ
「はい」



ローエン
「ここは…」
レア
「遺跡か?暗いな」
彩女
「何なんですかね、ここは」
ネルボ
「さあ?」
ローエン
「何かあるんですかね」
レア
「お宝とかか」
彩女
「おや?マナを感じませんね、ここは隔離された世界のようです」
ネルボ
「本当ですね、何なんでしょう」

ようこそ、深魔に踊る乙女よ

ローエン
「声がしますね、どちら様ですか」

私の名は赤刃ブラッダル、深魔の力を秘める短剣です

レア
「もしかして妾か?」

はい、あなたになら私の深魔の力は相応しい

彩女
「それは深い魔ですか」

はい、その力は底なしの魔の力です

ネルボ
「言いますね」

さて、では私は奥で待っています。力を求めるのなら来てください

ローエン
「だそうですよ」
レア
「行くぞ、深魔の力を受け取りに」
彩女
「決まりですね」
ネルボ
「行きましょう」



ローエン
「そういえばレアさんは魔族なんですよね」
レア
「魔族というか、悪魔だな、そこを間違えるな」
彩女
「悪魔ですか、ミニマムデーモンですね」
レア
「誰がミニマムだ!」
ネルボ
「ふふ、でもレアさんは背伸びしている所も可愛いですよね」
レア
「そ、そうか?むはは」
ローエン
「分かりやすいですね」
レア
「やかましいわッ!」
彩女
「私も魔族ですけど、魔族と悪魔は似て非なるものですからね」
レア
「そうだな、一緒にされると困る」
ネルボ
「ですがレアさんはきちんと成長してますよね、精神的には」
レア
「どうせ妾はちびっこだ!ふんず!」
ローエン
「まあ強がりなのも小さいからなんですかね」
レア
「大きく見せたいからな!」
彩女
「要するに虚勢ですね」
レア
「彩女はいちいち突っかかるな」
ネルボ
「ふふ、でもレアさんを見ているとなんかゾクゾクします」
レア
「…なあ、ネルボが怖いんだが」
ローエン
「ネルボさんはこれで結構サディストですからね…」
レア
「おっかないわ!」
彩女
「可愛い子はいじめたくなるものですよ」
レア
「トラウマを植え付ける気か貴様らは!」
ネルボ
「最初だけですから」
レア
「何がだッ!」
ローエン
「はぁ、行きますよ」
レア
「だな」
彩女
「行きますか」
ネルボ
「はい」



ローエン
「行き止まりですね」
レア
「目の前には大岩だな」
彩女
「壊せって事ですかね」
ネルボ
「でしょうね」
ローエン
「ですがどうやって」
レア
「妾には無理だぞ」
彩女
「なら私がやります、下がっててください」
ネルボ
「ええ」
彩女
「いきますよ」
彩女
「はあっ!!」
ローエン
「見事ですね」
レア
「流石だな」
彩女
「これで進めますね」
ネルボ
「ですね」
ローエン
「では行きますか」
レア
「だな」
彩女
「行きますか」
ネルボ
「はい」



ローエン
「あれですかね」
レア
「だな、闇に囲まれた祭壇だから間違いない」
彩女
「美しいですね」
ネルボ
「機能美ですね」

ようこそ、深魔に踊る乙女よ

ローエン
「あなたがブラッダルですね」

はい、私こそが深魔の短剣のブラッダルです

レア
「そして指名は妾だな」

はい、あなたになら私の深魔の力は相応しい

彩女
「深魔とは言いますね」

その力は底なしの魔の力です

ネルボ
「言いますね」

さて、ではこちらに。私に相応しい筈ですよ

レア
「ああ」

さあ、手に取って

レア
「はっ!!」
ローエン
「凄いですね」
彩女
「本物の力ですね」
ネルボ
「ええ、本物の闇の力です」
レア
「これが…自然と手に馴染むな」

これからは力になります、よろしく頼みますね

レア
「ああ、こちらこそな」

忘れないでくださいね、力とは時に自分を強くしてくれるのだと

レア
「そうだな、妾もそんな強さが得られたのか」

あなたは立派に強いと思います、違いますか

レア
「まあ自分では分からんものだ、それでも強くなったと信じるさ」

あなたの強さはあなただけのもの、いいですね

レア
「うむ」

さて、では戻りなさい。大切な場所へ

レア
「うむ」
レア
「待たせたな」
ローエン
「レアさんは立派に強いと思いますよ」
彩女
「少なくとも体は小さくても強いですよね」
ネルボ
「はい、そう思います」
レア
「まあそうあって欲しいものだな」
ローエン
「ふふっ、それでこそですかな」
彩女
「かもしれませんね」
ネルボ
「はい、ふふ」
レア
「全く」
ローエン
「では帰りますか」
彩女
「あそこに転送の魔法陣がありますよ」
ネルボ
「では帰りましょう」
レア
「だな」
レア
「力は時に自分を強くしてくれる、か。尤もだな」
レア
「妾は強くなれたのだろうか」
レア
「だが昔に比べて充実はしているのだろうな」
レア
「こんな妾でも愛されていると考えると悪くない」
レア
「悪魔の妾が愛されている、か、面白いではないか」
レア
「ならば掴んでみせよう、その強さとやらを」
レア
「その為にはまず同志を増やさねばな、ふはははっ」
レア
「さて、戻るか」


こうしてレアは深魔の力を手にした
自分は小さい、それでも悪魔なのだ
この世界はこんな自分でも受け入れてくれる
人とは優しくも変わった生き物なのだと思う
だがその優しさがレアを強くする
悪魔としての誇りは確かにその胸にある
優しいと言われる事もある
それでもレアはその優しい心こそが強さの原動力なのだ
強く振る舞おうとしてもどこか優しさを隠せないその姿
レアの秘めるものは想像の悪魔とは似ても似つかぬもの
そんなレアの優しさこそがレアの強さの理由なのだろう
優しき悪魔と言われるその姿がレアなのだから
深魔の乙女レア=シェリング=フォン=ヴォルフスブルクは進む、世界を越えた先の未来へと
次の武器をご期待ください

聖なる銀

本日の依頼はですね


ロイド
「今日の依頼ってなんだ」
バルマウフラ
「聖なる銀の採取ね」
冬華
「聖なる銀?」

「なにそれ」
ロイド
「あれだろ、退魔の銀みたいなやつ」
バルマウフラ
「そうなるわね」
冬華
「確かに銀には魔を退ける力があるとは言うわね」

「吸血鬼に銀の弾丸が効くみたいなあれかな」
ロイド
「まあ実際の吸血鬼に銀の弾丸は効かないけどな」
バルマウフラ
「でも銀食器ってあるでしょ?あれ毒を判別するのに役立つのよ」
冬華
「分かるわ、銀って毒に対して敏感な金属なのよね」

「そういうものなの?」
ロイド
「だから貴族とか王族の食器は決まって銀なんだよな」
バルマウフラ
「そうね、だから銀食器は毒を判別する役割もあるのよ」
冬華
「それと銀って汚れにも敏感だから貴族や王族には必需品なのよね」

「銀って便利だね」
ロイド
「俺は基本的に宝石加工がメインだけど、言われればそういうのも作れるぜ」
バルマウフラ
「そこはドワーフ仕込みって事よね」
冬華
「そうね、ロイドの手先の器用さよ」

「だね」
ロイド
「一応本業は宝石関係なんだけどな、でも銀とか銅の加工も出来るぜ」
バルマウフラ
「そこは流石かしら」
冬華
「ロイドの器用さは流石の一言よね」

「頼まれてお鍋を直したりしてるもんね」
ロイド
「鉄の加工ぐらいはお手のもんだよ」
バルマウフラ
「ドワーフって工芸の種族って言われる程度には器用なのよね」
冬華
「そういうものなのね」

「ドワーフって凄いんだね」
ロイド
「へへん、自慢の親父だぜ」
バルマウフラ
「でも父親が2人っていうのも不思議なものよね」
冬華
「育ての親と実父ね」

「まあロイドには複雑な事情があるんだよね」
ロイド
「でもそこまで気にしてないさ、育ててくれた事にも感謝してるしな」
バルマウフラ
「ロイドって偉いわよね」
冬華
「人としては出来てるのに攻略王だものね」

「無自覚に口説き文句を言うその口はなんとかならないの」
ロイド
「うっせ」
バルマウフラ
「私も口説かれそうになったんだけど」
冬華
「私もなのよ」

「侮れないね」
ロイド
「…」
バルマウフラ
「ロイドって本当に口達者よね」
冬華
「その口の達者っぷりは見習うべきなのかしら」

「ナンパ師になるつもりかな」
ロイド
「俺はナンパ師かよ」
バルマウフラ
「下手なチャラ男よりずっとナンパ師よね」
冬華
「全くよ」

「だそうだよ」
ロイド
「勘弁してくれ」
バルマウフラ
「ふふ」
冬華
「ロイドらしいわよね」

「だよね」
ロイド
「行くぞ」
バルマウフラ
「ええ」
冬華
「そうね」

「うん」



ロイド
「それで今回はどこへ行くんだ」
バルマウフラ
「銀鉱山ね」
冬華
「やっぱり鉱山なのね」

「まあ当然だよね」
ロイド
「そういうとこって許可は取ってるんだよな?」
バルマウフラ
「だからこそ入れるんでしょうね」
冬華
「まあそうなるわよね」

「当然だろうけど」
ロイド
「そうじゃなきゃ入れないよな」
バルマウフラ
「そういう事よ」
冬華
「でも鉱石とか宝石も意外と採れるものなのね」

「取り尽くされてたりはしないものなのかな」
ロイド
「確かに気になるな」
バルマウフラ
「中にはそういうのもあるわね、でも意外と取り尽くされてないものよ」
冬華
「ふーん」

「そういうものなんだね」
ロイド
「まあそうでなきゃ世の中に流通してないか」
バルマウフラ
「そういう事よ」
冬華
「まあそれはそうよね」

「だね」
ロイド
「でも銀って実は金より多く使われてるんだよな」
バルマウフラ
「世の中の金属製品の多くは銀よ、金は寧ろ少ないわ」
冬華
「銀が一番使われてるって事かしら」

「かもしれないね」
ロイド
「んじゃ行くぞ」
バルマウフラ
「ええ」
冬華
「ええ」

「うん」



ロイド
「ここがその鉱山か」
バルマウフラ
「ここの白に近い銀を採取するのよ」
冬華
「了解よ」

「行くよ」



ロイド
「これか?」
バルマウフラ
「ええ、他にもあるから集めるのよ」
冬華
「分かったわ」

「任せて」



ロイド
「結構採れるな」
バルマウフラ
「そこまで貴重なものでもないもの」
冬華
「なら問題ないわね」

「どんどん行くよ」



ロイド
「もう少しか?」
バルマウフラ
「ええ、どんどん行くわよ」
冬華
「任せて」

「さっさと終わらせるよ」



ロイド
「こんなもんか」
バルマウフラ
「ええ、それじゃ依頼達成ね」
冬華
「帰るわよ」

「何か来るよ」

「発見」
ロイド
「出たな」
マルドゥーク
「今度ハ勝ツ」
バルマウフラ
「相手になるわよ」
冬華
「負けないから」

「行くよ!」
マルドゥーク
「殲滅スル」



冬華
「行くわよ!」
冬華
「薔薇よ散れ、白氷のように!フロスト・ローズ!!」
マルドゥーク
「損傷」
冬華
「アクセル解放!コールドゾーン!」
冬華
「氷連花!!」
冬華
「ついてこれる?こっちに来る?なんてね!距離が大事よ!アイスエンドヘヴン!!」
バルマウフラ
「行くわよ!」
バルマウフラ
「我儘なる虚無より来たる破滅の星よ!ヒュージメテオ!!」
マルドゥーク
「損傷」
バルマウフラ
「アクセル解放!スペルチェイン!」
バルマウフラ
「サンダジャ!大海嘯!」
バルマウフラ
「出よ!始まりの罪を知る世界!虚無と創世を交え…輝き爆ぜよ!」
バルマウフラ
「これが創世の融合!アルティメットフレア!!」

「行くよ!」

「刻みなさい!そのまま切り込む!ウェイブスラッシュ!!」
マルドゥーク
「損傷」

「アクセル解放!シップガーダー!」

「海月連斬!!」

「行くよ!浮き上がれ!朧連月!!月の軌跡に刻み込む!」
マルドゥーク
「撤退スル」



ロイド
「それじゃ依頼達成だな」
バルマウフラ
「帰るわよ」
冬華
「ええ」

「だね」


こうして依頼達成
その銀は魔を退ける

削れる荒野

本日の依頼はですね


ガイアス
「今日の依頼はなんだ」
なち
「削れる荒野での採取だな」
紫子
「削れる荒野?」
パール
「なんですのそれは」
ガイアス
「恐らく風で削られているという意味ではないか」
なち
「らしいな、そこはたまに凄い風が吹いて定期的に岩肌が削られるんだと」
紫子
「それで削れる荒野ね」
パール
「自然なので仕方ないとは思いますが」
ガイアス
「それにしてもなちは忍者か、俺にも忍者のような部下がいたらな」
なち
「そういやガイアスは王様なんだっけな」
紫子
「でも確かに王様とかって密偵を抱えてるイメージはあるわよね」
パール
「ええ、相手国の情報を集める諜報員みたいなものを抱えているという」
ガイアス
「そういう仕事をする部下自体はいたんだが、なちのような専門家がいたら楽だとな」
なち
「なるほどねぇ」
紫子
「忍者は優秀だものね」
パール
「忍者は古来より諜報活動の礎ですもの」
ガイアス
「それであって戦闘技術も高い、忍者は優秀なのだな」
なち
「んな事はねぇぞ?忍者ってのは本来スパイとか工作員だ、戦闘技術が高くなったのは比較的近年だ」
紫子
「そうなの?」
パール
「それは意外ですわね」
ガイアス
「だがそれだけの戦闘能力はやはり魅力的ではある」
なち
「忍者を買い被りすぎだろ」
紫子
「でもガイアスの所で働けたら光栄なんじゃない」
パール
「ガイアスは優秀ですもの」
ガイアス
「そんな褒めるようなものでもないぞ」
なち
「ま、ガイアスは王様としては仕えたいとは思うがな」
紫子
「ふーん」
パール
「あのなちさんに言わせますのね」
ガイアス
「やれやれ、お前達こそ俺を買い被りすぎだ」
なち
「ま、なんにしても忍者が強くなったのは比較的近年だって事だよ」
紫子
「確かに元々は工作員だったりスパイだったりだものね」
パール
「忍者というのも大変ですのね」
ガイアス
「だな、まああの能力を考えれば当然とは言えるかもしれん」
なち
「忍者の訓練ってのは過酷なんだよ、生半可な奴には務まらねぇさ」
紫子
「確かになちもいい肉体してるものね」
パール
「納得してしまいますわ」
ガイアス
「やはりそれだけ組織としても個人としても優れているという事か」
なち
「まあ忍者ってのは味方が負傷しても助けないってのが原則にあるからな」
紫子
「スパイとしての鉄則ね」
パール
「仲間なのにですの?」
ガイアス
「寧ろ仲間だからだろう、下手に助けて糸を手繰られない為、そうだな?」
なち
「ああ、道を断ち切って本丸まで探られないようにするのも忍者には必要だぜ」
紫子
「そういう事も含めてなのよね」
パール
「忍者は冷酷であるべきですか」
ガイアス
「やはり忍者とは強い生き物だな」
なち
「忍者ってのは任務では感情を殺さないとならねぇからな」
紫子
「なちも感情は出すけど、基本的に鉄仮面よね」
パール
「ええ、顔色を変える事がほとんどありませんもの」
ガイアス
「それだけという事なのだな」
なち
「まあな、情がある奴に忍者は務まらないぜ」
紫子
「それだけ過酷って事なのね」
パール
「忍者の世界は凄いですわ」
ガイアス
「さて、行くか」
なち
「だな」
紫子
「ええ」
パール
「はい」



ガイアス
「それでその削れる荒野はこの先か」
なち
「ああ、そうなるな」
紫子
「風には気をつけないとね」
パール
「荒野の風は体力を奪いますもの」
ガイアス
「だな、特に紫子とパールは気をつけろ」
なち
「だとよ」
紫子
「大丈夫よ」
パール
「長居しなければ平気ですわ」
ガイアス
「それにしてもパールはいい感じにリーダーシップを持っているな」
なち
「元アイドルで生徒会長だろ」
紫子
「そういう意味でもスタミナお化けよね、息切れほとんどしないんだもの」
パール
「アイドルは体力が資本ですもの」
ガイアス
「アイドルというのは見ただけでは簡単にやっているが裏での努力は想像を絶するな」
なち
「それな、下手な忍者並みにタフネス持ってやがる」
紫子
「それ凄いわよね、アイドルが過酷って分かるわよ」
パール
「ですわよ、世間一般のアイドルはそれこそスポーツ選手並にタフネスですわ」
ガイアス
「大したものだな、本当に」
なち
「アイドルのトレーニング法はそれこそ他の職業でも応用が利く程度にはすげぇ事してんだぜ?」
紫子
「私には無理そうだわ」
なち
「アイドルというのは体力勝負ですの、歌いながら踊るのがどれだけ体力を使うと思って?」
ガイアス
「全くだ」
なち
「それ体力がなかったらマジで死ねるぞ」
紫子
「凄い世界よね、アイドルって」
パール
「アイドルを甘く見ている人が世の中には多くて嘆かわしいですわ」
ガイアス
「行くか」
なち
「だな」
紫子
「ええ」
パール
「ですわね」



ガイアス
「ここが削れる荒野か」
なち
「ここで鉱石とかを採取しろ」
紫子
「了解よ」
パール
「では行きますわよ」



ガイアス
「こういうものか?」
なち
「ああ、他にもあるからどんどん集めろ」
紫子
「ええ」
パール
「了解ですわ」



ガイアス
「結構出てくるな」
なち
「これならそんな苦労はしねぇな」
紫子
「どんどん行くわよ」
パール
「ええ」



ガイアス
「もう少しか」
なち
「だな、さっさと終わらせるぞ」
紫子
「分かったわ」
パール
「どんどん行きますわよ」



ガイアス
「こんなものか」
なち
「だな、んじゃ依頼達成だ」
紫子
「帰るわよ」
パール
「何か来ますわ」

「見つけたぞ」
ガイアス
「出たな」
ヨシツネ
「今度は勝つ」
なち
「相手になるぜ」
紫子
「負けないわよ」
パール
「参りますわ!」
ヨシツネ
「斬る!」



紫子
「行くわよ!」
紫子
「邪と交わりし不浄なる魂に、清廉なる聖断を!セルクリッドプリズム!!」
ヨシツネ
「っ!?」
紫子
「アクセル解放!マイティガード!」
紫子
「プリズムニードル!!」
紫子
「具現せよ!七色の結晶!プリズムホーリィ!!」
紫子
「崇高の意志よ、我らに力を!願わくば、浄化の輝き、汝らを救わん!」
なち
「行くぜ!」
なち
「一気に決めるぜ!この一撃で…沈みやがれ!!」
ヨシツネ
「っ!?」
なち
「アクセル解放!ダークキャット!」
なち
「暗撃!!」
なち
「本当の一撃必殺ってもんを教えてやるよ、儚く果てな!一殺!!」
パール
「行きますわ!」
パール
「雷鳴の雨に戦け!迅雷舞踊!!どんどん行きますわよ!」
ヨシツネ
「っ!?」
パール
「アクセル解放!ファンガーダー!」
パール
「雷降!!」
パール
「行きますわ!我が舞に呼応し襲いかかれ!天震雷舞!!痺れておしまいなさい!」
ヨシツネ
「撤退だな」



ガイアス
「では依頼達成だな」
なち
「帰るぞ」
紫子
「ええ」
パール
「ですわね」


こうして依頼達成
その荒野の風は荒々しく吹く

漫画も読書

本日も平和なようで


レイヴン
「んー」
山風
「提督、何読んでるの」
レイヴン
「少女漫画だが」
雫音
「少女漫画?」
レイヴン
「そう」
彩楓
「レイヴンも少女漫画なんか読むのね」
レイヴン
「意外と面白いぞ」
山風
「あたしは少年漫画の方が好きかな」
レイヴン
「そこは好みだからな」
雫音
「でも少女漫画ね、私は漫画自体あまり読まなかったから新鮮だわ」
レイヴン
「雫音ちゃんいいとこのお嬢様だからな」
彩楓
「でもなんでまた?」
レイヴン
「普段から漫画は読むからな、あと絵があった方が頭に入りやすいし」
山風
「確かに絵があるって大切だと思う」
レイヴン
「でも漫画ってジャンルにもよるけどある程度のお約束ってあるよな」
雫音
「例えば?」
レイヴン
「野球漫画の主人公って大体ピッチャーみたいな」
彩楓
「なるほど」
レイヴン
「でも少女漫画もぶっ飛んだ作品とかあるからな、髪の毛に芋けんぴは衝撃的だった」
山風
「芋けんぴ…」
レイヴン
「あと少女漫画って意外とドロドロな話が多いんよね、女性作者が多いからなのかは知らんが」
雫音
「そんなものなの?」
レイヴン
「ドラマとかでも女の人間関係って結構ドロドロやん?」
彩楓
「うーん、でも言われてみればそんな気が」
レイヴン
「女の人って妙な生々しさのある作品描くからな」
山風
「そんなものなんだね」
レイヴン
「あと長髪の女の人が風呂に入る時の髪の毛の扱い方で作者の性別が大体分かるとも言う」
雫音
「例えば?」
レイヴン
「髪を束ねるのは女の作者で束ねないのは男の作者が多いらしい」
彩楓
「へぇ、面白いわね」
レイヴン
「まあ世の中には女の少年漫画家もいるし男の少女漫画家もいるって事だ」
山風
「だね」
レイヴン
「なんにしても世の中は広いんだぞ」
雫音
「全くよね」
レイヴン
「それにしても少女漫画ってのはやっぱドロドロな話が多いわな」
彩楓
「レイヴンもいろいろ読むのね」
レイヴン
「まあな、少女漫画も好きだし」
山風
「提督って変に多趣味だよね」
レイヴン
「おい」
雫音
「でもレイヴンがいろいろ知ってるのも納得かしらね」
レイヴン
「俺の知識は浅く広くだからな」
彩楓
「それはそうとなんで女の人の描く人間関係ってドロドロなのが多いのかしら」
レイヴン
「性差別って訳じゃないが、ある種の性別的な傾向なんかね」
山風
「そうなのかな」
レイヴン
「実際少女漫画の恋愛系って妙に生々しさがあるからな、ドロドロというか」
雫音
「でも女性の人間関係ってそういうの本当にあるから困るのだけれど」
レイヴン
「雫音ちゃんが言うと生々しいな」
彩楓
「全くよね」
レイヴン
「性別って意外と分かるものよね、ほんと」

