赤い骨

本日の依頼はですね


チェスター
「今日の依頼はなんだ」
めぐる
「赤い骨の採取ですね」
ゆのか
「赤い骨?」
ミルキス
「なんですかそれは」
チェスター
「たぶん魔獣とかの骨だろうな」
めぐる
「なるほど」
ゆのか
「チェスターらしいわね」
ミルキス
「ですね」
チェスター
「まあ一応猟師だからな」
めぐる
「流石はチェスターさんです」
ゆのか
「そうね、そこは流石かしら」
ミルキス
「獣などの知識は豊富ですからね」
チェスター
「まあな、動物の解体とかも出来るぞ」
めぐる
「流石は猟師ですね」
ゆのか
「弓の腕前も立派だものね」
ミルキス
「はい、それも猟師だからこそです」
チェスター
「ま、獣の骨とかは骨肉店に売ったりもしてるからな」
めぐる
「それって狩った獣とかを解体して売るお店ですよね」
ゆのか
「チェスターも逞しいわよね」
ミルキス
「流石は猟師という所ですか」
チェスター
「まあ昔からやってるからな、慣れっこだよ」
めぐる
「でもチェスターさんって口は悪いですけど根は好青年ですよね」
ゆのか
「分かる、あとスケベ大魔王」
ミルキス
「スケベ大魔王とは?」
チェスター
「古傷を抉らないで」
めぐる
「古傷なんですね」
ゆのか
「あと超絶音痴よね」
ミルキス
「ほう」
チェスター
「やめてくれ」
めぐる
「でもチェスターさんってそういう所も含めて憎めないですよね」
ゆのか
「そうね、アタシは好きよ」
ミルキス
「だそうですよ」
チェスター
「やめろ、照れる」
めぐる
「自分はチェスターさんは好きですよ」
ゆのか
「めぐるはインドアじゃない」
ミルキス
「正反対ですよね」
チェスター
「…」
めぐる
「チェスターさんって生え際を除けばイケメンですしね」
ゆのか
「生え際って」
ミルキス
「言われていますよ」
チェスター
「うっせ」
めぐる
「禿げそうですよね」
ゆのか
「生え際がピンチだ」
ミルキス
「オールバックですしね」
チェスター
「やめて」
めぐる
「やっぱり禿げるんですかね」
ゆのか
「禿げそうね」
ミルキス
「言われていますね」
チェスター
「禿げたくない」
めぐる
「うふふ」
ゆのか
「ふふっ」
ミルキス
「ふふ」
チェスター
「行くか」
めぐる
「ですね」
ゆのか
「ええ」
ミルキス
「はい」



チェスター
「それで今日はどこへ行くんだ」
めぐる
「獣の森ですね」
ゆのか
「獣なのね」
ミルキス
「そのようです」
チェスター
「ま、獣が死んでそのまま骨になるとかあるしな」
めぐる
「サバンナ的な」
ゆのか
「弱肉強食かしら」
ミルキス
「そういうものなんですかね」
チェスター
「そういうもんだよ」
めぐる
「サバンナに獣の骨が落ちてたりしますしね」
ゆのか
「獣の世界は大変ね」
ミルキス
「チェスターさんは獣を狩るのが仕事ですしね」
チェスター
「まあな」
めぐる
「流石です」
ゆのか
「猟師は凄いわね」
ミルキス
「全くですね」
チェスター
「だから骨に触れる機会も多いって事だ」
めぐる
「なるほど」
ゆのか
「職業柄って事ね」
ミルキス
「猟師だからこそですね」
チェスター
「行くか」
めぐる
「はい」
ゆのか
「ええ」
ミルキス
「はい」



チェスター
「ここが獣の森だな」
めぐる
「探すのは名前の通りですよ」
ゆのか
「それじゃ行くわよ」
ミルキス
「はい」



チェスター
「お、こいつか」
めぐる
「ですね、他にもあるのでどんどん集めてください」
ゆのか
「はいはい」
ミルキス
「ええ」



チェスター
「結構あるな」
めぐる
「この様子ならすぐに終わりそうですね」
ゆのか
「さっさと終わらせるわよ」
ミルキス
「行きますか」



チェスター
「こんなもんか」
めぐる
「では依頼達成ですね」
ゆのか
「帰るわよ」
ミルキス
「何か来ます」
魔物
「見つけたわ」
チェスター
「出やがったな」
魔物
「今度は勝つわよ」
めぐる
「相手になりますよ」
ゆのか
「負けないわよ」
ミルキス
「行きます!」
魔物
「撃ち抜く!」



ゆのか
「行くわよ!」
ゆのか
「止めよ!アタシの奥の手見せてやるわ!ダークネスライン!!」
魔物
「くっ!?」
ゆのか
「アクセル解放!ダガーレイン!」
ゆのか
「一気に決めてやるわ!雷光一閃、駆け抜ける!刻め!クライシスブラックボルト!!」
めぐる
「行きますよ!」
めぐる
「止めです!自分の奥の手見せてあげます!逆巻け旋風!ウェントゥスライン!!」
魔物
「くっ!?」
めぐる
「アクセル解放!クイックダメージ!」
めぐる
「風切!!」
めぐる
「片付けます!自分の本気は、捉えられませんよ!全部当てます!覚悟!トルネード・サークラー!!」
ミルキス
「行きます!」
ミルキス
「星の雨よ、降り注げ!コメットシュート!!」
魔物
「くっ!?」
ミルキス
「アクセル解放!スターハート!」
ミルキス
「スターバースト!!」
ミルキス
「行きます!大いなる銀河よ、具現せよ!そして無数の星々はここに来たる!ミルキーダスト!!」
魔物
「撤退ね」



チェスター
「それじゃ依頼達成だな」
めぐる
「帰りますか」
ゆのか
「ええ」
ミルキス
「行きますよ」


こうして依頼達成
その骨は獣臭さがあった

風に舞う放送局 第25回

本日は放送局です


リッド
「まーたこれかよ」
ミナヨ
「もう言わなくなったな」
シャロ
「あはは」
リッド
「別にいいけどよ」
ミナヨ
「もう諦めたな」
シャロ
「みたいだね」
リッド
「にしてもこれ必要なの?」
ミナヨ
「なんとなくだ」
シャロ
「なんとなくなのか」
リッド
「放送前トークってやつだろ?俺そんな話す事なんてねぇよ」
ミナヨ
「それはコミュ障か」
シャロ
「リッドは元々そんな話さないもんね」
リッド
「悪かったな」
ミナヨ
「男は背中で語るものか」
シャロ
「ビームでも出すの」
リッド
「なんでだ」
ミナヨ
「まあいいがな」
シャロ
「雑になってない?」
リッド
「気のせいだ」
ミナヨ
「…リッドは誤魔化しても分かるな」
シャロ
「あはは、確かに、それとあれ」
リッド
「メタネタ上等!風に舞う放送局!」
ミナヨ
「わー、ぱちぱち」
シャロ
「よろしくねッ!」
リッド
「そんじゃ早速ゲストを呼ぶぞ」
ミナヨ
「本日のゲストはアスティ・エルナード、わー、ぱちぱち」
シャロ
「ど、どうぞッ!」
アスティ
「ん、アスティ、よろしく」
リッド
「本日はこの4人で進行するぜ」
ミナヨ
「それにしてもアスティは見事にコミュ障だな」
シャロ
「必要最低限しか語らないよね」
アスティ
「ん、元々話すのは苦手」
リッド
「分かる」
ミナヨ
「ふっ」
シャロ
「いいのかな」
アスティ
「無駄には喋らない」
リッド
「そんなものなんだな」
ミナヨ
「そんなもののようだ」
シャロ
「ふーん」
アスティ
「でも仕事上喋る時は喋る」
リッド
「まあそれはあるな」
ミナヨ
「なるほど」
シャロ
「寡黙な2人か」
アスティ
「ん」
リッド
「コーナー行くか」
ミナヨ
「クランのお仕事事情、わー、ぱちぱち」
シャロ
「このコーナーはクランの仕事について語ってみるよ」
アスティ
「ん」
リッド
「それにしてもアスティはその口数でよく商人やってられるよな」
ミナヨ
「そうだな、だがアスティの売っているものは質がいい」
シャロ
「そうだね、お茶とかティーカップとか」
アスティ
「ん、質のよさには自信がある」
リッド
「いいねぇ、そういうの」
ミナヨ
「アスティはそれだけ商人として優秀なのだろうな」
シャロ
「かもね」
アスティ
「ん、仕入先も確保してる」
リッド
「アスティって何気に優等生だよな」
ミナヨ
「そうだな、それは感じる」
シャロ
「やっぱり商人だからだよね」
アスティ
「ん、勉強はしてる」
リッド
「やっぱりか」
ミナヨ
「それも商人としての努力なんだな」
シャロ
「だろうね」
アスティ
「ん、品物には自信がある」
リッド
「それでこそだぜ」
ミナヨ
「大したものだよね」
シャロ
「口数は少ないのにね」
アスティ
「ん、後編に飛ぶ」



リッド
「にしてもこの放送局も25回かよ」
ミナヨ
「そうだな、始まったのがついこの前に感じる」
シャロ
「そうだね、つまり2年続けてるって事になるし」
アスティ
「ん、長く続くのはいいもの」
リッド
「老舗企業的な」
ミナヨ
「かもしれん」
シャロ
「でもクランは10年ぐらいやってるよね」
アスティ
「ん、でもまだまだ若輩」
リッド
「そうだな、創設から10年じゃな」
ミナヨ
「だが10年続いているだけでも大したものだ」
シャロ
「そうだね、うちのマスターも優秀だし」
アスティ
「ん、うちのマスターは理想の上司」
リッド
「そうだな、それはあるかもな」
ミナヨ
「だな」
シャロ
「理想の上司かぁ」
アスティ
「ん」
リッド
「コーナー行くか」
ミナヨ
「クランの食事場、わー、ぱちぱち」
シャロ
「このコーナーはクランの食事場について語ってみるよ」
アスティ
「ん、クランの野菜は美味しい」
リッド
「アスティってエルフなのに肉とか食うよな」
ミナヨ
「エルフは動物性の食べ物は食べないと聞いたが」
シャロ
「そうだね、どうなの」
アスティ
「ん、外の世界に出たエルフは肉とかに目覚める」
リッド
「なにその束縛から解放された子供みたいなの」
ミナヨ
「抑圧されていた子供が社会に出るとオタ化する的な」
シャロ
「あはは、それはあるかも」
アスティ
「ん、だから外の世界に出てるエルフは肉とか魚に目覚める事も多い」
リッド
「なんかすげぇ話だな」
ミナヨ
「だが現実はそんなものなのだろうな」
シャロ
「そうだね、世界に適応するっていうのかな」
アスティ
「ん、だからエルフも普通に動物性の食べ物も食べる」
リッド
「適応ってすげぇ」
ミナヨ
「全くだな」
シャロ
「世界に適応して食べられないものも食べられるようになるとか」
アスティ
「ん、そういうもの」
リッド
「エルフも大変なんだな」
ミナヨ
「そうだな、野菜だけでは生きていけないという事か」
シャロ
「かもね」
アスティ
「ん、でもエルフも食べ物にはこだわりがある」
リッド
「なるほどねぇ」
ミナヨ
「確かにエルフの売る植物性の食材は美味しいからな」
シャロ
「そうだね、アスティの仕入れるりんごとか凄く美味しいし」
アスティ
「ん、自信がある」
リッド
「だな、俺もアスティの仕入れる果物とか好きだぜ」
ミナヨ
「リッドらしいな」
シャロ
「だね」
アスティ
「ん、美味しいって言ってもらえるのは嬉しい」
リッド
「美味いもんは美味いからな」
ミナヨ
「リッド節だな」
シャロ
「まさにリッド」
アスティ
「ん」
リッド
「ふっ」
ミナヨ
「清々しいドヤ顔だな」
シャロ
「だね」
アスティ
「ん、リッドは独自の感性を持ってる」
リッド
「まあな」
ミナヨ
「ふふ」
シャロ
「リッドってそういう所が素敵だよね」
アスティ
「リッドは好き」
リッド
「お、おう」
ミナヨ
「照れたな」
シャロ
「照れたね」
アスティ
「照れた」
リッド
「そんじゃ今日はこの辺でお開きな」
ミナヨ
「次回にまた会おう」
シャロ
「それじゃ!」
アスティ
「次回もよろしく」


放送終了です

銃弾の実

本日の依頼はですね


イリア
「今日の依頼ってなによ」
ウィルベル
「銃弾の実の採取ですって」
理亜
「銃弾の実?」
ランプ
「なんですかそれは」
イリア
「知らん」
ウィルベル
「なんでも銃弾の代わりになる木の実みたいよ」
理亜
「マジかよ、そんなもんがあんのか」
ランプ
「世界は広いですね」
イリア
「でもそれって実弾よね?世の中の銃は基本的に魔法銃よ」
ウィルベル
「それはそうなんだけどね」
理亜
「なんに使うんだんなもん」
ランプ
「さあ?」
イリア
「でも戦争とかで実弾補給は出来そうよね」
ウィルベル
「あー、確かに」
理亜
「物騒だねぇ」
ランプ
「全くです」
イリア
「でも銃弾って言うからには弾けたりするのよね」
ウィルベル
「みたいよ」
理亜
「おっかないな」
ランプ
「まあそんなものですよ」
イリア
「ランプは冷静ね」
ウィルベル
「でも興味深いわよね」
理亜
「だな」
ランプ
「それにしても理亜さんは相変わらずのタバコですか」
イリア
「でもそれ薬草タバコよね」
ウィルベル
「錬金術士に作らせたってやつよね」
理亜
「そうだぜ、少なくとも普通のタバコよりはずっといいわ」
ランプ
「なるほど」
イリア
「薬草タバコねぇ」
ウィルベル
「でも喫煙自体おすすめ出来ないけどね」
理亜
「別にいいじゃねぇの」
ランプ
「そういうものでしょうか」
イリア
「まあ健康を考えただけいいのかしらね」
ウィルベル
「うーん」
理亜
「ま、オレはオレって事だ」
ランプ
「理亜さんは意外と斜めに世の中を見ていますからね」
イリア
「そうね、斜に構えてるっていうの?」
ウィルベル
「そうね、でもそれが理亜らしさよ」
理亜
「オレも何かとあったからねぇ」
ランプ
「ふむ」
イリア
「理亜って大人びてるわよね」
ウィルベル
「妙に達観してるとこがあるっていうか」
理亜
「世の中なんてそんなもんだからな」
ランプ
「ひねくれてますね」
イリア
「本当よね」
ウィルベル
「言われてるわよ」
理亜
「うっせ」
ランプ
「ふふ」
イリア
「ま、理亜はそれでこそよね」
ウィルベル
「そうね、ひねくれててこそよ」
理亜
「おい」
ランプ
「いいものですね」
イリア
「行くわよ」
ウィルベル
「はいはい」
理亜
「おう」
ランプ
「はい」



イリア
「それで今日はどこへ行くのよ」
ウィルベル
「花の森ね」
理亜
「花の森ねぇ」
ランプ
「そこに銃弾の実があるんですね」
イリア
「みたいね」
ウィルベル
「でも銃弾の実ねぇ」
理亜
「世の中は広いって事だろ」
ランプ
「ですね」
イリア
「あたしの銃にも使えるのかしら」
ウィルベル
「どうなのかしら」
理亜
「でもイリアのって実弾なのか」
ランプ
「見た感じ魔法銃に見えますけど」
イリア
「一応魔法銃よ、昔は実弾のやつを使ってたけどね」
ウィルベル
「ふーん」
理亜
「実弾とかおっかねぇな」
ランプ
「今は軍隊ぐらいしか実弾は使いませんからね」
イリア
「それより行くわよ」
ウィルベル
「はいはい」
理亜
「おう」
ランプ
「はい」



イリア
「ここが花の森ね」
ウィルベル
「探すのは長い木の実よ」
理亜
「はいよ」
ランプ
「行きますよ」



イリア
「こいつかしら」
ウィルベル
「みたいね、他にもあるからどんどん集めなさい」
理亜
「おう」
ランプ
「ですね」



イリア
「この様子ならすぐに終わりそうね」
ウィルベル
「どんどん行くわよ」
理亜
「はいよ」
ランプ
「ええ」



イリア
「こんなものかしら」
ウィルベル
「それじゃ依頼達成ね」
理亜
「帰るぞ」
ランプ
「何か来ます」
魔物
「みーつけた」
イリア
「出たわね」
魔物
「今度は勝つよ」
ウィルベル
「相手になるわよ」
理亜
「ぶっ飛ばしてやる」
ランプ
「行きます!」
魔物
「叩き潰す!」



理亜
「行くぜ!」
理亜
「歯ぁ食い縛れよ!震破!一!徹!拳!!」
魔物
「ひゃん!?」
理亜
「アクセル解放!ダークスモーク!」
理亜
「乱打拳!!」
理亜
「逃げ場はねぇぞ!悪道王!!」
ウィルベル
「行くわよ!」
ウィルベル
「巡り踊りて地水火風!深奥より来たりて我が裁きの剣となれ!メテオストーム!!」
魔物
「ひゃん!?」
ウィルベル
「アクセル解放!グランドマジック!」
ウィルベル
「ファイアランス!!」
ウィルベル
「根源の剣よ、斬り刻め!そして来たるは天翼の竜!派手に行くわよ!シークレットアーツ!!」
ランプ
「行きます!」
ランプ
「七色の雨よ、降り注げ!セブンスレイン!!」
魔物
「ひゃん!?」
ランプ
「アクセル解放!ツインウェポン!」
ランプ
「ライトスパイラル!!」
ランプ
「行きます!母なる聖霊よ、ここに具現し悪しきを浄化せよ!アニマゴースト!!」
魔物
「撤退かな」



イリア
「それじゃ依頼達成ね」
ウィルベル
「帰るわよ」
理亜
「おう」
ランプ
「ですね」


こうして依頼達成
その木の実はとても強い

常葉姉妹の偉人紀行 第26回

本日も平和なようで


亜紀
「…」
ガイ
「相変わらずだな」
美紀
「そうなのよ、素敵でしょ」
ゆめの
「亜紀さんの偉人を知りたいという気持ちですね」
亜紀
「…」
ガイ
「相変わらずツンツンしてるな」
美紀
「素敵よねぇ」
ゆめの
「美紀さんも変わりませんね」
亜紀
「うるさいぞ」
ガイ
「まあそれでこそ亜紀なんだろうな」
美紀
「うふふ、分かってるわね」
ゆめの
「流石は姉妹ですね」
亜紀
「はぁ」
ガイ
「はは」
美紀
「うふふ」
ゆめの
「それでこそですね」
亜紀
「む?」
ガイ
「ペンダントが…」
美紀
「行ってくるわね」
ゆめの
「行ってしまいましたか」



亜紀
「ここは…」
美紀
「景色からしてイギレスかしら」
亜紀
「だと思います」
美紀
「…」
亜紀
「見られていますね」
美紀
「見られているわね」
亜紀
「行きますか」
美紀
「そうね」



亜紀
「さて」
美紀
「どうしたものかしら」

「君達かな?突然現れたというのは」
亜紀
「あなたは…」
美紀
「誰かしら」
ヤング
「僕はトマス・ヤングという者だよ」
亜紀
「トマス・ヤング…ああ、光の波動説の」
ヤング
「それで君達はどこから来たのかな」
美紀
「それは…」
ヤング
「言えないのかな」
亜紀
「通報するか」
ヤング
「しても僕にメリットはなさそうだね」
美紀
「…」
ヤング
「よければ僕の研究室に来るかい」
亜紀
「いいのか」
ヤング
「君達さえいいならね」
美紀
「ならお邪魔するわ」
ヤング
「決まりだね、行くよ」



ヤング
「ここきだね、大したものはないけどゆっくりしてくれ」
亜紀
「すまない」
ヤング
「それにしても突然現れたとはどういう事なのか」
美紀
「…」
ヤング
「言いたくないなら無理に言わなくてもいいけどね」
亜紀
「ああ」
ヤング
「でも君達からは不思議な感じがするね」
美紀
「そう?」
ヤング
「うん、それにしても僕の研究に興味があるのかな」
亜紀
「まあな」
ヤング
「そうか、なら好きなだけ見ていくといい」
美紀
「それで何を研究しているのかしら」
ヤング
「主に光の事だね」
亜紀
「光、太陽とかそういうのか?」
ヤング
「うーん、僕は天文学はやってないけど」
美紀
「それならなんの光なの」
ヤング
「天文学をやっていなくても研究は出来るだろう」
亜紀
「まあそうなんだが」
ヤング
「だから特に気にしてはいないかな」
美紀
「ふーん」
ヤング
「それにしてもよく見ているね」
亜紀
「一応興味があるのでな」
ヤング
「君も研究者なのかな」
美紀
「亜紀ちゃんは一応そうなるのかしらね」
ヤング
「ふむ」
美紀
「…」
ヤング
「まあいいか、でも突然現れたというからには何かあると思うんだが」
亜紀
「それは…」
ヤング
「おっと、せっかくだから何か出すよ、少し待っていてくれ」
美紀
「ええ」



ヤング
「こんなものしかないけど」
亜紀
「いや、充分だ、すまない」
ヤング
「でもやっぱり気になるね、どこから来たのかな」
美紀
「…未来から来たって言ったら信じる?」
ヤング
「未来?それは本当なのかい」
亜紀
「ああ」
ヤング
「そうだね、なら信じるとしようか」
美紀
「あら、意外とあっさりね」
ヤング
「だって未来から来たなんて面白いじゃないか」
亜紀
「ふむ、やはりこの手の人間は変人という事か」
ヤング
「ははっ、それはいいね」
美紀
「でも意外とあっさり信じるのね、面白いわ」
ヤング
「ふむ、とはいえ未来か、気になるね」
亜紀
「歴史に影響が出ない程度なら話せるぞ」
ヤング
「いや、聞かないでくおくよ」
美紀
「そう、ならそれでいいわ」
ヤング
「ああ、でも未来か、どんな世界なんだろうな」
亜紀
「しいて言うなら進歩はしている世界だな」
ヤング
「それはそうだろうね」
美紀
「それに私達からしたらこの時代はやっぱり不便よ」
ヤング
「それはそうだろうね」
亜紀
「それにあなたが何をするかも知っているからな」
ヤング
「そうか、ならそれこそ聞かないでおくよ」
美紀
「それを言ったら歴史が変わってしまうもの」
ヤング
「そういう事だ」
亜紀
「だから未来は明るいとだけ思っておけ」
ヤング
「ああ、そうするよ」
美紀
「やっぱりこの手の人は変人揃いね」
ヤング
「ははっ、それはいい」
亜紀
「ああ…む?」
美紀
「時間みたいね、楽しかったわ」
ヤング
「消えた…未来へ帰ったのか」
ヤング
「僕も負けていられないね、これからも」



亜紀
「ここは…」
美紀
「戻ってきたのね」
ガイ
「お、お帰り」
ゆめの
「楽しかったですか」
亜紀
「まあな」
美紀
「いい経験になったわよ」
ガイ
「それは何よりだ」
ゆめの
「ですね、ふふ」

その頃

セシル
「ふむ」
レイヴン
「相変わらず難しい顔してんねぇ」
セシル
「それは…」
穂奈美
「別にそんな気にしなくてもいいだろうに」
セシル
「そう言われましても」
鳥海
「時間移動は起きていても歴史は変わっていませんし」
セシル
「それはそうなんですけどね」
レイヴン
「セシルちゃんも気難しいね」
セシル
「はぁ」
穂奈美
「老けるよ」
セシル
「それは嫌です」
鳥海
「ふふ」
セシル
「まあ平気ですよね、たぶん」


こうしてその出会いは続く
出会いが与えてくれるものとは

怪鳥の卵

本日の依頼はですね


ザビーダ
「今日の依頼ってなによ」
アーコット
「怪鳥の卵を手に入れてこいですね」
望希
「怪鳥の卵?」
りん
「そんなもの何に使うのかしら」
ザビーダ
「さあねぇ、目玉焼きでも作るんじゃねぇの」
アーコット
「ダチョウの卵的な」
望希
「美味しいんですかね」
りん
「美味しいんじゃないかしら」
ザビーダ
「りんちゃんは意外と適当なんかね」
アーコット
「どうなんでしょうね」
望希
「でも幽霊ですし」
りん
「うふふ、怖がりの子をからかうのは楽しいわよ」
ザビーダ
「人が悪いねぇ」
アーコット
「そのせいで一部の人の絶叫が」
望希
「割り切ってる人もいますけどね」
りん
「猫の手も借りたいのぉぉぉぉぉぉ!!!」
ザビーダ
「どこからその声出してんだろうな」
アーコット
「実は凄い声帯の持ち主とか」
望希
「幽霊なのに声帯とかあるんですかね」
りん
「幽霊っていっても人間なのよ」
ザビーダ
「まあ天族の俺様に言えた義理でもねぇか」
アーコット
「かもしれませんね」
望希
「天族って確か幽霊みたいな存在ですよね」
りん
「そうなの?」
ザビーダ
「俺の世界ではな」
アーコット
「神霊のような存在でしたっけ」
望希
「偉いんですか?」
りん
「どうなのかしら」
ザビーダ
「一応人間にとっちゃ信仰対象みたいな感じらしいな」
アーコット
「天族にも様々なんですよね」
望希
「ザビーダさんは信仰対象って感じもしませんよね」
りん
「そうねぇ、フランクだし」
ザビーダ
「俺様だって別に崇められたくもないしな、出来るもんなら人間と親しくしたいぜ」
アーコット
「ザビーダさんらしいですね」
望希
「驕る訳でもなく傲慢な訳でもなくですね」
りん
「それが魅力よね」
ザビーダ
「ま、人間の女の子も可愛い子が多いしな」
アーコット
「ザビーダさんはそっちが本音ですよね」
望希
「下心じゃないですか」
りん
「恋の字の中の四画は下心ね」
ザビーダ
「それ上手いよな」
アーコット
「恋という漢字の四画、そして下は心、つまり下心ですね」
望希
「言葉遊びですね、まさに」
りん
「うふふ」
ザビーダ
「でも俺様も下心ってつもりもないんだがね」
アーコット
「そうなのですか?」
望希
「好きな人でもいるとか」
りん
「好きな人がいるの?」
ザビーダ
「んー、秘密だ」
アーコット
「おや」
望希
「では訊かないでおきますか」
りん
「そうね」
ザビーダ
「んじゃ行こうぜ」
アーコット
「ですね」
望希
「はい」
りん
「ええ」



ザビーダ
「んで今日はどこへ行くんだ」
アーコット
「怪鳥の山ですね」
望希
「名前のまんまですね」
りん
「そうね」
ザビーダ
「怪鳥の山ね」
アーコット
「はい」
望希
「怪鳥に襲われないといいですけど」
りん
「襲われたら返り討ちにすればいいわよ」
ザビーダ
「りんちゃんは逞しいねぇ」
アーコット
「でもそれがいいのでは」
望希
「アーコットさんも言いますね」
りん
「うふふ」
ザビーダ
「りんちゃんは目が隠れてるけど綺麗な瞳だよな」
アーコット
「そうですね、スタイルもいいですし」
望希
「羨ましい限りです」
りん
「あなた達がそれを言うの?」
ザビーダ
「まあ確かに」
アーコット
「あはは」
望希
「すみません」
りん
「困った人達ね」
ザビーダ
「行くか」
アーコット
「ですね」
望希
「はい」
りん
「ええ」



ザビーダ
「ここが怪鳥の山か」
アーコット
「とりあえず怪鳥の巣を探しますか」
望希
「ですね、行きますよ」
りん
「はぁ~い」



ザビーダ
「にしても怪鳥の卵ねぇ」
アーコット
「それだけ大きい卵らしいですが」
望希
「何に使うんですかね」
りん
「さあ?」
ザビーダ
「やっぱ目玉焼きでも作るんじゃねぇの」
アーコット
「どうなんでしょうね」
望希
「とりあえず行きますよ」
りん
「そうね」



ザビーダ
「巣ってやっぱ高いとこなの?」
アーコット
「らしいですね」
望希
「そりゃ鳥ですしね」
りん
「どんどん行くわよ」



ザビーダ
「こいつか?」
アーコット
「そのようですね、卵を回収しますよ」
望希
「ん?」
りん
「あら~」
怪鳥
「クァッ!!」
ザビーダ
「出やがったか」
アーコット
「恨みはないですが」
望希
「行きますよ!」
りん
「ごめんなさいねぇ」
怪鳥
「クァッ!!」



望希
「行きます!」
望希
「情熱の爆炎!我が槍に宿れ!これは全てを焼き尽くす、情熱の魔槍です!奥義!グランドドライブ!!」
怪鳥
「クァッ!?」
望希
「アクセル解放!プリンスヒート!」
望希
「紅蓮柱!!」
望希
「見切りました!これが私の!全力奥義!しかと受け取りなさい!紅閃滅天焦!!」
アーコット
「行きますよ!」
アーコット
「舞い踊れ神剣!ふっ!はあっ!星覇銀月塵!!」
怪鳥
「クァッ!?」
アーコット
「アクセル解放!ヴィーナススタイル!」
アーコット
「銀天斬!!」
アーコット
「行きます!はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!決める!見せてあげます!貫け!銀月!!」
りん
「行くわよぉ!」
りん
「うふふ、もらったわぁ、背幽刃!!」
怪鳥
「クァッ!?」
りん
「アクセル解放!ゴーストコート!」
りん
「サンダーロール!!」
りん
「行くわよぉ!優しく包み込んであげる、え~い、痺れちゃえ~!!」
怪鳥
「クァァ…」



ザビーダ
「そんじゃ依頼達成だな」
アーコット
「帰りますよ」
望希
「はい」
りん
「はぁ~い」


こうして依頼達成
その卵は何に使うのか

好みのアイス

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、ずるい」
レイヴン
「…」
みやび
「アイスなんか食べてます」
レイヴン
「食う?他にもあるけど」
彩楓
「ならもらうわ」
レイヴン
「おう、食え食え」
山風
「あたしみかん」
レイヴン
「山風ちゃんみかんとかオレンジが好きよな」
みやび
「では私はほうじ茶ミルクで」
レイヴン
「みやびちゃんは和が好きよな」
彩楓
「私はクッキーバニラにしましょ」
レイヴン
「こういうのは好みがあるよな」
山風
「そうだね、あたしは甘い方が好きかな」
レイヴン
「山風ちゃんはそういうの好きなんか」
みやび
「それにしてもほうじ茶がアイスになるとは時代は変わりましたね」
レイヴン
「お婆ちゃんかな」
彩楓
「でも抹茶がお菓子になってるんだし和洋菓子って感じよね」
レイヴン
「あー、分かる」
山風
「あたしは抹茶のお菓子は平気だけど苦いのは苦手」
レイヴン
「山風ちゃんは意外と味覚は子供なんか」
みやび
「みたいですね、そういえばレイヴンさんは和食が好きと聞きましたけど」
レイヴン
「好きだな、自分でも作れるぞ」
彩楓
「マジ?レイヴンって和食作れるの」
レイヴン
「作れるぞ、得意なのはさば味噌な」
山風
「提督のさば味噌あたしは好き」
レイヴン
「そりゃどうも」
みやび
「さば味噌が得意料理なんてレイヴンさんは凄いですね、私も和食は得意なんですが」
レイヴン
「みやびちゃんは和食が得意なんか、いい奥さんになりそうだな」
彩楓
「そうやって口は上手いんだから」
レイヴン
「うっさい」
山風
「ふふ」
レイヴン
「まあ俺は和食は得意だな、他にも煮物とかも作れるぞ」
みやび
「へぇ、それは一度食してみたいですね」
レイヴン
「機会があればな」
彩楓
「私も食べたい」
レイヴン
「機会があればな」
山風
「あと提督、クレープ食べたい」
レイヴン
「…それか」
みやび
「クレープ?どこか美味しいお店でも知ってるんですか?」
レイヴン
「んにゃ、俺が焼くんだが」
彩楓
「へっ?でもレイヴンって甘いの苦手なんじゃなかった?」
レイヴン
「苦手だな」
山風
「提督のクレープは美味しいんだよ」
レイヴン
「今度な、今度」
みやび
「それは興味深いですね、私もぜひ食べてみたいです」
レイヴン
「まあ今度な」
彩楓
「にしてもレイヴンがクレープとか、似合わないわね」
レイヴン
「うっさいわ、こちとらモテたくて甘い匂いに苦しみながら極めたんやぞ」
山風
「開き直ってるね」
レイヴン
「…」
みやび
「なんか凄い努力してるんですね」
レイヴン
「おかげで今ではクレープの達人に、身につけたもんは意外なとこで役に立つもんよな」
彩楓
「モテたくて苦手な甘いもの極めるとかどんだけなのよ」
レイヴン
「それが俺の努力だぞ」
山風
「提督も苦労してるよね」
レイヴン
「まあ今度焼いてやるから」
みやび
「はい、期待してますね」
レイヴン
「チョコミントうま」
彩楓
「どんだけなのよ、この人は」
レイヴン
「はぁ」

その頃

瀬奈
「ふぅ」
クレア
「あら、瀬奈、アイスかしら」
瀬奈
「あ、ええ、最近暑くなってきたので冷凍庫にたくさん作ってしまいました」
リディー
「流石は瀬奈だなぁ」
瀬奈
「食べたかったら食べていいですよ」
ガンビア
「ならもらいますね」
瀬奈
「それにしてもすっかり暑くなりましたね」
クレア
「そうね、もうすぐ6月とはいえ流石に暑いわよ」
瀬奈
「やっぱり気候が変動してるんですかね」
リディー
「どうなんだろうね、あ、美味しい」
瀬奈
「でも冷たいものが美味しい季節ですね、食事にもひやむぎとか出しますか」
ガンビア
「ひやむぎ?そうめんではなくて?」
瀬奈
「ひやむぎの方が腹持ちがいいですからね」
クレア
「瀬奈らしいわね」
瀬奈
「そうめんだとお腹に入れても消化も早いですし」
リディー
「でも夏かぁ、海とか行くの?」
瀬奈
「そうですね、プライベートビーチの掃除にもそのうち行かないといけませんか」
ガンビア
「はい?プライベートビーチ?」
瀬奈
「以前お祭りの賞品でプライベートビーチの権利もらったんですよ」
クレア
「だから夏はプライベートビーチに泳ぎに行くのよね」
瀬奈
「ええ、なので6月末辺りに掃除に行きますか」
リディー
「はぁ、なんか凄い話だね」
瀬奈
「ええ、なので季節を見てですね」
ガンビア
「凄いですねぇ、ここは」
瀬奈
「ふふ、それ食べたら働いてくださいね」

その頃

シエル
「ふぅ」
ハロルド
「仕事は終わったの?」
シエル
「ええ、この前のオートマタの修復も終わってるわよ」
茉優
「それも終わってたんだ」
シエル
「ええ、あとゲームのプログラミングとかも終わってるわよ」
桃梨
「相変わらず凄い働くわね」
シエル
「今度新作のゲームが出るからその追い込みなのよ」
ハロルド
「流石はゲームプロデューサー兼プログラマー」
シエル
「それはそうと例のオートマタ起動してみる」
茉優
「うん、お願い」
シエル
「それじゃやるわよ」
桃梨
「ええ」
シエル
「それじゃ…」
オートマタ
「ん、あれ?ここは…」
ハロルド
「体はどうかしら」
オートマタ
「はい、問題ありません」
茉優
「ならよかったかな」
オートマタ
「えっとそれで…」
桃梨
「ここで働く?」
オートマタ
「そうですね、そうします」
シエル
「あとは名前ね、ランプ・クインスなんてどうかしら」
ランプ
「ランプ、それで構いません」
ハロルド
「決まりね」
茉優
「それじゃ案内してくるね、行くよ」
ランプ
「はい」
桃梨
「オートマタにも性別はあるのよね、一応」



茉優
「お邪魔するよ」
ランプ
「失礼します」
レイヴン
「おう、えっと、その彼女は?」
茉優
「かくかくしかじかでね」
レイヴン
「なるほど、なら構わんぜ、よろしくな」
ランプ
「はい、よろしくお願いします」
レイヴン
「おう」
茉優
「それじゃ案内してくるね、行くよ」
ランプ
「はい」
レイヴン
「流石はシエルちゃんだな」
山風
「凄いね」
みやび
「流石としか言えませんね」
彩楓
「恐るべし」



茉優
「さて」
ランプ
「…」
エミル
「あれ?新しい人かな」
エルル
「みたいだね」
ランプ
「ランプです、よろしくお願いします」
エミル
「うん、よろしくね」
エルル
「よろしくね」
ランプ
「はい」
エミル
「それじゃ僕達は行くね」
エルル
「あとでね」
ランプ
「ここはいい場所ですね」
茉優
「ふふ」


こうしてランプが加わる事に
天才は恐ろしいものです

意思を持つ武器 明地の聖刃

とある情報を得た為情報の場所へとやってきていた


シェリア
「この辺りかしら?情報の場所は」
杏鈴
「みたいですね、なんでも突然地面が光ったとか」
恵理那
「地面が光った?」
ラガルト
「どういう意味だよ」
シェリア
「さあ?」
杏鈴
「私にも分かりません」
恵理那
「そりゃそうだ」
ラガルト
「マジレスされても困るんだが」
シェリア
「でも地面が光ったねぇ」
杏鈴
「どういう事なんでしょう」
恵理那
「さあ?」
ラガルト
「意味が分からん」
シェリア
「それでどうするの」
杏鈴
「調べてみますか」
恵理那
「だね、それがよさそう」
ラガルト
「決まりだな、行くぞ」



シェリア
「なにもないわね」
杏鈴
「あるのは土ばかりです」
恵理那
「そりゃ荒野だもんね」
ラガルト
「嘘だって通報するのは親告罪だろ」
シェリア
「それでどうするの」
杏鈴
「調査は続行でいいですよ」
恵理那
「でも何を調べるの?」
ラガルト
「そうだねぇ」
シェリア
「何かないのかしら」
杏鈴
「何かと言いますと」
恵理那
「情報とか」
ラガルト
「情報ねぇ」
シェリア
「そんなものあるのかしら」
杏鈴
「意外とあるかもしれませんね」
恵理那
「あるものなのかしら」
ラガルト
「意外と分からんもんかもしれんがな」
シェリア
「そうねぇ」
杏鈴
「あるといいですけど」
恵理那
「それはそうだけどね」
ラガルト
「お気楽だねぇ」
シェリア
「それかヒントとか」
杏鈴
「ヒントですか」
恵理那
「そんなのあるの?」
ラガルト
「あると思えばあるんじゃないか」
シェリア
「落ちてないかしら」
杏鈴
「落ちてるといいですけど」
恵理那
「落ちてるものなのかな」
ラガルト
「意外と落ちてるかもな」
シェリア
「ん?何か光ってるわ」
杏鈴
「転送の魔法陣ですね」
恵理那
「なんでそんなのが?」
ラガルト
「さあ?」
シェリア
「なら入ってみましょ、先に行くわよ」
杏鈴
「あ、待ってください」
恵理那
「どうする?」
ラガルト
「迷っても仕方ねぇだろ」
恵理那
「だね、行くよ」
ラガルト
「おう」



シェリア
「ここは…」
杏鈴
「遺跡でしょうか、岩の遺跡みたいな」
恵理那
「なんなのかな、ここ」
ラガルト
「知らん」
シェリア
「何かあるのかしら」
杏鈴
「何かですか」
恵理那
「あれ?マナを感じないね、ここは隔離された世界みたい」
ラガルト
「本当だな、なんなんだ」