その頃

和人
「んー」
ルカ
「和人?漫画なんか読んでるの?」
和人
「ん?ああ」
浜波
「それなんの漫画ですか?」
和人
「野球漫画だよ」
姫芽
「野球漫画か、和人はそういうの好きなのか?」
和人
「好きだな、まあやろうとは思わないけど」
ルカ
「ふーん」
和人
「でも野球漫画の主人公ってみんなピッチャーだよな、ワンパターンというか」
浜波
「確かに…」
和人
「野手とかリリーバーじゃ駄目なのか?」
姫芽
「出来なくはないだろうけど、出番減りそうだな」
和人
「それなんだよな」
ルカ
「野手だと打順とかあるしリリーバーだとリードさせないと出せないし」
和人
「だよなぁ、でもピッチャーだとマンネリ気味なんだよ」
浜波
「うーん、でも野手だと毎回打順は回ってきませんし」
和人
「そうだな」
姫芽
「それこそ毎回打者一巡とかしないといけなくなるからな」
和人
「大量得点でコールドゲーム連発させる気か」
ルカ
「あはは」
和人
「だからピッチャーしかやらせられないんだろうな、野球漫画の主人公って」
浜波
「そうですね、悲しいですけど」
和人
「野手が主人公だと毎回打順回せないし、リリーバーだと出番自体なくなりかねないからな」
姫芽
「難しい問題だよな、野球漫画は」
和人
「本当だよ」
ルカ
「野手とかリリーバーが主人公の野球漫画も見てみたいけどね」
和人
「それなんだよなぁ、誰か描いてくれよ」
浜波
「あはは」
和人
「でも野球漫画は好きだな」
姫芽
「それは変わらないんだな」
和人
「難しいもんだな、本当に」

その頃


「んー」
ジュード
「流?漫画なんか読んでるの?」

「ん?ああ」
涼月
「何を読んでいるんですか」

「ん?医療漫画だよ」
みやび
「医療漫画ですか」

「ああ、フィクションならではの面白さってあるしな」
ジュード
「分かるよ、それ」

「だろ?」
涼月
「でも医療漫画って結構とんでもないのとかありますよね」

「そうだな、でもそれが面白さでもあるんだが」
みやび
「真似してはいけませんというやつですね」

「そうなるな」
ジュード
「でも何かと凄い事やるのがフィクションの素晴らしさだよね」

「フィクションだからこそ出来る演出ってやつな」
涼月
「流石に真似したら首が飛ぶかもしれませんけどね」

「それはある」
みやび
「ああいうとんでもない医療行為もフィクションだからこそ許されるんですよね」

「そんなの分かりきってる事だよな」
ジュード
「最近はフィクションとリアルの違いが分からない人もいるからね」

「全くだ、それぐらい分かれって話だよ」
涼月
「なんでそういう人がいるんでしょう」

「さあな、そういう奴は医者でも救えないもんだ」
みやび
「最高の皮肉ですね、それ」

「医者は病気は治せても馬鹿は治せないからな」
ジュード
「あはは」

「俺からしても本当の馬鹿ってのは医者でも匙を投げるもんだと思ってるからな」
涼月
「どんな命も救うと豪語する流さんでもそう言うんですね」

「馬鹿は命じゃないからな」
みやび
「まあ健康体でも馬鹿だったらそうなりますよね」

「俺はあくまでもどんな命でも助けると誓ったのであって、馬鹿を治すとは言ってないからな」
ジュード
「あはは」

「本当の馬鹿ってのは医者でも匙を投げるもんなんだよ、俺はそれを知ってる」
涼月
「流さんらしい持論ですね」

「そもそも馬鹿ってのは命が危なくなくてもそういう奴はこれでもかといるしな」
みやび
「はぁ」

「ま、この医療漫画に難癖つけるような奴を救う義理はないって事だよ」
ジュード
「命が危険じゃないかもしれないからかな」

「そういう事、そっちは専門外だ」
涼月
「流さんらしいですね」

「にしてもやっぱり医療漫画はいいな」
みやび
「馬鹿は医者でも治せない…」

「ふぅ」

その頃


「んー」
ルーク
「暁?何読んでんだよ」

「ん?少女漫画だけど」
沙希
「少女漫画ですか、暁さんらしいですね」

「ふふん、レディとしては当然よ」
有理
「でも漫画はフィクションだろう?」

「フィクションだからいいのよ」
ルーク
「そりゃそうだ」

「こういうレディになりたいとも思うしね」
沙希
「そういうもんですかね」

「素敵でしょ」
有理
「ふむ」

「憧れちゃうわね」
ルーク
「少女漫画って妙な生々しさがあるよな」

「何よ」
沙希
「なんでもないです」

「レディっていいものだわ」
有理
「人はフィクションに憧れるものなのかな」

「うふふ」


こうして漫画の好みも様々
描き方で作者の性別が分かる要素もある

VS魔学者キール

戦闘開始です


魔学者キール
「行くぞッ!」
スレイ
「来いッ!」
リアラ
「負けないわよ!」
グレーテル
「派手に行くわよ!」
クロエ
「覚悟なさい!」
魔学者キール
「炎よ!行け!」(体力後210010)
スレイ
「はっ!ふっ!はっ!」
リアラ
「水よ!追い詰めろ!」
グレーテル
「月よ、貫け!ムーンレイ!」
クロエ
「はっ!旋駆槍!飛天撃!」
魔学者キール
「風よ!斬り裂け!」(体力後202344)
スレイ
「はっ!せっ!ふっ!」
リアラ
「炎よ!逃がさない!」
グレーテル
「月よ、刺され!ダストニードル!」
クロエ
「はっ!月駆槍!震撃槍!」
魔学者キール
「水よ!追い詰めろ!」(体力後194223)
スレイ
「はっ!させるか!そこだ!」
リアラ
「石よ!散れ!」
グレーテル
「月よ、弾けよ!ムーンブラスト!」
クロエ
「はっ!影撃槍!月震破!」
魔学者キール
「水よ!噴き上がれ!」(体力後186327)
スレイ
「はっ!させるか!散れ!」
リアラ
「風よ!斬り裂け!」
グレーテル
「月よ、隆起せよ!ムーンブレイク!」
クロエ
「はっ!震閃!旋裂影槍!」
魔学者キール
「風よ!斬り裂け!」(体力後178211)
スレイ
「はっ!なんの!はあっ!」
リアラ
「炎よ!落ちよ!」
グレーテル
「月よ、突き刺され!ムーングレイブ!」
クロエ
「はっ!月震槍!猛駆槍!」
スレイ
「行くぞ!」
スレイ
「終わらせる!来たれ神雷!俺の全てで、悪しきを断ち切る!秘剣!烈震神雷牙!!」
魔学者キール
「なめるな!!」
魔学者キール
「炎よ!爆ぜろ!」(体力後140021)
スレイ
「はっ!刻め!甘いよ!」
リアラ
「水よ!落ちてこい!」
グレーテル
「月よ、刻み込め!ムーンオブアース!」
クロエ
「はっ!雷駆槍!月滅槍!」
魔学者キール
「光よ!雨と降れ!」(体力後132427)
スレイ
「はっ!甘い!はあっ!」
リアラ
「大地よ!押し潰せ!」
グレーテル
「月よ、解き放て!マイトルナ!」
クロエ
「はっ!魔神槍!空影槍!」
魔学者キール
「水よ!渦を巻け!」(体力後124776)
スレイ
「はっ!なんの!刻め!」
リアラ
「風よ!斬り裂け!」
グレーテル
「月よ、射抜け!アルテミスアロー!」
クロエ
「はっ!魔神衝影槍!天光槍!」
魔学者キール
「風よ!逆巻け!」(体力後116781)
スレイ
「はっ!なんの!させるか!」
リアラ
「炎よ!全てを焦がせ!」
グレーテル
「月よ、押し潰せ!ムーンプレッシャー!」
クロエ
「はっ!衝破!月刃!」
魔学者キール
「炎よ!灰燼と化せ!」(体力後108218)
スレイ
「はっ!まだまだ!はあっ!」
リアラ
「氷よ!押し潰せ!」
グレーテル
「月よ、凍り付け!ムーンソウルエンド!」
クロエ
「はっ!月駆!魔狼牙!」
リアラ
「行くわよ!」
リアラ
「我が呼びかけに応えよ!舞い降りし疾風の皇子よ!我らに仇なす、意志を斬り裂かん!!」
魔学者キール
「なめるな!!」
スレイ
「俺も続くぞ!」
スレイ
「終わらせる!剣よ吼えろ!雷迅双豹牙!!」
魔学者キール
「なめるな!!」
魔学者キール
「やるじゃないか」
スレイ
「キールもね」
リアラ
「流石はって所かしら」
グレーテル
「学者様はやっぱり違うわね」
クロエ
「グレーテルは嫌味よね」
魔学者キール
「ふん、だが僕だって魔法もきちんと学んでいるんだ」
スレイ
「だからこそ強いんだよね」
リアラ
「キールの魔法は強いものね」
グレーテル
「そうね、それは認めるわ」
クロエ
「頭のよさは魔法の強さに影響するものね」
魔学者キール
「まあ僕のは晶霊術だけどな」
スレイ
「違いはよく分からないけど、似てるって事だよね」
リアラ
「私のもレンズを媒介にしてるから少し違うわね」
グレーテル
「魔法も多様で面白いわね」
クロエ
「グレーテル楽しそうね」
魔学者キール
「全くだ」
スレイ
「ふふっ」
リアラ
「でもキールも楽しそうよ」
グレーテル
「勉学は楽しいものね」
クロエ
「キールもグレーテルもマッドよね」
魔学者キール
「誰がマッドだ」
スレイ
「キールは違うんじゃない?」
リアラ
「好奇心の塊ではあるけどね」
グレーテル
「好奇心はいいわよ」
クロエ
「やれやれね」
魔学者キール
「さて、それじゃやるか」
スレイ
「負けないよ」
リアラ
「手は抜かないわ」
グレーテル
「派手にやるわよ」
クロエ
「行くわよ!」
魔学者キール
「聖なる槍よ!突き刺され!」(体力後40021)
スレイ
「はっ!せっ!ふっ!」
リアラ
「大地よ!全てを砕け!」
グレーテル
「月よ、剣となれ!ムーンソード!」
クロエ
「はっ!無影槍!断空撃!」
魔学者キール
「星よ!落ちてこい!」(体力後32441)
スレイ
「はっ!なんの!はあっ!」
リアラ
「嵐よ!吹き荒れよ!」
グレーテル
「月よ、断罪せよ!ムーンディバイン!」
クロエ
「はっ!絶駆槍!刹閃!」
魔学者キール
「流星よ!来たれ!」(体力後24321)
スレイ
「はっ!まだまだ!はあっ!」
リアラ
「大地よ!破壊せよ!」
グレーテル
「月光の剣よ、我に仇なす敵を討て!ムーンライトセイバー!」
クロエ
「はっ!斬空槍!無影幻牙!」
魔学者キール
「やるな、本気で行くぞ!」
スレイ
「来いッ!」
リアラ
「負けないわよ!」
グレーテル
「うふふ、面白いわ」
クロエ
「来なさい!」
魔学者キール
「彼の地より来たる流れ星よ、ここに煌めき全てを貫く光となれ!シューティングラピュタ!!」
魔学者キール
「僕にだって譲れないものがある!」(体力後16001)
スレイ
「なめるなあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
リアラ
「この程度…ッ!!」
クロエ
「グレーテル!」
グレーテル
「ええ!」
クロエ
「アクセル解放!ナイトフィールド!」
クロエ
「ブラッドハウル!!」
クロエ
「容赦はしないわ!はあぁぁぁぁぁっ…ふっ!絶!血!!そりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
魔学者キール
「っ!?」
グレーテル
「行くわよ!」
グレーテル
「行くわよ!ありったけ!輝け!月光!唸れ!暗黒!濡れよ!激流!根源より来たりて止めとなれ!」
グレーテル
「エレメンタルジェイル!!」
魔学者キール
「負けた…か…」



スレイ
「なんとか勝てたね」
リアラ
「勝てばなんとやらよね」
グレーテル
「そういう事よ」
クロエ
「調子いいわね」
スレイ
「でもそれぐらいでなきゃ」
リアラ
「そうそう」
グレーテル
「うふふ」
クロエ
「全く」
魔学者キール
「はぁ、負けたか」
スレイ
「でもキールも強かったよ」
魔学者キール
「それはどうも」
リアラ
「流石だったわよね」
魔学者キール
「まあ負けは負けだけどな」
グレーテル
「意外と素直ね」
魔学者キール
「言い訳はしないさ」
クロエ
「そう」
魔学者キール
「それじゃ僕は先に帰るぞ、じゃあな」



スレイ
「行こうか」
リアラ
「そうね」
グレーテル
「行くわよ」
クロエ
「ええ」


次のボスをご期待ください

陰と陽の洞窟 第百八十六層

久々の陰と陽の洞窟です


スレイ
「うん、順調だね」
リアラ
「そうね、いい感じ」
グレーテル
「うふふ、いい感じだわ」
クロエ
「あんた達元気ねぇ」
スレイ
「クロエもここでは元気じゃないか」
リアラ
「そうね、今昼間なのに」
グレーテル
「デイウォーカーだから昼間に弱い筈よね」
クロエ
「それは不思議なのよね、なんなのかしらここ」
スレイ
「制約とかが外れるんじゃない?」
リアラ
「確かにそんな感じはあるわね」
グレーテル
「そういえばスレイの神依もここだと制限なしで使えてるわよね」
クロエ
「そういえばそうね」
スレイ
「うん、六道神依は力が強すぎて普通だと数分しか持たないんだけど」
リアラ
「それがここだと制限なしで使えてる、不思議だわ」
グレーテル
「でも今回のメンツって何かしらの特殊持ちよね」
クロエ
「グレーテルも血の力で変身してるわよね」
スレイ
「人格が変わるやつだね、あれなんなの?」
リアラ
「確かブラッドスケルターだったかしら」
グレーテル
「それは血が限界まで汚れた時のやつよ、普段のはジェノサイドモードよ」
クロエ
「ふーん」
スレイ
「ブラッドスケルターってジェノサイドとどう違うの?」
リアラ
「そこがよく分からないんだけど」
グレーテル
「そうね、ブラッドスケルターは理性が吹っ飛ぶから味方も殴るわよ」
クロエ
「おっかないわね」
スレイ
「でも血が汚れるって?」
リアラ
「グレーテルの血液って特殊なのよね、確か」
グレーテル
「ええ、魔物の攻撃とかを受けると血が汚れるのよ、だから血清打たないといけないのよね」
クロエ
「その血清ってどうしてるの?」
スレイ
「確か普段から持ってるんだっけ?」
リアラ
「なくなったら大変よね」
グレーテル
「まあね、錬金術で作れるから持てるだけは持ってるわよ」
クロエ
「なるほど」
スレイ
「でもグレーテルも変身出来るのは面白いよね」
リアラ
「スレイの神依といい面白い能力よね」
グレーテル
「そうね、神依についてはぜひとも調べたいのだけど」
クロエ
「グレーテルってマッドよね」
スレイ
「あはは」
リアラ
「でも面白い人よね」
グレーテル
「なんにしてもここだと能力の制限とかなくなるのかしら」
クロエ
「そんな気がするわね、デイウォーカーの私でも元気になってるし」
スレイ
「何かとあるのかもね、ここ」
リアラ
「そんな気はするわね」
グレーテル
「不思議な場所だわ」
クロエ
「全くね」
スレイ
「でも力に頼ってると外で危なくなりそうだし、なるべく使わずに戦おうかな」
リアラ
「それはそうね」
グレーテル
「私の場合はブラッドスケルターは制御出来ないからなんともね」
クロエ
「血の汚れが限界になるっていうのはコントロールは難しいわよね」
スレイ
「まあそれでも気をつけるしかないね」
リアラ
「そうね、それはあるかしら」
グレーテル
「善処はするわよ」
クロエ
「ならいいんだけどね」
スレイ
「そういう事だね」
リアラ
「まあピンチになったら迷わず使うのよ」
グレーテル
「ええ」
クロエ
「そうさせてもらうわ」
スレイ
「俺もここでは容赦しなくていいからな」
リアラ
「そうね、うふふ」
グレーテル
「やれやれね」
クロエ
「困ったものだわ」
スレイ
「ふふっ」
リアラ
「でもそれだけここはルールと自由の境目があるのかもね」
グレーテル
「かもしれないわね」
クロエ
「不思議なものね」
スレイ
「でもだからこそ本気になれるよ」
リアラ
「そうそう」
グレーテル
「ボコボコに出来るわよね」
クロエ
「それでいいのかしら」
スレイ
「あはは」
リアラ
「グレーテルらしいわね」
グレーテル
「容赦しないのが私流よ」
クロエ
「やれやれね」
スレイ
「でも俺も神依が使えるなら楽だよ」
リアラ
「スレイは強いわよね」
グレーテル
「神依、興味深いわ」
クロエ
「グレーテルの好奇心は底なしね」
スレイ
「それよりここはボスだよね、ルール確認しようよ」
リアラ
「ここは回復禁止と打撃武器禁止と秘奥義合計7回未満ね」
グレーテル
「ならなんとでもなるわ」
クロエ
「そうね、このまま行くわよ」
スレイ
「それでここのボスは…」
リアラ
「あれじゃないかしら」
グレーテル
「キールね、油断せずに行くわよ」
クロエ
「ええ」
キール?
「なんだ、こんな所まで来るなんて物好きだな」
スレイ
「えっと、キールかな」
魔学者キール
「僕は魔学者キール、俗に言う思念体だな」
リアラ
「魔学者ね、キールらしいわね」
魔学者キール
「ふふ、学門に終わりはないぞ」
グレーテル
「その通りね、うふふ」
魔学者キール
「グレーテルは分かっているな」
クロエ
「あんた達そういうの好きねぇ」
魔学者キール
「学ぶというのは素晴らしいからな」
スレイ
「分かる、俺も歴史を調べるのが好きだよ」
魔学者キール
「スレイもか」
リアラ
「好きね、本当に」
魔学者キール
「勉強は知的好奇心を満たす為にするものだ」
グレーテル
「全くね、知識ってそういうものでしょ」
魔学者キール
「グレーテルとは意気投合してるからな」
クロエ
「でも言ってる事は理解出来る気がするわね」
魔学者キール
「さて、訊きたい事があるから答えてくれるな」
スレイ
「俺なんかでいいならね」
リアラ
「私なんかでいいならね」
グレーテル
「私なんかでいいならね」
クロエ
「私なんかでいいなら」
魔学者キール
「ああ、それじゃ訊くぞ」
魔学者キール
「好きになれるものはあるか」
スレイ
「あるよ、もちろん」
魔学者キール
「なら本気になれるものはあるか」
リアラ
「もちろんあるわよ」
魔学者キール
「なら自由とはなんだ」
グレーテル
「責任を伴うものかしら」
魔学者キール
「なら許せないものはあるか」
クロエ
「もちろんあるわよ」
魔学者キール
「なら夢中になれるものはあるか」
スレイ
「あるよ、もちろん」
魔学者キール
「なら真面目は損だと思うか」
リアラ
「思わないけど、損をしやすいものよね」
魔学者キール
「なら好きとはなんだと思う」
グレーテル
「執着心とかそういうのかしら」
魔学者キール
「なら恐怖とはなんだと思う」
クロエ
「生存本能かしら」
魔学者キール
「なら強さとはなんだと思う」
スレイ
「立ち上がれる事、かな」
魔学者キール
「なら好きな人はいるか」
リアラ
「もちろんいるわよ」
魔学者キール
「なら没頭出来るものはあるか」
グレーテル
「もちろんあるわよ」
魔学者キール
「なら苦手を克服したいと思うか」
クロエ
「出来るならしたいわよね」
魔学者キール
「そうか、なかなかいい返事だな」
スレイ
「何事も無責任ではいられないんだろうね」
魔学者キール
「そういう事だ」
リアラ
「だからこそ好きになるものよね」
魔学者キール
「だな、無責任は嫌われるぞ」
グレーテル
「全くよね」
魔学者キール
「責任は背負うもので果たすものだからな」
クロエ
「そうね、それはあるわ」
魔学者キール
「さて、お前達は先に進みたいんだろう」
スレイ
「戦えだね」
魔学者キール
「ああ」
リアラ
「いいわ、受けて立つわよ」
魔学者キール
「決まりだな」
グレーテル
「手は抜かないわよ」
魔学者キール
「ああ、では」
クロエ
「本気で」
魔学者キール
「行くぞ!」


戦闘開始です

灼ける川

本日の依頼はですね


イバル
「今日の依頼ってなんだ」
メルル
「えっと、灼ける川での採取ですね」
奈月
「灼ける川?」
未歌
「何かなそれ」
イバル
「知らん、間欠泉か何かか」
メルル
「みたいですよ、間欠泉らしいです」
奈月
「間欠泉か」
未歌
「それって温泉だよね」
イバル
「そうだぞ」
メルル
「まあクランのお風呂は温泉ですけどね」
奈月
「そういえばそうだったな」
未歌
「そうだったの?」
イバル
「そうらしい」
メルル
「なので癒やされますよ」
奈月
「確かに気持ちよくはなれるな」
未歌
「でも私の地元だと温泉なんてたくさんあったなぁ」
イバル
「そうなのか?」
メルル
「羨ましいですね」
奈月
「全くだ」
未歌
「まあ私の実家は旅館だからね」
イバル
「ほう」
メルル
「それは凄いですね」
奈月
「未歌は実は金持ちなのか」
未歌
「そこまでお金持ちって訳でもないと思うよ」
イバル
「でも旅館なんだろ」
メルル
「まあ王族の私に言えた義理でもないですけど」
奈月
「そういえばメルルは王族だったな」
未歌
「私よりお金持ちじゃん」
イバル
「だよなぁ」
メルル
「そういえばイバルさんって動物と話せるんですよね」
奈月
「そういえばそうだな、よく犬や猫と話しているのを見る」
未歌
「マジで?」
イバル
「話せるぞ、動物はいいからな」
メルル
「羨ましい」
奈月
「だが動物の本音など知らない方が幸せかもしれんぞ」
未歌
「私の家にしいたけっていう大型犬がいるんだけど、なんて思ってるんだろ」
イバル
「しいたけって」
メルル
「凄い名前ですね」
奈月
「とはいえ本音を聞いたらショックを受ける可能性もあるからな」
未歌
「むぅ、そんなものかな」
イバル
「特にペットだと幸せって思ってるケースが必ずとは限らないからな」
メルル
「そういえばイバルさんって動物専門のカウンセラーやってましたね」
奈月
「あの馬鹿だったイバルがそんな賢くなったのか」
未歌
「サラッと失礼」
イバル
「まあ動物と話せるなら仕事に活かしたいと思っただけだ」
メルル
「偉いですね」
奈月
「だな」
未歌
「羨ましいけど、本音を知りたいような…うーん…」
イバル
「言葉が通じないから幸せって事もあるんだぜ」
メルル
「ですね」
奈月
「そういう事だ」
未歌
「なるほど」
イバル
「それじゃ行くぞ」
メルル
「はい」
奈月
「ああ」
未歌
「はーい」



イバル
「それでその灼ける川っていうのはこの先か」
メルル
「ですよ」
奈月
「にしても間欠泉か」
未歌
「温泉いいよね」
イバル
「そうだな」
メルル
「癒やされますからね」
奈月
「それが温泉だからな」
未歌
「だね、まあ私は当たり前に入ってたからなんとも言えないけど」
イバル
「旅館だしな」
メルル
「旅館ですしね」
奈月
「旅館だからな」
未歌
「はい、そうです」
イバル
「ふふ」
メルル
「それもいいと思いますけどね」
奈月
「少し羨ましくはある」
未歌
「あはは」
イバル
「未歌もいい家に生まれたな」
メルル
「ですね」
奈月
「全くだ」
未歌
「ふふ」
イバル
「行くか」
メルル
「ですね」
奈月
「ああ」
未歌
「はーい」



イバル
「ここが灼ける川か」
メルル
「ここで石とかを採取してください」
奈月
「分かった」
未歌
「行くよ」



イバル
「こういうのか?」
メルル
「はい、もっと集めてください」
奈月
「ああ」
未歌
「分かった」



イバル
「にしても暑いな」
メルル
「間欠泉ですからね」
奈月
「さっさと終わらせて帰るぞ」
未歌
「うん」



イバル
「ふぅ」
メルル
「もう少しですね」
奈月
「さっさと終わらせるか」
未歌
「だね、行くよ」



イバル
「こんなもんか」
メルル
「ですね、では依頼達成です」
奈月
「帰るぞ」
未歌
「何か来るよ」

「見つけたぞ」
イバル
「出たな」
アルジュナ
「今度こそぶっ殺してやる」
メルル
「相手になりますよ」
奈月
「負けんぞ」
未歌
「行くよ!」
アルジュナ
「ぶっ殺す!」



奈月
「行くぞ!」
奈月
「終わらせるぞ!暗き夜に閃く刃…最後の月に、名を残せ…冥月砕斬剣!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
奈月
「アクセル解放!ヒステリックバースト!」
奈月
「崩閃!!」
奈月
「覚悟を決めろ!荒ぶる心…無風なる闇夜の如く…静寂に…斬る!!」
奈月
「我が剣の前に果て逝け」
メルル
「行きます!」
メルル
「開け!異界の扉!塵も残さず、虚無へと消え去れ!太陽と月の円舞曲!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
メルル
「アクセル解放!エリキシルサークル!」
メルル
「金霊の魔砲!!」
メルル
「始めます!創世を誘う、再誕の雷!創世と再誕の回旋曲!!」
未歌
「行くよ!」
未歌
「踊るように、何度でも!氷転雪舞!!叩き割る!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
未歌
「アクセル解放!フロストステップ!」
未歌
「氷舞剣!!」
未歌
「行くよ!流れるように、踊り歌う!雪舞白天!!一気に…凍らせるよ!」
アルジュナ
「撤退だな」



イバル
「それじゃ依頼達成だな」
メルル
「帰りますよ」
奈月
「ああ」
未歌
「うん」


こうして依頼達成
間欠泉はとても暑い

天を貫く塔 第五十話

その頃のアスベル達は


セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「任せておけ」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「もう慣れたよ」
リンメル
「やれやれですね」
陽炎
「行くわよ」



冒険者
「あら、行くのね」
セルエン
「うん。負けていられないからね」
冒険者
「頼もしいわねぇ」
アスベル
「強くなったしな」
冒険者
「そうね、二人とも強くなったわ」
エイプス
「うふふ、どうも」
冒険者
「期待してるわよ、若い人」
クルル
「おうよ」
冒険者
「それじゃ私は行くわね、負けないのよ」
乃月
「行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「行きましょう」
陽炎
「ええ」



セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「今回は356層からか」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「やれやれですね」
陽炎
「ほら、行くわよ」



セルエン
「光よ爆ぜよ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ散れ!」
クルル
「ドーン」
魔物
「グァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「散れ!」
リンメル
「そこっ!」
陽炎
「燃えろ!」
魔物
「グァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「…」
エイプス
「どうすんのこれ」
クルル
「知らなーい」
乃月
「ですわ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「困ったものですね」
陽炎
「どうすんのよこれ」
セルエン
「私に訊かれても」
アスベル
「…」
エイプス
「はぁ」
クルル
「むふふ」
乃月
「やれやれですわね」
フィリー
「困ったものだよね」
リンメル
「はぁ」
陽炎
「行くわよ」



セルエン
「光よ爆ぜよ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ散れ!」
クルル
「ドーン」
魔物
「グァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「散れ!」
リンメル
「はあっ!」
陽炎
「燃えろ!」
魔物
「グァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「…」
エイプス
「どうすんのこれ」
クルル
「知らなーい」
乃月
「ですわ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「こまったものですね」
陽炎
「全くよ」
セルエン
「はぁ」
アスベル
「…」
エイプス
「どうすんのこれ」
クルル
「知らなーい」
乃月
「ですわ」
フィリー
「困ったね」
リンメル
「本当ですよ」
陽炎
「ほら行くわよ」



セルエン
「あれ?ここ」
アスベル
「隠し部屋か」
エイプス
「どうする?」
クルル
「もちろん行く」
乃月
「決まりですわね」
フィリー
「行くよ」
リンメル
「はい」
陽炎
「ええ」



セルエン
「なんだろこれ」
アスベル
「貝殻だな」
エイプス
「一応持って帰りましょうか」
クルル
「だね」
乃月
「では先に進みますか」
フィリー
「だね」
リンメル
「行きますか」
陽炎
「ええ」



マッドライダー
「通さないよ」
セルエン
「マッドライダー!」
アスベル
「こいつがボスか」
エイプス
「やるわよ」
クルル
「ぶっ飛ばす」
乃月
「引き裂いてやりますわ」
フィリー
「やるよ」
リンメル
「では」
陽炎
「行くわよ!」



マッドライダー
「悔しい…」
セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「それじゃ今回はこの辺で引き上げるか」
エイプス
「そうね」
クルル
「それじゃ撤退するよ」
乃月
「ですわね」
フィリー
「それじゃ撤退だね」
リンメル
「はい」
陽炎
「てったーい」



セルエン
「それじゃご飯行こうか」
アスベル
「甘口カレー!」
エイプス
「そればかりね」
クルル
「アスベルだし」
乃月
「ですわよね」
フィリー
「だよね」
リンメル
「行きますか」
陽炎
「そうね」


こうしてダンジョン攻略は続く
元の世界にはまだ帰れそうにない

蘇る骨

本日の依頼はですね


カイル
「今日の依頼って何」
真奈
「以前見つけた骨を蘇らせに行くのよ」
愛姫
「それはあの痺れる湖のやつか」
鞠未
「そんなものがあったのね」
カイル
「そんなのあったね」
真奈
「そうそれ」
愛姫
「まあそれなら特に苦労はしないだろうな」
鞠未
「でも骨を蘇らせるなんて出来るのね」
カイル
「だよねぇ、クランもなんでもありになってる」
真奈
「全くよね」
愛姫
「まあそれもいいだろう」
鞠未
「そうそう、ベリーベリーよ」
カイル
「あはは」
真奈
「ま、なんとでも出来るものよね」
愛姫
「それだけという事か」
鞠未
「そうなるわね」
カイル
「まあ世の中意外となんでも出来るのかもね」
真奈
「そういう事かしらね」
愛姫
「それにしても鞠未はいい具合に大人だな」
鞠未
「まあね、今は独身貴族だけど」
カイル
「鞠未って好き勝手に生きてそうだよね」
真奈
「なんとなく分かるわね」
愛姫
「だがそれなりにいい身分なのだろう」
鞠未
「そうよ、でも私は家の事は今はいいの」
カイル
「ふーん」
真奈
「何かとあるのね」
愛姫
「とはいえ鞠未も苦労しているのか」
鞠未
「一応ね、母校は統廃合でなくなったりとかしてるし」
カイル
「そんな事があったんだ」
真奈
「それは複雑…まあ私の学校も統合されてたから似たようなものかしら」
愛姫
「そういえばそうだったな」
鞠未
「真奈も統廃合されてたのね」
カイル
「なんにしても真奈と鞠未って似てる気がするね」
真奈
「そう?」
愛姫
「どこかかしましい所とかな」
鞠未
「かしましいって」
カイル
「なんとなくね」
真奈
「なんか複雑だわ」
愛姫
「まあいいのではないか」
鞠未
「むぅ」
カイル
「真奈と鞠未ってやっぱり似てる気がする」
真奈
「カイルにはそう見えるのね」
愛姫
「まあ私にも分からんでもない」
鞠未
「なんかなぁ」
カイル
「でもどこか共通点とかあるよね」
真奈
「うーん」
愛姫
「真奈も鞠未もどこか似ているとは思うがな」
鞠未
「複雑なようなそうでもないような」
カイル
「世の中には似てる人っていると思うよ」
真奈
「それはそうなんだけどね」
愛姫
「まあ私も世の中はそんなものだと思っているがな」
鞠未
「愛姫もそう思ってるのね」
カイル
「行こうか」
真奈
「そうね」
愛姫
「ああ」
鞠未
「ええ」



カイル
「それで行くのは痺れる湖だっけ」
真奈
「そうよ」
愛姫
「その湖の水は痺れるのだったか」
鞠未
「炭酸水って事?」
カイル
「うーん、電気が流れてる水って感じ?」
真奈
「そんな感じね」
愛姫
「物騒だな」
鞠未
「そんな水があるのね」
カイル
「まあ今回の目的は水じゃないけどね」
真奈
「そういう事よ」
愛姫
「それにしても魂の歌とは」
鞠未
「なんでもありよね」
カイル
「あはは」
真奈
「やれやれ」
愛姫
「カイルも少しは成長しているんだろうな」
鞠未
「カイルって意外と立派よね」
カイル
「うーん、俺もそんなものなのかな」
真奈
「なんにしてもカイルって熱血馬鹿よね」
愛姫
「分かる」
鞠未
「熱血馬鹿って好きよ」
カイル
「誰が熱血馬鹿だよ」
真奈
「うふふ」
愛姫
「それでこそだな」
鞠未
「そうね、うふふ」
カイル
「行こうか」
真奈
「そうね」
愛姫
「だな」
鞠未
「ええ」



カイル
「痺れる湖だね」
真奈
「あの骨の所に行くわよ」
愛姫
「ああ」
鞠未
「ええ」



カイル
「あった」
真奈
「それじゃ吹くわよ」
愛姫
「どうだろうな」
鞠未
「本当に蘇るのかしら」

「…ここは?」
カイル
「女の人だったのか」

「あなた達は?」
真奈
「かくかくしかじかよ」

「なるほど、なら私も一緒に行きます」
愛姫
「ああ、それと名前はどうするか」

「私も覚えていなくて」
鞠未
「ならボーンでいいわよ、骨だけに」
ボーン
「まあそれで構いませんよ」
カイル
「それじゃ決まりかな」
真奈
「依頼達成ね」
愛姫
「帰るぞ」
鞠未
「何か来るわ」
ボーン
「ええ、来ます」

「見つけたぞ」
カイル
「出たね」
ヨシツネ
「今度は勝つ」
真奈
「相手になるわよ」
愛姫
「負けんぞ」
鞠未
「やるわよ」
ボーン
「参ります!」
ヨシツネ
「斬る!」



愛姫
「行くぞ!」
愛姫
「輝け!私の恋心!これで終わりだ!瞬覇葉斬剣!!」
ヨシツネ
「っ!?」
愛姫
「アクセル解放!リーフスラスター!」
愛姫
「葉震斬!!」
愛姫
「神速の斬光!見切れるか!斬魔落葉刃!!一閃!」
愛姫
「勝てない勝負はするものではないぞ」
真奈
「行くわよ!」
真奈
「今よ!世界を救う勇者の光!輝け!勇者の心!これで終わりよ!破邪雄王斬!!」
ヨシツネ
「っ!?」
真奈
「アクセル解放!ブレイブヒーロー!」
真奈
「双連光斬!!」
真奈
「負けられ…ないんだからあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
鞠未
「行くわよ!」
鞠未
「逃がさないわよ!追い詰めろ斬光!エイミングソニック!!」
ヨシツネ
「っ!?」
鞠未
「アクセル解放!ダークスピーダー!」
鞠未
「影連斬!!」
鞠未
「行くわよ!ついてきなさい!ヒーウィゴー!レッツダンシング!刻みなさい!ダンシングシー・ガル!!」
ボーン
「行きます!」
ボーン
「影と共に、駆け抜ける!バックシャドウ!!」
ヨシツネ
「っ!?」
ボーン
「アクセル解放!ボーンメイル!」
ボーン
「骨人破!!」
ボーン
「行きます!具現せよ!死せる命よ!暗黒の息吹にて薙ぎ払え!スカルブレス!!」
ヨシツネ
「撤退だな」



カイル
「それじゃ依頼達成だね」
真奈
「帰るわよ」
愛姫
「ああ」
鞠未
「ええ」
ボーン
「はい」


こうして依頼達成
魂の歌は命なきものに命を吹き込む

評判の料理屋 第三十五話

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督って暇そうに見せてるだけだよね」
レイヴン
「…」
冬弥
「レイヴンさんって意外と出来る人だと思うのに」
レイヴン
「まあそれはな」
由依
「レイヴンは本当に食えませんわね」
レイヴン
「悪かったな」
山風
「でも提督は実は有能だよね」
レイヴン
「…」
冬弥
「僕も何かと勉強しないと」
レイヴン
「冬弥君苦労してそうよね」
由依
「ですわね、最近のお嬢様は手がかかりますもの」
レイヴン
「由依ちゃんがそれを言うんか」
山風
「由依も手がかかるよね」
レイヴン
「それにしても女装男子も増えたもんだ、それが流行りなんかね」
冬弥
「流行りではないと思いますけど」
レイヴン
「まあ冬弥君も楽しそうにやってるなら何よりよね」
由依
「ですわね」
レイヴン
「でもうちには男装女子もいるし、そういうの流行ってるんか」
山風
「あたしに訊かれても困るよ」
レイヴン
「むぅ」
冬弥
「ま、まあ事情があるんですよ、たぶん」
レイヴン
「だろうな」
由依
「にしても冬弥さんは素材がいいだけに違和感がないのが困りますわね」
レイヴン
「中性的な顔立ちだよな、うちの女装男子は」
山風
「うん、どこか女の子っぽくも見えるよね」
レイヴン
「こんな可愛いのについてんだからな」
冬弥
「あはは、ついてます」
レイヴン
「まあショタなのに立派なもん持ってるとかは許さんけどな」
由依
「何を言っていますの」
レイヴン
「まあ、うん」
山風
「でも冬弥のはそんなに大きくなかったよ」
レイヴン
「山風ちゃんは何を言い出すのか」
冬弥
「あはは」
レイヴン
「やれやれ」
由依
「全く」
レイヴン
「まあ冬弥君も男の子って事かね」
山風
「かもね」
レイヴン
「だろ?男の子」
冬弥
「はい、男の子です」
レイヴン
「それでいい」
由依
「困ったものですわね」
レイヴン
「そういや今は異世界食堂やってんのか」
山風
「お腹空いた」
レイヴン
「我慢しなさい」
冬弥
「僕も料理とか勉強ですね」
レイヴン
「冬弥君は偉いねぇ」
由依
「やれやれですわね」
レイヴン
「仕事しよ」

その頃

アヌーク
「ふんふーん」
アレッシオ
「いい匂い、仕込みの時点でいい匂いだなぁ」
アヌーク
「料理には匂いも大切なのデスヨ」
クロ
「確かにそうですね」
アヌーク
「なので第一印象デスヨ、匂いというのは」
アレッシオ
「なるほど」
アヌーク
「ふんふーん」
クロ
「…」
アドルフィーネ
「それにしてもここは涼しくていいですね、このパフェもとても涼しくなります」
アヌーク
「アドルフィーネサンもパフェが気に入りマシタね」
ヴァイオラ
「ふふ、でも私もプリンが気に入ってるよ」
アヌーク
「それは何よりデス」
アドルフィーネ
「ですがこのちょこれいとというものはどうやって作っているんですか」
アヌーク
「チョコはカカオという木の実を使って作るのデスヨ」
ヴァイオラ
「ふーん」
アヌーク
「カカオは熱帯の地域で実るものデスヨ」
アドルフィーネ
「あの、このパフェに敷いてあるシリアルというものは持ち帰れませんか」
アヌーク
「シリアルデスカ?一応出来マスガ」
ヴァイオラ
「私にもそれもらえない?軽食によさそうだし」
アヌーク
「分かりマシタ、では帰りにお渡ししマス」
アドルフィーネ
「分かりました」
アヌーク
「それにしてもシリアルを欲しがるとは、何かありマシタか?」
ヴァイオラ
「ん?ああ、最近うちの妹が風邪でね、これなら食べられるかなって」
アヌーク
「なるほど」
アドルフィーネ
「私はメイドの方が食欲がないって言ってて、これなら食べられるかなと思いまして」
アヌーク
「分かりマシタ、そういう事なら、あとミルクをかけて食べると美味しいデスヨ」
ヴァイオラ
「分かった、なら覚えておくよ」
アレッシオ
「シリアルって美味しいよね、いろんな味もあるし」
アヌーク
「デスネ」
クロ
「私はカレーの方が」
アヌーク
「それはそうと何か希望の味とかありマス?チョコ味とか砂糖で甘くしてあるものとかありマスが」
アドルフィーネ
「では私はチョコ味のもので」
ヴァイオラ
「私は砂糖で甘くしてあるやつにするよ」
アヌーク
「分かりマシタ」