ようこそ、明地に佇む乙女よ

シェリア
「声がするわね、誰かしら」

僕の名は聖刃・光地、明地の力を秘めた短剣だよ

杏鈴
「もしかして私ですか?」

うん、君になら僕の明地の力は相応しいからね

恵理那
「それって明るい大地とかそういうの?」

うん、その力は明るい大地の力さ

ラガルト
「言うねぇ」

さて、それじゃ僕は奥で待っているよ。力を求めるのなら来るといい

シェリア
「だそうよ」
杏鈴
「行きましょう、明地の力を受け取りに」
恵理那
「決まりだね」
ラガルト
「行くぞ」



シェリア
「そういえば杏鈴ってそれなりにいい家の生まれなのよね」
杏鈴
「はい、そうですよ」
恵理那
「お嬢様なんだね」
杏鈴
「でもあまりいいものでもありませんよ」
ラガルト
「そんなもんか?地位があるってのは武器なんだがな」
杏鈴
「お金持ちでも地位があっても弱かったらイジメられますから」
シェリア
「それは…」
杏鈴
「そういう経験があるから私はそれをひけらかしたりしません」
恵理那
「結構辛い過去があるんだね」
杏鈴
「でも今は幸せです、だから過去は過去なんです」
ラガルト
「強いねぇ、いや、強くなったってのが正解か」
杏鈴
「だと思います」
シェリア
「でもその気持ちは分からなくもないわね」
杏鈴
「そうですか?」
恵理那
「シェリアも昔は体が弱かったもんね」
杏鈴
「それで…」
ラガルト
「なんにしても他人に痛みなんか分かんねぇのさ、分かったらイジメなんか起こらねぇしな」
杏鈴
「ラガルトさん…」
シェリア
「厳しいようだけどラガルトの言う事も当たってるのよね」
杏鈴
「他人に痛みなんか分からない、ですか」
恵理那
「みんながみんな自分で気づけたら世の中もう少しマシになってる、かな」
杏鈴
「そうですね、それはあるかもしれません」
ラガルト
「そんな事はあり得ねぇからこそ人は争うんだ、そういうもんだよ」
杏鈴
「覚えておきます」
シェリア
「さて、行くわよ」
杏鈴
「はい」
恵理那
「うん」
ラガルト
「おう」



シェリア
「行き止まりね」
杏鈴
「目の前には大岩ですね」
恵理那
「壊せって事かな」
ラガルト
「でもどうやってだ」
シェリア
「そうね」
杏鈴
「私には無理ですよ」
恵理那
「ならあたしがやるよ、下がってて」
ラガルト
「おう」
恵理那
「行くよ」
恵理那
「せりゃあっ!!」
シェリア
「見事ね」
杏鈴
「凄いです」
恵理那
「これで進めるわね」
ラガルト
「だな」
シェリア
「それじゃ行くわよ」
杏鈴
「はい」
恵理那
「ええ」
ラガルト
「おう」



シェリア
「あれかしら」
杏鈴
「みたいですね、岩に囲まれた祭壇なので間違いないかと」
恵理那
「美しいね」
ラガルト
「機能美だな」

ようこそ、明地に佇む乙女よ

シェリア
「あなたが光地ね」

うん、僕こそが明地の短剣の光地だよ

杏鈴
「そして指名は私ですね」

うん、君になら僕の明地の力は相応しいからね

恵理那
「明地なんて言うよね」

その力は明るい大地の力さ

ラガルト
「言うねぇ」

さて、それじゃこっちに来て。僕に相応しい筈だよ

杏鈴
「はい」

さあ、手に取って

杏鈴
「やっ!!」
シェリア
「凄いわね」
恵理那
「本物の力だね」
ラガルト
「ああ、本物の地の力だ」
杏鈴
「これが…自然と手に馴染みますね」

これからは力になるよ、よろしくね

杏鈴
「はい、こちらこそ」

忘れないでね、力とは時に運命をも変えてくれると

杏鈴
「そうですね、私はそんな運命を変えられたと思います」

運命なんてものは後付だ、変えるのは自分自身だよ

杏鈴
「はい、そういう事にしておきます」

君の運命は君が変えるんだ、いいね

杏鈴
「はい」

さて、それじゃ戻りなよ大切な場所へ

杏鈴
「はい」
杏鈴
「お待たせしました」
シェリア
「杏鈴も出会いによって変わったのよね」
恵理那
「そうだね、でもそれが杏鈴の運命なんだよ」
ラガルト
「かもな、変わるっていうのは意外と出来るもんだ」
杏鈴
「かもしれませんね」
シェリア
「だからきっと杏鈴も変わったのよね」
恵理那
「だね、それが今の杏鈴だよ」
ラガルト
「そういうこった」
杏鈴
「ふふ、はい」
シェリア
「それじゃ帰りましょうか」
恵理那
「あそこに転送の魔法陣があるよ」
ラガルト
「んじゃ帰ろうぜ」
杏鈴
「はい」
杏鈴
「力は時に運命を変えてくれる、ですか。尤もですね」
杏鈴
「私もそんな運命が変わった人ですから」
杏鈴
「変わるっていうのは大変ですからね」
杏鈴
「でもだからこそ私は変わりたいと思った」
杏鈴
「そして私は変われたんですよね」
杏鈴
「人はきっかけがあれば変われる、そう信じたいものですね」
杏鈴
「私が変われたように、きっと人は変われると私は信じますよ」
杏鈴
「さて、戻りますか」


こうして杏鈴は明地の力を手にした
自分の過去は暗いものであった
でも自分は変われたのだ
人はきっかけさえあれば変われるのだと信じて
そんな杏鈴も変われた人の1人なのだから
心の傷は簡単には癒せない
杏鈴の傷はそんな過去の傷跡
本当に今が楽しいと思えるのならそれは幸せなのだろう
幸せとはそんな今が楽しいという事なのだから
楽しいと思える事はそんな幸せを感じる理由にもなる
環境の変化によって杏鈴も幸せを感じるようになった
それが今を楽しむ杏鈴の幸せなのだから
明地の乙女鷹倉杏鈴は進む、幸せの先にある未来へと
次の武器をご期待ください

そらおかける!大航空ラジオ 超 第18回

本日はラジオです


ロニ
「そういや今日か、聴いてみるかな」



えあ
「最近天気がコロコロ変わるね」
すかい
「そうねぇ、寒くなったり暑くなったり」
ふりっく
「風邪引くでやんすよ」
えあ
「腹巻きしようか」
すかい
「腹巻きなんて女の子らしくない」
ふりっく
「ならぷりちーな腹巻きで」
えあ
「ぷりちーって」
すかい
「それでいいのか」
ふりっく
「でやんすよ」
えあ
「ぷりちーな腹巻き…」
すかい
「でも冷える日は悪くないかも」
ふりっく
「ドヤッ、それでお宝でやんすが」
えあ
「えっと、氷の盃だって」
すかい
「ならそれでいいわよ」
ふりっく
「決まりでやんすな」
えあ
「それじゃ」
すかい
「お宝目指して」
ふりっく
「飛空艇発進でやんす!」



三人
「そらおかける!大航空ラジオ!超!」
オペラ
「さて、始まりました、そらじおスーパー」
ステラ
「安いよ安いよ~」
ニック
「そのスーパーじゃねーだろ」
オペラ
「それはそうと」
ステラ
「鷲さんどうしてしまったのですか」
ニック
「ゴールデンウィーク前に自力優勝消えちまったぞ!」
オペラ
「それで何が悪いの?」
ステラ
「全部じゃないですかね」
ニック
「もしかして監督とコーチの間に亀裂でも入ってるのか?」
オペラ
「若手を意地でも使いたくない病」
ステラ
「打った次の日にはスタメンを外される」
ニック
「モチベなんか上がる訳ねーだろ」
オペラ
「だがクライマックスが消えるまでは諦めはせぬ!」
ステラ
「逆襲出来たらいいな」
ニック
「してみせたい」
オペラ
「監督休養が先かオーナーがブチ切れるのが先か」
ステラ
「やめてくださいよ」
ニック
「ツキを変えようにもその変える努力してるのか?」
オペラ
「とりあえず通の便り読みますよ」
ステラ
「ラジオネーム『海賊球団』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、海賊球団です、今年の野球は鷲さんの事もですが猫さんもやばいと思います、どうですか?」
ニック
「それは分かる、山賊とか言われるのも納得だもんな」
オペラ
「ドラクエで言う所のギガンテスが9人並んでるような打線ですし」
ステラ
「ほぼ全員3割とかおっかねーです」
ニック
「どこからでも打たれる気しかしない」
オペラ
「ノーガードでいいんだよ!守り?そんなものは置いてきた」
ステラ
「山賊団恐るべし」
ニック
「息を吐くように二桁安打を放つ」
オペラ
「鷲さんのやばさも際立ちますけど、猫さんのやばさも際立ちますな」
ステラ
「そしてノリモットを当てて打たれるまでがテンプレ」
ニック
「苦手なのに当てられるとかもうな」
オペラ
「か゛ち゛た゛い゛!!」
ステラ
「竜也さん風に」
ニック
「割とマジにそんな叫びも出るな」
オペラ
「完全に消えるまでは諦めはせぬ!」
ステラ
「逆襲出来るといいな」
ニック
「コーナー行くぞ」
オペラ
「貴様は今までに見た性癖の数を覚えているのか!貴様の性癖を教えろ!」
ステラ
「このコーナーは投稿者の性癖を暴露します」
ニック
「ラジオネームだから、絶対、安心」
オペラ
「では本日の性癖はこちら」
ステラ
「ラジオネーム『マッパ888』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、マッパ888です、僕の性癖はおでこフェチです、いいですよね、おでこ」
ニック
「分かる」
オペラ
「おでこですか、私はデコを見るとヘッショしたくなるんですよね」
ステラ
「まーた物騒な」
ニック
「オペラは物騒だぞ」
オペラ
「だってデコにヘッショ決めたら凄く気持ちよさそうじゃありません?」
ステラ
「言いたい事は分かりますけどね」
ニック
「物騒な事あまり言うなよ」
オペラ
「へーい」
ステラ
「おでこですか、あの広角な感じがいいですよね」
ニック
「逆ダイヤモンド的なやつな」
オペラ
「分かる」
ステラ
「ホームラン打ちたくなりますね」
ニック
「一旦コマーシャルだぜ」



ロニ
「デコってそういうもんなのか」

コマーシャル明けました

オペラ
「か゛ち゛た゛い゛」
ステラ
「それはもういいですから」
ニック
「そのうち黒いノートに敵チームの監督の名前書き始めそうだな」
オペラ
「そんな事はしません」
ステラ
「オペラさんならやりかねない」
ニック
「コーナー行くぞ」
オペラ
「俺の悩みを聞け!人生ぶん投げる!」
ステラ
「このコーナーは投稿者のお悩みを聞くだけ聞いてぶん投げます」
ニック
「過度な期待はするなよ」
オペラ
「では本日のお悩みはこちら」
ステラ
「ラジオネーム『エートン』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、エートンと申します、僕は携帯電話もスマホも持ってないのですが、おかしいですか?」
ニック
「マジか、珍しいな今のご時世」
オペラ
「でも別に持ってなくても死なないですよね」
ステラ
「そうですね、不便なだけで死にはしません」
ニック
「とはいえ最近のサービスとかはスマホ持ってる事前提なのがムカつくというか」
オペラ
「分かる」
ステラ
「スマホ持ってない奴は非国民とでも言うつもりか」
ニック
「そのせいでスマホ持ってないだけでむっちゃ肩身狭いよな」
オペラ
「全くですよ、まあクランの場合は専用端末渡されますけど」
ステラ
「スマホ持ってる事前提で物事考える人は滅びていいです」
ニック
「スマホ持ってない奴は非国民ってか?ザッケンナコラー!」
オペラ
「なので持たなくていいです」
ステラ
「非国民を貫いてください」
ニック
「このあとは振り返りだぜ」



ロニ
「それはあるから困るんだよな」



オペラ
「本日も満足なり」
ステラ
「次回も3人ですかね」
ニック
「そうなるな」
オペラ
「では次回もかっ飛ばしますか」
ステラ
「ですね」
ニック
「次回もよろしくな」
オペラ
「ではこのあとは」
ステラ
「ドラマ後編です」
ニック
「もう少し付き合ってくれよな」



えあ
「ここかな」
すかい
「冷えるわね」
ふりっく
「氷の盃でやんすからな」
えあ
「あっ、何かあるよ」
すかい
「これみたいね」
ふりっく
「んじゃ回収でやんす」

「オーッホッホッホ!!」
えあ
「あっ、出た」
レン
「お久しぶりですわ」
すかい
「そっちも元気そうね」
メラ
「はい、ハッスルしています」
ふりっく
「それは何よりでやんすな」
ソウジ
「はい、お嬢様も楽しんでいらっしゃいますから」
レン
「では行きますわよ」
メラ
「それでは」
ソウジ
「失礼いたします」
えあ
「引き上げようか」
すかい
「そうね」
ふりっく
「でやんすな」



ロニ
「ストーカーみたいだな」


放送終了です

生まれ変わる竜

本日の依頼はですね


スレイ
「今日の依頼って何」
アグリアス
「以前出会った竜に魂の石を届けるんだ」
由希江
「それってあれよね、死にかけの竜の」
セミル
「それに魂の石を届けるの?」
スレイ
「そうなるよね」
アグリアス
「ああ、錬金術士の者達に頼んでいた魂の石が完成したからな」
由希江
「そう、なら間に合うかしら」
セミル
「どうなのかしら」
スレイ
「時間はあるって言ってたけど4ヶ月経ってるからなぁ」
アグリアス
「間に合うと信じたいが」
由希江
「そうね、間に合うって信じたいものよ」
セミル
「時間はあるって言っててもね」
スレイ
「うん、でも信じなきゃ」
アグリアス
「そういう事だ」
由希江
「間に合うといいわね」
セミル
「行ってみるしかないわよ」
スレイ
「だね」
アグリアス
「まさかここまで時間がかかるとは思わなかったからな」
由希江
「そうね、まあ仕方ないわよ」
セミル
「それも見越してたら大したものよね」
スレイ
「まさかね」
アグリアス
「だとしたらやはり竜とは大したものだな」
由希江
「全くよね」
セミル
「竜は叡智の象徴とも言うものね」
スレイ
「叡智の象徴…」
アグリアス
「そういえばスレイの世界ではドラゴンは悪いイメージなのだったか」
由希江
「そうだったわね」
セミル
「そうなの?」
スレイ
「まあね、でも俺はドラゴンは好きだけど」
アグリアス
「男の子だな」
由希江
「そうね、ふふ」
セミル
「みたいね」
スレイ
「うん、俺はカッコいいと思うよ」
アグリアス
「やはりそういう所は男の子か」
由希江
「素敵じゃないの」
セミル
「由希江が言うとあれよね」
スレイ
「あはは」
アグリアス
「由希江に襲われかねんぞ」
由希江
「あら、見境なく襲ったりはしないわよ」
セミル
「この性欲モンスターは…」
スレイ
「はぁ」
アグリアス
「やれやれ」
由希江
「うふふ」
セミル
「おっかないわね」
スレイ
「本当だよ」
アグリアス
「由希江は騎士になればいいのではないか」
由希江
「嫌よ、性欲を捨てるなんて」
セミル
「そこなの?」
スレイ
「困った人だなぁ」
アグリアス
「全くだ」
由希江
「うふふ」
セミル
「由希江のイメージが変わるわよね」
スレイ
「行こうか」
アグリアス
「だな」
由希江
「ええ」
セミル
「ええ」



スレイ
「それで行くのは竜の墓場だよね」
アグリアス
「そうだな」
由希江
「竜の墓場ね」
セミル
「竜の生態って謎も多いのよね」
スレイ
「産気づいた竜は凄く凶暴になるんだよね」
アグリアス
「ああ、それで調べようとした者達はみんな餌になっている」
由希江
「怖いわね」
セミル
「それが理由で生態には謎が多いって事なのね」
スレイ
「そうらしいね」
アグリアス
「竜の生態に謎が多い理由だからな」
由希江
「みんな食べられちゃうのね」
セミル
「由希江が言うとセクシャルに聞こえるわね」
スレイ
「あはは」
アグリアス
「自業自得だな」
由希江
「失礼しちゃうわね」
セミル
「完全にイメージのせいじゃない」
スレイ
「由希江に媚薬とか飲ませたら大変な事になりそう」
アグリアス
「それには同意するな」
由希江
「あら、媚薬なんか私には必要ないわよ」
セミル
「媚薬すら必要ない性欲モンスターか」
スレイ
「あはは」
アグリアス
「やれやれ」
由希江
「うふふ」
セミル
「困った人ね」
スレイ
「行こうか」
アグリアス
「だな」
由希江
「そうね」
セミル
「ええ」



スレイ
「ここが竜の墓場だね」
アグリアス
「ではあの竜のいた場所に行くぞ」
由希江
「了解よ」
セミル
「ええ」



スレイ
「あ、いた」
アグリアス
「生きているか?」

「以前の人達ですか、その様子だと石は手に入りましたか」
由希江
「ええ、これよね」

「ふむ、確かに、ではそれを私の体に触れさせてください」
セミル
「ええ、これでいいかしら」

「あぁ…これで私も…」
スレイ
「消えた…どういう…」

「ふぅ、これで私も新たな人生をスタート出来ます」
アグリアス
「この女性は…まさか…」
女性
「はい、あの竜です」
由希江
「これは驚いたわね」
シルド
「名前はシルド、これからはみなさんの力になりますね」
セミル
「ええ、よろしくね」
スレイ
「それじゃ依頼達成だね」
アグリアス
「帰るか」
由希江
「そうね」
セミル
「行くわよ」
シルド
「何か来ます」
魔物
「見つけたわ」
スレイ
「出たな」
魔物
「今度は勝つわよ」
アグリアス
「相手になるぞ」
由希江
「負けないわよ」
セミル
「それじゃ」
シルド
「行きます!」
魔物
「斬る!」



由希江
「行くわよ!」
由希江
「フィニッシュよ!螺旋は氷結し、月光も夜光に凍る!非情なる所業に、悲歌を!ムーンライトフィナーレ!!」
魔物
「くっ!?」
由希江
「アクセル解放!ロングダウン!」
由希江
「月投!!」
由希江
「止めよ!数多の光よ、ここに集え…汝が見る月、淫らに照らす!妖艶!月花荘乱!!」
アグリアス
「行くぞ!」
アグリアス
「死兆の星の七つの影の経路を断つ!北斗骨砕打!!」
魔物
「くっ!?」
アグリアス
「アクセル解放!セイントブレイド!」
アグリアス
「光撃剣!!」
アグリアス
「おぉぉぉぉぉぉっ!真の姿を現せ…聖光の剣!天の願いを胸に刻んで心頭滅却!聖光爆裂破!!」
セミル
「行くわよ!」
セミル
「逃がさないわよ!降り注げ!そして飲み込め!レインスネイク!!」
魔物
「くっ!?」
セミル
「アクセル解放!スナイプハンド!」
セミル
「トライスネイク!!」
セミル
「行くわよ!螺旋の燕よ、その空を翔け撃ち抜け!ハリケーンスワロー!!」
シルド
「行きますよ!」
シルド
「白銀よ、薙ぎ払え!シルヴァリアブレス!!」
魔物
「くっ!?」
シルド
「アクセル解放!ドラゴンボディ!」
シルド
「祓閃!!」
シルド
「行きますよ!天空を翔る翼!一気に斬り刻む!天震竜翼剣!!散れ!」
魔物
「撤退ね」



スレイ
「それじゃ依頼達成だね」
アグリアス
「帰るぞ」
由希江
「ええ」
セミル
「そうね」
シルド
「行きましょう」


こうして依頼達成
その竜は新たなる人生を歩み始める

武器を使う

本日も平和なようで


レイヴン
「ほっ、ふっ、せいっ!」
スール
「おぉ~、凄いねぇ」
レイヴン
「ドヤッ」
芳乃
「レイヴンって何気に器用なのね」
レイヴン
「何気にとか言うな」

「でも凄いにゃ、あんなクネクネした動きあたしには無理だにゃ」
レイヴン
「クネクネって」
スール
「でもレイヴンの武器って弓だったんだね」
レイヴン
「まあね、こいつは俺の知り合いから譲り受けたもんなのよ」
芳乃
「そうなの?」
レイヴン
「そう、使い方も教えてもらったのよ」

「その弓普通の弓じゃないにゃ?」
レイヴン
「こいつは変形すんのよ、こんな風にね」
スール
「うわ、弓が剣になった」
レイヴン
「うちにも使い手は何人かいるけどね、面白いっしょ」
芳乃
「そうね、ユニークな武器だとは思うわよ」
レイヴン
「ふふん」

「でも忍者に弓は大きくて向かないにゃ」
レイヴン
「あ、そう」
スール
「でもあたしの銃とは違うけど、レイヴンも器用に使うよね」
レイヴン
「俺のは独自にアレンジしてるからな」
芳乃
「そうなの?」
レイヴン
「そうよ、モーションとかは独自に作った」

「器用な奴だにゃ」
レイヴン
「ま、俺の弓は普通の弓とは違うからな」
スール
「でもレイヴンの器用さはなんとなく分かったかも」
レイヴン
「ふふん」
芳乃
「ドヤらない」
レイヴン
「すまん」

「それにしても面白い弓だにゃ」
レイヴン
「でしょ?」
スール
「あたしは銃はお母さん譲りとはいえ使いこなすの大変だったし」
レイヴン
「ほう」
芳乃
「スールのお母さんって凄いのね」
レイヴン
「そうね、遺伝を感じるわ」

「スールのお転婆は母親譲りかにゃ」
レイヴン
「かもしれんね」
スール
「実際お母さんは凄い人だったからなぁ」
レイヴン
「マジか」
芳乃
「スールのお母さんって凄いのね」
レイヴン
「まさに遺伝かね」

「だにゃ」
レイヴン
「スールちゃんはいい母親になりそうだわ」
スール
「ドヤッ」
レイヴン
「おい」
芳乃
「うふふ」
レイヴン
「はぁ」

「レイヴンの弓の腕前は分かったにゃ」
レイヴン
「さて、もう少しやるか」

その頃

ユズ
「ふっ!はあっ!」
コングマン
「お、ユズの嬢ちゃん、武器の訓練か」
ユズ
「む?コングマンか」
山風
「ユズ、今日は槍なの?」
ユズ
「ああ、どんな武器も扱えるようにな」
星名
「ユズって器用なんだね」
ユズ
「元々武芸には秀でているからな」
コングマン
「なるほどねぇ、にしても槍な、ふっ!ふん!どっせい!」
ユズ
「ほう、コングマンは槍も使えるのか」
山風
「コングマンはどんな武器でも使える、だよね」
ユズ
「それは凄いな」
星名
「コングマンもユズも器用すぎない?」
ユズ
「まあ普通の人から見たら器用かもしれんな」
コングマン
「俺様も拳一つで戦うのはポリシーだからな、実際はなんでも使えるけどよ」
ユズ
「見事なものだ」
山風
「コングマンは何気に凄いよ」
ユズ
「全くだな」
星名
「コングマンって拳一つなのは理由があるんだよね」
ユズ
「確かチャンピオンなんだろう」
コングマン
「まあな、だからこそ俺はチャンピオンなんだ」
ユズ
「なるほど」
山風
「コングマンは凄い、よ」
ユズ
「武芸に秀でているとは大したものだ」
星名
「だな」
ユズ
「さて、トレーニング再開だ」

その頃

イルメリア
「ふっ!はあっ!」
フレン
「あれ、イルメリア、今日は珍しいね」
イルメリア
「ん?何かしら」
理亜
「イルメリアって器用だよな」
イルメリア
「そうかしら」
エルメナ
「イルメリアは銃と短剣も扱えるものね」
イルメリア
「一応教わったからね」
フレン
「何気に器用だよね」
イルメリア
「一応ね、メインは杖だけど」
理亜
「やっぱイルメリアってすげぇわ」
イルメリア
「アタシは家で教わったけど、使えると便利なものよ」
エルメナ
「なるほど、護身とかそういう目的なのかしら」
イルメリア
「一応ね」
フレン
「でもイルメリアって意外と力あるよね」
イルメリア
「銃の反動に耐えられる程度にはね」
理亜
「やっぱすげぇわ」
イルメリア
「でもメインは杖だからね、言っておくけど」
エルメナ
「分かってるわよ」
イルメリア
「ふふ」
フレン
「家で習う、か」
イルメリア
「一応名門の家系だしね」
理亜
「そこは認めてるんだな」
イルメリア
「まあね」
エルメナ
「ふふ」
イルメリア
「やれやれね」

その頃

リアーネ
「はっ!ふっ!」
スパーダ
「お、リアーネが剣なんか使ってる」
リアーネ
「あら、どうしたのかしら」
アスレイ
「リアーネさん、剣を使えたんですね」
リアーネ
「使えるわよ、弓が得意ではあるんだけどね」
摩耶
「リアーネも器用なもんだよな」
リアーネ
「そうかしら」
スパーダ
「立派に器用だと思うがな」
リアーネ
「でも得意なものは人によって違うでしょ」
アスレイ
「まあそうなんですけどね」
リアーネ
「だから私は剣も使える、それだけよ」
摩耶
「ふーん」
リアーネ
「うふふ」
スパーダ
「リアーネってやっぱすげぇわ」
リアーネ
「そんな事ないと思うわよ」
アスレイ
「謙遜しますね」
リアーネ
「別に誇るような事でもないもの」
摩耶
「言うねぇ」
リアーネ
「ふふ」
スパーダ
「でもリアーネって弓も剣も得意な辺り万能でいいよな」
リアーネ
「そう?」
アスレイ
「リアーネさんは逞しいですね」
リアーネ
「狩人だもの、そういう意味では理に適ってるのよね」
摩耶
「なるほどねぇ」
リアーネ
「うふふ、でもスパーダとかも器用だと思うわよ」
スパーダ
「まあ一応な」
リアーネ
「アスレイもそう思うでしょ」
アスレイ
「まあ…」
リアーネ
「うふふ」
摩耶
「大したもんだぜ」
リアーネ
「さて、もう少し練習しましょ」


こうして武器も様々
器用な人達もいるのです

福の実

本日の依頼はですね


カイウス
「今日の依頼ってなんだ」

「福の実の採取ですね」
千影
「福の実?」
択捉
「なによそれ」
カイウス
「知らん」

「なんでも福をもたらすという木の実らしいですよ」
千影
「そんなものがあるのね」
択捉
「あるみたいね」
カイウス
「それにしても択捉はちっさいな」

「そうですね、クランもすっかり託児所に」
千影
「そんな年齢でもないでしょ」
択捉
「全くよ」
カイウス
「でも小さいよな」

「可愛いですよね」
千影
「そうね、撫でたくなっちゃう」
択捉
「やめなさい」
カイウス
「まあ気持ちは分からんでもない」

「ですね、うふふ」
千影
「でも択捉ってお姉さんではあるわよね」
択捉
「まあそりゃね」
カイウス
「一応長女なのか?」

「みたいですね」
千影
「お姉さんって大変よね」
択捉
「それはあるわね」
カイウス
「上の立場って大変だよな」

「ですね」
千影
「それは分かるわ」
択捉
「なんかみんなそんな感じなのね」
カイウス
「まあな、俺は尻に敷かれてるけど」

「カイウスさんは押しに弱いですよね」
千影
「カイウスも苦労してるわよね」
択捉
「みんな大変なのね」
カイウス
「全くだよ」

「うふふ」
千影
「涼はお母さんよね」
択捉
「そうね、涼って見た目の割にお母さんよ」
カイウス
「ぐーたら母さんだよな」

「ふふ、でも見守るのも母親の仕事ですよ」
千影
「流石に年の功よね」
択捉
「1000歳越えてるものね」
カイウス
「それな」

「神様は長生きですからね」
千影
「そうね、長命な種族だもの」
択捉
「神様って凄いのね」
カイウス
「全くだ」

「うふふ」
千影
「涼も調子がいいわよね」
択捉
「でもそれが涼よね」
カイウス
「いい関係だな」

「はい」
千影
「やれやれね」
択捉
「まあいいんじゃない」
カイウス
「そんじゃ行くか」

「はい」
千影
「ええ」
択捉
「そうね」



カイウス
「それで今日はどこへ行くんだ」

「燕の森だそうですよ」
千影
「燕の森?」
択捉
「そんな場所があるのね」
カイウス
「燕の森なぁ」

「燕がよく巣を作る森らしいですよ」
千影
「へぇ」
択捉
「面白いわね」
カイウス
「燕か」

「はい」
千影
「燕って意外な所に巣を作ったりするのよね」
択捉
「コンビニの入口の上とかね」
カイウス
「そういやそんなとこにも作ってたな」

「ですよ」
千影
「鳥にも様々よね」
択捉
「そうね、でも燕ってカッコいいわよね」
カイウス
「分かる、燕のかっこよさな」

「男の子ですね」
千影
「全くね」
択捉
「いいわよね、燕」
カイウス
「んじゃ行くか」

「はい」
千影
「そうね」
択捉
「ええ」



カイウス
「ここが燕の森か」

「はい、ここの赤い木の実を採取してください」
千影
「了解よ」
択捉
「それじゃ行くわよ」



カイウス
「お、こいつか」

「ですね、他にもあるのでどんどん集めてください」
千影
「ええ」
択捉
「はいはい」



カイウス
「そこそこ採れるな」

「これならすぐに終わりますね」
千影
「そうね」
択捉
「ならさっさと終わらせるわよ」



カイウス
「こんなもんか」

「ですね、では依頼達成です」
千影
「帰るわよ」
択捉
「待って、あれって…福江!福江よね!」
福江
「ん?択捉姉さん!択捉姉さんじゃないか!」
カイウス
「誰だ?」
福江
「福江だ、あんた達は」

「かくかくしかじかです」
福江
「ならあたしも混ぜてくれ、いいな」
千影
「もちろん歓迎するわよ」
福江
「すまないな」
択捉
「それじゃ今度こそ帰るわよ」
福江
「待て、何か来る」
魔物
「見つけたわ」
カイウス
「出たな」
魔物
「今度は勝つわよ」

「相手になりますよ」
千影
「負けないわよ」
択捉
「それじゃ」
福江
「行くぞ!」
魔物
「斬る!」



千影
「行くわよ!」
千影
「覚悟はいいかしら?受けよ光鎖!プリズミックノヴァ!!」
魔物
「くっ!?」
千影
「アクセル解放!ホーリーワルキュリア!」
千影
「双光斬!!」
千影
「飛翔せよ!絶煌の刃!輝きの刃にて貫かん!奥義!光王!煌憐翔!!」

「行きますよ!」

「具現せよ!神の結晶!静かなる心、裁きの力に変えて!正義の心、我らに!!」
魔物
「くっ!?」

「アクセル解放!エレメントエナジー!」

「水霊の清砲!!」

「行きますよ!蒼き水の神姫!未知なる未来を切り拓け!神姫波涛!!」
択捉
「行くわよ!」
択捉
「逃がさないわ!震えなさい!御蔵震破!!」
魔物
「くっ!?」
択捉
「アクセル解放!ブレイクショット!」
択捉
「雷陣!!」
択捉
「行くわよ!兵装展開!大東改砲!!雷撃轟く砲撃、撃ち方始め!てーっ!」
福江
「行くぞ!」
福江
「滅多打ちだ!伊唐連砕!!光をぶっ放す!」
魔物
「くっ!?」
福江
「アクセル解放!ブレイクライト!」
福江
「破光!!」
福江
「行くぞ!兵装展開!満珠乱砲!!光で貫く砲撃、撃ち方始め!てーっ!」
魔物
「撤退ね」



カイウス
「それじゃ依頼達成だな」

「帰りますか」
千影
「そうね」
択捉
「ええ」
福江
「ああ」


こうして依頼達成
その実は福を呼ぶらしい

バルウォーク 第二十九回

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「眠い」
レイヴン
「最近何かと眠くなるよな」
みやび
「ですね、きちんと寝ているつもりなんですが」
レイヴン
「ふむ」
萌楓
「眠いです」
レイヴン
「なんなのかねこれは」
山風
「うーん」
レイヴン
「何かとあるな」
みやび
「ですね」
レイヴン
「ふぁ」
萌楓
「でも気圧とかが眠気に関係してるんですよね」
レイヴン
「そうね、低気圧が眠気に直結するし」
山風
「低気圧?」
レイヴン
「雨の日とかは気圧が下がるからね」
みやび
「なるほど」
レイヴン
「にしても最近の眠気はなんなのかね」
萌楓
「眠気って辛いですよね」
レイヴン
「全くだな」
山風
「でも提督は眠気に負けずだよね」
レイヴン
「まあ多少無理してるけどな」
みやび
「眠気に勝つのは大変ですからね」
レイヴン
「そういう事よ」
萌楓
「眠気に勝てる方法ないんですか」
レイヴン
「俺に訊かれてもな」
山風
「それはそうなんだけどね」
レイヴン
「でも眠気に勝つのも大変だよね」
みやび
「本当ですよ」
レイヴン
「本当にね」
萌楓
「なんでこんな眠くなるんですかね」
レイヴン
「やっぱ気圧が悪いな」
山風
「気圧のせいにして温め合おう」
レイヴン
「おい」
みやび
「なんですかそれ」
レイヴン
「秘密」
萌楓
「また懐かしいネタを」
レイヴン
「萌楓ちゃん分かるんか」
山風
「みたいだね」
レイヴン
「まあ好きなら分かるんかね」
みやび
「かもしれませんね」
レイヴン
「大したもんだ」
萌楓
「うふふ」
レイヴン
「さて、少し出てくる」
山風
「宣伝のやつ?」
レイヴン
「そう」
みやび
「なら行ってらっしゃいませ」
レイヴン
「おう」
萌楓
「いってらっしゃい」
レイヴン
「そんじゃな」



レイヴン
「集まったな」
ロジー
「宣伝のやつだな」
珠子
「行くならどこでも付き合うわよ」
初月
「僕も特に異論はない」
レイヴン
「それじゃ行くか」
ロジー
「だな」
珠子
「ええ」
初月
「うむ」



レイヴン
「まずはここだな」
ロジー
「ここはパン屋か」
珠子
「いい匂いがするわね」
初月
「そうだな、いい匂いだ」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何かお食べになりますか」
ロジー
「何かおすすめとかあるか」
店員
「そうですね、では蒸しパンなどはどうですか」
珠子
「いいわね、ならそれでお願い」
店員
「かしこまりました」
初月
「蒸しパン…」
レイヴン
「甘いの苦手だけど俺は蒸しパン好きだぞ」
ロジー
「そうなのか?」
珠子
「なんか意外ね」
初月
「提督の好みはよく分からんな」
店員
「お待たせしました、蒸しパンです」
レイヴン
「おう」
店員
「当店の蒸しパンは卵などの材料からこだわっているんですよ」
ロジー
「そうなのか、確かに美味しいな」
店員
「はい、あと蒸し方にも独自の秘密があるんですよ」
珠子
「へぇ、興味深いわね」
店員
「はい、当店だけの秘密です」
初月
「蒸しパンの秘密か」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店をぜひ」
レイヴン
「そんじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「それじゃね」
初月
「ではな」



レイヴン
「次はどうするかな」
ロジー
「そうだな」
珠子
「なら私が行きたい場所があるからそこに行きましょ」
初月
「分かった、では行くぞ」



レイヴン
「ここかね」
ロジー
「アイスの店か」
珠子
「ええ、ここのアイスは美味しいのよ」
初月
「ほう」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何かお食べになりますか」
ロジー
「何かおすすめとかあるか」
店員
「そうですね、ではレモンピールなどはどうでしょう」
珠子
「ならそれでお願い」
店員
「かしこまりました」
初月
「レモンピールか」
レイヴン
「まあ俺も甘いものは食えない訳じゃないしな」
ロジー
「そうだな」
珠子
「私は甘いものが好きだから」
初月
「珠子は甘いもの好きだよな」
店員
「お待たせしました、レモンピールのアイスです」
レイヴン
「おう」
店員
「当店のアイスはフレーバーにもこだわりがあるんですよ」
ロジー
「へぇ、それは凄いな」
店員
「やはりこだわりは持ちたいですからね」
珠子
「だからこそ美味しいのよね」
店員
「はい、美味しさには自信を持っていますから」
初月
「流石だな」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店をぜひ」
レイヴン
「んじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「それじゃね」
初月
「ではな」



レイヴン
「次はここだな」
ロジー
「ここは?」
珠子
「とりあえず入ってみましょ」
初月
「行くぞ」



社員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
社員
「当社は主に専門的な雑誌などを取り扱っていますよ」
ロジー
「へぇ」
社員
「マニアックなものが多いので一部の人に人気なんです」
珠子
「そういうのも面白いわね」
社員
「では当社の雑誌を見つけたらぜひ」
初月
「うむ」



レイヴン
「戻ったぞ」
山風
「お帰り」
レイヴン
「お土産の蒸しパンな」
みやび
「あら、どうも」
レイヴン
「さて」
萌楓
「蒸しパン…」
レイヴン
「仕事だ」


こうして宣伝は続く
バルディアにはいいものがたくさんあるよ

風に舞う日常 パート101

8人の挨拶も終わり


亜子
「ここは凄いね、驚いてばかりだよ」
キール
「最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」
彩夏
「だといいですけど」
アリシア
「大丈夫ですよ、きっと」
亜子
「でもここって本当に種族とか多様なんだね」

「うん、でもみんないい人だよ」
彩夏
「そうね、それにしても汐は小さいわね」
大和
「汐さんはお姉さんですよ」
亜子
「そうなの?」
キール
「ああ、でもそう見えないのが辛いらしい」
彩夏
「まあ小さいもんね」
アリシア
「でも汐さんはとても素敵な人ですよ」
亜子
「ふーん」

「お姉ちゃんなんだからね!ふんすっ!」
彩夏
「可愛いわね」
大和
「それも可愛さですよ」
亜子
「それはそうとこのケーキ食べていいの?」
キール
「構わないぞ」
彩夏
「それじゃいただきまーす」
アリシア
「どうです」
亜子
「美味しい…なにこれめっちゃ美味しい!」

「そりゃあのアリシアのケーキだもんねぇ」
彩夏
「あのアリシア?」
大和
「アリシアさんはケーキ屋ですからね」
亜子
「まさか…あのアリシア!?数量限定で即日完売のあのアリシア!?」
キール
「そのアリシアだな」
彩夏
「マジか…そんな凄い人が参加してたなんて」
アリシア
「はい、あとそっちはキールさんのケーキでそっちは汐さんのですよ」
亜子
「キールと汐もケーキ焼くの?」

「一応私もパティシエなんだから」
彩夏
「マジか」
大和
「キールさんは学者ですね」
亜子
「学者なのにケーキ?」
キール
「ケーキは買うと高いからな、自分で焼いた方が安上がりだ」
彩夏
「凄い理論…」
アリシア
「でも美味しいですよ、キールさんのケーキ」
亜子
「あ、確かに美味しい」

「キールのケーキって私のケーキより美味しいんだよね、悔しい」
彩夏
「あはは」
大和
「キールさんのケーキはふわふわなのが特徴なんですよね」
亜子
「確かにふわふわだね、クリームもスポンジも」
キール
「僕秘伝のふわふわケーキだ」
彩夏
「女子か」
アリシア
「ふふっ」
亜子
「でもなんだろうね、この美味しさ」

「クランにはお菓子作りが得意な人も多いからね」
彩夏
「なるほど」
大和
「ではよろしく頼みますね」
亜子
「うん、よろしく」
彩夏
「よろしくね」

その頃


「ここは凄いわね、驚いてばかりよ」
セネル
「まあ最初はそんなものだ、すぐに慣れるさ」
可憐
「そうあって欲しいけどね」
ソフィー
「大丈夫だよ、みんないい人だから」

「それは分かるけど」
理亜
「にしても二人とも大人なんだな」
可憐
「そうね、一応は大人かしら」
霧島
「ふむ、ですがまだ若いですね」

「そりゃそんな年寄りでもないし」
セネル
「年寄りとまでは言ってないぞ」
可憐
「でもみんな大人よね」
ソフィー
「そうだね、あたしも大人ではあるけど」

「なんか私でもまだ年下なのね」
理亜
「歳なんて関係ないだろ、大切なのは精神的な成熟だぜ」
可憐
「言ってくれるねぇ」
霧島
「理亜さんは斜めに世界を見てますからね」

「そういえばこのパン食べていいの?」
セネル
「構わないぞ、余り物だけどな」
可憐
「でも美味しそうね、いただきます」
ソフィー
「あたしの作ったソフィナンシェもどうぞ」

「ソフィナンシェ…あ、美味しい」
理亜
「セネルのパンは絶品だからな」
可憐
「確かに美味しいわね、なんなのよ」
霧島
「セネルさんはパン屋ですからね」

「そうなの?」
セネル
「ああ、男のパン屋っていう名前でネットでパン屋やってる」
可憐
「ネットなんだ」
ソフィー
「セネルのパンは絶品だからねぇ」

「この美味しさは凄いわね」
理亜
「セネルのパンはオレも大好きだぜ」
可憐
「むぅ、悔しい」
霧島
「ではよろしく頼みますね」

「ええ、こちらこそ」
可憐
「よろしくね」

その頃

レイナ
「ここは凄いわね、驚いてばかりよ」
クレア
「最初はそんなものよ、すぐに慣れるわ」
かざみ
「そうあって欲しいわね」
恭平
「それにしてもレイナは美人だね」
レイナ
「ふふん、一応モデルやってるからね」
みさき
「そうなんだ、凄いなぁ」
かざみ
「でもみさきはピアニストよね」
巻雲
「凄いですよね」
レイナ
「だよね、それはそうと甘い匂いがするね」
クレア
「ピーチパイね、食べる?」
かざみ
「ならもらおうかしら」
恭平
「クレアのピーチパイは絶品なんだよ」
レイナ
「ほう」
みさき
「クレアのピーチパイは本当に美味しいんだよ」
かざみ
「わくわく」
巻雲
「美味しいですよ」
レイナ
「わくわく」
クレア
「はい、どうぞ」
かざみ
「…確かにこれは美味しいわね」
恭平
「でしょ」
レイナ
「んまっ、なにこれ」
みさき
「クレアのピーチパイは気に入ってもらえたね」
かざみ
「みたいね」
浜波
「美味しそうに食べて…ます」
レイナ
「んま」
クレア
「ふふっ」
かざみ
「美味しいわ」
恭平
「すっかりお気に入りだね」
レイナ
「美味しい!」
みさき
「ふふっ」
かざみ
「ふぅ」
浜波
「ではよろしくお願いします」
レイナ
「うん、よろしくね」
かざみ
「よろしくね」

その頃

ましろ
「ここは凄いね、驚いてばかり」
ロニ
「最初はそんなもんだ、すぐに慣れるさ」
朱里
「そうあって欲しいですね」
エスカ
「大丈夫ですよ、きっと」
ましろ
「うん」
恵梨香
「それにしてもましろは物静かなのね」
朱里
「ましろは不思議ちゃんですから」
ロバーツ
「あははっ、それはいいね」
ましろ
「そう見えるのかな」
ロニ
「まあいいんじゃね」
朱里
「ふふ」
エスカ
「とりあえずロニさんのパンと私の作ったりんごのタルトでもどうぞ」
ましろ
「いただきます」
恵梨香
「美味しいわよ」
朱里
「うん、これは美味しいですね」
ロバーツ
「それじゃよろしくね」
ましろ
「うん、よろしく」
朱里
「よろしくね」


こうして8人も馴染んでいる様子
素敵な恋には出会えるだろうか

新人は素敵な恋をしたい

コーリオの一件から一夜明け


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、暇そう」
レイヴン
「暇って訳でもないんだが」
ルーシャ
「レイヴンさんは暇そうに見えて忙しいんですのよね」
レイヴン
「まあな」
七海
「レイヴンさんって意外といい人ですよね」
レイヴン
「…」
山風
「図星なんだ」
レイヴン
「すまん」
ルーシャ
「うふふ」
レイヴン
「ルーシャちゃんって本当に意地悪というか」
七海
「でもルーシャさんはいい人ですよ、お菓子くれますから」
レイヴン
「餌付けされとるんか」
山風
「でもルーシャのくれるお菓子は美味しいよ」
レイヴン
「あ、そすか」
ルーシャ
「そういえばレイヴンさんは甘いものが苦手でしたね」
レイヴン
「まあな」
七海
「甘いもの苦手なんですね」
レイヴン
「うん、苦手」
山風
「提督も大変だね」
レイヴン
「まあな、甘いもん苦手っていうのも結構大変なんだ」
ルーシャ
「でも甘いものが苦手な男性多い気がしますね、ここは」
レイヴン
「そうね、それはあるかも」
七海
「甘いもの美味しいと思うのに」
レイヴン
「でも女の子は甘い物好きそうなイメージあるわよね」
山風
「イメージだけどね」
レイヴン
「まあな」
ルーシャ
「それにしても七海さんはコミュ障気味ですね」
レイヴン
「そうねぇ、まあうちに来てからは友達も出来てるみたいだが」
七海
「うぐっ、まあ確かに人と話すのは苦手ですけど」
レイヴン
「無理に克服しろとも言わんけどな」
山風
「でもあたしも人と話すのはあまり得意じゃない…」
レイヴン
「あー、確かにな」
ルーシャ
「いけませんねぇ、私を見習いなさい」
レイヴン
「ルーシャちゃんは寧ろ図々しいぐらいよな」
七海
「確かに」
レイヴン
「その図太さは見習いたいわね」
山風
「ルーシャは鋼の神経だから」
レイヴン
「だそうだが?」
ルーシャ
「やかましいですよっ!」
レイヴン
「まあルーシャちゃんはいいお姉さんしてるけどな」
七海
「でも大体は年上ですよね」
レイヴン
「うん、まあいいんでね?」
山風
「ルーシャは悪い人じゃないけど、どこか暗黒微笑だよね」
レイヴン
「そんな言葉どこで覚えたんだか」
ルーシャ
「全く、人をなんだと思っているんですか」
レイヴン
「はっはっは、まあいいじゃないの」
七海
「レイヴンさんは大人ですね」
レイヴン
「さて、仕事しようか」

その頃

ジュディス
「ふぅ」
彩楓
「それにしてもジュディスって大きいのね」
ジュディス
「そう?」
玲奈
「うん、前々から思ってたけど」
ジュディス
「まあ確かに170あればね」
絵美
「そうだ、今度新しいアイドルのプロデュースしてもらう人を呼んでいるんだけど」
ジュディス
「そうなの?ならそっちは歓迎するわよ」
彩楓
「絵美って凄いわよね、昔はトップアイドルだったんでしょ」
ジュディス
「そうらしいわね、今は引退してプロデュースに専念してるけど」
玲奈
「しかも元生徒会長でしょ?凄い話だよね」
ジュディス
「でもそれだけ才能があるのよ」
絵美
「もう、それと新しい人も9人よ、順次来る事になってるから」
ジュディス
「分かったわ、その時は歓迎するわね」
彩楓
「絵美ってコネクションとかもあるし、大したものよね」
ジュディス
「そうね、元トップアイドルって凄いわよ」
玲奈
「でも今はすっかりいいお姉さんだよね、なんていうのか厳しくも優しいっていう」
ジュディス
「絵美はこれでも年齢があれなのよね、凄いものよ」
絵美
「はぁ、それじゃ新しく来たらよろしく頼むわよ」
ジュディス
「ええ」

その頃

レイヴン
「ふぅ」
山風
「はい、お茶」
レイヴン
「サンキュ」
ルーシャ
「今日は涼しいですね」
レイヴン
「この気温の変化はなんなのか」
七海
「ですよね」
ゆづき
「失礼します、お客さんが見えてるよ」
レイヴン
「おう、通していいぞ」
ゆづき
「こっちだよ、どうぞ」
茶髪の女の子
「失礼します」
大人の女性
「失礼します」
金髪の女の子
「失礼しまーす」
緑髪の女性
「失礼します」
青髪の女の子
「失礼します」
真面目そうな女性
「失礼します」
元気そうな女の子
「失礼します」
元気そうな女の子
「失礼します」
山風
「えっと、自己紹介頼めるかな」
亜子
「小鳥遊亜子です」

「鳴瀬咲よ」
レイナ
「鹿目レイナよ」
可憐
「北大路可憐よ」
ましろ
「月野ましろです」
かざみ
「立花かざみよ」
朱里
「結城朱里です」
彩夏
「井上彩夏よ」
ルーシャ
「どうも、それで用件は新人募集でよろしいですか」
亜子
「うん、そうだよ」

「面白そうな求人だったから」
レイナ
「それで覚悟決めて来たって訳」
可憐
「それで断らないのよね」
ましろ
「そう書いてあったよ」
かざみ
「それでどうなの」
朱里
「断らないんでしょ」
彩夏
「どうなのよ」
七海
「あ、はい、では参加は認めるのでよろしくお願いします」
亜子
「本当にあっさりだね」

「ええ、本当に」
レイナ
「でもこれで決まりね」
可憐
「そうね」
ましろ
「よろしく」
かざみ
「よろしくね」
朱里
「よろしくお願いします」
彩夏
「よろしくね」
レイヴン
「そんじゃ質問はあるかね」
亜子
「お風呂とか食事は?」

「どうなっているかしら」
山風
「食事は食堂だよ、お風呂は地下に混浴の大浴場があるよ、時間内で自由だよ」
レイナ
「仕事とかは」
可憐
「どうなってるの」
ルーシャ
「基本的には自由です、あと副業をしてもらいますから」
ましろ
「部屋の交流とかは自由だよね」
かざみ
「どうなの」
七海
「そこは基本的に自由ですよ」
朱里
「分かりました」
彩夏
「あとは自分達で訊くから」
レイヴン
「おう、それと戦いの方は問題ないわよね」
亜子
「問題ないよ」

「同じく」
レイナ
「問題ないわよ」
可憐
「問題ないわ」
ましろ
「問題ないよ」
かざみ
「同じく」
朱里
「問題ないよ」
彩夏
「同じく」
山風
「分かった」
ルーシャ
「ではよろしく頼みますわね」
七海
「ではゆづきさん、あとは頼みます」
ゆづき
「うん、行くよ」
亜子
「うん」

「それじゃよろしく頼むわね」
レイナ
「よろしくね」
可憐
「ええ」
ましろ
「うん」
かざみ
「よろしく」
朱里
「よろしくね」
彩夏
「よろしく」
レイヴン
「大人も混ざってるのな」
山風
「でもいい感じ」
ルーシャ
「ですね」
七海
「仲良くなれるかな」



ゆづき
「大体は分かったかな」
亜子
「うん」

「問題ないわ」
レイナ
「同じく」
可憐
「問題ないわよ」
ましろ
「同じく」
かざみ
「問題ないわよ」
朱里
「同じく」
彩夏
「問題ないですよ」
フレン
「あ、新しい人かな」
シズル
「みたいですね」
ゆづき
「今は案内中だからあとでね」
フレン
「うん、それじゃね」
シズル
「それでは」
ゆづき
「それじゃ行くよ」
亜子
「うん」

「ええ」
レイナ
「はーい」
可憐
「ええ」
ましろ
「うん」
かざみ
「ええ」
朱里
「はい」
彩夏
「はーい」


こうして8人が参加する事に
素敵な恋は見つかるでしょうか

アナザーストーリー コーリオ編 最終話

本日は帰還する日です


コーリオ
「さて、荷物とか持ったね」
グリューネ
「問題ないわよ」
エリナ
「同じく」
涼香
「問題ないわ」
榛名
「問題ありませんよ」
コーリオ
「それじゃ行くよ」



コーリオ
「あ、来てたね」
ルクス
「はい、お世話になります」
スフィア
「よろしく」
グリューネ
「こちらこそね」
ネクト
「ええ、よろしく」
柚那
「よろしくね」
エリナ
「うん、よろしく」
ナハ
「よろしく頼むぞ」
ナハ
「よろしくお願いします」
涼香
「ええ、よろしくね」
セリサ
「よろしく」
紗月
「よろしくね」
榛名
「はい、こちらこそ」
コーリオ
「それじゃ行くよ」



コーリオ
「この辺りかな」
グリューネ
「連絡はしてあるからそろそろ来る筈よ」
エリナ
「あ、あれじゃない」
涼香
「みたいね、おーい!ここよー!」
榛名
「やっと帰れますね」
ルクス
「これは…」
スフィア
「凄いね」
ネクト
「こんなものを所持してたのね」
柚那
「凄いわね」
ナハ
「これは大したものだ」
ナハ
「凄いですね」
セリサ
「凄い」
紗月
「凄いわね」
パスカル
「はい、おまたー」
コーリオ
「どうもね」
パスカル
「新しい人もいるね、とりあえず乗って」
コーリオ
「うん、それじゃどうぞ」
グリューネ
「どうぞ」
エリナ
「どんどん乗ってね」
涼香
「どうぞ」
榛名
「どうぞ」
ルクス
「はい」
スフィア
「うん」
ネクト
「ええ」
柚那
「ええ」
ナハ
「失礼する」
ナハ
「失礼いたします」
セリサ
「お邪魔する」
紗月
「お邪魔するわね」
パスカル
「ひーふーみーっと、はい全員確認!そんじゃ出発進行!フッフゥー!」



パスカル
「はい、着いたよー」
コーリオ
「どうもね」
パスカル
「それじゃ報告と紹介よろしくね」
コーリオ
「分かった、それじゃ他は解散していいよ」
グリューネ
「ええ、それじゃね」
エリナ
「それじゃね」
涼香
「それじゃ」
榛名
「それでは」
コーリオ
「それじゃ行くよ」
ルクス
「はい」
スフィア
「うん」
ネクト
「ええ」
柚那
「ええ」
ナハ
「うむ」
ナハ
「はい」
セリサ
「うん」
紗月
「ええ」
パスカル
「さて、シャトル格納しなきゃ」



コーリオ
「ただいまー」
レイヴン
「おう、お帰り」
鹿島
「その様子だと無事のようですね」
早苗
「新しい人もいるみたいね」

「とりあえず自己紹介を頼めますか」
ルクス
「ルクスです」
スフィア
「スフィアだよ」
ネクト
「ネクトよ」
柚那
「亀龍院柚那よ」
ナハ
「ナハ・フィクスバーム・ダンクラフトだ」
ナハ
「ナハ・フィクスバーム・ダンクラフトです」
セリサ
「稲岩セリサだよ」
紗月
「饗川紗月よ」
レイヴン
「はいよ」
鹿島
「ありがとうございます」
早苗
「それじゃ報告お願いね」

「よろしく頼みますね」
コーリオ
「うん」

その頃

グリューネ
「ふぅ」
ノーマ
「お、グー姉さん帰ってたんだ」
グリューネ
「ええ、さっきね」
エレノア
「その様子だと何かありましたか」
グリューネ
「そうね、人って面白いと思ったわ」
ノーマ
「流石はグー姉さん」
グリューネ
「それに可愛い子にも出会えたしね」
エレノア
「はぁ」
グリューネ
「だから楽しかったわよ」
ノーマ
「それでこそだね」
グリューネ
「うふふ」
エレノア
「なんか本当に」
グリューネ
「さて、それじゃ私は仕事を数日免除してもらって休むわね」
ノーマ
「グー姉さんはそれでこそだね」
エレノア
「全くですよ」

その頃

エリナ
「ふぅ」

「あ、帰ってたんだ」
エリナ
「うん、さっきね」

「その様子だと何かあったにゃ」
エリナ
「そうだね、世の中には凄い人もいるなって」

「はぁ」
エリナ
「だから世の中も捨てたもんじゃないよね」

「よく分からんにゃ」
エリナ
「でもだからこそ人は面白いんだよね」

「エリナが真面目だ」
エリナ
「私だって真面目だよ」

「まあそれもいいかにゃ」
エリナ
「それじゃ私は仕事を数日免除してもらって休むかな」

「エリナも真面目になるのか」

「意外だにゃ」

その頃

涼香
「ふぅ」

「おっ、帰ってたんだ」
涼香
「ええ、さっきね」
芳乃
「その様子だと何かあったかしら」
涼香
「そうね、世の中には強い心を持ってる人もいるんだなって」

「信念ねぇ」
涼香
「だから人はそんな心の強さが強さに繋がるのかも」
芳乃
「心の強さ…」
涼香
「私としてもそれだけは見習わなきゃならないわね」

「涼香は意外と打たれ弱いしね」
涼香
「うるさいわよ」
芳乃
「ふふ」
涼香
「それじゃ私は仕事を数日免除してもらって休むとするわ」

「涼香も生真面目なんだから」
芳乃
「でもそれが魅力よね」

その頃

榛名
「ふぅ」
霧島
「おや、帰っていましたか」
榛名
「ええ、さっき」
リィン
「その様子だと何かありましたか」
榛名
「はい、人は凄いなと思いました」
霧島
「榛名がそんな事を言うとは珍しいですね」
榛名
「でもそれが人だと思いますから」
リィン
「なるほど」
榛名
「なのでやっぱり人は凄いです」
霧島
「榛名らしいというか」
榛名
「はい」
リィン
「世の中は広いですね」
榛名
「では私は仕事を数日免除してもらって休むとします」
霧島
「榛名も成長していますね」
リィン
「ですね」



コーリオ
「以上だよ」
レイヴン
「はいよ」
鹿島
「ではお疲れ様です」
早苗
「案内してあげなさい」

「ではお疲れ様です」
コーリオ
「うん、行くよ」
ルクス
「はい」
スフィア
「うん」
ネクト
「ええ」
柚那
「ええ」
ナハ
「うむ」
ナハ
「はい」
セリサ
「うん」
紗月
「それじゃよろしくね」
レイヴン
「同じ顔って事は姉妹か何かか?」
鹿島
「どうなんでしょう」
早苗
「まあいいわよ」

「ですよ」


今回はお宝は結局手に入らなかったな
でもだからこその出会いはあったかも
それと掃除屋はやっぱり凄いなと思ったよ
あたしなんかじゃ勝てない相手が世の中には多いね
だけどあたしは負けないよ
盗賊としてお宝を求めるのはやっぱりロマンでしょ
汚い仕事からは足を洗ったつもりだけどね
それでも魅力的なもの、それはお宝だよ
いっそあたしも怪盗に転職しようかな
面白そうだし、お宝にも出会えそうだしね
これからは盗賊改怪盗って所かも
そう考えると燃えるねぇ
最後に
今回付き合ってくれたみんな、ありがとう
こんなあたしだけどこれからも仲良くしてね
さーて、怪盗目指して特訓だ!


                                         コーリオ・アゲイト筆


アナザーストーリー
コーリオ編


                          fin

アナザーストーリー コーリオ編 第九話

本日は1日休息です


コーリオ
「ふぅ」
ナハ
「結局宝は警察に回収されてしまったか」
コーリオ
「そうだね、でも相手が悪かったよ」
ナハ
「ですね、まさかあの凄腕とは」
コーリオ
「でも結局お宝は手に入らなかったか」
ナハ
「元々それを探してきたのだからな」
コーリオ
「うん」
ナハ
「なんかすみませんね」
コーリオ
「別にいいよ」
ナハ
「にしても掃除屋、恐るべき相手だ」
コーリオ
「凄腕だよねぇ」
ナハ
「全くですよ」
コーリオ
「でもあの人達にも信念はあるんだよね」
ナハ
「そうだな、それだけは分かる」
コーリオ
「それに掃除屋は大物しか狙わないもんね」
ナハ
「ええ、あの人達から逃げるのは不可能でしょうね」
コーリオ
「それだけ確実に追い詰めてくるって事だね」
ナハ
「ああ、今回の相手もそうやって追いつめられたと聞く」
コーリオ
「ガチだなぁ」
ナハ
「ですが掃除屋は民から見たら救世主にも見えるでしょうね」
コーリオ
「救世主、か」
ナハ
「民とは裁けぬ悪を裁いて欲しいと願うものだからな」
コーリオ
「なるほど」
ナハ
「なので民衆から見たら救世主なのでしょうね」
コーリオ
「でも分かるかも、あたしの国でもそういうのはあったし」
ナハ
「やはり人は悪がきちんと裁かれる事を望むのですよ」
コーリオ
「きちんと裁かれる…」
ナハ
「だから裁かれない悪人にとっては敵であるという事だな」
コーリオ
「世の中には裁けない悪人っているもんね」
ナハ
「そうですね、権力を持つ人間はそういう事もあります」
コーリオ
「嫌な世の中だなぁ」
ナハ
「だからこそ掃除屋は生まれたんだろうな」
コーリオ
「そうだね、それは分かるよ」
ナハ
「そういった悪を裁いて欲しい、その民の心からですね」
コーリオ
「だね」
ナハ
「結局人はどこかでそういった悪が裁かれる事を願っているのだろうな」
コーリオ
「うん、それはあると思う」
ナハ
「だからこそ掃除屋は存在し続けるのでしょうね」
コーリオ
「民は悪を裁いて欲しい、そう願う限り、か」
ナハ
「どんなに言おうと民はそれを求めずにはいられないのだろうな」
コーリオ
「うん、やっぱり悪い人を許せないっていう気持ちはあるもんね」
ナハ
「ええ、だからこそ掃除屋は生まれ今に至るんだと思います」
コーリオ
「どういう経緯かはよく分からないけどね」
ナハ
「だが掃除屋はそういった信念の集いなのだろう」
コーリオ
「信念の集い…」
ナハ
「ですので彼らにはそれだけの確固たる信念があるという事ですよ」
コーリオ
「あたしもそういう信念を持ちたいよ」
ナハ
「なら持てばいいさ、それはタダなのだからな」
コーリオ
「だね」
ナハ
「ええ、それでいいのですよ」
コーリオ
「掃除屋、か」

その頃

グリューネ
「スフィアちゃんは本当に本が好きなのね」
スフィア
「うん、本は大好きだよ」
グリューネ
「それならたくさん読みなさい、そうすれば勉強になるわよ」
スフィア
「なにか面白い本とかないかな」
グリューネ
「そうねぇ」
スフィア
「でもクランに行けば面白い本にも出会えるかな」
グリューネ
「そうね、クランにはたくさんの人がいるから」
スフィア
「なら楽しみ」
グリューネ
「ふふっ、本だけじゃなくて他にもいろいろ勉強になるわよ」
スフィア
「おぉ」
グリューネ
「だから楽しみにしててね」
スフィア
「うん」
グリューネ
「うふふ、スフィアちゃんは可愛いわね」
スフィア
「えへへ」
グリューネ
「スフィアちゃんはふかふかしたくなるわ」
スフィア
「ふかふか…」
グリューネ
「ふふ」

その頃

エリナ
「それにしてもあのバルトって人凄かったよねぇ」
ネクト
「そうね、相当な手練だったんでしょ」
エリナ
「うん、まさか戦いながら道具袋を奪うとか」
セリサ
「それだけの凄腕なんだね」
エリナ
「うん、あれだけの人が世の中にはいるなんてね」
ネクト
「世界は広いわよねぇ」
エリナ
「でも掃除屋ってなんであんな回りくどい真似をしてるんだろうね」
セリサ
「法律で裁くってやつだよね」
エリナ
「うん、でもそれだからこそ救世主なのかもね」
ネクト
「救世主…」
エリナ
「それに掃除屋は強い信念みたいなものも感じるもんね」
セリサ
「そうだね、でも掃除屋は悪人が許せないんだろうね」
エリナ
「悪人を法律で裁く、それが掃除屋の信念だもんね」
ネクト
「そうね、法律で裁く為に活動してる、それって凄い事よ」
エリナ
「手段は褒められないけどね」
セリサ
「それはそれなのかもね」
エリナ
「そうだね、目的は手段を正当化しないとも言うけどさ」
ネクト
「それはそれなのかもしれないわね」
エリナ
「だね」
セリサ
「難しい」
エリナ
「それだけあの人達は本気で仕事をしてるんだろうね」
ネクト
「褒められたものでもないけどね」
エリナ
「でも本気ってやっぱり凄いなぁって思うね」
セリサ
「うん、それはある」
エリナ
「掃除屋、やっぱり凄いなぁ」

その頃

涼香
「ふぅ」
ルクス
「それにしても掃除屋は凄い人達ですよね」
涼香
「そうね、あの人達には簡単には勝てそうにないわ」
柚那
「でもそれだけ本気って事なのよね」
涼香
「そうね、でも掃除屋は私達には分からない何かがあるのかしら」
ルクス
「そうですね、でも強い信念みたいなものは感じます」
涼香
「ええ、その信念は本物なのよね」
柚那
「でも法律で裁く為って言っても盗み出すなんてね」
涼香
「怪盗がそれを言うのかしら」
ルクス
「あはは」
涼香
「なんにしても掃除屋がそれだけ本気でやってるっていう事よ」
柚那
「だけどあの人達は全世界に支部があるのよね」
涼香
「そうだとは聞いてるわね」
ルクス
「でもそんな大規模なんて凄いですよね」
涼香
「そうね、その支部で教育もしているんでしょうし」
柚那
「その教育も相当よね」
涼香
「全くよ」
ルクス
「だけどやっぱり正当化は出来ませんよ」
涼香
「そうね、でも信念はある、ヒールになってるんでしょうね」
柚那
「ヒールね」
涼香
「大したものだわ」

その頃

榛名
「ふぅ」
紗月
「掃除屋は大したものよね」
榛名
「そうですね、あの人達はそれだけの本気が感じられます」
紗月
「本気だからこそ出来る事なのかしらね」
榛名
「かもしれません」
紗月
「私達とは本気度が違うのかしらね」
榛名
「本気度…」
紗月
「なんにしても私達は負けた、それだけよ」
榛名
「ですね」
紗月
「掃除屋はやっぱり只者じゃないって事よ」
榛名
「でしょうね」
紗月
「掃除屋、か」
榛名
「世の中は広いものですね」


最終話に続く

アナザーストーリー コーリオ編 第八話

戦闘に勝利した一行は


バルト
「やりますね」
コーリオ
「あれだけ浴びせたのに…」
グリューネ
「ピンピンしてるわね」
バルト
「さて、必要なものは回収しました、あとは警察に任せるのみです」
エリナ
「えっ?あれ?お宝を入れた道具袋がない!」
涼香
「嘘でしょ…いつの間に…」
バルト
「ではあとは警察が回収するという事にさせます、それでは」
榛名
「待ちなさい!」
柚那
「やられた…掃除屋って一体何なのよ…」
ナハ
「くそっ!私とした事が!」
ナハ
「宝の奪取は失敗ですか、とりあえずは戻りましょう」
セリサ
「だね」
紗月
「やられたものね」



コーリオ
「夜明けか、失敗したけどね」
グリューネ
「それは仕方ないわ」
エリナ
「だよね」
涼香
「掃除屋の方が一枚上手って事よね」
榛名
「ですね、そう思います」
柚那
「あー、悔しい!」
ナハ
「全くだ」
ナハ
「掃除屋、恐るべき相手でね」
セリサ
「うん、やっぱり凄いよ」
紗月
「一旦戻りましょう」



ルクス
「あ、みなさん!」
スフィア
「テレビでやってる」
ネクト
「お宝のサルベージ企業の社長が逮捕されたって」
コーリオ
「やっぱりか」
グリューネ
「お宝も回収されたみたいね」
エリナ
「だね」
涼香
「はぁ、悔しものね」
榛名
「今回は相手が悪かったですよ」
柚那
「全くね」
ナハ
「天晴だな」
ナハ
「全くです」
セリサ
「とりあえず休もう、仕事は一応終わったし」
紗月
「そうね」



コーリオ
「ふぅ」
ナハ
「それにしても掃除屋とは一体何なのだ」
コーリオ
「なんでも結構前に結成された悪人を法の裁きへ誘う組織らしいね」
ナハ
「結構前ですか」
コーリオ
「うん、原型が出来たのは20年以上前だけど、正式な結成は5年前ぐらいらしいね」
ナハ
「比較的新しい組織なのだな」
コーリオ
「うん、でもその腕前は本物らしくて悪事の証拠が次々に奪われてるとか」
ナハ
「悪事の証拠、それも暗殺などではなく法の裁きでやろうなどという考えには普通は至りませんよ」
コーリオ
「だよねぇ、普通に手間しかないもん」
ナハ
「だが不殺を貫く断罪者とは凄いものだな」
コーリオ
「それはあたしも思う、不殺の断罪者って凄いと思うよ」
ナハ
「ですがそれだけ貫くものがあるのでしょうね」
コーリオ
「そうだね、掃除屋、かぁ」

その頃

グリューネ
「掃除屋って凄いわよねぇ」
スフィア
「うん、あっという間だったし」
グリューネ
「スフィアちゃんはああいう人は嫌い?」
スフィア
「うーん、嫌いじゃないよ、でも正しいとも思わないかな」
グリューネ
「そうね、でもそれでいいのよ」
スフィア
「あの人達は悪い人をきちんと裁こうとしてる、それも法律っていう難しいもので」
グリューネ
「悪い人っていうのは大体きちんと裁けないものなのよね」
スフィア
「そんなの嫌だな」
グリューネ
「でもだからこそそういう人達が生まれるのかもしれないわね」
スフィア
「そうだね、そういう人達が生まれるのは世の中の事情なのかも」
グリューネ
「そうね、世の中は綺麗じゃないもの」
スフィア
「難しいけどね」
グリューネ
「スフィアちゃんもきちんと考えてるのね」

その頃

エリナ
「ふぅ」
ネクト
「それにしても掃除屋って凄い組織よね」
エリナ
「本当だよ、あの人達凄腕すぎるでしょ」
セリサ
「世の中には凄い人達もいる、はっきり分かるね」
エリナ
「でも掃除屋って凄いよねぇ、あの手際の良さはなんなの」
ネクト
「それだけ構成員の教育が出来てるって事よね」
エリナ
「そうだね」
セリサ
「掃除屋、大したものだよね」

「おや、こんな朝から黄昏れているのですか」
エリナ
「あ、バルト」
バルト
「今回は何かとすみませんでしたね」
ネクト
「一応謝りに来るのね」
バルト
「私とて仕事とプライベートは別ですから」
セリサ
「そうなんだ」
バルト
「それとこれを細やかなお詫びです」
エリナ
「アイスだね、チョコミントか」
バルト
「あなた達はやはり掃除屋にいい感情は持っていませんか?」
ネクト
「そうね、でもきちんと裁けない悪人を裁いてくれる、それは民衆としては支持もしたくなるのかしら」
バルト
「なるほど」
セリサ
「民は救世主を求めるもの、掃除屋はそんな救世主なんだと思う」
バルト
「ほう」
エリナ
「確かにいつ狙われるかは怖いと思う、でも世の中にはそんな裁けない人を裁いてくれるって求めるんだよ」
バルト
「ふむ」
ネクト
「だから掃除屋を肯定も否定もしないわ、それが私達の考え」
バルト
「そうですか、ならそれでよろしいかと」
セリサ
「何が正しいかなんて誰にも分からない、そう思うよ」
バルト
「そうですね、おっと、では私はもう行きます、ご縁があればまたどこかで」
エリナ
「掃除屋の人達も根っこはいい人なんだろうね」
ネクト
「あえてヒールになる、そういう事よ」
セリサ
「大変だね、でも立派なのかも」

その頃

涼香
「…」
ルクス
「何か考え事ですか」
涼香
「ん?ああ、少しね」
柚那
「でも掃除屋って凄い組織よね、本当に」
涼香
「そうね、あの手際の良さは大したものよ」
ルクス
「でも正義とはなんなのかという事も考えさせられますよね」
涼香
「そうね、民は救世主を求める生き物だもの」
柚那
「救世主ね」
涼香
「でも自分が救世主にはなろうとしない、それも民なのよ」
ルクス
「…」
涼香
「結局は誰かにそれを求めるのよ、自分は汚れたくないんだから」
柚那
「それは…」
涼香
「でもね、勇者に来て欲しいなら自分が勇者になるしかないの、ハッピーエンドの保証はないけど」
ルクス
「救世主に来て欲しいのなら自分が救世主になるしかない、そういう事ですか」
涼香
「そう、だから何かを変えたいと願うなら同時にハッピーエンドは保証されなくなるわ」
柚那
「それが何かを変えるという事なのね」
涼香
「世の中は難しいわ、でもだからこそ面白いのよね」

その頃

榛名
「ふぅ」
紗月
「掃除屋もあえてヒールになっているのかしら」
榛名
「でしょうね、ですがそれでも信念があるんだと思います」
紗月
「そうね、確固たる考えがあるのよ」
榛名
「私もあの人達が悪い人だとは思いません、でも正しいと思えないです」
紗月
「それはあるわね、でもあの人達じゃなきゃ出来ない事ってあると思うの」
榛名
「それは私も思います、正しいかは別としても」
紗月
「だから私達はそれを見守るしかないのよね」
榛名
「ですね、悔しいですが」
紗月
「掃除屋、ヒールになる、ね」
榛名
「難しいものですね」


第九話に続く

アナザーストーリー コーリオ編 第七話

その日の夜行動を開始する事に


コーリオ
「よっし、行こうか」
グリューネ
「そうね」
エリナ
「行くよ」
涼香
「ええ」
榛名
「参りましょう」



柚那
「来たわね」
ナハ
「待っていたぞ」
ナハ
「仕事はさっさと終わらせますよ」
セリサ
「今度こそ宝を奪うよ」
紗月
「うん、その意気だよ」
コーリオ
「だね、それじゃ行くよ」
グリューネ
「そうね、急がないと」
エリナ
「負けられないからね」
涼香
「行くわよ」
榛名
「はい」



コーリオ
「そういえば掃除屋はもう動いてるのかな」
柚那
「たぶんよね」
グリューネ
「油断は出来ないわよね」
ナハ
「そうだな、予告状はもう出ていると聞いている」
エリナ
「マジ?」
ナハ
「ええ、なので急がねばなりません」
涼香
「そうね、時間は少ないわよ」
セリサ
「警察が動くのも早そうだからね」
榛名
「ええ、急ぎましょう」
紗月
「そうね、行くわよ」



コーリオ
「それにしても掃除屋の方がいつ到着するかだね」
柚那
「告発は終わってるからとにかく急がないとならないわね」
グリューネ
「ええ、あの人達の行動は速いわよ」
ナハ
「警察が動くまで遅くても1時間か」
エリナ
「そんな早いの」
ナハ
「それぐらいとは聞いていますよ」
涼香
「そんな早いなんてね」
セリサ
「だからあたし達もとにかく急ぐよ」
榛名
「ですね、参りましょう」
紗月
「ええ」



コーリオ
「ここだね」
柚那
「相変わらず裏からね」
グリューネ
「警備とかはいないのかしら」
ナハ
「手筈は整えてあるぞ」
エリナ
「ならいいんだけど」
ナハ
「権限は有効に使わないとなりませんからね」
涼香
「言うわね」
セリサ
「でも分かるかも」
榛名
「間違ってはいませんよね」
紗月
「そうね、間違ってはいないわ」
コーリオ
「権力の使い方かぁ」
柚那
「分かってるわよね」
グリューネ
「本当よね」
ナハ
「はっはっは」
エリナ
「調子がいいなぁ」
ナハ
「それがこのナハですよ」
涼香
「やれやれね」
セリサ
「ふふ」
榛名
「行きますか」
紗月
「そうね」



コーリオ
「それで着いたけど」
柚那
「すんなり来れたわね」
グリューネ
「逆に怪しいわよね」
ナハ
「とにかく宝を回収するぞ、さっさと開けよう」
エリナ
「うん」
ナハ
「…開きました」
涼香
「それじゃ回収するわよ」
セリサ
「それじゃ…」
榛名
「外から警察のサイレンです!」
紗月
「急いで引き上げるわよ!」



バルト
「お待ちしていました」
コーリオ
「掃除屋!?」
バルト
「宝は証拠として必要です、渡していただきますよ」
グリューネ
「どうしてもかしら」
バルト
「はい」
エリナ
「そうはいかない、覚悟してよね」
バルト
「いい目です」
涼香
「全く」
バルト
「では始めましょうか」
榛名
「どうしてもですか」
バルト
「はい」
柚那
「そっちにも信念があるのね」
ナハ
「ならば覚悟してもらうぞ!」
ナハ
「それでは」
セリサ
「行くよ!」
紗月
「負けないからね!」
バルト
「参りましょう!」



グリューネ
「行くぞ!」
グリューネ
「別れの時だ、お前の心を我が心に刻もう、ブラッディジャッジメント!!」
グリューネ
「その別れ、永遠か一時か…」
バルト
「ぬうっ!?」
榛名
「行きます!」
榛名
「雪よ降れ、逃がしませんよ!深雪破天烈射!!爆ぜなさい!」
榛名
「アクセル解放!フリージング!」
榛名
「ついでに、深海化です!」
榛名
「アハハッ、シズメェェェ!!」
榛名
「アハハッ、コオリツケ!ソノロウゴクニハテロ!吹雪殲滅零砲!!コオリノウミニシズメェェェ!!」
柚那
「行くわよ!」
柚那
「全身全霊、ぶん回す!黒旋棍!砕影!!大地よ砕け!」
柚那
「アクセル解放!イリュージョンフィールド!」
柚那
「ダークネクロ!!」
柚那
「行くわよ!漆黒の街よ、その輝きに快楽の力今放たれん!シティ・イン・ザ・ダーク!!」
ナハ
「行くぞ!」
ナハ
「はあっ!全力を…叩き込む!ヘヴンズチャリオット!!」
ナハ
「アクセル解放!フルパワーチャージ!」
ナハ
「グランフィスト!!」
ナハ
「行くぞ!限界を超えてやろう!叩き込む!オーバーストライク!!沈め!」
ナハ
「参ります!」
ナハ
「はあっ!叩き込む!ヘルズチャリオット!!吹き飛べ!」
ナハ
「アクセル解放!クールパワー!」
ナハ
「ベルクフィスト!!」
ナハ
「行きます!限界を超えてみせましょう!叩き込む!ダウンズストライク!!吹き飛べ!」
バルト
「ぬうっ!?」
セリサ
「行くよ!」
セリサ
「はあっ!断ち切れ!断影!!」
セリサ
「アクセル解放!クールダーク!」
セリサ
「影貫!!」
セリサ
「行くよ!一気に斬る、断ち切れ!斬!鉄!剣!!」
紗月
「行くよ!」
紗月
「炎よ回れ!叩き斬る!忍法!緋焔車!!」
紗月
「アクセル解放!トリックヒート!」
紗月
「炎閃!!」
紗月
「行くよ!揺らめく乱撃、受け切れる!火幻亡想撃!!爆ぜ散れ!」
涼香
「行くわよ!」
涼香
「覚悟を決めなさい!優雅に踊れ!トロンワルツ!!」
涼香
「アクセル解放!リーダーオーラ!」
涼香
「テトラボルト!!」
涼香
「天空満ちる処に我はあり…王者の門開く処に汝あり…出よ!王者の雷!これで終わりよ!」
涼香
「キングスヴォルト!!」
エリナ
「行くよ!」
エリナ
「女だって背中で語るッ!エリナビィィィィィィィィィィィィィィム!!」
エリナ
「アクセル解放!ファントムスロー!」
エリナ
「続けて喰らえ!クェイク、ヘヴンリー、スラスト、ヴォーテクス、パージ、エクスキューションゼロ!!」
コーリオ
「行くよ!」
コーリオ
「斬り刻む!遅いよ!瞬撃絶倒!この距離なら外さない!エリアルブラスト!!」
バルト
「ぬうっ!?」
コーリオ
「アクセル解放!ツインクイック!」
コーリオ
「クロウエッジ!!」
コーリオ
「瞬撃絶倒!相伝の技!刮目なさい!大地を穿ち、風を切る!テンペストイーグル!!」
バルト
「やりますね」


第八話に続く

アナザーストーリー コーリオ編 第六話

戦闘に勝利した一行は


仮面の男
「お見事です」
コーリオ
「はぁ、それでなんだけど」
仮面の男
「ええ、これを」
グリューネ
「この紙袋が渡すものなの?」
仮面の男
「はい」
エリナ
「分かった、それじゃ渡しておくね」
仮面の男
「ええ、お願いしますね」
涼香
「それにしてもなんで襲ってきたのよ」
仮面の男
「試すような真似をしてすみませんでした」
榛名
「はぁ」
仮面の男
「ですがこちらも無条件で心を許す訳にはいかないのです」
柚那
「まあいいけど」
仮面の男
「では私は失礼します、それでは」
紗月
「私達も引き上げようか」



コーリオ
「ただいま」
ナハ
「お、戻ったな」
グリューネ
「ええ」
ナハ
「鍵のレプリカが届いていますよ」
エリナ
「マジ?早いね」
柚那
「それじゃこれでお宝を奪えるのね」
涼香
「そうなるわね」
セリサ
「でも掃除屋が動く可能性もある」
榛名
「そっちも気をつけないといけませんね」
紗月
「だね、とりあえず今夜にでも仕事に移るよ」
コーリオ
「分かった、それじゃ今夜ね」



コーリオ
「ふぅ」
ナハ
「今夜はいよいよ奪いに行くぞ」
コーリオ
「だね、リベンジに行くよ」
ナハ
「はい、こちらも手筈は整えてありますから」
コーリオ
「流石は市長だ」
ナハ
「はっはっは、当然だ」
コーリオ
「その自信が凄い」
ナハ
「このナハは自信だけはありますからね」
コーリオ
「あはは」
ナハ
「自信はあってこそだぞ」
コーリオ
「まあそうなんだけどね」
ナハ
「ですが自意識過剰ですよね」
コーリオ
「辛辣だなぁ」
ナハ
「私と同じ筈なのにな」
コーリオ
「あはは」
ナハ
「ふふ、ですがそれだからこそですよ」
コーリオ
「正反対だよね、この2人」
ナハ
「困ったものだ」
コーリオ
「どの口が言うのやら」
ナハ
「やれやれですね」
コーリオ
「ふふ」