「ここは…あの、ここはどこですか?」
アレッシオ
「あ、いらっしゃいませ、ここは異世界食堂ことイヌワシ亭ですよ」
男性
「イヌワシ亭?つまり料理をいただけるのですか?」
クロ
「はい、何か食べていきますか」
ポール
「ならそうします、あと私はポールといいます」
アレッシオ
「はい、では適当な席にどうぞ」
ポール
「はい」
クロ
「お冷とおしぼりとメニューです」
ポール
「どうも」
クロ
「注文が決まったらお呼びくださいね」
ポール
「うん、さて、何にしようかな」
アドルフィーネ
「見た感じ探検家でしょうか」
ヴァイオラ
「だと思うけど」
アヌーク
「ふんふーん」
ポール
「あの、すみません、よろしいですか」
クロ
「はい」
ポール
「えっと、このチーズハンバーグというのをいただけますか」
クロ
「かしこまりました、チーズハンバーグです」
アヌーク
「ハイ、かしこまりマシタ」
クロ
「では少々お待ちください」
アドルフィーネ
「お肉ですか」
ヴァイオラ
「私達はお肉は少し苦手だよね」
アレッシオ
「それにしてもいろいろあるよね、ここ」
アドルフィーネ
「ですね、料理のバリエーションは豊富です」
クロ
「ええ、私もカレーがお気に入りです」
ヴァイオラ
「ふふ、いいよね、こういうの」
アヌーク
「チーズハンバーグ上がりマシタ!」
クロ
「はい」
クロ
「チーズハンバーグです」
ポール
「ありがとう」
クロ
「器は熱いのでお気をつけて」
ポール
「うん、ではいただきますか」
ポール
「これは…スッと切れますね」
ポール
「チーズソースもいい具合に溶けていて美味しいです」
ポール
「お肉の美味しさもしっかりと出ていてとても美味しい」
ポール
「やはりお肉はいいですね、ふふ」



アドルフィーネ
「ではそろそろ行きますね、これは代金です」
アヌーク
「ハイ、それとシリアルデス」
アドルフィーネ
「はい、では失礼しますね」
ヴァイオラ
「私も行くね、これは代金ね」
アヌーク
「ハイ、あとシリアルデス」
ヴァイオラ
「うん、それじゃまた来るね」
ポール
「私も行きますね、これは代金です」
アヌーク
「ハイ、確かに」
ポール
「それでは失礼しますね、また来ます」
アヌーク
「扉は7日に一度デス、その時にドウゾ」
ポール
「分かりました、それでは」
アヌーク
「では次のお客を待ちマスカ」
アレッシオ
「だね」
クロ
「はい」


こうして食堂は繁盛する
美味しい料理に境界線はない

真紅の羽毛

本日の依頼はですね


カイル
「今日の依頼って何かな」
ジョイ
「真紅の羽毛の採取ですね」

「真紅の羽毛?」
阿南
「何かなそれ」
カイル
「名前の通りでしょ」
ジョイ
「はい、名前の通りですよ」

「なるほど」
阿南
「でもそういうのもあるんだね」
カイル
「あるんだろうね」
ジョイ
「カイルさんは適当ですね」

「まあいいんじゃない」
阿南
「そうそう」
カイル
「阿南って真面目そうに見えて意外と適当なのかな」
ジョイ
「かもしれませんね」

「でも私からしたらジョイが意外に見えるけどなぁ」
阿南
「何が?」
カイル
「分かる、ジョイって結構サディストな一面あるよね」
ジョイ
「何か問題でも?」

「怒らせちゃいけないタイプかな」
阿南
「そういうものなんだ」
カイル
「そんなものだよね」
ジョイ
「はぁ、困ったものですね」

「相方もそうだけどね」
阿南
「例えば何かあるの?」
カイル
「そこまではないけど、ナンパした相手に毒薬飲ませたり」
ジョイ
「しつこすぎるので」

「はわわ、おっかないんだよ」
阿南
「何やってるのさ」
カイル
「そんな事してるのがね」
ジョイ
「別に命の危険はないものですし」

「そういう問題?」
阿南
「だよねぇ」
カイル
「まあジョイって意外と容赦しないタイプだよね」
ジョイ
「人をなんだと思っているんですか」

「ま、まあね」
阿南
「やれやれかな」
カイル
「でも阿南も結構なスタミナお化けだよね」
ジョイ
「確か元アイドルですよね」

「それで今は潜水士やってるんだっけ」
阿南
「そうだよ、元々地元の海でよくダイバーの仕事してたからね」
カイル
「なるほど」
ジョイ
「海の中って素敵ですよね、私は泳げませんけど」

「ジョイってカナヅチなんだ」
阿南
「運動神経よくないんだっけ」
カイル
「確かにジョイは運動神経よくないよね」
ジョイ
「運動が必要な事もそんなないですからね」

「ヒーラーだもんね」
阿南
「それなら納得かも」
カイル
「まあ無理にって事でもないよね」
ジョイ
「そういう事です」

「ふふっ、運動もいいけどね」
阿南
「そうだよ」
カイル
「それじゃ行こうか」
ジョイ
「ですね」

「うん」
阿南
「だね」



カイル
「それで今日はどこへ行くの」
ジョイ
「えっと、鳥の森ですね」

「鳥の森?」
阿南
「どんな森なのかな」
カイル
「鳥がいろいろいるんじゃない」
ジョイ
「なんでもよく鳥が巣を作る森みたいですよ」

「へぇ」
阿南
「そんな森があるんだね」
カイル
「鳥の巣か」
ジョイ
「今回の目的は羽毛ですけどね」

「それは分かってるよ」
阿南
「でも鳥が集まるのかな、その森って」
カイル
「かもしれないね」
ジョイ
「そういう場所もあるという事ですね」

「だね」
阿南
「何かとあるんだね」
カイル
「それじゃ行こうか」
ジョイ
「ですね」

「はーい」
阿南
「うん」



カイル
「ここが鳥の森か」
ジョイ
「探すのは名前の通りですよ」

「分かった」
阿南
「それじゃ行くよ」



カイル
「あ、これかな」
ジョイ
「ですね、他にもあるので集めてください」

「うん」
阿南
「行くよ」



カイル
「結構落ちてるね」
ジョイ
「これならすぐに終わりそうですね」

「ならさっさと終わらせようか」
阿南
「だね」



カイル
「もう少しかな」
ジョイ
「ええ、さっさと終わらせますよ」

「うん」
阿南
「どんどん行くよ」



カイル
「こんなものかな」
ジョイ
「ですね、では依頼達成です」

「帰ろうか」
阿南
「何か来るよ」

「見つけたぞ」
カイル
「出たな」
アルジュナ
「今度こそぶっ殺してやる」
ジョイ
「相手になりますよ」

「負けないから」
阿南
「行くよ!」
アルジュナ
「ぶっ殺す!」




「行くよ!」

「それじゃ済まないよ!瞬空!裂塵破!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」

「アクセル解放!フリーストライク!」

「風震斬!!」

「終わらせるよ!閃く刃は誓いの証!約束果たす、星光剣!星夜光輝斬!!」
ジョイ
「行きます!」
ジョイ
「大地に眠れる破壊の力!真に解き放て!グランエンド!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
ジョイ
「アクセル解放!グラウンドヒール!」
ジョイ
「ブレイクシェイク!!」
ジョイ
「浄化の扉、解放せん!許しませんよ!秘技!竜虎!地顎陣!!」
阿南
「行くよ!」
阿南
「水よ、噴き上がれ!斬り刻むよ!水柱断撃!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
阿南
「アクセル解放!ダイバーズアイ!」
阿南
「連水刃!!」
阿南
「行くよ!水に封じよ!この攻撃、受け切れるかな!潜舞泳海槍!!弾けなさい!」
アルジュナ
「撤退だな」



カイル
「それじゃ依頼達成だね」
ジョイ
「帰りますよ」

「うん」
阿南
「だね」


こうして依頼達成
その羽毛は炎のように赤い

掃除をする

本日も平和なようで


レイヴン
「よっと」
山風
「はい、掃除機」
レイヴン
「サンキュね」
こころ
「それにしても結構汚れてますね」
レイヴン
「年末にはまとめてやるんだが、普段はメイドの人達に任せてるからねぇ」
彩楓
「それにしても何かと出てくるわね」
レイヴン
「一応仕事道具とか置いてるしな」
山風
「でも提督って掃除するんだね、年末だけかと思ってた」
レイヴン
「失礼な」
こころ
「あはは、でもレイヴンさんって実は几帳面ですよね?」
レイヴン
「かもしれん、やるって決めたらとことんやるタイプだし」
彩楓
「要するにやるって決めるまでが長いのよね」
レイヴン
「うっさいわ」
山風
「あれ?これ何?」
レイヴン
「あー、そいつはこの前コンビニのスピードくじで当てたやつだ」
こころ
「食べないんですか?」
レイヴン
「俺っち甘いの苦手なんよ、こころちゃんにあげるわ」
彩楓
「ずるい」
レイヴン
「勘弁してくれ」
山風
「提督って意外とお金使うよね」
レイヴン
「まあ金はあるしな」
こころ
「でもなんで掃除しようとか思ったんですか」
レイヴン
「今日はクリーナーの日らしいからな」
彩楓
「流されやすいわねぇ」
レイヴン
「やかましいわ」
山風
「ふふっ、でも提督のそういう所好きだよ」
レイヴン
「いい子だねぇ」
こころ
「それにしてもレイヴンさんって本気になったら凄いタイプですよね」
レイヴン
「否定出来ないのが辛い」
彩楓
「レイヴンは普段はのらりくらりと躱してるくせに、本気出したら凄いわよね」
レイヴン
「まあ何事もほどほどに手を抜くのがコツだぞ」
山風
「そうなの?」
レイヴン
「仕事ってのは適度に手を抜いて75%ぐらいでやるのが一番よ」
こころ
「サボりぐせですかね」
レイヴン
「おい」
彩楓
「それにしても変なものが出てくるものね」
レイヴン
「変なもの言うな」
山風
「提督って捨てられない人?」
レイヴン
「うーん、まあゲームとかは捨てられない人」
こころ
「はぁ」
レイヴン
「ゲームとか本は捨てるの躊躇っちまうのよねぇ」
彩楓
「分かる、捨てられるものと捨てられないものってあるわよね」
レイヴン
「そうなんよ、だから何かとあるんよね」
山風
「中古屋に持っていって四桁で売れれば儲けものって感じ?」
レイヴン
「そんなとこね、ブコフは廃棄処理場だし」
こころ
「あはは」
レイヴン
「ま、なんにしても掃除はした方がいいぞ」
彩楓
「はいはい」
レイヴン
「さて、さっさと終わらせるかな」

その頃

アフィリア
「それにしても工房も結構汚れてるねぇ」
パスカル
「そうだね、掃除はしてたんだけど、どうしても汚れちゃうよ」
アフィリア
「でもここはいいね、あたしも働きがいがあるよ」
スール
「にしてもアフィリアって掃除苦手でしょ」
アフィリア
「うぐっ」
シエスタ
「図星ですね」
アフィリア
「出来なくはないんだよ?」
パスカル
「あたしも掃除は苦手だしナカーマ」
アフィリア
「あはは」
スール
「それはそうとアフィリアってどの程度錬金術出来るの」
アフィリア
「そうだなぁ、アカデミーを飛び級出来る程度かな」
シエスタ
「それは普通に凄いですね」
アフィリア
「まああたしが錬金術を勉強したのは強くなりたかったからなんだよね」
パスカル
「強くなりたくて錬金術を?」
アフィリア
「うん」
スール
「またずいぶんな理由だね」
アフィリア
「あたしにも何かとあるんだよ、とはいえ旦那様との出会いも変化にはなったのかもね」
シエスタ
「仲良し夫婦ですよね」
アフィリア
「元々あたしが無茶ばかりする鉄砲玉だったのもあったしね」
パスカル
「アフィリアの体のボロボロっぷりは凄いよね、何したらそんなになるの」
アフィリア
「無茶のし過ぎかな、旦那様に出会ってなかったら今頃死んでたかもね」
スール
「なんでそんな事になってるのさ」
アフィリア
「旦那様は心配性なんだよ、でもあたしが無茶ばかりするのが見てて辛かったのかも」
シエスタ
「はぁ」
アフィリア
「まあ生きてるだけ感謝かもね」
パスカル
「アフィリアって無茶はしなくなったの」
アフィリア
「うん、旦那様に心配かけたくはないしね」
スール
「聞き分けはいいのかな」
アフィリア
「ま、なんにしてもあたしは旦那様には感謝してるよ」
シエスタ
「やはりいい夫婦ですね」
アフィリア
「それより掃除を終わらせないとね」

その頃

メルク
「ふぅ」
ルドガー
「メルク、掃除か?」
メルク
「ええ、たまにはしないと汚れも溜まりますからね」
パント
「メルクはいい主夫といった感じかな」
メルク
「そうですね、妻があんななので」
みやび
「大変ですね」
メルク
「ははっ、でも僕が管理してあげないと彼女はまた傷を増やしそうですからね」
ルドガー
「それだけ無茶をしてたって事か」
メルク
「ええ」
パント
「まあ私も自由気ままで妻に何かと心配をかけているしね」
メルク
「パント殿とは仲良く出来そうですね」
みやび
「でも夫婦ですか、なんか憧れてしまいますね」
メルク
「ははっ、みやびさんもそういうのに憧れるんですね」
ルドガー
「でもメルクが苦労してるのは分かる気がするな」
メルク
「元々家事なんかは好きですからね、問題はないですよ」
パント
「聖職者というのも大変なのかな」
メルク
「祈りで腹は膨れませんし貧困が解消される訳でもないですからね」
みやび
「聖職者なのにそういう事を言うんですね」
メルク
「現実はそんなものですよ、神だって何でも屋ではありませんからね」
ルドガー
「言うな、聖職者なのに」
メルク
「まあ僕もそれを知っていますからね」
パント
「聖職者が神を否定するような事を言うのもどうかとは思うけどね」
メルク
「本気で何かを変えたいのなら祈るだけでは駄目なんですよ」
みやび
「メルクさん…」
メルク
「それに妻は神様を信じるような人でもないですから」
ルドガー
「何となく分かるな」
メルク
「掃除も苦手っぽいですからね、彼女は」
パント
「やはりいい夫だね、メルクは」
メルク
「それはどうも」
みやび
「メルクさんには憧れてしまいますね、ふふ」
メルク
「さて、掃除しないと」

その頃

詩乃
「ふぅ」
イリア
「あら、詩乃、掃除かしら」
詩乃
「あ、はい、そうですよ」
青葉
「いいですねぇ、メイド」
詩乃
「別にそんなものでもないですよ」
リシュリュー
「詩乃は人の為に何かするのが好きなの」
詩乃
「うーん、そんな事はないですよ」
イリア
「ま、あたしにメイドは無理って分かってるしね」
詩乃
「でもイリアさんって意外と家庭的ですよね」
青葉
「分かります、実は料理上手だったりしか」
詩乃
「ですよね」
リシュリュー
「イリアは素直になれないだけよね」
詩乃
「激しく同意です」
イリア
「うっさいわ」
詩乃
「あははっ、でもいいですよね」
青葉
「ですね、うふふっ」
詩乃
「さて、お掃除しないと」
リシュリュー
「詩乃も世話焼きよね、うふふ」
詩乃
「お掃除っと」


こうして掃除もたまにはする
綺麗なのはいいですよ

石の貝殻

本日の依頼はですね


カロル
「今日の依頼って何かな」
フィリス
「石の貝殻の採取だな」
エロイナ
「石の貝殻?」
梨果
「何かしらそれ」
カロル
「さあ?貝の化石とか?」
フィリス
「なんでも石みたいに硬い貝殻らしいな」
エロイナ
「なるほど」
梨果
「そっちなのね」
カロル
「納得かも」
フィリス
「にしてもエロイナって分かりやすいぐらいの騎士様だよな」
エロイナ
「というと?」
梨果
「まあ、なんていうのか」
カロル
「くっ殺しそうだよね」
フィリス
「それな」
エロイナ
「人をなんだと思っているんですか」
梨果
「でもかっこいいと思うけどね」
カロル
「ただ名前が分かりやすいよね」
フィリス
「名前とか体つきとかエロの為に生まれたんじゃね」
エロイナ
「斬りますよ」
梨果
「ま、まあまあ」
カロル
「…フィリスとエロイナって似てるよね」
フィリス
「は?」
エロイナ
「誰がこんな人と」
梨果
「やっぱり似てるわね」
カロル
「だよねぇ」
フィリス
「私をこんな堅物と一緒にすんなよ」
エロイナ
「全くです」
梨果
「そういう所よね」
カロル
「うん、そういう所」
フィリス
「お前らな」
エロイナ
「失礼してしまいますね」
梨果
「ふふっ、いいわね」
カロル
「梨果もたまに中二病してるよね」
フィリス
「恐らくあいつの影響」
エロイナ
「でしょうね」
梨果
「悪かったわね!」
カロル
「なんか大変だ」
フィリス
「だよなぁ」
エロイナ
「全く」
梨果
「うふふ」
カロル
「…平気かな」
フィリス
「だといいがな」
エロイナ
「そう信じたいものです」
梨果
「このメンツで平気かしら」
カロル
「まあなんとかなるでしょ」
フィリス
「なんとかなるよな」
エロイナ
「なると思いますよ」
梨果
「こういう所は息がぴったりよね」
カロル
「だよねぇ」
フィリス
「うっせ」
エロイナ
「失礼な」
梨果
「それでこそよね」
カロル
「行こうか」
フィリス
「だな」
エロイナ
「ですね」
梨果
「ええ」



カロル
「それで今回はどこへ行くの」
フィリス
「例の磁場が発生するっていう海域の海岸」
エロイナ
「それはあれですよね、その海域を通った船が乱れた磁場で沈むという」
梨果
「怖いわね」
カロル
「そのせいで沈没が頻発するんだよね」
フィリス
「らしいな、しかもその海域は航路と重なってるらしいし」
エロイナ
「沈没が頻発するのはそういう事ですか」
梨果
「回り道とか出来ないのかしら」
カロル
「出来るには出来るけど、凄い大回りになるらしいよ」
フィリス
「だから通るしかなくて沈没してるんだと」
エロイナ
「通らないという選択肢もあるのでは?」
梨果
「それは思うわね」
カロル
「通らない場合凄く別のルートになるし大回りだからねぇ」
フィリス
「通らない場合燃料費とかクッソかさむらしいな、そっちに近い国の船は特に」
エロイナ
「それでという事ですか」
梨果
「理不尽すぎるわね」
カロル
「だからそのせいなんだよね、沈没が多発してるの」
フィリス
「面倒な話だよな、本当に」
エロイナ
「全くですね」
梨果
「嫌な話ね」
カロル
「行こうか」
フィリス
「だな」
エロイナ
「ええ」
梨果
「ええ」



カロル
「ここがその海岸だね」
フィリス
「探すのは石みたいな貝殻だぞ」
エロイナ
「分かりました」
梨果
「行くわよ」



カロル
「これかな」
フィリス
「だな、他にもあるから集めろ」
エロイナ
「ええ」
梨果
「分かったわ」



カロル
「結構拾えるね」
フィリス
「これならそんな苦労はしなさそうだな」
エロイナ
「ならどんどん行きますか」
梨果
「そうね」



カロル
「もう少しかな」
フィリス
「だな、さっさと終わらせるぞ」
エロイナ
「ええ」
梨果
「そうね」



カロル
「こんなものかな」
フィリス
「だな、それじゃ依頼達成だ」
エロイナ
「帰りますか」
梨果
「待って、何かあるわよ」
カロル
「カプセルだね、開きそうにないや」
フィリス
「なら後日また来ればいいさ」
エロイナ
「ですね、では帰りますよ」
梨果
「何か来るわ」

「見つけたわ~」
カロル
「出たな」
シトラリニクエ
「今度は勝つわよ~」
フィリス
「相手になるぜ」
エロイナ
「負けはしません」
梨果
「行くわよ!」
シトラリニクエ
「ぺったんにしてあげるわ~」



エロイナ
「行きます!」
エロイナ
「輝け!私の騎士道!これで終わりです!月翔斬影刃!!」
シトラリニクエ
「ひゃあ~!?」
エロイナ
「アクセル解放!ナイトガード!」
エロイナ
「三連破斬!!」
エロイナ
「終わらせる!来たれ月光!私の剣で、悪を討つ!必殺!烈天神月破!!」
フィリス
「行くぞ!」
フィリス
「星の鎖に抗えるか!後悔するんだな!滅びろ!バインド・スタープリズマ!!」
シトラリニクエ
「ひゃあ~!?」
フィリス
「アクセル解放!レーシャルコンボ!」
フィリス
「セイントデルタ!!」
フィリス
「やってやるよ!うおぉぉぉぉぉっ!!響け!輝け!全てを飲み込む光となれ!」
フィリス
「星光の剣!その身に刻め!絶対なる終焉…それがてめぇの運命だ!奥義!ロード・キング・キャリバー!!」
梨果
「行くわよ!」
梨果
「旋律に乗る光よ!ここに来たれ!そして地より爆ぜよ!チェインズワルツ!!」
シトラリニクエ
「ひゃあ~!?」
梨果
「アクセル解放!リズミカルマジック!」
梨果
「ムーンウォール!!」
梨果
「行くわよ!輝きの刃よ、踊り飛べ!どんどん行くわよ!クラシカルジルバ!!」
シトラリニクエ
「撤退ね~」