その頃

グリューネ
「ふぅ」
スフィア
「グリューネはふわふわしてるよね」
グリューネ
「そうかしら」
スフィア
「うん、ふわふわ」
グリューネ
「でもスフィアちゃんもふわふわよ」
スフィア
「そう?」
グリューネ
「ええ」
スフィア
「グリューネはいろいろと暖かいね」
グリューネ
「優しく包んであげるのが大人だもの」
スフィア
「おぉ」
グリューネ
「うふふ」
スフィア
「でもグリューネが凄い人なんだなっていうのは分かるよ」
グリューネ
「そうかしら?」
スフィア
「うん」
グリューネ
「ならそういう事にしておくわ」
スフィア
「うん」
グリューネ
「うふふ」

その頃

エリナ
「さて」
ネクト
「バルトを待たないとね」
エリナ
「だね」
セリサ
「でもその袋の中身なんなのかな」
エリナ
「そんな重くないからそこまでは入ってないっぽいけど」
ネクト
「なんなのかしらね」
エリナ
「まあいいよ」
セリサ
「うん」
バルト
「おや、もう来ていましたか」
エリナ
「うん、受け取ってきたけど、これでいいのかな」
バルト
「確かに、どうもすみませんでした」
ネクト
「その袋の中身はなんなの?」
バルト
「これですか?限定のお菓子ですよ」
セリサ
「はぁ」
バルト
「うちの上層には甘いものに目がない人がいましてね」
エリナ
「それでそのお菓子を買ってこさせたと」
バルト
「ええ」
ネクト
「それにしてもお菓子ね、あなた達も何気に大変なのね」
バルト
「そうですね、まあご機嫌取りですよ」
セリサ
「はぁ」
バルト
「お手数をおかけしてすみませんでしたね」
エリナ
「別にいいよ」
バルト
「あなた達には掃除屋が悪に見えても我々はそれを変えようとは思いませんから」
ネクト
「でも殺しじゃなくて法律で裁こうとするのは立派だと思うわよ」
バルト
「それは掃除屋の理念ですので」
セリサ
「なんでそういう理念なの」
バルト
「セファーナ様の意思ですよ、あのお方は法を重視するお方ですから」
エリナ
「法を重視するねぇ」
バルト
「そして悪を法で裁く為に掃除屋は結成されたのですよ」
ネクト
「そういうものなのね」
バルト
「私もそれに賛同した1人ですから」
セリサ
「ふーん」
バルト
「では私は失礼します、それでは」
エリナ
「掃除屋も大変なんだね」
ネクト
「みたいね」
セリサ
「なんか意外」

その頃

涼香
「ふぅ」
ルクス
「どうぞ」
涼香
「ありがとう」
柚那
「今夜はいよいよ奪いに行くのね」
涼香
「ええ、リベンジね」
ルクス
「そうなりますね」
涼香
「でも特殊な鍵が必要な時点で臭うわよね」
柚那
「そうね、奪われないだけなら普通の鍵でも足りる筈だもの」
涼香
「そんなに奪われたくないのかしら」
ルクス
「それか宝自体が特殊なものかですね」
涼香
「そうなるかしら」
柚那
「なんにしても今夜ね、覚悟を決めるわよ」
涼香
「ええ」

その頃

榛名
「今夜ですか」
紗月
「そうなるわね」
榛名
「あの宝は結局何なんでしょうか」
紗月
「特殊な鍵を使う程度には奪われたくないものとか」
榛名
「それか宝自体が特殊なものなのかですね」
紗月
「それはありそうね」
榛名
「一体何なんでしょうね」
紗月
「分からないものよ、でも不自然なのは確かかしら」
榛名
「それはありますね」
紗月
「なんにしてもそれも確かめないといけないわね」
榛名
「ですね」
紗月
「今夜作戦決行、気合い入れなきゃ」
榛名
「はい」



コーリオ
「それじゃ今夜だね」
グリューネ
「そうね」
エリナ
「体を休めておこうか」
涼香
「そうね、夜だもの」
榛名
「では今夜、負けられませんね」


第七話に続く

アナザーストーリー コーリオ編 第五話

本日は別の仕事です


コーリオ
「それじゃ行こうか」
グリューネ
「そうね」
エリナ
「頼まれたものを受け取りにね」
涼香
「そうね、行くわよ」
榛名
「はい」



柚那
「あっ、来たわね」
紗月
「待ってたわよ」
コーリオ
「うん」
柚那
「掃除屋の人に頼まれたものを受け取りに行くのよね」
グリューネ
「そうなるわね」
紗月
「ならさっさと行きましょう、そんな難しい仕事でもないし」
エリナ
「だね」
柚那
「でも何を受け取るのかしら」
涼香
「さあ?」
紗月
「まあいいわよ、行きましょう」
榛名
「ええ」



コーリオ
「そういえば東の海岸って何かあるの?」
柚那
「あそこはなにもないわよ」
グリューネ
「そうなの?」
紗月
「ええ、ただの海水浴場よね」
エリナ
「海水浴場なんだ」
柚那
「そうよ」
涼香
「なら特に問題はなさそうかしら」
紗月
「だと思うけど」
榛名
「でも油断は出来ませんよね」
柚那
「そうね、一応警戒だけはしておきましょう」
コーリオ
「でも掃除屋かぁ、あのお宝を掘り当てた企業何か裏があるんだよね」
紗月
「そう考えるのが妥当よね」
グリューネ
「悪い事は出来ないものね」
柚那
「全くよ」
エリナ
「掃除屋に狙われる理由か」
紗月
「やっぱり裏があるのよね」
涼香
「そうとしか思えないでしょ」
柚那
「うーん」
榛名
「そっちも狙ってますからね、今回は」
紗月
「そうね、だからこそ負けられないのよ」
コーリオ
「掃除屋との対決か」
柚那
「勝てるのかしら」
グリューネ
「勝つしかないわよね」
紗月
「そう言われてもね」
エリナ
「勝つしかないって事だよね」
柚那
「腹を括るしかないわね」
涼香
「そうね」
紗月
「勝つしかない、ね」
榛名
「行きますか」



コーリオ
「海岸までもう少し歩くのかな」
柚那
「ええ、街からは少し離れてるから」
グリューネ
「ならもう少し歩くしかないわね」
紗月
「それにしても何を受け取るのかしら」
エリナ
「仕事とは関係ないものって言ってたけど」
柚那
「なんで私達に頼むのかしら」
涼香
「仕事はお互いにあるのにね」
紗月
「そうね、まあ鍵のレプリカが出来るまでだからいいけど」
榛名
「ですね、とはいえ頼まれる程度には認められているんでしょうか」
柚那
「かもしれないわね」
コーリオ
「あたし達も掃除屋に認められる程度には大きくなったって事か」
紗月
「そうね、だからそれでいいのよ」
グリューネ
「成長っていいわね」
柚那
「グリューネは意外と大人よね」
エリナ
「そりゃグー姉さんは大人だもんね」
紗月
「なんかグリューネに勝てないっていうのが分かった気がするわね」
涼香
「全くよね」
柚那
「グリューネは凄いのね」
榛名
「それだけの人という事ですよね」
柚那
「グリューネってそれだけ認められてるのね」
コーリオ
「グー姉さんはほんわかしてるけど鋭いからね」
紗月
「確かにそれはあるわね」
グリューネ
「人の心はそういうものよね」
柚那
「うーん」
エリナ
「グー姉さんはそれだけ好かれてるんだよ」
紗月
「なるほどね」
涼香
「ふふ」
柚那
「大したものよね」
榛名
「ふふ」
紗月
「行くわよ」



コーリオ
「海岸には着いたけど」
柚那
「人なんていないわよ」
グリューネ
「少し待ってみる?」
紗月
「それがいいかしらね」
エリナ
「本当に人がいるのかな」
柚那
「さあね」
涼香
「うーん」
紗月
「もう少し待ってみましょうか」
榛名
「ですね」



コーリオ
「人なんていないし来ないね」
柚那
「騙されたのかしら」
グリューネ
「少し場所を移してみる?」
紗月
「一応そうしてみましょうか」
エリナ
「だね、そうしようか」
柚那
「とりあえず行くわよ」
涼香
「そうね」
紗月
「本当にいるのかしら」
榛名
「うーん」



コーリオ
「人の気配なんてしないね」
グリューネ
「待って」

「ふっ!」
エリナ
「うわっ!?」
仮面の男
「覚悟してもらうぞ」
涼香
「問答無用って訳ね」
榛名
「やりますよ!」
柚那
「全く!」
紗月
「行くよ!」
仮面の男
「覚悟!」



グリューネ
「行くぞ!」
グリューネ
「祈りの時だ、気高き意志の化身よここに!ヘヴンリージャッジメント!!懺悔の暇すら与えぬ事…許せ…」
グリューネ
「もう1つ行くぞ!」
グリューネ
「消えゆく命よ、私がそなたを心に刻もう…別れの時だ、去れ…」
仮面の男
「くっ!?」
榛名
「アクセル解放!フリージング!」
榛名
「氷破弾!!」
榛名
「行きます!雪よ吹雪け!兵装展開!吹雪殲滅零砲!!氷に果てる砲撃、撃ち方始め!撃て!」
涼香
「アクセル解放!リーダーオーラ!」
涼香
「サンダーアロー!!」
涼香
「天空満ちる処に我はあり…王者の門開く処に汝あり…出よ!王者の雷!これで終わりよ!」
涼香
「キングスヴォルト!!」
エリナ
「アクセル解放!ファントムスロー!」
エリナ
「続けて喰らえ!クェイク、ヘヴンリー、スラスト、ヴォーテクス、パージ、エクスキューションゼロ!!」
仮面の男
「くっ!?」
コーリオ
「アクセル解放!ツインクイック!」
コーリオ
「ファングバイト!!」
コーリオ
「瞬撃絶倒!相伝の技!刮目なさい!大地を穿ち、風を切る!テンペストイーグル!!」
仮面の男
「やりますね」


第六話に続く

アナザーストーリー コーリオ編 第四話

戦闘に勝利した一行は


コーリオ
「やったかな」
グリューネ
「みたいね」
エリナ
「とりあえず帰る?」
涼香
「それがよさそうね」
榛名
「警備はいないとしても油断は出来ませんしね」
ナハ
「だな、行くぞ」
セリサ
「鍵穴のコピーは取った、これでレプリカを作るよ」



ナハ
「戻ったぞ」
柚那
「お帰り、どうだった」
コーリオ
「特殊な鍵が必要みたいだって」
紗月
「そうなの?」
グリューネ
「ええ、セリサちゃんが鍵穴のコピーを取ってくれたわよ」
ナハ
「そうですか、ではそれを研究所に渡して鍵のレプリカを作らせます」
エリナ
「うん、そうして」
ナハ
「はい、お任せを」
涼香
「頼むわね」
ナハ
「はい」
榛名
「では今日は一旦休憩にしますか」



コーリオ
「ふぅ」
ナハ
「それにしても特殊な鍵が必要とは」
コーリオ
「まさかだよねぇ」
ナハ
「ですがそんな鍵を使っている辺りやはり裏があるのは確定でしょうね」
コーリオ
「あの宝を手に入れた企業の事?」
ナハ
「ああ、最近ここの近くの海からそれを引き上げたらしい」
コーリオ
「そうだ、この地図なんだけど、もしかして?」
ナハ
「…例の企業が引き上げた場所ですね」
コーリオ
「やっぱりか、宝探しに来たんだけど先を越されてたのか」
ナハ
「そうだったのか、巻き込んですまなかったな」
コーリオ
「別にいいよ、寧ろこっちの方が楽しいしね」
ナハ
「前向きですね」
コーリオ
「まあねぇ」
ナハ
「ふむ、ではその代わりと言ってはなんだが我々もクランとやらに連れて行ってくれ」
コーリオ
「いいの?」
ナハ
「このナハは一度言い出したら聞きませんよ、なので私も行きます」
コーリオ
「市長の仕事はどうするの?」
ナハ
「そこは適当な後任を立てるさ」
コーリオ
「はぁ」
ナハ
「なので私も仕事は手伝わせていただきます」
コーリオ
「分かった、ならお願いするね」
ナハ
「うむ、こいつも私と同じ一万馬力だ、役に立つぞ」
コーリオ
「あはは」
ナハ
「ふふ、お任せを」
コーリオ
「それにしてもAIなのに自我があるみたいだ、凄いなぁ」

その頃

グリューネ
「すりすり~」
スフィア
「気持ちいい」
グリューネ
「スフィアちゃんは可愛いわね」
スフィア
「えへへ」
グリューネ
「それにしてもスフィアちゃんって好奇心旺盛なのね」
スフィア
「うん、本を読むのは好きだよ」
グリューネ
「いろんな本を読んでいるのね」
スフィア
「うん、なんでも読むよ」
グリューネ
「それがスフィアちゃんのお勉強なのね」
スフィア
「そうだよ」
グリューネ
「ならお姉さんが一緒にお勉強しちゃうわ」
スフィア
「ありがとう」
グリューネ
「ええ、ふふ」

その頃

エリナ
「ふぅ」
ネクト
「それにしても本当に昼間でも平気なのね」
エリナ
「まあね」
セリサ
「吸血鬼って万能すぎない?」
エリナ
「そうでもないと思うけど」
ネクト
「でも人間に比べたらって話よ」
エリナ
「うーん、考えた事もないや」
セリサ
「それよりさっきから何飲んでるの?」
エリナ
「人工血液のパックだけど」
ネクト
「吸血鬼って血を吸うものじゃないの?」
エリナ
「吸うよ、でも人間から毎回吸ってたらその人が干からびちゃうし」
セリサ
「それで人工血液のパックで血を補給してるんだ」
エリナ
「そういう事、ちなみにこれはA型のりんご味ね」
ネクト
「味が付いてるの?」
エリナ
「うん、ちなみにトマト味は不味いから不人気なんだよ」
セリサ
「トマト味…吸血鬼はトマトが好きだと思ってた」
エリナ
「トマトが好きな吸血鬼は多いよ、でも血液パックのトマト味は不人気かな」
ネクト
「よく分からないわね」
エリナ
「そういうものなんだよ」
セリサ
「ふーん」
バルト
「すみません、少しよろしいですか」
エリナ
「あ、えっと、バルトだっけ」
バルト
「はい」
ネクト
「仕事の邪魔をするなと言いつつ私達の邪魔かしら」
バルト
「いえ、少し頼みたい事がありまして」
セリサ
「それは仕事に関係してる?」
バルト
「いえ、仕事とは無関係です」
エリナ
「ならいいかな?それで何をするの」
バルト
「あるものを受け取ってきてほしいのです、場所は街の東にある海岸ですね」
ネクト
「そんな開けた場所なの?」
バルト
「開けた場所の方が狙撃などはされにくいですからね」
セリサ
「なるほど」
バルト
「頼んでもよろしいですか」
エリナ
「まあいいけど」
バルト
「感謝します、それを受け取ったらまたここでお会いしましょう」
ネクト
「ええ」
バルト
「それでは」
セリサ
「なんなのかな」

その頃

涼香
「ふぅ」
ルクス
「どうぞ」
涼香
「ありがとう」
柚那
「それにしても特殊な鍵ねぇ、ますます怪しいじゃない」
涼香
「あのお宝って結局なんなのかしら」
ルクス
「さあ…」
涼香
「でも普通のお宝にも見えないのよね」
柚那
「そうねぇ、だとしたら何か秘密があるとか」
涼香
「秘密ね、でもそんな気がするわ」
ルクス
「秘密…」
涼香
「なんにしても掃除屋には負けられないわね、それだけよ」
柚那
「そうね、掃除屋には負けられないわ」
涼香
「恐らく掃除屋との時間勝負になるわね、油断は出来ないわ」
ルクス
「ですね」
涼香
「掃除屋、ね」
柚那
「こればかりは負けられないわね」

その頃

榛名
「ふぅ」
紗月
「榛名は狙撃が得意なのかしら」
榛名
「ええ、そうですよ」
紗月
「なるほど、それでライフルを」
榛名
「とはいえ上には上がいますけどね」
紗月
「やっぱりそういうものなのね」
榛名
「ええ、ですが私はそれでもライフルが好きですよ」
紗月
「ふーん」
榛名
「紗月さんは忍者か何かですか」
紗月
「ええ、忍者の一族の末裔なの」
榛名
「なるほど」
紗月
「だから私は忍者をやってるのよ、怪盗と兼任でね」
榛名
「大したものですね」
紗月
「ええ、ふふ」



コーリオ
「掃除屋にねぇ」
グリューネ
「まあいいわよ、それを受け取りに行きましょう」
エリナ
「だね」
涼香
「でも油断はしないのよ」
榛名
「はい、ではもう休みますか」


第五話に続く

アナザーストーリー コーリオ編 第三話

下見に向かう事になった一行は


コーリオ
「それじゃ行こうか」
グリューネ
「そうね」
エリナ
「行くよ」
涼香
「ええ」
榛名
「はい」



ナハ
「来たな」
セリサ
「待ってた」
コーリオ
「うん、それで下見ってあのビルなのかな」
ナハ
「そうなるな、手筈は整えてある」
グリューネ
「手際がいいのねぇ」
セリサ
「怪盗としては当然」
エリナ
「おぉ~」
ナハ
「なので任せるといい」
涼香
「信じてるわよ」
セリサ
「任せて」
榛名
「では参りましょう」
ナハ
「うむ!」
セリサ
「うん」



コーリオ
「それにしても堂々と歩くね」
ナハ
「街の者達は我々が怪盗とは知らないからな」
グリューネ
「それでなのね」
セリサ
「うん、昼間でも堂々と歩ける」
エリナ
「凄いねぇ」
ナハ
「はっはっは、驚いただろう」
涼香
「全くよ」
セリサ
「知られてなければ問題はないという結論だね」
榛名
「まあそうなんですけどね」
ナハ
「まあ我々も何かとあるしな」
コーリオ
「ふーん」
セリサ
「ナハは市長の仕事もあるから」
グリューネ
「ナハちゃんは大変なのねぇ」
ナハ
「グリューネは懐が深いな、ふかふかだ」
エリナ
「そりゃあのグー姉さんだし」
セリサ
「グー姉さんは偉大なの?」
涼香
「偉大よね」
ナハ
「はっはっは、それはいい」
榛名
「グリューネさんには勝てませんよね」
セリサ
「勝てないんだ」
コーリオ
「うん、グー姉さんには勝てそうにない」
ナハ
「それだけの人物という事か」
グリューネ
「そんな事はないわよ」
セリサ
「でも凄いよね」
エリナ
「うんうん、グー姉さんは偉大なのさ」
ナハ
「それだけ認めているという事か」
涼香
「そうなるわね」
セリサ
「グリューネは偉大、なんだね」
榛名
「クランでもそんな感じですよね」
ナハ
「見えてきたな、行くぞ」
セリサ
「合点」



ナハ
「ここだな」
コーリオ
「裏口なんだね」
セリサ
「手筈は整えてあるからね」
グリューネ
「なら信じてるわよ」
ナハ
「うむ」
エリナ
「それじゃ行こうか」
セリサ
「だね」
涼香
「平気なのかしら」
ナハ
「なーに、なんとでもなる」
榛名
「はぁ」
セリサ
「いざ行かん」



ナハ
「うむ、手筈通りだな」
コーリオ
「警備がいない?」
セリサ
「それが手筈」
グリューネ
「そういう事ね」
ナハ
「権限は有効に使わねばな」
エリナ
「恐るべし」
セリサ
「行くよ」
涼香
「ええ」
ナハ
「ふっふっふ」
榛名
「はぁ」
セリサ
「いざ」



コーリオ
「本当に静かだね」
ナハ
「見事だろう」
グリューネ
「流石はナハちゃんだわ」
セリサ
「権限は有効に使うものだよね」
エリナ
「流石は市長だ」
ナハ
「はっはっは」
涼香
「見事なものよね」
セリサ
「ふふ」
榛名
「それよりお宝を探しますか」



ナハ
「ふむ」
コーリオ
「見事に静かなものだね」
セリサ
「でも気になる事もある」
グリューネ
「それって掃除屋の事かしら」
ナハ
「ああ、掃除屋が動いているとなるとこっちもうかうかしていられん」
エリナ
「そうだね、狙いは私達も見ているものって言ってたし」
セリサ
「だとしたら今回のお宝関係の可能性は高い」
涼香
「そうなりそうね」
ナハ
「掃除屋の話は聞いている、あいつらの手口もな」
榛名
「それだけの組織ですからね」
セリサ
「出し抜かれないように急がないと、行こう」



ナハ
「この先だな」
コーリオ
「本当にすんなり来ちゃったね」
セリサ
「あと一歩、抜からないようにね」
グリューネ
「ええ」
ナハ
「では行くぞ」
エリナ
「合点」
セリサ
「いざ」
涼香
「…」
ナハ
「なーに、なるようになるさ」
榛名
「ですね」
セリサ
「…」



ナハ
「こいつだな」
コーリオ
「やっぱり簡単には奪えないのかな」
セリサ
「これは特殊な鍵が必要だね、力で壊すのはまず無理」
グリューネ
「特殊な鍵?」
ナハ
「ああ、私の一万馬力でもこいつは厳しいな」
エリナ
「つまり?」
セリサ
「鍵のレプリカを作る、それで開けられる筈」
涼香
「なるほど」
ナハ
「下見は終わりだな」
榛名
「ですね」
セリサ
「帰ろうか」
コーリオ
「待って!」
防衛システム
「排除…」
グリューネ
「あらあら」
エリナ
「防衛システムか」
涼香
「はぁ、やるしかなさそうね」
榛名
「やりますよ」
ナハ
「あいつめ…」
セリサ
「やるよ」
防衛システム
「排除…」



グリューネ
「行くわよぉ!」
グリューネ
「行くわよ~続けて行くわよ~!トゥインクルレイン!!あらあら、まあまあ凄いわねぇ」
防衛システム
「ダメージ蓄積」
榛名
「行きますよ!」
榛名
「雪よ降れ、逃がしませんよ!深雪破天烈射!!爆ぜなさい!」
涼香
「行くわよ!」
涼香
「覚悟を決めなさい!優雅に踊れ!トロンワルツ!!」
エリナ
「行くよ!」
エリナ
「女だって背中で語るッ!エリナビィィィィィィィィィィィィィィム!!」
防衛システム
「ダメージ蓄積」
コーリオ
「行くよ!」
コーリオ
「斬り刻む!遅いよ!瞬撃絶倒!この距離なら外さない!エリアルブラスト!!」
防衛システム
「ダメージオーバーフロー…」


第四話に続く

アナザーストーリー コーリオ編 第二話

翡翠ヶ丘にやってきた一行は


コーリオ
「ここが翡翠ヶ丘か」
グリューネ
「とりあえず情報を探してみる?」
エリナ
「そうだね、それがよさそうかな」
涼香
「なら行ってみましょう」
榛名
「ですね」



コーリオ
「どうだった?」
グリューネ
「最近この街の大企業が宝を発掘してそれを展示しているそうよ」
エリナ
「つまりそれなのかな」
涼香
「その展示場に行ってみる?」
榛名
「それがよさそうですね、行ってみましょう」



コーリオ
「ここがその展示場か」
グリューネ
「高い所にあるのね」
エリナ
「あれがそのお宝みたいだね」
涼香
「人が群がってるわね」
榛名
「それはお宝ですし…」
コーリオ
「ん?ねえ、あの人達…」
グリューネ
「離れた所から見てるわね」
エリナ
「あっ、帰るみたいだよ」
涼香
「気になるわね、つけてみましょうか」
榛名
「では行きますよ」



コーリオ
「ここかな?インターホン押してみる?」
グリューネ
「どうするかしら」
エリナ
「迷う理由はないでしょ、押すよ」
涼香
「ちょっ!」
榛名
「エリナさんらしいですね」

「はーい」
女の子
「どちら様ですか」
コーリオ
「えっと…」
グリューネ
「あなた達展示場で遠くから見ていたわよね」
女の子
「見てたの?」
エリナ
「私達そのお宝を探しにきたんだけど、何か存じない?」
女の子
「…なら入って」
涼香
「ええ」
榛名
「分かりました」



柚那
「私は亀龍院柚那よ」
ナハ
「私はナハ・フィクスバーム・ダンクラフトだ、ナハと呼んでくれ!」
ナハ
「同じくナハ・フィクスバーム・ダンクラフトです、ナハで構いませんよ」
セリサ
「稲岩セリサ、セリサでいい」
紗月
「饗川紗月よ」
ルクス
「えっと、ルクスです」
スフィア
「私はスフィア」
ネクト
「ネクトよ」
コーリオ
「それであなた達なんなの」
柚那
「うーん、しいて言うなら怪盗?」
ナハ
「だな、私が結成した怪盗団だ」
グリューネ
「それは素敵ねぇ」
ナハ
「私はそこのナハがAIで動かしている市長です、今回のお宝の件で少し調査をしています」
セリサ
「あたしは怪盗団の一員として今回のお宝を奪う計画中」
エリナ
「あの展示されてたやつを?」
紗月
「ええ、それで計画を練ってたの」
ルクス
「でも少し引っかかるんです、あの企業には裏があるみたいで」
涼香
「裏?非合法とかそういう事?」
スフィア
「うん、それで下見の計画中なの」
ネクト
「それであなた達も知ったからには逃がさないわよ」
榛名
「勝手に尾行したとはいえ喋ったのはそっちでは…まあいいですが」
柚那
「決まりね、とりあえず明日下見に行くから手伝ってね」
ナハ
「よろしく頼むぞ!」
コーリオ
「まあいいか、面白そうだし付き合うよ」
ナハ
「私は独自に調査を進めます、何かあれば伝えますので」
セリサ
「任せた」
グリューネ
「寝床はこの家を使えばいいのかしら」
紗月
「そうね、そうして」
ルクス
「とりあえず悟られなければ街に出たりして構いませんから」
エリナ
「分かった」
涼香
「とりあえずは自由って事でいいのね」
スフィア
「うん」
ネクト
「構わないわよ」
榛名
「分かりました、それでは」



コーリオ
「ねえ、ナハ」
ナハ
「ん?なんだ」
コーリオ
「さっきのもう1人のナハはAIなんだよね」
ナハ
「そうだぞ、私はとある事情で生身を失っていてな、アンドロイドのボディを使っている」
コーリオ
「へぇ、つまりあっちのナハはAIで動いてるのか」
ナハ
「そうだ、本体は私だな」
コーリオ
「なんか凄いなぁ」
ナハ
「ふふ、私のボディは凄いぞ、女の子のふわふわな部分はそのままに一万馬力を実現している」
コーリオ
「一万馬力…具体的にどれぐらいの力なのかな」
ナハ
「それは私にもよく分からん」
コーリオ
「あはは」
ナハ
「なんにしてもよろしく頼むぞ」
コーリオ
「うん」

その頃

グリューネ
「スフィアちゃんは可愛いわねぇ」
スフィア
「グリューネはふかふか」
グリューネ
「そういえばスフィアちゃんは人間なの?」
スフィア
「ううん、アンドロイドだよ」
グリューネ
「なるほどねぇ、やっぱり技術って凄いのね」
スフィア
「グリューネは気持ちいい」
グリューネ
「うふふ、お姉さんでいいならいくらでもふかふかしてあげるわよ」
スフィア
「うん」
グリューネ
「いいものね、うふふ」

その頃

エリナ
「ふぅ」
ネクト
「エリナって人間じゃないわよね?」
エリナ
「うん、吸血鬼だよ」
セリサ
「吸血鬼、本物?」
エリナ
「うん、本物」
ネクト
「でも吸血鬼って日光に当たると灰になるんじゃ」
エリナ
「そんな事はないよ、にんにくも普通に食べるし昼間に活動もするしね」
セリサ
「なら言い伝えは全部嘘なの?」
エリナ
「苦手にしてる人とかはもちろんいるよ、でも死ぬような事はないかな」
ネクト
「はぁ、なら信じてた吸血鬼ってなんだったのかしら」
エリナ
「間違った事が伝わったんだろうね」
セリサ
「ネクトもアンドロイドだけど人間っぽいですからね」
エリナ
「ほう」

「あの、あなたはもしかしてクランの方では?」
エリナ
「ん?おじさん誰?」
バルト
「失礼、私はバルト、掃除屋をしております」
ネクト
「掃除屋?あの犯罪者を法の裁きへと誘うっていう?」
バルト
「流石にご存知でしたか」
セリサ
「その掃除屋がこんな所で何をしてるの?」
バルト
「詳しくは言えませんが仕事です」
エリナ
「ふーん…でも市長とかは犯罪者には見えなかったけど」
バルト
「狙いは市長ではありませんよ」
ネクト
「そうなの?」
バルト
「詳細は言えませんが、あなた達も見ているものですよ」
セリサ
「見ているもの?よく分からない」
バルト
「おっと、では私はもう行きます、仕事の邪魔はしないでいただきますよ」
エリナ
「掃除屋…私達が見ているもの…」
ネクト
「まさかとは思うけど…」
セリサ
「一応伝えようか」

その頃

涼香
「ふぅ」
ルクス
「紅茶です」
涼香
「ありがとう」
柚那
「それにしても涼香は落ち着いてるわね」
涼香
「元々リーダーをよく任されたりしてるのよ、だから自然とね」
ルクス
「それで貫禄があったんですか」
涼香
「貫禄って」
柚那
「でも確かに見た目以上に大人びて見えるわね」
涼香
「それは言われるのよね、どうにも不服だわ」
ルクス
「何かと大変なんですね」
涼香
「全くよ」
柚那
「むぅ、大人だ」
涼香
「ふぅ」

その頃

榛名
「ふぅ」
紗月
「榛名は物腰が柔らかいわね」
榛名
「そうですね、でも真面目だとは言われます」
紗月
「はぁ」
榛名
「それに優しすぎるとも」
紗月
「でも榛名はそれだけ人を思いやれるのよね」
榛名
「それはあるかと思いますね」
紗月
「都合とはいえ巻き込んでごめんなさいね」
榛名
「いえ、こっちが勝手に尾行したんです、それなら仕方ないですよ」
紗月
「仕事は手伝ってもらうけど、困ったらキチンと言ってね」
榛名
「はい」
紗月
「ふふ」
榛名
「怪盗団、ですか」



コーリオ
「とりあえず怪盗団の下見の手伝いか」
グリューネ
「楽しみだわ」
エリナ
「わくわくするね」
涼香
「とりあえず休んでおくわよ」
榛名
「ですね」


第三話に続く

アナザーストーリー コーリオ編 第一話

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、アイスなんか食べてる」
レイヴン
「ん?ああ」
みやび
「それチョコミントですよね」
レイヴン
「そうだが」
萌楓
「チョコミントって歯磨き粉じゃないですか」
レイヴン
「チョコミントの美味しさが分からんとは」
山風
「でも提督、甘いの苦手じゃなかった?」
レイヴン
「チョコミントはそこまで甘くもないしな、寧ろ好きだぞ」
みやび
「レイヴンさんって甘いもの苦手なんですか?」
レイヴン
「苦手だな」
萌楓
「なんか意外ですね、甘いものが苦手って」
レイヴン
「まあな、でも甘いのが苦手な人も世の中にはいるんだぞ」
山風
「提督は甘いの苦手だもんね」
レイヴン
「うん、苦手だな」
みやび
「甘いものが苦手、確かにそんな聞かない気はします」
レイヴン
「まあそうだよな」
萌楓
「でもそれだと食べ物とか大変なんじゃ」
レイヴン
「どっちかと言うとお菓子の甘さが苦手なんよ」
山風
「ご飯は普通に食べてるもんね」
レイヴン
「だから砂糖の甘さが苦手なんだと思う」
みやび
「なるほど」
レイヴン
「甘い系の料理は意外と食えるしな」
萌楓
「つまりお菓子が駄目、なるほど」
レイヴン
「チョコミントは例外だけどな」
山風
「あたしはチョコミント苦手」
レイヴン
「この美味しさが分からんとは」
みやび
「大人だからでしょうか」
レイヴン
「大人になれば好きになるわよ」
萌楓
「うーん」
レイヴン
「チョコミントは美味しいぞ」
山風
「あたしは苦手」
レイヴン
「そこは個人の好みだからどうこう言わないけどな」
みやび
「それはそうですけど」
レイヴン
「チョコミント美味しいと思うんだが」
萌楓
「私は好きじゃないです」
レイヴン
「それはまあ仕方ないさ」
山風
「歯磨き粉の味だよね」
レイヴン
「でもチョコミント食うと口の中がスーッとするからいいぞ」
みやび
「ミントですからね」
レイヴン
「あの清涼感がいいんだわ、チョコミント」
萌楓
「清涼感…」
レイヴン
「そう、清涼感」
山風
「スーッとするんだね」
レイヴン
「そう、スーッとするの」
みやび
「それが清涼感ですか」
レイヴン
「そう、清涼感よ」
萌楓
「むぅ」
レイヴン
「仕事するか」

その頃

コーリオ
「うーん」
アルヴィン
「コーリオ?どうした」
コーリオ
「ん?ああ、少しね」
理亜
「その紙なんだよ」
コーリオ
「これ?宝の地図なんだって」
マスケス
「宝の地図?」
コーリオ
「うん」
アルヴィン
「胡散臭いねぇ、本当に宝なんてあるのか」
コーリオ
「そこはロマンでしょ」
理亜
「そりゃそうなんだけどな」
コーリオ
「探しに行ってみようかな」
マスケス
「行くのはいいけど、危険なんじゃない」
コーリオ
「危険なんて承知だよ」
アルヴィン
「まあそうなんだけどな」
コーリオ
「決めた、探しに行く」
理亜
「行くんだな」
コーリオ
「うん」
マスケス
「無理はしないでね」
コーリオ
「分かってる、それじゃ行ってくるよ」
アルヴィン
「宝の地図ねぇ」
理亜
「胡散臭いと思うんだけどな」
マスケス
「それも宝探しのロマンでしょ」



コーリオ
「失礼するよ」
レイヴン
「おう、どうした」
コーリオ
「実はかくかくしかじかで」
レイヴン
「なるほど、つまり宝探しに行きたいと」
コーリオ
「うん」
レイヴン
「それは構わんぞ、ただし人を連れていく事」
コーリオ
「分かった」
レイヴン
「あとは好きにしていいぞ」
コーリオ
「うん、それじゃ行ってくるよ」
レイヴン
「宝探しねぇ」
山風
「ロマンだよね」
みやび
「ですね」
萌楓
「コーリオさんも好きですね」



コーリオ
「集まったね」
グリューネ
「ええ、どこか行くのかしら」
エリナ
「行くなら付き合うよ」
涼香
「そうね、たまにはいいし」
榛名
「はい、榛名も大丈夫です」
コーリオ
「うん、お宝を探しに行くよ」
グリューネ
「お宝?楽しそうねぇ~」
コーリオ
「うん、それでそのお宝が気になってるからね」
エリナ
「それでそれを探しに行こうって事だね」
コーリオ
「そういう事」
涼香
「お宝ねぇ、そんなのあるのかしら」
コーリオ
「それを探すのがロマンなんじゃん」
榛名
「まあそうなんですけどね」
コーリオ
「そうそう」
グリューネ
「それで行き先はどこかしら」
コーリオ
「翡翠ヶ丘っていう街だよ」
エリナ
「翡翠ヶ丘?」
コーリオ
「うん、翡翠ヶ丘」
涼香
「私は構わないわよ」
コーリオ
「ありがとね」
榛名
「いえ」
コーリオ
「それじゃ行くよ」
グリューネ
「ええ」
エリナ
「うん」
涼香
「ええ」
榛名
「はい」



パスカル
「シャトルの用意出来たよ」
コーリオ
「ありがとうね」
パスカル
「それでどこに行くの?」
コーリオ
「翡翠ヶ丘までお願い」
パスカル
「分かった、それじゃ乗って」
コーリオ
「うん」
グリューネ
「お邪魔するわね」
エリナ
「お邪魔するね」
涼香
「お邪魔するわね」
榛名
「お邪魔しますね」
パスカル
「ひーふーみーっと、はい、全員確認!そんじゃ出発進行!フッフゥー!」



パスカル
「はい、着いたよー」
コーリオ
「どうもね」
パスカル
「そんじゃ帰りは連絡くれれば迎えに来るからね」
コーリオ
「分かった」
パスカル
「そんじゃあたしは帰るね、バーイ」
コーリオ
「行くよ」
グリューネ
「ええ」
エリナ
「行くよ」
涼香
「ええ」
榛名
「はい」


第二話に続く

太陽の丘

本日の依頼はですね


エミル
「今日の依頼って何かな」
ジョーカー
「太陽の丘での採取だな」

「太陽の丘?」
アキト
「そんな場所があるのですね」
エミル
「あるんだろうね」
ジョーカー
「太陽の丘な」

「ジョーカーは陽の光とか苦手そうだよな」
アキト
「死神的な」
エミル
「あはは、でもジョーカーって朝に弱いんだよね」
ジョーカー
「うっせぇ、低血圧なめんなよ」

「執事のくせにそれでいいのか」
アキト
「朝に弱い執事というのも」
エミル
「でも執事としては完璧なんだよね」
ジョーカー
「まあな、そこは徹底的に叩き込まれてるぜ」

「執事スキルは完璧なのにな」
アキト
「それなのに朝に弱いという」
エミル
「あと主人以外には口が悪くなる」
ジョーカー
「文句あるのか」

「いや、そのキャラの使い分けハンパねぇなって」
アキト
「キャラ作りしてるんですか」
エミル
「そうなの?」
ジョーカー
「俺は元々それなりにいい家のお坊ちゃんでな、構ってもらえなくてこうなったんだよ」

「要するに拗ねて不良になったのか」
アキト
「子供ですか」
エミル
「アキトが容赦ない」
ジョーカー
「んで国の軍隊で執事としての心得を徹底的に叩き込まれてな、今に至る」

「ふーん」
アキト
「ジョーカーさんは口が悪かったりしても人はいいですよね」
エミル
「そうだね、文句言いつつも世話焼いてくれるし」
ジョーカー
「一応執事だからな、仕事はするさ」

「そこは誠実だねぇ」
アキト
「立派なものです」
エミル
「でもそこまでになるの凄く大変だったでしょ」
ジョーカー
「まあな、あの訓練をもう一度受けろって言われたら全力で逃げる自信がある」

「どんな訓練受けてんだ、こいつ」
アキト
「それだけハードだったと」
エミル
「みたいだね」
ジョーカー
「とはいえ今には満足してる、構ってもらえなかった時に比べればな」

「充実してるって事だな」
アキト
「そのようですね」
エミル
「ジョーカーって口が悪いだけで真面目だしいい人だしね」
ジョーカー
「ふん、執事たる者誠実なのは当たり前だろ」

「そこは分かってんだな」
アキト
「厳しくも優しい人ですね」
エミル
「ジョーカーはやっぱり執事なんだなって思うよ」
ジョーカー
「俺も最高の執事になるっていう目標もあるしな」

「偉いな」
アキト
「ええ、大したものです」
エミル
「ジョーカーの凄さが分かった気がする」
ジョーカー
「人間死ぬ気になればなんでも出来るって事だ、尤も死んだら意味ないけどな」

「そりゃご尤もで」
アキト
「ですね」
エミル
「行こうか」
ジョーカー
「だな」

「ああ」
アキト
「はい」



エミル
「それでその太陽の丘ってこの先だよね」
ジョーカー
「ああ、そこで薬草とかの採取だ」

「薬草ねぇ」
アキト
「薬草にも需要はありますからね」
エミル
「だね」
ジョーカー
「まあ薬草はシロップにしたりもあるからな」

「そんなもんもあるのか」
アキト
「確か薬草は加工した方が効果が大きくなるんですよね」
エミル
「そうなの?」
ジョーカー
「ああ、そのまま使うより加工した方が効果は大きいぞ」

「薬草ってそういうものなんだな」
アキト
「そのようです」
エミル
「でもジョーカーって本当に博識だよね」
ジョーカー
「博識ってほどでもねぇさ、ただ執事関係の知識は完璧に叩き込まれてるけどな」

「そこはやっぱすげぇわな」
アキト
「ええ、ジョーカーさんはそれだけ本気だったという事でしょう」
エミル
「うん、それは感じる」
ジョーカー
「まあ本気になれば人は意外となんでも出来ちまうって事だ」

「本気になればねぇ」
アキト
「ですがそれはジョーカーさんが証明しているのでは」
エミル
「そんな気はするよね」
ジョーカー
「まああんなキツいのは二度とごめんだがな」

「どんだけ厳しかったんだろうな」
アキト
「そればかりは本人しか知らないですよね」
エミル
「行こうか」
ジョーカー
「ああ」

「おう」
アキト
「はい」



エミル
「ここが太陽の丘か」
ジョーカー
「ここで薬草とかを採取しろ」

「はいよ」
アキト
「行きましょう」



エミル
「こういうのかな」
ジョーカー
「だな、どんどん集めろ」

「了解」
アキト
「はい」



エミル
「結構採れるね」
ジョーカー
「これならすぐに終わるな」

「さっさと終わらせようぜ」
アキト
「ですね」



エミル
「こんなものかな」
ジョーカー
「だな、それじゃ依頼達成だ」

「帰ろうぜ」
アキト
「何か来ます」
魔物
「見つけたわ」
エミル
「出たね」
魔物
「今度は勝つわよ」
ジョーカー
「相手になるぜ」

「ぶっ飛ばしてやるよ」
アキト
「行きます!」
魔物
「撃ち抜く!」




「行くぜ!」

「輝け!暴食の心!これで終わりだ!瞬覇閃影槍!!」
魔物
「くっ!?」

「アクセル解放!グルメドレイン!」

「輝連槍!!」

「全てを喰らう暴食の槍!煌皇裂閃槍!!」
ジョーカー
「行くぞ!」
ジョーカー
「奈落に落ちな!死をくれてやるよ!ヘルズコール!!」
ジョーカー
「優しい夢を!」
魔物
「くっ!?」
ジョーカー
「アクセル解放!マイスターガード!」
ジョーカー
「ヘルスロー!!」
ジョーカー
「お仕置きの時間だ!可哀想だが…拒否権はねぇぞ!おらあぁぁぁぁぁっ!!臨兵闘者皆陣列在前!!」
ジョーカー
「スパインシール!!」
アキト
「行きます!」
アキト
「全弾撃ち抜きます!蜂の巣ですよ!エリアルレイン!!」
魔物
「くっ!?」
アキト
「アクセル解放!フレームガン!」
アキト
「ラピッドレイ!!」
アキト
「行きますよ!全身全霊の連射、叩き込む!シャイニングカノン!!蜂の巣になりなさい!」
魔物
「撤退ね」



エミル
「それじゃ依頼達成かな」
ジョーカー
「帰るぞ」

「おう」
アキト
「はい」


こうして依頼達成
その丘は日差しが眩しかった

体調の乱れ

本日も平和なようで


レイヴン
「暑いな」
山風
「うん、暑い」
レイヴン
「この前はあんな涼しかったのにな」
みやび
「本当ですよ、体調を崩しそうです」
レイヴン
「というか体調崩してる人数人いるよな」
芳乃
「そうね、流石にこの変化にやられたのかしら」
レイヴン
「だろうな、それしかないわ」
山風
「体調崩すぐらいなんてね」
レイヴン
「無理もないわ、寒かったり暑かったり激しすぎ」
みやび
「そのせいで自律神経がおかしくなりますよ」
レイヴン
「そうした結果体調崩すのよな」
芳乃
「そうよね、私も少し喉がイガイガするもの」
レイヴン
「なんでこんな気候になったんだ」
山風
「流石におかしいよね」
レイヴン
「全くだ」
みやび
「この気候は流石に酷いですよ」
レイヴン
「それなこの前は寒くて突然暑くなるんだぜ」
芳乃
「この暑さは流石にあれだけど、寒くなるのもおかしいわよね」
レイヴン
「全くよ」
山風
「緑色の鼻水が出るよね」
レイヴン
「あれって病原菌とかを排出してるんだぞ」
みやび
「そうなんですか?」
レイヴン
「ええ、緑色の鼻水は悪い菌を体の外に出してんのよ」
芳乃
「そういうものだったのね」
レイヴン
「にしても今日は暑いな」
山風
「体が変になるよ」
レイヴン
「本当だわね」
みやび
「流石に私も大変ですよ」
レイヴン
「こうも暑かったり寒かったりするとな」
芳乃
「そうよね、本格的に体を壊さないようにしなきゃ」
レイヴン
「おたくらも気をつけなさいよ」
山風
「うん」
レイヴン
「はぁ、しんどいわ」
みやび
「どうなってしまったんでしょうね」
レイヴン
「分からん」
芳乃
「この気候の激しい変化は体を壊す原因にもなるわよ」
レイヴン
「そうだな、だからこそ体には気をつけないと」
山風
「でもなんでこんな天気が激しく変わるんだろう」
レイヴン
「さあねぇ、気温の変化が流石に激しすぎるわよ」
みやび
「この気温の変化が一番堪えますね」
レイヴン
「それで体調崩すからな」
芳乃
「流石に気温の変化が激しすぎてね」
レイヴン
「そりゃ体調も崩すわなって思うわ」
山風
「あたしも少し辛い」
レイヴン
「無理はしないのよ」
みやび
「ええ」
レイヴン
「この気候の激しい変化は異常気象なのかしら」
芳乃
「どうなのかしらね」
レイヴン
「まあいいか、仕事だ」

その頃

瀬奈
「ふぅ」
ナナリー
「この気温の変化はなんとかならんのかね」
瀬奈
「この前は寒くて突然暑くなったりですか」
青葉
「おかげで体壊しますよ」
瀬奈
「体調を崩してる人も何人かいますからね」
星名
「そうだね、この気温の激し変化は流石にキツいもん」
瀬奈
「全くですよ」
ナナリー
「本当になんとかならんのかね」
瀬奈
「こればかりは流石に」
青葉
「ですよねぇ」
瀬奈
「でも確かに気候の変化が激しいのは事実ですよね」
星名
「うん、おかげで何かとしんどいよ」
瀬奈
「自律神経が乱れますからね、これは」
ナナリー
「体調がおかしくなるのもそれが理由か」
瀬奈
「ええ、体がそれに合わせようとしますからね」
青葉
「その結果ついていけず体を壊すか」
瀬奈
「ええ」
星名
「人体も大変なんだね」
瀬奈
「全くですよ」
ナナリー
「キツいねぇ」
瀬奈
「はぁ」
青葉
「この天気と気温の激しさは何なんですかね」
瀬奈
「無理はしないでくださいね」
星名
「うん」
瀬奈
「さて」

その頃

スパーダ
「ライラ師匠、少しいいか」
ライラ
「ん?なんすか」
千里
「この前古城の宝物庫で見つけたこの箱なんだけど」
ライラ
「札が貼ってあるっすね、何かの封印みたいっす」
シャリオ
「封印ですか?」
ライラ
「そっす」
スパーダ
「開けられるのか?」
ライラ
「出来るっすよ、やってあげてもいいっすが」
千里
「ならお願いしようかしら」
ライラ
「了解っす」
シャリオ
「何が出てくるんでしょう」
ライラ
「このお札をスパッとっす」

「やっと出れたわぁ~」
スパーダ
「…は?」
女の子
「私を出してくれてありがとう」
ライラ
「幽霊っすね」
幽霊
「あなた達が私を解放してくれたのね」
千里
「えっと」
りん
「怖谷りんよ」
シャリオ
「ええ」
りん
「私を解放してくれたのはあなた達よね」
スパーダ
「まあそうなんだが」
りん
「ならあなた達に力を貸してあげるわ」
ライラ
「ほう、それは面白いっすね」
りん
「よろしくねぇ」
千里
「ええ、こちらこそ」
りん
「うふふ」
シャリオ
「とりあえず案内しますね、行きましょう」
りん
「はぁ~い」
スパーダ
「幽霊か」
ライラ
「幽霊っすね」
千里
「幽霊ね」



シャリオ
「失礼します」
りん
「失礼するわよぉ」
レイヴン
「おう、ってその目隠れちゃんは?」
シャリオ
「かくかくしかじかで」
レイヴン
「そう、なら構わんぜ」
りん
「ありがとうね」
シャリオ
「では案内してきますね」
りん
「よろしくねぇ」
レイヴン
「目隠れ幽霊か」
山風
「可愛いよね」
みやび
「実は可愛いというやつですね」
芳乃
「みたいね」



シャリオ
「さて」
りん
「…」
ジュード
「あれ?新しい人かな」
アルエ
「みたいだな」
りん
「りんよ、よろしくねぇ」
ジュード
「うん、よろしく」
アルエ
「よろしくな」
りん
「それにしても可愛いわね、うふふ」
ジュード
「あはは」
アルエ
「困った幽霊だな」
りん
「うふふふふ」


こうしてりんが加わる事に
その幽霊は積極的

湖底の金塊

本日の依頼はですね


スタン
「今日の依頼ってなんだ」
シルフィ
「えっと、湖底の金塊を回収してこいって」
朝霧
「湖底の金塊?」
ルド
「なんですかそれ」
スタン
「名前の通りだろ」
シルフィ
「うん、湖の底に金塊があるから回収しろって」
朝霧
「それを回収するって事は湖の底に潜るんだよね」
ルド
「そうなりますね」
スタン
「つまり人魚薬を使うのか」
シルフィ
「うん、預かってるよ」
朝霧
「湖の底に潜るのか、面白そうだね」
ルド
「朝霧さんは面白いのとか好きそうですよね」
スタン
「実際好きだろ」
シルフィ
「だよね」
朝霧
「面白いのは好きだぜ、ウェッハッハッハ」
ルド
「邪悪ですね」
スタン
「邪悪だな」
シルフィ
「邪悪だね」
朝霧
「揃って言うな!」
ルド
「うふふ」
スタン
「朝霧はそれでこそだよな」
シルフィ
「だよね」
朝霧
「なんか腑に落ちないけど」
ルド
「それでいいんですよ」
スタン
「そうそう」
シルフィ
「それでいいのさ」
朝霧
「なんかなぁ」
ルド
「それにしてもシルフィさんは暗殺者の割には感情豊かですよね」
スタン
「それはそう思うな」
シルフィ
「でも凄腕なんだよ」
朝霧
「自分で言うかね」
ルド
「まあいいんじゃないですかね」
スタン
「そんなもんかな」
シルフィ
「気にしないの」
朝霧
「むぅ」
ルド
「でもその腕は私も認めてますけどね」
スタン
「ルドって認めるものは認めるよな」
シルフィ
「うん、そこは偉いよね」
朝霧
「だね、褒める事が出来るって偉いよ」
ルド
「認めるものは認めるのが私の考えですから」
スタン
「なるほど」
シルフィ
「そこはルドらしいよね」
朝霧
「見た目は小さいのに心は大人だよね」
ルド
「小さくて悪かったですね」
スタン
「まあ女の子だしな、男の俺でも男の中では少し高いぐらいだぞ」
シルフィ
「スタンって180はないんだっけ」
朝霧
「確かないね」
ルド
「まあ女性で背が高いと言われると170あれば高い方ですからね」
スタン
「そこは男女の違いだよな」
シルフィ
「そういう事」
朝霧
「ま、サイズの事は気にすんな」
ルド
「そういう事です」
スタン
「それじゃ行くか」
シルフィ
「だね」
朝霧
「ええ」
ルド
「ですね」



スタン
「それで今日はどこへ行くんだ」
シルフィ
「ユミエ湖だって」
朝霧
「そこの湖底に金塊がねぇ」
ルド
「あるんでしょうね」
スタン
「金塊かぁ」
シルフィ
「価値にしてどれぐらいなんだろうね」
朝霧
「さあね、でも結構な金額なんじゃない」
ルド
「純金なら価値も高い筈ですしね」
スタン
「俺にはよく分からないけど、金の価値って高いんだな」
シルフィ
「錬金術で作れる金はほぼ加工用だもんね」
朝霧
「そう考えると結構な価値になりそうね」
ルド
「ですね、まあ分け前がもらえれば嬉しいと思っておきますか」
スタン
「分け前なぁ」
シルフィ
「もらえるといいね」
朝霧
「そうね、うふふ」
ルド
「朝霧さんは邪悪ですね」
スタン
「その邪悪さが可愛いんだけどな」
シルフィ
「おや」
朝霧
「言うじゃん」
ルド
「困った人ですね」
スタン
「そういうつもりじゃないんだが」
シルフィ
「うふふ」
朝霧
「全く」
ルド
「隅に置けないですね」
スタン
「それじゃ行くか」
シルフィ
「うん」
朝霧
「だね」
ルド
「ええ」



スタン
「ここがユミエ湖か」
シルフィ
「それじゃ人魚薬を飲むよ」
朝霧
「んっ」
ルド
「苦い」
スタン
「それじゃ行くぞ」
シルフィ
「うん」
朝霧
「そんじゃ」
ルド
「行きますか」



スタン
「こいつがその湖底か」
シルフィ
「金塊があるのはもう少し先だね、行くよ」
朝霧
「はいよ」
ルド
「ええ」



スタン
「こいつか」
シルフィ
「だね、それじゃ回収するよ」
朝霧
「はいよ」
ルド
「では回収です」



スタン
「こんなもんか」
シルフィ
「それじゃ依頼達成かな」
朝霧
「だね、帰るよ」
ルド
「何か来ます」
魔物
「見つけたわ」
スタン
「出たな」
魔物
「今度は勝つわよ」
シルフィ
「相手になるよ」
朝霧
「負けんぜ」
ルド
「行きますよ!」
魔物
「撃ち抜く!」



朝霧
「行くよ!」
朝霧
「漆黒の戒めよ!千奈朝霧の名の下に具現せよ!ブラックケージ!!」
朝霧
「力というものを思い知ったかな」
魔物
「くっ!?」
朝霧
「アクセル解放!ライジングスキル!」
朝霧
「ダークロール!!」
朝霧
「魔王の雷よ!その身に平伏せ!サタンズセイバー!!」
シルフィ
「行くよ!」
シルフィ
「これで止めだよ!はあぁぁぁぁぁぁぁっ!!命を断ち切る銀の糸!クライムピュリファイ!!」
魔物
「くっ!?」
シルフィ
「アクセル解放!ライントラップ!」
シルフィ
「もらった!!」
シルフィ
「お仕置きの時間だよ!可哀想だけど…拒否権はないよ!せあぁぁぁぁぁっ!!」
シルフィ
「決めるよ!ミラージュモーメント!!」
ルド
「行きますよ!」
ルド
「逃がしません!落ちよ!バッシュグレイグ!!」
魔物
「くっ!?」
ルド
「アクセル解放!バリアブルシールド!」
ルド
「ファングストローク!!」
ルド
「行きますよ!神速の連撃、受け切れますか!オクトスレイヤー!!飲み込め!」
魔物
「撤退ね」



スタン
「それじゃ依頼達成だな」
シルフィ
「帰るよ」
朝霧
「はいよ」
ルド
「ええ」


こうして依頼達成
その金塊はお金になったそうです

天を貫く塔 第四十一話

その頃のアスベル達は


セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「任せろ」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「もう慣れたよ」
リンメル
「ですよね」
陽炎
「それより行くわよ」



冒険者
「お、行くんだな」
セルエン
「うん、負けていられないからね」
冒険者
「あんた達はどんどん先に行くんだな」
アスベル
「まあ行かなきゃならないしな」
冒険者
「そっか、なら負けるなよ」
エイプス
「ええ、負けないから」
冒険者
「信じてるぞ」
クルル
「うん」
冒険者
「それじゃ俺は行くよ、じゃあな」
乃月
「行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「行きましょう」
陽炎
「そうね」



セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「今回は281層からか」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「もう慣れたよ」
リンメル
「はぁ」
陽炎
「ほら、行くわよ」



セルエン
「光よ爆ぜよ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ狂え!」
クルル
「ドーン」
魔物
「ギャァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「そこっ!」
リンメル
「させない!」
陽炎
「燃えろ!」
魔物
「ギャァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「俺…」
エイプス
「どうすんのこれ」
クルル
「知らンがな」
乃月
「同じく」
フィリー
「誰の責任なんだろう」
リンメル
「全員じゃないですかね」
陽炎
「そんな気はするわね」
セルエン
「そんなに揃わないのが嫌だったのか」
アスベル
「…」
エイプス
「誰か責任取りなさいよ」
クルル
「知らンがな」
乃月
「ですわ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「行きますか」
陽炎
「そうね」



セルエン
「光よ爆ぜよ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ狂え!」
クルル
「ドーン」
魔物
「ギャァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「刻め!」
リンメル
「させない!」
陽炎
「燃えろ!」
魔物
「ギャァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「俺…」
エイプス
「これどうすんの」
クルル
「知らンがな」
乃月
「ですわ」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「どうします?」
陽炎
「ほっとけばいいわよ」
セルエン
「適当だなぁ」
アスベル
「やらないし」
エイプス
「困ったものね」
クルル
「むふふ」
乃月
「クルルさんは邪悪ですわね」
フィリー
「もういいよ」
リンメル
「諦めてますね」
陽炎
「ほら行くわよ」



セルエン
「待って」
アスベル
「隠し部屋だな」
エイプス
「入ってみる?」
クルル
「モチのロン」
乃月
「なら行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「行きましょう」
陽炎
「何があるのかしら」



セルエン
「なんだろこれ」
アスベル
「珍しい素材か?」
エイプス
「だと思うけど」
クルル
「とりあえず回収しようか」
乃月
「ですわね」
フィリー
「とりあえず回収して先に進もうか」
リンメル
「ですね」
陽炎
「行くわよ」



ミノタウロス
「フーッ」
セルエン
「ミノタウロス!」
アスベル
「こいつがボスか!」
エイプス
「今なら勝てるわね」
クルル
「ぶっ潰す」
乃月
「引き裂いてやりますわ」
フィリー
「それじゃ」
リンメル
「やりますよ」
陽炎
「行くわよ!」
ミノタウロス
「フーッ!」



ミノタウロス
「フーッ…」
セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「それじゃ今回はこの辺にするか」
エイプス
「そうね」
クルル
「それじゃ撤退かな」
乃月
「ですわね」
フィリー
「それじゃ撤退だね」
リンメル
「では」
陽炎
「撤退ね」



セルエン
「それじゃご飯に行こうか」
アスベル
「甘口カレー!」
エイプス
「本当に好きね」
クルル
「それがアスベルだし」
乃月
「お子様ですわね」
フィリー
「それがいいんだよ」
リンメル
「ですね」
陽炎
「ほら、行くわよ」


こうしてダンジョン攻略は続く
元の世界にはまだ戻れそうにない

氷の豆

本日の依頼はですね


ユージーン
「今日の依頼はなんだ」
ニオ
「えっと、氷の豆の採取だって」

「氷の豆?」
レイネリア
「何かしらそれ」
ユージーン
「知らん」
ニオ
「なんか氷みたいな食感の豆なんだって」

「へぇ、美味しいのかな」
レイネリア
「夏に食べたくなるわね」
ユージーン
「確かにひんやりはしそうだな」
ニオ
「別名フロストビーンズだからね」

「フロストビーンズなんだね」
レイネリア
「これからの季節には欲しいわね」
ユージーン
「というか今でも暑いがな」
ニオ
「あはは」

「でも確かに暑いよね、まだ5月なのに」
レイネリア
「全くよね、なんなのかしら」
ユージーン
「レイネリアはその格好で涼しそうだがな」
ニオ
「確かに」

「私にはそういう格好をする勇気はないなぁ」
レイネリア
「あら、動きやすくていいわよ」
ユージーン
「やれやれ」
ニオ
「ユージーンもお父さんみたいだね」

「だよねぇ」
レイネリア
「すっかり父親の貫禄に」
ユージーン
「俺は父親なのか」
ニオ
「父親だよね」

「うん、お父さんだよ」
レイネリア
「だそうよ」
ユージーン
「勘弁してくれ」
ニオ
「うふふ」

「ユージーンはお父さんだよね」
レイネリア
「言われてるわよ」
ユージーン
「はぁ」
ニオ
「でもそういう風格はあるよね」

「うん、ユージーンの風格はまさにお父さんだよね」
レイネリア
「だそうよ、お父さん」
ユージーン
「レイネリアもからかうな」
ニオ
「うふふ」

「いいねぇ」
レイネリア
「ユージーンも懐かれてるわね」
ユージーン
「まあ世話を焼くのは嫌いではないがな」
ニオ
「そうなんだ」

「ユージーンもそういう貫禄なんだろうね」
レイネリア
「かもしれないわね」
ユージーン
「やれやれ」
ニオ
「ふふ」

「すっかりお父さんだね」
レイネリア
「2人もいい娘よね」
ユージーン
「あのな」
ニオ
「それも魅力だよね」

「うんうん」
レイネリア
「ふふ」
ユージーン
「では行くぞ」
ニオ
「うん」

「はーい」
レイネリア
「ええ」



ユージーン
「それで今日はどこへ行くんだ」
ニオ
「氷の森だね」

「氷の森なんだね」
レイネリア
「みたいね」
ユージーン
「確かに氷の豆ぐらいはありそうだな」
ニオ
「そうだね」

「氷の豆、シャリシャリしそう」
レイネリア
「夏に食べたくなるわね」
ユージーン
「そうだな、凍らせたバナナのようなものか」
ニオ
「何となく分かるかも」

「凍らせたバナナかぁ、美味しいよね」
レイネリア
「いいわね、バナナ」
ユージーン
「夏には凍らせたバナナは美味しいぞ」
ニオ
「ユージーンって何気にそういう知識はあるよね」

「そうだね、お父さんだし」
レイネリア
「言われてるわよ」
ユージーン
「だから父親扱いはやめてくれ」
ニオ
「うふふ」

「ニオって何気に意地悪だよね」
レイネリア
「そんな気はするわね」
ユージーン
「全く」
ニオ
「お父さんだね」

「だね」
レイネリア
「ふふっ」
ユージーン
「大人をからかうな」
ニオ
「いいじゃない」

「ニオもグイグイ行くね」
レイネリア
「意外と強気なのね」
ユージーン
「それより行くぞ」
ニオ
「うん」

「はーい」
レイネリア
「ええ」



ユージーン
「ここが氷の森だな」
ニオ
「うん、青いさやに入った豆を探してね」

「分かった」
レイネリア
「それじゃ行くわよ」



ユージーン
「こいつか?」
ニオ
「みたいだね、他にもあるから集めて」

「うん」
レイネリア
「ええ」



ユージーン
「結構採れるな」
ニオ
「これならすぐに終わりそうだね」

「どんどん行くよ」
レイネリア
「了解」



ユージーン
「もう少しか」
ニオ
「だね、サクッと行くよ」

「任せて」
レイネリア
「ええ、行くわよ」



ユージーン
「こんなものか」
ニオ
「だね、それじゃ依頼達成かな」

「帰ろうか」
レイネリア
「何か来るわ」
魔物
「見つけたわ」
ユージーン
「出たな」
魔物
「今度は勝つわよ」
ニオ
「相手になるよ」

「負けないよ」
レイネリア
「行くわよ!」
魔物
「斬る!」




「行くよ!」

「それじゃ済まないよ!瞬空!裂塵破!!」
魔物
「くっ!?」

「アクセル解放!フリーストライク!」

「星風剣!!」

「終わらせるよ!閃く刃は誓いの証!約束果たす、星光剣!星夜光輝斬!!」
ニオ
「行くよ!」
ニオ
「終わらせるよ!閃く刃は誓いの証!約束果たす、星光剣!ボルテックシェイド!!落ちて!」
魔物
「くっ!?」
ニオ
「アクセル解放!ヒールスター!」
ニオ
「ツヴァイフライ!!」
ニオ
「私に力を!集え!世界を支える創世の理!やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!受けなさい!」
ニオ
「やってあげる!響け!歌え!全てを滅する光となれ!ガブリエルフェザー!!」
レイネリア
「行くわよ!」
レイネリア
「一撃で決める!マーダーブラック!!闇よ、弾けよ!」
魔物
「くっ!?」
レイネリア
「アクセル解放!クラッシュショット!」
レイネリア
「散射!!」
レイネリア
「行くわよ!全弾一斉に乱れ撃ちよ!ゼロ・ハリケーン!!蜂の巣になりなさい!」
魔物
「撤退ね」



ユージーン
「では依頼達成だな」
ニオ
「帰るよ」

「うん」
レイネリア
「ええ」


こうして依頼達成
その豆はシャリシャリしている

評判の料理屋 第二十四話

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「暑いね」
レイヴン
「この前はあんなに涼しかったのにな」
星名
「この国って気候の変動が激しいの?」
レイヴン
「そんな事はない筈なんだがな」
萌楓
「でもここ近年こんな天気ばかりですよね」
レイヴン
「それな」
山風
「天気が激しく変わりすぎ」
レイヴン
「だよな、どうなってんだ最近は」
星名
「私も流石に辛いかも」
レイヴン
「にしても萌楓ちゃんは相変わらず素直だな」
萌楓
「そう?」
レイヴン
「萌楓ちゃんは女の子らしさはあるわな」
山風
「うん、女の子らしいとは思う」
レイヴン
「憧れはお姉さんだもんな」
星名
「年頃だよね」
レイヴン
「まあそれが可愛いんだがな」
萌楓
「レイヴンってそうやって褒めるの得意だよね」
レイヴン
「そうかね」
山風
「提督は女の子をよく褒めるよね」
レイヴン
「…」
星名
「レイヴンもまんざらでもないのかな」
レイヴン
「どうだろうな」
萌楓
「レイヴンは女たらしだよね」
レイヴン
「悪かったな」
山風
「なんにしても提督は女の子好きだもんね」
レイヴン
「まあ好きですけども」
星名
「ふーん」
レイヴン
「勘弁してくれ」
萌楓
「レイヴンのえっち」
レイヴン
「まあ男ですし」
山風
「提督は欲求に素直だもんね」
レイヴン
「うん」
星名
「ふふっ、レイヴンって面白いね」
レイヴン
「俺もイジられキャラか」
萌楓
「違うと思ってたんですか?」
レイヴン
「萌楓ちゃん何気にサディスティック」
山風
「ふふ」
レイヴン
「そういや今はアヌークちゃんの異世界食堂の時間か」
星名
「いいなぁ、美味しいご飯」
レイヴン
「腹が減るな」
萌楓
「確かに」
レイヴン
「何か食いたくなるな」
山風
「提督、何か作って」
レイヴン
「あのな」
星名
「ふふ」
レイヴン
「はぁ」
萌楓
「お腹が空きます」
レイヴン
「仕事しよ」

その頃

アヌーク
「ふんふーん」
アレッシオ
「楽しそうだね」
アヌーク
「楽しいデスヨ」
クロ
「それだけ料理が好きなんですね」
アヌーク
「ハイ、料理は大好きデス」
アレッシオ
「流石はアヌークだね」
アヌーク
「ふふん」
クロ
「ふふ」
レオネル
「カツ丼お代わりぃ!」
アヌーク
「ハイ!」
アレッシオ
「やっぱりよく食べるね」
レオネル
「まあな、やっぱ体が資本だろ」
クロ
「そうですね、健康は大切です」
レオネル
「俺もここのカツ丼は気に入ってるぜ、おかげで連戦連勝だ」
アレッシオ
「ふーん」
レオネル
「それにお前達も優しいしな」
クロ
「それはどうも」
アヌーク
「カツ丼デス!」
アレッシオ
「あ、はい!」
アレッシオ
「カツ丼のお代わりです!」
レオネル
「すまねぇな」

「ここは…あの、ここはどこですか?扉を潜ったらここに…」
アヌーク
「ここは異世界食堂ことイヌワシ亭デスヨ」
男性
「イヌワシ亭?つまり料理を食べられるのですか?」
アレッシオ
「はい、何か食べていきます?」
ゼナン
「ならそうしようかな、それと僕はゼナンだよ」
クロ
「はい、では適当な席にどうぞ」
ゼナン
「うん」
アレッシオ
「おしぼりとお冷とメニューです、決まったら呼んでくださいね」
ゼナン
「分かった、さて、何にしようかな」
レオネル
「カツ丼お代わりぃ!」
アヌーク
「ハイ!」
ゼナン
「すみません!注文よろしいですか!」
アレッシオ
「はい!」
ゼナン
「えっと、このかき揚げうどん?というのをいただけますか」
アレッシオ
「かしこまりました、かき揚げうどんです!」
アヌーク
「ハイ!」
クロ
「本当になんでもあるんですね」
ゼナン
「それにしてもここは不思議だ、まさに異世界ですね」
アヌーク
「カツ丼デス!」
アレッシオ
「はい!」
アレッシオ
「カツ丼のお代わりです!」
レオネル
「おうよ!」

「ここは…おい、ここはどこなんだ?扉を潜ったらここに…」
アヌーク
「おや、いらっしゃいマセ、ここは異世界食堂ことイヌワシ亭デスヨ」
女性
「イヌワシ亭?つまり料理が食えるのか?」
アヌーク
「ハイ、何か食べていきマス?」
ベルシア
「そうそう、あたしはベルシアだ」
アレッシオ
「はい、分かりました」
ククロ
「おしぼりとお冷とメニューです、注文が決まったら呼んでください」
ベルシア
「はいよ」
レオネル
「美味い!」
アヌーク
「アレッシオサン!かき揚げうどんデス!」
アレッシオ
「はい!」
アレッシオ
「お待たせしました!かき揚げうどんです!」
ゼナン
「どうも、ではいただくとしようか」
ゼナン
「これがうどんというものか、美味しいな、こっちのかき揚げも…」
ゼナン
「うん、とても美味しい、スープが染みていてそれでサクッとしてる」
ベルシア
「すまない!注文いいかね!」
クロ
「はい」
ベルシア
「このジャンバラヤってのを頼む」
クロ
「かしこまりました、ジャンバラヤです」
アヌーク
「ハイ!」
アレッシオ
「レオネルは本当によく食べるね」
レオネル
「おうよ!食わねぇと力が出ねぇからな!」
アヌーク
「ふんふーん」
クロ
「素敵ですね、ここは」
レオネル
「うめぇ!」
ゼナン
「ふぅ、これはなかなか」
アヌーク
「クロサン!ジャンバラヤデス!」
クロ
「はい」
クロ
「お待たせしました、ジャンバラヤです」
ベルシア
「どうもね、いい匂いだ、早速食うか」



レオネル
「そんじゃ俺は行くぜ、代金はこいつだ」
アヌーク
「ハイ、確かに」
レオネル
「んじゃな」
ゼナン
「私もそろそろ行きます、これは代金です」
アヌーク
「ハイ、確かに」
ゼナン
「それとまた来てもいいですか」
アヌーク
「ハイ、扉は7日に一度なのでその時にドウゾ」
ゼナン
「分かった、では失礼します」
ベルシア
「あたしも行くよ、これは代金な」
アヌーク
「ハイ、確かに」
ベルシア
「んじゃまた来るよ」
アヌーク
「さて、次のお客を待ちマスカ」
アレッシオ
「だね」
クロ
「はい」


こうして食堂は繁盛する
美味しい食事に境界線はない

春の雪山

本日の依頼はですね


エレノア
「今日の依頼はなんですか」
美羽
「春の雪山での採取依頼ね」
なつき
「春の雪山?」
ガネクト
「それは私からの依頼ですね」
エレノア
「春の雪山に何かあるのですか?」
美羽
「確かにそれは気になるわよね」
なつき
「それで何を採取するの」
ガネクト
「春にしか採れない木の実ですよ」
エレノア
「なるほど」
美羽
「そんなものがあるのね」
なつき
「それって美味しいの」
ガネクト
「美味しいですよ、錬金術でも食べ物を作るのに使いますし」
エレノア
「へぇ」
美羽
「それは気になるわね」
なつき
「春にしか採れない木の実ね」
ガネクト
「昔はそれもよく食べたものです」
エレノア
「何年前の話なのかしら」
美羽
「結構な高齢よね」
なつき
「それはあるわね」
ガネクト
「17歳です」
エレノア
「それは譲らないんですね」
美羽
「17歳と言い切るのね」
なつき
「みたいね」
ガネクト
「17歳です」
エレノア
「はぁ」
美羽
「困った人だわ」
なつき
「全くよね」
ガネクト
「ふふ」
エレノア
「でも春にしか採れない木の実ですか、興味深いです」
美羽
「旬があるとかじゃなくて純粋に春にしか採れないって事なのよね」
なつき
「それはそれで珍しいわよね」
ガネクト
「そういうものもあるのですよ」
エレノア
「なるほど」
美羽
「それにしてもガネクトもすっかり美人になったわよね」
なつき
「そうね、人造のボディだし」
ガネクト
「ふふ、せっかくなら美人がいいでしょう」
エレノア
「調子がいいですね」
美羽
「全くよね」
なつき
「それはそれよね」
ガネクト
「17歳です」
エレノア
「譲りませんね」
美羽
「それでいいのかしら」
なつき
「いいんじゃない」
ガネクト
「はい、いいんです」
エレノア
「やれやれですね」
美羽
「全くよ」
なつき
「困った人ね」
ガネクト
「若いっていいですね」
エレノア
「どの口が言うんですか」
美羽
「面白い人だわ」
なつき
「はぁ」
ガネクト
「ふふ」
エレノア
「では行きますか」
美羽
「そうね」
なつき
「ええ」
ガネクト
「はい」



エレノア
「それでその雪山はこの先ですか」
美羽
「みたいね」
なつき
「春にしか採れない木の実、それを手に入れるのね」
ガネクト
「はい、そうですよ」
エレノア
「それってどんな木の実なのかしら」
美羽
「確かに気になるわね」
なつき
「どうなのかしら」
ガネクト
「白い野いちごみたいな木の実ですよ」
エレノア
「なるほど」
美羽
「それが今回の目的のものね」
なつき
「みたいね」
ガネクト
「はい」
エレノア
「それにしても春にしか採れない木の実、食べてみたいものです」
美羽
「エレノアって意外とそういうの好きよね」
なつき
「でも私も好きよ」
ガネクト
「甘いですからね」
エレノア
「はい、好きです」
美羽
「女の子ね」
なつき
「まあ一応ね」
ガネクト
「ふふ」
エレノア
「では行きますか」
美羽
「ええ」
なつき
「そうね」
ガネクト
「ええ」



エレノア
「ここがその雪山ですか」
美羽
「それじゃその木の実を探すわよ」
なつき
「そうね」
ガネクト
「行きますよ」



エレノア
「あ、これでしょうか」
美羽
「みたいね、言ってた通りだわ」
なつき
「これよね」
ガネクト
「はい、もっと集めますよ」



エレノア
「それなりにありますね」
美羽
「季節だからよね、夏になったら採れなくなるし」
なつき
「そうね、とりあえず今はもっと集めるわよ」
ガネクト
「はい、行きますよ」



エレノア
「もう少しでしょうか」
美羽
「そうね、結構採ったし」
なつき
「ならさっさと終わらせるわよ」
ガネクト
「ですね、サクッと終わらせましょう」



エレノア
「こんなものですか」
美羽
「そうね、それじゃ依頼達成よ」
なつき
「帰りましょうか」
ガネクト
「何か来ます」
魔物
「見つけたわ」
エレノア
「出ましたね」
魔物
「今度勝つわよ」
美羽
「相手になるわよ」
なつき
「負けないわよ」
ガネクト
「行きますよ!」
魔物
「撃ち抜く!」



なつき
「行くわよ!」
なつき
「諦めないわよ!閃破!烈砕!拳砕けても!守る!震撃!刹襲拳!!」
魔物
「くっ!?」
なつき
「アクセル解放!ガードチャージ!」
なつき
「震波衝!!」
なつき
「覚悟はいいわね?寝てるんじゃないの!気付けの一発…くれてあげる!シルヴァンスベノム!!」
なつき
「消え失せなさい」
美羽
「行くわよ!」
美羽
「冥府に落ちなさい!タナトスコール!!」
美羽
「優しい夢を!」
魔物
「くっ!?」
美羽
「アクセル解放!ブラストハント!」
美羽
「ヘルフォース!!」
美羽
「お別れの時間よ!ルインズオブデス!!」
ガネクト
「行きますよ!」
ガネクト
「銀河より輝く剣よ、突き刺され!銀河の星剣!!」
魔物
「くっ!?」
ガネクト
「アクセル解放!ウェポンオーバー!」
ガネクト
「星乱の輝剣!!」
ガネクト
「行きますよ!深淵より来たる剣よ、狂乱せよ!深淵の宙剣!!踊れ!爆ぜろ!死して悔いろ!」
魔物
「撤退ね」



エレノア
「では依頼達成ですね」
美羽
「帰るわよ」
なつき
「ええ」
ガネクト
「はい」


こうして依頼達成
その木の実はとても甘い

懐かしの味

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、何食べてるの」
レイヴン
「蒲焼さん太郎だが」
みやび
「蒲焼さん太郎?」
レイヴン
「駄菓子だな」
芳乃
「それどうしたのよ」
レイヴン
「通販で買った」
山風
「美味しそう」
レイヴン
「食べるかね」
みやび
「ならいただきます」
レイヴン
「おう」
芳乃
「美味しいわね」
レイヴン
「駄菓子って今は懐かしの味って感じよね」
山風
「確かにね」
レイヴン
「この味がいいんよな」
みやび
「美味しいです」
レイヴン
「駄菓子も今じゃ懐かしの味なんかね」
芳乃
「でもコンビニとかで売ってるわよ」
レイヴン
「それはそうなんだがな」
山風
「でも世代なのかな」
レイヴン
「どうなんだろうな」
みやび
「でも駄菓子って美味しいんですね」
レイヴン
「このチープさがいいのよね」
芳乃
「それは分かるわ」
レイヴン
「このジャンクでチープなのが魅力よね」
山風
「うん、それに美味しいし」
レイヴン
「駄菓子は安いしな」
みやび
「でもこれで商売になるんでしょうか」
レイヴン
「噂じゃ他にもやってるらしい」
芳乃
「ふーん」
レイヴン
「だから意外と会社は潰れんのよ」
山風
「そういうものなんだね」
レイヴン
「まあこの値段で黒字は厳しいだろうしな」
みやび
「駄菓子って安いですからね」
レイヴン
「それな」
芳乃
「その安さも大きさに比例するわね」
レイヴン
「だな、一般的にそういうもんよ」
山風
「これいくらだったの」
レイヴン
「箱で500リコね」
みやび
「だとしたら安いですね」
レイヴン
「だろ?」
芳乃
「でも懐かしの味ってあるわよね」
レイヴン
「そうね、そういうものってあるわよ」
山風
「今でも売ってるけどね」
レイヴン
「それは言わない」
みやび
「うふふ」
レイヴン
「やれやれ」
芳乃
「でもたまにはいいものね」
レイヴン
「だな」
山風
「美味しい」
レイヴン
「山風ちゃん美味しそうに食べるねぇ」
みやび
「ですね、可愛いです」
レイヴン
「全くだ」
芳乃
「ふふ」

その頃

クレア
「ふぅ」
瀬奈
「あれ、それってミルメークですよね」
クレア
「あら、ええ、そうだけど」
スール
「ミルメーク?」
クレア
「牛乳に溶かして飲むやつね」

「懐かしいにゃ、美味しいにゃ、それ」
クレア
「安売りしてたからつい買ってしまったのよ」
瀬奈
「なるほど」
クレア
「美味しいのよね、これ」
スール
「あたしも飲みたい」
クレア
「好きなの飲んでいいわよ」

「ならいただくにゃ」
クレア
「ええ、どうぞ」
瀬奈
「いいですね、ミルメーク」
クレア
「そうね、うふふ」
スール
「これを牛乳で溶かしてっと」
クレア
「ミルメークはこれでこそよね」

「いろんな味があるのにゃ」
クレア
「ミルメークは定番の味も変わった味も美味しいわよね」
瀬奈
「ええ、それがいいんです」
クレア
「私の年齢で言うのもあれだけどね」
スール
「んまー」
クレア
「ふふ」

「美味いにゃ」

その頃

ルーク
「ふぅ」
茉優
「あれ、ルーク、何食べてるの」
ルーク
「鯨の肉だが」
涼月
「鯨の肉ですか?」
ルーク
「ああ、鯨の竜田揚げだな」
香純
「鯨の肉なんて手に入るのね」
ルーク
「今はそんな見ないけどな、たまに売ってるんだよ」
茉優
「それでルークは魚は嫌いなんじゃなかったかな」
ルーク
「鯨は魚じゃないからな」
涼月
「まあそうなんですけどね」
ルーク
「意外と美味いんだよ、こいつが」
香純
「なんていうのか懐かしの味よね、鯨の肉って」
ルーク
「だろうな、今の時代売ってこそいるけどそんな見ないし」
茉優
「そうだね、でも食べるっていうのは有効に使ってるって事だよ」
ルーク
「そうだな、油だけ採って捨ててた国もあった訳だし」
涼月
「そう考えると食べてるのは有効活用なんですね」
ルーク
「そういう事だな」
香純
「私は食べた事がないけど、美味しいの?」
ルーク
「意外と美味いぞ、少し固いけどな」
茉優
「鯨の肉って少しクセがあるからね」
ルーク
「そういう事だ」
涼月
「ですが懐かしいですね、鯨の肉」
ルーク
「涼月の年齢が分かるな」
香純
「鯨の肉、私も食べてみたいな」
ルーク
「ふぅ」