カロル
「それじゃ依頼達成だね」
フィリス
「帰るぞ」
エロイナ
「ええ」
梨果
「ええ」


こうして依頼達成
カプセルは後日再訪する事に

バルウォーク 第三十六回

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、今日も暇なの」
レイヴン
「暇に見えるかな」

「でもレイヴンさんって意外と人望ありますよね」
レイヴン
「それな、俺も不思議なんだが」
芳乃
「レイヴンはカリスマ的な何かがあるんじゃないの」
レイヴン
「カリスマねぇ」
山風
「あたしは提督が好きだよ」
レイヴン
「いい子やなぁ」

「レイヴンさんって人に好かれるんですかね」
レイヴン
「どうだかなぁ、よくも悪くも人は集まる気はするが」
芳乃
「うーん、まあレイヴンって人を惹きつける何かでも出してるんじゃない」
レイヴン
「俺は食虫植物か何かか」
山風
「うーん」
レイヴン
「悩まない」

「でもやっぱりどこかそういうの出してるんじゃないかな」
レイヴン
「おい」
芳乃
「ふふ、でも私からしても渚みたいなのは好かれるタイプだと思うわよ」
レイヴン
「分かる、まあ世話を焼くというのはほどほどにしないと自分が壊れちまうからな」
山風
「提督らしいね」
レイヴン
「世話焼き以前に自分の管理からよね」

「確かに世話焼きだとは言われるけど」
レイヴン
「ま、他人より自分を大切に出来ない奴に他人は救えないって事よ」
芳乃
「言うわね、レイヴン」
レイヴン
「だから他人を救いたければ自分を大切にしなさいって事よ」
山風
「提督っぽい持論だね」
レイヴン
「でも渚ちゃんは芳乃ちゃんみたいなの好きなんか」

「好きというか、憧れちゃうなぁって」
レイヴン
「なるほど」
芳乃
「私なんて憧れるような人でもないわよ」
レイヴン
「芳乃ちゃんって分かりやすいわよね」
山風
「分かる」
レイヴン
「芳乃ちゃんはツンツンしてるけど中身はピュアよね」

「そうなの?」
レイヴン
「せやね」
芳乃
「やかましいわっ」
レイヴン
「ふふ」
山風
「でも渚もやっぱり平民だから芳乃みたいなのに憧れるのかな」
レイヴン
「そういや渚ちゃんは金持ちって訳でもないんか」

「うん、だから芳乃みたいなのには憧れちゃうよ」
レイヴン
「なるほど」
芳乃
「私はそんな人でもないんだけど」
レイヴン
「さて、少し出てくる」
山風
「宣伝のやつ?」
レイヴン
「そう」

「なら行ってらっしゃい」
レイヴン
「おう」
芳乃
「行ってらっしゃい」
レイヴン
「行ってくる」



レイヴン
「集まったかね」
ロジー
「宣伝だな」
珠子
「どこでも付き合うわよ」
初月
「僕も特に異論はない」
レイヴン
「んじゃ行くかね」
ロジー
「だな」
珠子
「ええ」
初月
「だな」



レイヴン
「まずはここだな」
ロジー
「ここは惣菜屋か」
珠子
「いろいろあるわね」
初月
「何が美味いんだ」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何かお食べになりますか」
ロジー
「何かおすすめとかあるか」
店員
「そうですね、肉餃子などいかがでしょう」
珠子
「あら、いいわね、ならそれでお願いするわ」
店員
「かしこまりました、少々お待ちを」
初月
「肉餃子か」
レイヴン
「餃子いいよな、酒の肴にもなるし」
ロジー
「だな、俺も好きだぞ」
珠子
「美味しいお酒が飲めそうね」
初月
「僕も酒はそこまでじゃないが、餃子は好きだな」
店員
「お待たせしました、肉餃子です」
レイヴン
「おう、サンキュ」
店員
「当店の肉餃子は豚肉のみで作っているんですよ」
ロジー
「へぇ、本当に肉餃子なのか」
店員
「はい、バルディア産の豚肉100%です」
珠子
「いいわね、それに美味しいわ」
店員
「はい、完全な肉餃子です」
初月
「うん、これは美味しいな」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店の惣菜をぜひ」
レイヴン
「んじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「ありがとうね」
初月
「ではな」



レイヴン
「さて、次はどうするか」
ロジー
「どこでもいいぞ」
珠子
「なら私が行きたい所があるからそこに行きましょう」
初月
「分かった、では行こう」



レイヴン
「ここかね」
ロジー
「ここはお菓子屋か?」
珠子
「ええ、ここのカレーせんべいは人気なのよ」
初月
「カレーせんべいなのか」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何かお食べになりますか」
ロジー
「そうだな、何にするか」
店員
「何でも構いませんよ」
珠子
「ならカレーせんべいをお願い」
店員
「かしこまりました、少々お待ちを」
初月
「カレーせんべい…」
レイヴン
「そういうのもいいもんよな」
ロジー
「そうだな、新しい味は発想だよ」
珠子
「そうよね、カレーせんべいも美味しいもの」
初月
「そうだな、僕も悪くないと思う」
店員
「お待たせしました、カレーせんべいになります」
レイヴン
「おう」
店員
「当店のカレーせんべいは独自配合のスパイスで味付けしているんですよ」
ロジー
「そういえば独自配合とかそういう独自のってよく聞くけど、みんなやってるのか?」
店員
「そこは店によりますね、独自の味を追求しているものかと」
珠子
「そういうものなのね」
店員
「ええ、当店もそういう事はしていますし」
初月
「そう考えると店側も考えてるんだな」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店のお菓子をぜひ」
レイヴン
「んじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「ありがとうね」
初月
「ではな」



レイヴン
「次はここだな」
ロジー
「ここはなんの会社だ」
珠子
「とりあえず入ってみましょ」
初月
「だな、行こう」



社員
「おや、いらっしゃいませ」
レイヴン
「おう」
社員
「当社は主に輸入物のお菓子を扱っていますよ」
ロジー
「輸入のお菓子か、そういうのも美味しいよな」
社員
「意外と売れますからね」
珠子
「へぇ、私もなにか買ってみようかしら」
社員
「では当社で扱うお菓子を見つけたらぜひ」
初月
「うむ」



レイヴン
「戻ったぞ」
山風
「お帰り」
レイヴン
「お土産のカレーせんべいな」

「ありがとうございます」
レイヴン
「さて」
芳乃
「カレーせんべいね」
レイヴン
「仕事しよ」


こうして宣伝は続く
バルディアには美味しい食べ物もたくさんあります

意思を持つ武器 魔月の赤槍

とある情報を得た為情報の場所へとやってきていた


アリーシャ
「この辺りか?情報の場所は」
クロエ
「みたいね、何でも突然赤い月が見えたとか」
小春
「赤い月?」
ミミ
「何よそれ」
アリーシャ
「さあ?」
クロエ
「そもそも赤い月ってなんなのよ」
小春
「分からないわね」
ミミ
「同じく」
アリーシャ
「むぅ」
クロエ
「赤い月ねぇ」
小春
「なんなのかしら」
ミミ
「私に訊かれても」
アリーシャ
「それでどうする」
クロエ
「調べてみる?」
小春
「それがよさそうね」
ミミ
「決まりね、行くわよ」



アリーシャ
「何もないな」
クロエ
「あるのは草木ばかりね」
小春
「草原だものね」
ミミ
「嘘だって通報するのは親告罪よ」
アリーシャ
「それでどうする」
クロエ
「調査は続行でいいわよ」
小春
「でも何を調べるの」
ミミ
「そこからよね」
アリーシャ
「むぅ」
クロエ
「何かないのかしら」
小春
「何かねぇ」
ミミ
「情報とか」
アリーシャ
「情報か」
クロエ
「そんなのあるのかしら」
小春
「あるといいけど」
ミミ
「意外とあるんじゃない」
アリーシャ
「あるものなのか」
クロエ
「あるなら嬉しいけど」
小春
「そうね、あるなら」
ミミ
「あるなら助かるけど」
アリーシャ
「それかヒントとか」
クロエ
「ヒントねぇ」
小春
「あるならいいけど」
ミミ
「あるものなのかしら」
アリーシャ
「落ちていたりしないか」
クロエ
「落ちてるなら助かるけど」
小春
「落ちてるものなのかしら」
ミミ
「意外と落ちてるんじゃない」
アリーシャ
「む?何か光っているな」
クロエ
「転送の魔法陣ね」
小春
「なんでそんなのが?」
ミミ
「さあ?」
アリーシャ
「なら入ってみるか、先に行くぞ」
クロエ
「あ、待ちなさいよ」
小春
「どうするの」
ミミ
「迷っても仕方ないわよ」
小春
「そうね、行くわよ」
ミミ
「ええ」



アリーシャ
「ここは…」
クロエ
「遺跡かしら、月が見えるわ」
小春
「なんなのかしら、ここ」
ミミ
「さあ?」
アリーシャ
「何かあるのか」
クロエ
「何かねぇ」
小春
「あら?マナを感じないわね、ここは隔離された世界みたい」
ミミ
「本当ね、なんなのかしら」

ようこそ、魔月に踊る乙女よ

アリーシャ
「声がするな、誰だ」

私の名は赤槍ブラッドベルク、魔月の力を秘める槍です

クロエ
「もしかして私かしら」

はい、あなたになら私の魔月の力は相応しい

小春
「それって魔の月よね」

はい、その力は魔に染まる月の力です

ミミ
「言うじゃないの」

さて、それでは私は奥で待っています。力を求めるのなら来てください

アリーシャ
「だそうだ」
クロエ
「行くわよ、魔月の力を受け取りに」
小春
「決まりね」
ミミ
「行くわよ」



アリーシャ
「そういえばクロエは吸血鬼なのだったか」
クロエ
「そうよ、昼間はだるくて仕方ないのよね」
小春
「それなのに昼間も起きてるのは凄いわよね」
クロエ
「夜しか起きないとかは流石に無理だもの」
ミミ
「そりゃそうよね」
クロエ
「だから昼間もきちんと起きてるの」
アリーシャ
「それは立派だとは思うが無理はするなよ」
クロエ
「分かってるわよ」
小春
「デイウォーカーも大変なのね」
クロエ
「まあね」
ミミ
「吸血鬼というよりデイウォーカー特有の体質なのよね」
クロエ
「そういう事よ、吸血鬼は本来日光とかも平気だもの」
アリーシャ
「そういうものなのだな」
クロエ
「そういうものよ」
小春
「でも吸血鬼がそういうものっていうのは知らなかったわよ」
クロエ
「にんにくも銀の弾丸も十字架も効かないわよ」
ミミ
「普通に無敵よね、それ」
クロエ
「そんな事はないと思うけどね」
アリーシャ
「だが弱点らしきものがないぞ」
クロエ
「種族と言うより個人での弱点ならあると思うわよ」
小春
「にんにくが苦手みたいなね」
クロエ
「だから無敵とも言えないと思うけど」
ミミ
「難しいものね」
クロエ
「そんなものよ、現実は」
アリーシャ
「さて、行くか」
クロエ
「そうね」
小春
「行くわよ」
ミミ
「ええ」



アリーシャ
「行き止まりか」
クロエ
「目の前には大岩ね」
小春
「壊せって事かしら」
ミミ
「だと思うけど」
アリーシャ
「だがどうやってだ」
クロエ
「私には無理よ」
小春
「なら私がやるわ、下がってて」
ミミ
「ええ」
小春
「行くわよ」
小春
「やあっ!!」
アリーシャ
「見事だな」
クロエ
「流石ね」
小春
「これで進めるわね」
ミミ
「そうね」
アリーシャ
「では行こう」
クロエ
「ええ」
小春
「行くわよ」
ミミ
「ええ」



アリーシャ
「あれか」
クロエ
「みたいね、光に囲まれた祭壇だから間違いないわ」
小春
「美しいわね」
ミミ
「機能美ね」

ようこそ、魔月に踊る乙女よ

アリーシャ
「あなたがブラッドベルクですね」

はい、私こそが魔月の槍のブラッドベルクです

クロエ
「そして指名は私ね」

はい、あなたになら私の魔月の力は相応しい

小春
「魔月なんて言うものよね」

その力は魔に染まる月の力です

ミミ
「言うものね」

さて、ではこちらに。私に相応しい筈ですよ

クロエ
「ええ」

さあ、手に取って

クロエ
「はっ!!」
アリーシャ
「凄いな」
小春
「本物の力ね」
ミミ
「ええ、本物の月の力よ」
クロエ
「これが…自然と手に馴染むものね」

これからは力になります、よろしく頼みますね

クロエ
「ええ、こちらこそね」

忘れないでくださいね、力とは時に己を目覚めさせてくれると

クロエ
「そうね、私も目覚められるといいんだけど」

あなたの秘める力は強い、きっと目覚められますよ

クロエ
「そうありたいものだけどね」

目覚めたあなたはきっと強くなっている、いいですね

クロエ
「ええ」

さて、では戻りなさい。大切な場所へ

クロエ
「ええ」
クロエ
「お待たせ」
アリーシャ
「クロエも難儀なものだな」
小春
「デイウォーカーじゃなければもっと強いのにね」
ミミ
「体質ばかりは難しいわよね」
クロエ
「そうね、でもそれでいいわよ」
アリーシャ
「ならいいのだが」
小春
「そんなクロエも可愛いしね」
ミミ
「そうね、うふふ」
クロエ
「全く」
アリーシャ
「では帰るか」
小春
「あそこに転送の魔法陣があるわよ」
ミミ
「それじゃ帰るわよ」
クロエ
「ええ」
クロエ
「力は時に己を目覚めさせてくれる、ね。尤もだわ」
クロエ
「私も難儀な体質なものよねぇ」
クロエ
「デイウォーカーだから昼間はだるくて仕方ないのよ」
クロエ
「とはいえ生きるのに支障はないからいいんだけど」
クロエ
「この体質とは付き合っていくしかないのよね」
クロエ
「なるべく動きたくないわね、昼間は」
クロエ
「でも私もまだまだ、かしらね」
クロエ
「さて、戻りましょ」


こうしてクロエは魔月の力を手にした
自分は吸血鬼だが、人との交流は好きだ
とはいえデイウォーカーの体質とも付き合わねばならない
やはり夜が一番自分には合っているのだろう
吸血鬼の弱点と言われるものは当然効かない
だが昼間には弱いのがデイウォーカーである
そんなクロエも慕ってくれる人がいる
可愛い慕ってくれる人達の為にも起き上がるのだ
クロエの優しさはそんな人達にも当然伝わっている
だからこそ昼間でも起きていられるのだ
その秘める優しさをみんなは知っているのだから
優しい吸血鬼、そんなのも悪くないと思う
魔月の乙女クロエ=ド=プレリューネは進む、明るい光差す先の未来へと
次の武器をご期待ください

そらおかける!大航空ラジオ 超 第25回

本日はラジオです


ヒスイ
「そういや今日か、聴いてみるかな」



えあ
「暑い」
すかい
「それでも涼しくなったんだけどね」
ふりっく
「暑がりでやんす」
えあ
「暑いものは暑い」
すかい
「困った人よね」
ふりっく
「暑がりはつまりデブあべしぃっ!?」
えあ
「太ってないもん」
すかい
「誰がデブか」
ふりっく
「暴力反対でやんす」
えあ
「馬鹿」
すかい
「全く」
ふりっく
「それよりお宝でやんす」
えあ
「黄金色の花だって」
すかい
「ならそれでいいわよ」
ふりっく
「決まりでやんすな」
えあ
「それじゃ」
すかい
「お宝目指して」
ふりっく
「飛空艇発進でやんす!」



三人
「そらおかける!大航空ラジオ!超!」
オペラ
「さて、始まりました、そらじおスーパー」
ステラ
「安いよ安いよ~」
ニック
「そのスーパーじゃねーよ」
オペラ
「それにしてもワシさんも星さんも不調ですねぇ」
ステラ
「鯉さんが好調なのだけが癒やし」
ニック
「まあ何が悪いって言うとな」
オペラ
「全てですかね」
ステラ
「ノォーウ」
ニック
「まんざらでもないから困る」
オペラ
「本気でなんとかしたい」
ステラ
「全くです」
ニック
「勝ちたい!ドン!」
オペラ
「通の便りを読みますか」
ステラ
「ラジオネーム『ドンクリープ』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、ドンクリープです、野球で監督が辞めても次の監督も無能だと思うと怖いです」
ニック
「それな」
オペラ
「分かる」
ステラ
「どれだけ人材難なんですかね」
ニック
「昔の野球観が根付いてるのが悪い」
オペラ
「そのせいで基本無能になる」
ステラ
「本当になんでですかね」
ニック
「もう機械に監督やらせた方が強くなるんじゃないのか」
オペラ
「分からなくもないのが辛い」
ステラ
「全くです」
ニック
「本当にもっと無能なのが来たら怖いからな」
オペラ
「監督怖い」
ステラ
「はぁ」
ニック
「コーナー行くか」
オペラ
「貴様は今までに見た性癖の数を覚えているのか!貴様の性癖を教えろ!」
ステラ
「このコーナーは投稿者の性癖を暴露します」
ニック
「ラジオネームだから、絶対、安心」
オペラ
「では本日の性癖はこちら」
ステラ
「ラジオネーム『スーパーボンバ』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、スーパーボンバです、僕の性癖は傷フェチです、傷っていいですよね」
ニック
「傷か」
オペラ
「いいですよね、歴戦の戦士みたいな」
ステラ
「そうそう、ただし暴力の傷はなしで」
ニック
「戦いの傷とは違うしな」
オペラ
「それですね」
ステラ
「歴戦の傷みたいなのってかっこいいですよね」
ニック
「分かる」
オペラ
「やはり傷は強さの証ですね」
ステラ
「弱い時についた傷も強くなればその証になるみたいな」
ニック
「そういうのいいな」
オペラ
「傷はいいぞ」
ステラ
「いいぞ」
ニック
「一旦コマーシャルな」



ヒスイ
「傷か」

コマーシャル明けました

オペラ
「まだ夏ですねぇ」
ステラ
「残暑ですか」
ニック
「そうなるな」
オペラ
「アツゥイ」
ステラ
「残暑ですから我慢です」
ニック
「コーナー行くか」
オペラ
「俺の悩みを聞け!人生ぶん投げる!」
ステラ
「このコーナーは投稿者の悩みを聞くだけ聞いてぶん投げます」
ニック
「過度な期待はするなよ」
オペラ
「では本日のお悩みはこちら」
ステラ
「ラジオネーム『モロキュウ』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、モロキュウです、僕の悩みは毛が濃い事です、剃るべきでしょうか」
ニック
「無理に剃らなくてもいいと思うぞ」
オペラ
「剃るとよけいに濃くなるとも言いますしね」
ステラ
「なので無理に剃らなくてもいいかと思われます」
ニック
「毛が濃いのもいい男だと思うぞ」
オペラ
「ウホッ」
ステラ
「いい男」
ニック
「そんな趣味はない」
オペラ
「あはは」
ステラ
「オペラさんのは怪しい笑いですよね」
ニック
「全くだ」
オペラ
「失礼な」
ステラ
「事実ですし」
ニック
「やれやれ」
オペラ
「そんな訳で剃る必要なし」
ステラ
「ですよ」
ニック
「このあとは振り返りだぜ」



ヒスイ
「剛毛なのか」



オペラ
「本日も満足なり、と」
ステラ
「次回も3人ですかね」
ニック
「あと次回は木曜日にずれるからな」
オペラ
「お忘れなく」
ステラ
「次回は木曜日!」
ニック
「んじゃ次回もよろしくな」
オペラ
「ではこのあとは」
ステラ
「ドラマ後編です」
ニック
「もう少し付き合ってくれよな」



えあ
「この辺かな」
すかい
「だと思うけど」
ふりっく
「黄金色の花でやんすか」
えあ
「あっ、あった」
すかい
「さっさと摘んじゃうわよ」
ふりっく
「でやんすな」

「オーッホッホッホ!!」
えあ
「あっ」
レン
「お久しぶりですわ」
すかい
「そっちも相変わらずね」
メラ
「はい、好き好きなのです」
ふりっく
「それはそれで」
ソウジ
「好きなのですよ、ふふ」
レン
「では行きますわよ」
メラ
「それでは」
ソウジ
「失礼します」
えあ
「引き上げようか」
すかい
「そうね」
ふりっく
「でやんすな」



ヒスイ
「好き好きなのかよ」


放送終了です

蒼炎の谷

本日の依頼はですね


クレス
「今日の依頼はなんだい」
ルーナ
「蒼炎の谷での採取依頼ね」

「蒼炎の谷?」
スピネル
「そんな場所があるんですか」
クレス
「あるんだろうね」
ルーナ
「そこで鉱石とか採ってこいって」

「ならそんなに苦労はしなそうね」
スピネル
「ですね」
クレス
「それにしてもスピネルは結構凄いよね」
ルーナ
「元アイドルよね、スタミナお化けなのは流石としか言えないわ」

「でも男の人が苦手なのよね」
スピネル
「それは少しは慣れました」
クレス
「そっか」
ルーナ
「確かお姉さんよね?パールって」

「意外と似てないものね、似た相手が違うのかしら」
スピネル
「かもしれません」
クレス
「スピネルってルーナとかはどうなの」
ルーナ
「あたし?」

「確かに正反対よね」
スピネル
「ルーナさんは憧れちゃいます、オシャレだしハキハキとしてて」
クレス
「スピネルは弱気な所もあるもんね」
ルーナ
「あたしなんて憧れるものでもないわよ?」

「あら、でも努力してるのは知ってるのよ」
スピネル
「そうなんですか?」
クレス
「うん、ルーナは凄い努力家だよ」
ルーナ
「あたしは母さんに勝てなかったから努力するしかなかっただけよ」

「ルーナの母親ね、厳しい人なのかしら」
スピネル
「環さんもお母さんですからね」
クレス
「気になってるのかな」
ルーナ
「厳しくはないけど、なんでもそつなくこなす人ではあるわよ、あたしの劣等感の原因よね」

「そうだったのね」
スピネル
「天才肌なんですね」
クレス
「それでルーナは努力するしかなかったか」
ルーナ
「そういう事よ」

「母親としても娘がそういう感情を抱いてたら複雑ではあるわよね」
スピネル
「そうですね、娘が母親に対して劣等感を抱いてるなんて」
クレス
「ルーナがどれだけ強くなってもそれを超える事は出来ないもんね」
ルーナ
「そうね、母さんはもういないから」

「それが劣等感をよけいに強くしてるのかしら」
スピネル
「母親に勝てないまま亡くなったなんて…」
クレス
「ルーナが捻くれてるのもそういうのが関係してるんだろうね」
ルーナ
「まあね」

「捻くれたのも分かる気がするわね」
スピネル
「はい、環境って大切です」
クレス
「親の存在は大きいんだよ、僕もそうだったから」
ルーナ
「クレスも親はもういないんだものね」

「複雑よね、本当に」
スピネル
「ですね」
クレス
「でもだからこそ強くなるんだ、超えられたと信じる為にね」
ルーナ
「信じる、ね」

「クレスらしいわ」
スピネル
「はい、とても」
クレス
「行こうか」
ルーナ
「そうね」

「ええ」
スピネル
「はい」



クレス
「それでその蒼炎の谷はこの先かな」
ルーナ
「そうなるわね」

「蒼炎の谷ね」
スピネル
「でも本当に熱い炎は青いって言いますよ」
クレス
「そうだね、だから暑さには気をつけなきゃ」
ルーナ
「油断せずにね」

「それにしても暑い場所ね、少しは痩せれるかしら」
スピネル
「環先生は痩せる必要ないと思いますけど」
クレス
「だよね、今のままでも美人じゃないか」
ルーナ
「全くよ、女の人ってなんでそんな痩せたがるの」

「むぅ、そんなものかしら」
スピネル
「そんなものです」
クレス
「無理して痩せるのは健康に悪いからね」
ルーナ
「あと筋肉つけないとマジで大変だからね」

「分かりました」
スピネル
「私はアイドルやってたから筋肉も運動も必要でしたけどね」
クレス
「あははっ、スピネルらしいね」
ルーナ
「なんにしても無理に痩せると体壊すわよ」

「はーい」
スピネル
「ふふ」
クレス
「ルーナもスピネルも分かってるんだね」
ルーナ
「当たり前でしょ」

「大人よねぇ、そういう所は」
スピネル
「当然です」
クレス
「スピネルが強気に出た」
ルーナ
「こういう所は強気に出るのね」

「意外だわ」
スピネル
「ふふん」
クレス
「行こうか」
ルーナ
「そうね」

「ええ」
スピネル
「はい」



クレス
「ここが蒼炎の谷だね」
ルーナ
「ここで鉱石とかを採取するのよ」

「了解よ」
スピネル
「では行きましょう」



クレス
「こういうのかな」
ルーナ
「ええ、どんどん集めなさい」

「ええ」
スピネル
「はい」



クレス
「結構出るね」
ルーナ
「これならそんな苦労はしなさそうね」

「ならどんどん行きましょう」
スピネル
「ですね」



クレス
「もう少しかな」
ルーナ
「そんな感じね」

「ならさっさと終わらせるわよ」
スピネル
「はいっ」



クレス
「こんなものかな」
ルーナ
「そうね、それじゃ依頼達成よ」

「帰りましょうか」
スピネル
「何か来ます」

「見つけた」
クレス
「出たな」
ヨシツネ
「今度は勝つ」
ルーナ
「相手になるわよ」

「負けませんよ」
スピネル
「行きます!」
ヨシツネ
「斬る!」




「行くわよ!」

「この一撃で…沈みなさい!!」
ヨシツネ
「っ!?」

「アクセル解放!オープンオーダー!」

「光震!!」

「止めよ!数多の羽よ、ここに集え…汝が見る空優美に染まる!乱羽!煌羽聖乱!!」
ルーナ
「行くわよ!」
ルーナ
「それじゃ済まないわよ!剣よ唸れ!太陽割斬撃!!」
ヨシツネ
「っ!?」
ルーナ
「アクセル解放!パラメータライズ!」
ルーナ
「紅蓮割!!」
ルーナ
「炎よ、この剣に宿れ!焼き尽くすわ!今!楽にしてあげる!炎龍!滅紅焦!!燃えろおぉぉぉぉっ!!」
スピネル
「行きます!」
スピネル
「交差するように投げる!爆発行くよ!フレイムシャリオ!!」
ヨシツネ
「っ!?」
スピネル
「アクセル解放!リングプリズン!」
スピネル
「フレイムルーン!!」
スピネル
「行きます!全てを魅了する灼熱の星、その情熱よここに爆ぜよ!ルビィシャイニング!!」
ヨシツネ
「撤退だな」



クレス
「それじゃ依頼達成だね」
ルーナ
「帰るわよ」

「ええ」
スピネル
「はい」


こうして依頼達成
本当に熱い炎は青いのです

好きな串

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、焼き鳥なんか食べてる」
レイヴン
「…」
蓉子
「ずるいわ」
レイヴン
「やらんぞ」
萌楓
「でもなんで焼き鳥?気まぐれですか?」
レイヴン
「今日は串の日だから食いたくなっただけだ」
山風
「そうなんだ」
レイヴン
「串ものはやっぱ串から豪快に食うに限るな、串から外す奴は滅びていいぞ」
蓉子
「何を言い出すのよ」
レイヴン
「からあげレモンと焼き鳥を串から外す奴は嫌われる二大巨塔やぞ」
萌楓
「レイヴンさんって外食行く時は1人で行くタイプですよね」
レイヴン
「まあそうだな、騎士団時代とかは付き合ってたがソロはいいぞ」
山風
「でも誰かと食べたくならないの」
レイヴン
「そもそもシェアする料理に勝手にレモンだの串から外すだの一言言えや」
蓉子
「まあそうなんだけどね」
レイヴン
「まあ俺っちはシェアしたりするのは好きじゃないんよ」
萌楓
「なるほど」
レイヴン
「それにシェアする料理って大体手を付けずに残したりするしな」
山風
「そんなものかな」
レイヴン
「そういう事もあるらしいとは聞くな、まあ飲み会とか好きじゃないし」
蓉子
「レイヴンって1人寂しげにカクテルとか飲むタイプよね」
レイヴン
「うっさいわ」
萌楓
「でもなんか分かる気はしますね」
レイヴン
「なんにしても串ものは串から豪快に食うのが本来だと思うんだがな」
山風
「難しいね」
レイヴン
「まあ串から外すのは構わんが自分の食うやつだけにしとけな」
蓉子
「そうね、それは覚えておくわ」
レイヴン
「なんでそういうのが嫌われるかっていうのはシェアする料理でやるからなんだし」
萌楓
「それなら納得ですね」
レイヴン
「それでおたくらは何か好きな串とかあるのか」
山風
「あたしは牛串が好きかな」
レイヴン
「なるほど」
蓉子
「私は豚串かしら、豚肉ってお肌にもいいのよ」
レイヴン
「女の子らしいな」
萌楓
「焼き鳥とかも好きなんですけどね、私は焼き鳥なら砂肝が好きです」
レイヴン
「萌楓ちゃん意外と渋いな」
山風
「ふふ、でも串焼きっていいよね」
レイヴン
「だな、イカ焼きとかも串焼きの仲間になるんかね」
蓉子
「確かに串に挿して焼いてるけど」
レイヴン
「まあゲソ焼きなんかは串焼きの仲間なんかね」
萌楓
「難しいですね」
レイヴン
「でも串焼きってタレか塩かで割れたりもするわよね」
山風
「そうだね、あたしはタレ派かな」
レイヴン
「俺は甘いの苦手だけど、タレ派かね」
蓉子
「私は塩かしら」
レイヴン
「萌楓ちゃんは」
萌楓
「私も塩ですかね」
レイヴン
「好みはあるもんだな」
山風
「だね」
レイヴン
「にしても蓉子ちゃんは豚肉か」
蓉子
「ええ、お肌にいいのよ」
レイヴン
「なるほど」
萌楓
「砂肝美味しいですよね」
レイヴン
「萌楓ちゃんが渋い」
山風
「提督も人の事言えるの」
レイヴン
「おっさんだからいいだろ」
蓉子
「そういう問題かしら」
レイヴン
「そういうもんだぞ」
萌楓
「むぅ」
レイヴン
「さて、仕事しよ」

その頃

和人
「ふぅ」
シェリア
「あら、和人、焼き鳥なんか食べてるの」
和人
「ん?ああ、少し腹が減ったからな」
冬弥
「焼き鳥か、何が好きなの」
和人
「そうだな、軟骨が好きだぞ」
芳乃
「軟骨なのね」
和人
「ああ」
シェリア
「私も焼き鳥丼が好きだけど、焼き鳥だけでも好きよ」
和人
「シェリアも焼き鳥が好きだよな」
冬弥
「焼き鳥かぁ、僕としてもお嬢様に頼まれたりするからなぁ」
和人
「冬弥も大変だな」
芳乃
「それにしても和人って意外な所がどんどん発覚してるわよね」
和人
「そうか?」
シェリア
「アイスの食べ歩きとか古銭集めとか」
和人
「それはいいだろ」
冬弥
「でも和人って焼き鳥は軟骨なんだね」
和人
「このコリコリがいいんだよ」
芳乃
「でも焼き鳥ね、私はタレ派かしらね」
和人
「へぇ」
シェリア
「私は焼き鳥丼だからタレ派ね」
和人
「なるほど」
冬弥
「僕は塩かな、服が汚れると困るからね」
和人
「冬弥らしいな」
芳乃
「好みはあるわよね、和人は?」
和人
「俺はタレ派だな」
シェリア
「なるほど」
和人
「ま、肉が嫌いな人は珍しいとも思うしな」
冬弥
「確かに肉そのものを嫌いってあまり聞かないね」
和人
「だろ?」
芳乃
「肉はやっぱり美味しいのね」
和人
「かもな、ふぅ」

その頃

ルーク
「ふぅ」
みやび
「あれ、ルークさん、焼き鳥ですか」
ルーク
「ん?ああ」
浜波
「焼き鳥…」
ルーク
「…やらねぇぞ」
星名
「でも焼き鳥か、美味しいよね」
ルーク
「だよな」
みやび
「そういえばルークさんって鶏肉が好きですよね」
ルーク
「好きだな」
浜波
「カレー作る時もチキンカレー…あと鴨せいろ」
ルーク
「まあ好きだからな」
星名
「ルークって本当にチキンが好きなんだね」
ルーク
「まあな」
みやび
「でも鶏肉って庶民的なお肉ですよね」
ルーク
「俺は貴族だけどな」
浜波
「でも好みは人それぞれ」
ルーク
「それはそうだが」
星名
「ルークって鶏肉ならなんでも好きなの?」
ルーク
「まあ好きだな、軟骨とか砂肝とか好きだぞ」
みやび
「意外と渋いですね」
ルーク
「ただレバーは苦手なんだよな」
浜波
「レバーは好みが分かれる」
ルーク
「それな」
星名
「私はレバーは食べられるけど」
ルーク
「まあ好みってあるからな」
みやび
「ルークさんは好き嫌いも激しいですからね」
ルーク
「それでもキノコと魚は食えるようになったぞ」
浜波
「ルークさんは特定の物が苦手」
ルーク
「キノコは食えるけどしいたけは苦手だな」
星名
「そうなんだ」
ルーク
「舞茸とかは好きになったんだけどな」
みやび
「そこは好みですからね」
ルーク
「ま、俺も嫌いは克服してるって事だ」
浜波
「偉いです」
ルーク
「へへん」
星名
「ふふっ、ルークもいいね」
ルーク
「はぁ、焼き鳥もいいもんだな」
みやび
「私も食べたくなりましたよ」
ルーク
「焼き鳥は焼き鳥屋で買うに限るからな」
浜波
「焼き鳥屋…」
ルーク
「コンビニの焼き鳥も美味いんだけどな、やっぱ焼き鳥屋には勝てねぇよ」
星名
「そこは貴族の発想だよね」
ルーク
「かもな」
みやび
「ルークさんもそういう所は貴族ですよね」
ルーク
「美味いに限るけどな」
浜波
「それはある」
ルーク
「だな、はぁ、美味い」
星名
「いいなぁ」
ルーク
「焼き鳥はいいぜ」


こうして好きな串も様々
タレと塩は対立するのだ

赤い火薬

本日の依頼はですね


エレノア
「今日の依頼はなんですか」
寧々
「えっと、赤い火薬の採取ですね」
アリス
「赤い火薬?」
草丸
「なんズラそれ」
エレノア
「普通の火薬とは違うんですかね」
寧々
「なんでも普通の火薬より威力が強いとか」
アリス
「そうなんだ」
草丸
「凄いズラ」
エレノア
「草丸さんってなんというか独特ですよね」
寧々
「語尾がズラだったり一人称がオラだったり」
アリス
「方言だとは思うけど、女の子っぽくないというか」
草丸
「そんな事ないズラ」
エレノア
「でも元アイドルなんですよね」
寧々
「スタミナとかありますよね」
アリス
「凄いと思う」
草丸
「アリスもアイドルやりたいズラ?」
エレノア
「言われてますが」
寧々
「だそうですよ」
アリス
「私には無理…」
草丸
「こんな可愛いのにもったいないズラ」
エレノア
「まあ寧々さんもやれなくはなさそうですよね」
寧々
「ななな、何を言ってるんですかっ」
アリス
「アイドルは厳しそう」
草丸
「むぅ、残念ズラ」
エレノア
「それにしても草丸さんは純粋そうですよね、寧々さんのオナ…」
寧々
「わーわーわーっ」
アリス
「エレノアも突然何を言い出すの」
草丸
「オナ?なんズラ?」
エレノア
「やっぱりそういうのに耐性なさそうですね」
寧々
「何をしてるんですか」
アリス
「えっとね」
草丸
「は、破廉恥ズラぁーっ!」
エレノア
「草丸さんはピュアなんですかね」
寧々
「エレノアさんが意地悪だ」
アリス
「草丸はしないの?」
草丸
「する訳ないズラ!」
エレノア
「女の子だってしたくなるものですよね?」
寧々
「私に振るのはやめてもらえませんか、死にたくなります」
アリス
「だってさ」
草丸
「うぅ、女の子ってそういうものズラ?」
エレノア
「そういうものですよ」
寧々
「だから私を見て言わないでください」
アリス
「草丸もしてみたら」
草丸
「アリスが弱気なタイプだと思ってたらグイグイ来るズラ」
エレノア
「ふふ」
寧々
「エレノアさんって凄く策士ですね」
アリス
「恐るべし」
草丸
「そういうものなんズラ?」
エレノア
「気持ちよくなれますよ」
寧々
「エレノアさんって実はなんですかね」
アリス
「分からない」
草丸
「むむむ」
エレノア
「では行きますか」
寧々
「ええ」
アリス
「うん」
草丸
「ズラ」



エレノア
「それで今日はどこへ行くんですか」
寧々
「爆裂草原ですね」
アリス
「凄い名前だね」
草丸
「爆裂ズラ」
エレノア
「確か火薬って草ですよね?」
寧々
「はい、赤い火薬草は普通のよりよく弾けるらしいですよ」
アリス
「なるほど」
草丸
「でもなんで爆裂ズラ?」
エレノア
「勝手に弾けるとか」
寧々
「ええ、特に晴れている日は頻繁に弾けているとか」
アリス
「今日は曇りだね」
草丸
「よかったズラ」
エレノア
「勝手に弾ける危険も減りそうですね」
寧々
「そういう事です」
アリス
「よかった」
草丸
「死にたくはないズラ」
エレノア
「耳も大変な事になりそうですからね」
寧々
「おっかないですね」
アリス
「だよね」
草丸
「ズラ」
エレノア
「まあ空調を切った室内で自然発火とかする事もありますし」
寧々
「過去にそれで文化が失われたとかありましたね」
アリス
「環境って大切」
草丸
「全くズラ」
エレノア
「では行きますか」
寧々
「ですね」
アリス
「うん」
草丸
「ズラ」



エレノア
「ここが爆裂草原ですか」
寧々
「ここに生えてる赤い草を採取してくださいね」
アリス
「分かった」
草丸
「行くズラ」



エレノア
「これですか」
寧々
「はい、他にもあるので集めてください」
アリス
「うん」
草丸
「はいズラ」



エレノア
「今日が曇りでよかったですね」
寧々
「晴れてたと思うと恐ろしいですよ」
アリス
「あはは」
草丸
「全くズラ」
エレノア
「ではどんどん集めてしまいますか」
寧々
「ですね」
アリス
「行こう」
草丸
「ズラ」



エレノア
「もう少しですか」
寧々
「ですね」
アリス
「ならさっさと終わらせよう」
草丸
「そうズラね」



エレノア
「こんなものですか」
寧々
「では依頼達成ですね」
アリス
「帰ろう」
草丸
「何か来るズラ」

「発見」
エレノア
「出ましたね」
マルドゥーク
「今度ハ勝ツ」
寧々
「相手になりますよ」
アリス
「負けないから」
草丸
「行くズラ!」
マルドゥーク
「殲滅スル」



アリス
「行くよ!」
アリス
「止めだよ!私の奥の手、見せちゃうよ!アスタフラムライン!!」
マルドゥーク
「損傷」
アリス
「アクセル解放!ファイアチャージ!」
アリス
「炎輝!!」
アリス
「具現せよ!情熱の結晶!フラムブレイム!!情熱と、勇気の意志よ!焼き尽くせ!」
寧々
「行きます!」
寧々
「ついてこられますか!ビートを上げます!バインティングウィップ!!」
マルドゥーク
「損傷」
寧々
「アクセル解放!ウィッチバレット!」
寧々
「ツイストレイジ!!」
寧々
「巡り踊りて暗黒回帰!根源より来たりて、我が裁きの剣となれ!ダークメテオレイン!!」
草丸
「行くズラ!」
草丸
「美しき花々、斬り刻むズラ!ペタルカッター!!」
マルドゥーク
「損傷」
草丸
「アクセル解放!フラワーサークル!」
草丸
「アイヴィーランス!!」
草丸
「行くズラ!咲き誇るズラ!全てを魅了する大輪の花!フラワーブライト!!」
マルドゥーク
「撤退スル」



エレノア
「では依頼達成ですね」
寧々
「帰りますか」
アリス
「うん」
草丸
「ズラ」


こうして依頼達成
その草はよく燃えて弾ける

グミは美味しい

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、なにそれ」
レイヴン
「ん?グミだが」
彩春
「グミですか?」
レイヴン
「うん、グミ」
由依
「なんでまた?」
レイヴン
「株主優待でもらった、とはいえ俺っち甘いものは苦手だからな」
山風
「ならちょうだい」
レイヴン
「構わんぞ」
彩春
「ではいただきますか」
レイヴン
「でもグミっていうと俺っちは薬品のイメージなのよな」
由依
「そういえば薬品としてのグミもありましたわね」
レイヴン
「俺の地元だとグミは薬品だからな」
山風
「でもお菓子のグミとどう違うの?」
レイヴン
「聞いた話だと作り方の違いらしいな」
彩春
「作り方ですか?」
レイヴン
「そう、薬品のグミは薬効成分が入ってるからな」
由依
「なるほど」
レイヴン
「まあ見た目がお菓子と変わらんから間違って食わないようにな」
山風
「うん」
レイヴン
「にしてもグミな、最近はいろいろ出とるようで」
彩春
「ですね、グミも美味しいですよ」
レイヴン
「グミってドイル生まれのお菓子なんよね」
由依
「そうなんですか?」
レイヴン
「ハリボーってグミあるやろ?あれが元祖なんよ」
山風
「へぇ」
レイヴン
「そのハリボーって会社の創始者と興した土地の頭文字を取ってハリボーらしい」
彩春
「意外と面白い事を知っていますね」
レイヴン
「俺の知識は浅く広くだからな」
由依
「数だけは立派というやつですわね」
レイヴン
「まあそんなとこよ」
山風
「提督の知識はいろいろあるよね」
レイヴン
「浅く広くだからな」
彩春
「それにしても薬品のグミですか」
レイヴン
「そう、まあ味としては薬品の方が少し薬っぽい味だよな」
由依
「そういうものなんですのね」
レイヴン
「そう、まあ薬品のグミは薬だからな、あくまでも」
山風
「でもグミ美味しいよね」
レイヴン
「俺は甘いの苦手だからな」
彩春
「レイヴンさんは甘いものが苦手なんですね」
レイヴン
「まあな、だからグミも苦手なんよ」
由依
「難儀ですわね」
レイヴン
「仕方ないさ、そういうもんだ」
山風
「あたしは甘いの好きだけど」
レイヴン
「女の子は甘いもの好きなイメージはあるよな」
彩春
「そうですね、全てがとは言いませんが」
レイヴン
「なんにしてもグミはお菓子と薬品とあるからな」
由依
「間違わないようにしないといけませんわね」
レイヴン
「全くだ」
山風
「グミ美味しいね」
レイヴン
「それは何よりだ」
彩春
「ふふ」
レイヴン
「やれやれ」
由依
「たまにはいいものですわね」
レイヴン
「さて、仕事しよ」