その頃


「ふぅ」
エミル
「あれ?雫、何食べてるの」

「インスタントラーメンですが」
阿武隈
「それは分かるわよ、それ珍しいわね」

「ケンちゃんラーメン新発売ですか?」
羽月
「新発売?それは新商品なのか?」

「いえ、新商品ではないですよ」
エミル
「ならなんで新発売?」

「新発売までが商品名だからです」
阿武隈
「マジか、紛らわしいわね」

「ラーメン好きとして興味があったので通販で買いました」
羽月
「本当にラーメン好きだな」

「はい、ケンちゃんラーメン新発売は意外と悪くないですよ」
エミル
「でもサイズ的におやつみたいだよね」

「それがいいんです」
阿武隈
「ん?このシール何かしら」

「それはケンちゃんラーメン新発売のおまけです」
羽月
「やはり子供向きなのか?」

「かもしれませんね、ふぅ」
エミル
「セブン入れ歯って」

「ふぅ、美味しかったです」
阿武隈
「にしても新発売までが商品名ってどうなの」

「名前詐欺ですね」
羽月
「常に新商品と勘違いしそうだな」

「それがいいんです」
エミル
「あはは」

「ふぅ」
阿武隈
「紛らわしいわね」

「そのシールはあげますよ」
羽月
「扱いに困るな…」

「ふぅ」


こうして懐かしの味も様々
新発売までが商品名です

VS影忍ジェイ

戦闘開始です


影忍ジェイ
「行きますよ!」
リチャード
「負けはしない!」
カイウス
「ぶっ飛ばしてやる!」
コーリオ
「綺麗に捌くよ!」
紫苑
「手は抜きませんよ!」
影忍ジェイ
「はっ!ふっ!そこっ!」(体力後210080)
リチャード
「はっ!ふっ!はっ!」
カイウス
「はっ!せっ!はあっ!」
コーリオ
「やっ!ツインエッジ!フライエッジ!」
紫苑
「月光よ、落ちよ!ムーンプレス!」
影忍ジェイ
「はっ!せっ!散れ!」(体力後202117)
リチャード
「はっ!せあっ!飛べ!」
カイウス
「はっ!散れ!吹っ飛べ!」
コーリオ
「やっ!シャドウスラスト!リターンエッジ!」
紫苑
「月光よ、刺され!ムーンニードル!」
影忍ジェイ
「はっ!はっ!砕けろ!」(体力後194274)
リチャード
「はっ!てっ!はあっ!」
カイウス
「はっ!そこか!吹っ飛べ!」
コーリオ
「やっ!ダブルダンス!バニシングラン!」
紫苑
「月光よ、爆ぜよ!ムーンバースト!」
影忍ジェイ
「はっ!散れ!爆ぜろ!」(体力後186008)
リチャード
「はっ!なんの!砕けろ!」
カイウス
「はっ!甘い!砕けろ!」
コーリオ
「やっ!ストームラッシュ!ウィンドエッジ!」
紫苑
「月光よ、突き抜けろ!ムーンアロー!」
影忍ジェイ
「はっ!はあっ!散!」(体力後178116)
リチャード
「はっ!散れ!舞い上がる!」
カイウス
「はっ!させるか!砕けろ!」
コーリオ
「やっ!ウィンドブラスト!トライスラッシュ!」
紫苑
「月光よ、踊れ!トゥインクルダンス!」
リチャード
「行くぞ!」
リチャード
「一瞬で決める!王家の血筋!その身に焼きつけろ!」
リチャード
「我が緋に染められし剣は!我が為に!緋王電楼刃!!」
影忍ジェイ
「なめるなッ!!」
影忍ジェイ
「はっ!せっ!散れ!」(体力後140037)
リチャード
「はっ!甘い!はあっ!」
カイウス
「はっ!散れ!させるか!」
コーリオ
「やっ!ダブルスラスト!ウィンドウェイブ!」
紫苑
「月の槍よ、刺され!ムーンスピア!」
影忍ジェイ
「はっ!散れ!凍り付け!」(体力後132119)
リチャード
「はっ!そこか!させない!」
カイウス
「はっ!砕けろ!吹っ飛べ!」
コーリオ
「やっ!ゲイルスラッシュ!トルネードハイ!」
紫苑
「月の輝きよ、縛り上げろ!サイコバインド!」
影忍ジェイ
「はっ!なんの!散れ!」(体力後124771)
リチャード
「はっ!甘い!刻めッ!」
カイウス
「はっ!させるか!せいっ!」
コーリオ
「やっ!ウィンドタンゴ!オクトスラッシュ!」
紫苑
「月の魔力よ、ここに爆ぜよ!ムーンバーン!」
影忍ジェイ
「はっ!痺れろ!駆け抜ける!」(体力後116893)
リチャード
「はっ!なんの!逃がすか!」
カイウス
「はっ!おらあっ!吹っ飛べ!」
コーリオ
「やっ!ストームジルバ!ダンシングエッジ!」
紫苑
「月の奔流よ、飲み込め!リバーライト!」
影忍ジェイ
「はっ!爆ぜろ!散れ!」(体力後108747)
リチャード
「はっ!させるか!そこか!」
カイウス
「はっ!なんの!散れ!」
コーリオ
「やっ!エアダンス!スカイリーエッジ!」
紫苑
「月夜の力よ、襲いかかれ!ナイトハウリング!」
カイウス
「行くぞ!」
カイウス
「目覚めろ!俺の中の野生の魂!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
影忍ジェイ
「なめるなッ!!」
リチャード
「行くぞ!」
リチャード
「運命の門、汝も見るか!高貴なる極光!マジェスティ・ゲイト!!」
影忍ジェイ
「なめるなッ!!」
影忍ジェイ
「やるじゃないですか」
リチャード
「ジェイこそね」
カイウス
「やっぱ忍者は強いよな」
コーリオ
「だよねぇ、トリッキーだし」
紫苑
「コーリオさんが言いますか」
影忍ジェイ
「ふふ、ですがそっちの方が燃えるんですよね」
リチャード
「ジェイって何気に負けず嫌いだよね」
カイウス
「普段は冷静なのに煽り耐性なさすぎだろ」
コーリオ
「煽られると乗ってくれるよね」
紫苑
「そして容赦なくボコボコに」
影忍ジェイ
「売られた喧嘩は買う主義ですから」
リチャード
「それでいいのかな」
カイウス
「いいんじゃないかな」
コーリオ
「カイウスが適当に」
紫苑
「売られた喧嘩は買う、ジェイさんらしいですね」
影忍ジェイ
「ええ、黙っているのは嫌いなもので」
リチャード
「いい性格してるよね」
カイウス
「全くだぜ」
コーリオ
「喧嘩は受けて立つのか」
紫苑
「若いっていいですね」
影忍ジェイ
「さて、では続きを始めましょうか」
リチャード
「だね」
カイウス
「負けないぜ」
コーリオ
「ボコボコにしてあげる」
紫苑
「参りますよ!」
影忍ジェイ
「はっ!せっ!爆ぜろ!」(体力後40038)
リチャード
「はっ!散れ!燃えろ!」
カイウス
「はっ!させるか!砕けろ!」
コーリオ
「やっ!ダンシングロンド!スワローエッジ!」
紫苑
「月の裁きよ、ここに来たれ!ムーンライトディバイン!」
影忍ジェイ
「はっ!痺れろ!させない!」(体力後32651)
リチャード
「はっ!なんの!燃えろ!」
カイウス
「はっ!吹っ飛べ!喰らえッ!」
コーリオ
「やっ!ローリングスライス!エリアルエッジ!」
紫苑
「月の剣よ、ここに来たれ!ルナソード!」
影忍ジェイ
「はっ!まだまだ!砕けろ!」(体力後24316)
リチャード
「はっ!甘い!そこか!」
カイウス
「はっ!押し切るぞ!はあっ!」
コーリオ
「やっ!スピニングワルツ!リターンスラッシュ!」
紫苑
「月光の意志よ、我に仇なす敵を裁け!ルナライトセイバー!」
影忍ジェイ
「やりますね、本気で行きますよ!」
リチャード
「来い!」
カイウス
「耐えてやる!」
コーリオ
「負けないよ!」
紫苑
「耐えてみせましょう!」
影忍ジェイ
「行くぞ!せあっ!極限の冷徹に砕け、そして果てろ!氷樹八寒の印!!」
リチャード
「なめるなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
カイウス
「なめんなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
影忍ジェイ
「僕にだって譲れないものがあるんですよ」(体力後16001)
コーリオ
「紫苑!」
紫苑
「ええ!」
紫苑
「アクセル解放!クロウショット!」
紫苑
「バインドブレット!!」
紫苑
「行きます!狂気の月よ、ここに顕現しその狂気を解き放て!ルナティックロアー!!」
影忍ジェイ
「なめるなッ!!」(体力後8001)
コーリオ
「行くよ!」
コーリオ
「斬り刻む!遅いよ!瞬撃絶倒!この距離なら外さない!エリアルブラスト!!」
影忍ジェイ
「この僕が…」



リチャード
「なんとか勝てたね」
カイウス
「危なかったぜ」
コーリオ
「勝てば官軍、でしょ」
紫苑
「そういう事です」
リチャード
「言うなぁ」
カイウス
「調子いいぜ、全く」
コーリオ
「ふふん」
紫苑
「そういう性分なので」
影忍ジェイ
「はぁ、負けましたか」
リチャード
「でもジェイも強かったよ」
影忍ジェイ
「それはどうも」
カイウス
「やっぱ忍者は強いわな」
影忍ジェイ
「それは忍者ですから」
コーリオ
「汚い、流石忍者汚い」
影忍ジェイ
「何を言っているんですか」
紫苑
「ふふ、いいではないですか」
影忍ジェイ
「やれやれ、それでは僕は先に戻りますからね」



リチャード
「それじゃ先に進もうか」
カイウス
「もう少し進んだら戻るぞ」
コーリオ
「だね」
紫苑
「行きますよ」


次のボスをご期待ください

陰と陽の洞窟 第百七十八層

久々の陰と陽の洞窟です


リチャード
「うん、いい感じだね」
カイウス
「だな、いい感じだ」
コーリオ
「2人とも強いねぇ」
紫苑
「ですね、流石というべきですか」
リチャード
「いや、紫苑も強いよね」
カイウス
「だよなぁ」
コーリオ
「紫苑は魔法も銃も強いんだもん」
紫苑
「おや、ですがコーリオさんのような機敏さはありませんよ」
リチャード
「そうだね、僕達にはそれはないかな」
カイウス
「流石は盗賊だよな」
コーリオ
「でもカイウスはあたしに負けないぐらい機敏じゃん」
紫苑
「そうでしょうか」
リチャード
「カイウスも機敏だからね」
カイウス
「でも俺は剣士だぜ?盗賊に比べたらなぁ」
コーリオ
「まあそれはいいんじゃない」
紫苑
「ですよね、剣士でそれだけ機敏なだけで大したものかと」
リチャード
「だよね、そう思うよ」
カイウス
「でもやっぱ盗賊って素早いもんなんだな」
コーリオ
「そうだねぇ、剣士に比べると軽装だからかな」
紫苑
「そうですね、身につけるものの重さは機動力に直結します」
リチャード
「機敏な重装兵とかいたら流石に気持ち悪いよね」
カイウス
「分かる、ゲームとかでも速さが伸びても上限値低かったりするしな」
コーリオ
「重い鎧身につけてるのに盗賊並に早く動かれたら盗賊の存在意義なくなるし」
紫苑
「全くですね、コーリオさんが役立たずになります」
リチャード
「あはは」
カイウス
「そういう問題なのか」
コーリオ
「盗賊特有のスキルがあるでしょ」
紫苑
「おや、そうでしたね」
リチャード
「紫苑さん分かってて言ったよね」
カイウス
「意地悪だな」
コーリオ
「紫苑ってわざと言ってるような事言うもんね」
紫苑
「ふふ、敏腕メイドですから」
リチャード
「そういう問題?」
カイウス
「単なる皮肉屋だろ」
コーリオ
「だよねぇ」
紫苑
「私が皮肉屋ですか、言いますね」
リチャード
「あはは」
カイウス
「勘弁して欲しいぜ」
コーリオ
「紫苑って侮れないよね」
紫苑
「大人をなめないでいただきましょう」
リチャード
「そういえば紫苑って既婚者なんだっけ」
カイウス
「そういやそうだな、すっかり忘れてた」
コーリオ
「マジ?誰と結婚してんのさ」
紫苑
「お嬢様のお父様とですよ」
リチャード
「それね、なんか凄いよね」
カイウス
「だよなぁ、確かその人って社長だか財閥のトップだかって感じの人だろ?」
コーリオ
「マジか、そんな凄い人と結婚したんだ」
紫苑
「ええ、歳の差も結構あるのですが、それでも必要と言われるのなら受け入れるだけですよ」
リチャード
「器が大きいね」
カイウス
「ある意味2人の母親みたいなとこがあるもんな」
コーリオ
「だよねぇ、紫苑って厳しいお母さんって感じ」
紫苑
「お母さんですか、まあ間違ってはいませんけどね」
リチャード
「やっぱりそれなりの歳なのかな」
カイウス
「若く見えるのにな」
コーリオ
「うん、そう見える」
紫苑
「うふふ、若さとは作るものですよ」
リチャード
「それよりここはボスだよね、ルール確認しようよ」
カイウス
「ここは状態異常回復禁止と能力上昇禁止と秘奥義合計8回未満だな」
コーリオ
「なら特に問題ないね」
紫苑
「そのまま行きますよ」
リチャード
「それでそのボスは…」
カイウス
「あれじゃないか」
コーリオ
「ジェイだね、油断せずにいくよ」
紫苑
「ええ」
ジェイ?
「おや、こんな所まで来るなんて物好きですね」
リチャード
「君はジェイかな」
影忍ジェイ
「僕は影忍ジェイ、俗に言う思念体ですね」
カイウス
「影忍か、ジェイらしいな」
影忍ジェイ
「それはどうも」
コーリオ
「それにしても忍者か、盗賊のあたしが勝ったら自信になるね」
影忍ジェイ
「簡単に勝たせるとでも?」
紫苑
「その強気な所がジェイさんらしいですね」
影忍ジェイ
「僕は簡単に負けるつもりはないですしね」
リチャード
「いいね、その強気なの」
影忍ジェイ
「リチャードさんに言われたくないですよ」
カイウス
「それでこそジェイだよな」
影忍ジェイ
「失礼ですね、あなたは」
コーリオ
「あははっ、でもそれでこそなのは分かるかも」
影忍ジェイ
「やれやれ」
紫苑
「素直じゃないのがジェイさんですしね」
影忍ジェイ
「紫苑さんは僕をからかってますよね」
リチャード
「ジェイも紫苑には勝てないかな」
影忍ジェイ
「そんな事は…」
カイウス
「そこはまだ子供だな」
影忍ジェイ
「失礼な」
コーリオ
「ムキになるなよ」
影忍ジェイ
「だから…」
紫苑
「うふふ」
影忍ジェイ
「はぁ、それより訊きたい事があるので答えてくださいよ」
リチャード
「僕なんかでいいならね」
カイウス
「俺なんかでいいならな」
コーリオ
「あたしなんかでいいなら」
紫苑
「私などでいいのなら」
影忍ジェイ
「では訊きますよ」
影忍ジェイ
「守りたいものはありますか」
リチャード
「もちろんあるよ」
影忍ジェイ
「では怖いものはありますか」
カイウス
「あるよな、そりゃ」
影忍ジェイ
「では大切なものはありますか」
コーリオ
「もちろんだよ」
影忍ジェイ
「では命を懸けられるものはありますか」
紫苑
「ありますよ、それが私の大切なものです」
影忍ジェイ
「では失う事は怖いですか」
リチャード
「怖いよ、だから戦うのさ」
影忍ジェイ
「では大切な人はいますか」
カイウス
「もちろんだよ」
影忍ジェイ
「では許せないと思った事はありますか」
コーリオ
「もちろんあるよ」
影忍ジェイ
「では家族とはなんだと思いますか」
紫苑
「守るべき人達ですね」
影忍ジェイ
「では強さとはなんだと思いますか」
リチャード
「守れるだけの力かな」
影忍ジェイ
「では人の心とはなんだと思いますか」
カイウス
「難しいけど通じ合えるものかな」
影忍ジェイ
「では許せないと思った事はありますか」
コーリオ
「あるよ、当然ね」
影忍ジェイ
「では恐怖とはなんだと思いますか」
紫苑
「防衛本能でしょうか」
影忍ジェイ
「なるほど、なかなかいい返事ですね」
リチャード
「結局は難しいものだよね」
影忍ジェイ
「ですね、まあ僕としても今はいいと思ってますよ」
カイウス
「今が楽しいって大切だもんな」
影忍ジェイ
「そうですね、だからこそ守りたいと思うんです」
コーリオ
「だね、それは分かるよ」
影忍ジェイ
「今を生きるってそういう事ですからね」
紫苑
「ですね、その通りです」
影忍ジェイ
「さて、みなさんは先に進みたいんですよね」
リチャード
「戦えだね」
影忍ジェイ
「はい」
カイウス
「いいぜ、受けて立つぜ」
影忍ジェイ
「決まりですね」
コーリオ
「それじゃ」
影忍ジェイ
「いざ」
紫苑
「本気で」
影忍ジェイ
「参ります!」


戦闘開始です

意思を持つ武器 緑地の霊弓

とある情報を得た為情報の場所へとやってきていた


ナタリア
「この辺りですの?情報の場所は」
みどり
「みたいだね、なんでも突然緑の人魂が見えたとか」
未亜
「緑の人魂?」
エポニーヌ
「なによそれ」
ナタリア
「さあ?」
みどり
「あたしに訊かれても」
未亜
「だよねぇ」
エポニーヌ
「意味分かんないわよ」
ナタリア
「緑の人魂…」
みどり
「どういう事なのかな」
未亜
「分からないね」
エポニーヌ
「全くよ」
ナタリア
「それでどうしますの」
みどり
「調べてみる?」
未亜
「それがよさそうかな」
エポニーヌ
「決まりね、行くわよ」



ナタリア
「何もありませんわね」
みどり
「あるのは草木ばかりだね」
未亜
「草原だしね」
エポニーヌ
「嘘だって通報するのは親告罪よね」
ナタリア
「それでどうしますの」
みどり
「調査は続行でいいよ」
未亜
「でも何を調べるの」
エポニーヌ
「そこからよね」
ナタリア
「そうですわね」
みどり
「何かないのかな」
未亜
「情報とか」
エポニーヌ
「そんなものあるの?」
ナタリア
「あるといいですわね」
みどり
「他人事か」
未亜
「でもあるのかな」
エポニーヌ
「そうねぇ」
ナタリア
「そういうのがあると助かりますが」
みどり
「情報ねぇ」
未亜
「あるものなのかな」
エポニーヌ
「意外とあるんじゃない?」
ナタリア
「それかヒントとか」
みどり
「ヒントねぇ」
未亜
「そんなのあるのかな」
エポニーヌ
「意外とあるんじゃないのかしら」
ナタリア
「落ちてないでしょうか」
みどり
「落ちてたらいいけどね」
未亜
「落ちてるものなの?」
エポニーヌ
「落ちてるといいけどね」
ナタリア
「ん?何か光っていますわ」
みどり
「転送の魔法陣だね」
未亜
「なんでそんなのが?」
エポニーヌ
「さあ?」
ナタリア
「なら入ってみますか、お先に」
みどり
「あ、待ってよ」
未亜
「どうするの」
エポニーヌ
「迷っても仕方ないわよ」
未亜
「決まりだね、行くよ」
エポニーヌ
「ええ」



ナタリア
「ここは…」
みどり
「遺跡かな?緑の遺跡って感じ」
未亜
「なんなのかな、ここ」
エポニーヌ
「知らないわよ」
ナタリア
「何かあるのでしょうか」
みどり
「何かねぇ」
未亜
「あれ?マナを感じないね、ここは隔離された世界みたい」
エポニーヌ
「本当ね、なんなのかしら」

ようこそ、緑地に立つ乙女よ

ナタリア
「声がしますわね、どちら様ですの」

僕の名は霊弓・緑天、緑地の力を秘めた弓だよ

みどり
「もしかしてあたしかな?」

うん、君になら僕の緑地の力は相応しいからね

未亜
「それって緑の大地って事?」

そうだよ、その力は大いなる緑の大地さ

エポニーヌ
「言うじゃないの」

さて、それじゃ僕は奥で待っているよ。力を求めるなら来るといい

ナタリア
「だそうですわよ」
みどり
「行こう、緑地の力を受け取りに」
未亜
「決まりかな」
エポニーヌ
「行くわよ」



ナタリア
「そういえばみどりさんはなぜ弓を?」
みどり
「なんでか?うーん、あたしの地元は弓がそれなりに強かったからかな、あと神事とかあったし」
未亜
「神事?」
みどり
「うん、的を一発で射抜くと恋が成就するっていうやつ」
エポニーヌ
「あら素敵」
みどり
「まああたしは恋とは無縁だけどね、とはいえそういう事もあるからさ」
ナタリア
「なんか素敵ですわ」
みどり
「あたしは元々世話焼きだし自由な所もあるからねぇ」
未亜
「それは分かるかも」
みどり
「だから恋愛なんて考えた事もなかったよ」
エポニーヌ
「それで今は?」
みどり
「好きな人はいるよ、ただなぜか女の子だけど」
ナタリア
「みどりさんそちら側の人でしたの?」
みどり
「なんか女の子が好きになるんだよね、あたし変かな?」
未亜
「変っていうか、なんというか」
みどり
「世の中にはそういう人もいるって分かってるけどね」
エポニーヌ
「これは薄い本が厚くなるわね」
みどり
「おい」
ナタリア
「ですがそれを悪いとは思いませんわよ」
みどり
「そう言ってもらえると救われるね」
未亜
「それにしてもみどりが女の子に目覚めていたとは」
みどり
「なんか女の子を見てると胸がときめくんだもん、不思議だよねぇ」
エポニーヌ
「薄い本のネタいただきね」
みどり
「エポニーヌは逞しいね」
ナタリア
「では行きますか」
みどり
「だね」
未亜
「うん」
エポニーヌ
「ええ」



ナタリア
「行き止まりですわね」
みどり
「目の前には枯れ葉の山だね」
未亜
「除去しろって事かな」
エポニーヌ
「でもどうやってよ」
ナタリア
「そうですわね」
みどり
「あたしには無理だよ」
未亜
「なら私がやるよ、下がってて」
エポニーヌ
「ええ」
未亜
「行くよ」
未亜
「はあっ!!」
ナタリア
「見事ですわね」
みどり
「流石は天使だ」
未亜
「これで進めるね」
エポニーヌ
「そうね」
ナタリア
「では行きますわよ」
みどり
「うん」
未亜
「行くよ」
エポニーヌ
「ええ」



ナタリア
「あれでしょうか」
みどり
「みたいだね、緑に囲まれた祭壇だから間違いないよ」
未亜
「美しいね」
エポニーヌ
「機能美ね」

ようこそ、緑地に立つ乙女よ

ナタリア
「あなたが緑天ですわね」

うん、僕こそが緑地の弓の緑天だよ

みどり
「んで指名はあたしだね」

うん、君になら僕の緑地の力は相応しいからね

未亜
「緑地なんて言うよね」

その力は大いなる緑の大地さ

エポニーヌ
「言うじゃない」

さて、それじゃこっちに来て。僕に相応しい筈だよ

みどり
「うん」

さあ、手に取って

みどり
「やっ!!」
ナタリア
「凄いですわね」
未亜
「本物の力だね」
エポニーヌ
「本物の地の力よ」
みどり
「これが…自然と手に馴染むね」

これからは力になるよ、よろしくね

みどり
「うん、こちらこそね」

忘れないでね、力とは時に思わぬ世界を見せてくれると

みどり
「そうだね、あたしもそんな思わぬ世界を楽しんでるし」

世界は広いようで狭い、逆もまた然りだよ

みどり
「だね、だからこそ世界は面白いのさ」

君の見た世界は君のものだ、忘れないようにね

みどり
「うん」

さて、それじゃ戻りなよ。大切な場所へ

みどり
「うん」
みどり
「お待たせ」
ナタリア
「みどりさんも今を楽しんでいるようですわね」
未亜
「そうね、楽しそうでいいよ」
エポニーヌ
「楽しいなら何よりよね」
みどり
「えへへ、まあね」
ナタリア
「それでこそですわね」
未亜
「うん、幸せそうでいいよね」
エポニーヌ
「全くよ」
みどり
「あたしも楽しまなきゃね」
ナタリア
「では帰りますわよ」
未亜
「あそこに転送の魔法陣があるよ」
エポニーヌ
「それじゃ帰るわよ」
みどり
「うん」
みどり
「力は時に思わぬ世界を見せてくれる、か。尤もかもね」
みどり
「あたしもそんな外の世界を見て変わったもん」
みどり
「やっぱり外の世界はいいなって思ったしね」
みどり
「それにあたしの好きなものも見つけたしね」
みどり
「やっぱり自分に素直になるって大切だよ」
みどり
「あたしは外に出てよかったって思ってるしね」
みどり
「これからもあたしは自由に生きていくよ、それがあたしの生き方だし」
みどり
「さて、戻らなきゃ」


こうしてみどりは緑地の力を手にした
外の世界の素晴らしさ
それを知ったみどりはもっとそれを知りたくなった
自由な生き方がみどりの信条でもある
大切なものも理解しているからこそその生き方を選んだ
本当に守りたいものは言うまでもない
だからこそ強くなりたいとも願うのである
みどりは優しさもきちんと持ち合わせているのだから
これからもそんな大切なものを守っていきたい
強くなるとはそういう事なのだから
もっと強くなって守っていけるだけの強さを手にしたい
それが今のみどりの願いである
この先もそんな自由で強い生き方をしていけるように
緑地の乙女幸村みどりは進む、、自由の先にある未来へと
次の武器をご期待ください

そらおかける!大航空ラジオ 超 第17回

本日はラジオです


スレイ
「そういえば今日か、聴いてみよう」



えあ
「暑い」
すかい
「この前は寒かったわよね」
ふりっく
「忙しいでやんすな」
えあ
「季節はどうなってしまうの」
すかい
「哲学っぽく言わない」
ふりっく
「人は…どうしてお腹が空くのでやんすか」
えあ
「何言ってんだこいつ」
すかい
「辛辣すぎる」
ふりっく
「酷いワッ!」
えあ
「まあそれはそれ」
すかい
「えあってたまに鬼よね」
ふりっく
「酷いでやんす、それよりお宝でやんす」
えあ
「伝説のよもぎだって」
すかい
「まあそれでいいわよ」
ふりっく
「でやんすな」
えあ
「それじゃ」
すかい
「お宝目指して!」
ふりっく
「飛空艇発進でやんす!」



三人
「そらおかける!大航空ラジオ!超!」
オペラ
「さて、始まりました、そらじおスーパー」
ステラ
「安いよ安いよ~」
ニック
「だからそのスーパーじゃねぇだろ」
オペラ
「さて、勝ちたいんだ!」
ステラ
「勝てないんだ!」
ニック
「ポジりたいんだ!」
オペラ
「にしてもライオンズさん強いですねぇ」
ステラ
「得点効率のエグさがやばい」
ニック
「野手の育成上手すぎないか?その育成力三割ぐらい分けて!」
オペラ
「梨田さんは昔ながらの監督ですから」
ステラ
「簡単に対策される現代野球じゃ勝てないですよねぇ」
ニック
「やっぱりラミちゃんは偉大だわ」
オペラ
「選手を信じても対策されたら勝てねーんだよ!」
ステラ
「とりあえず相手チームのデータ徹底的に集めような!」
ニック
「データは大切なんだぜ!」
オペラ
「選手を信じる?その前に相手チーム分析してから言おうな!」
ステラ
「どんなに信じても対策されたら勝てませんからね!」
ニック
「データの大切さを小一時間問いたいぞ!」
オペラ
「なんで勝てないか?対策されてるからに決まってんだろ!ヴァカ!」
ステラ
「オールド野球で勝てるほど現代野球は甘くないんだよ!ダホ!」
ニック
「とりあえずデータを活かせるコーチとか呼ぼうな!」
オペラ
「さて、通の便りを読みますか」
ステラ
「ラジオネーム『青森なまはげーず』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、青森なまはげーずです、野球はやっぱりデータだと思いました、どう思いますか」
ニック
「少なくとも現代はデータ使わなかったら勝てないよな」
オペラ
「それな、20年前と同じ野球で勝てると思うなよ」
ステラ
「横浜が強くなった理由ってラミちゃんが超がつく頭脳派だからですよね」
ニック
「それな、今年楽天が勝てない理由は梨田さんがオールドタイプなせいだ」
オペラ
「選手を信じてる暇があったらデータ集めてこいや!」
ステラ
「選手を信じるのはそれからですよね」
ニック
「信じるだけで勝てたら苦労しねーんだよ!」
オペラ
「若い監督がチームを強くしてる理由がよく分かる」
ステラ
「少なくとも相手を分析してますからね」
ニック
「データは大切だぞ」
オペラ
「ラミちゃんが有能な理由がよく分かる」
ステラ
「それな」
ニック
「コーナー行くぞ」
オペラ
「貴様は今までに見た性癖の数を覚えているのか!貴様の性癖を教えろ!」
ステラ
「このコーナーでは投稿者の性癖を暴露します」
ニック
「ラジオネームだから、絶対、安心」
オペラ
「では本日の性癖はこちら」
ステラ
「ラジオネーム『魔球ガンジー』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、魔球ガンジーです、僕の性癖は太ももフェチです、太いのが好きです」
ニック
「太ももフェチか、それも太いのが好きなのか」
オペラ
「でも細い太ももって意外と見なくないですか?」
ステラ
「分かります、太ももだけは結構太いっていう人いますよね」
ニック
「太ももが細かったらそれはやばい」
オペラ
「それな」
ステラ
「適度なふくよかさは健康の証明です」
ニック
「ミイラになりたいとかいうダイエットは体壊すぞ」
オペラ
「なので適度なふくよかさは恥じる必要はありません」
ステラ
「太ももは太いぐらいでいいのです」
ニック
「一旦コマーシャルな」



スレイ
「それはそうだよね」

コマーシャル明けました

オペラ
「勝ちたいんだ!」
ステラ
「勝てないんだ!」
ニック
「ポジりたいんだ!」
オペラ
「どうあがいても絶望」
ステラ
「それな」
ニック
「コーナー行くぞ」
オペラ
「俺の悩みを聞け!人生ぶん投げる!」
ステラ
「このコーナーは投稿者の悩みを聞くだけ聞いてぶん投げます」
ニック
「過度な期待はするなよ」
オペラ
「では本日のお悩みはこちら」
ステラ
「ラジオネーム『そうめんの助』さんからの投稿です」
ステラ
「はじめまして、そうめんの助です、最近カレーにハマっているのですが、何かいいトッピングとかありますか」
ニック
「スクランブルエッグとか美味いぞ」
オペラ
「そこはちくわですよ、万能食材ちくわ」
ステラ
「納豆とかもいいですよ」
ニック
「オペラの言うちくわは確かにいいぞ」
オペラ
「スクランブルエッグは甘さもありますしね」
ステラ
「納豆は好みはあると思いますが、美味しいですよ」
ニック
「いっそココイチのホームページでも見ろ」
オペラ
「本末転倒ですけど、それもありですね」
ステラ
「あとほうれん草なんかもおすすめです」
ニック
「そんな訳だ、意外と何でも合うぞ」
オペラ
「ちくわ食おうぜ!」
ステラ
「それギターじゃなくてバターですから!」
ニック
「このあとは振り返りな」



スレイ
「カレーか」



オペラ
「本日も満足なり」
ステラ
「次回も3人ですよね」
ニック
「そうなるな」
オペラ
「では次回もかっ飛ばしますか」
ステラ
「ですね」
ニック
「次回もよろしくな」
オペラ
「ではこのあとは」
ステラ
「ドラマ後編です」
ニック
「もう少し付き合ってくれよな」



えあ
「この辺りかな」
すかい
「だと思うけど」
ふりっく
「よもぎ餅食べたいでやんす」
えあ
「あっ、これだ」
すかい
「それじゃ摘むわよ」
ふりっく
「でやんす」

「オーッホッホッホ!!」
えあ
「あっ」
レン
「お久しぶりですわ」
すかい
「あんた達も相変わらずね」
メラ
「はい、みなさんが好きなもので」
ふりっく
「それはなんともでやんす」
ソウジ
「お嬢様が好きなのですよ」
レン
「こほん、行きますわよ」
メラ
「それでは」
ソウジ
「失礼します」
えあ
「好かれてるね」
すかい
「引き上げましょうか」
ふりっく
「でやんすな」



スレイ
「大変だなぁ」


放送終了です

赤い竹

本日の依頼はですね


ジーニアス
「今日の依頼って何」
プラフタ
「赤い竹の採取ですね」
美冬
「赤い竹?」
エト
「そんなものがあるのね」
ジーニアス
「何に使うんだろ」
プラフタ
「何でもメンマにして食べるそうですよ、ピリッと辛くて美味しいとか」
美冬
「確かにメンマは竹から作るんだけどね」
エト
「それで竹を採ってこいって」
ジーニアス
「凄いね」
プラフタ
「メンマ美味しいですよね」
美冬
「そうね、ラーメンには欲しくなるわ」
エト
「おっさんか」
ジーニアス
「あはは、僕でも流石にメンマを手作りはしないなぁ」
プラフタ
「そういえばジーニアスさんは料理上手でしたね」
美冬
「そうね、ジーニアスの作るクッキーとか美味しいわよ」
エト
「マジ?料理上手なのね」
ジーニアス
「一応ね、姉さんがあんなだから」
プラフタ
「納得しました」
美冬
「それで料理に限らず家事全般が得意に」
エト
「苦労してるのね」
ジーニアス
「うん、おかげで主夫とか言われるように」
プラフタ
「なんとなく分かりますね」
美冬
「苦労人ね」
エト
「ハーフエルフって事もあるものね」
ジーニアス
「そうなんだよね」
プラフタ
「まさに苦労人人生ですか」
美冬
「全くよね」
エト
「ジーニアスって苦労してるのねぇ」
ジーニアス
「でもおかげで生きていける術は身についた気がする」
プラフタ
「確かにそんな気はしますね」
美冬
「逞しいものね」
エト
「でもやっぱりその苦労はなんかなぁって思うわ」
ジーニアス
「ハーフエルフだからね、仕方ないよ」
プラフタ
「ハーフエルフの差別や迫害は昔からありますからね」
美冬
「プラフタが言うのなら本当なんでしょうね」
エト
「流石は500歳のお婆ちゃんね」
ジーニアス
「あはは」
プラフタ
「私は17歳ですよ」
美冬
「どの口がそれを抜かすのよ」
エト
「17歳教かしら」
ジーニアス
「それはそれだよね」
プラフタ
「17歳です」
美冬
「それは譲らないのね」
エト
「困った人だわ」
ジーニアス
「意外と頑固だよね、プラフタ」
プラフタ
「失礼ですね」
美冬
「全くよね」
エト
「プラフタも可愛いものよね」
ジーニアス
「プラフタってお茶目だよね」
プラフタ
「うふふ」
美冬
「やれやれね」
エト
「うふふ」
ジーニアス
「行こうか」
プラフタ
「ですね」
美冬
「ええ」
エト
「ええ」



ジーニアス
「それで今日はどこへ行くの」
プラフタ
「赤竹の森ですね」
美冬
「つまり竹林ね」
エト
「竹林ねぇ」
ジーニアス
「でも赤い竹か」
プラフタ
「ピリ辛のメンマが作れるそうです」
美冬
「というかプラフタはすっかり大食いになったわよね」
エト
「太るわよ」
ジーニアス
「あはは」
プラフタ
「きちんと運動してますから平気です」
美冬
「そういう問題じゃなくてね」
エト
「カロリー消費って大変なのよ」
ジーニアス
「プラフタが丸くなっていく」
プラフタ
「そんな事はありません」
美冬
「やれやれね」
エト
「ふふ」
ジーニアス
「行こうか」
プラフタ
「ええ」
美冬
「そうね」
エト
「ええ」



ジーニアス
「ここが赤竹の森だね」
プラフタ
「ここの竹を採取してくださいね」
美冬
「了解よ」
エト
「行くわよ」



ジーニアス
「これかな」
プラフタ
「ええ、では切り倒しますよ」
美冬
「ええ」
エト
「やるわよ」



ジーニアス
「竹は結構生えてるね」
プラフタ
「これならすぐに終わりそうですね」
美冬
「どんどん切るわよ」
エト
「了解よ」



ジーニアス
「この竹からメンマを作るのか」
プラフタ
「作るのは大変ですけどね」
美冬
「それはあるけどね」
エト
「どんどん行くわよ」



ジーニアス
「こんなものかな」
プラフタ
「ですね、では依頼達成です」
美冬
「帰るわよ」
エト
「何か来るわ」
魔物
「見つけたわ」
ジーニアス
「出たね」
魔物
「今度は勝つわよ」
プラフタ
「相手になりますよ」
美冬
「返り討ちにしてあげるわ」
エト
「行くわよ!」
魔物
「斬る!」



美冬
「行くわよ!」
美冬
「終わらせるわよ!暗き夜に轟く刃…最後の夜に、鳴り響け…心夜迅滅剣!!」
魔物
「くっ!?」
美冬
「アクセル解放!ムーンエッジ!」
美冬
「月崩刃!!」
美冬
「我が刃にて…月塵と化せ!月塵!滅!封!殺!!」
プラフタ
「行きます!」
プラフタ
「駆け抜ける事閃光の如し!ファングパニッシャー!!私はこの手で未来を切り拓く!」
魔物
「くっ!?」
プラフタ
「アクセル解放!バリアブルボディ!」
プラフタ
「スラストハンド!!」
プラフタ
「行きますよ!はぁっ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
プラフタ
「容赦はしない!ふぅぅぅぅぅぅっ…ふっ!エクスターミネートアサルト!!せあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
エト
「行くわよ!」
エト
「突き抜けろ雷光!スパークファルコ!!痺れなさい!」
魔物
「くっ!?」
エト
「アクセル解放!バリアブルチェンジ!」
エト
「スパークソード!!」
エト
「抉り取ってあげるわ!斬り裂け!ヘカトンスラッシュ!!」
魔物
「撤退ね」



ジーニアス
「それじゃ依頼達成かな」
プラフタ
「帰りますよ」
美冬
「ええ」
エト
「そうね」


こうして依頼達成
その竹は美味しいメンマになりました

バルウォーク 第二十八回

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、暇そう」
レイヴン
「別に暇ってほどでもないぞ」
由依
「でも意外と暇そうに見えますわね」
レイヴン
「おい」
みやび
「ふふ、レイヴンさんは本当は働いてますよね」
レイヴン
「そりゃ働いとるがな」
山風
「それにしても今日は冷えるね」
レイヴン
「この前までクッソ暑かったのにな」
由依
「気候の変化が激しすぎませんか」
レイヴン
「それな」
みやび
「この前は薄着だったのに今日は重ね着ですよ」
レイヴン
「みやびちゃんは何着ても似合うな」
山風
「凄いよね」
レイヴン
「それだけいいスタイルしてるんだろうな」
由依
「むぅ、羨ましいです」
レイヴン
「由依ちゃんも大変だな」
みやび
「あら、由依さんも可愛いと思いますよ」
レイヴン
「みやびちゃんの強キャラ感」
山風
「絶対強いよね」
レイヴン
「そんな気がするわ」
由依
「むぅ」
レイヴン
「由依ちゃんも年頃なのかね」
みやび
「かもしれませんね」
レイヴン
「若いっていいな」
山風
「提督だって年寄りじゃないでしょ」
レイヴン
「とはいえもう少しで50だし」
由依
「その割に若く見えますね」
レイヴン
「そうかね」
みやび
「はい、そう見えます」
レイヴン
「んー」
山風
「提督は自虐しすぎだよ」
レイヴン
「自虐もユーモアのつもりなんだがな」
由依
「そういうのはよろしくありませんわよ」
レイヴン
「そんなもんかね」
みやび
「そんなものです」
レイヴン
「んー、まあいいけど」
山風
「提督も大変だよね」
レイヴン
「言うな」
由依
「でもレイヴンさんは人望はありますわよね」
レイヴン
「それが不思議でな、俺ってそんな魅力あるんか」
みやび
「どこか人を惹きつける何かがあるんでしょうね」
レイヴン
「人を惹きつける何かねぇ」
山風
「そうとしか思えないよね」
レイヴン
「はぁ、それより少し出てくるからな」
由依
「宣伝のやつですの?」
レイヴン
「そう」
みやび
「なら行ってらっしゃい」
レイヴン
「おう、行ってくる」