その頃

カイル
「んま」
浜波
「カイルさん、グミなんか食べてます」
カイル
「食べる?」
みやび
「いいんですか?」
カイル
「構わないよ」
彩楓
「ならもらおうかしら」
カイル
「うん、どうぞ」
浜波
「美味しいです」
カイル
「このグミ美味しいよね」
みやび
「ええ、私も好きですよ」
カイル
「美味しいよね、ハリボー」
彩楓
「そうね、まあ少しお高いんだけど」
カイル
「それでもハリボーって美味しいよね」
浜波
「はい、ハリボーは好きですよ」
カイル
「それにしてもグミか、俺には薬のイメージが強いんだよな」
みやび
「薬ですか?」
カイル
「うん」
彩楓
「そういえば薬もあったわね、グミ」
カイル
「そうなんだよね、だから俺には薬ってイメージだよ」
浜波
「薬とお菓子とではどう違うんですか」
カイル
「確か作り方が違うらしいよ」
みやび
「なるほど」
カイル
「まあそんな事もあるから間違えて食べないようにね」
彩楓
「そうね、ふふ」
カイル
「はぁ、んま」

その頃

レイヴン
「ふぅ」
山風
「はい、お茶」
レイヴン
「おう」
彩春
「それにしても最近は涼しいですね」
レイヴン
「だな、一気に涼しくなった」
由依
「気候の移り変わりが激しすぎますわよ」

「失礼します、お客さんが見えてるよ」
レイヴン
「おう、通していいぞ」

「こっちだよ、どうぞ」
キリッとした女性
「失礼する」
妙齢の女性
「失礼します」
山風
「えっと、どちら様?一応自己紹介頼める」
洋子
「朝比奈洋子だ」
薫子
「汀薫子よ」
彩春
「はい、それで用件はなんですか」
洋子
「新人募集ってやってるだろ、教え子達も参加してるから私達も混ぜてもらおうと思ってね」
薫子
「それで来たって訳なんだけど」
由依
「教え子?」
洋子
「メティスを使う奴らだ」
薫子
「あの子達の元担任なの」
レイヴン
「そういう事ね、なら歓迎するぜ」
洋子
「すまないね」
薫子
「感謝するわ」
山風
「何か訊きたい事とかある」
洋子
「いや、周りに訊くからいい」
薫子
「それで足りるものね」
彩春
「そうですか、分かりました」
洋子
「ま、私達も仕事辞めて来てるんだからよろしく頼むよ」
薫子
「よろしくね」
由依
「ええ、こちらこそ」
レイヴン
「一応だけど、戦いは問題ないのよね?」
洋子
「問題ないよ」
薫子
「同じく」
山風
「分かった」
彩春
「では奏さん、あとは頼みますね」
由依
「任せましたわよ」

「うん、それじゃ行くよ」
洋子
「ああ」
薫子
「ええ」
レイヴン
「先生か」
山風
「そういう人も少しは増えてるよね」
彩春
「大人は大切ですからね」
由依
「ですわね」




「さて」
洋子
「ふむ」
薫子
「いい場所ね」
ゼロス
「お、素敵なお姉様発見」
莉音
「そればかりですね、ゼロスさん」
洋子
「なんだこのチャラいのは」
薫子
「本当の事でも言っちゃ駄目よ」
ゼロス
「あ、はい」
莉音
「新しい人ですよね」
洋子
「ああ、よろしくな」
薫子
「よろしくね」
ゼロス
「こちらこそ」
莉音
「よろしくお願いしますね」
洋子
「ま、仲良くしような」
薫子
「いろいろ教えてね」
ゼロス
「喜んで!」
莉音
「もうっ」
洋子
「特に問題はなさそうだな」
薫子
「そうね、ふふ」


こうして2人の教師が加わる事に
大人は大切です

氷結の水

本日の依頼はですね


カイル
「今日の依頼って何」
ジュリオ
「氷結の水の採取だね」
千影
「氷結の水?」
善佳
「何よそれ」
カイル
「さあ?」
ジュリオ
「なんでも一気に熱を冷ませる水らしいよ」
千影
「そんなものがあるのね」
善佳
「飲んだら大変な事になりそうね」
カイル
「あはは」
ジュリオ
「当然だよ、飲んだら死ぬからね」
千影
「おっかないわね」
善佳
「全くよ」
カイル
「善佳って普通にしてれば美人だよね」
ジュリオ
「カイルは何を言い出すのか」
千影
「まあ素材はいいわよね」
善佳
「ふふ、我が素晴らしさに気づくとは流石はリトルデーモン」
カイル
「そういう所だよね」
ジュリオ
「まあ、うん」
千影
「そういえば善佳って不幸体質なんじゃないの」
善佳
「それね、昔から何かと不幸を招くみたいなのよ、おかげで人生ロクでもないわよ」
カイル
「ふーん」
ジュリオ
「不幸体質か」
千影
「大変なのね」
善佳
「でもそのせいで闇堕ちしてしまって」
カイル
「闇堕ちという名の中二病」
ジュリオ
「それはそれでね」
千影
「堕天使とか言っちゃってるし」
善佳
「我が名は堕天使ヨハネ、平伏すがいいわ」
カイル
「それだよね」
ジュリオ
「まあ悪い人じゃないんだよね」
千影
「それね」
善佳
「ふふふ、暗黒が私を呼んでいる」
カイル
「善佳がいい人なのは分かる」
ジュリオ
「でも善佳って子供に懐かれてるよね」
千影
「そうね、いいものじゃない」
善佳
「キッズデーモンを我が眷属に、ふふふ」
カイル
「眷属とか言わない」
ジュリオ
「せめて歌詞の分からない洋楽でも聴いたら」
千影
「ジュリオはなんでそういうのを知ってるのよ」
善佳
「邪気眼を捨てろというのか」
カイル
「邪気眼って言っちゃったよ」
ジュリオ
「ふふっ」
千影
「侮れないわね」
善佳
「ふふふ」
カイル
「やれやれかな」
ジュリオ
「善佳もそれでこそだよね」
千影
「ジュリオも侮れないものね」
善佳
「全くだわ」
カイル
「ジュリオって実はって感じだよね」
ジュリオ
「ふふ」
千影
「恐ろしい人ね」
善佳
「何者なのかしら」
カイル
「行こうか」
ジュリオ
「だね」
千影
「ええ」
善佳
「ええ」



カイル
「それで今日はどこへ行くの」
ジュリオ
「氷の雪原だね」
千影
「雪原なのね」
善佳
「そこに氷結の水が?」
カイル
「そうなるね」
ジュリオ
「その水はどんな熱も一気に冷ませるとか」
千影
「まさに氷結の水ね」
善佳
「飲んだら死ぬ」
カイル
「敵は死ぬみたいな」
ジュリオ
「エターナルフォースブリザード、相手は死ぬ」
千影
「だからなんでそういうの知ってるのよ」
善佳
「さあ?」
カイル
「ジュリオの守備範囲の広さ」
ジュリオ
「ふふっ」
千影
「何者なのかしら」
善佳
「恐ろしい人ね」
カイル
「全くだよ」
ジュリオ
「まあ何かとあるしね」
千影
「むぅ」
善佳
「侮りがたし」
カイル
「行こうか」
ジュリオ
「だね」
千影
「ええ」
善佳
「ええ」



カイル
「ここがその雪原か」
ジュリオ
「ここの先にある湖がそれだよ」
千影
「なら行こうか」
善佳
「そうね」



カイル
「へくちっ」
ジュリオ
「今は夏だからね」
千影
「こっちは冬なのよ」
善佳
「我慢なさい、行くわよ」



カイル
「この先かな」
ジュリオ
「だね、行くよ」
千影
「ええ」
善佳
「寒い」



カイル
「ここかな」
ジュリオ
「それじゃ水を汲むよ」
千影
「氷結の水ね」
善佳
「飲んだら死ぬ」
カイル
「あはは」
ジュリオ
「うん、それじゃ依頼達成だよ」
千影
「帰るわよ」
善佳
「何か来るわ」

「見つけたぞ」
カイル
「出たね」
アルジュナ
「今度こそぶっ殺してやる」
ジュリオ
「相手になるよ」
千影
「負けないから」
善佳
「行くわよ!」
アルジュナ
「ぶっ殺す!」



千影
「行くわよ!」
千影
「覚悟はいいかしら?受けよ光鎖!プリズミックノヴァ!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
千影
「アクセル解放!ホーリーワルキュリア!」
千影
「光撃破!!」
千影
「飛翔せよ!絶煌の刃!輝きの刃にて貫かん!奥義!光王!煌憐翔!!」
ジュリオ
「行くよ!」
ジュリオ
「後悔するんだね!奥義!ドラグネスロアー!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
ジュリオ
「アクセル解放!テンプルハート!」
ジュリオ
「ブレイブライト!!」
ジュリオ
「滅びの時だ!無に帰す炎よ!聖神招来!我が剣は白炎!白き炎に悔悟せよ!セイクリッドフランム!!」
善佳
「行くわよ!」
善佳
「堕天の刃よ、斬り刻め!デーモンズスライサー!!」
アルジュナ
「ちいっ!?」
善佳
「アクセル解放!ルシフェルハート!」
善佳
「ブラックフェザー!!」
善佳
「行くわよ!裁きの雨よ、断罪なさい!ルシフェルジャッジメント!!そして踊るは黒き羽!」
アルジュナ
「撤退だな」



カイル
「それじゃ依頼達成だね」
ジュリオ
「帰るよ」
千影
「ええ」
善佳
「ええ」


こうして依頼達成
その水は全てを冷却する

天を貫く塔 第四十九話

その頃のアスベル達は


セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「任せておけ」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「もう慣れたよ」
リンメル
「はぁ」
陽炎
「ほら行くわよ」



冒険者
「お、行くのか」
セルエン
「うん」
冒険者
「そっか、強くなったよな」
アスベル
「そうだな、分かるぐらい強くなったよ」
冒険者
「負けんなよ」
エイプス
「もちろんよ」
冒険者
「頼むぜ」
クルル
「うん、任せて」
冒険者
「それじゃ俺は行くぜ、じゃあな」
乃月
「行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「はい」
陽炎
「行きましょ」



セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「今回は351層からか」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「行きますか」
陽炎
「そうね」



セルエン
「光よ踊れ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ舞え!」
クルル
「ドーン」
魔物
「グァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「散れ!」
リンメル
「はあっ!」
陽炎
「燃え上がれ!」
魔物
「グァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「…」
エイプス
「どうすんのこれ」
クルル
「さあ?」
乃月
「あたしに訊かれても」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「どうしたものですかね」
陽炎
「知らないわよ」
セルエン
「んでどうすんの」
アスベル
「…」
エイプス
「はぁ」
クルル
「知らンがな」
乃月
「ですわ」
フィリー
「もう慣れたよ」
リンメル
「行きますか」
陽炎
「そうね」



セルエン
「光よ踊れ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ舞え!」
クルル
「ドーン」
魔物
「グァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「散れ!」
リンメル
「はあっ!」
陽炎
「燃えろ!」
魔物
「グァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「…」
エイプス
「どうすんのよ」
クルル
「知らンがな」
乃月
「ですわ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「どうしますか」
陽炎
「知らないわよ」
セルエン
「うーん」
アスベル
「…」
エイプス
「どうすんのこれ」
クルル
「知らンがな」
乃月
「ですわ」
フィリー
「もういいよ」
リンメル
「行きますよ」
陽炎
「ええ」



セルエン
「待って」
アスベル
「隠し部屋だな」
エイプス
「どうする?」
クルル
「もちろん入ってみる」
乃月
「なら行きますわよ」
フィリー
「行くよ」
リンメル
「はい」
陽炎
「何があるのやら」



セルエン
「なんだろこれ」
アスベル
「珍しい素材か?」
エイプス
「一応回収するわよ」
クルル
「だね」
乃月
「さっさと先に進みますわよ」
フィリー
「行こうか」
リンメル
「ですね」
陽炎
「行くわよ」



マンドリル
「キキッ」
セルエン
「マンドリル!」
アスベル
「こいつがボスか」
エイプス
「やるわよ」
クルル
「ぶっ飛ばす」
乃月
「ミンチにしてやりますわ」
フィリー
「負けないよ」
リンメル
「では」
陽炎
「行くわよ!」
マンドリル
「キキッ」



マンドリル
「ウキィ~…」
セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「それじゃ今回はこの辺にするか」
エイプス
「そうね、撤退よ」
クルル
「だね」
乃月
「では」
フィリー
「撤退だね」
リンメル
「はい」
陽炎
「撤退っと」



セルエン
「ご飯行こうか」
アスベル
「甘口カレー!」
エイプス
「そればかりね」
クルル
「アスベルだしね」
乃月
「では行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「行きますか」
陽炎
「ええ」


こうしてダンジョン攻略は続く
元の世界にはまだ帰れそうにない

風に舞う日常 パート108

7人の挨拶も終わり


冬弥
「ここは凄いですね、驚いてばかりです」
キール
「最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」

「そうあって欲しいわね」
アリシア
「それにしても冬弥さんも女装ですか」
冬弥
「そこには触れないで」
六花
「でも僕もだし、親近感はあるよね」

「六花も女装なのね」
涼月
「それにしてもなぜ女装を?」
冬弥
「えっと、身代わり?」
キール
「つまり苦手な事を代わりにやるとかそういう事か」

「まあそういう事ね」
アリシア
「いいんですかね、それ」
冬弥
「まあお嬢様は芸術方面が壊滅なので…」
六花
「あはは」

「その代わり冬弥は文学方面が苦手なのよ」
涼月
「つまりインチキ…」
冬弥
「言わないで」
キール
「まあなんだ、努力はしろよ」

「はい」
アリシア
「それはそうとケーキでも食べます」
冬弥
「このケーキ食べていいの」
六花
「構わないよ」

「ならいただこうかしら」
涼月
「美味しいですよ」
冬弥
「うん、確かに美味しいね」
キール
「そりゃあのアリシアのケーキだからな」

「アリシア?もしかしてあのアリシア?」
アリシア
「はい、そのアリシアです」
冬弥
「まっじで」
六花
「うん、まっじで」

「あのアリシアのケーキ、はじめて食べたけど美味しいわね」
涼月
「ふふ、それは何よりです」
冬弥
「こっちのケーキも食べていいの」
キール
「ああ、そっちは僕の作ったふわふわケーキだ」

「確かにふわふわね、美味しい」
アリシア
「ちなみに私のケーキのレシピは公開してますよ」
冬弥
「へっ?そうなの?」
六花
「うん、アリシアの個人サイトで公開してるよ」

「へぇ、知らなかったわ」
涼月
「でもケーキなんていいですよね」
冬弥
「僕も作ってみようかな」
キール
「まあ同じ味にはならんけどな、不思議なものだ」

「そうなの?」
アリシア
「らしいですね」
冬弥
「不思議だね」
六花
「でもみんな気に入るよね」

「そりゃあのアリシアのケーキだもの」
涼月
「ではよろしく頼みますね」
冬弥
「うん、こちらこそね」

「よろしくね」

その頃

雫音
「ここは凄いわね、驚いてばかりよ」
クレア
「最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」
彩春
「だといいですが」
ソフィー
「それにしても彩春はなんでメイドなの」
雫音
「本人がそれをやりたがってるのよ」
萌楓
「ふーん」
彩春
「まあ私もそれなりにいい身分なんですが」
望月
「働くねぇ、あたしはグータラしてたいよ」
雫音
「困った人ね」
クレア
「ふふ、それよりピーチパイ食べる?」
彩春
「このパイですか」
ソフィー
「こっちのはあたしが作ったソフィナンシェとソティーね」
雫音
「それじゃいただこうかしら」
萌楓
「では切り分けますか」
彩春
「いい匂いですね」
望月
「クレアのピーチパイは絶品なんだよね」
雫音
「そんなに美味しいの?」
クレア
「はい、どうぞ」
彩春
「これは…確かに美味しいですね」
ソフィー
「でしょ、あたしの作ったのも食べてね」
雫音
「こんな美味しいパイははじめて食べたわ」
萌楓
「やっぱり人気ですね」
彩春
「これは何か秘密とかあるんですか」
望月
「秘密は特にないよね」
雫音
「そうなの?」
クレア
「ふふ、気に入ったのなら何よりだわ」
彩春
「私にも作れますかね」
ソフィー
「レシピは公開してるんだよね」
雫音
「そうなのね」
萌楓
「やっぱりクレアさんのピーチパイは人気ですね」
彩春
「では私も作ってみるとしますか」
望月
「んじゃよろしくね」
雫音
「ええ、こちらこそ」
彩春
「よろしく頼みますね」

その頃


「ここは凄いね、驚いてばかりだよ」
セネル
「最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」
こころ
「だといいんですが」
茉優
「それにしても2人は仲がよさそうだね」

「まあ昔からの仲良しだから」
そら
「そうなの?」
こころ
「はい、それで私は渚ちゃんを追いかけて学校に」
初雪
「なんか凄いね、バイタリティってやつ?」

「まあかもね」
セネル
「それはそうとパンでも食うか」
こころ
「このバスケットですか?」
茉優
「セネルのパンは美味しいよ、アタシの淹れたコーヒーもどうぞ」

「ならいただきます」
そら
「美味しいよね、セネルのパン」
こころ
「美味しい…本当に凄く美味しいですね」
初雪
「セネルのパンは人気だからね、パン屋やってるぐらいだし」

「まっじで」
セネル
「通販でパンを売ってるな」
こころ
「でも本当に美味しいです」
茉優
「気に入ったみたいだね」

「いいなぁ、私もこういうの作れるようになりたいよ」
そら
「私には無理かも…」
こころ
「あはは」
初雪
「まあんじゃよろしくね」

「うん、こちらこそ」
こころ
「よろしく頼みますね」

その頃

涼花
「ここは凄いですね、驚いてばかりです」
ロニ
「最初はそんなもんだ、すぐに慣れるさ」
涼花
「だといいんですが」
フィリス
「大丈夫だよ、私もすぐに慣れたから」
涼花
「はぁ」
ともえ
「にしてもお嬢様ね、ここもそういう人増えたわよね」
涼花
「そうなの?」
川内
「そうそう、まあ私もそういう人達は好きだよ」
涼花
「そうなのね、偏見とかなさそうで安心するわ」
ロニ
「ま、それもここの特徴だよな」
涼花
「そうね、ふふ」
フィリス
「とりあえずドナケーキでも食べてください」
涼花
「あら、ありがとう」
ともえ
「まあ涼花も楽しそうで何よりね」
涼花
「ええ、あら美味しい」
川内
「それじゃよろしくね」
涼花
「ええ、よろしくね」


こうして7人も馴染んでいる様子
女装はもはやお約束

新人は月夜の煌めき

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、あたし悪い子になりたい」
レイヴン
「何を言い出すんだ」
星名
「でもレイヴンが悪ガキみたいなイメージあるよね」
レイヴン
「星名ちゃんサラッと酷いな」
彩楓
「ふふっ、レイヴンもなんだかんだで悪ガキよね」
レイヴン
「オサーンに向かって何を言うのか」
山風
「でも提督は昔は悪ガキだったんだよね」
レイヴン
「まあ昔はな」
星名
「ふふっ、レイヴンも隅に置けないよね」
レイヴン
「勘弁してくれ」
彩楓
「それにしても星名も随分変わったわよね」
レイヴン
「そうだな、来た当初に比べたら明るくなったというか」
山風
「あたしは?」
レイヴン
「山風ちゃんもかなり明るくなったよな」
星名
「やっぱり周りに影響を受けてるんだろうね」
レイヴン
「それはありそうだ」
彩楓
「私だって」
レイヴン
「彩楓ちゃんって強がってるわよね」
山風
「恋愛経験ないのにね」
レイヴン
「やっぱ年頃なんかね」
星名
「でも彩楓はいいお姉さんだよ」
レイヴン
「それはあるな、女の子人気高いし」
彩楓
「まあそれはね」
レイヴン
「それにしても9月か、今年の新人募集も今月でラストやな」
山風
「そうだね、結構集まったかな」
レイヴン
「だな」
星名
「あとは今月に何人来るかだね」
レイヴン
「ま、最後まで待ってやろうでないの」
彩楓
「そうね」
レイヴン
「にしても今年ももう9月とか早いな」
山風
「この前まで募集開始した日だった気がする」
レイヴン
「それな」
星名
「私も参加したのがつい最近に感じるよ」
レイヴン
「月日の流れの速さがハンパない、俺も歳か」
彩楓
「何言ってんのよ、おっさん」
レイヴン
「いや、歳取ると時間の流れが速くなるのはマジやぞ」
山風
「じゃああたしはもっと速いよ」
レイヴン
「すまん」
星名
「ふふっ」
レイヴン
「はぁ、オサーンにはきつい」
彩楓
「何かとあるわね」
レイヴン
「今年もそろそろ募集締め切りか」
山風
「だね」
レイヴン
「はぁ」
星名
「今年もあと少しかぁ」
レイヴン
「募集締め切りがな」
彩楓
「今年はあと何人来るかしらね」
レイヴン
「仕事しながら待つか」

その頃

ナナリー
「今年も今月で新人募集が終わるねぇ」
瀬奈
「ですね、今年も結構集まったようです」
ナナリー
「だね、あとは今月で何人来るかだね」
みやび
「ですね、私もここに来てよかったです」
ナナリー
「みやびもすっかり楽しそうにやってるね」

「でもここはいいっすねぇ、楽しいですよ」
ナナリー
「灯は相変わらずだよね」
瀬奈
「ですね、ふふ」
ナナリー
「仕事やってくれる人が増えるのも助かるしね」
みやび
「私もここで料理を作ったりするのは楽しいですよ」
ナナリー
「みやびって意外と力持ちだよね」

「ま、何にしても楽しむって大切っすよ」
ナナリー
「だね、ふぅ」

その頃

レイヴン
「ふぅ」
山風
「涼しくなったよね」
レイヴン
「だな」
星名
「温暖差激しいなぁ、風邪引くかも」
レイヴン
「無理はすんなよ」
彩楓
「体は大切よね」
このか
「失礼します、お客さんが見えていますよ」
レイヴン
「おう、通していいぞ」
執事?
「失礼します」
黒髪の女の子
「失礼します」
真面目そうな女の子
「失礼します」
赤毛の女の子
「失礼します」
金髪の女の子
「失礼します」
小さな女の子
「失礼します」
メイド
「失礼します」
山風
「えっと、自己紹介頼めるかな」
冬弥
「結城冬弥です」

「四條蘭です」
雫音
「冷泉雫音よ」

「藤咲渚です」
涼花
「篠森涼花よ」
こころ
「佐倉こころです」
彩春
「能見彩春です」
星名
「ありがとう、それで用件は新人募集でいいのかな」
冬弥
「はい」

「面白そうな求人だったから」
雫音
「それで来たって訳よ」

「覚悟は決めてきましたから」
涼花
「それに断らないのよね」
こころ
「そう書いてありました」
彩春
「現地に来いというのはそういう事ですよね」
彩楓
「ええ、そういう事だから参加は認めるからよろしくね」
冬弥
「本当にあっさりだね」

「まあいいんじゃない」
雫音
「そんな訳ならよろしく頼むわね」

「よろしくお願いします」
涼花
「よろしくね」
こころ
「よろしくお願いします」
彩春
「よろしくね」
レイヴン
「それで何か質問とかあるかね」
冬弥
「お風呂とか食事とかは」

「どうなっているの」
山風
「食事は食堂、お風呂は地下に混浴の大浴場があるよ、時間内なら自由だから」
雫音
「仕事とかはどうなっているの」

「何をすればいいのかな」
星名
「基本的には自由かな、依頼をこなしたりとか、あと副業をしてもらうから」
涼花
「他には交流とかは好きにしていいのかしら」
こころ
「いろんな人がいましたけど」
彩楓
「ええ、そこは好きにしていいわよ」
彩春
「分かりました、あとは周りの人に訊きますね」
レイヴン
「おう、それと戦いの方は問題ないかね」
冬弥
「問題ないよ」

「同じく」
雫音
「問題ないわ」

「同じく」
涼花
「問題ないわよ」
こころ
「同じく」
彩春
「問題ありません」
山風
「分かった、それじゃよろしくね」
星名
「それじゃこのか、あとは任せるね」
彩楓
「よろしくね」
このか
「はい、では行きますよ」
冬弥
「うん」

「よろしくね」
雫音
「よろしく」

「それでは」
涼花
「よろしくね」
こころ
「よろしくお願いします」
彩春
「それでは」
レイヴン
「…女装男子が流行りなん?」
山風
「さあ?」
星名
「世の中は広いね」
彩楓
「それね」

その頃

このか
「大体は分かりましたね」
冬弥
「うん」

「問題ないわよ」
雫音
「同じく」

「です」
涼花
「問題ないわ」
こころ
「ですよ」
彩春
「同じく」
スパーダ
「なんだ、新しい奴か」
シャーリィ
「みたいね」
このか
「今は案内してるからあとで頼みますね」
スパーダ
「ああ、んじゃな」
シャーリィ
「それじゃね」
このか
「行きますよ」
冬弥
「うん」

「ええ」
雫音
「ええ」

「はい」
涼花
「ええ」
こころ
「はい」
彩春
「はい」


こうして新たに7人が加わる事に
女装は欠かせない要素

シェイドとリフィル

とある日の1枚


シェイド
「ふぅ」
リフィル
「あら、シェイド、休憩かしら」
シェイド
「リフィルさんですか、ええ、そうですよ」
リフィル
「あなたも教師として大変よね」
シェイド
「そうね、でもやってて楽しいからいいわよ」
リフィル
「シェイドは様々な知識に通じているけど、どこで学んだものなのかしら」
シェイド
「そうね、元々本を読むのが好きなのと昔から教師をしているのがあるかしら」
リフィル
「へぇ」
シェイド
「でもリフィルこそハーフエルフなのに教師をしているのが凄いと思うわよ」
リフィル
「そうかしら」
シェイド
「ええ、ハーフエルフへの差別は今でも根強いのに」
リフィル
「それでも仕事があるだけいいわよ、ここは差別とかもないし」
シェイド
「ねえ、リフィルは差別について考えた事はあるかしら」
リフィル
「差別について、それは永遠の課題じゃないかしら」
シェイド
「あら、言うわね」
リフィル
「なぜ差別が起こるのか、それは人が異物を恐れる以上永遠になくならないわ」
シェイド
「リフィルらしいわね」
リフィル
「それに差別は悪者扱いだけじゃない、特別扱いをする事も逆差別になるのよ」
シェイド
「逆差別、そういう考えもあるのね」
リフィル
「平等や対等を謳うのならそれこそ特別扱いだって立派な差別なのよ」
シェイド
「つまり腫れ物扱いこそが差別でもある、そう言いたいのね」
リフィル
「ええ、自分達を優遇しろ、これは立派な逆差別なのよ」
シェイド
「そりゃ差別がなくならない訳ね、なんか分かった気がするわ」
リフィル
「結局は迫害も優遇も差別なのよ、世の中にはそれを理解していない人も多いけれどね」
シェイド
「ならそれも踏まえた上で差別はなくせると思う?」
リフィル
「それは無理でしょうね、人が人である限り差別はなくならないわ」
シェイド
「人が人である限り…」
リフィル
「差別というのは些細な事から始まるものよ、それが人に根付いて差別に変わるの」
シェイド
「確かに最初からあるものでもないものね」
リフィル
「私としても差別の始まりというのは研究テーマとして面白いと思っているの」
シェイド
「いつからそれが始まったか、ね」
リフィル
「シェイドは差別のない世の中が正しいと思うかしら」
シェイド
「ないならそれに越した事はないわね、でもなくすのは無理だと思うわ」
リフィル
「差別は人の業、異物を恐れるという人の本能なのかしらね」
シェイド
「人の本能、ね」
リフィル
「人というのは綺麗事を言ってもそれを実行する勇気はなかなか出せないものなんだから」
シェイド
「それか差別はいけないと言いつつも自分達が差別をしていたりね」
リフィル
「本当の差別主義者ほど表向きでは差別撤廃を言うものなのよ」
シェイド
「そもそも差別は飯のタネ、そういう人が世の中にはいるのよね」
リフィル
「そうね、どんな事にもそれを飯のタネにしてるけしからん人がいるものよ」
シェイド
「差別がなくなったら飯が食えなくなる、だから表向きと実際は違うのよね」
リフィル
「そういう人達こそダブルスタンダード、そういうものよ」
シェイド
「自分はいいが他人がそれをやると許さないっていうやつね」
リフィル
「ええ、そういうやつよ」
シェイド
「結局人なんてそんなものなのかしらね」
リフィル
「でも人を信じたいと思うものよね」
シェイド
「リフィルは強いわね、迫害されるハーフエルフなのにそんな事が言えるなんて」
リフィル
「教え子に教わったのよ、立派な教え子を持って幸せだわ」
シェイド
「そう、ならリフィルはそれを信じればいい、それだけよ」
リフィル
「勇者に来て欲しくば自分が勇者になるしかない、ただしハッピーエンドの保証はしない、よ」
シェイド
「リフィル…」
リフィル
「いつかなんて待ってても来ないのよ、そのいつかは自分が動いた時なの」
シェイド
「そうね、それは至極正論だわ」
リフィル
「いつかいつかと言いつつ、そのいつかは向こうからは絶対にやって来ない、そういうものよ」
シェイド
「幸せは歩いてこないってやつよね」
リフィル
「そういう事よ」
シェイド
「リフィルらしい持論よね」
リフィル
「ふふ、どうも」
シェイド
「そうだ、息抜きに外にでも行かない」
リフィル
「構わないわよ」
シェイド
「決まりね、他にも誘うから先に行ってて」
リフィル
「ええ」



シェイド
「お待たせ」
リフィル
「その2人かしら」
琥珀
「どこか行くのかしら」
ロルド
「行くなら付き合うわよ」
シェイド
「ええ、少し息抜きにね」
リフィル
「それでお誘いという訳」
琥珀
「なるほどね、ならいいわよ」
ロルド
「異論はないわ」
シェイド
「決まりね、行くわよ」
リフィル
「ええ」
琥珀
「そうね」
ロルド
「ええ」



シェイド
「着いたわ」
リフィル
「いい感じに賑やかね」
琥珀
「都会という感じでもないしいい感じね」
ロルド
「それでどうするの」
シェイド
「とりあえず行きましょう」
リフィル
「ええ」
琥珀
「分かったわ」
ロルド
「ええ」



シェイド
「たまにはいいものね」
リフィル
「息抜きも必要だもの」
琥珀
「そうね、ふふ」
ロルド
「まあたまにはね」
シェイド
「それはそうと」
幽霊
「えっ?」
リフィル
「何かしら」
幽霊
「見えてるんですか!?」
琥珀
「見えてるわね」
幽霊
「はわわ」
ロルド
「それで何よ」
幽霊
「えっと、一緒に行きたいなぁって」
シェイド
「まあ好きにしたら」
幽霊
「いいんですか」
リフィル
「そっちがいいなら」
幽恵
「ありがとうございます、えっと、幽恵です」
琥珀
「よろしくね」
幽恵
「それとこの近くの魔獣を倒してから行きたいんですけど」
ロルド
「構わないわよ、なら案内しなさい」
幽恵
「はい」



シェイド
「ここかしら」
リフィル
「気配は…」
琥珀
「しないわね」
ロルド
「いえ、来るわよ」
幽恵
「来ます」
魔獣
「グルル」
シェイド
「こいつね」
リフィル
「恨みはないけど」
琥珀
「やるわよ」
ロルド
「んじゃ」
幽恵
「行きます!」
魔獣
「グルル」



ロルド
「行くわよ!」
ロルド
「何度も引き裂く!貫け!ヘルクロウレーザー!!」
魔獣
「グァッ!?」
ロルド
「アクセル解放!オーバークロウ!」
ロルド
「グランクロウ!!」
ロルド
「行くわよ!逃がすと思うな!徹底的に引き裂いてやるわ!サイバーサーキット!!爆ぜ散れ!」
幽恵
「行きます!」
幽恵
「影に隠れて!斬ります!影身斬!!」
魔獣
「グァッ!?」
幽恵
「アクセル解放!シースルーコート!」
幽恵
「幻身斬!!」
幽恵
「行きます!全てを凍てつく幽玄の冷気よ!ここに吹き荒れよ!ゴーストフリーズ!!」
琥珀
「行くわよ!」
琥珀
「家族に捧げる愛の詩!行くわよ!焔舞羅神槍!!」
魔獣
「グァッ!?」
琥珀
「アクセル解放!レッドスパイク!」
琥珀
「紅蓮薙!!」
琥珀
「はっ!たあっ!ふっ!せいっ!はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!おぉぉぉぉぉぉっ!!バーニング・カタストロフ!!」
シェイド
「行くわよ!」
シェイド
「万象を成し得る根源たる闇…太古より蘇りしその記憶…我が呼び声に応え、今ここに甦れ!」
シェイド
「世界は闇に喰われる!エンシェントゲート!!」
魔獣
「グァッ!?」
シェイド
「アクセル解放!ブラックセイジ!」
シェイド
「スライムフォール!!」
シェイド
「終わりよ!森羅万象を破壊し、一切の全てを喰らいつくせ!マテリアルスター!!」
魔獣
「グルル…」



シェイド
「それじゃお疲れ様」
リフィル
「ええ、それじゃね」
琥珀
「お疲れ様」
ロルド
「幽恵は案内してあげる、行くわよ」
幽恵
「はい」
シェイド
「リフィルもああ見えて凄いタフネスの持ち主よね」
シェイド
「いつの日かハーフエルフも安息が訪れると信じたいものだわ」
シェイド
「さて、新しい課題でも作りましょうか」


こうしてシェイドとリフィルは教師としてその見識を語る
教えるというのは導くという事である

ユズとルーク

とある日の1枚


ユズ
「ふっ!」
ルーク
「ユズは相変わらずの剣の練習なのな」
ユズ
「む?ルークか」
ルーク
「ユズも少しは休めばいいだろ」
ユズ
「そうか?これが終わったら少し休むつもりだったが」
ルーク
「あ、そう」
ユズ
「ルークも剣の練習か」
ルーク
「まあな、剣の稽古が趣味ってのもあるし」
ユズ
「ルークも剣の道を極めたいのか」
ルーク
「そんなつもりはねぇよ、でも昔からやってるからそれを継続してるだけだ」
ユズ
「ほう、それは立派だな」
ルーク
「だから剣の稽古はこれからも続けるだけだな」
ユズ
「だがルークは何かと苦労してそうだな」
ルーク
「まあな、昔は軟禁されてて今は貴族ってだけで文句言われる事もあるしな」
ユズ
「まあ権力者というのはいつの世も敵視されるものだ、仕方ないさ」
ルーク
「とはいえなんか納得出来ねぇわ、なんで権力者ってだけで叩かれなきゃなんねぇの」
ユズ
「ルークは政治にも興味があったりするのか」
ルーク
「んー、政治はそこまで興味ねぇわ」
ユズ
「とはいえ世の中の政治家というものはなぜか腐敗するものだ、悲しいがな」
ルーク
「やっぱ権力を持つと人は変わっちまうのかね」
ユズ
「どうだろうな、権力が人を変えるのか本性を表しただけなのか」
ルーク
「世の中は嫌なもんだな、真っ当な権力者まで巻き込まれてよ」
ユズ
「だがルークは学ぶ事に貪欲だ、そういう奴の方が政治家としての資質はある」
ルーク
「んなもんかね」
ユズ
「ルークは剣術の稽古を今でも継続しているだろう?継続は大切だ」
ルーク
「なるほど」
ユズ
「だからどんな事であれ継続出来るというのは大切なんだ」
ルーク
「ふーん」
ユズ
「それにルークは慈善事業などもしているだろう?イメージは払拭出来ていると思うぞ」
ルーク
「だといいけどな」
ユズ
「世の中の権力者は決まって悪人にされる、まあ実際それを知られればだがな」
ルーク
「でもなんか納得いかねぇよ」
ユズ
「まあ政治家とは腐敗するものなのかもしれん、全てとは言わんがな」
ルーク
「それは本性なのか、狂っただけなのか、って事だよな」
ユズ
「だがな、人は地位を手に入れると変わるものだ、悲しいがな」
ルーク
「んー、まあ俺も貴族だし権力者だし地位もあるけど、そこまで圧政しようとかとも思わねぇよ」
ユズ
「ルークは優しい、優しい奴は政治家には向かないだろうな」
ルーク
「なんでだ?」
ユズ
「優しさが不利益になる、政治家とはそういう生き物だ」
ルーク
「そんなもんかね」
ユズ
「ルークは困っている人を助けたいと思うか」
ルーク
「助けられるなら助けたいな」
ユズ
「それが政治家には向かないという事だ、要求を突っぱねる事も必要なんだ」
ルーク
「冷酷になれって事か?」
ユズ
「ああ、だから世の中というのはそれだけで権力者を悪人に仕立てたりもする」
ルーク
「気になったんだけどよ、国に不利益になる政治家ってのは政治家なのか?」
ユズ
「そうだな、そういう奴はハニートラップや敵国に通じてたりするものだぞ」
ルーク
「要するに敵国に利用されてるのか」
ユズ
「そういう場合は多い、まあ本物の政治家は決まって負けるものだ」
ルーク
「ユズは政治ってどう思ってんだ」
ユズ
「そうだな、民の為のものという認識ではある」
ルーク
「民の為のものなぁ」
ユズ
「政治というのは民の暮らしを守るものだ、それを蔑ろにする事は民への裏切りだ」
ルーク
「なるほど」
ユズ
「民を守るのが政治家だ、それは当然だろう」
ルーク
「ユズらしい考えではあるな」
ユズ
「まあ本当に国を憂いているのは政治家よりも国民なのだろうな」
ルーク
「分からなくもないな」
ユズ
「政治家を簡単に信じれば痛い目を見るのは国民だからな」
ルーク
「嫌な話だな」
ユズ
「民を生かすも殺すもそれは政治という事だ」
ルーク
「ふーん」
ユズ
「さて、少し息抜きに外でも行かないか」
ルーク
「それは構わねぇけど」
ユズ
「決まりだな、他にも誘うから先に行っててくれ」
ルーク
「ああ」
ユズ
「さて」



ユズ
「待たせたな」
ルーク
「その2人か」
月海
「どこ行くんだよ」
初霜
「どこか行くなら付き合いますが」
ユズ
「ああ、少し息抜きにな」
ルーク
「それでお誘いって訳だ」
月海
「なるほど、なら付き合うぜ」
初霜
「はい、問題ありませんよ」
ユズ
「決まりだな、行くぞ」
ルーク
「ああ」
月海
「おう」
初霜
「はい」



ユズ
「着いたぞ」
ルーク
「いい感じだな」
月海
「よさげじゃねぇの」
初霜
「ですね」
ユズ
「では行こうか」
ルーク
「だな」
月海
「おう」
初霜
「ええ」



ユズ
「ふぅ」
ルーク
「たまにはいいな」
月海
「だな、美味いもんだ」
初霜
「ですね、ふふ」
ユズ
「和菓子に限るな」
ルーク
「暑い日に羊羹もいいもんだ」
月海
「だな、さっぱりしてるしな」
初霜
「ん?あれは…少し待っててください」



女の子
「おい、初霜!なんだ!」
ユズ
「その人は?」
初霜
「姉の若葉ですよ」
若葉
「若葉だ、それより初霜は何をしている」
ルーク
「かくかくしかじかだよ」
若葉
「そうか、なら若葉も混ぜてもらえるか」
月海
「構わないぜ」
若葉
「すまない、それと仕事がある、付き合ってくれ」
初霜
「分かりました、では行きましょう」
若葉
「行くぞ」



ユズ
「ここか」
ルーク
「そんで気配は…」
月海
「しないな」
初霜
「いえ、来ます」
若葉
「構えろ」
魔獣
「グルル」
ユズ
「こいつか」
ルーク
「恨みはねぇけど」
月海
「やるぞ」
初霜
「はい」
若葉
「行くぞ!」
魔獣
「グルル」



初霜
「行きます!」
初霜
「逃がさない!刻め!巻波背斬!!」
魔獣
「グァッ!?」
初霜
「アクセル解放!ミストダウン!」
初霜
「霧幻!!」
初霜
「行きます!逃がしはしない!刻み込む!大島鏡斬!!沈みなさい!」
若葉
「行くぞ!」
若葉
「逃がすと思うな!突き刺され!友鶴貫弾!!」
魔獣
「グァッ!?」
若葉
「アクセル解放!クールリーフ!」
若葉
「地裂破!!」
若葉
「行くぞ!一気に撃ち抜く!舞子岩牙!!潰れろ!」
月海
「行くぜ!」
月海
「諦めねぇぞ!烈波!荒波!拳届かずとも!伸ばす!絶波!海荒拳!!」
魔獣
「グァッ!?」
月海
「アクセル解放!ウェイブナックル!」
月海
「幻海拳!!」
月海
「どうなっても知らねぇぞ!限界を突破してやるぜ!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
月海
「これぞ荒波!タイダルストライク!!」
ユズ
「行くぞ!」
ユズ
「ついてこれるか!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!駆け抜ける事、電光の如く!風雷流星剣!!」
魔獣
「グァッ!?」
ユズ
「アクセル解放!マルチキラー!」
ユズ
「双撃翔!!」
ユズ
「心得よ!我が剣は武神の牙!汝が悪を撃滅せん!一気に決める!はあぁぁぁぁぁぁっ!!せっ!たっ!」
ユズ
「星牙、天空剣!!」
魔獣
「グルル…」



ユズ
「では解散だな」
ルーク
「んじゃな」
月海
「それじゃな」
初霜
「若葉は私が案内しますね、行きましょう」
若葉
「ああ」
ユズ
「ルークもあれで何かと考えているんだろうな」
ユズ
「ルークが本当は立派な人だというのは知っているからな」
ユズ
「さて、また剣でも振っておくか」


こうしてユズとルークはその言葉を交わす
世界は見る人の目で変わる