レイヴン
「集まったな」
ロジー
「宣伝に行くんだな」
珠子
「行くならどこでも付き合うわよ」
初月
「僕もどこでも行くぞ」
レイヴン
「おう、んじゃ行くか」
ロジー
「ああ」
珠子
「そうね」
初月
「うむ」



レイヴン
「まずはここだな」
ロジー
「ここは煎餅屋か」
珠子
「煎餅屋なんてあったのね」
初月
「そのようだな」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「それで何かお食べになります?」
ロジー
「何かおすすめとかあるか」
店員
「そうですね、ならあられとかどうですか」
珠子
「そうね、ならそれでお願い」
店員
「かしこまりました、では少しお待ちを」
初月
「ああ」
レイヴン
「煎餅もいいもんだぜ」
ロジー
「そうだな、煎餅も美味しいしな」
珠子
「そうね、お酒にも意外と合うのよ」
初月
「珠子は結構飲むのか」
店員
「お待たせしました、あられになります」
レイヴン
「サンキュ」
店員
「当店の煎餅はバルディア産のお米を使っているんですよ」
ロジー
「へぇ、バルディアは米も作ってるのか」
店員
「はい、なのでとても美味しく出来上がります」
珠子
「いいわね」
店員
「美味しさの秘訣は醤油や塩にもありますからね」
初月
「だから美味しいんだな」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店の煎餅をぜひ」
レイヴン
「そんじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「ありがとうね」
初月
「では行くぞ」



レイヴン
「さて、次は」
ロジー
「なら俺が行きたい場所があるからそこに行こう」
珠子
「ならそれでいいわよ」
初月
「だな、行くぞ」



レイヴン
「ここかね」
ロジー
「ああ、ここの和菓子は美味しくてな」
珠子
「和菓子なのね」
初月
「だが提督は甘いものが苦手だな」
店員
「おや、いらっしゃいませ、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おう」
店員
「何かお食べになりますか」
ロジー
「あまり甘くないものを頼む」
店員
「かしこまりました」
珠子
「あるのかしら」
店員
「もちろんです、少しお待ちを」
初月
「一応提督に配慮はしてるんだな」
レイヴン
「すまんね」
ロジー
「苦手なのは知ってるからな」
珠子
「流石はロジー君ね」
初月
「意外と考えてるんだな」
店員
「お待たせしました、磯辺団子です」
レイヴン
「確かにこいつならそんな甘くないな」
店員
「和菓子は甘いだけではありませんから」
ロジー
「醤油の味と海苔の風味がいいな」
店員
「当店は厳選した材料を使っていますから」
珠子
「だから美味しいのね」
店員
「はい、砂糖から小麦まで」
初月
「美味いな」
店員
「ではバルディアにお越しの際は当店の和菓子をぜひ」
レイヴン
「んじゃ次に行くか」
ロジー
「すまなかったな」
珠子
「ありがとうね」
初月
「では行くぞ」



レイヴン
「次はここだな」
ロジー
「なんの会社だ?」
珠子
「とりあえず入ってみましょ」
初月
「だな、入ろう」



社員
「おや、宣伝の方ですね」
レイヴン
「おうよ」
社員
「当社は主にアダルト系の書籍を扱っていますよ」
ロジー
「アダルト系なのか」
社員
「はい、一応売れていますし需要もありますからね」
珠子
「そうね、きちんと需要はあるもの」
社員
「ではもし見かけたら手に取ってみてくださいね、あと未成年は買えませんよ」
初月
「うむ」



レイヴン
「戻ったぞ」
山風
「お帰り」
レイヴン
「お土産の磯辺団子な」
由依
「あら、どうも」
レイヴン
「さて」
みやび
「磯辺団子ですか」
レイヴン
「仕事だ」


こうして宣伝は続く
バルディアの魅力も様々

炎の根

本日の依頼はですね


ウィル
「今日の依頼はなんだ」
彩羽
「炎の根の採取ですって」
アリス
「炎の根?」
シリ
「なにそれ」
ウィル
「分からん、だが根というからには植物なんだろう」
彩羽
「でしょうね」
アリス
「炎の根…」
シリ
「でも興味深いね」
ウィル
「だな」
彩羽
「それにしても今回はウィルが見事に保護者ね」
アリス
「ウィルはお父さん…」
シリ
「だね、パパだよ」
ウィル
「はぁ、まあ確かに既婚者だし娘もいるんだが、どうにも不服だな」
彩羽
「ウィルは過去の事もあるものね」
アリス
「あ、そっか」
シリ
「奥さんは亡くなってるんだっけ」
ウィル
「ああ、元々体の弱い奴だったからな、それで俺が無理に連れ出したのもある」
彩羽
「でもそれは奥さんがそれを望んだんでしょ」
アリス
「ウィルは奥さんを愛してたんだね」
シリ
「なんか羨ましいなぁ」
ウィル
「そうだな、だがそれで俺は犯罪者だ、貴族の娘を誘拐したとしてな」
彩羽
「望まれてやったとはいえ相手から見たらそういうものよね」
アリス
「そうだね、親からしたらそう見えるもん」
シリ
「だね、でもウィルはそれでも幸せだったんだよね」
ウィル
「そうだな、とても幸せだった、幸せ以外の何物でもなかった」
彩羽
「どうなるか分かってても、よね」
アリス
「そこまでして1人の人を好きでいられるなんて凄いなぁ」
シリ
「それだけウィルの愛は本物だったんだね」
ウィル
「ああ、どうなるかなんて分かり切っていたよ、それでも俺は駆け落ちする事を選んだんだ」
彩羽
「なんかもう眩しいわね、この人は」
アリス
「うん、なんか凄く眩しく見える」
シリ
「ウィルはそれだけ純粋な気持ちだったんだね」
ウィル
「だろうな、俺の人生はそんな波乱に満ちているという事だ」
彩羽
「でも駆け落ちして犯罪者にされて、それでも今でも好きでいられるなんて惚れちゃうわ」
アリス
「うん、私はウィルみたいに愛を貫き通せる自信はないかも」
シリ
「それだけ好きを貫いたんだもんね」
ウィル
「あいつの最期の言葉はあの人を許してあげて欲しいだった、本当に馬鹿な奴だよ、本当にな」
彩羽
「でもそう言ってくれるなんて幸せ以外の何物でもないと思うわよ」
アリス
「うん、だから私はウィルを責められないよ」
シリ
「ウィルが貫いたのは本物の好きだったんだからね」
ウィル
「こんな俺を最後まで案じてくれた、俺は幸せ者なんだろうな」
彩羽
「どんなに言われようとも最後の最後まで愛してくれていた、幸せ者よね」
アリス
「そうだね、羨ましいよ」
シリ
「だね、ふふっ」
ウィル
「そんな羨むな、俺は世間から見たら犯罪者なんだからな」
彩羽
「それでも、よ」
アリス
「うん、それでもだよ」
シリ
「そういう事」
ウィル
「やれやれ、俺なんかを尊敬されても困るんだがな」
彩羽
「ふふ、でもその経験があるからこその大人よね」
アリス
「うん、そう思う」
シリ
「だよね」
ウィル
「それより行くぞ」
彩羽
「ええ」
アリス
「うん」
シリ
「だね」



ウィル
「それで今日はどこへ行くんだ」
彩羽
「花の草原ね」
アリス
「草原なんだ」
シリ
「みたいだね」
ウィル
「それにしても炎の根か」
彩羽
「なんでも炎の花っていう花の根らしいわ」
アリス
「炎の花?」
シリ
「そんなのがあるんだね」
ウィル
「そのようだな」
彩羽
「その花は炎のように熱い花らしいわね」
アリス
「へぇ」
シリ
「そんな花があるなんてね」
ウィル
「世の中は広いものだな」
彩羽
「そうね、でも世の中なんてそんなものよ」
アリス
「彩羽は結構ドライだよね」
シリ
「流石は忍者だね」
ウィル
「だな、それも忍者らしさか」
彩羽
「そういう事よ」
アリス
「忍者ってあれだね」
シリ
「そうだね、でもそれもいいよね」
ウィル
「ふっ」
彩羽
「大人って事よ」
アリス
「彩羽はそういう所が魅力なのかもね」
シリ
「だね」
ウィル
「では行くぞ」
彩羽
「ええ」
アリス
「うん」
シリ
「うん」



ウィル
「ここが花の草原か」
彩羽
「ええ、赤と白の混ざった花を探してね」
アリス
「分かった」
シリ
「それじゃ行くよ」



ウィル
「これか」
彩羽
「ええ、この花の根を採取してね」
アリス
「うん」
シリ
「どんどん行こう」



ウィル
「もう少しか」
彩羽
「そうね、さっさと終わらせるわよ」
アリス
「だね」
シリ
「うん」



ウィル
「こんなものか」
彩羽
「そうね、それじゃ依頼達成よ」
アリス
「帰ろうか」
シリ
「何か来るよ」
魔物
「みーつけた」
ウィル
「出たな」
魔物
「今度は勝つよ」
彩羽
「相手になるわよ」
アリス
「負けないよ」
シリ
「行くよ!」
魔物
「叩き潰す!」



アリス
「行くよ!」
アリス
「止めだよ!私の奥の手見せちゃうよ!アスタフラムライン!!」
魔物
「ひゃん!?」
アリス
「アクセル解放!ファイアチャージ!」
アリス
「フラムブレス!!」
アリス
「具現せよ!情熱の結晶!フラムブレイム!!情熱と、勇気の意志よ!焼き尽くせ!」
彩羽
「行くわよ!」
彩羽
「瞬撃絶倒!相伝の技!刮目なさい!空を裂く!喰らえッ!鈴木流!影鷲!!」
魔物
「ひゃん!?」
彩羽
「アクセル解放!シャドウスラッシュ!」
彩羽
「影断!!」
彩羽
「お仕置きの時間よ!可哀想だけど…拒否権はないわよ!せあぁぁぁぁぁっ!!」
彩羽
「闇に散り逝け…絶命の斬光!漆之型!真刑!!」
シリ
「行くよ!」
シリ
「巻き込め水流!アクアツイスター!!逃がさないよ!そりゃっ!」
魔物
「ひゃん!?」
シリ
「アクセル解放!アウトハート!」
シリ
「身撃!!」
シリ
「行くよ!逃がさない!蜂の巣だよ!縛る!一気に…決める!身葬正常破!!」
魔物
「撤退かな」



ウィル
「では依頼達成だな」
彩羽
「帰るわよ」
アリス
「うん」
シリ
「行くよ」


こうして依頼達成
その花は熱を放っていた

新商品に弱い

本日も平和なようで


レイヴン
「結局ついてくるのね」
山風
「提督だけに美味しい思いはさせない」
レイヴン
「あ、そう」
芳乃
「それで何を食べに行くのかしら」
レイヴン
「ハンバーガーだが」
星名
「そうなんだ」
レイヴン
「はぁ、まあ奢ってやるから」
山風
「やった」
レイヴン
「なんでバレるんだか」
芳乃
「以心伝心してるんじゃない」
レイヴン
「おい」
星名
「ふふ、でもレイヴンって楽しいね」
レイヴン
「星名ちゃんって奥手なのかね」
山風
「星名は人と話したりするのが苦手なんだよね」
レイヴン
「そうみたいね、でも意外とマシな気もするけど」
芳乃
「星名は私は好きよ、可愛いと思うし」
レイヴン
「だそうだが」
星名
「あはは、まあコミュ障も少しはよくなったから」
レイヴン
「星名ちゃんっていい体しとるよな」
山風
「提督ってナチュラルにセクハラするよね」
レイヴン
「…」
芳乃
「でもレイヴンのはスキンシップの一環よね」
レイヴン
「そう受け取ってもらえるのならいいけど」
星名
「ふふっ、でも私も昔は男の子に混じって遊んでたんだよ」
レイヴン
「マジか」
山風
「それなのにコミュ障に」
レイヴン
「どうしてそうなったんかね」
芳乃
「女の子らしい体に育ったからじゃない」
レイヴン
「あぁ、なんとなく分かった」
星名
「それで男の子に混ざるのも恥ずかしくなって…」
レイヴン
「まあこんなナイスなバディの女の子が男の子に混ざるのもな」
山風
「なんか大変なんだね」
レイヴン
「だな」
芳乃
「その結果コミュ障になってしまったのね」
レイヴン
「そのようだ」
星名
「でも今は少しはマシになってるから」
レイヴン
「ならいいんだが」
山風
「もったいないよね、なんか」
レイヴン
「そうねぇ」
芳乃
「星名はやっぱりもったいない気がするわね」
レイヴン
「そうよねぇ、こんな可愛いのに」
星名
「あはは」
レイヴン
「ふふ」
山風
「でもなんか星名って女の子らしくなったのかな」
レイヴン
「かもしれん」
芳乃
「星名は可愛いと思うのに」
レイヴン
「芳乃ちゃんが言うかね」
星名
「あはは」
レイヴン
「さて行くぞ」



レイヴン
「ここだな」
山風
「ハンバーガー…」
レイヴン
「そんじゃ入るぞ」
芳乃
「ええ」
レイヴン
「さて」
星名
「わくわく」



レイヴン
「さて、食うか」
山風
「提督は限定商品のダブルダブルチーズバーガーだね」
レイヴン
「このガッツリした肉がいいんよな」
芳乃
「レイヴンって年の割にガッツリしたもの食べるのね」
レイヴン
「悪いかね」
星名
「なんか意外っていうか」
レイヴン
「そう?」
山風
「芳乃はエッグダブルバーガーなんだね」
レイヴン
「芳乃ちゃんも意外とガッツリ行くんか」
芳乃
「ええ、星名は照り焼きダブルなのね」
レイヴン
「星名ちゃんもガッツリしとるな、最近の女の子はよく食べる」
山風
「あたしは生姜焼きトリプルだよ」
レイヴン
「みんなガッツリしとるな、きっちりサイドメニューも頼んでるし」
芳乃
「そりゃレイヴンの奢りなんだもの」
レイヴン
「ですよねー」
星名
「それでしっかり頼んでる訳」
レイヴン
「まあここはチェーンじゃないから優待券とかないけど、いいか」
山風
「はむ」
レイヴン
「山風ちゃん美味しそうに食べるなぁ」
芳乃
「この笑顔がいいわね」
レイヴン
「全くだ」
星名
「山風は可愛いなぁ」
レイヴン
「だな、守りたくなる笑顔だ」
山風
「はむ」
レイヴン
「ふぅ」
芳乃
「ふふっ」
レイヴン
「やっぱ肉はいいな」
星名
「だね」
レイヴン
「ふぅ」



レイヴン
「さて、帰るか」
山風
「だね」
芳乃
「ん?ねえ、あの女の子なんだけど」
星名
「あの子かな?どうしたんだろ」
レイヴン
「声かけてみる?」
山風
「そうしようか」
芳乃
「それじゃレイヴン、頼んだわよ」
星名
「お願いね」
レイヴン
「はいはい」



レイヴン
「そこの人、少しいいかね」
女の子
「何よ?」
レイヴン
「そこで何してんの?迷子って訳でもなさそうだけど」
女の子
「社会勉強よ」
レイヴン
「はぁ」
女の子
「それよりあんたこそなんなの?誘拐って訳でもなさそうだけど」
レイヴン
「俺かね?俺はこの国でクランのマスターやってるもんだが」
女の子
「クラン?」
レイヴン
「興味あるかね」
女の子
「ええ、あるわ」
レイヴン
「なら来るかね」
女の子
「いいの?」
レイヴン
「そっちがいいならな、親とかも気になるし」
女の子
「そこは問題ないわ」
レイヴン
「あ、そう、それで名前は?」
エト
「エトルセシアよ、エトでいいわ」
レイヴン
「分かった、ならよろしく頼む」
エト
「ええ」
レイヴン
「そんじゃ行くか」
エト
「ええ」



レイヴン
「さて、そんじゃ解散だな」
山風
「うん」
芳乃
「エトは私が案内してあげるわ、行くわよ」
エト
「ええ」
星名
「それじゃね」



芳乃
「さて」
エト
「ここはいいわね」
ヒューバート
「おや、新しい人ですか」
シャリー
「みたいね」
エト
「エトよ、よろしくね」
ヒューバート
「ええ、こちらこそ」
シャリー
「よろしくね」
エト
「それにしてもここは楽しいわ、姫も満足よ」
ヒューバート
「姫?」
シャリー
「一人称が姫なんて変わってるわね」
エト
「姫は姫よ」
ヒューバート
「まあいいですが」
シャリー
「そうね、ふふ」
エト
「楽しくなりそうだわ」
芳乃
「ふふ」


こうしてエトが加わる事に
どこから来たのだろうか

人形の墓場

本日の依頼はですね


ジェイド
「今日の依頼はなんですか」
キース
「人形の墓場でのガラクタ漁りだな」

「人形の墓場?」
ルリファス
「何かしらそれ」
ジェイド
「さあ?人形というのはロボットとかですかね」
キース
「かもしれんな」

「ふーん」
ルリファス
「でもそういう場所があるのね」
ジェイド
「思わぬお宝とかあるかもしれませんね」
キース
「可能性はあるが、そんな期待しても意味はないぞ」

「まあそうなんだけど」
ルリファス
「それにしてもおっさん2人ね」
ジェイド
「そうですねぇ、キースよりは若いですけど」
キース
「ふん、嫌味と皮肉しか言えない奴が何を抜かすか」

「あはは」
ルリファス
「この2人は反りが合わなそうね」
ジェイド
「そうでもないですよ」
キース
「そうだな、ジェイドの考案したフォミクリーという技術には興味がある」

「あれだよね、複写機みたいなやつだっけ」
ルリファス
「つまり物を複製出来る技術なのね」
ジェイド
「ええ、ですが禁忌にした理由は人間までも複製出来てしまう事にあります」
キース
「使い方さえ間違わなければ大層な技術だとは思うがな」

「使い方さえ間違わなければだよね、あくまでも」
ルリファス
「そうね、それはあるわ」
ジェイド
「人間のレプリカを作れてしまう事は危惧すべき事ですからね」
キース
「とはいえ錬金術で作った貴重な薬品などを複製して保存しておけるのは助かるんだがな」

「そういう考えもあるのか」
ルリファス
「物は考えようね」
ジェイド
「そうですね、キースのような考えの人間ばかりなら世の中苦労しませんよ」
キース
「技術だろうと力だろうとそれは使い方次第だ、それによって善にも悪にもなる」

「そうだね、それあるかも」
ルリファス
「それが力や技術における心得よね」
ジェイド
「ですね、うちのマスターも言っていましたが皆が皆自分で気づけたら世の中もう少しマシになってますよ」
キース
「自分で気づけないからこそ過ちは起こる、戦争も虐殺もそれを正義だと思い込んで起こるものだ」

「自分で気づけたら、か」
ルリファス
「それが出来たらどんなにいい世の中になっているのやら」
ジェイド
「いい世の中になるとは限りません、ですが自分で気づけないからこそ悲劇は起こるんですよ」
キース
「そういう事だ、自分で気づけたら間違いなど起きん」

「間違いが起こるからこそ悲劇も起きるって事だね」
ルリファス
「そういう事ね、まあ間違いを犯さない人間なんかいないって事よ」
ジェイド
「尤もですね、フォミクリーもそんな間違った使い方を危惧したからこそ禁忌にしたのですよ」
キース
「結局はそれをどう使うかだ、それが人の過ちも正しさも決めてしまう」

「間違った使い方をしても正しい使い方をしてもそれはその人の心って事か」
ルリファス
「そういう事ね、人の心は難しいわ」
ジェイド
「そういう事ですね」
キース
「まあ人なんてものはそんなものだ」

「厳しいようだけどね」
ルリファス
「とはいえね」
ジェイド
「世の中は皮肉なものなのですよ」
キース
「だからこそ報われなければならん、それは結果でな」

「結果…」
ルリファス
「キースらしいわね」
ジェイド
「では行きますか」
キース
「だな」

「うん」
ルリファス
「ええ」



ジェイド
「それでその人形の墓場というのはどこに」
キース
「この先の海岸線だな」

「海岸線なんだ」
ルリファス
「みたいね」
ジェイド
「人形の墓場、なにかいいものがあるといいですね」
キース
「過度な期待はしない方がいいぞ」

「それは分かってるよ」
ルリファス
「でも興味深いわよね」
ジェイド
「そうですね、まあ運がよければですけど」
キース
「ジェイドはそういう所が悪い癖だな」

「あはは」
ルリファス
「司も苦労してるのね」
ジェイド
「司はからかいがいがありますからね」
キース
「ジェイドは若造をイジるのはやめてやれ」

「はぁ」
ルリファス
「やれやれね」
ジェイド
「ふふ」
キース
「その笑みがな」

「だよねぇ」
ルリファス
「大変ね、本当に」
ジェイド
「さて、行きますか」
キース
「だな」

「うん」
ルリファス
「ええ」



ジェイド
「ここが人形の墓場ですか」
キース
「ああ、ここの鉄屑などを集めろ」

「分かった」
ルリファス
「それじゃ行くわよ」



ジェイド
「こういうものですか?」
キース
「ああ、どんどん集めろ」

「了解」
ルリファス
「行くわよ」



ジェイド
「結構拾えますね」
キース
「これならすぐに終わりそうだな」

「どんどん行こうか」
ルリファス
「ええ」



ジェイド
「こんなものか」
キース
「だな、では依頼達成だ」

「それじゃ帰ろうか」
ルリファス
「待って、これ」
ジェイド
「これは…オートマタですね」
キース
「修理すれば動きそうだな、一応回収するぞ」

「それじゃ今度こそ帰ろうか」
ルリファス
「何か来るわ」
魔物
「見つけたわ」
ジェイド
「出ましたね」
魔物
「今度は勝つわよ」
キース
「相手になるぞ」

「負けないよ」
ルリファス
「行くわよ!」
魔物
「斬る!」




「行くよ!」

「ついてこれる!やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!決める!月煌、遥影陣!!」
魔物
「くっ!?」

「アクセル解放!ディーヴァナイト!」

「輝月閃!!」

「負けられ…ないんだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
キース
「行くぞ!」
キース
「万象を成し得る根源たる炎…太古より刻まれしその記憶…我が呼びかけに応え、今ここに甦れ!」
キース
「そして来たるは根源たる炎!エンシェントワン!!」
魔物
「くっ!?」
キース
「アクセル解放!ブーストフィールド!」
キース
「ボルトハンド!!」
キース
「させはしない!時を統べる神の御業、来い!」
キース
「身の程を知るのだな、真の力というものを教えてやろう!ギフトオブワン!!」
ルリファス
「行くわよ!」
ルリファス
「私の領域へようこそ、死に晒しなさい!デスフィールド!!」
魔物
「くっ!?」
ルリファス
「アクセル解放!アサシンハント!」
ルリファス
「ピストンショット!!」
ルリファス
「終わりよ、拘束する!さよなら、デッドワン!!」
魔物
「撤退ね」



ジェイド
「では依頼達成ですね」
キース
「帰るぞ」

「うん」
ルリファス
「ええ」


こうして依頼達成
オートマタは帰って修理する事に

天を貫く塔 第四十話

その頃のアスベル達は


セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「任せておけ」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「もう慣れたよ」
リンメル
「ですよね」
陽炎
「それより行くわよ」



冒険者
「お、行くのか」
セルエン
「うん、負けていられないからね」
冒険者
「ははっ、なら俺も負けないぜ」
アスベル
「お互いにな」
冒険者
「おう、お互いに負けないようにな」
エイプス
「ええ、あなたも負けないのよ」
冒険者
「ああ、そっちもな」
クルル
「任せて」
冒険者
「それじゃ俺は行くぜ、じゃあな」
乃月
「行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「ええ」
陽炎
「行くわよ」



セルエン
「よっし、行くよ」
アスベル
「今回は276層からか」
エイプス
「気合い入れるわよ」
クルル
「任せろ、ドヤァ」
乃月
「うざっ」
フィリー
「もう慣れたよ」
リンメル
「ですよね」
陽炎
「それより行くわよ」



セルエン
「光よ唸れ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ爆ぜよ!」
クルル
「ドーン」
魔物
「ギャァァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「散れ!」
リンメル
「させない!」
陽炎
「燃えろ!」
魔物
「ギャァァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「俺…」
エイプス
「誰か責任取りなさい」
クルル
「知らないし」
乃月
「誰のせいですの」
フィリー
「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」
リンメル
「そのツッコミは何なんですか」
陽炎
「デスノよね」
セルエン
「デスノ?」
アスベル
「…」
エイプス
「どうすんのよ」
クルル
「知らないし」
乃月
「誰のせいですの」
フィリー
「はぁ」
リンメル
「行きますか」
陽炎
「そうね」



セルエン
「光よ唸れ!」
アスベル
「サヨナラだ!」
エイプス
「闇よ爆ぜよ!」
クルル
「ドーン」
魔物
「ギャァァァァァァァ!!」
乃月
「死にさらせ!」
フィリー
「散れ!」
リンメル
「させない!」
陽炎
「燃え上がれ!」
魔物
「ギャァァァァァァァ!!」



セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「俺…」
エイプス
「どうすんのこれ」
クルル
「知らないし」
乃月
「知りませんわよ」
フィリー
「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」
リンメル
「はぁ」
陽炎
「困ったものね」
セルエン
「だよね」
アスベル
「…」
エイプス
「どうすんのこれ」
クルル
「知らないし」
乃月
「誰のせいですの」
フィリー
「ボケかな」
リンメル
「あはは」
陽炎
「ほら、行くわよ」



セルエン
「待って」
アスベル
「隠し部屋か」
エイプス
「行ってみる?」
クルル
「もちろん」
乃月
「では行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「はい」
陽炎
「行くわよ」



セルエン
「これなんだろ」
アスベル
「何かの鍵か?」
エイプス
「一応持ち帰りましょ」
クルル
「だね」
乃月
「では先に進みますわよ」
フィリー
「行くよ」
リンメル
「ええ」
陽炎
「行くわよ」



ノスフェラトゥ
「ケケッ」
セルエン
「ノスフェラトゥ!」
アスベル
「こいつがボスか!」
エイプス
「やるわよ!」
クルル
「ぶっ飛ばす」
乃月
「引き裂いてやりますわ」
フィリー
「それじゃ」
リンメル
「やりますよ」
陽炎
「行くわよ!」
ノスフェラトゥ
「ケケッ」



ノスフェラトゥ
「ケケッ」
セルエン
「勝利ッ!」
アスベル
「それじゃ今日はこの辺で引き上げるか」
エイプス
「そうね」
クルル
「そうしよう」
乃月
「では撤退ですわね」
フィリー
「だね」
リンメル
「それでは」
陽炎
「撤退っと」



セルエン
「それじゃご飯行くよ」
アスベル
「甘口カレー!」
エイプス
「そればっかりね」
クルル
「アスベルだし」
乃月
「それより行きますわよ」
フィリー
「だね」
リンメル
「行きましょう」
陽炎
「そうね、お腹空いたし」


こうしてダンジョン攻略は続く
元の世界にはまだ帰れそうにない

白銀の聖杯

本日の依頼はですね


アルヴィン
「今日の依頼ってなによ」
羽月
「白銀の聖杯を探してこいだそうだ」
珊瑚
「白銀の聖杯?」
シムス
「何かしらそれは」
アルヴィン
「分からん」
羽月
「なんでも聖なる力を集めるとか」
珊瑚
「はぁ」
シムス
「聖なる力を集めるね」
アルヴィン
「何なのかねそれ」
羽月
「さあな」
珊瑚
「ふむ」
シムス
「白銀の聖杯ね」
アルヴィン
「とはいえ今回もそういう胡散臭いもんを探せってか」
羽月
「胡散臭いとはいえ依頼だからな」
珊瑚
「そういう事です」
シムス
「それでもやるのがクランですからね」
アルヴィン
「ま、俺はいいけどな」
羽月
「アルヴィンは傭兵という事もあるな」
珊瑚
「ですね」
シムス
「傭兵だからよね」
アルヴィン
「にしてもシムスはデカいな」
羽月
「その背の高さは大したものだな」
珊瑚
「ですね、凄く大きいです」
シムス
「私だって好きで大きい訳じゃないのよ」
アルヴィン
「男の俺と同じぐらいの身長とか」
羽月
「アルヴィンも結構大きいからな」
珊瑚
「ですね、私はそんな大きくないので」
シムス
「羽月は女の子にしては大きい方よね」
アルヴィン
「だよな、あと居合剣士」
羽月
「剣術は好きだからな」
珊瑚
「それも仕込み傘ですしね」
シムス
「傘に剣を仕込んでいるのよね」
アルヴィン
「凄いよな」
羽月
「剣術は凄いとは思うが、私だって女の子なんだぞ」
珊瑚
「意外と女の子に憧れているんですね」
シムス
「女の子に憧れるね、でもすでに女の子らしいと思うけど」
アルヴィン
「そうだよな、趣味はあれだが」
羽月
「時代劇が好きなのはおかしいか?」
珊瑚
「そうではないですけど」
シムス
「どこか古風なせいなのかしら」
アルヴィン
「かもしれん」
羽月
「むぅ」
珊瑚
「そういう風に見えるんでしょうね」
シムス
「そんな気はするわね」
アルヴィン
「でも俺は羽月は好きだぞ」
羽月
「それは何よりだ」
珊瑚
「アルヴィンさんも隅に置けませんね」
シムス
「そうね、ふふ」
アルヴィン
「そりゃどうも」
羽月
「ふふ、言ってくれる」
珊瑚
「なんかいいですね」
シムス
「そうね、ふふ」
アルヴィン
「行くか」
羽月
「そうだな」
珊瑚
「はい」
シムス
「ええ」



アルヴィン
「それで今日はどこへ行くんだ」
羽月
「山の廃宮殿だそうだ」
珊瑚
「宮殿ですか?」
シムス
「そこに白銀の聖杯があるのね」
アルヴィン
「らしいな」
羽月
「でもそういう場所もあるのだな」
珊瑚
「そうですね、そういう場所は放棄されていたりとかもしますし」
シムス
「ふーん」
アルヴィン
「ま、世の中そういう場所もたくさんあるしな」
羽月
「だな」
珊瑚
「理由があるとはいえ悲しいものです」
シムス
「でもそれが世の中なのよね」
アルヴィン
「でもそういう場所って何に使われるんだ」
羽月
「基本的には研究とかだろうな」
珊瑚
「ええ、研究施設とかですよね」
シムス
「そういうものなのね」
アルヴィン
「つまり引きこもりか」
羽月
「それを言うな」
珊瑚
「全くです」
シムス
「やれやれね」
アルヴィン
「それより行くか」
羽月
「だな」
珊瑚
「はい」
シムス
「そうね」



アルヴィン
「ここが山の廃宮殿か」
羽月
「ああ、それでは調査を開始するぞ」
珊瑚
「はい」
シムス
「ええ」



アルヴィン
「中は荒れてんのな」
羽月
「そうだな、まあ仕方ないかもしれん」
珊瑚
「ですね、廃宮殿ですし」
シムス
「それより進むわよ」



アルヴィン
「その白銀の聖杯ってどこにあるのかね」
羽月
「やはり奥だろうな」
珊瑚
「それしかないと思いますよ」
シムス
「なら奥に行ってみましょう」



アルヴィン
「結構進んだな」
羽月
「奥までもう少しだろうか」
珊瑚
「とりあえず進んでみますか」
シムス
「そうね」



アルヴィン
「ここが一番奥か」
羽月
「これがその白銀の聖杯か、ん?こっちに別の聖杯もあるな」
珊瑚
「なら依頼の白銀の聖杯は渡すとして、こっちは回収しますか」
シムス
「それがよさそうね」
アルヴィン
「それじゃこっちの金の聖杯は回収っと」
羽月
「では依頼達成だな」
珊瑚
「帰りますか」
シムス
「何か来るわ」
魔物
「見つけたわ」
アルヴィン
「出やがったな」
魔物
「今度は勝つわよ」
羽月
「相手になるぞ」
珊瑚
「負けませんよ」
シムス
「行くわよ!」
魔物
「斬る!」



珊瑚
「行きます!」
珊瑚
「忌まわしき音を飲み込む、静寂の終焉!ミュートエンド!!」
魔物
「くっ!?」
珊瑚
「アクセル解放!ブックイリュージョン!」
珊瑚
「ウッドグレイブ!!」
珊瑚
「降り注ぐ心なき伝説の武器よ!果てなき後悔を抱き、輪廻を斬り裂け!レジェンドウェポン!!」
羽月
「行くぞ!」
羽月
「終わらせる!暗き夜に揺らめく刃…最後の月に、名を刻め…水月瀑閃剣!!命を糧としここに爆ぜよ!」
魔物
「くっ!?」
羽月
「アクセル解放!ジェルシールド!」
羽月
「水閃!!」
羽月
「見せてやろう!本気でいかせてもらおう!刹水閃!!刻み込め斬光!」
シムス
「行くわよ!」
シムス
「逃がさない!縛れ!叩き込むわよ!バインドゼロショット!!」
魔物
「くっ!?」
シムス
「アクセル解放!スピードブースト!」
シムス
「ダンシングブロウ!!」
シムス
「行くわよ!全身全霊、叩き込む!チャリオットダンス!!限界を…超える!」
魔物
「撤退ね」



アルヴィン
「それじゃ依頼達成だな」
羽月
「帰るぞ」
珊瑚
「はい」
シムス
「ええ」


こうして依頼達成
金の聖杯はなんなのか

評判の料理屋 第二十三話

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「最近は気温の変化が激しいね」
レイヴン
「それな、暑かったり涼しかったり」
みやび
「そうね、この国ってこんな気温の変動が激しいの?」
レイヴン
「そこまででもないぞ」
彩楓
「でも最近は春なのに暑いわよね」
レイヴン
「それはある」
山風
「だよね」
レイヴン
「にしてもみやびちゃんの落ち着いた物腰は凄いな」
みやび
「そうですか?」
レイヴン
「うん、どこか気品もあるし」
彩楓
「私もみやびみたいになりたいわよ」
レイヴン
「彩楓ちゃんはギャルっぽく見えてピュアだからな」
山風
「ピュアギャルなんだ」
レイヴン
「そうらしい」
みやび
「でも女の子らしいと思いますよ」
レイヴン
「女の子らしさってなんや」
彩楓
「それはあれよ」
レイヴン
「あれじゃ分からん」
山風
「提督も普段からあれって言ってるよね」
レイヴン
「えっと、すまん」
みやび
「でも私からしたら彩楓さんみたいな人が羨ましいですよ」
レイヴン
「憧れは人それぞれなのねぇ」
彩楓
「みたいね、私はみやびみたいなのに憧れるけど」
レイヴン
「そこは人によって違うって事よね」
山風
「うん、あたしはみやびみたいなのがいい」
レイヴン
「ほう」
みやび
「ふふ」
レイヴン
「いいねぇ」
彩楓
「レイヴンも調子がいいんだから」
レイヴン
「はっはっは」
山風
「ふふ」
レイヴン
「ま、俺もそういう性格だからな」
みやび
「なんかいいですね、レイヴンさん」
レイヴン
「むぅ」
彩楓
「ふふ、レイヴンも隅に置けないわね」
レイヴン
「あのな」
山風
「でも提督はそれでこそだよ」
レイヴン
「そういや今は異世界食堂やってる時間なんか」
みやび
「それってアヌークさんのやつですよね」
レイヴン
「せやで」
彩楓
「いいわねぇ、美味しい料理」
レイヴン
「俺も少しぐらいなら作れるぞ」
山風
「さば味噌とか得意だよね」
レイヴン
「得意だな」
みやび
「へぇ、それは凄いですね」
レイヴン
「和食が得意なんでな」
彩楓
「侮りがたし」
レイヴン
「さて、仕事だ」

その頃

アヌーク
「ふんふーん」
アレッシオ
「じぃ」
アヌーク
「アレッシオサンもすっかり馴染んできまシタネ」
クロ
「ふふ、でもいい感じですよね、お二人とも」
アヌーク
「ふふん」
アルファード
「カレーライスお代わりぃ!」
アレッシオ
「あ、はい!」
クロ
「お皿お下げしますね」
アルファード
「うむ」
アヌーク
「お代わりのカレーライスデス」
アレッシオ
「はい」
アレッシオ
「お代わりのカレーライスです」
アルファード
「すまんな」

「ここは…おい、ここはどこだい?扉があったから潜ったんだが」
アヌーク
「おや、いらっしゃいマセ、ここは異世界食堂ことイヌワシ亭デスヨ」
女性
「イヌワシ亭?つまり料理が食えるのか」
アレッシオ
「はい、何か食べますか」
女性
「ならもらうかね」
クロ
「では適当な席にどうぞ」
バーバラ
「ああ、それとあたしはバーバラだよ、よろしくね」
アヌーク
「ハイ、よろしくお願いシマス」
アレッシオ
「おしぼりとお冷とメニューです」
バーバラ
「すまないね」
アレッシオ
「決まったら呼んでくださいね」
バーバラ
「何にするかね…」
アルファード
「美味い!」
クロ
「アルファードさんは分かっていますね」
バーバラ
「おい!注文いいかい!」
アレッシオ
「あ、はい!」
バーバラ
「このマグロステーキっていうのを頼む」
アレッシオ
「分かりました、マグロステーキです!」
アヌーク
「喜んで!」
バーバラ
「それにしてもここは凄いね、まさに異世界って感じだ」

「邪魔するぜ」
アヌーク
「おや、トビサン、お久しぶりデス」
トビ
「おう、今日もさばの味噌煮と泡盛をもらえるか」
アヌーク
「分かりマシタ、では少しお待ちクダサイ」
トビ
「おう」
クロ
「おしぼりとお冷です」
トビ
「すまねぇな」
アヌーク
「ふんふーん」
バーバラ
「いい匂いだね」
アヌーク
「アレッシオサン!マグロステーキデス!」
アレッシオ
「あ、はい!」
アレッシオ
「お待たせしました!マグロステーキです!」
バーバラ
「サンキュ」
クロ
「魚ですか、魚のステーキとは考えたものです」
バーバラ
「こいつは…魚なのにホロッとしてるね、ソースも適度にしょっぱさがあって美味しいね」
バーバラ
「付け合せの野菜も美味しいし、こりゃいいね」
アヌーク
「クロサン!さばの味噌煮と泡盛デス!」
クロ
「はい」
クロ
「お待たせしました、さばの味噌煮と泡盛です」
トビ
「おう、サンキュな」
トビ
「んじゃいただくとするか」
アルファード
「カレーライスお代わりぃ!」
アレッシオ
「はい!」
バーバラ
「このマグロステーキっていうのはマグロっていう魚なんだよね?」
アヌーク
「そうデスヨ、カジキマグロという種類デス」
バーバラ
「へぇ、カジキマグロねぇ」
アヌーク
「お代わりのカレーライスデス!」
アレッシオ
「はい!」
アレッシオ
「お代わりのカレーライスです!」
アルファード
「うむ!」
トビ
「この泡盛っちゅう酒は実に美味い、俺の世界じゃない味だな」
トビ
「さばの味噌煮もこの味噌っちゅうのは俺の世界にはない味だな」
トビ
「うむ、美味い!」
アルファード
「カレーライスはやはりこうでないとな!」



アルファード
「ではワシはそろそろ失礼する、これは代金だ」
アヌーク
「ハイ、確かに受け取りマシタ」
アルファード
「ではまた来る、それではな」
バーバラ
「あたしもそろそろ行くよ、これは代金だ」
アヌーク
「ハイ、確かに受け取りマシタ」
バーバラ
「また来てもいいかい」
アヌーク
「構いまセン、扉は7日に一度なのでその時にドウゾ」
バーバラ
「分かった、それじゃ邪魔したね」
トビ
「俺もそろそろ行くぜ、美味かったぞ、こいつは代金だ」
アヌーク
「ハイ、確かに受け取りマシタ」
トビ
「それじゃ邪魔するぜ、んじゃな」
アヌーク
「さて、では次のお客を待ちマスカ」
アレッシオ
「だね」
クロ
「はい」


こうして食堂は繁盛する
美味しい食事に境界線はない

決戦の島

本日の依頼はですね


スパーダ
「今日の依頼ってなによ」
ミーチェ
「決戦の島の調査だそうですよ」

「決戦の島?」
奏姫
「なにかなそれ」
スパーダ
「知らん」
ミーチェ
「なんでも昔に2人の剣豪が決闘をした島だとか」

「それって巌流島…」
奏姫
「だよね」
スパーダ
「なんだろう、他人事じゃない気がする」
ミーチェ
「どういう意味です?」

「さあ…」
奏姫
「二重の極みアッー!」
スパーダ
「やめろ」
ミーチェ
「なんにしても興味深いですね」

「巌流島…」
奏姫
「ミーチェはそういうの好きなの?」
スパーダ
「そうなのか?」
ミーチェ
「そうですね、歴史における戦士達はとても興味があります」

「へぇ」
奏姫
「ミーチェ君らしいね」
スパーダ
「そうだな、そういう所は男の子だぜ」
ミーチェ
「僕は強くなりたいんですよ、だからスパーダさんも憧れではあります」

「あのミーチェさんがスパーダさんに憧れるなんて…」
奏姫
「なんか意外だわ」
スパーダ
「まあ悪いとは思わねぇな、俺も慕われるようになったんだって」
ミーチェ
「スパーダさんの騎士の五箇条でしたか?それにとても惹かれました」

「五箇条ですか」
奏姫
「そういえばスパーダって騎士なのよね」
スパーダ
「まあな、らしくないとは言われるけどよ」
ミーチェ
「ですがスパーダさんは騎士としての精神を持っています、それは誇るべきです」

「ミーチェさんってそういう所は認めるんでしょうか」
奏姫
「かもしれないね」
スパーダ
「認める所は認めるって事か」
ミーチェ
「当然です、僕は頭ごなしに否定するほど馬鹿ではありません」

「ミーチェさん…」
奏姫
「偉いね」
スパーダ
「ミーチェって素直になれないだけで人格者だよな」
ミーチェ
「人格者なんて呼ばれるほどでもないですよ」

「でもなんか偉いです」
奏姫
「そうだね、ふふ」
スパーダ
「ミーチェも年頃なんだろうな」
ミーチェ
「僕だって若いですからね」

「ですよね」
奏姫
「偉い偉い」
スパーダ
「羨ましい奴め」
ミーチェ
「はぁ」

「ふふっ」
奏姫
「可愛いね」
スパーダ
「おのれ」
ミーチェ
「もうっ」

「いいですね」
奏姫
「うふふ」
スパーダ
「はぁ、行くぞ」
ミーチェ
「ええ」

「はい」
奏姫
「うん」



スパーダ
「それでその決戦の島ってどこよ」
ミーチェ
「この先の海域ですね」

「それでレアバードですか」
奏姫
「そういう事だね」
スパーダ
「にしても決戦の島ねぇ」
ミーチェ
「興味深いです」

「巌流島…」
奏姫
「わくわくするよね」
スパーダ
「だな」
ミーチェ
「スパーダさんも興味あるんですね」

「みたいですね」
奏姫
「二人とも男の子だなぁ」
スパーダ
「まあ何歳になっても男は男って事だな」
ミーチェ
「そういう事です」

「なるほど」
奏姫
「男の子はいいなぁ」
スパーダ
「ミーチェとは意外と気が合うのかもな」
ミーチェ
「かもしれませんね」

「男の子は羨ましいです」
奏姫
「だよね、ふふ」
スパーダ
「それより行くぞ」
ミーチェ
「はい」

「はい」
奏姫
「うん」



スパーダ
「ここがその決戦の島か」
ミーチェ
「とりあえず調査を始めますか」

「ですね」
奏姫
「行くよ」



スパーダ
「ここは普通の島なんだな」
ミーチェ
「ですね、でもここで決闘が行われたんでしょう」

「やっぱり巌流島…」
奏姫
「もう少し調べてみようか」



スパーダ
「ん?誰かいるな」
ミーチェ
「本当ですね」

「誰でしょうか」
奏姫
「あの!すみません!」
女性
「ん?どちら様かな」
スパーダ
「ここの調査に来てるんだよ、あんたは?」
武道
「私は武道、ここの島で暮らしてる侍さ」
ミーチェ
「はぁ」
武道
「それよりあなた達外から来たんだよね、私も連れていってよ」

「いいんですか?」
武道
「暇にしてたし構わないよ」
奏姫
「分かった、ならよろしくね」
武道
「決まりだね、行くよ」



スパーダ
「こんなもんでいいか?」
ミーチェ
「ですね、では依頼達成です」

「帰りますか」
奏姫
「待って」
武道
「何か来るわよ」
魔物
「見つけたわ」
スパーダ
「出やがったな」
魔物
「今度は勝つわよ」
ミーチェ
「相手になりますよ」

「負けません」
奏姫
「それじゃ」
武道
「行くよ!」
魔物
「撃ち抜く!」




「行きます!」

「描きます!天下無双の魔氷陣!出来ました!ピクトフィンブル!!」
魔物
「くっ!?」

「アクセル解放!パーフェクトピクト!」

「氷虹!!」

「止めです!数多の色よ、ここに集え…汝が見る空、優美に染まる!色彩!氷華遥刃!!」
ミーチェ
「行きますよ!」
ミーチェ
「薔薇よ散れ、幻影のように!閃く刃は勝利の誓い!月夜に花咲く、薔薇の剣!ブリンクローズ!!」
魔物
「くっ!?」
ミーチェ
「アクセル解放!エリートファイト!」
ミーチェ
「シュテルンダンス!!」
ミーチェ
「はっ!せあっ!ふっ!はあっ!静寂なる空…無風なる闇の如く…静寂に…斬る!」
ミーチェ
「てりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!ノーブルアンドデストラクト!!」
奏姫
「行くよ!」
奏姫
「螺旋の水よ!行けーっ!水柱瀑射!!」
魔物
「くっ!?」
奏姫
「アクセル解放!リンクトリック!」
奏姫
「水天射!!」
奏姫
「行くよ!泡に閉じ込める!一気に撃ち抜いてあげる!泡愛天水射!!」
武道
「行くわよ!」
武道
「斬り刻む!星に燃えなさい!火道星紋剣!!」
魔物
「くっ!?」
武道
「アクセル解放!ブラストセイバー!」
武道
「火閃撃!!」
武道
「行くよ!獄門より来たる剣、いざ参る!地!水!火!風!そして断ち切る空の剣!二天源剣!!」
魔物
「撤退ね」



スパーダ
「それじゃ依頼達成な」
ミーチェ
「帰りますよ」

「はい」
奏姫
「うん」
武道
「ええ」


こうして依頼達成
その島はかつての決闘の地

グッズを買う

本日も平和なようで


レイヴン
「ふぅ」
山風
「提督、なにそれ」
レイヴン
「映画のグッズだが」
茉優
「映画なんか見に行ってたの?」
レイヴン
「うん、午前中にね」
青葉
「ずるい!」
レイヴン
「別にええやん」
山風
「まあそうなんだけど」
レイヴン
「でもグッズって買いたくなるものよね」
茉優
「そんなものかな?」
レイヴン
「俺は買いたくなるぞ」
青葉
「うーん、でもそういうのって高くない?」
レイヴン
「でも買いたくなるもんでしょ」
山風
「うーん」
レイヴン
「でもこの手のグッズって少し割高よね」
茉優
「それはあるね、エロゲのグッズとか高いし」
レイヴン
「エロゲのグッズはなんであんな高いんや」
青葉
「ゲームがそんな売れないからでは」
レイヴン
「悲しいねぇ」
山風
「でもなんでグッズを作るの?」
レイヴン
「こういうのは大抵小遣い稼ぎよね」
茉優
「お小遣い稼ぎねぇ」
レイヴン
「そう、だからグッズはおまけでいいのよ」
青葉
「でもピンポイントに欲しいグッズとかあるよね」
レイヴン
「あるねぇ、そういうのがニクいわ」
山風
「提督お金持ちだよね」
レイヴン
「そんな持ち合わせてないぞ」
茉優
「とはいえグッズかぁ」
レイヴン
「俺もパンフレットぐらいは買いたいしな」
青葉
「私はシャツとか欲しいですね」
レイヴン
「いいねぇ、シャツ」
山風
「でもなんでグッズってシャツが定番なのかな」
レイヴン
「比較的簡単に作れるからよね」
茉優
「それは分かる」
レイヴン
「だからシャツが定番なのはそういう理由だと思うわ」
青葉
「ボロい商売だよねぇ」
レイヴン
「言ってやるな」
山風
「でもエロゲだとメーカーで特徴とかあるよね」
レイヴン
「分かる、抱き枕特化とか衣料品特化とかあるもんな」
茉優
「それでなんの映画見てきたの」
レイヴン
「最近話題のやつ」
青葉
「それじゃ分かりません」
レイヴン
「でも映画もやっぱり金だなって分かるわね」
山風
「お金がないと作れないもんね」
レイヴン
「そういう事」
茉優
「世の中お金なのは世の真理だよね」
レイヴン
「全くだ」
青葉
「嫌な世の中だねぇ」
レイヴン
「そればかりは仕方ないわよ」
山風
「うーん」
レイヴン
「まあ仕方ないさ」
茉優
「世の中なんてそんなものだからね」
レイヴン
「悲しいけどな」
青葉
「腑に落ちないなぁ」
レイヴン
「さて、仕事だ」

その頃

ベリル
「んー」
七海
「どうしました?」
ベリル
「この前持ち帰った宝石みたいなやつ結局なんなのかなって」
みかも
「あれですか、解析結果出てるんですか」
ベリル
「どうなの」
ソロゥ
「出ているぞ、どうやら機械生命体の核らしい」
ベリル
「機械生命体?」
七海
「つまり機械人でしょうか」
ベリル
「分からん」
みかも
「それでどうなんです」
ベリル
「分かる?」
ソロゥ
「ああ、試してみるか?」
ベリル
「ならやってみようか」
七海
「ですね」
ベリル
「少し怖いけどね」
みかも
「それはそれですよ」
ベリル
「とりあえずお願い」
ソロゥ
「分かった、ではやるぞ、ここを…こうだ」
ベリル
「うわっ」
七海
「眩しい…」
みかも
「眩しいです…」
ソロゥ
「…」
女性
「ここは…」
ベリル
「大きいな」
女性
「ここはどこかしら」
七海
「かくかくしかじかで」
女性
「なるほど、つまり私を目覚めさせたのがあなた達だと」
みかも
「はい」
女性
「ならあなた達の力になるわ、いいわね」
ソロゥ
「それは構わん、よろしく頼む」
シムス
「ええ、それと私はシムスよ」
ベリル
「分かった」
七海
「よろしく頼みますね」
みかも
「よろしくです」
ソロゥ
「では私が案内しよう、行くぞ」
シムス
「ええ」



ソロゥ
「邪魔するぞ」
シムス
「失礼するわよ」
レイヴン
「おう、その体格のいい彼女は?」
ソロゥ
「かくかくしかじかでな」
レイヴン
「なるほど、なら歓迎するぜ」
シムス
「ありがとう」
レイヴン
「おう」
ソロゥ
「では案内してくる、行くぞ」
シムス
「ええ」
レイヴン
「デカいな」
山風
「大きいね」
茉優
「大きいね」
青葉
「デカいわ」



ソロゥ
「さて」
シムス
「…」
ゼロス
「お、美しいお姉様発見」
一葉
「というか大きいわね」
シムス
「シムスよ」
ゼロス
「おう」
一葉
「よろしく」
シムス
「それにしてもここはいい場所ね」
ゼロス
「だろ?楽しくやろうぜ」
シムス
「ええ」
一葉
「それにしても凄いスタイルね」
シムス
「大きいとは言われるわ」
ゼロス
「確かにデカいな」
シムス
「でも大きいのもいいものよ」
一葉
「そんなものかしら」
シムス
「そんなものよ」
ゼロス
「ま、それも個性って事だ」
シムス
「そういう事」
一葉
「うーん」
シムス
「ふふ」
ソロゥ
「やれやれ」


こうしてシムスが加わる事に
大きな女性は好きですか

魔鳥の山

本日の依頼はですね


ロクロウ
「今日の依頼はなんだ」
恭平
「魔鳥の山での採取だって」
成実
「魔鳥の山?」
苺菜
「そこで何を採取するんですか」
ロクロウ
「なんだ」
恭平
「薬草とかみたいだね」
成実
「なるほど」
苺菜
「なら問題なさそうですね」
ロクロウ
「でも魔鳥の山か」
恭平
「その山には巨大な魔鳥が住んでるらしいよ」
成実
「はわわ、おっかないですね」
苺菜
「襲われたりしないでしょうか」
ロクロウ
「たぶん平気だろ」
恭平
「意外と楽観的だね」
成実
「でもその方がいいかもですね」
苺菜
「そうかもしれませんね」
ロクロウ
「それにしても苺菜はそんな怖いものか?」
恭平
「目つきは確かに悪いけど、可愛いよね」
成実
「うん、足が出る私よりは」
苺菜
「でも目つきが悪いってよく言われて、それでバイトの面接も連戦連敗で」
ロクロウ
「まあ素なのかはしらんが、たまにサディスティックな発言かますのは凄いか」
恭平
「あはは、それはあるかも」
成実
「でもクランだと喫茶店で働いてるよね」
苺菜
「はい、人気なんです」
ロクロウ
「…特殊性癖にか?」
恭平
「ロクロウがサラっと失礼だ」
成実
「でも苺菜さんは私からしたら羨ましいなぁ」
苺菜
「なんか恥ずかしいです」
ロクロウ
「とはいえ俺からしたら普通に可愛い女の子に見えるが」
恭平
「だよね、それはあるかも」
成実
「天然サディストなのはあれだけど」
苺菜
「私サディストなんですか?」
ロクロウ
「それも天然のな」
恭平
「ロクロウってズバッと言うよね」
成実
「容赦ないです」
苺菜
「むぅ」
ロクロウ
「とはいえ苺菜は教養の高さは窺えるよな、それは大したもんだ」
恭平
「確か家は大きな和風の家なんだっけ?」
成実
「凄いですね、お金持ちですか」
苺菜
「確かに家は大きいですけど、私はもっと外の世界を見たかったので」
ロクロウ
「それでバイト探して挙句海外にまで出たってか」
恭平
「そのバイタリティだけは凄いよね」
成実
「全くです」
苺菜
「国内でも少しだけ働いてたんです、でも外国に行くのが夢で」
ロクロウ
「それでって事か」
恭平
「外国が好きなのかな」
成実
「そうだと思います」
苺菜
「はい、だから外国で1人で何とかやってみたくて」
ロクロウ
「偉いな、そればかりは」
恭平
「大したものだよね」
成実
「全くですよ」
苺菜
「なので今は幸せです」
ロクロウ
「さて、行くか」
恭平
「だね」
成実
「はい」
苺菜
「ええ」



ロクロウ
「それでその魔鳥の山はこの先か」
恭平
「うん、そうだよ」
成実
「魔鳥に襲われないといいですけど」
苺菜
「流石に平気だと思いますよ」
ロクロウ
「まあ油断は禁物って事だな」
恭平
「だね」
成実
「クワバラクワバラ」
苺菜
「あはは」
ロクロウ
「そういえば成実は敬語なのか?」
恭平
「クランだと砕けた話し方も使ってるよね」
成実
「あ、はい、一応本来は敬語なんですけど、言われるなら砕けた話し方も」
苺菜
「なるほど」
ロクロウ
「そういう事な」
恭平
「そういうのが使い分けられるって立派だよね」
成実
「まあ軍事学校の卒業ですから、目上に敬語を使うのはそこできちんと教わりました」
苺菜
「そういえばそうでしたね」
ロクロウ
「軍隊で敬語使えない奴は真っ先にクビだからな」
恭平
「そういうものなんだね」
成実
「クビというか厳しい補習とかそういうのがありますからね」
苺菜
「軍隊って厳しいんですね」
ロクロウ
「軍隊なんてそんなもんだ」
恭平
「なるほどねぇ」
成実
「少なくとも上官にタメ口とか聞いたら折檻ですよ」
苺菜
「流石は軍隊ですね」
ロクロウ
「行くか」
恭平
「だね」
成実
「はい」
苺菜
「はい」



ロクロウ
「ここが魔鳥の山か」
恭平
「うん、薬草とかを採取してね」
成実
「分かりました」
苺菜
「では行きますか」



ロクロウ
「こういうのでいいのか」
恭平
「うん、そんな数は必要ないから」
成実
「ならどんどん行きましょう」
苺菜
「ですね」



ロクロウ
「もう少しか」
恭平
「だね、どんどん行こう」
成実
「ですね」
苺菜
「行きますよ」



ロクロウ
「こんなもんか」
恭平
「それじゃ依頼達成かな」
成実
「では帰りますか」
苺菜
「あれ?誰かいますね、あの!」
女侍
「ん?なんだ、お前達は」
ロクロウ
「あんたこんなとこで何してるんだ」
女侍
「この山に住むという魔鳥に挑みにきた」
恭平
「はぁ」
女侍
「そうだ、お前達の仲間になってやるから力を貸してくれ」
成実
「まあいいですけど…」
エロイド
「決まりだな、私はエロイドだ」
苺菜
「はい、よろしくお願いします」
エロイド
「では行くぞ」



ロクロウ
「ここか」
恭平
「何か来る!」
魔鳥
「クァッ!!」
成実
「こいつですね」
苺菜
「ズタズタにしてあげます」
エロイド
「やるぞ!」
魔鳥
「キェーーーーッ!!」



成実
「行くよ!」
成実
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!燃えろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
魔鳥
「クァッ!?」
成実
「アクセル解放!メガフット!」
成実
「紅蓮脚!!」
成実
「逃がさないよ!受けなさい!爆牙業炎襲!!これで最後だよ!」
成実
「後悔するんだね」
恭平
「行くよ!」
恭平
「終わらせる!剣よ唸れ!輝け!青き心!これで終わりだ!双連神水斬!!」
魔鳥
「クァッ!?」
恭平
「アクセル解放!ウォータースター!」
恭平
「幻水刃!!」
恭平
「水よ、この剣に宿れ!受けよ水鎖!縛鎖!水竜吼!!飲み込めえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
苺菜
「行きます!」
苺菜
「斬り裂け氷刃!吹き飛んで!氷刃乱閃!!」
魔鳥
「クァッ!?」
苺菜
「アクセル解放!サディストファイト!」
苺菜
「絶天刃!!」
苺菜
「行きます!凍りつきなさい!蔑みの刃、斬り刻む!氷血凍刃撃!!一閃!」
エロイド
「行くぞ!」
エロイド
「幻影一閃!斬り裂け!幻魔十裂閃!!」
魔鳥
「クァッ!?」
エロイド
「アクセル解放!セイバーウェポン!」
エロイド
「水崩閃!!」
エロイド
「行くぞ!時空よ、歪め!貴様の命運ここに尽きたり!妖剣時空断!!」
エロイド
「我が剣に斬れぬものなし」
魔鳥
「クァァァァァ…」



ロクロウ
「それじゃ依頼達成だな」
恭平
「帰るよ」
成実
「はい」
苺菜
「はい」
エロイド
「うむ」


こうして依頼達成
魔鳥は何度倒しても蘇る

責任とか

本日も平和なようで


レイヴン
「んー」
山風
「提督?何見てるの」
レイヴン
「ん?ああ、この前の会見の動画」
羽月
「会見?」
レイヴン
「そう、例の強制わいせつのやつね」
芳乃
「それはあれよね、例の農家アイドルの」
レイヴン
「そうそれ」
山風
「あれ加害者が悪いのは当然だけど、どこか変だよね」
レイヴン
「そもそも未成年の娘をホイホイ深夜に外に出すもんかね」
羽月
「それに親の監督責任なども問われる案件だろう、これは」
レイヴン
「まあ加害者が悪いのは言うまでもないけどな」
芳乃
「そうね、でも被害者にも違和感があるのは確かよね」
レイヴン
「だな、被害者を責めようとも思わんが、こればかりは違和感があるわ」
山風
「親は何をしてたんだろうね」
レイヴン
「この手の問題は大体は親の責任で片付くんだがな、それを許さない空気はある」
羽月
「嫌なものだな、そもそも親がきちんと躾けなければ子供が非行に走るのも無理はない」
レイヴン
「それな」
芳乃
「でも女の私が言うのもあれだけど、最近男の人が叩かれすぎよね」
レイヴン
「それはある、もはやこのまま行くと男という概念がセクハラになりそうだ」
山風
「概念がセクハラって」
レイヴン
「それぐらいの空気はあるよな、うちの女子達はそういうのないけども」
羽月
「だが男尊女卑なのも私は分かる気がするがな、お世辞にも女というのは綺麗な生き物ではない」
レイヴン
「羽月ちゃんがそれを言うんか」
芳乃
「でも男社会が形成されたのと同じで、女社会もそんなものよ」
レイヴン
「ふーん」
山風
「でも現実の女性ってそんなものなのかな」
レイヴン
「現実と言うか近年の話よね、それ」
羽月
「確かにそれは言えるかもしれん、昔はそういう事も声高に言う人は少なかった」
レイヴン
「そういう発想がなかったのか、それともってとこか」
芳乃
「そうね、だからそれが時代の変化って事よ」
レイヴン
「そうなぁ、元々の話に戻すけど加害者が悪いのは当然としても、男の扱いがな」
山風
「やっぱり被害者にも落ち度はあるのかな」
レイヴン
「あるんだろうな、とはいえ断りにくいとは思うのもある」
羽月
「そうなると結局は親の教育に帰結してしまうな」
レイヴン
「そうだな、だからこそ親の監督責任も問うべき案件だわ」
芳乃
「でもそれを言うと許さないっていう勢力もいるのよね」
レイヴン
「だな、世の中息苦しくなったもんだ」
山風
「だけどその事件も加害者が悪いけど、被害者も変な感じはするよね」
レイヴン
「その子はこの連休明けに学校行けるんかね」
羽月
「そればかりは心配な話だな」
レイヴン
「少なくとも何もないとは思えんしな」
芳乃
「学校いったら虐められたりしないかが心配よね」
レイヴン
「だな、その子も何もないと思いたいわな」
山風
「こんな大事になってるもんね」
レイヴン
「そうね、だからこそこういう事件は怖いものよ」
羽月
「被害者とはいえその子が無事でいられるとも思えないからな」
レイヴン
「そうだな、そればかりは心配だわ」
芳乃
「事件の事の重大さを理解しているといいけど」
レイヴン
「さて、仕事だ」

その頃

クレア
「はい、どうぞ」
萌楓
「ありがとうございます」
クレア
「それにしてもピーチパイが食べたいなんてね」
スール
「だって美味しいんだもん」
クレア
「それはどうもね」
千夏
「クレアさんのピーチパイは絶品ですからね」
クレア
「とりあえず今切り分けてあげるわね」
萌楓
「はい」
クレア
「入刀っと」
スール
「いい匂いだぁ」
クレア
「はい、どうぞ」
千夏
「いただきまーす」
クレア
「ふふ」
萌楓
「んー、おいひぃれす」
クレア
「すっかり気に入ったのね」
スール
「んまー」
クレア
「焦らなくても逃げないわよ」
千夏
「これこそがクレアさんのピーチパイですね」
クレア
「もう」
萌楓
「ふふ、でもこの味は覚えたいですね」
クレア
「満足した?」
スール
「もっちろん」
クレア
「ならよかったわ」
千夏
「んまー」
クレア
「ふふ」

その頃

レイヴン
「ふぅ」
山風
「今日は涼しい方だね」
レイヴン
「だな」
羽月
「夏かと思う暑さだからな」
レイヴン
「全くだ」
芳乃
「最近の天気は大変ね」
寿
「失礼します、お客さんが見えてるわよ」
レイヴン
「おう、通していいぞ」
寿
「こっちよ、どうぞ」
女の子
「失礼します」
レイヴン
「えっと、どちら様かね」
奏姫
「空薙奏姫です、イナルナから話は聞いてると思うけど」
レイヴン
「ああ、それってアンドロイドのあれかね」
奏姫
「うん」
レイヴン
「分かった、ならよろしく頼む」
奏姫
「うん、よろしくね」
レイヴン
「それじゃ寿ちゃん、あとは任せた」
寿
「ええ、行くわよ」
奏姫
「うん」
レイヴン
「イナルナちゃんもいろいろやるもんだ」
山風
「だね」
羽月
「大したものだな」
芳乃
「全くね」
更紗
「失礼するわよ、お客さんが見えてるわよ」
レイヴン
「また?通していいぞ」
更紗
「こっちよ、どうぞ」
内気そうな女の子
「失礼します」
活発そうな女の子
「失礼します」
真面目そうな女の子
「失礼します」
山風
「えっと、自己紹介頼んでいいかな」
星名
「風間星名です」
あきら
「五辻あきらです」
みやび
「久慈川みやびです」
羽月
「うむ、それで用件は新人募集でいいのか」
星名
「うん、そうだよ」
あきら
「面白そうな求人だったから」
みやび
「私はターミナルで一緒になったの」
芳乃
「ええ、それじゃ参加は認めるからよろしくね」
星名
「本当にあっさりなんだね」
あきら
「ですね」
みやび
「とりあえずよろしくお願いしますね」
レイヴン
「それで質問とかあるかね」
星名
「お風呂とか食事とかは」
山風
「食事は食堂、お風呂は地下に混浴の大浴場があるよ、時間内なら自由だから」
あきら
「仕事とかは」
羽月
「基本的には好きにやっていい、あと副業をしてもらうぞ」
みやび
「分かったわ、あとは周囲に訊くから」
芳乃
「分かったわ」
レイヴン
「それと戦いの方は問題ないかね」
星名
「問題ないよ」
あきら
「同じく」
みやび
「問題ありませんよ」
山風
「分かった」
羽月
「では更紗、あとは任せた」
芳乃
「頼むわね」
更紗
「ええ、行くわよ」
星名
「うん」
あきら
「はい」
みやび
「ええ」
レイヴン
「一気に来たな」
山風
「だがそれがいい」
羽月
「だな」
芳乃
「ふふ」

その頃

更紗
「大体は分かったかしら」
星名
「うん」
あきら
「問題ないですよ」
みやび
「同じく」
ジェイド
「おや、新しい人ですか」
真理
「そのようだな」
更紗
「今は案内中だからあとでね」
ジェイド
「ええ、では行きますよ」
真理
「ではな」
更紗
「行くわよ」
星名
「うん」
あきら
「はい」
みやび
「はい」


こうして1人と3人が加わる事に
今年も少しずつ集まってきた

意思を持つ武器 恵風の蒼刃

とある情報を得た為情報の場所へとやってきていた


シェリア
「この辺りかしら、情報の場所は」

「みたいですね、なんでも突然優しい風が吹いたとか」
茉子
「優しい風ですか?」
レネ
「それはどういう事なのでしょうか」
シェリア
「さあ?」

「よく分かりませんね」
茉子
「ですね、どういう事でしょう」
レネ
「うーん」
シェリア
「優しい風ね」

「そんなの珍しくもないような」
茉子
「だと思いますが」
レネ
「そうですね」
シェリア
「それでどうするの」

「調べてみます?」
茉子
「それがよさそうですね」
レネ
「決まりですね、行きますよ」



シェリア
「なにもないわね」

「あるのは土ばかりですね」
茉子
「荒野ですしね」
レネ
「嘘だと通報するのは親告罪ですよ」
シェリア
「それでどうするの」

「調査は続行でいいですよ」
茉子
「でも何を調べます?」
レネ
「そうですね…」
シェリア
「何かないのかしら」

「何かですか」
茉子
「そんなものあるんですかね」
レネ
「情報とか」
シェリア
「情報ねぇ」

「そんなのあるんですかね」
茉子
「意外とあるんじゃないですか」
レネ
「そうですね」
シェリア
「あるといいけど」

「うーん」
茉子
「あると助かりますが」
レネ
「あるものなのでしょうか」
シェリア
「それかヒントとか」

「ヒントですか」
茉子
「あるといいですね」
レネ
「意外とあるかもしれませんね」
シェリア
「落ちてたりしないかしら」

「落ちてたらいいですけど」
茉子
「落ちてるものなのでしょうか」
レネ
「落ちてたら助かりますが」
シェリア
「ん?何か光ってるわよ」

「転送の魔法陣ですね」
茉子
「なんでそんなものが?」
レネ
「さあ?」
シェリア
「なら入ってみるだけね、行くわよ」

「あ、待ってください」
茉子
「どうします?」
レネ
「迷っても仕方ないですよ」
茉子
「ですね、行きますよ」
レネ
「はい」



シェリア
「ここは…」

「遺跡ですかね、風が吹いてます」
茉子
「なんなのでしょう、ここは」
レネ
「さあ…」
シェリア
「何かあるのかしら」

「何かですか」
茉子
「ん?マナを感じませんね、ここは隔離された世界みたいです」
レネ
「本当ですね、なんなのでしょう」

ようこそ、恵風に揺れる乙女よ

シェリア
「声がするわね、誰かしら」

僕の名は蒼刃・天恵、恵風の力を秘めた短剣だよ


「もしかして私ですか?」

うん、君になら僕の恵風の力は相応しい

茉子
「恵風ですか、言いますね」

その力は恵みの風なのさ

レネ
「言いますね」

さて、それじゃ僕は奥で待っているよ。力を求めるなら来るといい

シェリア
「だそうよ」

「行きますよ、恵風の力を受け取りに」
茉子
「決まりですね」
レネ
「行きますよ」



シェリア
「そういえば恵ってお兄さんがいるのよね」

「いますよ」
茉子
「恵さんのお兄さんですか」

「はい、素敵なお兄ちゃんです」
レネ
「最近というか、妹はお兄さんを好きなものなんですか」

「そりゃもう」
シェリア
「でも現実にそんな話聞いた事もないんだけど」

「そうですか?」
茉子
「実際姉や妹を性的な対象として見てたらそれは危険人物ですよ」

「うぐはぁっ」
レネ
「流石にそれは危ないですよね」

「で、でも好きなのはいいですよね」
シェリア
「好きなだけならね」

「うぐっ」
茉子
「まあそれはそれですよね」

「でも私はお兄ちゃんラブですよっ」
レネ
「困った人ですね」

「はぁ」
シェリア
「ふふ、でも恵はそれでこそよね」

「褒められてるんですかね」
茉子
「たぶん」

「腑に落ちません」
レネ
「ま、まあまあ」

「むぅ」
シェリア
「それより行くわよ」

「ですね」
茉子
「行きますか」
レネ
「ですね」



シェリア
「行き止まりね」

「目の前には大岩ですね」
茉子
「壊せという事ですかね」
レネ
「でもどうやって?」
シェリア
「そうね」

「私には無理ですよ」
茉子
「なら私がやります、下がっててもらえますか」
レネ
「はい」
茉子
「行きますよ」
茉子
「はあっ!!」
シェリア
「流石ね」

「見事です」
茉子
「これで進めますね」
レネ
「ですね」
シェリア
「それじゃ行くわよ」

「はい」
茉子
「行きましょう」
レネ
「はい」



シェリア
「あれかしら」

「ですね、緑に囲まれた祭壇なので間違いないです」
茉子
「美しいですね」
レネ
「機能美ですね」

ようこそ、恵風に揺れる乙女よ

シェリア
「あなたが天恵ね」

うん、僕こそが恵風の短剣の天恵だよ

茉子
「恵風とは言いますね」

その力は恵みの風なのさ

レネ
「言いますね」

さて、それじゃこっちに来て。僕に相応しい筈だよ


「はい」

さあ、手に取って


「やっ!!」
シェリア
「凄いわね」
茉子
「本物の力ですね」
レネ
「ええ、本物の風の力です」

「これが…自然と手に馴染みますね」

これからは力になるよ、よろしくね


「はい、こちらこそ」

忘れないでね、力とは時に大切なものを守れるのだと


「ですね、私もそれを守りたいですから」

その守りたいものは自分の側にある、いいね


「はい、それを覚えておきます」

大切なものは身近にある、いいね


「はい」

さて、それじゃ戻りなよ。大切な場所へ


「はい」

「お待たせしました」
シェリア
「恵の大切なものね」
茉子
「そんなの言うまでもありませんか」
レネ
「ですね」

「当たり前です」
シェリア
「それでこそね」
茉子
「そうでなくては」
レネ
「それでこそ恵さんです」

「ドヤッ」
シェリア
「それじゃ帰るわよ」
茉子
「あそこに転送の魔法陣がありますよ」
レネ
「では帰りますか」

「はーい」

「力は時に大切なものを守れる、ですか。尤もですね」

「私が守りたいものは決まってますよ」

「それに幸せがなんなのかも分かってるつもりです」

「何も変わらない事が幸せ、そんな受け売りですけどね」

「何も起きない事が幸せとは言ったものですよね」

「何かが変わる事、そして変わらない幸せ」

「私はそんな幸せをこれからも、です」

「さて、戻りますか」


こうして恵は恵風の力を手にした
自分にとっての守りたいものとはなにか
そんなものは言わずともである
幸せとはなんなのだろうか
考えても答えは出ないものである
だがクランで聞いたその言葉に心が揺らめく
何も変わらない事が幸せというその考え
平凡で変わらぬ日常こそが幸せなのだと
恵はそんな当たり前を改めて見つめ直す
その当たり前がどれだけの幸福だったのか
本当の幸福とは平凡な何も変わらない日常
だからこそそんな当たり前に人は気づかないのたろう
当たり前というものがどれだけの幸せであるかを
恵風の乙女関谷恵は進む、当たり前の先にある未来へと
次の武器をご期待ください

裏の書

本日の依頼はですね


リフィル
「今日の依頼は何かしら」
エリシャ
「えっと、裏の書を探してきてくれとか」
美紅
「裏の書?」
フィエ
「なんですかそれ」
リフィル
「さあ?何かの書物よね」
エリシャ
「なんでも裏魔法の事が記された書物だそうよ」
美紅
「裏魔法?」
フィエ
「それってクランでも一部の人が使えますよね」
リフィル
「そうね、でも裏魔法って興味があるわよ」
エリシャ
「失われた魔法って訳でもないのよね、ただ使い手が少ないっていうだけよ」
美紅
「へぇ」
フィエ
「確かにそんな聞かない魔法ですよね」
リフィル
「そうね、だからこそ興味があるのよ」
エリシャ
「分かるわ」
美紅
「裏魔法ねぇ、どんな魔法があるのかしら」
フィエ
「相手の能力に依存して威力の決まる魔法とかありますね」
リフィル
「へぇ」
エリシャ
「裏魔法って面白いのよ、こっちが強いほど大きなダメージ受けたりする魔法があるから」
美紅
「厄介ねぇ」
フィエ
「だから裏魔法は特殊なんですよ、それだけ難解な魔法でもありますし」
リフィル
「だから使い手が少ないのね」
エリシャ
「ええ、裏魔法自体は今も現役だけど、難しいから使おうとする人が少ないのよね」
美紅
「難しい魔法なんて面倒なだけだものね」
フィエ
「ついでに特殊性が強いから使い勝手もよくないんですよ」
リフィル
「魔法っていうのもそれだけあるのね」
エリシャ
「そうね、でもそれが魔法の奥深さよ」
美紅
「あたしには魔法の事はさっぱりだわ」
フィエ
「そもそも魔法にも簡単なものから難しいものまでありますからね」
リフィル
「そうね、それを理解出来るかがコツよね」
エリシャ
「一般的な人が使ってるものはそんな難しくもないものね」
美紅
「ふーん」
フィエ
「難解な魔法は特殊性も強かったりしますし」
リフィル
「そうなのよね、一般的な魔法とは違うからこそよ」
エリシャ
「魔法の事は専門的な知識だものね」
美紅
「そういうものなのね」
フィエ
「魔法って古代語なんですけど、簡単なものから難解なものまで多様なんですよ」
リフィル
「私も古代語はよく調べるけど、難解なものもたまに出てくるのよ」
エリシャ
「リフィルは考古学者だものね」
美紅
「専門って訳ね」
フィエ
「ですね」
リフィル
「でもおかげで興味深い魔法を会得出来てたりもするわよ」
エリシャ
「流石はリフィルね」
美紅
「新しい魔法を覚えるとか」
フィエ
「でもそれでこそですよね」
リフィル
「ふふ、古代語はいいわよ」
エリシャ
「マッドね」
美紅
「でもリフィルはマッドなぐらいがいいわよ」
フィエ
「あはは」
リフィル
「人をなんだと思ってるの」
エリシャ
「うふふ」
美紅
「それでこそね」
フィエ
「はぁ」
リフィル
「それより行くわよ」
エリシャ
「ええ」
美紅
「そうね」
フィエ
「はい」



リフィル
「それで今回はどこへ行くのかしら」
エリシャ
「えっと、古びた里ね」
美紅
「古びた里?」
フィエ
「そんな場所があるんですね」
リフィル
「そこで裏の書を探すのね」
エリシャ
「そうなるわね」
美紅
「そうね」
フィエ
「裏の書、どんな事が書いてあるんでしょうか」
リフィル
「裏魔法に関しては興味があるのよね」
エリシャ
「リフィルらしいわね」
美紅
「リフィルは歴史とか好きだものね」
フィエ
「ただ暴走されるのは流石に」
リフィル
「なにか?」
エリシャ
「そこは困ったものよね」
美紅
「全くよね」
フィエ
「あはは」
リフィル
「あのねぇ」
エリシャ
「うふふ」
美紅
「やれやれね」
フィエ
「でもそれでこそよね」
リフィル
「それより行くわよ」
エリシャ
「ええ」
美紅
「そうね」
フィエ
「はい」



リフィル
「ここがその古びた里ね」
エリシャ
「たぶん書物が残ってる筈だからそれを探すのよ」
美紅
「了解よ」
フィエ
「では行きましょう」



リフィル
「やっぱり人とかはいないのね」
エリシャ
「そうね、放棄されてるみたいだし」
美紅
「でも書物とかは残ってるのよね」
フィエ
「だと思いますが」
リフィル
「とりあえず探してみましょ」
エリシャ
「そうね」
美紅
「行くわよ」
フィエ
「はい」



リフィル
「うーん」
エリシャ
「誰かいるわよ」
美紅
「本当ね」
フィエ
「誰でしょうか、あの!」
亜人
「あら、どちら様かしら」
リフィル
「あなたは?」
レムア
「レムア、ここに住んでるの」
エリシャ
「こんな古びた所に?」
レムア
「あなた達はなにか探しもの?」
美紅
「かくかくしかじかで」
レムア
「なら案内するわよ、ついでに私もあなた達の仲間にしなさい」
フィエ
「それは構いませんけど」
レムア
「決まりね、ついてきて」



リフィル
「これかしら」
レムア
「ええ、好きなものを持っていきなさい」
エリシャ
「ありがとう」
美紅
「それじゃ回収するわよ」
フィエ
「ですね」
レムア
「…」



リフィル
「それじゃ依頼達成ね」
エリシャ
「帰るわよ」
美紅
「そうね」
フィエ
「待って」
レムア
「何か来るわ」
魔物
「見つけたわ」
リフィル
「出たわね」
魔物
「今度は勝つわよ」
エリシャ
「相手になるわよ」
美紅
「負けないから」
フィエ
「それじゃ」
レムア
「行くわよ!」
魔物
「斬る!」



美紅
「行くわよ!」
美紅
「塵も残さないわよ!行くわよ!浄火滅焼閃!!」
美紅
「熱い炎に抱かれて眠りなさい!」
魔物
「くっ!?」
美紅
「アクセル解放!フレイムクロス!」
美紅
「炎牙閃!!」
美紅
「解放するわよ!勝負を決める!炎になって、突き、抜ける!必殺!スカーレット・モーメント!!」
エリシャ
「行くわよ!」
エリシャ
「風精の息吹よ、その力ここに放ちて全てを縛る鎖となれ!シルフィード!!」
魔物
「くっ!?」
エリシャ
「アクセル解放!ボルトハリケーン!」
エリシャ
「創世満ちる処に我はあり…再誕の門開く処に汝あり…出よ!双鳴の雷!ブレンサンダー!!」
フィエ
「行きます!」
フィエ
「無限の波よ、その力ここに放ちて全てを飲み込む波動となれ!インフィニティウェイブ!!」
魔物
「くっ!?」
フィエ
「アクセル解放!スピリットマジック!」
フィエ
「シルヴァリアファング!!」
フィエ
「行きます!永遠の輪よ、ここに具現し永遠に幕を引く力を解き放て!エタニティリング!!」
レムア
「行くわよ!」
レムア
「汝の武装を刃へと変えよ!装備効力ダメージ!!」
魔物
「くっ!?」
レムア
「アクセル解放!マジックロック!」
レムア
「デバフフォース!!」
レムア
「汝が持ちし力を刃へと変えよ!能力依存ダメージ!!」
魔物
「撤退ね」



リフィル
「それじゃ依頼達成ね」
エリシャ
「帰るわよ」
美紅
「ええ」
フィエ
「ですね」
レムア
「行くわよ」


こうして依頼達成
その書物は帰って解読する事に